JP4191334B2 - 精密可変型長尺ビーム光学系 - Google Patents

精密可変型長尺ビーム光学系 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ビームを整形するためのビーム整形光学系に関し、特にシリンダアレイタイプのビームホモジナイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビームホモジナイザーは、アモルファスシリコンのレーザアニーリングに代表される用途に用いられるが、基板の大型化と高スループット化の要求に伴い、よりレーザビームの長尺化が要求されている。また、長尺方向と直行するビーム幅方向に関しては、これまでと同様のエネルギー密度を確保するため、ビーム長が大きくなる分だけ、より線幅の小さなビームが要求されている。すなわち、長尺方向はより長尺化、ビーム幅方向はより細線化という極端なビーム形状が要求されるわけであるが、実用化のためには、ビーム幅方向のエッジの急峻性と、全長尺範囲にわたる均一性という条件が満たされる必要がある。
【0003】
ここで、シリンダアレイタイプのビームホモジナイザは、シリンダアレイで分割して形成した2次光源をコンデンサレンズで重ね合わせて均一ビームを形成するという構成をとっている。このようなビームホモジナイザとしては、上記の均一面を直接加工面とするタイプと、この均一面を物面としてイメージングレンズで加工面に再結像させるタイプとがある。特に0.5mm以下の細いビームを形成しようとした場合、前者のタイプでは、レーザ拡がり角により絞り込める最小ビームサイズに限界がある。従って、安定して細いビームを形成しようとした場合は、後者のタイプで縮小投影するほうが確実である。
【0004】
後者のタイプを選択した場合、長軸方向については200mmあるいはそれ以上の長さのビームが要求されるため、長軸方向についてはイメージングを行わずにコンデンサレンズによって直接短軸方向のイメージング結像面に均一ビームを形成する構成、すなわちシリンドリカルレンズによって短軸のみイメージングする構成を用いることが多い。短軸用のイメージングレンズとしては、長軸方向に母線をもったシリンドリカルレンズが使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなビームホモジナイザでは、シリンドリカルレンズの母線断面において、光軸に対してある程度以上の角度を有する斜入射光が入射する場合、見かけ上のパワーが光軸に平行な直入射光よりも大きくなり、ガウス像面の手前で短軸断面の光が集光してピントずれをおこす。このようなピントずれに対応する像面湾曲の量を実用上間題ない程度に抑えるためには、加工面で同じビーム長を得ることを前提として、長尺側のNAを充分小さくすることによってシリンドリカルレンズへの入射角度を抑えるしかなかった。
【0006】
そこで、本発明は、像面湾曲を低減して、全長尺範囲で均一なビームを形成することができる小型のビーム整形光学系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のビーム整形光学系は、線条ビームを形成するものであって、短軸方向に関して、ビームを分割する短軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を重ね合わせる短軸側コンデンサレンズと、前記2次光源を重ね合わせた位置である物面を所定の加工面である像面に縮小投影するイメージングレンズとを備え、長軸方向に関して、ビームを分割する長軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を前記所定の加工面上で重ね合わせる長軸側コンデンサレンズとを備えるとともに、前記加工面側でテレセントリックとなっていることを特徴とする。
【0008】
この場合、長軸方向では、前記加工面側でテレセントリックとなっているので、イメージングレンズに入射するビームをほぼ光軸に平行にすることができ、イメージングレンズへの入射角に依存して結像位置がずれることを防止できる。つまり、像面湾曲をなくして均一なビームを形成することができる。また、テレセン性により、長軸方向についてフォーカスがずれても、ビーム長はほとんど変化しない。なお、長軸側コンデンサレンズは、シリンダレンズ等からなり、イメージングレンズよりも光源側に配置される。
