JP4188623B2 - タイヤのパンクシーリング剤の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

タイヤのパンクシーリング剤の製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロピレングリコールからなる凍結防止剤を高濃度で含有するパンクシーリング剤を製造する際の、ゴム凝集塊の生成を抑制しうるタイヤのパンクシーリング剤の製造方法、及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤにパンクが発生したとき、タイヤ内に注入してパンク部分を内部からシールするパンクシーリング剤として、ゴムラテックスに粘着剤と凍結防止剤とを少なくとも配合したものが広く採用されている。
【0003】
しかし、この種のパンクシーリング剤においては、保管中に凍結を起こした場合、その中のゴム成分が固形化してパンクシーリング剤としての使用ができなくなるという問題がある。これは、パンクシーリング剤は、凍結防止剤の水溶液中に、ゴム粒子と粘着剤の粒子とが界面活性剤のイオン斥力により分散浮遊している粘度30cps程度のミルク状の液体であるが、水溶液が凍結したとき、ゴム粒子同士が融合して塊状に固形化するためである。なお、いったん凝集塊となったゴム成分は、その後解凍した場合にも元に戻ることがなく、タイヤへの注入性やシール性を著しく阻害する。
【0004】
従って、近年、保管中においてパンクシーリング剤を凍結させないために、凍結防止剤として、凍結防止効果のより高いプロピレングリコールを用いることが望まれている。なおプロピレングリコールは、比重が天然ゴム粒子の比重に近いことから、長期保管中、液内でゴム粒子が次第に浮上して液面付近でゴム粒子濃度が上昇するのを抑制する効果があり、このゴム粒子濃度の上昇に起因するゴムのクリーム状化を抑えることにも優れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プロピレングリコールは、水との混和力が非常に強い粘性の液体であり、従って、通常の操作で、プロピレングリコールをゴムラテックス中に注入した場合、プロピレングリコールと接触する周囲のラテックスから水分を急激に吸収する。そのため、周囲のラテックス中のゴム粒子の濃度が非常に高くなり、ゴム粒子同士が融合して凝集塊として固形化してしまうなど、パンクシーリング剤の形成が困難になるという新たな問題が発生する。
【0006】
このような状況に鑑み、本発明者が研究した結果、前記ゴム凝集塊の生成を低く抑えながら、プロピレングリコールとゴムラテックスとを混合させてパンクシーリング剤を製造するためには、ゴムラテックスと粘着剤との混合溶液を早い速度で攪拌しながら、この混合溶液の表面に、プロピレングリコールを遅い注入速度で少しずつゆっくりと注入し、ゴム粒子濃度が局部的に高くならないようにすることが有効であることが判明した。
【0007】
そこで本発明は、ゴムラテックスと粘着剤との混合溶液を、先端速度が1.0〜10.0m/秒で回転する攪拌羽根の回転により攪拌しながら、この混合溶液の表面に、プロピレングリコールを、複数個の注入口から1個の注入口当たり0.01〜1.0リッタ−/分の注入速度で注入することを基本として、ゴム凝集塊の生成を大幅に抑制することができ、プロピレングリコールを配合した凍結し難いパンクシーリング剤を、高品質で製造しうるタイヤのパンクシーリング剤の製造方法、及び製造装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、ゴムラテックスと、粘着剤と、プロピレングリコールからなる凍結防止剤とを少なくとも含むタイヤのパンクシーリング剤の製造方法であって、
円筒状容器に収容した前記ゴムラテックスと前記粘着剤との混合溶液に、前記凍結防止剤を注入攪拌する凍結防止剤注入攪拌ステップを含み、
該凍結防止剤注入攪拌ステップは、先端速度が1.0〜10.0m/秒で回転する攪拌羽根の回転により前記混合溶液を攪拌しながら、前記凍結防止剤を複数個の注入口から1個の注入口当たり0.01〜1.0リッタ−/分の注入速度で前記混合溶液の表面に注入し、
かつ注入口の形成個数nと前記注入速度vとの積(n×v)である全注入速度を0.5〜20リッタ−/分とするとともに
前記ゴムラテックスの、パンクシーリング剤の全重量に対する配合量を40〜60重量部、前記粘着剤は、その配合量が、パンクシーリング剤の全重量に対し、10〜30重量部、プロピレングリコールは、その配合量を、パンクシーリング剤の全重量に対して25〜35重量部の範囲としたことを特徴としている。
