JP4191575B2 - 視線誘導反射体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主に道路に沿って延設されたガードレール、街路柵等に連続して取り付けられ、車両の前照灯からの光を再帰反射して視線誘導効果を得る視線誘導反射体及びその製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1にはあらかじめ表面が反射化されたまたは柔軟性反射材で被覆された小ストランド複数本を一定の撚り角度をもつように撚合して成る合成または天然繊維または金属線またはこれらの樹脂被覆線から成る反射性小ロープを、目的とする線状連続体の好ましくはほぼ撚り目に沿ってらせん状に巻き付け、必要に応じてその上面全体を透明性樹脂皮膜で被覆してなることを特徴とする超角度再帰反射性線状連続体が開示されている。
特開昭53−146592号公報
しかしながら、特許文献1に記載の如き方法で、多方向からの車両からの前照灯等の光を反射させようとすると、構造が精密且つ複雑なもので形成が煩雑となり、製造コストが高いものとなる。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、簡便に形成が可能で、低い製造に係わるコストで多方向への反射性を具備できる視線誘導反射体及びその製造方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる視線誘導反射体は、筒状の本体周囲に本体の延びる方向と略直交する方向に断面半円状の突起部が延設され、該突起部の表面からガラスビーズが突出されて埋設されている視線誘導反射体であって、前記突起部は、前記本体に対して螺旋状に設けられ、且つ前記本体と前記突起部とが一体に成形されていると共に、前記本体に補強用の繊維が埋設されていることを特徴とするものである。
また本発明に係わる視線誘導反射体の製造方法は、スパイラル成形機を用いて、まず第一の押出機のダイスから吐出させた平板状の成形物を円筒状に成形しつつその外周に補強用の繊維を被着し、更にその外周面上に第二の押出機のダイスから吐出させた上面に突起部が突設された断面凸字状の成形物を螺旋状に被覆させ、そして前記突起部の表面にガラスビーズを散布すると共に、該ガラスビーズに圧力を加えて突起部の表面に突出させて埋設させることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる視線誘導反射体によれば、ガラスビーズを突設させて埋設した断面半円状の突起部を本体の延びる方向と略直交させて本体周辺に設けるのみで簡便に形成できて製造コストが低く、且つ多方向からの車両の前照灯からの光を再帰反射できる視線誘導反射体を得ることができる。
また前記発明によれば、突起部が連続することで形成が容易なものとなり、また一体に成形されていることで位置のずれの発生や外れる恐れが少なくなり好ましい。
また請求項2の発明によれば、筒状の本体及びその周囲の突起部は同時且つ一体に成形するにおいては、本体の押出成形時に同時に突起部を設けることで本体及び突起部の形成が容易なものとなり、また連続した視線誘導反射体を形成することができ好ましい。
また本発明において、本体が可とう性を有するものであれば、突起部が本体の延びる方向と略直交していることで、突起部を変形させたり、突起部周辺にかかるストレスを少なくして視線誘導反射体を曲げて曲面やカーブに沿わせて設置することが容易となり好ましい。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる視線誘導反射体の、実施の一形態を示す正面からの一部破断面図である。視線誘導反射体10は、可とう性に富むエチレン酢酸ビニル共重合体(以下EVA樹脂とする)からなり補強用のナイロン繊維Fが埋設された筒状の本体2に、螺旋状に比較的硬質のEVA樹脂からなる棒状体Bが、半ば本体2に埋設されることで本体2の周囲に断面半円状の突起部1が形成されているものである。
図2は、突起部1の詳細を示す断面図である。ガラスビーズ3は突起部1の表面から突出されて埋設されており、突起部1の表面ほぼ全体に亘って埋設されていることで直交する方向から入射する光L1や平行する方向と小さい角度で入射する光L2及びL3等、あらゆる方向から入射する光に対してガラスビーズ3により再帰反射がなされることで、視線誘導反射体10は夜間においてあらゆる方向から入射する車両からの前照灯の光を再帰反射して視線誘導を行うことができる。尚、ガラスビーズ3はアミノシランカップリング剤により表面処理がなされて突起部1からの脱離が抑えられている。
図3は、視線誘導反射体10の設置の一例を示す説明図である。視線誘導反射体10がガードレールGに取り付けられる場合には、支柱G1に取り付けられた防護板G2の、凹部G21に嵌着されるように取り付けられることで、ガードレールGの前面からそれ程突出させることなく視線誘導効果を得ることができる。
図4は、道路周辺に取り付けられた視線誘導反射体の効果について説明する平面図である。車道R1とR2とがT字に交差する交差点に設置された視線誘導反射体10Aは、その延設方向と小さい角度を持って入射する光L2やL3を再帰反射して延設方向の車道R1を走行する車両C2及びC3の運転者の視線を誘導するが、更に延設方向と直交する方向の車道R2を走行する車両C2の前照灯からの光L1についても再帰反射して、交差点の存在を明りょうに表現し、交通安全に繋げることができる。
また、カーブしている車道R3の外側に配置された視線誘導反射体10Bは、相対向する車両C3の前照灯からの光L4を再帰反射して、カーブの存在を明りょうに示すことができる。実際には前照灯からの光L4は平面方向に拡がりを持つものであり、それらの光を高い割合で再帰反射させることで、視線誘導効果はより高いものとなされる。
