JP4190869B2 - スケートボード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動の駆動輪を設けたスケートボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
横乗り系のサーフィン、スノーボード、ウェイクボード等のオフトレーニング用として、ロングスケートボードが用いられている。その場合は、片足をデッキ面に乗せ、他の片足で路面を蹴り出し、加速した後に両足をデッキ面に乗せ、ターン等の動作をしていた。しかし、片足で路面を蹴り出して加速するだけでは、すぐに速度が落ちてしまい、再度加速をしなければならず、充分なトレーニングとはならなかった。そこで、従来、スケートボードの車輪を動力により駆動するものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の動力を備えたスケートボードは、路面を蹴り出すことなく連続して直線を走行することができるものの、車軸にデフレンシャルギヤを設けていないため身体を傾けてカーヴィングターンをしようとすると、駆動輪への動力の伝達がスムースに働かず、バランスをくずしたり、失速してしまい、充分なカーヴィングターンの練習ができないという不具合があった。そこで本発明は、身体を傾けてのカーヴィングターンがスムーズにできるスケートボードを提案することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスケートボードにおける請求項1の発明は、デッキ下面に左右前輪と左右後輪を有するスケートボードにおいて、前記前輪と後輪の間の左右中心線上に配設され、前記デッキへの無加重状態で下端が路面の上方に浮き、前記デッキへ体重が加わって該デッキが撓んだ状態で下端が路面に接地する位置に取り付けられた電動機により駆動される駆動輪と、前記デッキ上面の足の踏み位置近くに配設されて踏まれている間だけ前記電動機に通電する足踏みスイッチと、前記駆動輪のデッキへの取り付け高さを調節する調節ネジ機構とを設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、上記請求項の発明において、前輪および後輪をそれぞれ支持する部材とデッキ下面との間にゴム等の弾性材を挟着したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係るスケートボードの使用していない状態の側面図、図2は図1の要部の拡大図、図3はスケートボードの使用状態の側面図、図4は図1の平面図である。これらの図において、1はデッキであり、デッキ1の下面前部に左右前輪2,3が支柱4により、ゴム板5を介して、デッキ1と一体の凸部6に取り付けられている。同じく、デッキ1の下面後部に左右後輪7,8が支柱9により、ゴム板11を介してデッキ1と一体の凸部12に取り付けられている。左右前輪2,3と左右後輪7,8の間の後方寄りの左右中心位置に、駆動輪13が調節ネジ機構14を介してデッキ1に支持されている。
【0012】
調節ネジ機構14は、駆動輪13の左右両側でフレーム22に取り付けられている。調節ネジ機構14は、図2に示されるように、フレーム22に固定されたコの字形の金具15にボルト16が螺着され、ボルト16の頭部がゴム板17を介してデッキ1の下面に当接されている。さらに、金具15の下端に、引っ張りコイルバネ18の一端が係合され、他端がデッキ1に固定されたフック19に係止されている。ボルト16を回して調節することで、図1に示す駆動輪13の下端の高さsが調節される。
【0013】
駆動輪13は、歯付きベルト20を介して電動機21に接続されている。駆動輪13および電動機21はフレーム22に支持され、フレーム22はその前端がデッキ1下面に回動自在に軸支されている。23はバッテリであり、デッキ1の上面の前足の位置に配置された足踏みスイッチ24が踏まれている間、バッテリ23と電動機21を結ぶ電源回路が閉じられ、電動機21が作動し駆動輪13を駆動する。デッキ1の上面の先端には、運転の補助と安全のためにひも25が結びつけられている。必要な場合は走行中にこのひも25を操作する。
【0014】
このスケートボードを使用する場合は、図3に示すように、白抜き矢印Fの位置に前足を乗せ、白抜き矢印Rの位置に後足を乗せる。すると、デッキ1は左右前輪2,3と左右後輪7,8の間が下方に撓み駆動輪13が下降して接地する。次にこの状態で、前足で足踏みスイッチ24を踏むと、電動機21が起動されて駆動輪13が回転しスケートボードが自走を開始する。走行速度は、駆動輪13の接地圧により変化し、高速で走行しようとする場合は、無加重の状態での駆動輪13の高さsを低くしたり、走行中に体重の重心を後方の駆動輪13の上に移動して駆動輪13への荷重を大きくして接地圧を高める。
【0015】
