JP4189228B2 - 丁張装置及び丁張装置を用いた法面の施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤に形成される切土や盛土の法面の設計勾配と、該法面ののり肩位置やのり尻位置とを表示するための丁張装置、及び、丁張装置を用いた法面の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、切土又は盛土の法面を地盤に形成する場合、例えば、図5に示すように、設計上の計算値と、地盤Gの所定位置に設置された計量機器によって求められた計測値とで、切土や盛土の法面Nの施工を始める位置を地盤Gに設定し、のり肩やのり尻の位置に丁張装置を設置する。この丁張装置は、前後に立設される上下方向の水杭30,30と、該両水杭30,30に架設される水平方向の水ぬき板31と、後方の水杭30と水ぬき板31とに傾斜して架設されるのりぬき板32とから構成されている。なお、のりぬき板32の基端部側の水杭30に比して、のりぬき板32の先端部側の水杭30は低くなっている。
【0003】
そして、丁張装置ののりぬき板32の先端部により法面Nののり肩やのり尻の位置が示されることになり、のりぬき板32の傾斜角度により法面Nの設計勾配が示され、この丁張装置に基づいて法面Nが地盤Gに形成されるようになっている。
【0004】
また、従来の丁張装置としては、例えば、特開平5−10759号に示すように、傾斜角度が調整可能に構成されると共に、直立されたシャフトを上下動可能に構成されたレーザ発光装置と、該レーザ発光装置の傾斜角度の調整、及び、高さの位置調整を遠隔より自動制御する遠隔操作装置を具備したものが公知になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の場合、のりぬき板32を、後方の水杭30と水ぬき板31とに傾斜して架設する際、作業員が釘をのりぬき板32に直接打ち込んで固定しているため、その作業が煩雑であると共に、のりぬき板32を精度よく固定するのが困難で、法面Nの施工に支障をきたすという問題がある。
【0006】
また、後者の場合、レーザ発光装置を遠隔から自動制御する装置が必要となるため、非常に高価になるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、のりぬき板を精度よく容易に架設できると共に、法面の施工精度を向上できる安価な丁張装置及び丁張装置を用いた法面の施工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の丁張装置は、請求項1に示す如く、切土や盛土の法面が形成される地盤に前後に離間させて立設された水杭と、該水杭に上下に離間させて架設される水平方向の水ぬき板と、水杭及び水ぬき板に傾斜して架設されるのりぬき板とを備え、のりぬき板の傾斜角度によって、前記法面の設計勾配が示されると共に、のりぬき板の先端部によって、法面ののり肩やのり尻の位置が示される丁張装置において、のりぬき板の基端部と、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた支持部材によって、のりぬき板の基端部を回動可能に支持すると共に、のりぬき板の先端部と、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた固定部材によって、のりぬき板の先端部が前記法面の設計勾配に合わせて固定されてなり、
かつ前記支持部材は、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の基端部に取り付けられた水平軸の軸受けとを有し、前記固定部材は、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の先端部に取り付けられた水平軸の軸受けとを有してなることを特徴とする丁張装置である。
【0009】
したがって、のりぬき板の基端部及び先端部が、取り付けられた支持部材や固定部材を介して水杭や水ぬき板に取り付けられるため、のりぬき板を精度よく容易に取り付けられる。
【0011】
例えば、設計上の計算値、及び、計量機器の計測値によって求めたのり肩やのり尻の位置を、のりぬき板の基端部側の水杭や水ぬき板に線引きをし、この線上に釘を打ち込めば、のりぬき板の基端部の正確な位置が容易に確保されることになる。さらに、設計計算によって求めた法面の設計勾配に合った位置を、のりぬき板の先端部側の水杭や水ぬき板に線引きをし、この線上に釘を打ち込めば、のりぬき板の勾配を法面の設計勾配に正確且つ容易に合わせられる。
