JP4191455B2 - カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体と、フォーカスレンズを含む撮影レンズを内蔵し該カメラ本体に対し光軸方向に移動するレンズ鏡胴とを備え、その撮影レンズを経由してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ本体に対して光軸方向に進退することが自在なレンズ鏡胴を有するカメラにあっては、そのレンズ鏡胴内に配設されたモータなどに信号を供給するためにフレキシブル基板が用いられることがある。このフレキシブル基板はカメラ本体側の制御部からの信号をレンズ鏡胴が動いても伝えることができるような柔軟性を持った部材である。したがってレンズ鏡胴が動いてもその柔軟性によって制御部とレンズ鏡胴に配設されたモータとの間の電気接続が確実に保たれる。
【0003】
しかしレンズ鏡胴にはカム筒、駆動筒といった部材が多数設けられており、それらの部材に干渉しないようにフレキシブル基板を配設することはなかなか難しい。そこでこのフレキシブル基板をうまくレンズ鏡胴内に実装するための提案が数多く報告されている。
【0004】
たとえば、レンズ鏡胴内の空きスペースをうまく利用してそのスペース周辺にガイドを設けて、レンズ鏡胴が前後に動いたとしてもそのガイドによってフレキシブル基板をガイドしてスペース内にうまく収容するようにしたものがある(たとえば特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
また支持部材を設けてその支持部材にフレキシブル基板を這わせて空きスペース部にうまく撓みを配設するようにした例も紹介されている(たとえば特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−27311号公報
【特許文献2】
特開平2000−28897号公報
【特許文献3】
特開平7−191251号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
いずれの特許文献においてもレンズ鏡胴が前後したとしてもフレキシブル基板がレンズ鏡胴内のスペースにうまく配設されるような効果的な手段が講じられてはいるが、フレキシブル基板がレンズ鏡胴の移動中に左右にずれた場合の対応策についてはなんら触れられていない。もしその対応策を考えると、特許文献1〜2のものではレンズ鏡胴内にスペースを形成する部材側に設けられたガイドの幅をフレキシブル基板の幅よりも大きくしなければならず、また特許文献3のものではフレキシブル基板を支持する支持部材の幅をフレキシブル基板の幅よりも大きくしなければならない。しかしこのようなことを行なうとレンズ鏡胴の大型化を招き、ひいてはカメラ全体の大型化を招く。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構成でフレキシブル基板をレンズ鏡胴内に配設することができる小型のカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のカメラの1つは、カメラ本体と、フォーカスレンズを含む撮影レンズを内蔵しそのカメラ本体に対し光軸方向に移動するレンズ鏡胴とを備え、該撮影レンズを経由してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラにおいて、
上記レンズ鏡胴に固定された、上記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカスモータと、
上記カメラ本体に配備された、上記フォーカスモータを駆動する駆動部と、
上記カメラ本体に一端が支持されて光軸方向前方に延びるとともに前方に延びた先端部がU字状に折り曲げられることにより折曲部を形成してなる支持部材と、
上記駆動部に一端が接続されて上記支持部材に沿って前方に延び、上記折曲部内側に挟まれるようにして一端が折り返されるとともに、再度折り返されて上記フォーカスモータに他端が接続されてなる帯状部分を有するフレキシブル基板とを備え、
上記折曲部は、折り曲げられた先端に孔が設けられたものであり、
上記フレキシブル基板は、その折曲部に挟まれて折り返された部分に上記孔に挿入された切片を有するものであることを特徴とする。
【0010】
上記本発明のカメラによれば、上記折曲部の先端の孔に、上記フレキシブル基板の切片が挿入されることにより、折曲部の先端でフレキシブル基板が位置決めされてフレキシブル基板がレンズ鏡胴の移動中に左右に動いたとしても、その折曲部の先端からフレキシブル基板がはみ出すといったことがなくなる。この折曲部の先端周辺に、たとえばレンズ保持枠を配設するとレンズ保持枠とその折曲部との間にさほど大きな空間を持たせる必要がなくなり、レンズ保持枠とともにその支持部材の折曲部をレンズ鏡胴内に高密度に実装することができる。したがって、支持部材の折曲部近傍に配設される部材をその支持部材に近接させて配設することが可能となり、レンズ鏡胴並びにカメラ全体の小型化を図ることができる。