【0009】
また、上記光学系の好ましい態様では、前記短軸方向に関して、前記加工面側でテレセントリックとなっていることを特徴とする。
【0010】
この場合、短軸方向についてフォーカスがずれても、ビーム幅はほとんど変化しない。
【0011】
本発明の別のビーム整形光学系は、線条ビームを形成するものであって、短軸方向に関して、ビームを分割する短軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を重ね合わせる短軸側コンデンサレンズと、前記2次光源を重ね合わせた位置である物面を所定の加工面である像面に縮小投影するイメージングレンズとを備え、長軸方向に関して、ビームを分割する長軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を前記所定の加工面上で重ね合わせるとともに当該所定の加工面における像面湾曲を補正するトーリックレンズを有する長軸側コンデンサレンズとを備えることを特徴とする。
【0012】
この場合、長軸側コンデンサレンズが、所定の加工面における像面湾曲を補正するトーリックレンズを有するので、像面湾曲をなくして均一なビームを形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る第1実施形態のビーム整形光学系の構造を説明する図である。図1(a)は、線条ビームの長軸方向(すなわち長尺方向)に関する図であり、図1(b)は、線条ビームの短軸方向(すなわち幅方向)に関する図である。
【0014】
このビーム整形光学系は、照射光である光ビームを発生するレーザ光源(図示を省略)からの光ビームを線状にして所定強度で所定の加工面である被照射面IS上に入射させる線条ビームホモジナイザであり、レーザ光源からの光ビームを長軸側に関して分割して複数の2次光源を形成する長軸側シリンダアレイ群10と、レーザ光源からの光ビームを短軸側に関して分割して複数の2次光源を形成する短軸側シリンダアレイ群20と、長軸側に関して分割された光ビームを重ね合わせて被照射面IS上に入射させる長軸側コンデンサレンズ系30と、短軸側に関して分割された光ビームを重ね合わせてスリット状の短軸マスク60に入射させる短軸側コンデンサレンズ系40と、物面に配置された短軸マスク60を像面に配置された被照射面IS上に縮小投影するイメージングレンズ50とを備える。
【0015】
長軸側シリンダアレイ群10は、第1及び第2シリンドリカルレンズアレイ10a、10bからなる。ここで、第1シリンドリカルレンズアレイ10aは、線条ビームの長軸方向の断面に曲率を有し光源側に凸の複数のシリンドリカルレンズをそれらの母線に垂直な方向に連結した構造を有する。第2シリンドリカルレンズアレイ10bも、第1シリンドリカルレンズアレイ10aと同一の構造を有する。両シリンドリカルレンズアレイ10a、10bの働きにより、長軸側に関して光ビームを5分割して5つの2次光源を形成することができる。なお、長軸側シリンダアレイ群10を第1及び第2シリンドリカルレンズアレイ10a、10bに分けているのは、両者の相対距離を変えて合成焦点距離を変更することによって、ビームサイズ(ビーム長)を可変にするためである。
【0016】
短軸側シリンダアレイ群20は、第3及び第4シリンドリカルレンズアレイ20a、20bからなる。ここで、第3シリンドリカルレンズアレイ20aは、線条ビームの短軸方向の断面に曲率を有し光源側に凸の複数のシリンドリカルレンズをそれらの母線に垂直な方向に連結した構造を有する。第4シリンドリカルレンズアレイ20bは、線条ビームの短軸方向の断面に曲率を有し、像側に凹の複数のシリンドリカルレンズをそれらの母線に垂直な方向に連結した構造を有する。両シリンドリカルレンズアレイ20a、20bの働きにより、短軸側に関して光ビームを5分割して5倍の2次光源を形成することができる。なお、短軸側シリンダアレイ群20を第3及び第4シリンドリカルレンズアレイ20a、20bに分けているのは、両者の相対距離を変えて合成焦点距離を変更することによって、ビームサイズ(線幅)を可変にするためである。
【0017】
