JP6128457B2 - 架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法 - Google Patents

架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、地盤に打設した基礎体の上部に架台を介して太陽電池モジュール等を設置する際、基礎体の高さや傾き等の施工誤差を調整するようにした架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法に関する。
従来から、太陽光発電基礎(PV基礎)等のように、太陽電池モジュール等を屋外に設置する際、地盤に杭基礎を打設し、その上端に梁材等の架台を固定して太陽電池モジュール等を取り付けることが行われている。
そのような太陽光発電基礎の従来例として、特許文献1を参照する。この特許文献1に記載されている太陽電池パネルの据え付け構造は、コンクリート又は鉄筋コンクリート製のブロック状の基礎を形成して地盤に設置するか、又は基礎の下部を尖端形状に形成して地盤に食い込ませた状態に施工する。そして、基礎の上部に取付け金具を介して架台を固定する際、架台をアンカーボルトで基礎に固定すると共に、各基礎間を連結部材で連結することによって、夫々の基礎を強固に固定するようにしている。
ところが、この特許文献1において、地盤に設けた各基礎の高さや傾きにばらつきが生じた場合、そのばらつきを調整する手段を備えていないため、各基礎の上部に設ける架台にガタが発生する等の不都合が生じる。
また、特許文献2に記載されている太陽光電池モジュールの設置用架台は、地上又は陸屋根に複数個のブロックを設置し、各ブロックの上部にフレーム材を組んで架台本体を構成し、その架台本体上に太陽電池モジュールを設けるようにしたものである。
ところが、このような構成において、各ブロックの上部に架台本体を取り付けるために、コンクリートで形成するブロックの不陸調整や養生が必要となり、施工に手間を要することとなる。また、架台本体や太陽光電池モジュールの取付位置を正確に位置出しする必要があり、施工が面倒となる欠点があった。
さらに、特許文献3に記載されている上部構造物と基礎杭との結合構造及び支持金具は、地盤に打設した基礎杭の頭部に等間隔をあけて複数の支持金具を設けると共に、各支持金具に上部取付鋼板を介して鉄骨柱を固定した構成を有する。このような構造においては、各支持金具に設けた高さ調整ボルトを調整することによって、基礎杭の傾きを調整するようにしている。しかしながら、各基礎杭に設けた複数の支持金具ごとに調整ボルトを調整するには、非常に面倒な作業が必要となり、施工効率が低下するという問題がある。
従って、上記のような杭基礎の場合、杭基礎の高さや施工位置のズレ、或いは傾き等の施工誤差による杭頭部の高さや位置のばらつきを修正することによって、架台や太陽電池モジュール等の取付け位置を正確にする必要がある。
特開平9−70188号公報 特開平11−177114号公報 特開2002−146800号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、地盤に設けた基礎体の上部に架台用梁材を介して太陽電池モジュール等を設置する際、基礎体の高さや傾き等の施工誤差を簡単な作業によって調整することができるようにした架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の架台基礎用金具は、地盤に設けた複数の基礎体の上部に専用調整金具を固定すると共に、該専用調整金具に取り付けた専用固定金具で架台用梁材を固定するようにした架台基礎用金具において、専用調整金具は、長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板と、該上部支持板の長辺側から下方に垂下してなる側部支持板とから形成され、上部支持板には長辺方向に離間した位置に短辺方向に長い一対の第1孔部が形成され、また側部支持板には高さ方向に長い第2孔部が形成され、該第2孔部に挿通した第2ボルトを基礎体の上部のボルト穴に挿通して専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で締結する一方、専用固定金具は、長方形部材の面内の長手方向に長い案内孔部を形成し、該長方形部材の各短辺に第1と第2の爪部を形成すると共に、第1爪部側の下部に溝部を形成してなり、専用調整金具の上部支持板に上載した架台用梁材のフランジ側端部に専用固定金具の溝部を掛けて第1爪部でフランジ面上を係止すると共に、専用固定金具の案内孔部に挿通した第1ボルトを専用調整金具の上部支持板の各第1孔部に挿通して、架台用梁材の傾き調整を行うことにより、基礎体と架台用梁材とを所定の設置位置に水平に固定するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の架台基礎用金具は、地盤に設けた複数の基礎体の上部に専用調整金具を固定すると共に、該専用調整金具に取り付けた専用固定金具で架台用梁材を固定するようにした架台基礎用金具において、専用調整金具は、長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板と該上部支持板の側部から下方に垂下してなる側部支持板とから形成され、上部支持板には第1孔部が形成されると共に側部支持板には高さ方向に長い第2孔部が形成され、該第