JP4191161B2 - 景品払出機 - Google Patents
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Description
特許第2722396号に開示された景品払出し機を図14および図15に示す。図14に示されるように、この景品払出し機71には、AからHの符号で示される複数のレーンが設けられ、各レーンA、B・・毎に、景品の払出し口74、74・・が設けられ、払出し口74、74・・から景品が払い出される。また、景品払出し機71の筐体72内には、各レーンA、B・・の各々に対応する、内部に景品を収納可能なカートリッジ(カセット)81、81・・が収容可能である。図15に示されるように、カートリッジ81は、内部に景品W、W・・を鉛直方向に積層して収納可能であり、最も下端に積層された景品Wは、水平方向に移動されることでカートリッジ81から取り出し可能となっている。また、最も下端に積層された景品Wに当接して水平方向に移動することで、景品Wを水平方向にスライドさせてカートリッジ81から取り出す景品押出し部91が設けられている。
従って、パチンコ店等の遊戯店において、従業員が、景品Wをカートリッジ81に収納する際に、異なる種類の景品を収納していないかどうかのチェックをする必要がある。また、カートリッジ81を景品払出し機71の各レーンに収容する際にも、レーンに割り当てられた景品の種類と、カートリッジ81に収納された景品Wの種類とが異なっていないかどうかのチェックをする必要がある。そのため、これらのチェック作業に多大な作業工数がかかるという課題がある。
しかしながら、上記従来の景品払出し機71においては、機内に収納可能な景品W、W・・の個数を増やすためには、カートリッジ81の高さを高くしてカートリッジ81に収納できる景品W、W・・の個数を増やすか、レーン数(即ち景品の払出し口74、74・・)を増やすしか手段がない。従って、景品払出し機71内に収納可能な景品W、W・・の個数を増やすためには、筐体72の高さを高くするか、横幅を広くすることとなり、景品払出し機71の外形に制限が生じている。そのため、遊戯店内において、景品払出し機71を設置する場所に制限が生じるという課題がある。
また、人為的なミスにより間違った景品を払い出すことを防止できることで、景品をカセットに収納する際およびカセットを本体に収容する際の、景品の種類のチェック作業を軽減することができる景品払出機を提供することにある。
また、複数種類の景品を同一の景品払出口から払い出せることで、遊戯者が景品を拾うのを容易にすることが可能であり、また、景品払出口の数を増やすことなく、従来より多くの景品を本体内に収容できる景品払出機を提供することにある。
これによれば、複数のカセットを景品払出口に向けて並べて本体内に収容できるため、一つの景品払出口に対して一つのカセットを対応させる必要がなくなり、本体の外形を従来に比較してより自由に設計できる。
これによれば、カム機構といったシンプルな構成で移動手段を構成することができる。
これによれば、本体に収容されたカセットに収納された景品の種類を識別して、遊戯の結果に応じて払い出す景品の種類を選択して払い出すことができるので、間違った種類の景品が払い出されることがない。
また、遊戯の結果としては、例えば、パチンコ玉数やメダル数としても良いし、遊戯者に払い出す価額としても良いし、払い出す景品の個数としても良い。ここで、制御部は、通知された遊戯の結果から、払い出すべき景品の種類と数量を算出するよう構成する。また、遊戯の結果を点数や価額等の数値で表すようにし、景品の種類を、種類毎に異なる所定の数値として認識し、数値で表された遊戯の結果に相当する分の、景品の種類および種類毎の数を算出するよう制御部を構成し、その算出された種類および数量の景品を払い出すようにしてもよい。
また、景品識別手段は、景品に設けられた識別部によって、景品の種類を識別するようにしてもよいし、カセットに設けられた識別部によって、カセットに収納された景品の種類を識別するようにしてもよい。つまり、制御部によって払い出す景品を選択すれば本発明に属する。
これによれば、景品取り出し手段は、本体内に景品払出口に向けて一列に並べて収容された複数のカセットから、景品払出口へ向かって景品を運搬するため、複数種類の景品を同一の景品払出口から払い出せる。また、カセットから景品を取り出す機構と景品払出口まで運搬して払い出す機構を同一の機構で構成でき、なおかつ、直線状の移動を行う機構によって実現可能なため、機構をシンプルに構成することができる。