長軸側コンデンサレンズ系30は、長軸方向の断面に曲率を有し光源側に凸のシリンドリカルレンズからなる第1群レンズ31と、長軸方向の断面に曲率を有し像側に凸のシリンドリカルレンズからなる第2群レンズ32とから構成される。長軸側コンデンサレンズ系30は、長軸側シリンダアレイ群10によって形成される複数の2次光源を被照射面IS上で重ね合わせる働きを有する。ここで、長軸側コンデンサレンズ系30を第1群レンズ31と第2群レンズ32とに分けて、第1群レンズ31の射出瞳位置に第2群レンズ32の前側焦点位置を一致させることにより、長軸側では、被照射面IS側にテレセントリックとなる。これにより、イメージングレンズ50を通過する主光線を光軸OAに平行にすることができる。
【0018】
短軸側コンデンサレンズ系40は、短軸方向の断面に曲率を有し光源側に凸のシリンドリカルレンズからなる。この短軸側コンデンサレンズ系40は、短軸側シリンダアレイ群20によって形成された複数の2次光源を短軸マスク60上で重ね合わせる働きを有する。
【0019】
イメージングレンズ50は、短軸方向の断面に曲率を有するシリンドリカルレンズからなる。このイメージングレンズ50は、短軸側コンデンサレンズ系40によって短軸マスク60上に重ね合わされた光源像を被照射面IS上に縮小投影する働きを有する。
【0020】
なお、短軸マスク60は、二枚のナイフエッジ状の誘電体ミラーでできており、短軸方向の均一化面に配置される。この短軸マスク60は、入射した光ビームの短軸方向に関する裾野部分をカットするためのものであるが、必須のものではない。
【0021】
以下、図1のビームホモジナイザによる結像について説明する。この線条ビームホモジナイザに入射した光ビームは、まず長軸側シリンダアレイ群10により長軸断面で分割される。分割された光ビームは、第1群レンズ31に入射し、その後に配置されている第2群レンズ32とセットで被照射面IS上に重ね合わせられ、ここに均一ビームを形成する。第1群レンズ31を通った光ビームは、短軸側シリンダアレイ群20に入射し、短軸断面で分割される。短軸側シリンダアレイ群20を経た光ビームは、短軸コンデンサレンズ系40に入射し、短軸マスク60のマスク面上で短軸断面に関してのみ均一ビームを形成する。すなわちマスク面が短軸断面における2次光源の重ね合わせ面となり、ここに均一ビームが形成される。なお、このマスク面は、長軸断面における重ね合わせ面となっていないため、長軸方向については均一ビームが形成されていない。短軸マスク60は、均一である範囲のみ透過し、裾野部分の均一ではない部分を遮光して短軸マスク60の像側にビームが届くのを防止する。短軸マスク60を通った光ビームは、第2群レンズ32に入射し、長軸断面の主光線が光軸に対し平行となって出射する。第2群レンズ32から出射した光ビームは、その後イメージングレンズ50を通過して被照射面IS上で均一ビームを形成する。この際、長軸断面で2次光源が完全に重ね合わされるだけでなく、短軸断面でも、イメージングレンズ50によって短軸マスク60の縮小投影像が形成される。ここで、イメージングレンズ50はシリンドリカルレンズであり、このシリンドリカルレンズを通過する光ビームの長軸断面はテレセントリックとなっている。よって、既に説明したように、イメージングレンズ50を通過する主光線を光軸OAに平行にすることができ、長軸方向に沿った短軸断面の結像について像面湾曲が発生しない。また、デフォーカスが生じてもビーム長は変化しない。
【0022】
図2は、参考のための図であり、図1のビームホモジナイザから第2群レンズ32を除いた場合に発生する像面湾曲を説明する図である。図からも明らかなように、シリンドリカルレンズであるイメージングレンズ50の母線断面において、光軸OAに対して角θを有する斜入射光L’が入射する場合、見かけ上のパワーが光軸OAに平行な直入射光Lよりも大きくなり、ガウス像面上の結像位置FLよりも手前側の位置FL’で短軸断面の光が集光してピントずれをおこす。このようなピントずれによって像面湾曲が発生し、斜入射光L’の入射する角θが大きくなる程、像面湾曲の量も増加する。
【0023】
しかしながら、上記実施形態のビームホモジナイザでは、長軸断面で像側テレセントリックとなっており、イメージングレンズ50を通過する主光線が光軸OAに平行となっているので、短軸断面の結像については像面湾曲が発生しない。
