JP4188600B2 - 筒状シームレス編成材料を形成すべく直線編みを行う方法および編機 - Google Patents
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Description
本発明は、編み針を案内する2つの区画と、これらの編み針を選択する手段と、選択された編み針を変位するキャリッジと、編糸を案内する部材とを備えた直線編機でシームレス筒状ニットを形成する方法、および、該方法を実施する直線編機に関する。
【0002】
従来の直線編機は僅かな改変により、特にパンツなどの様に単一筒状要素へと接合される2つの筒状要素から形成される物品などのシームレスで筒状の物品を編成できた。しかし上記編機は斯かる物品を、ズボン用生地を作成すべく十分に高密度なニットをもつ物品生産し得ない。或いは、上記編機は経済的に実施可能な条件での生産を許容し得ない、と言うのも、生産速度が非常に遅いからである。また丸編み機は、並置された筒状要素の生産を許容せず、また、たとえば編糸の張力、編目の密度などの変更による直径可変筒状要素または他の要素の生産を許容しない。
【0003】
本発明の目的は、少なくとも部分的に上記欠点を克服し得る、直線編機でシームレス筒状ニットを生産するに在る。
【0004】
この目的の為に本発明の主題は先ず、請求項1により定義された如く上記形式の直線編機でシームレス筒状ニットを形成する方法である。
【0005】
該方法は好適には、単一筒状体へと接合される2個の筒状体を形成することでシームレスパンツを生産可能とする方法に関する。
【0006】
本発明の主題はまた、上記編成方法を実施すべく請求項3に定義された編機、および、該方法を実施して得られるパンツ、ボクサーパンツまたはタイツである。
【0007】
本発明は、好適な経済的条件で新規な製品の製造を許容するという利点を有する。如何なるサイズであれシームレスのパンツもしくはボクサーパンツは、その生産方法が未だ公知でないことを考慮すると、実際に知られていない物品である。
【0008】
本発明の主題である上記方法の利点のひとつは、当該物品の単一もしくは複数の筒状部分の直径は物品に対し所望形状を与えるべく変更され得るという事実に在る。
【0009】
実際、以下の記述から明確に理解され得る如く、本発明に係る上記編成方法は従来の直線編機では実施され得ず、新規な直線編機の概念を要することから、直線編機において通常的に実施されるのとは相当に異なる新規な編成概念を想定することでのみ本発明が実現され得ることが説明される。実際、各区画にひとつとされた2個の異なる編成物を、ひとつの区画から他の区画にかけてニット編糸を転送することにより連続的に接合してシームレス筒状要素の形成を許容することで編成可能とする概念の創造が必要とされた。この原理から開始すれば、並置された2個の筒状要素であって、その後、該2個の筒状要素を分離する編み針を選択することで単一筒状要素へと接合され得る2個の筒状要素の同時生産が想定され得る。
【0010】
本発明は、以下の説明、ならびに、本発明の主題である編機の2つの実施例に関し、これもまた本発明の主題である方法の2つの実施態様を概略的に且つ例示的に示す添付図面を参照することでより良く理解されよう。
【0011】
図1に示された編機は2つの区画1、2を備えた直線編機であり、該区画1、2は2つの平行な平面を形成するか、または、図1に示された如くこれらの区画の平面は相互に鋭角を形成するし、各編み針3は図2に示された如く通常の編成行程において交差しない様になっている。
【0012】
尚、本発明の理解に必要な上記機械の部分のみが示されることを銘記されたい。故に、当業者に知られると共に本発明の一部ではないこの形式の機械の通常部分は示されていない。このことは特に、編み針3の選択機構、および、キャリッジに保持された編み針を制御するカム機構に対して当てはまる。
【0013】
複数のキャリッジ4が区画1、2に沿って配置される。これらのキャリッジ4は、駆動チェーンもしくはベルト5に保持される。この駆動チェーン5は、図1においてはひとつが見える2本の垂直シャフト7の回りで夫々回転し得るべく取付けられた2個の駆動ディスク6の回りで回転する閉鎖ループを形成する。故に該駆動チェーン5に保持された各キャリッジは、常に同一方向に前進する。記述された例においてこの方向は、これらのキャリッジ4が一方の区画1から他の区画2へ又はその逆へと連続的に通過する如き矢印Fの方向である。
【0014】
案内レール8が閉鎖ループを形成し、その平面は駆動チェーン5により形成された上記閉鎖ループと平行であり、該閉鎖ループの上方に位置する。図6a、図6bに更に詳細に示された摺動支持体9は、案内レール8に係合されて該レールに沿い自由に摺動し得る。編糸ガイド10が各摺動支持体9に吊下される。この目的の為に編糸ガイド10の上端部は半円形捕捉要素10cとして終端し、摺動支持体9は長手捕捉溝9aを備え、該長手捕捉溝9aは、摺動支持体9の変位方向に関し捕捉要素10cが該長手溝9aの後部を介して退出すると共にその前部を介して再進入するのを許容すべく2個の端部にて開口している。