反対に、低速で走行しようとする場合は、無加重の状態での駆動輪13の高さsを高くしたり、走行中に体重の重心を後方の駆動輪13の上の位置から離すようにする。なお、駆動輪13の高さsは、使用者の体重によっても調節し、体重が重い場合は高さsを高くし、体重が軽い場合は高さsを低くする。走行方向を変更しようとする場合は、通常のスケートボードの操作と同じ体重移動の動作で進路が変更される。
【0016】
図4において、矢印tのように右方向に進路を変更しようとして、右側に体重を移動すると、右前輪3に主に荷重がかかり、右後輪8に軽く荷重がかかり、残りの左前輪2、左後輪7および駆動輪13はほぼ浮いている状態となり、右旋回が開始されてスムースな方向変更が可能となる。つまり、方向転換中は駆動輪13への負荷がほぼなくなって惰行走行となり、方向転換終了後に再び直線走行が開始されると駆動輪13が接地して駆動輪13による駆動が始まる。その結果、スノーボード等のオフトレとしてカーヴィングターンの練習が可能となる。
【0017】
停止しようとする場合は、前足で踏んでいた足踏みスイッチ24から前足を離すと、電動機21への電源が切れ、惰行状態となり次第に減速して停止する。
また、左右前輪2,3および左右後輪7,8が支柱4,9により、ゴム板5,11を介して、デッキ1に取り付けられているため、路面の凹凸により発生する振動が吸収されて騒音の発生が少なくなるとともに乗り心地が改善される。
なお、本発明は、スノーボード等のオフトレとして使用する場合は、デッキ長を100〜150cmのロングスケートボードに適用すると良い。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、スケートボードの前輪と後輪の間の左右中心線上に電動機により駆動される駆動輪を配設し、デッキ上面の足の踏み位置近くに足踏みスイッチを配設し、足踏みスイッチを踏んでいる間だけ電動機に通電して駆動するようにしたことで、カーヴィングターンをした場合は、駆動輪がほぼ浮き惰行走行となり回転がスムースとなる。その結果、スノーボード等のオフトレとしてカーヴィングターンの練習が可能となる。
【0019】
また、誤って転倒したり飛び下りたりした場合でも、足踏みスイッチがオフとなりスケートボードだけが暴走することを防止できる。
さらに、スケートボードの走行中にデッキに加わる重心位置を移動してデッキの撓み量を調節することで、駆動輪の接地圧が変わりスピード調整が可能となる。
さらにまた、調節ネジ機構により駆動輪のデッキへの取り付け高さを調節することで接地圧が変わり、スピード調整が可能となるとともに、体重の異なる搭乗者への対応が可能となる。
【0020】
また、前輪および後輪をそれぞれ支持する部材とデッキ下面との間にゴム等の弾性材を挟着したことで、路面の凹凸により発生する振動が吸収されて騒音の発生が少なくなるとともに乗り心地が改善される。
さらに、デッキ先端部に運転の補助と安全のためのひもを結びつけたことで、走行中の運転操作が安全で容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスケートボードの使用していない状態の側面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1のスケートボードの使用状態の側面図である。
【図4】図1の平面図である。
【符号の説明】
1 デッキ
2 左前輪
3 右前輪
4 支柱
5 ゴム板
6 凸部
7 左後輪
8 右後輪
9 支柱
11 ゴム板
12 凸部
13 駆動輪
14 調節ネジ機構
15 金具
16 ボルト
17 ゴム板
18 引っ張りコイルバネ
19 フック
20 歯付きベルト
21 電動機
22 フレーム
23 バッテリ
24 足踏みスイッチ
25 ひも
s 駆動輪高さ
Claims (2)
- デッキ下面に左右前輪と左右後輪を有するスケートボードにおいて、
前記前輪と後輪の間の左右中心線上に配設され、前記デッキへの無加重状態で下端が路面の上方に浮き、前記デッキへ体重が加わって該デッキが撓んだ状態で下端が路面に接地する位置に取り付けられた電動機により駆動される駆動輪と、
前記デッキ上面の足の踏み位置近くに配設されて踏まれている間だけ前記電動機に通電する足踏みスイッチと、
前記駆動輪のデッキへの取り付け高さを調節する調節ネジ機構と、
を設けたことを特徴とするスケートボード。 - 請求項1に記載の記載のスケートボードにおいて、
前輪および後輪をそれぞれ支持する部材とデッキ下面との間にゴム等の弾性材を挟着したことを特徴とするスケートボード。
Priority Applications (1)
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JP2002336641A JP4190869B2 (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | スケートボード |
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