2孔部に挿通した第2ボルトを基礎体の上部のボルト穴に挿通して専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で締結する一方、専用固定金具は、長方形部材の面内に長尺の案内孔部を形成し、各短辺の下部に第1と第2の爪部を形成すると共に第1爪部側の下部に溝部を形成した構成を有し、専用調整金具の上部支持板に上載した架台用梁材のフランジ側端部に専用固定金具の溝部を掛けて第1爪部でフランジ面上を係止すると共に、第1ボルトを専用固定金具の案内孔部と専用調整金具の上部支持板の各第1孔部に挿通して、架台用梁材の傾き調整を行うことにより、基礎体と架台用梁材とを所定の設置位置に水平に固定するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の架台基礎用金具は、請求項2において、専用調整金具の上部支持板には長辺方向に離間した位置に長辺方向に長い一対の第1孔部が形成され、専用固定金具は該専用固定金具を形成する長方形部材の各短辺に第1と第2の爪部を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4の架台基礎用金具は、請求項1、2又は3において、専用調整金具の側部支持板の第2孔部の高さ方向の中心位置に合わせて、該側部支持板の両側における同一高さ位置に突起形状による目視可能なマーキング部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5の架台基礎用金具は、請求項2又は3において、専用調整金具に設けられた側部支持板の内側面の上部と下部に突出してなる横方向に長尺の引掛部を該専用調整金具の上部支持板に沿って互いに平行に形成すると共に、これらの上部引掛部と下部引掛部との間に沿って移動可能に形成した専用座金の面内に斜め方向に長形のボルト孔が形成され、側部支持板の上部引掛部と下部引掛部との間に当接した専用座金のボルト孔に第2ボルトを挿通し、該第2ボルトを側部支持板の高さ方向に長く形成した第2孔部に挿通し、さらに該第2ボルトを地盤に立てた基礎体の上部のボルト穴に挿通して、専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で該第2ボルトにナットを締結するようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項6の架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法は、予め設計した基礎体の打設位置の座標に基いて、現場にて測量機器を用いながら基礎打設箇所杭を予定の打設位置に打ち込み、この基礎打設箇所杭を打ち込んだ位置に基礎体をバイブロハンマを用いて所定の高さまで打設し、各基礎体の上部に専用調整金具を取り付けると共に各専用調整金具の上部支持板の高さ及び水平状態を調整した後、各専用調整金具をボルトとナットを用いて基礎体の上部に固定し、次いで各専用調整金具の上部支持板に架台用梁材を設置すると共に、各架台用梁材に専用固定金具をボルトとナットで仮止めし、一列の複数の架台用梁材における各架台用梁材の通り、各架台用梁材の間隔、さらには隣設する列において互いに対向する架台用梁材の間隔を調整した後、各架台基礎用金具に仮止めしてある専用固定金具のボルトとナットを本締めすることを特徴とする。
本発明の架台基礎用金具によれば、地盤に設けた基礎体の上部に架台用梁材を介して太陽電池モジュール等を設置する際、基礎体の高さや傾き等の施工誤差を簡単な作業によって調整することが可能となる。
即ち、地盤に設けたいずれかの基礎体の頭部が他の基礎体に対して異なる場合、その高さだけ専用調整金具を引き上げるか又は引き下げる作業によって、専用調整金具の高さを調整し、所定の高さとすることができる。
また、いずれかの基礎体が地盤に対して傾斜した状態に打設された場合、基礎体の傾きに対して専用調整金具を回動することにより、専用調整金具を水平状態に調整することが可能となる。
さらに、基礎体が専用調整金具の上部支持板の短辺方向に傾斜した場合、専用固定金具の取付け位置を専用調整金具の上部支持板の弧状に沿って移動することにより、架台用梁材の取付け高さを調整し、架台用梁材を平行に取り付けることが可能となる。
従って、作業者は、第1ボルトとナットの締結及び第2ボルトとナットの締結を緩くしておき、各架台用梁材を平行に調整した状態で、夫々のボルトとナットを締結するという簡単な作業によって、基礎体の修正を行わなくても、基礎体の鉛直方向の高さと水平方向の施工位置や傾きの誤差を調整し、各架台用梁材を所定の施工位置に水平に施工することが可能となる。
さらに、本発明において、専用調整金具の上部支持板に長辺方向に離間した位置に長辺方向に長い一対の第1孔部を形成し、専用固定金具は該専用固定金具を形成する長方形部材の各短辺に第1と第2の爪部を形成した構成とすることも可能である。この場合、専用調整金具の上部支持板の一対の第1孔部の長さを長くとることが可能となる。従って、各第1孔部の長さの範囲内で可動する第1ボルトに締結される専用固定金具の可動範囲を広く取ることができ、基礎体の上部に固定する架台用梁材のフランジの大きさの変化に広い範囲で対応することが可能となる。
また、専用調整金具の側部支持板の第2孔部の高さ方向の中心位置に合わせて、該側部支持板の両側における同一高さ位置に突起形状による目視可能なマーキング部を設けたことにより、専用調整金具の側部支持板の取り付け位置のセンター出しや、傾き状態を目視で確認することができ、施工時の作業性を向上することが可能となる。