【0015】
各キャリッジ4はブラケット11を担持し、該ブラケットの水平アーム11aは案内レール8の直下に延在する。この水平アーム11aはスライドを形成し、2つのプッシャ、すなわち上側プッシャ12および下側プッシャ13が、上記スライドで摺動し得る如く取付けられ、各プッシャはペグ12a、13aにより夫々保持される。これらのプッシャ12、13の役割は、摺動支持体9および編糸ガイド10を案内レール8に沿って押圧することである。上側プッシャ12は、以下に見られる如く各編糸ガイドを移送する操作の間に各編糸ガイドを押圧することが企図された傾斜部分12bで終端する。
【0016】
編機は更に、区画1、2の一方と協働する編み針3のベッドから区画1、2の他方と協働する編み針3のベッドへと編糸ガイド10を移送する移送部材14を備える。各移送部材14は一緒に案内溝16を形成する2個の部分14a、14b(図5a)を備えるが、該部分の各々は吊下部材15(図1)のアーム15a、15bに固定される。案内溝16の出口端部は引込可能なフラップ16aにより閉じられるが、該フラップ16aは、スプリング16bにより保持されると共に、編糸ガイド10が各区画の一方の編み針3のベッドから各区画の他方の編み針3のベッドへと転送されるときに編糸ガイド10を保持する役割を果たす。
【0017】
編糸ガイド10はその軸部に沿い案内部分10aを備えるが、該案内部分の断面は案内溝16における案内を促進すべく長円形とされる。該案内部分10aの頂部は突起10bを備えるが、該突起10bは、移送部材14の上側面と接触することで編糸ガイド10の垂直位置を規定することが企図される。好適には移送部材14の上側面は、移送の間において編糸ガイド10を揚動することにより該編糸ガイド10を編み針3の範囲外に配置すると共に移送後には編糸ガイド10を最初の高度に戻すカムの形状である。
【0018】
図1において認められ得る如く、区画1および2に沿っては4個の移送部材14が配置される。2つの端部に夫々載置された2個の移送部材14は、それらの案内溝16の端部が内方を向きすなわち各案内溝16が相互の方を向く如く配向される。端部の各移送部材14の間に配置された他の2個の移送部材14の吊下部材15は両者ともに、以下に見られる如くこれらの部材を角度的に配向することが企図された駆動部材17に固定される。図1、図6および図7にも見られる如く吊下部材15の各々は、相互に関して逆のピッチで螺条形成された4個の部分19a、19b、19c、19dを備えた螺条形成ロッド19に係合する調節ナット18a、18b、18c、18dにも接続される。この螺条形成ロッド19の一端は、好適にはステッパモータとされ得る調節部材20に固定される。この調節部材20の役割は特に、移送部材14間の距離を調節することである。
【0019】
調節ナット18a、18dは夫々アーム77a、77dを担持する一方、調節ナット18b、18cは2本のアーム77b、77cを夫々担持する。
【0020】
区画1、2の一方の端部に夫々配置されたアーム77a、77dは、プッシャ13のペグ13aとの係合が企図されたカム21a、21b(図1および図7)を夫々担持する。区画1、2の中央部分に配置されたアーム77b、77cの各々は、以下で説明される目的のために同一のペグ13aとの係合が企図された2個のカム21c、21fもしくは21e、21dと協働する。
【0021】
図7aの拡大図に示された如く、アーム77cにより担持されたカム21dは該アーム77cの端部に枢着されたアーム81の端部に保持される。伝動ベルト78は、駆動モータ17のシャフトに固定されたプーリ79を、アーム81の枢着ピンに固定されたプーリ80へと接続する。故に、アーム81により担持されたカム21dは、2つの位置、すなわち図7aにおいて一点鎖線で示された作動位置および該図7aに実線で示された非作動位置に配置され得る。他のカム21a〜21fは、カム21dに関して上述されたのと同様の手法で起動される。
【0022】
案内レール8の各端部は、相当に拡大された部分8a、8bで終端する。これらの拡大部分の各々の進入部および出口部においては夫々、幾分か上下に重ね合わされた2個のカム22a、22b、22c、22dがプッシャ12および13のペグ12a、13aと係合すべく配置される。夫々の拡大部分8a、8bの進入部に配置されたカム22a、22cの役割は、シャフト25に保持された回転式クリール24により各々が担持された(この例では)各群が4個である2群のリール23から上記編糸ガイドが編糸を供給され得るためにこれらの拡大部分8a、8bの各々の中心を解放すべくプッシャ12、13を分離することである。
【0023】