【0011】
また上記本発明のカメラの構成要素である上記折曲部と上記フレキシブル基板の構成には、上記態様とは異なる態様が考えられる。その異なる態様としては、カメラ本体と、フォーカスレンズを含む撮影レンズを内蔵し該カメラ本体に対し光軸方向に移動するレンズ鏡胴とを備え、該撮影レンズを経由してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラにおいて、
上記レンズ鏡胴に固定された、上記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカスモータと、
上記カメラ本体に配備された、上記フォーカスモータを駆動する駆動部と、上記カメラ本体に一端が支持されて光軸方向前方に延びるとともに前方に延びた先端部がU字状に折り曲げられることにより折曲部を形成してなる支持部材と、
上記駆動部に一端が接続されて上記支持部材に沿って前方に延び、上記折曲部内側に挟まれるようにして一端が折り返されるとともに、再度折り返されて上記フォーカスモータに他端が接続されてなる帯状部分を有するフレキシブル基板とを備え、
上記折曲部は、折り曲げられた先端が折り曲げられた内側に向かって突出した突起を有し、
上記フレキシブル基板は、上記折曲部に挟まれて折り返された部分に上記突起が挿入された孔を有するものが挙げられる。
【0012】
このようにすると、上記折曲部の突起が上記フレキシブル基板の孔に挿入されることで上記フレキシブル基板が位置決めされ、前者と同様の効果が得られる。この結果レンズ鏡胴の小型化並びにカメラ全体の小型化を図ることができる。
【0013】
このように折曲部の先端でフレキシブル基板が位置決めされてフレキシブル基板の位置が左右にずれたとしてもその折曲部近傍では前者では孔と切片によって後者では突起と孔とによってフレキシブル基板が位置決めされて左右のずれが防止される。とはいってもフレキシブル基板の長さが長くなってくると、フレキシブル基板の、上記折曲部から離れた部分が、上記折曲部によって挟まれた部分を回動中心にして左右にずれないとも限らない。
【0014】
そこで、上記フレキシブル基板は、上記折曲部に挟まれて折り返された部分の幅が、該折り返された部分よりも前後の部分の幅よりも狭幅に形成されたものであるとより一層望ましい態様になる。
【0015】
つまり、上記フレキシブル基板が、フレキシブル基板の、上記折曲部によって挟まれた部分を回動中心にして左右にずれると、上記折り返された部分の左右の角のいずれか一方が、支持部材からはみ出し、周囲の部材と干渉する恐れがあるがこのような態様にすることで上記折り返された部分の左右の角が支持部材からはみ出すとことがより一層防止される。またそのフレキシブル基板が狭幅に形成された部分の長さを長くすればするほど、その支持部材の折曲部からフレキシブル基板がはみ出すといったことが防止される区間が長くなる。そうすると上記支持部材の折曲部からフレキシブル基板がはみ出すことがさらに防止され、その支持部材の折曲部近傍に配設される部材を、より一層折曲部に近づけて配設することができるようになり、レンズ鏡胴並びにカメラ全体のさらなる小型化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は本発明の実施形態をカメラの外観を示す図である。
【0018】
図1(a)にはこのカメラ100のレンズ鏡胴がカメラボディ100aに収納された状態が示されている。図1(a)ではレンズ鏡胴が沈胴され、カメラボディ100a内に収納されて、その収納されたレンズ鏡胴に内蔵された撮影光学系に光が侵入しないようにカバー101がかけられた状態が示されている。
【0019】
カメラボディ100aの上部にはレリーズ釦102と電源スイッチ103とが配備されており、図1(a)では電源スイッチ103がオフ側に倒されている。またフレーミングを行なうためのファインダ104がカメラボディ100aの正面上方に設けられており、そのファインダ104の横には閃光発光窓105が設けられている。
【0020】
図1(a)に示した電源スイッチ102がオフ側からオン側に切り替えられると、図1(b)に示すようにレンズ鏡胴110が繰出される。
【0021】
このレンズ鏡胴内には撮影光学系が内蔵されており、レンズ鏡胴の動きにあわせて内部の撮影レンズが撮影に応じた位置に配置される。
【0022】
図2はレンズ鏡胴内の構成を示す断面図である。図2(a)はレンズ鏡胴が沈胴された状態を示す図であり、また図2(b)はレンズ鏡胴が繰出された状態を示す図である。
【0023】
図2(a)を参照して主な構成を説明する。
【0024】