さらに、本発明の架台基礎用金具において、側部支持板の内側面の上部引掛部と下部引掛部との間に沿って専用座金を当接し、該専用座金の面内に設けられた斜め方向に長形のボルト孔に第2ボルトを挿通する。そして、この第2ボルトを専用調整金具の側部支持板の第2孔部に挿通し、さらに第2ボルトを地盤に立てた基礎体の上部のボルト穴に挿通して、専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で第2ボルトにナットを締結する。これによって、基礎体の鉛直方向の高さと水平方向の施工位置や傾きの誤差を調整し、各架台用梁材を所定の施工位置に水平に施工することが可能となる。
このような構成において、上記の第2ボルトは、専用座金のボルト孔と専用調整金具の第2孔部と基礎体のボルト穴に同時に挿通されているため、専用調整金具の高さ及び傾きの調整量に応じて、専用座金を側部支持板の上部引掛部と下部引掛部との間に沿って移動させながら調整することが可能である。また、このように調整した後、第2ボルトにナットを締結すると、専用座金は専用調整金具の側部支持板と面接触した状態で固定されるため、専用座金と専用調整金具の側部支持板と面接触した分だけ静止摩擦力が生じる。このため、施工時以降において外力を受けた際にも、基礎体に対する専用調整金具のズレを最小限に抑えることが可能となる。
さらに、本発明の架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法によれば、予め設計した基礎体の打設位置の座標に基いて、現場にて測量機器を用いながら基礎打設箇所杭を予定の打設位置に打ち込んでおくことによって、この基礎打設箇所杭を打ち込んだ位置に基礎体をバイブロハンマを用いて打設する作業を迅速に行うことが可能となる。
また、本発明の施工方法では、上記のように地盤に打設した各基礎体の上部に専用調整金具を取り付けると共に各専用調整金具の上部支持板の高さ及び水平状態を調整した後、各専用調整金具をボルトとナットを用いて基礎体の上部に固定し、次いで各専用調整金具の上部支持板に架台用梁材を設置すると共に、各架台用梁材に専用固定金具をボルトとナットで仮止めするようにしている。このように、後述するボルトとナットの本締めに先立って、各架台用梁材の全体の通りや間隔等を予め設定することにより、その後の専用固定金具のボルトとナットを容易且つ迅速に本締めすることができ、各架台用梁材の正確な位置設定が可能となる。
本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る専用調整金具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は端面図である。 本発明の実施例1に係る専用固定金具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は第2爪部側の端面図、(c)は側面図、(d)は第1爪部側の端面図である。 本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を傾斜した基礎体に取り付けた状態を示す正面図である。 本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す平面図である。 (a)は本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態において高さ調整を行う場合の施工図であり、(b)は基礎体の傾きに対して調整を行う場合の施工図である。 (a)は本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す側面図であり、(b)は傾いた基礎体に取り付けた場合の側面図である。 本発明の実施例1に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態において、傾いた基礎体や垂直状態の基礎体に対して調整を行う場合の施工図である。 本発明の実施例2に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す正面図である。 本発明の実施例2に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の実施例2に係る専用調整金具を示す図であり、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図、(c)は上面図、(d)は長尺側の側面図、(e)は短尺側の側面図である。 本発明の実施例2に係る専用固定金具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のA−A矢示線に沿う断面図、(d)は第1爪部側の側面図である。 (a)は本発明の実施例2に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態において高さ調整を行う場合の施工図であり、(b)は基礎体の傾きに対して調整を行う場合の施工図である。 (a)は本発明の実施例2に係る架台基礎用金具を基礎体に取り付けた状態を示す側面図であり、(b)は傾いた基礎体に取り付けた場合の側面図である。 