このシャフト25は、当該機械の各端部に配置されたギヤ式駆動モータMのシャフト26に対しベベルギヤ伝動により接続されるが、該ギヤ式駆動モータMはまた夫々の伝動ベルト27により、キャリッジ4の駆動チェーン5が通過する駆動ディスク6のシャフト7も駆動する。上記、クリールのピン25の各々はまた、伝動ベルト29と係合した取出部28も担持する。伝動シャフト30はベルト29が受ける運動を、伝動ベルト31を用いて回転編糸ガイド32へと伝達する。この配置に依り、クリール24および回転編糸ガイド32の相対速度は、種々の編糸が絡まない様に制御され得る。
【0024】
図8は再び、キャリッジ4および駆動チェーン5の間における相対移動に対する装置を示している。この目的の為にキャリッジ4は、該キャリッジ4に固定されたスライド33および駆動チェーン5に固定されたスライダ34を介して、駆動チェーン5に接続される。サーボモータ35は、スライド33に沿ってスライダ34を変位すべく、該スライダ34と係合されるワーム36を回動させる役割を果たす。該サーボモータは、接触アーム38が摺動接触する給電レール37により給電される。
【0025】
各編み針3が交差しないことを考慮し、編成の間にニットを保持する部材を配備する必要がある。図4においては、斯かる部材39が視認可能である。これらの部材は、編み針3およびニット編糸が通過するのを許容すべく一種の櫛の様に構築されることは理解される。これらの保持部材39の各々は、支持バー39b上に着座する。図4に見られる如く上記保持部材の部分39aであって区画1、2の夫々の上側縁部の上方に延在する部分39aは薄寸化されることから、各編み針3が夫々の区画1、2の案内溝内へと下降したときにニットの編目を形成するための空間が残される。
【0026】
更に高密度の編目を備えたニットを生産すべく編目に対する挟持力を高め得るのは、これらの保持部材39の故にである。
【0027】
図16は編糸ガイド10の各案内部分の詳細を示すが、該案内部分の各々は、2個の環状停止部10dの間に保持された自由リング10eを備えている。この自由リング10eは、該自由リング10eが2個の環状停止部10dの間で自由に移動する如く、編糸ガイド10の軸部の直径よりも相当に大きいが環状停止部10dの直径よりは小さい直径を有している。この配置構成に依り、編糸ガイド10は編糸52の方向に関して回転し得る。故に、編糸ガイド10が転送部材14により一方の区画から他方の区画へと転送されたときに該編糸ガイド10は180°に亙り回転するが、編糸52を保持する自由リング10eの故に編糸ガイド10の回転は編糸52に影響を及ぼさず、該編糸52は該編糸を供給する上記リールの位置により規定されたのと同一の配向を保持すべく編糸ガイド10に関して回転し得る。
【0028】
上記編機の実施例は以下の如くである。
【0029】
この動作を説明すべく図1を参照し、区画1の右端部に配置された移送部材14の案内溝16の出口端部に編糸ガイド10が在る瞬間から、該編糸ガイド10により案内される編糸を追随することにする。この案内溝16の出口端部において、該編糸ガイドはフラップ16aにより保持される。キャリッジ4に対して締着されたブラケット11に固定されたプッシャ12、13により案内レール8上で押圧された摺動支持体9が該案内溝16の出口部の直上に到達したとき、摺動支持体は該案内溝16の出口部にてフラップ16aにより保持された編糸ガイド10の捕捉部材10cに遭遇する。この捕捉部材10cは捕捉溝9aの前部に進入し、案内レール8に沿って摺動支持体9を駆動する押圧体12、13に対して該捕捉部材10cが停止するまで進む。この瞬間から編糸ガイド10は、区画1に関するキャリッジ4の移動と共に該編糸ガイドの編糸を漸進的に前進させる。
【0030】
その移動の間においてキャリッジ4の(不図示の)編成カムは区画1に沿って次々と続く編み針3と係合することから、編糸ガイド10により提供される編糸を編成する該編み針は、上下動される。
【0031】
編糸ガイド10が、次の移送部材14、すなわち選択された例においては図1における区画1の右端部に配置された移送部材から開始して4個の移送部材14の内の第2の移送部材に対向すべく到達したとき、その案内部分10aはこの第2の移送部材の案内溝16の進入部に遭遇する。同時に、ペグ13aはカム21d(図7)に遭遇してプッシャ13を僅かに後方に引込めることから、摺動支持体9の捕捉溝9aの後端部を解除し、押圧体12のみがその傾斜部分12bにより編糸ガイド10と接触したままとなる。
【0032】
編糸ガイド10の案内部分10aは移送部材14の案内溝16に係合されることから、編糸ガイド10は方向を変更する一方、レール8に係合する摺動支持体9は区画1に平行な経路を追随し続ける。従って、その傾斜表面13bの故にプッシャ13はその後部により、編糸ガイド10が摺動支持体9の捕捉溝9aを退出するときに該編糸ガイド10に勢いを与え得る。押圧体12の傾斜表面12bからのこの勢いは、編糸ガイド10が保持フラップ16aに対して停止するまで編糸ガイド10を移送部材14の案内溝16内に押し入れるという効果を有し、其処で編糸ガイド10は別の摺動支持体9を押圧する別のキャリッジ4により取り上げられるのを待機する。
【0033】