図2(a)に示すようにカメラボディ100a側のマウント部100bに固定筒111がねじ100cによって固定されている。この固定筒111には直進溝111aが設けられており、その溝111aにはレンズ保持枠112のカムピン112aが係合している。またその固定筒111の外周部にその内周部が接するようにしてカム筒113が配設されている。このカム筒113には直進溝111aに斜めに交叉するようなカム溝113aが設けられており、カム筒113が回転するとレンズ保持枠112が有するカムピン112aが直進溝111aに案内されてカムピン112aとともにレンズ保持枠112が光軸に対して前後に移動するようになっている。
【0025】
一方レンズ保持枠112には撮影レンズ112bが保持されており、カム筒113が回転するとレンズ保持枠112とともにこの撮影レンズ112bも光軸方向に前後に移動する。この実施形態のカメラでは、フォーカスに最も大きく寄与するフォーカスレンズ114aがカム筒113の回転によって動く構成にはなっておらず、レンズ保持枠112の先端部に配設されているフォーカスレンズ駆動用のモータ115によって動かされるようになっている。そのモータ115にはリードスクリュー115aが連結されており、このリードスクリュー115aの歯がフォーカスレンズ114aを保持するレンズ保持枠114のラック部材114bに噛合している。したがってモータ115が回転してリードスクリュー115aが回転することによって光軸方向に対してフォーカスレンズ114が前後に動く。このモータ115をレンズ鏡胴110の繰出あるいは沈胴動作にしたがって回転させるため、図示しない制御部に一端が接続されたフレキシブル基板116がこのモータ115の接続端子115bに接続されている。このフレキシブル基板116を介して制御部からモータ115に信号が供給されるとモータ115が回転するようになっている。このフレキシブル基板116をカメラボディ100a側のマウント部100bを通して配設することができるようにマウント部100bには貫通孔100dが設けられている。またこの貫通孔100dの付近にはそのフレキシブル基板116を支持するための支持部材117がマウント側から光軸方向前方に向かって配設されている。
【0026】
この支持部材117はカメラボディ100a側のマウント部100bに一端がねじによって固定されている。支持部材117は、この一端から光軸方向前方に延び、前方に延びた先端部がU字状に折り曲げられることにより支持部材117には折曲部117aが形成されている。この支持部材117に這わせるようにしてフレキシブル基板116が配設されている。このフレキシブル基板116はその一端がカメラボディ100a側の制御部の端子に接続されてその支持部材117に沿って前方に延び、支持部材117の折曲部117a内側に挟まれるようにして一旦折り返されるとともに、再度折り返されてモータ115に他端が接続されている。レンズ保持枠112側には、そのフレキシブル基板116をレンズ保持枠112の先端部にあるモータ115まで到達させるための空間部112cが設けられている。
【0027】
図2(a)に示した沈胴状態にあっては、そのレンズ保持枠112の空間部112cにフレキシブル基板116とともに支持部材117の終端部117aが挿入された状態が示されている。図2(a)に示すように沈胴されたときにはフレキシブル基板117に撓みを持たせて、レンズ保持枠112とその空間部112cおよびカメラボディ100a側のマウント部100bとの間の空間部にうまくフレキシブル基板が置かれている。
【0028】
この沈胴状態からレンズ鏡胴110が繰出されたときには、図2(b)に示すようにフレキシブル基板116がレンズ鏡胴110内のレンズ保持枠112とカメラボディ100a側のマウント100b部との間の空間部に支持部材117によって撓みなく支持された状態で置かれる。
【0029】
前述したように支持部材117はカメラボディ100a側のマウント部100bに一端が支持されて光軸方向前方に延びているのでレンズ保持枠112の空間部112cをその支持部材117に対向する位置に設けておけば、支持部材117がガイドとなってうまくレンズ保持枠112の空間部112cに、フレキシブル基板116を挿入することができる。
【0030】
以上のような構成でフレキシブル基板116がレンズ鏡胴110内に配設されている。
【0031】
ここで支持部材の折曲部にフレキシブル基板116がどのように配設されているかを、図3を参照して説明する。
【0032】
図3は支持部材117の折曲部117aとその折曲部117aに挟み込まれるフレキシブル基板116の構成を示す図である。図3(a)は支持部材117の折曲部117aの構成を示す図、また図3(b)はその折曲部117aの構成を示す断面図、また図3(c)はその折曲部117aに挟み込まれる部分のフレキシブル基板116の構成を示す図である。
【0033】