これによれば、プーリー間に、駆動装置によって駆動可能に掛け渡された無端ベルトやチェーン等の搬送体と、搬送体に突設された突出部等で構成できる押動体といった、シンプルな構成で景品取り出し手段を構成することができる。
図1に示す景品払出機1は、本発明に係る景品払出機の一実施形態である。景品払出機1は、遊戯店としてのパチンコ店に備えられ、パチンコ玉の個数を数えることで遊戯結果を算出する遊戯結果算出手段としてのパチンコ玉計数機(図示しない)と、遊戯結果入力手段としての通信端子に接続された通信ケーブルを介して、通信可能に接続される。パチンコ玉計数機は、パチンコ玉数に応じて遊戯者に払い出す価額を算出し、その価額を遊戯結果データとして景品払出機1に通知する。景品払出機1は、パチンコ玉計数機から通知された遊戯結果データ(価額)分の景品の種類および数を算出すると共に、その分の景品Wを遊戯者に払い出すものである。
また、遊戯結果入力手段は、パチンコ玉計数機と接続可能な通信端子に限らず、例えば、カードリーダを接続して、カードに記録された遊戯結果を入力可能に設けても良いし、数値等を入力可能なキーを設けて、遊戯結果や遊戯結果に関連付けられたID情報を手入力可能としても良いし、ネットワークと接続して、POSシステムから遊戯結果を受信可能に設けるなど、任意の手段を採用することができる。
また、遊戯結果算出手段は、パチンコ玉計数機に限らず、スロットマシンのメダル計数機やゲームの得点を算出するものであってもよく、遊戯結果入力手段に入力される情報は、払い出す景品の種類と種類ごとの数、景品の総額、貯メダル数、ゲームの得点など、遊戯の結果を表すものであれば、任意の情報を採用できる。
また、景品払出機1と遊戯結果算出手段(パチンコ玉計数機)とは、一体に構成しても良い。
なお、払出通知手段は、発光体やLCDに限定されない。例えば、音声によって通知するよう構成することもできる。
上面2aを開けると、景品Wを収容可能な複数(12個)のカセット8、8・・を筐体2の内部に出し入れ可能となる。カセット8、8・・は、それぞれの景品払出口2cに対して、それぞれの景品払出口2cに向けて一列に並べて収容される。即ち、筐体2内には、景品払出口2cの数分の列にカセット8、8・・が並べられる。本実施形態では、4つの景品払出口2c、2c・・に対して、カセット8、8・・が4列に並べられる。
なお、カセット8の上面には、カセット8の筐体2への出し入れや運搬を容易とする取っ手8aが設けられる。
平板状の景品Wは、図4に示すように、カセット8内に積層されて収納される。カセット8内で、最も下端に収納された景品WAは、開口部8iから外に露出される。開口部8iの対向する縁部には、景品Wの積層方向に突出すると共に、中途部において開口部8iの内側に向かって直角に折り曲げられて突出した、一対の景品保持部8eが設けられる。カセット8内で最も下端に収納された景品WAは、景品保持部8eによって、景品Wの積層方向に支持されると共に積層方向に垂直な方向すなわち水平方向に移動可能に案内される。
また、図3に示すように、開口部8iの、景品保持部8eが設けられた縁部と直交する縁部には、カセット8の長手方向に突出する突出部8fが形成され、露出された景品WAの水平方向の一方向への移動を規制している。
カセット8内の最も下端に収納された景品WAは、景品移動規制部材8gbを上方に押し上げた状態で、景品保持部8eに沿って移動されることで、水平方向(景品の積層方向に垂直な方向)に移動し、カセット8から取り出される。
カセットカバー8bをカセット8の本体に取り付けるには、カセットカバー8bの上端部に形成された差込部8baを、カセット8内の上端側の内部に設けられた下方に不勢力をもつ板バネ8kを押し上げつつ、カセット内に挿入する。続いて、カセットカバー8bの下端側に形成された引掛け部8bbを、カセット8本体の両側面に設けられたピン8lに引掛ける。
なお、錘10の下面に設けられた開口部からは、回転自在に設けられた円板状部材10aの周縁部の一部が露出しており、最後の景品Wがカセット8から取り出される際に、錘10と景品Wとの間の摩擦力を減じて、最後の景品Wをスムーズに取り出すことが可能となっている。
一方、景品払出機1は、筐体2内に収容されたカセット8、8・・に収納された景品Wの種類を区別するための景品識別手段を備える。景品識別手段は、筐体2内に取り付けられた図示しないホール素子センサーと、マイコン等の制御部とによって、各カセット8の各磁石ホルダー8da、8db・・に磁石が取り付けられているか否かを検出し、磁石が取り付けられている磁石ホルダー8da、8db・・の位置の組み合わせによって、そのカセット8内に収納されている景品Wの種類を識別する。