移送部材14内に係合された編糸ガイド10から分離されるキャリッジ4および摺動支持体9に関し、それらは矢印Fの方向において区画1に沿った移動を続ける。区画1の右端部(図1)から2番目の移送部材14を離脱した直後、キャリッジ4により駆動される摺動支持体9は、該摺動支持体9の案内溝9aの経路が移送部材14の案内溝16の出口端部を通過することで該端部にて待機している編糸ガイド10を該経路へと駆動する如く、第3の移送部材14を通過して吊下部材15の回りを180°移動する。
【0034】
編糸ガイド10が、図1における左端部に配置された移送部材14であって区画1の第4の移送部材14の案内溝16の進入部に遭遇するまで、上記と同様の編成プロセスが生ずる。同時に、カム21a(図7)はペグ13aを用いてプッシャ13を離間移動し、プッシャ12の傾斜部分12bは編糸ガイド10を区画2に向けて転送すべく該編糸ガイド10に勢いを与える。
【0035】
次にキャリッジ4は、区画1の左端部(図1)に到達し、其処で駆動チェーン5によりディスク6の回りを回転することで区画2に向けて駆動される。レール8上の上記摺動支持体に関し、該摺動支持体は案内レール8の拡大部分8aへと接近する。この拡大部分の開始時にプッシャ12および13のペグ12a、13aは2個のカム22aに遭遇することから、これらのプッシャ12および13はループ8aの外方に引込められて該ループ8aの中央を解放し、回転編糸ガイド32から通過しているニット編糸が編糸ガイド10を通過するのを許容する。
【0036】
キャリッジ4がその回転を終了したならペグ12a、13aはカム22b(図7)に遭遇することから、摺動支持体9の捕捉溝9aが案内溝16の出口部の真下を通過するときに編糸ガイド10の捕捉部材10cがこの捕捉溝9aに挿入され且つプッシャ12および13により摺動支持体9と共にレール8に沿って駆動される如く、プッシャ12および13はそれらの初期位置へと戻る。
【0037】
ニット編糸は同一方向に定常的に回転移動し乍ら、切断されること無く区画1、2の一方の編み針3のベッドからこれらの区画の他方の編み針3のベッドへと転送されることを考慮すると、筒状ニットが形成され、且つ、区画1および2に沿っては2対の移送部材14が配置されることから、好適にはシームレスパンツ、ボクサーパンツもしくはタイツの2つの脚部を構成すべく並置された2つの筒状ニット要素が形成され得る。各脚部の所定長さに到達したなら、本発明の一部で無いが故に不図示である従来の選択手段を用いて、2つの移送部材14の間にある編み針3を選択すれば十分である。
【0038】
上述の編み針3が選択されると同時に、編糸ガイド10はもはや案内溝16に係合し得ず且つ区画1および2の2つの端部に配置された移送部材14のみが依然として使用中である如く、2個の移送部材14はモータ17を用いて90°回転される。故に、パンツ、ボクサーパンツもしくはタイツの各脚部を形成する2個の筒状ニット要素は接合されて、該パンツ、ボクサーパンツもしくはタイツの頂部を形成する単一筒状要素となる。同時に、この瞬間から各ニット編糸は各区画の全幅の半分のみでは無くこの全幅に亙り完全回転を行うことを考慮すると、ギヤ式駆動モータMはクリール24を半分の速度で駆動する。
【0039】
各キャリッジ4が無端駆動チェーン5により駆動される速度が一定であることを考慮すると、各キャリッジ4の同期を可能とするために各キャリッジ4と協働するサーボモータ35により該キャリッジ4の移動速度が増減され得る。その理由は、記述された例において各クリール24は、編成された脚部毎の4本の編糸とパンツの頂部を編成する場合の8本の編糸に対応すべく編糸を供給する4個のリール23を担持するからである。ニットの幅の増減を考慮すると、編糸ガイド10を移送部材14の出口部に運ぶためにはキャリッジ4の速度変更が必要なこともある。
【0040】
但し、キャリッジ4が逆の区画で作動すべく駆動ディスク6の回りを回動し始める前に、サーボモータ35はキャリッジ4をゼロ位置、すなわち各キャリッジ4間の基準間隔に関して前進も遅延もされない位置に戻さねばならない。
【0041】
単一もしくは複数の筒状ニット要素の直径を増加または減少するために編み針3が選択される場合、移送部材14がこの直径変更に追随する様に該移送部材14の位置を変更する必要がある。この調節は、ワーム19および調節部材20により実施される。該ワームの種々の部分19a、19b、19c、19dの螺条は逆であることから、パンツの2本の脚部が編成されるときにはワーム19の回転の方向に依存して、パンツの2本の脚部を画成すべく対合された移送部材14は相互に対して接近もしくは離間する。同様に、上述の様に区画1、2の中央部分に配置された2個の移送部材14が運転休止されてパンツの頂部を形成する単一筒状要素を編成するとき、これらの区画1、2の端部に夫々配置された2個の移送部材14は調節ネジ19の回転方向に依存して相互に関して接近もしくは離間する。
【0042】