【0009】
又請求項2の発明では、前記複数の注入口は、円筒状容器の中心線からの距離を、前記円筒状容器の半径Rの60〜90%としたことを特徴としている。
【0010】
又請求項3の発明では、前記複数の注入口は、一つの円周上で並んで配されることを特徴としている。
【0011】
又請求項4の発明は、前記請求項1〜3の何れかに記載のタイヤのパンクシーリング剤の製造方法に用いる製造装置であって、
ゴムラテックスと粘着剤との混合溶液を収容する円筒状容器と、
前記円筒状容器と同心な回転中心を有しかつ先端速度が1.0〜10.0m/秒で回転することにより前記円筒状容器に収容する混合溶液を攪拌する攪拌羽根と、
複数個の注入口を有しかつ1個の注入口当たり0.01〜1.0リッタ−/分の注入速度で凍結防止剤を前記混合溶液の表面に注入する凍結防止剤注入具とを具えることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
本発明は、ゴムラテックスと、粘着剤と、プロピレングリコールからなる凍結防止剤とを少なくとも含むパンクシーリング剤の製造方法であって、特に、前記凍結防止剤の配合量を、パンクシーリング剤の全重量に対し25〜35重量部の範囲に高めたパンクシーリング剤の製造に好適に採用できる。
【0013】
ここで、前記パンクシーリング剤に用いるゴムラテックスとしては、シール性能の高い天然ゴムラテックスを用いることが好ましい。特に、この天然ゴムラテックスから蛋白質を除去した所謂脱蛋白天然ゴムラテックスは、より少ないアンモニアで腐敗を抑えることができるため、アンモニアに起因するスチールコードへの腐食損傷及び刺激臭の発生を防止するという観点からも、より好ましく使用できる。
【0014】
又要求により、天然ゴムラテックスの一部を、例えばスチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム、クロロプレンゴム、ビニルピリジンゴム、ブチルゴムなどの合成ゴムラテックスに置換えてブレンドしたものを使用することもできる。
【0015】
なおパンクシーリング剤が、走行により速やかにパンク穴に入り込み、このパンク穴を塞ぎ、かつある程度の走行距離までシール性能を保持させるために、前記ゴムラテックスの、パンクシーリング剤の全重量に対する配合量を40〜60重量部としている。なお、一般にゴムラテックスに占めるゴム固形分の割合は、60重量%程度である。
【0016】
次に前記粘着剤としては、前記ゴムラテックスを凝固させない種々の樹脂系粘着剤が使用でき、例えばテルペン樹脂、フェノール樹脂が好ましく使用できる。他に好ましい樹脂系粘着剤として、ポリビニルエステル、ポリビニルアルコール、およびポリビニルピロリジンがある。
【0017】
この樹脂系粘着剤は、ゴムラテックスとタイヤとの接着性を高め、シール性能を向上させるために用いられるものであり、その配合量は、パンクシーリング剤の全重量に対し、10〜30重量部が好ましい。10重量部未満では、パンクシーリング剤の粘着性が低くなり、シール性能及びシール保持性能が不十分となる。逆に30重量部を越えると、ラテックス配合量が相対的に減じるためにシール性能が低下する。
【0018】
又前記凍結防止剤としては、保管中にパンクシーリング剤が凍結し、ゴム粒子が凝集して固形化するのを防止するため、凍結防止効果の高いプロピレングリコール(C3 8 2 )を使用するとともに、本例では、その配合量を、パンクシーリング剤の全重量に対して25〜35重量部の範囲まで高めている。これによって、パンクシーリング剤の凍結温度を例えば−30℃以下の低温にまで減じることが可能となる。
【0019】
なおパンクシーリング剤には、安定剤として界面活性剤を、パンクシーリング剤の全重量に対して0.4〜2.0重量部程度添加することができ、この界面活性剤として、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、特殊カルボン酸型界面活性剤などが好適に採用しうる。
【0020】
そしてこのようなパンクシーリング剤を、以下の如き製造方法によって製造する。即ち、パンクシーリング剤の製造方法は、図1に概念的に示すように、円筒状容器10に収容したゴムラテックス1と粘着剤2との混合溶液3に、凍結防止剤4を注入攪拌する凍結防止剤注入攪拌ステップS1を含んで構成している。
【0021】
この凍結防止剤注入攪拌ステップS1では、攪拌羽根11を用い、円筒状容器10に収容した混合溶液3を攪拌しながら、その表面に、前記凍結防止剤4を複数個の注入口12Aから少しずつ注入する。