景品識別手段によって区別された景品種類は、景品払出機1の制御部に設けられた景品選択手段によって、種類毎に異なる所定の数値として認識される。例えば、カセット8の4つの磁石ホルダー8da、8db・・のうち、磁石ホルダー8daにのみ磁石が取り付けられている場合には、そのカセット8には200円相当の景品が収納されていると認識するよう、景品識別手段を構成する。また、8dbにのみ磁石が取り付けられている場合には500円相当の景品が、8dcにのみ磁石が取り付けられている場合には1000円相当の景品が、8ddにのみ磁石が取り付けられている場合には5000円相当の景品が、それぞれ収納されていると認識するよう、景品識別手段を構成する。
このように、カセット8に設けられた識別部を、筐体2内に設けられた景品識別手段によって識別することによって、景品払出機1は、収容された各カセット8、8・・に収納されている景品Wの種類を識別することが可能となる。
景品取り出し手段12は、水平方向に対向して配設された二つのプーリー14A、14B間に掛け渡された搬送体としての無端ベルト16と、無端ベルト16の外周面に突設されて無端ベルト16の駆動に伴って駆動する押動体18を備える。無端ベルト16は、プーリー14Aと同軸に固定されたプーリー14Aaと、駆動装置としてのモータ20の回転軸に固定されたプーリー20aと、プーリー14Aaとプーリー20aとに掛け渡された無端ベルト22とを介して、モータ20によって回転駆動される。
なお、搬送体は無端ベルトに限定されるものではなく、搬送体として複数のチェーンや紐を用い、景品Wがその複数のチェーンや紐にまたがって載置されて搬送されるよう構成するなど、あらゆる形態に構成可能である。
カセット8は、その対向する両側面に設けられた突起部8mを、カセット支持部材26で下方から支えられて、筐体2内に収容される。このカセット支持部材26が動くことにより、カセット8は上下に移動される。カセット支持部材26は、2箇所でほぼ直角に折れ曲がったクランク形状に形成され、一端部が上方を、他端部が下方に向かうように配置され、前記他端部よりの折れ曲がった箇所付近に設けられた軸26aによって、筐体2に回動自在に軸支される。カセット8は、カセット支持部材26の前記一端部上に、突起部8mが載せられて支持される。カセット支持部材26の、他方の折れ曲がった箇所には、付勢部材32の一端部が取り付けられる。付勢部材32の他端部は、カセット支持部材よりも上方の筐体2に固定された部位に固定され、カセット支持部材26を上方に向けて付勢する。
付勢部材32の付勢力により、カセット支持部材26の前記一端部を介して、カセット8は上方に持ち上げられ、景品取り出し手段12から離間して支持される。
カム28が回転することで、カム28の凸部28aが、カセット支持部材26の突出部26bを、軸26aが設けられた折れ曲がり部の内角側から押すと、カセット支持部材26は、軸26aを中心に回動され、付勢部材32付勢力に抗してカセット支持部材26の前記一端側を下方に下げ、伴ってカセット8を下方に移動させる。
また、カム28がさらに回転して、カム28の凸部28aがカセット支持部材26の突出部26bを押す位置を通過すると、カセット支持部材26は付勢部材32の付勢力によって、突出部26bがカム28の外周形状に沿って移動するように回動し、カセット8を上方に持ち上げる。
図9は、図7および図8における左端(景品払出口2c側)のカセット8を上下移動させる左端カム28、中央のカセット8を上下移動させる中央カム28、右端のカセット8を上下移動させる右端カム28の様子を、「全カセット非選択状態」、「左端カセット選択状態」、「中央カセット選択状態」および「左端カセット選択状態」の各状態毎に示した図である。
従って、景品払出機1は、カム28、28・・を90度回転させる毎に、「全カセット非選択状態」、「左端カセット選択状態」、「中央カセット選択状態」および「左端カセット選択状態」の四つの状態のうちの一状態を択一的に選択することができる。