図17に示された変形例においては、上記回転編糸ガイドがニットの筒形状に追随することから可動編糸ガイド10と該編糸ガイド32との間に配置された編糸の部分に関して配向を変更するときに該回転編糸ガイドの回りに編糸52が巻き付くのを防止すべく、筒状編糸ガイド10'を用いることも可能である。編糸52は編糸ガイド10'の管の一端に進入し、他端から退出する。故に斯かる編糸ガイド10'は、編糸が固定編糸ガイド32に巻き付かない様にして、該固定編糸ガイド32に関する配向を変更し得る。斯かる編糸ガイド10'は好適には2個のディスク10'fおよび10'gを備え、一方のディスク10'fは編糸ガイド10'を(不図示の)キャリッジに支持する役割を果たし且つ他方は(不図示の)転送アームに係合する。
【0043】
次に、図9乃至図15を参照して第2実施例を記述する。該実施例に関して記述される幾つかの変更は、先の実施例においても用いられ得る。同様に、上記第1実施例に関して記述された要素の幾つかは該第2実施例においても用いられ得る。
【0044】
これらの2つの実施例間の基本的な相違は、水平平面内において移動する代わりに第2実施例におけるキャリッジ40は2つの垂直平面内において移動することから該実施例は第1実施例の2倍のキャリッジを要する、という事実に在る。別の注目すべき相違は、ニット編糸を供給するリールに対する糸巻軸架に見られる。
【0045】
図9は、水平な枢動ピンを備えた2個のホィール42の回りに閉鎖ループを形成する無端駆動チェーン41を示している。特に図10に見られ得る如く第2の同一のチェーンが、2つの垂直区画43、44の他側に載置された第2平行ループを形成する。キャリッジ40は各々、チェーン41と交差する方向のピン40aであってキャリッジ40の枢動を可能とするピン40aにより一方のチェーン41に接続される。これらのキャリッジ40の各々は、各キャリッジ40により描かれる閉鎖ループの2つの端部に載置された2本の案内レール45との係合が企図された2個の案内ペグ40bも担持する。故にこれらのキャリッジ40は3個の案内点すなわちピン40aおよび各ペグ40bを有することから、案内レール45の故に、各キャリッジの経路の頂部から下方へ且つ底部から上方へと行くときに所定水平位置に定常的に留まりながら、各キャリッジはそれらの経路の上側水平部分から下側水平部分へと移動し得る。
【0046】
一方の区画から他方の区画への編糸の移送が編糸ガイドの転送により実施された先の実施例と異なり、該実施例においては編糸のみが移送され、編糸ガイド46はキャリッジ40に保持されている。図13、図13aおよび図14に示された如く編糸ガイド46はポスト47によりキャリッジ40に締着され、該ポスト47の回りでは筒状体48が枢動する。この筒状体48は、その下端部にてはピニオン49で終端し、且つ、その上端部にてはマルタ十字を連想させる4個の径方向ノッチ50aを備えた部材から成る編糸保持要素50で終端する。ピニオン49は、キャリッジ40上で枢動し得る如く取付けられた取出部49aと係合する。ポスト47の上端部はニット編糸52をロックする部材51を担持する。ロック部材51は、該ロック部材がポスト47上で枢動し得ると共に、ポスト47に対して自身が保持されたアーム53aに固定されたストッパ53に対してロック部材51が通常的に押圧される如く、取付けられる。戻しスプリング54は、ロック部材51を定常的にストッパ53に対して押圧維持するに役立つ。
【0047】
第1実施例の各移送部材14に相当する4個の移送ステーション55(図12、図13、図14および図15)が在ることから、筒状ニットの半分に対応する編成行程の各端部にてニット編糸は一方の区画から他方の区画へと移送され得る。またパンツの頂部の編成を許容するためには、各区画の中央部分に配置された2個の移送ステーション55が運転休止される。上記移送部材14と同様に第2実施例の移送部材55は、ニットの幅を変更すべくモータ20'、20"により制御される調節ネジ19'、19"と係合される。
【0048】
各移送ステーション55は、2個の取出部49aの経路上に夫々配置されたラック56を備える。ニット編糸52が他方の区画へと移送されるために編糸52が編糸ガイド46から解放されるべき側に編糸52をロックすべく、部材51の部分51aの経路上には再び解除カム57が載置される。記述された例において、該解除カム57は図13に関して左側に配置される。
【0049】
この移送ステーション55のフレームは、当該移送スライド58、59の行程の制限を企図した2個のストッパ58a、59aを夫々担持する2個の移送スライド58、59も備える。2個の駆動部材60は、これらのスライドを一方のストッパから他方のストッパへ又はその逆へ駆動する役割を果たす。移送スライド58の自由端部は、他方のスライド59の通過のための開口を備えたプッシャ58bにも保持される。プッシャ58bは移送スライド58により、移送ステーション55の上記フレームに固定されたストッパ表面55aまで移動され得る。
【0050】