【0012】
さらに、請求項2に示す如く、支持部材及び固定部材の水平軸に、軸受けからの逸脱を防止するためのストッパを設けることが好ましい。
【0013】
そうすれば、法面の施工が完了するまで、のりぬき板が安定した状態で保持されることになる。
【0014】
加えて、丁張装置ののりぬき板の先端部の位置を調整する位置調整手段を固定部材に設けるようにしてもよい。
【0015】
例えば、丁張装置ののりぬき板の先端部に、該のりぬき板の軸線方向に沿って長穴を形成する。さらに、ボルトの軸線がのりぬき板の軸線に対して直交するように、ボルトを長穴に挿通して移動可能にする。つぎに、該ボルトをのりぬき板の両側から挟持すべく、該ボルトに二つのナットを螺合させる。そして、法面の設計勾配と一致するのりぬき板の位置を、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板に設定する。その後、のりぬき板のボルトの位置が前記設定位置に位置するように調整して、のりぬき板のボルトの位置を固定する。また、長穴の代わりに、法面の設計勾配に合わせて設定された複数のガイド穴をのりぬき板の先端部に予め形成するようにしてもよい。
【0016】
また、本発明の丁張装置を用いた法面の施工方法は、請求項3に示す如く、切土又は盛土の法面が形成される地盤に、設計上の計算値と、計量機器の計測値とで、前記法面ののり肩やのり尻の位置を設定し、つぎに、のり肩やのり尻の位置に水杭を前後に離間させて立設すると共に、該両水杭に、水ぬき板を上下に離間させて架設し、そして、支持部材を、のりぬき板の基端部と、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板とに取り付けて、のりぬき板の基端部を回動可能に支持すると共に、固定部材を、のりぬき板の先端部と、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板とに取り付けて、のりぬき板の先端部を前記法面の設計勾配に合わせて固定し、固定されたのりぬき板に基づいて前記法面を地盤に形成するようにしたものである。
【0017】
この場合、丁張装置の設置作業が短時間で行われ、しかも、正確な勾配を有する法面を地盤に形成することができると共に、法面の施工作業が円滑に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態につき、図1〜図4を参照して説明する。
本発明の丁張装置は、切土や盛土の法面Nが形成される地盤Gに前後に立設された二本の上下方向の水杭1,1と、該両水杭1,1に上下に架設される二本の水平方向の水ぬき板2,2と、上側の水ぬき板2と、下側の水ぬき板2とに傾斜して架設されるのりぬき板3と、のりぬき板3の基端部、及び、のりぬき板3の基端部側、即ち上側の水ぬき板2の後側に取り付けられた支持部材5と、のりぬき板3の先端部、及び、のりぬき板3の先端部側、即ち下側の水ぬき板2の前側に取り付けられた固定部材15とから構成されている。
【0019】
そして、上下の水ぬき板2,2は、図1に示すように、間隔Hが一定の寸法に保持されるように、水平に、且つ、平行に釘など(図示せず)によって取り付けられている。さらに、下側の水ぬき板2の前側の上面、及び、のりぬき板3の先端部側の下面には、のりぬき板3の傾斜角度を容易に設定できるように、複数のガイド穴13,…、23,…が予め形成されている。
【0020】
支持部材5は、上側の水ぬき板2の後側に打ち込まれる平釘6と、該平釘6の略中央部に一体に溶着された水平軸7と、該水平軸7が挿脱可能に且つ回動可能に支持される軸受け8と、該軸受け8が固着された平面視矩形状の取付板9とを備えている。そして、水平軸7の先端部には、軸受け8からの逸脱を防止する樹脂製の環状のストッパ10が嵌脱可能に嵌入されている。さらに、取付板9の両端部には、取付穴11,11が穿設され、該両取付穴11,11には、二重頭釘12,12が打ち込まれて取付板9がのりぬき板3の基端部側の下面に固定される。
【0021】
固定部材15は、支持部材5と同様の構成になっており、のりぬき板3の先端部側、即ち下側の水ぬき板2の前側に打ち込まれる平釘16と、該平釘16に一体化された水平軸17と、該水平軸17の軸受け18と、該軸受け18が固着された取付板19とを備え、水平軸17の先端部にストッパ20が嵌入されると共に、取付板19が二本の二重頭釘22によってのりぬき板3の先端部側の下面に固定される。
【0022】