図5は、本発明に係わる視線誘導反射体の、製造方法の一例を示す説明図である。本例は熱可塑性合成樹脂を用いたスパイラル成形による押出成形による視線誘導反射体の製造方法を示すが、スパイラル成形機Kを用いて、まず第一の押出機E1のダイスD1から平板状の成形物S1を吐出させつつその外周に織機Mからの繊維を被着し、更にその上に第二の押出機E2のダイスD2から上面に突起部1が突設された断面凸字状の成形物S2を吐出させて成形物S1及び繊維Fの外周面に被覆させる。ダイスD2から吐出された軟化状態の成形物S2の上面には、ホッパーHからガラスビーズが散布され、散布されたガラスビーズは成形物S1及びS2が円筒状に形成された後にローラーRにより圧力が加えられることで、より強固に突起部1に埋設される。スパイラル成形機Kにより本体2は矢印Y方向に回転しながら進んでおり、ローラーRはスパイラル成形に支障を来さない程度の圧力を加えておくのみで、連続的にガラスビーズを埋設することができる。
本体2周囲にガラスビーズが埋設された突起部1が設けられた成形体は冷却機Cにより冷却され視線誘導反射体10となるが、かかるスパイラル成形による押出成形を行って形成することで、極めて簡便な方法となり製造に係わるコストは低いものとでき、また連続した視線誘導反射体10を得ることができ、例えば形成した視線誘導反射体10を連続した視線誘導反射体10は道路周辺に取り付けられる場合でも取り付けに係わる作業が簡潔なものとなり得る。
突起部1表面に突出させて埋設させるガラスビーズについては、ダイスD2から吐出された時点で成形物S2上に散布させる方法に限定されず、成形物S2上の突起部1を形成する合成樹脂に配合して共に押出してもよく、またダイスD2の吐出後に限らず、本体2周囲に成形された突起部1が溶融又は軟化状態の内に突起部1上に散布してよく、更にまたガラスビーズの散布後、ローラーRにより圧力を加える前に予熱炉等を用いて予熱を行って、ガラスビーズの予熱及び本体2の軟化を図ってもよい。
ガラスビーズを突起部1に埋設すべく圧力を加えるローラーRとしては、例えば図6に示す如く円筒のロール本体R1の中央部付近の外周面を、突起部1と略補完形状となる窪みR2としておくことで、突起部1及びその周辺に散布されたガラスビーズに対して十分な圧力を加えることが容易となり好ましい。
本体2を形成する材料としては、軟質のEVA樹脂の如く可とう性に富むものを用いれば、カーブや曲面への取り付けが容易になると共に、輸送時においても利点があるが、特に限定されるものではなく、ブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴム、エチレンプロピレンターポリマー、ウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、スチレン−ブタジエン系やポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系等のエラストマーなどの各種合成ゴムや合成樹脂等を用いることができ、また押出成形が可能なものを好適に用いることができる。
突起部1については、本体2に棒状体を埋設する方法に限定されず、断面半円状の成形体を本体2周囲に接着、溶着等して形成してよい。突起部1を形成する合成樹脂についても特に限定されるものではないが、押出成形が可能な熱可塑性のものが好ましく、また押出成形時等に本体2周囲に溶着する場合には、本体2と相溶性を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのが、本体2との一体化を図る上で好ましい。
ガラスビーズ3についても特に粒径、材質等を限定するものではないが、突起部1に埋設する際に脱離しないように適宜表面処理を施しておくのが好ましく、アミノシラン系カップリング剤、アミノチタン系カップリング剤、ニトリル系カップリング剤、グリシドキシシラン系カップリング剤等の正帯電性のものや、窒素以外のシラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤、エポキシシランカップリング剤、アクリルシランカップリング剤等を、突起部1を形成する合成樹脂との接着性を考慮して適宜用いてよい。
本発明に係わる視線誘導反射体の、実施の一形態を示す説明図である。 図1における突起部の詳細を示す断面図である。 視線誘導反射体の取り付けの一例を示す説明図である。 本発明に係わる視線誘導反射体の、取り付けによる効果の例を示す平面図である。 本発明に係わる視線誘導反射体の、製造方法の一例を示す説明図である。 図5におけるローラーの好ましい一例を示す説明図である。
符号の説明
1 突起部
2 本体
3 ガラスビーズ
10 視線誘導反射体

Claims (2)

  1. 筒状の本体周囲に本体の延びる方向と略直交する方向に断面半円状の突起部が延設され、該突起部の表面からガラスビーズが突出されて埋設されている視線誘導反射体であって、前記突起部は、前記本体に対して螺旋状に設けられ、且つ前記本体と前記突起部とが一体に成形されていると共に、前記本体に補強用の繊維が埋設されていることを特徴とする視線誘導反射体。
  2. 請求項1に記載された視線誘導反射体の製造方法であって、スパイラル成形機を用いて、まず第一の押出機のダイスから吐出させた平板状の成形物を円筒状に成形しつつその外周に補強用の繊維を被着し、更にその外周面上に第二の押出機のダイスから吐出させた上面に突起部が突設された断面凸字状の成形物を螺旋状に被覆させ、そして前記突起部の表面にガラスビーズを散布すると共に、該ガラスビーズに圧力を加えて突起部の表面に突出させて埋設させることを特徴とする視線誘導反射体の製造方法。
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