図9乃至図11は、ニット編糸をこの場合には時計回り(図11)である同一方向に常に回転させると共に、パンツの各脚部を編成する間は2つの夫々の回転ピンの回りにおいて、次にパンツの頂部を編成するときには単一ピンの回りにおいてニット編糸の回転を許容することでニット編糸の供給を企図した別のクリール装置を示している。
【0051】
このクリール装置は、各々がニット編糸52のリール62を担持する垂直リール支持体61を備える。垂直支持体61の各々は支持表面63上に着座する一方、該垂直支持体61は案内レール64により上方に案内される。この案内レールは図11に示された如く、大きな長円ループの中に含まれた2個の小寸長円ループを形成する。この2個の小寸長円ループはズボンの各脚部を編成するときに各リール支持体61を案内することが企図される一方、大寸ループはパンツの頂部を編成するときに各リール支持体を案内することが企図される。
【0052】
各垂直支持体61は、垂直溝66(図9)内を摺動し得る如く取付けられた接続部材65を備える。案内溝67bと係合され且つクランク機構82により駆動される案内ペグ67aに固定されたスライド67は、接続部材65をこの垂直溝66内で移動する役割を果たす。
【0053】
この接続部材65の内側端部は、垂直ピン72、73、74、75の回りで枢動される各ホィール71の回りを通る可撓駆動部材68、69、70(図9、図10)であって案内レール64の様な無端ループを3個形成する可撓駆動部材68、69、70と選択的に係合する形状とされる。ピン72は、チェーン41を案内かつ駆動する各ホィール42のひとつにも接続されたギヤ式モータ76に接続される。このギヤ式モータ76に依れば、各支持体61が案内レール64の2個の小寸ループに沿って回転移動するか大寸ループに沿って回転移動するかに依存し、すなわち、各支持体が駆動部材68、69と係合するか駆動部材70と係合するかに依存し、ピン72の駆動速度の変更が可能とされる。
【0054】
先の実施例と同様にキャリッジ40は図8に示された如きサーボ制御システムにより駆動チェーン41と接続されることから、駆動チェーン41の速度に関する該キャリッジの速度が変更可能とされる。
【0055】
この第2実施例の動作の説明は、矢印F1(図12)の方向に移動するキャリッジ40であって区画43、44の左端部に配置された移送ステーション55に到達するキャリッジ40から始めることにする。図13および図14を参照すると、編機のこの部分が更に詳細に示される。矢印F1の方向に移動するキャリッジ40であってニット編糸52を駆動する編糸ガイド46を担持するキャリッジ40は移送ステーション55に到達する箇所である一方、矢印F2の方向に移動するキャリッジ40であってニット編糸を欠く編糸ガイド46を担持するキャリッジ40もまた移送ステーション55に到達する。
【0056】
この移送ステーション55への到達時に、矢印F1の方向に移動する編糸ガイド46の取出部49aはラック56に遭遇することから、編糸保持要素50は矢印F3の方向(図13a)に回転する。実質的に同時に、ニット編糸52のロック部材51の部分51a(図13、図14)はカム57と遭遇することから、このロック部材51が矢印F3の方向(図13a)に回転して径方向ノッチ50aを解除してニット編糸52を自由にする如く、ロック部材51はスプリング54の引張力の逆方向に回転する。
【0057】
自由にされるとすぐに、ニット編糸52はプッシャ58bによりストッパ表面55aへと移動され、且つ、スライド59は図14にて点線で示された如くニット編糸が囲繞される空間を閉鎖する。編糸は次に、図14に示された如く矢印F2の方向に移動される編糸保持要素50の径方向溝50a内に取入れられるべく位置される。実質的に同時に、ラック56は取出部49aに遭遇することから、ニット編糸52の保持要素50は矢印F3の方向に90°回転し、ニット編糸52はロック部材51によりロックされる。
【0058】
次に、矢印F2の方向に移動するキャリッジ40が区画43、44の中央部分に配置された移送ステーション55'に到達したとき、同一の移送動作が逆方向において実施される。移送ステーション55'が図14のステーション55と異なるのは、ニット編糸52を区画44から区画43へと移送すべく、図14のプッシャ58bの如く編糸52'を左から右へと押し出す代わりに編糸52'を右から左へと取り上げるべきものは90°にてアーム59'bを備えたスライド59'である。残りの動作は、図14に対して参照が為され得る如く同一である。
【0059】
区画43、44の右半分で編成されるニット編糸に関しては、対称的な動作が実施される。パンツもしくはタイツの各脚部が完成されてパンツの頂部への移行が必要とされたとき、区画43、44の中央に配置された2つの移送ステーション55、55'は運転休止され、各ニット編糸52は区画43、44の2つの端部においてのみ移送される。
【0060】