図3(a)に示すように支持部材117の折曲部117aの頂点部に支持部材117が折り曲げられた方向に向けて突起117cが設けられている。図3(c)にはそのフレキシブル基板116の構成を示してあり、フレキシブル基板116が折り返される部分の折曲線の部分の中央に、支持部材117の突起117cに嵌め込まれる孔116aが設けられている。この支持部材117の突起117cが図3(b)に示すようにフレキシブル基板116の孔116aに嵌め込まれてフレキシブル基板116が配設されている。
【0034】
したがって図3(c)に示す折曲線に沿って折り返されたフレキシブル基板116を、支持部材117の折曲部117aの内側のスペースに挿入していき、フレキシブル基板116の孔116aを支持部材117の突起117cにあわせて配設すると、フレキシブル基板116が要領よく位置決めされて支持部材117の折曲部117aの内側に配設され、フレキシブル基板116の左右のずれが抑制される。さらにフレキシブル基板を挟み込むU字状の折曲部117a部分に適度な挟持力を持たせれば、フレキシブル基板116の左右のずれがさらに抑制される。
【0035】
このようにして支持部材に配設されたフレキシブル基板が支持部材とともにレンズ鏡胴内に組み込まれた状態が図2には示されている。
【0036】
したがって、レンズ鏡胴が光軸方向に対して前後に動いても、フレキシブル基板116が折曲部近傍で左右にずれるといったことがなくなる。
【0037】
図4は支持部材の折曲部とその折曲部に挟み込まれるフレキシブル基板の別の構成を示す図である。
【0038】
図4に示す支持部材117は、その折曲部117aに孔117dが設けられたものであり、ここではその折曲部117aに挟まれて折り返されて帯状に形成されてなるフレキシブル基板116の側に、その孔117dに挿入される切片116bが設けられている。図4に示す例では、その切片116bが折曲部117aの先端の孔117dに嵌め込まれてフレキシブル基板116が位置決めされてフレキシブル基板116の左右のずれが抑制される。図3と同様に左右にずれないようにU字状の折曲部117aに適度な挟持力を持たせれば、フレキシブル基板116の左右のずれがさらに抑制される。
【0039】
また、万が一、レンズ鏡胴の移動中にフレキシブル基板116に過度の張力が加わるといった事態が発生しても、支持部材117の折曲部117aにフレキシブル基板116が挟み込まれているだけなのでフレキシブル基板116がその折曲部117aから離脱することによってフレキシブル基板116への損傷を免れるといった効果もある。
【0040】
図3、図4の構成でフレキシブル基板が位置決めされてフレキシブル基板116の左右の位置ずれに対しても充分に対応することができるが、さらにフレキシブル基板が折り返されて帯状に形成されてなる部分を、その部分の前後の部分よりも狭幅にしておくと、さらに顕著な効果が得られる。
【0041】
図5は、フレキシブル基板116が折り返されてなる帯状の部分をその部分の前後よりも狭幅に形成した例を示す図である。図5(a)は支持部材117の折曲部内側に折り返されて帯状に形成されてなるフレキシブル基板116の構成を示す図、図5(b)はその効果を説明するための図である。
【0042】
図5(a)に示すようにフレキシブル基板116の折り返されて帯状部分の形成される部分116cが図5(c)のように狭幅に加工されている。このように加工されたフレキシブル基板116が折曲線に沿って折り曲げられて支持部材117の折曲部117aに挟み込まれ、フレキシブル基板ともどもその支持部材がレンズ鏡胴に配設される。ここで、フレキシブル基板の狭幅の部分116cが折曲部117に挟まれているので、フレキシブル基板116の、折曲部117aによって挟まれた部分を回動中心にしてフレキシブル基板が左右にずれるといった事態が起きても、フレキシブル基板の折り返された部分の左右の角のいずれか一方がその折曲部117aからはみ出すといったことが防止される。そうすると図5(b)に示すように、レンズ鏡胴が沈胴したときに、フレキシブル基板116が左右に振られて動いたとしてもレンズ保持枠112の空間部112cの端部にフレキシブル基板116が接触し難くなる。したがって空間部112cの大きさを小さくすることができ、その空間部の大きさを小さくすることによってレンズ保持枠の小型化を図ることができる。さらにレンズ鏡胴を小型にすることができるので、カメラボディ全体の小型も図ることができる。
【0043】
以上説明したように本発明のカメラによれば、支持部材の折曲部とフレキシブル基板双方に設けられた位置決め機構によって、フレキシブル基板の左右のずれを防止することができ、支持部材の折曲部とレンズ保持枠とを近づけてレンズ鏡胴内に配設することができるため、レンズ鏡胴の小型化を図ることができる。またレンズ鏡胴の小型化によってカメラ全体の小型化をも図ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のカメラによれば、簡単な構成でフレキシブル基板をレンズ鏡胴内にコンパクトに配設することができる小型のカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すカメラの外観を示す図である。