本発明の実施例3に係る専用調整金具を示す図であり、(a)は裏側から見た斜視図、(b)は表側から見た斜視図、(c)は上面図、(d)は側部支持板の裏側が見える側の側面図、(e)は短尺側の側面図である。 本発明の実施例3に係る専用座金を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施例3に係る専用固定金具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(c)のA−A矢示線に沿う断面図、(c)は平面図、(d)は長辺側の側面図、(e)は短辺側の側面図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施例3に係る架台基礎用金具を組み立てた状態において専用調整金具の高さに応じて専用座金を移動するようにした状況を示す図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施例3に係る架台基礎用金具を基礎体の上部に取り付けて、専用調整金具に架台用梁材を取り付けた状態において、専用調整金具の高さに応じて専用座金を移動するようにした状況を示す図である。 (a)〜(e)は、本発明に係る架台基礎用金具を用いた施工方法を説明するための図であり、基礎体の打設位置を決める測量状況を示す状況から、地盤に打設した基礎体に専用調整金具を取り付けるまでの状況を示す。 (a)〜(c)は、本発明に係る架台基礎用金具を用いた施工方法を説明するための図であり、地盤に打設した基礎体に専用調整金具を取り付け、各専用調整金具に架台用梁材を上載して専用固定金具で固定するまでの状況を示す。
本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の架台基礎用金具1は、図1に示すように、基礎体2の上部に専用調整金具3を固定すると共に、この専用調整金具3に取り付けた専用固定金具4、4で架台用梁材5を固定し、各架台用梁材5の上部に不図示の太陽電池モジュール等を水平状態に設置することを可能としたものである。
なお、本発明において、架台用梁材5の上部に設ける装置としては太陽電池モジュールを例に挙げているが、架台用梁材5の上部に取り付けることが可能な他の装置に対しても適用可能である。
また、図1は1個の基礎体2を図示してあるが、本発明においては地盤Eに打設された複数の基礎体2の高さや傾きに応じて架台基礎用金具1の傾きや高さを調整することにより、その上部に固定する架台用梁材5を平行に取付けることを可能とするものである。
このような構成において、専用調整金具3は、図2(a)〜(d)に示すように、金属製板部材等による長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板6と、該上部支持板6の長辺側から下方に垂下してなる側部支持板7とから形成されている。なお、側部支持板7は、その両側を下方向に窄まる形状に形成してあるが、このような形状に限定する必要はなく、U字形状等に形成してもよい。
また、上部支持板6には、その長辺方向に離間した所定位置の短辺方向に長い一対の第1孔部8、8が形成され、夫々の第1孔部8、8に後述する第1ボルト15を挿通することが可能とされている。さらに、側部支持板7には、高さ方向に長い第2孔部9が形成され、この第2孔部9にも、後述する第2ボルト16を挿通することが可能とされている。
一方、専用固定金具4は、図3(a)〜(d)に示すように、金属製等による長方形部材の面内の長手方向に長い案内孔部10を形成してあり、該長方形部材の各短辺側に第1爪部11と第2爪部12を形成し、さらに第1爪部11側の下部に溝部13を形成した構成としている。また、専用固定金具4の第1爪部11と第2爪部12の底辺は、専用調整金具3の短辺方向に形成した弧状と同様の曲率半径を有する湾曲形状に形成されている。
以下、上記のように構成された専用調整金具3と専用固定金具4とから成る架台基礎用金具1を用いた施工方法について述べる。
図4又は図5に示すように、地盤等に打設したH形鋼等のような杭基礎からなる基礎体2の上端付近にボルト穴14(図7参照)を形成する。そして、この基礎体2のボルト穴14に専用調整金具3の側部支持板7の第2孔部9を合わせ、第2ボルト16を側部支持板7の第2孔部9に挿通すると共に基礎体2のボルト穴14に挿通し、第2ボルト16にナット18(図5参照)を螺入する。ただし、このナット18は、後述するように、架台用梁材5の高さ及び傾きを調整する際に備え、第2ボルト16に対して緩やかに止めた状態にする。
また、図4及び図5に示すように、上記の専用調整金具3の上部支持板6に架台用梁材5を上載し、該架台用梁材5の両側のフランジ5f、5fの端部に各専用固定金具4の溝部13を掛けて第1爪部11でフランジ5fの面上を係止する。
さらに、専用調整金具3の上部支持板6の各第1孔部8に挿通した第1ボルト15を専用調整金具3の各案内孔部10に挿通し、この第1ボルト15にナット17を緩やかに止めた状態にする。
次いで、第1ボルト15に対するナット17、及び第2ボルト16に対するナット18を締結する前の状態において、図6(a)に示すように、いずれかの基礎体2の頭部が他の基礎体2に比較して高さhだけ異なる場合、その高さhだけ専用調整金具3を引き上げるか又は引き下げることによって、専用調整金具3の高さを調整し、所定の高さとすることができる。