リール62は、キャリッジ40により駆動される編糸ガイド46の移動を追随することにより上記クリール上で移動される。ズボンの各脚部を編成するとき、各リール62に対する支持体61の接続部材65は可撓駆動部材67、68に夫々接続されると共に、案内レール64により形成される2つの小寸の細長ループに沿って案内される。パンツの頂部が編成されるとき、接続部材65は駆動部材67により可撓駆動部材70に接続されてから単一の細長経路を描く。
【0061】
上述の2つの実施例において、各区画は単一部分として作成された。(不図示の)変形例においては、直線編機において公知のシステムに従い、一方が他方に関して側方に移動され得る2個の部分から成る各区画を使用することが可能である。この形式の区画に依れば2個の筒状部分を編成した後で2つの区画部分は接合され、パンツの頂部に対応する共通筒状部分を編成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1実施例に係る編機の斜視図である。
【図2】 図2は図1のII−II線に沿った横断面図である。
【図3】 図3は図1の側面図である。
【図4】 図4は図1の部分的拡大詳細図である。
【図5】 図5は編糸ガイドを転送するシステムのみを示す図1の上面図である。
【図5a】 図5aは図5の拡大詳細図である。
【図5b】 図5bは図5aの斜視図である。
【図6】 図6は図5の正面図である。
【図6a】 図6aは図6の詳細図である。
【図6b】 図6bは図6aの詳細上面図である。
【図6c】 図6cは図6の拡大詳細図である。
【図7】 図7は筒状ニットの幅の調節に関する部材のみを示す図1の部分的上面図である。
【図7a】 図7aは図7の拡大詳細図である。
【図8】 図8は編み針を制御するキャリッジの部分的詳細上面図であり、キャリッジの駆動機構に対して該キャリッジを変位するデバイスを示している。
【図9】 図9は第2実施例に係る編機の側面図である。
【図10】 図10は図9のX−X線に沿った図である。
【図11】 図11は図9の上面図である。
【図12】 図12は図9のXII−XII線に沿った図である。
【図13】 図13は図12のXIII−XIII線に沿った図である。
【図13a】 図13aは図13の拡大部分の上面図である。
【図14】 図14は図13の上面図である。
【図15】 図15は図14と同様な第2編糸転送ステーションの図である。
【図16】 図16は編糸ガイドの拡大図である。
【図17】 図17は図16に示された編糸ガイドの変更例の図である。
Claims (11)
- 編み針(3)を案内する2個の平行な直線区画(1、2、43、44)と、これらの編み針(3)を選択する手段と、選択された編み針(3)を移動するキャリッジ(4、40)と、ニット編糸(52)を案内する部材(10、10')とを備えており、編み針の下降によってひと編みが形成される直線編機でシームレス筒状ニットを形成する方法において、
上記区画(1、2、43、44)は、上記編み針の編成行程の間において一方の区画(1;43)の編み針(3)が他方の区画(2;44)の編み針と交差しない様に配置され、
上記キャリッジ(4、40)は、無端駆動チェーンに摺動可能に連結されていて各区画 (1 、 2 、 43 、 44) に沿って単一方向に移動されており、夫々の区画に沿った上記キャリッジ(4、40)の移動の方向は相互に対向しており、
筒状ニットの一部分を形成するために、編糸は、一方の区画の選択された一群の針に対して移動する各キャリッジと協働しており、
選択された編み針(3)の群の最後の編み針に該編糸(52)が到達する毎に、編糸(52)は、協働する前記キャリッジから分離されて、一方の区画(1;43)の編み針(3)から他方の区画(2;44)の編み針まで移送部材(14)の助勢によって移送され、
前記筒状ニットの他の部分を形成するために、前記編糸(52)は、前記他方の区画から選択された編み針の群の最初の編み針に位置する他のキャリッジに協働しており、
前記移送部材(14)の位置は前記筒状ニットの直径が増減するたび毎に変化するようになっており、
前記ニットの幅の増減に従って前記編糸を前記移送部材 (14) の出口部に運ぶために、前記キャリッジ (4) を前記駆動チェーンに対して摺動させて前記キャリッジ (4) のそれぞれの相対速度を増減するようにした、
ことを特徴とするシームレス筒状ニットの形成方法。 - 最初に、各区画(1、2、43、44)で相互に向かい合う2群の編み針(3)が選択され、
各区画の2つの分離した群の編み針(3)は相互から分離され、
上記各群の選択編み針の一方の群の一端に編糸(52)が到達する毎に該編糸(52)を一方の区画(1;43)から他方の区画(2;44)へと移送することで2個の筒状要素が並置して編成され、
次に、並置された上記各筒状要素に対する所望長さに到達したなら、上記2群の編み針を分離する各編み針(3)は、並置された上記各筒状要素を接合して単一筒状要素のみを形成すべく選択されることを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 請求項2記載の方法を実施する直線編機であって、
該直線編機は、