【図2】図1のカメラのレンズ鏡胴が沈胴したときと、繰出されたときの状態を示す断面図である。
【図3】支持部材の折曲部の構成と、その折曲部の内側に配設されるフレキシブル基板の構成を示す図である。
【図4】支持部材の折曲部の構成と、その折曲部の内側に配設されるフレキシブル基板の構成の別の例を示す図である。
【図5】フレキシブル基板の一部が他の部分よりも狭幅に形成された場合のフレキシブル基板の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 カメラ
100a カメラボディ
110 レンズ鏡胴
111 固定筒
112 レンズ保持枠
112a カムピン
112b レンズ
112c 空間部
113 カム筒
114 フォーカスレンズのレンズ保持枠
114a フォーカスレンズ
115 モータ
116 フレキシブル基板
116a 孔部
116b 切片
116c 狭幅部
117 支持部材
117a 支持部材の折曲部
117b 支持部材の終端部
117c 突起
117d 孔

Claims (2)

  1. カメラ本体と、フォーカスレンズを含む撮影レンズを内蔵し該カメラ本体に対し光軸方向に移動するレンズ鏡胴とを備え、該撮影レンズを経由してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラにおいて、
    前記レンズ鏡胴が、フレキシブル基板の一部が収容される、光軸方向前後双方に開口した空間部を有し、
    前記レンズ鏡胴に固定された、前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカスモータと、
    前記カメラ本体に配備された、前記フォーカスモータを駆動する駆動部と、
    前記カメラ本体に一端が支持されて光軸方向前方に延びるとともに前方に延びた先端部がU字状に折り曲げられることにより折曲部を形成してなり、前記レンズ鏡胴が前記カメラ本体側に移動した際に該折曲部が前記空間部に収容される支持部材と、
    前記駆動部に一端が接続されて前記支持部材に沿って前方に延び、前記折曲部内側に挟まれるようにして一旦折り返されるとともに、再度折り返され前記空間部を通過して前記フォーカスモータに他端が接続されてなる帯状部分を有するフレキシブル基板とを備え、
    前記折曲部は、折り曲げられた先端に孔が設けられたものであり、
    前記フレキシブル基板は、該折曲部に挟まれて折り返された部分に前記孔に挿入された切片を有するものであって、
    さらに、フレキシブル基板の、前記折曲部に挟まれた部分のうちの折り返された側の一部分の幅が、該部分の前後の部分の幅よりも狭幅に形成されたものであることを特徴とするカメラ。
  2. カメラ本体と、フォーカスレンズを含む撮影レンズを内蔵し該カメラ本体に対し光軸方向に移動するレンズ鏡胴とを備え、該撮影レンズを経由してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラにおいて、
    前記レンズ鏡胴が、フレキシブル基板の一部が収容される、光軸方向前後双方に開口した空間部を有し、
    前記レンズ鏡胴に固定された、前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカスモータと、
    前記カメラ本体に配備された、前記フォーカスモータを駆動する駆動部と、
    前記カメラ本体に一端が支持されて光軸方向前方に延びるとともに前方に延びた先端部がU字状に折り曲げられることにより折曲部を形成してなり、前記レンズ鏡胴が前記カメラ本体側に移動した際に該折曲部が前記空間部に収容される支持部材と、
    前記駆動部に一端が接続されて前記支持部材に沿って前方に延び、前記折曲部内側に挟まれるようにして一旦折り返されるとともに、再度折り返され前記空間部を通過して前記フォーカスモータに他端が接続されてなる帯状部分を有するフレキシブル基板とを備え、
    前記折曲部は、折り曲げられた先端が折り曲げられた内側に向かって突出した突起を有し、
    前記フレキシブル基板は、前記折曲部に挟まれて折り返された部分に前記突起が挿入された孔を有するものであって、
    さらに、前記フレキシブル基板の、前記折曲部に挟まれた部分のうちの折り返された側の一部分の幅が、該部分の前後の部分の幅よりも狭幅に形成されたものであることを特徴とするカメラ。
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