つぎに本発明の丁張装置を用いた法面Nの施工方法について説明する。まず、従来と同様に、切土や盛土の法面Nが形成される地盤Gの所定位置に計量機器を設置し、該計量機器によって、計量機器の設置位置から法面ののり肩やのり尻の位置までの水平距離を求めると共に、計量機器の設置位置から法面ののり肩やのり尻の位置までの高さを求める。つぎに、計量機器の前記各計測値と、設計上の傾斜角度や計算値とで、法面ののり肩やのり尻の位置を地盤に設定する(図示せず)。
【0023】
その後、設定した法面ののり肩やのり尻の位置の近傍に、丁張装置の二本の水杭1,1を前後に離間させて立設し、続いて、水平方向の二本の水ぬき板2,2を上下に離間させて両水杭1,1に直交して架設する。この状態で、上側の水ぬき板2の後側に、支持部材5としての平釘6を打ち込む一方、のりぬき板3の基端部の下面に、軸受け8が固着された取付板9を固定する。つぎに、平釘6に一体化された水平軸7に取付板9の軸受け8を挿通し、軸受け8を貫通した水平軸7の先端部にストッパ10を嵌入し、のりぬき板3の基端部を回動可能に支持する。
【0024】
この際、のりぬき板3の基端部の位置は、上側の水ぬき板2に固定された支持部材5の水平軸7によって決定されているため、誤差を生じることがない。
【0025】
つぎに、法面Nの設計勾配に合わせてのりぬき板3の先端部を回動して調整し、下側の水ぬき板2のガイド穴23,…を適宜選択して、即ちのりぬき板3の傾斜角度と法面Nの設計勾配とが一致するガイド穴23,…を選択し、固定部材15としての平釘16を打ち込む一方、前記と同様に、のりぬき板3の先端部の下面のガイド穴13,…を適宜選択して、のりぬき板3の先端部の下面に取付板19を固定し、下側の水ぬき板2に固定された水平軸17に、のりぬき板3に固定された取付板19の軸受け18を介してのりぬき板3の先端部を固定する。なお、この場合も、軸受け18を貫通した水平軸17には、ストッパ20が嵌入されている。この際、のりぬき板3の先端部の位置は、下側の水ぬき板2に固定された固定部材15の水平軸17によって決定されているため、誤差を生じることがない。
【0026】
そして、のりぬき板3を固定すれば、法面ののり肩やのり尻における丁張装置の設置作業が完了する。
【0027】
なお、のりぬき板3の先端部の位置は、計量機器で求めた計測値、即ち計量機器の設置位置から法面ののり肩やのり尻の位置までの水平距離、及び、計量機器の設置位置から法面ののり肩やのり尻の位置までの高さと、設計計算で求めた法面Nの設計勾配とに基づき、三角関数を利用して容易に設定できる。
【0028】
このように、本発明の丁張装置によれば、のりぬき板3を水杭1,1や水ぬき板2,2に直接固定することがないため、のりぬき板3の固定が正確に且つ容易に行われることになる。また、のりぬき板3の支持部材5や固定部材15は、簡単な構成であり、安価である。
【0029】
なお、前記実施形態の場合、のりぬき板3を用いて丁張装置を設置するようにしたが、支持部材5及び固定部材15の平釘の代わりに二重頭釘を使用すると共に、のりぬき板3の代わりに糸や紐を用いてもよい。この場合、二重頭釘を、前後に立設された水杭1,1、又は、上下に配された水ぬき板2,2の所望の位置、即ち両二重頭釘に張設される糸や紐の傾斜角度と法面Nの設計勾配とが一致する位置に打ち込む。
【0030】
また、前記実施形態の場合、支持部材5及び固定部材15として、平釘6,16に一体化された水平軸7,17を用いたが、要するに、支持部材5及び固定部材15としては、水平軸7,17を、のりぬき板3の基端部側及び先端部側の水杭1,1や水ぬき板2,2に正確に固定できる構造のものであればよい。例えば、二つの固定穴を有する水平軸を使用し、のりぬき板3の基端部側及び先端部側の水杭1,1や水ぬき板2,2に固定するようにしてもよい。即ち、のりぬき板3を水杭1,1や水ぬき板2,2に直接固定しなければよい。さらに、前記実施形態の場合、図1において、のりぬき板3の基端部を上側、先端部を下側としたが、のりぬき板3の基端部を下側、先端部を上側としてもよい。この場合、下側の基端部を回動可能に支持した後、上側の先端部を固定するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の丁張装置によれば、丁張装置ののりぬき板の基端部と、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた支持部材によって、のりぬき板の基端部を回動可能に支持すると共に、のりぬき板の先端部と、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた固定部材によって、のりぬき板の先端部を法面の設計勾配に合わせて固定するようにしたため、のりぬき板を誤差を生じることなく安定した状態で簡単に取り付けられる。