また、図4に示す基礎体2は、その中心の軸線Cが垂直線Vに対して傾き角度αだけ傾いた状態を示すものである。このような基礎体2の傾きに対して、専用調整金具3を第2ボルト16の周りに回動することによって専用調整金具3の上部支持板6を長手方向に対して水平状態に調整することが可能となる。
従って、図6(b)に示すように、いずれかの基礎体2が地盤Eに対して傾斜した状態に打設された場合、上記の図4に示すように、基礎体2の傾きに対して専用調整金具3を第2ボルト16の周りに回動することにより、専用調整金具3を水平状態に調整することが可能となる。
さらに、図7に示すように、基礎体2が専用調整金具3の上部支持板6の短辺方向に傾斜した場合、このとき第1ボルト15を第1孔部8に沿って移動可能な範囲内で専用固定金具4の取付け位置を専用調整金具3の上部支持板6の弧状に沿って移動する。これによって、架台用梁材5の取付け高さを調整することが可能となり、図8に示すように、架台用梁材5を平行に取り付けることが可能となる。
従って、作業者は、基礎体2の高さや傾き等に誤差がある場合でも、その基礎体2の修正を行うことなく、上記のように専用調整金具3及び専用固定金具4を調整し、第1ボルト15とナット17の締結、及び第2ボルト16とナット18の締結を行うことによって、各架台用梁材5を平行な固定状態にすることが可能となる。
本実施例の架台基礎用金具21は、上記の実施例と同様、図9又は図10に示すように、基礎体22の上部に専用調整金具23を固定すると共に、この専用調整金具23に取り付けた専用固定金具24、24で架台用梁材25を水平状態に固定することを可能としたものである。なお、架台用梁材25としては、H形鋼又はI形鋼のほかに、本実施例の専用調整金具23、専用固定金具24等が使用可能であれば、他の形状の部材を取り付けることも可能である。
なお、図9に示す本実施例の架台用梁材25は、実施例1の架台用梁材5とは形状が異なるが、実施例1と同様にH形鋼等を取り付けることも可能である。また、本実施例において、架台用梁材25の上部に設ける装置としては太陽電池モジュールに限定することなく、架台用梁材25の上部に取り付けることが可能な他の装置に対しても適用可能である。
また、図9には1個の基礎体22を図示してあるが、本実施例においても、図13に示すように、地盤Eに打設された複数の基礎体22の高さや傾きに応じて架台基礎用金具21の傾きや高さを調整することにより、その上部に固定する架台用梁材25を平行に取付けることを可能とするものである。
このような構成において、専用調整金具23は、図11(a)〜(e)に示すように、金属製板部材等による長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板26と、該上部支持板26の長辺側の中央から下方に垂下してなる側部支持板27とから形成されている。
また、専用調整金具23の上部支持板26には、その長辺方向に離間すると共に長辺方向に長い一対の第1孔部28、28が形成され、夫々の第1孔部28、28に後述する第1ボルト35を挿通することが可能とされている(図9、図10参照)。さらに、側部支持板27には、高さ方向に長い第2孔部29が形成され、この第2孔部29にも、後述する第2ボルト36を挿通することが可能とされている(図9、図10参照)。
また、図9、図11(a)に示すように、専用調整金具23の側部支持板27の第2孔部29の高さ方向の中心位置に合わせて、該側部支持板27の両側における同一高さ位置に目視可能なマーキング部27a、27aを設けた構成としている。そのようなマーキング部27aの具体例としては、側部支持板27の両側における同一高さ位置に形成した突起形状により形成することが可能である。また、他の具体例としては、上記のマーキング部27aの位置に凹形状を形成したり、側部支持板27の表面に凸部又は凹部を形成するようにしてもよい。
このように、専用調整金具23の側部支持板27における第2孔部29の高さ方向の中心位置に合わせて、該側部支持板27の両側における同一高さ位置に突起形状等による目視可能なマーキング部27a、27aを設けたことにより、専用調整金具23の側部支持板27の取り付け位置のセンター出しや、傾き状態を目視で確認することができ、施工時の作業性を向上することが可能となる。
なお、実施例1に関する図1〜図7には、上記のマーキング部27a、27aを図示していないが、実施例1の専用調整金具3の側部支持板7にも上記と同様のマーキング部27a、27aを設けることにより、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
また、本実施例では、上記の専用調整金具23の上部支持板26の裏面の所定位置に補強用リブ26aを形成した構成としている。そのような補強用リブ26aは、図11(b)に示すように、専用調整金具23の裏面における両側の短辺、さらには専用調整金具23の裏面における長手方向の中央位置の短辺方向等に形成することによって、該専用調整金具23の上部支持板26を補強することが可能となる。
一方、専用固定金具24は、図12(a)〜(d)に示すように、長方形部材の面内の長手方向に沿って長尺の案内孔部30を形成し、該案内孔部30に並行に沿う各短辺に第1爪部31と第2爪部32を形成し、第1爪部31側の下部に溝部33を形成した構成としている。また、専用固定金具24の第1爪部31と第2爪部32の底辺は、専用調整金具23の上部支持板26における短辺方向に形成した弧状と同様の曲率半径を有する湾曲形状に形成されている。