【0022】
このとき、ゴム凝集塊の生成を低く抑えるために、
▲1▼ 前記攪拌羽根11を、その先端速度が1.0〜10.0m/秒の範囲となる高速度で回転せしめ、前記混合溶液3の攪拌速度、即ち流速を大幅に高めること;及び
▲2▼ 一個の注入口12Aからの凍結防止剤4の注入速度を、0.01〜1.0リッタ−/分の範囲に低く抑えること;
が必要であり、これによって、プロピレングリコール(凍結防止剤4)が注入された際に、このプロピレングリコールが周囲から水分を急激に吸収してゴム粒子濃度を局部的に高めるのを防止でき、ゴム凝集塊の生成を抑制しうる。
【0023】
前記先端速度が1.0m/秒よりも遅い場合、及び注入速度が1.0リッタ−/分より速い場合には、ゴム凝集塊の生成抑制効果を発揮することができなくなる。又前記先端速度が10.0m/秒より速い場合には、混合溶液3等が遠心力で飛び散り、安定した攪拌ができなくなる。又注入速度が0.01リッタ−/分より遅い場合には、注入時間が長くなり生産性を損ねる結果を招く。このような観点から、注入速度は0.02〜0.8リッタ−/分の範囲が好ましく、又先端速度は2.0〜7.0m/秒の範囲が好ましい。
【0024】
又前記注入口12Aは、混合溶液3の表面及び円筒状容器10の壁面から離して設けられており、もし表面及び壁面に接触していると、注入された凍結防止剤4が注入口12Aに付着して、或いは壁面に付着して、攪拌が充分に行われなくなる。なお本例では、注入口12Aを、前記混合溶液3の表面から1cm以上の距離L3、壁面から1cm以上の距離L4を隔てて配している。
【0025】
又注入口12Aは、複数個設けられ、注入時間の迅速化が図られるが、そのためには、前記注入口12Aの形成個数nと前記注入速度vとの積(n×v)である全注入速度を0.5〜20リッタ−/分とする。
【0026】
又各注入口12Aは、円筒状容器10の中心線iからの距離L1が、前記円筒状容器の半径Rの60〜90%の範囲に設けることが好ましく、90%を越えると、注入した凍結防止剤4が円筒状容器10の内壁面に付着し、そこからゴム凝集塊の生成、成長を誘発する傾向となる。逆に60%未満では、混合溶液3の流速が遅く凍結防止剤4が充分に混ざりきらず、同様にゴム凝集塊の生成抑制効果の低下を招く。
【0027】
なお複数の注入口12Aを設けた場合には、注入口12Aの間の距離を50mm以下に近接しないことも必要であり、そのために本例では、図2に示す如く、円筒状容器10と同心な一つの円周線K上に、50mmを越える距離dを隔てて等間隔で並設している。
【0028】
又前記攪拌羽根11は、前記円筒状容器10と同心な回転中心jを有し、又前記注入口12A付近の凍結防止剤4を素早く攪拌して混合させるために、前記回転中心jから攪拌羽根11の先端までの羽根長さL2を、前記円筒状容器10の半径Rの60〜90%の範囲とするのが好ましい。60%未満では、注入口12A付近の凍結防止剤4を素早く攪拌することが難しく、又90%を越えると、混合溶液3等を安定して攪拌することが難しくなるなど、何れも攪拌効率の低下を招く。なお羽根長さL2は、前記範囲であれば、前記距離L1と相違しても良い。
【0029】
又前記凍結防止剤注入攪拌ステップS1では、凍結防止剤4の注入が完了した後も、ある程度攪拌を継続するのが好ましい。これは本実施形態の如く、混合溶液3を早い速度で攪拌しながら、凍結防止剤4を遅い注入速度で少しずつ注入した場合にも、微少な凝固物の生成を防ぐことは難しく、従って、攪拌を継続し、微少な凝固物同士を凝集、成長させることにより、濾過による除去作業を容易とする。なお攪拌の継続時間は、製造するパンクシーリング剤の容積によって相違するが、例えば15リッタの場合、5分以上とすることが好ましい。
【0030】
又このような凍結防止剤注入攪拌ステップS1は、図1に略示した製造装置20を用いて実施しうる。この製造装置20は、前記円筒状容器10と前記攪拌羽根11と、前記複数の注入口12Aを有する凍結防止剤注入具12とを具えて構成されえる。
【0031】
なお前記凍結防止剤注入具12は、ホルダ13により円筒状容器10と同心に支持される円環状の注入管14を有し、この注入管14の下面に前記注入口12Aを等間隔で形成している。なお図中の符号15は、前記注入管14に凍結防止剤4を供給する供給管であり、又符号16は、製造されたパンクシーリング剤を排出する排出口10Aを開閉するバルブである。
【0032】