まず、カセット8のカセットカバー8bを取り外し、カセット8内に景品Wを積層して収納する。この際、作業者は、カセット8の磁石ホルダー8da、8db・・を確認し、カセット毎に、磁石が取り付けられている位置によって、200円相当の景品、500円相当の景品、1000円相当の景品、5000円相当の景品を収納する。次に、カセットカバー8bを閉め、景品Wが収納された12個のカセット8を筐体2内の所定の位置に収納する。すると、景品払出機1の制御部は、ホール素子センサーによって、カセット毎に、どの種類(どの金額相当)の景品が収納されているかを認識する。次に、景品払出機1の制御部は、待機中状態に移行し、LCD6に「いらっしゃいませ」等の所定のメッセージを表示して、パチンコ玉計数機から景品を払い出す命令が行われるのを待つ。
景品Wを払い出すには、払い出す景品Wが収納されたカセット8をカセット移動手段24によって下方に移動させて景品取り出し手段12に接近させる。
例えば、図8において、カセット8Aには1000円相当の景品が収納され、カセット8Bには、500円相当の景品が収納され、カセット8Cには200円相当の景品が収納されているものとする。この場合、まずカム28、28・・を回転させてカセット8Aを景品取り出し手段12に接近させる。次に、無端ベルト16を回転駆動させて、押動体18がカセット8Aから二つの1000円相当の景品Wを取り出す。本実施形態の場合、押動体18は、無端ベルト16上に二つ設けられているので、無端ベルト16を一周分回転させることで、カセット8A内の二つの景品Wを払い出すことができる。次に、再びカム28を回転させて、カセット8Bのみを景品取り出し手段12に接近させる。カセット8Bから取り出すべき500円相当の景品Wの個数は一つであるため、無端ベルトを半周分回転させて、景品Wを取り出す。同様に、カセット8Cを景品取り出し手段12に接近させ、カセット8Cから二つの景品Wを取り出す。
なお、無端ベルト16を駆動させて景品払出口2cから景品Wを払い出しているときには、景品払出機1の制御部は、発光体4を発光させ、LCD6に「景品が払い出されます」のメッセージを表示させて、遊戯者に景品が払い出されることを知らせる。
この景品払出機1および景品払出機1を用いた景品払出方法によれば、筐体2内の任意の位置に、任意の種類の景品が収納されたカセット8を収容することができるため、カセットに納められた景品の種類を間違えるといった問題は発生しない。
なお、この景品チェック手段によって、誤って混入された種類の異なる景品Wを検出した場合には、混入された景品Wを優先的に払い出してしまうことが望ましい。こうすることで、混入された景品Wが収納されたカセット内の、正しく収納された景品Wが払い出せなくなる不具合を回避することができる。
この景品識別手段を採用した場合の景品払出方法の処理の例を示すフローチャートを、図11に示す。図11のフローチャートに示されるように、入力された遊戯の結果に応じて払い出す景品Wの種類を選択した後に、カセット8の下端に積層された景品Wの種類を識別してもよい。また、前述の様に、遊戯の結果の入力後に景品の種類を識別してもよい。
この様に、本実施の形態および請求の範囲においては、景品払出方法として、景品識別手段によって景品の種類を識別し、遊戯結果入力手段によって遊戯の結果を入力し、払い出す景品の種類を選択するものと表現しているが、この経時的な順序は、必ずしもこの順序である必要はなく、景品の種類を識別する段階は、遊戯結果入力の前後いずれであっても良く、さらに景品の種類の選択の前後いずれであっても良い。この様に構成しても、本発明の作用効果に本質的な相違は無く、本発明の技術的範囲に属するものである。
なお、景品Wに識別部を設ける場合においても、カセット8に識別部を設ける場合と同様、磁石とホール素子、RFIDタグとRFIDリーダといった、どのような形態の識別部および景品識別手段を用いてもよい。
また、このように、カセットにではなく、景品毎に識別部を設ける方法を採用した場合には、景品払出機1は、必ずしもカセットに景品を収納する形態をとらなくてもよく、景品をそのまま筐体内に収納する形態を採用しても良い。
景品取り出し手段移動手段は、例えば、図12に示すように、無端ベルト16の内周側から無端ベルト16をカセット8内の景品Wの方向に押圧する手段40により、景品取り出し手段12がカセット8内の景品WAに接離可能に構成することで、景品WAを取り出すカセット8を選択可能に構成できる。
あるいは、図13に示すように、押動体18を無端ベルト16の面に対して突出させたり引っ込めたりできるように設け、押動体18を無端ベルト16の内周側からカセット8内の景品Wの方向に押圧する手段42をによって、押動体18が景品WAに接離可能に構成しても良い。