上記のように構成された本実施例の専用調整金具23と専用固定金具24とから成る架台基礎用金具21を用いて施工するには、図9又は図10に示すように、地盤等に打設したH形鋼等のような杭基礎からなる基礎体22の上端付近のボルト穴34に専用調整金具23の側部支持板27の第2孔部29を合わせる。この際、側部支持板27の両側に設けたマーキング部27a、27aによって目視で容易に第2孔部29のセンター位置を確認することが可能となる。次いで、第2ボルト36を側部支持板27の第2孔部29に挿通すると共に基礎体22のボルト穴34に挿通し、第2ボルト36にナット38(図10参照)を緩やかに止めた状態にする。
そして、図9又は図10に示すように、上記の専用調整金具23の上部支持板26に架台用梁材25を上載し、この架台用梁材25の両側のフランジ25f、25fの端部に各専用固定金具24の溝部33を掛けて第1爪部31でフランジ25fの面上を係止する。また、専用調整金具23の上部支持板26の各第1孔部28に挿通した第1ボルト35を専用調整金具23の各案内孔部30に挿通し、この第1ボルト35にナット37を緩やかに止めた状態にする。
次いで、図13(a)に示すように、第1ボルト35に対するナット37、及び第2ボルト36に対するナット38を締結する前の状態において、いずれかの基礎体22の頭部が他の基礎体22に比較して高さhだけ異なる場合、その高さhだけ専用調整金具23を引き上げるか又は引き下げることによって、専用調整金具23の高さを調整し、所定の高さとする。
また、図9に示すように、垂直線Vに対する基礎体22の軸線Cの傾きαに応じて、専用調整金具23を第2ボルト36の周りに回動し、専用調整金具23の上部支持板26を長手方向に対して水平状態に調整する。
さらに、図14に示すように、基礎体22が専用調整金具23の上部支持板26の短辺方向に傾斜した場合、専用固定金具24を第1ボルト35に挿通された案内孔部30の長手方向の範囲内で移動し、架台用梁材25が水平となるように調整する。その後ナット37及びナット38を締付けることによって架台用梁材25の水平状態を固定することができる。
このような作業によって、作業者は基礎体22の高さや傾き等に誤差がある場合でも、その基礎体22の修正を行うことなく、上記のように専用調整金具23及び専用固定金具24を調整し、第1ボルト35とナット37の締結、及び第2ボルト36とナット38の締結を行うことによって、各架台用梁材25を水平状態に固定することが可能となる。
また、上記の作業において、専用調整金具24の上部支持板26には長辺方向に離間した位置に長辺方向に長い一対の第1孔部28が形成されているため、専用調整金具24の上部支持板26の一対の第1孔部28、28の長さを実施例1の第1孔部8よりも長くとることが可能となる。従って、本実施例では、各第1孔部28の長さの範囲内で可動する第1ボルト35に締結される専用固定金具24の可動範囲を広く取ることができ、基礎体22の上部に固定する架台用梁材25のフランジ25fの大きさの変化に広い範囲で対応することが可能となる。
本実施例においては、図15(a)〜(e)に示すように、実施例2で説明した構造と同様の構成による専用調整金具23の側部支持板27の上部に上部引掛部39aを設ける一方、その下部に下部引掛部39bを設け、これらの上部引掛部39aと下部引掛部39bとの間に、図16(a)及び(b)に示す専用座金40を設けた構成としている。また、その他の構成は、上記の実施例2の専用調整金具23及び専用固定金具24と同様に構成されている。従って、実施例2の説明に用いた図面の各部に記載されている符号数字は、本実施例においても同様の部材には同様の符号数字を用いて説明することにする。
以下、本実施例について詳細に述べると、図15(a)〜(e)に示す専用調整金具23は、実施例2と同様に、長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板26と該上部支持板26の一側部から下方に垂下してなる側部支持板27とから形成されている。また、上部支持板26には、長辺方向に離間した位置に長辺方向に長い一対の第1孔部28、28が形成されている。また、専用調整金具23の側部支持板27の中央部には高さ方向に長い第2孔部29が形成されている。
このような専用調整金具23において、側部支持板27の内側面の上部と下部に夫々突出してなる上部引掛部39aと下部引掛部39bとが横方向に長尺の凸部形状をなして、該専用調整金具23の上部支持板26に沿って互いに平行に形成されている。
さらに、上記の構成において、専用調整金具23の側部支持板27の上部引掛部39aと下部引掛部39bとの間に沿って専用座金40が移動可能に設けられている。この専用座金40は、図16(a)又は(b)に示すように、例えば矩形の平面形状に形成され、その面内に斜め方向に長形のボルト孔40aが形成された構成としている。
また、図17(a)〜(e)に示す専用固定金具24は、実施例2で説明したように、長方形部材の面内に長尺の案内孔部30を形成し、各短辺の下部に第1と第2の爪部31、32を形成すると共に、第1爪部31側の下部に溝部33を形成した構成としている。
このような構成において、図18(a)〜(f)に示すように、専用調整金具23の上部引掛部39aと下部引掛部39bとの間に専用座金40を当接し、該専用座金40のボルト孔40aに第2ボルト36を挿通し、この第2ボルト36を側部支持板27の高さ方向に長く形成した第2孔部29に挿通する。さらに、第2ボルト36を地盤に立てた基礎体22(図19(a)〜(f)参照)の上部のボルト穴34に挿通し、専用調整金具23の高さ及び取付角度を調整した状態で第2ボルト36にナット38を締結する。