【0024】
〔第2実施形態〕
図3は、第2実施形態のビーム整形光学系の構造を説明する図である。図3(a)は、長軸方向に関する図であり、図3(b)は、短軸方向に関する図である。なお、第2実施形態のビーム整形光学系は、第1実施形態のビーム整形光学系の変形例であり、同一部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0025】
このビーム整形光学系は、第1実施形態の光学系に短軸方向に作用するフィールドレンズ70を追加したもので、このフィールドレンズ70の働きにより、短軸用のイメージングレンズ50の前側焦点位置に分割した2次光源を再結像させて像側(加工面である被照射面IS側)にテレセントリックとしている。すなわち、図示のホモジナイザの場合、長軸・短軸両断面においてテレセントリックな構成となっている。これにより、長軸方向においては上記第1実施形態と同様の特徴を有するとともに、短軸断面においても、フォーカスがずれても線幅が変化しなくなる。
【0026】
結像について説明すると、フィールドレンズ70を通過した光ビームは、このフィールドレンズ70で光線の向きを変え、短軸マスク60を通過した後イメージングレンズ50の前側焦点位置に分割した2次光源を再結像する。ここで、イメージングレンズ50の射出瞳は入射側の無限遠方に位置し、イメージングレンズ50を出射した後の光線は主光線が光軸OAと平行に出射しテレセントリックとなる。つまり、長軸・短軸両断面においてテレセントリックであるため、デフォーカスしても、ビーム長及びビーム幅ともに変化しない。
【0027】
〔第3実施形態〕
図4は、第3実施形態のビーム整形光学系の構造を説明する図である。図4(a)は、長軸方向に関する図であり、図4(b)は、短軸方向に関する図である。なお、第3実施形態のビーム整形光学系は、第1実施形態のビーム整形光学系の変形例である。
【0028】
このビーム整形光学系は、第1実施形態の光学系に設けた長軸側コンデンサレンズ系30を構成する第2群レンズ32をシリンドリカルレンズの代わりにトーリックレンズからなる別のタイプの第2群レンズ132としている。トーリックレンズは、長軸断面と短軸断面双方に曲率を有しており、その曲率が両者で異なるという特徴を有している。したがって、この第2群レンズ132は、長軸断面のコンデンサとしてのみならず、短軸断面のイメージングレンズの一部としての作用もする。つまり、トーリックレンズを用いることにより、長軸断面をテレセントリックとしなくても、短軸方向の結像位置を調整して像面湾曲を除くことができ、被照射面ISに投影されるビーム全体をほぼ同一の特性とすることができる。
【0029】
〔第4実施形態〕
図5は、第1〜第3実施形態と同様のビーム整形光学系を組み込んだレーザアニール装置の構造を説明する図である。
【0030】
このレーザアニール装置は、アモルファス状Si等の半導体薄膜を表面上に形成したガラス板であるワークWを載置して3次元的に滑らかに移動可能なステージ81と、ワークW上の半導体薄膜を加熱するためのエキシマレーザその他のレーザビームLBを発生するレーザ光源82と、このレーザビームLBを線条にして所定の照度でワークW上に入射させるビーム整形光学系100と、ワークWを載置したステー81をビーム整形光学系100等に対して必要量だけ相対的に移動させる駆動手段であるステージ駆動装置83と、ステージ81の移動位置を検出する位置センサ84と、レーザアニール装置全体の各部の動作を統括的に制御する主制御装置85とを備える。
【0031】
ビーム整形光学系100は、レーザビームLBをY軸方向に延びる所定断面形状及び強度の線条ビーム像としてワークW上に入射させる線条ビームホモジナイザーであり、光学系の構成については、図1、図3、及び図4に示すものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0032】