【0032】
そして、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の基端部に取り付けられた水平軸の軸受けとで支持部材を構成し、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の先端部に取り付けられた水平軸の軸受けとで固定部材を構成するようにしたため、のりぬき板の基端部を正確な位置に容易に取り付けることができると共に、のりぬき板の勾配を、法面の設計勾配に正確且つ容易に合わせることができる。
【0033】
さらに、支持部材及び固定部材の水平軸に、軸受けからの逸脱を防止するためのストッパを設けるようにしたため、法面の施工が完了するまで、のりぬき板を安定した状態で保持することができる。
【0035】
また、本発明の法面の施工方法によれば、本発明の丁張装置を使用して法面を地盤に形成するようにしたため、丁張装置の設置作業を短縮できると共に、法面の施工精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる丁張装置の斜視図である。
【図2】図1ののりぬき板の平面図である。
【図3】図1ののりぬき板の固定部材及び支持部材の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる丁張装置の施工実施例を示した図である。
【図5】従来例の丁張装置の施工実施例を示した図である。
【符号の説明】
1、30 水杭
2、31 水ぬき板
3、32 のりぬき板
5 支持部材
6、16 平釘
7、17 水平軸
8、18 軸受け
9、19 取付板
10、20 ストッパ
11、21 取付穴
12、22 二重頭釘
13、23 ガイド穴
15 固定部材
Claims (3)
- 切土や盛土の法面が形成される地盤に前後に離間させて立設された水杭と、該水杭に上下に離間させて架設される水平方向の水ぬき板と、水杭及び水ぬき板に傾斜して架設されるのりぬき板とを備え、のりぬき板の傾斜角度によって、前記法面の設計勾配が示されると共に、のりぬき板の先端部によって、法面ののり肩やのり尻の位置が示される丁張装置において、
のりぬき板の基端部と、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた支持部材によって、のりぬき板の基端部が回動可能に支持されると共に、
のりぬき板の先端部と、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板とに取り付けられた固定部材によって、のりぬき板の先端部が前記法面の設計勾配に合わせて固定されてなり、
かつ前記支持部材は、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の基端部に取り付けられた水平軸の軸受けとを有し、前記固定部材は、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板に打ち込まれる釘と、該釘に一体に形成された水平軸と、のりぬき板の先端部に取り付けられた水平軸の軸受けとを有してなることを特徴とする丁張装置。 - 前記支持部材及び前記固定部材の水平軸には、軸受けからの逸脱を防止するためのストッパが設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の丁張装置。
- 前記請求項1又は2に記載の丁張装置を用いて地盤に切土又は盛土の法面を形成する法面の施工方法であって、
切土又は盛土の法面が形成される地盤に、設計上の計算値と、計量機器の計測値とで、前記法面ののり肩やのり尻の位置を設定し、つぎに、のり肩やのり尻の位置に水杭を前後に離間させて立設すると共に、該両水杭に、水ぬき板を上下に離間させて架設し、そして、支持部材を、のりぬき板の基端部と、のりぬき板の基端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の基端部側に配される水ぬき板とに取り付けて、のりぬき板の基端部を回動可能に支持すると共に、固定部材を、のりぬき板の先端部と、のりぬき板の先端部側に立設される水杭、又は、のりぬき板の先端部側に配される水ぬき板とに取り付けて、のりぬき板の先端部を前記法面の設計勾配に合わせて固定し、固定されたのりぬき板に基づいて前記法面を地盤に形成することを特徴とする丁張装置を用いた法面の施工方法。
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