又前記混合溶液3は、予めゴムラテックス1と粘着剤2とを前記円筒状容器10内で混合させて形成することもできるが、他の容器で混合したものを前記円筒状容器10内に投入しても良く、又ゴムラテックス1と粘着剤2とは従来的な種々の方法で容易に混合できる。
【0033】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0034】
【実施例】
本発明の製造方法に従い表1の仕様でパンクシーリング剤を夫々1000リッター製造し、その時に発生したゴム凝集塊の生成量を測定し比較した。
【0035】
(1) パンクシーリング剤の仕様:
・脱蛋白天然ゴムラテックス −−−−50重量%
・粘着剤(テルペン樹脂) −−−−20重量%
・凍結防止剤(プロピレングリコール)−−−−30重量%
【0036】
(2) 装置の仕様:
・円筒状容器の
容量 −−−−1000リッター
半径R −−−−50cm
・攪拌羽根の長さL2 −−−−40cm
・注入口の口径 −−−−2mm
・注入口の個数 −−−−20個
【0037】
(3) ゴム凝集塊の生成量:
パンクシーリング剤を形成した際に発生したゴム凝集塊の生成量を測定し、
パンクシーリング剤に含まれるゴム成分全体の重量に対する比で表示した。
【0038】
【表1】
Figure 0004188623
【0039】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く、ゴムラテックスと粘着剤との混合溶液を、所定の早い速度で攪拌しながら、この混合溶液の表面に、プロピレングリコールを所定の遅い注入速度で少しずつ注入しているため、ゴム粒子濃度が局部的に高くなるのを抑制することができ、ゴム凝集塊の生成を低く抑え、プロピレングリコールを配合した凍結し難いパンクシーリング剤を、高品質で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンクシーリング剤の製造方法を、それに用いる製造装置の一実施例とともに概念的に示す線図である。
【図2】注入口の配置状態を示す線図である
【符号の説明】
1 ゴムラテックス
2 粘着剤
3 混合溶液
4 凍結防止剤
S1 凍結防止剤注入攪拌ステップ

Claims (4)

  1. ゴムラテックスと、粘着剤と、プロピレングリコールからなる凍結防止剤とを少なくとも含むタイヤのパンクシーリング剤の製造方法であって、
    円筒状容器に収容した前記ゴムラテックスと前記粘着剤との混合溶液に、前記凍結防止剤を注入攪拌する凍結防止剤注入攪拌ステップを含み、
    該凍結防止剤注入攪拌ステップは、先端速度が1.0〜10.0m/秒で回転する攪拌羽根の回転により前記混合溶液を攪拌しながら、前記凍結防止剤を複数個の注入口から1個の注入口当たり0.01〜1.0リッタ−/分の注入速度で前記混合溶液の表面に注入し
    かつ注入口の形成個数nと前記注入速度vとの積(n×v)である全注入速度を0.5〜20リッタ−/分とするとともに
    前記ゴムラテックスの、パンクシーリング剤の全重量に対する配合量を40〜60重量部、前記粘着剤は、その配合量が、パンクシーリング剤の全重量に対し、10〜30重量部、プロピレングリコールは、その配合量を、パンクシーリング剤の全重量に対して25〜35重量部の範囲としたことを特徴とするパンクシーリング剤の製造方法。
  2. 前記複数の注入口は、円筒状容器の中心線からの距離を、前記円筒状容器の半径Rの60〜90%としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤのパンクシーリング剤の製造方法。
  3. 前記複数の注入口は、一つの円周上で並んで配されることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤのパンクシーリング剤の製造方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のタイヤのパンクシーリング剤の製造方法に用いる製造装置であって、
    ゴムラテックスと粘着剤との混合溶液を収容する円筒状容器と、
    前記円筒状容器と同心な回転中心を有しかつ先端速度が1.0〜10.0m/秒で回転することにより前記円筒状容器に収容する混合溶液を攪拌する攪拌羽根と、
    複数個の注入口を有しかつ1個の注入口当たり0.01〜1.0リッタ−/分の注入速度で凍結防止剤を前記混合溶液の表面に注入する凍結防止剤注入具とを具えることを特徴とするタイヤのパンクシーリング剤の製造装置。
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