さらに、図19(a)〜(f)に示すように、専用調整金具23の上部支持板26に上載した架台用梁材25のフランジ25f側端部に専用固定金具24の溝部33を掛けて第1爪部31でフランジ25fの面上を係止すると共に、第1ボルト35を専用調整金具23の上部支持板26の各第1孔部28と専用固定金具24の案内孔部30に挿通して、架台用梁材25の傾き調整を行うことにより、基礎体22と架台用梁材25とを所定の設置位置に水平に固定する。
このような構成において、図18(a)〜(f)に示すように、上記の第2ボルト36は、専用座金40のボルト孔40aと専用調整金具23の第2孔部29と基礎体22のボルト穴34に同時に挿通されているため、専用調整金具23の高さ及び傾きの調整量に応じて、専用座金40を側部支持板27の上部引掛部39aと下部引掛部39bとの間に沿って移動させながら調整することが可能である。
また、このように調整した後、第2ボルト36にナット38を締結すると、専用座金40は専用調整金具23の側部支持板27と面接触した状態で固定されるため、専用座金40と専用調整金具23の側部支持板27との接触箇所に静止摩擦力が生じ、外力を受けた際にも、基礎体22に対する専用調整金具23のズレを最小限に抑えることが可能となる。
以下、本発明の架台基礎用金具1を用いて架台用梁材5を設置する施工方法について説明する。なお、以下の説明においては、本発明の実施例1で説明した架台基礎用金具1の専用調整金具3と専用固定金具4を図面に用いて架台用梁材5を設置する施工方法について述べる。ただし、その施工方法は、実施例2及び実施例3の専用調整金具23と専用固定金具24でも同様に適用することが可能である。
まず、図20(a)に示すように、事前に調査した現場の図面に基づいて、基礎体2(図20(b)参照)の打設位置を設計する。現場では、設計した打設位置の座標を基に測量機器41を用いて測量用仮杭42aを目印にして基礎打設箇所杭42bを打設位置に打ち込む。このように、予め打設位置に基礎打設箇所杭42bを打つことによって、後述する基礎体2の打設をより円滑に行うことが可能となる。
次いで、図20(b)に示すように、上記の測量による位置出しによって、打設すべき位置を定めた箇所に、基礎体2をバイブロハンマ43でセットする。さらに、図20(c)に示すように、基礎体2の垂直性をできるだけ保った状態で、基礎体2の突出長さが必要な高さになるように打設する。そして、基礎体2が必要な高さになった時点で打設を完了する。
上記の高さ調整の方法としては、図20(d)に示すように、支持部材44aに張った水糸44を使用して各基礎体2に取り付けた専用調整金具3の高さを合わせる方法がある。また、レーザーレベル45を地盤に据付け、架台用梁材5(図21(a)参照)の設計高さに尺46の下端を合わせ、受光器47の検出部47aがその中心でレーザ光48を捕らえる位置に受光器47を固定し、各専用調整金具3の上部支持板6に当てて高さを合わせる方法がある。
そして、図20(e)に示すように、専用調整金具3の上部支持板6の上面に設置した水準器49により、上部支持板6の水平状態を調整した後、各専用調整金具3の第1ボルト15をナット17に締結して固定する(図6(a)、(b)参照)。
次に、図21(a)に示すように、専用調整金具3の上部支持板6に架台用梁材5を設置する。そして、図21(b)に示すように、架台用梁材5が転倒しないように、各架台用梁材5を専用固定金具4の第1ボルト15とナット17で仮止めする(図6(a)、(b)参照)。
さらに、図21(c)に示すように、一列の複数の架台用梁材5、5…における各架台用梁材5の通りYや、各架台用梁材5、5…の間隔L1、さらには隣設する列において互いに対向する架台用梁材5、5の間隔L2等を調整した後、各架台基礎用金具1に仮止めしてある専用固定金具4の第1ボルト15にナット17を本締めすることにより(図6(a)、(b)参照)、施工を完了する。
本発明の架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法は、地盤に設けた基礎体の上部に架台用梁材を介して太陽電池モジュール等を設置する際、基礎体の高さや傾き等の施工誤差を簡単な作業によって調整することができるようにした架台基礎用金具及び架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法として利用可能である。
1 架台基礎用金具
2 基礎体
2w ウェブ
3 専用調整金具
4 専用固定金具
5 架台用梁材
5f フランジ
6 上部支持板
7 側部支持板
8 第1孔部
9 第2孔部
10 案内孔部
11 第1爪部
12 第2爪部
13 溝部
14 ボルト穴
15 第1ボルト
16 第2ボルト
17 ナット
18 ナット
21 架台基礎用金具
22 基礎体
23 専用調整金具
24 専用固定金具
25 架台用梁材
25f フランジ
26 上部支持板
26a 補強用リブ
27 側部支持板
27a マーキング部
28 第1孔部
29 第2孔部
30 案内孔部
31 第1爪部
32 第2爪部
33 溝部
34 ボルト穴
35 第1ボルト
36 第2ボルト
37 ナット
38 ナット
39a 上部引掛部