また、カセット選択手段としての、カセット移動手段と景品取り出し手段移動手段とは、必ずしもどちらか一方を採用すべきものではなく、カセットと景品取り出し手段の双方を移動させて、カセット内の景品と景品取り出し手段とが接離可能に設けても良い。
また、鉛直方向に積層した景品Wの最も上端に積層された景品Wを景品取り出し手段に当接させるように構成しても良い。
また、カセット移動手段24は、カムを用いた機構を採用したが、カセットを移動できる機構であれば、どのような機構を採用しても良い。
2 筐体(本体)
2b 受け皿
2c 景品払出口
4 発光体(払出通知手段)
6 LCD(払出通知手段)
8、8A、8B、8C カセット
8b カセットカバー
8c レール部
8da、8db、8dc、8dd 磁石ホルダー
8e 景品保持部
8i 開口部
8m 突起部
8gb 景品移動規制部材
10 錘(押圧部材)
12 景品取り出し手段
14A、14B プーリー
16 無端ベルト(搬送体)
18 押動体
20 モータ(景品取り出し手段の駆動装置)
24 カセット移動手段(カセット選択手段)
26 カセット支持部材
26a 軸
26b 突出部
28 カム
32 付勢部材
34 モータ(カム機構の駆動装置)
36 切欠き円板
38 センサ
40、42 押圧手段(景品取り出し手段移動手段、カセット選択手段)
W 景品
WA 最も端に積層された景品
Claims (5)
- パチンコ等の遊戯の結果に応じて遊戯者に引き渡される景品を積層して収納可能であり、収納された景品の少なくとも一部を露出する開口部が形成されると共に、収納された景品を積層方向に垂直な方向に移動させることで該景品を取り出し可能に設けられたカセットと、
外面に景品払出口が形成され、一つの該景品払出口に対して、複数の前記カセットを、該景品払出口に対応させて並べて収容可能な本体と、
該本体に収容されたカセットに収納された景品に、前記開口部を介して当接して、景品の積層方向に垂直な方向に移動することで、該景品をカセットから取り出す景品取り出し手段と、
前記景品払出口に対応させて並べられた複数のカセットの各カセットと前記景品取り出し手段との間を、該カセットに収納された景品に該景品取り出し手段が当接して景品を取り出し可能な取出位置と、景品取り出し手段が当接せず景品を取り出し不能な取出不能位置とに前記カセットまたは前記景品取り出し手段を移動可能な移動手段と、
前記移動手段を駆動し、前記景品払出口に対応させて並べられた複数のカセットのうち選択された1つのカセットについて、該カセットまたは前記景品取り出し手段を移動させて前記取出位置に位置させ、他のカセットについて前記取出不能位置に位置させ、前記景品取り出し手段を駆動して、前記選択されたカセットから景品を取り出すとともに該取り出された景品を前記景品払出口から払い出させる制御部とを具備することを特徴とする景品払出機。 - 前記カセットに設けられた識別部を識別することによって、または景品に設けられた識別部を識別することによって、本体に収容されたカセットに収納された景品の種類を識別する景品識別手段と、
遊戯の結果を前記制御部に入力可能な遊戯結果入力手段とを具備し、
前記制御部は、該遊戯結果入力手段によって入力された遊戯の結果に応じて、前記景品識別手段によって識別した景品の種類の中から払い出す景品の種類を選択し、該選択された景品が収容されたカセットから景品を取り出して前記景品払出口から払い出すことを特徴とする請求項1記載の景品払出機。 - 前記景品取り出し手段は、カセット内の景品に当接して前記景品払出口に向かって移動することで、カセットから該景品を取り出すと共に該景品を該景品払出口まで運搬して払い出すことを特徴とする請求項1または2記載の景品払出機。
- 前記景品取り出し手段は、
プーリーに掛け渡されて、景品の積層方向に垂直な方向かつカセットの並び方向に駆動装置によって駆動可能に設けられた搬送体と、
該搬送体に設けられ、カセット内の景品に当接して該搬送体に伴って移動して該景品を押動する押動体とを備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の景品払出機。 - 前記移動手段は、カム機構により、カセットを移動させることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の景品払出機。
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