以下、図5の装置の動作について説明する。まず、レーザアニール装置のステージ81上にワークWを搬送して載置する。次に、位置センサ84の出力に基づいてステージ駆動装置83を動作させることにより、ビーム整形装置100に対してステージ81をX軸方向に移動させながら、ビーム整形装置100からのレーザビームLBをY方向に延びる線条ビーム像としてワークW上に入射させる。これにより、レーザビームLBによるワークW全面の走査が行われることになる。この際、簡単な構造で小型のビーム整形装置100によって、像面湾曲がなく均一な状態で線条ビーム像を長尺化しかつ細線化できるので、ワークWの大型化に対応でき、レーザアニールのスループットを高めることができる。
【0033】
以上、実施形態に即してこの発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態のビーム整形装置100は、レーザアニーリング装置だけでなく、例えば液晶や半導体装置の表面改質等に用いられる各種加工装置に応用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のビーム整形光学系によれば、長軸方向では、前記加工面側でテレセントリックとなっているので、イメージングレンズに入射するビームをほぼ光軸に平行にすることができ、イメージングレンズへの入射角に依存して結像位置がずれることを防止できる。つまり、像面湾曲をなくして均一なビームを形成することができる。また、長軸方向に関してフォーカスがずれても、ビーム長はほとんど変化しない。
【0035】
また、本発明の別のビーム整形光学系によれば、長軸側コンデンサレンズが、所定の加工面における像面湾曲を補正するトーリックレンズを有するので、像面湾曲をなくして均一なビームを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、第1実施形態のビーム整形装置の構造を示す図である。
【図2】図1の光学系の働きを説明するための図である。
【図3】(a)、(b)は、第2実施形態のビーム整形装置の構造を示す図である。
【図4】(a)、(b)は、第3実施形態のビーム整形装置の構造を示す図である。
【図5】第4実施形態のレーザアニール装置の構造を説明する図である。
【符号の説明】
10 長軸側シリンダアレイ群
10a,10b 第1、第2シリンドリカルレンズアレイ
20 短軸側シリンダアレイ群
20a,20b 第3、第4シリンドリカルレンズアレイ
30 長軸側コンデンサレンズ系
31 第1群レンズ
32 第2群レンズ
40 短軸側コンデンサレンズ系
50 イメージングレンズ
60 短軸マスク
70 フィールドレンズ
81 ステージ
82 レーザ光源
83 ステージ駆動装置
LB レーザビーム
OA 光軸
W ワーク

Claims (2)

  1. 線条ビームを形成するビーム整形光学系であって、
    短軸方向に関して、ビームを分割する短軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を重ね合わせる短軸側コンデンサレンズと、前記2次光源を重ね合わせた位置である物面を所定の加工面である像面に縮小投影するイメージングレンズとを備え、
    長軸方向に関して、ビームを分割する長軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を前記所定の加工面上で重ね合わせる長軸側コンデンサレンズとを備えるとともに、前記加工面側でテレセントリックとなっており、
    前記長軸側コンデンサレンズは、シリンドリカルレンズからなる第1群レンズと、シリンドリカルレンズからなり前記第1群レンズの前記加工面側に配置される第2群レンズとを有することを特徴とするビーム整形光学系。
  2. 線条ビームを形成するビーム整形光学系であって、短軸方向に関して、ビームを分割する短軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を重ね合わせる短軸側コンデンサレンズと、前記2次光源を重ね合わせた位置である物面を所定の加工面である像面に縮小投影するイメージングレンズとを備え、長軸方向に関して、ビームを分割する長軸側シリンダアレイと、分割することによって得た2次光源を前記所定の加工面上で重ね合わせるとともに当該所定の加工面における像面湾曲を補正するトーリックレンズを有する長軸側コンデンサレンズとを備えることを特徴とするビーム整形光学系。
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