39b 下部引掛部
40 専用座金
40a ボルト孔
41 測量機器
42a 測量用仮杭
42b 基礎打設箇所杭
43 バイブロハンマ
44 水糸
44a 支持部材
45 レーザーレベル
46 尺
47 受光器
47a 検出部
48 レーザ光
49 水準器
C 軸線
E 地盤
V 垂直線
α 傾き角度

Claims (6)

  1. 地盤に設けた複数の基礎体の上部に専用調整金具を固定すると共に、該専用調整金具に取り付けた専用固定金具で架台用梁材を固定するようにした架台基礎用金具において、
    専用調整金具は、長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板と、該上部支持板の長辺側から下方に垂下してなる側部支持板とから形成され、上部支持板には長辺方向に離間した位置に短辺方向に長い一対の第1孔部が形成され、また側部支持板には高さ方向に長い第2孔部が形成され、該第2孔部に挿通した第2ボルトを基礎体の上部のボルト穴に挿通して専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で締結する一方、
    専用固定金具は、長方形部材の面内の長手方向に長い案内孔部を形成し、該長方形部材の各短辺に第1と第2の爪部を形成すると共に、第1爪部側の下部に溝部を形成してなり、
    専用調整金具の上部支持板に上載した架台用梁材のフランジ側端部に専用固定金具の溝部を掛けて第1爪部でフランジ面上を係止すると共に、専用固定金具の案内孔部に挿通した第1ボルトを専用調整金具の上部支持板の各第1孔部に挿通して、架台用梁材の傾き調整を行うことにより、基礎体と架台用梁材とを所定の設置位置に水平に固定するようにしたことを特徴とする架台基礎用金具。
  2. 地盤に設けた複数の基礎体の上部に専用調整金具を固定すると共に、該専用調整金具に取り付けた専用固定金具で架台用梁材を固定するようにした架台基礎用金具において、
    専用調整金具は、長方形状の短辺方向に弧状に湾曲してなる上部支持板と該上部支持板の側部から下方に垂下してなる側部支持板とから形成され、上部支持板には第1孔部が形成されると共に側部支持板には高さ方向に長い第2孔部が形成され、該第2孔部に挿通した第2ボルトを基礎体の上部のボルト穴に挿通して専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で締結する一方、
    専用固定金具は、長方形部材の面内に長尺の案内孔部を形成し、各短辺の下部に第1と第2の爪部を形成すると共に第1爪部側の下部に溝部を形成した構成を有し、
    専用調整金具の上部支持板に上載した架台用梁材のフランジ側端部に専用固定金具の溝部を掛けて第1爪部でフランジ面上を係止すると共に、第1ボルトを専用固定金具の案内孔部と専用調整金具の上部支持板の各第1孔部に挿通して、架台用梁材の傾き調整を行うことにより、基礎体と架台用梁材とを所定の設置位置に水平に固定するようにしたことを特徴とする架台基礎用金具。
  3. 専用調整金具の上部支持板には長辺方向に離間した位置に長辺方向に長い一対の第1孔部が形成され、専用固定金具は該専用固定金具を形成する長方形部材の各短辺に第1と第2の爪部を形成したことを特徴とする請求項2記載の架台基礎用金具。
  4. 専用調整金具の側部支持板の第2孔部の高さ方向の中心位置に合わせて、該側部支持板の両側における同一高さ位置に突起形状による目視可能なマーキング部を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の架台基礎用金具。
  5. 専用調整金具に設けられた側部支持板の内側面の上部と下部に突出してなる横方向に長尺の引掛部を該専用調整金具の上部支持板に沿って互いに平行に形成すると共に、これらの上部引掛部と下部引掛部との間に沿って移動可能に形成した専用座金の面内に斜め方向に長形のボルト孔が形成され、側部支持板の上部引掛部と下部引掛部との間に当接した専用座金のボルト孔に第2ボルトを挿通し、該第2ボルトを側部支持板の高さ方向に長く形成した第2孔部に挿通し、さらに該第2ボルトを地盤に立てた基礎体の上部のボルト穴に挿通して、専用調整金具の高さ及び取付角度を調整した状態で該第2ボルトにナットを締結するようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の架台基礎用金具。
  6. 予め設計した基礎体の打設位置の座標に基いて、現場にて測量機器を用いながら基礎打設箇所杭を予定の打設位置に打ち込み、この基礎打設箇所杭を打ち込んだ位置に基礎体をバイブロハンマを用いて所定の高さまで打設し、各基礎体の上部に専用調整金具を取り付けると共に各専用調整金具の上部支持板の高さ及び水平状態を調整した後、各専用調整金具をボルトとナットを用いて基礎体の上部に固定し、次いで各専用調整金具の上部支持板に架台用梁材を設置すると共に、各架台用梁材に専用固定金具をボルトとナットで仮止めし、一列の複数の架台用梁材における各架台用梁材の通り、各架台用梁材の間隔、さらには隣設する列において互いに対向する架台用梁材の間隔を調整した後、各架台基礎用金具に仮止めしてある専用固定金具のボルトとナットを本締めすることを特徴とする請求項1,2,3又は5記載の架台基礎用金具を用いた架台用梁材の施工方法。
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