一方の区画(1;43)の編み針(3)が他方の区画(2;44)の編み針と交差しない編み針経路を画成すべく各編み針(3)を案内する2個の区画(1、2、43、44)と、
各区画上の少なくとも一群の連続的な編み針(3)を選択し、キャリッジ(4、40)に保持された駆動カムに対してそれらを係合させる手段と、
これらのキャリッジを、各区画(1、2、43、44)から選択された上記群の編み針(3)に関してこの編み針群の最初の編み針から最後の編み針まで単一方向に移動させるべく、且つ、これらのキャリッジを、選択された編み針群の最後の編み針から、選択されたのと同一のもしくは他の編み針群の最初の編み針へと通過させるべく、これらのキャリッジを案内(6、42)かつ駆動(5、41)する手段と、を含む直線編機において、
該直線編機は、
編糸ガイド(10)を具備し、該編糸ガイド(10)は、案内レール(8)とプッシャ(12、13)とに係合される摺動支持部(9)に懸架されており、該摺動支持部(9)を前記案内レール(8)に沿って押すために前記プッシャ(12、13)は各キャリッジと協働しており、さらに、前記プッシャ(12、13)は、前記編糸ガイドを前記協動するキャリッジから分離するカム(21c、21f、21e、21d、13a)と協働するようになっており、
さらに、
選択編み針の各群の最後の編み針にて一方の区画(1;43)の編み針(3)から他方の区画(2;44)の編み針へとニット編糸(52)を通過させる移送部材(14)と、
ニット編みされた一つまたは複数の筒状要素の直径に応じて前記移送部材(14)の間の距離を調節する調節部材(20)と、
前記ニット編みされた一つまたは複数の筒状要素の直径に応じて前記駆動手段(5、41)に対する前記キャリッジ(4、40)の移動速度を変更するサーボモータ(35)と、
を備えることを特徴とする直線編機。 - 前記キャリッジ(4)を案内する前記手段(6)は前記区画(1、2)に実質的に直交する平面内に延在する閉鎖ループを形成する、請求項3記載の編機。
- 前記キャリッジ(40)を案内する前記手段(42)は、前記キャリッジの移動方向に対して平行な二つの鉛直平面内において夫々閉鎖ループを形成することを特徴とする、請求項3記載の編機。
- 選択編み針の各群の最後の編み針にて一方の区画(1;43)の編み針(3)から他方の区画(2;44)の編み針へとニット編糸(52)を通過させる前記手段は、
前記区画(1、2、43、44)に平行な案内レール(8)の一部分に係合された摺動子(9)に着脱自在に接続された編糸ガイド(10)と、
上記摺動子(9)から編糸ガイド(10)を分離する部材(12、14)であって前記他方の区画に平行な上記案内レール(8)の一部分上に配置された摺動子(9)に編糸ガイド(10)を係合させる部材(12、14)と、
を備えることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の編機。 - 選択編み針の各群の最後の編み針にて一方の区画(43)の編み針(3)から他方の区画(44)の編み針へとニット編糸(52)を通過させる前記手段は、
ニット編糸(52)を把持する要素(50)と、
これらの把持要素(50)を案内し、各々が前記区画(43、44)の一方と並んで延在する2個の平行なセグメントを形成する手段(41)と、
上記区画(43、44)の一方と並んで延在する上記セグメントと係合された上記把持要素(50)から上記ニット編糸(52)を自由にする手段(57)と、
自由とされたニット編糸(52)を、上記区画(43、44)の他方と並んで延在する上記平行セグメントに関与する把持要素(50)へと移送する手段(55)と、
上記ニット編糸(52)が移送された上記把持要素(50)に対して該ニット編糸(52)を係合する手段(49、49a、56)と、
を備えることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の編機。 - 該編機は、前記区画(1、2、43、44)に関して編み針(3)の移動の逆方向において該区画(1、2、43、44)の各々上にニットを保持する手段(39)を備えることを特徴とする、請求項3乃至7のいずれか1項に記載の編機。
- 前記編糸ガイド(10)は、該編糸ガイド(10)の直径よりも実質的に大きい直径の少なくとも一個のリング(10c)であって該リング(10c)の直径より大きな直径を有する2個の環状停止部(10d)間に載置された少なくとも一個のリング(10c)を備えることを特徴とする、請求項3乃至6および8のいずれか1項に記載の編機。
- 該編機は、
閉鎖ループ経路に沿った案内手段(25、64)に取付けられたリール(23、62)に対する支持体(24、61)と、
これらの支持体を前記編糸ガイド(10、46)の移動と同期して上記経路に沿って駆動することが企図された駆動手段(M、76、68〜70)と、
を備えることを特徴とする、請求項2乃至9のいずれか1項に記載の編機。 - 前記編糸ガイド(10')は、その筒状管が編糸(52)を案内する役割を果たすべく両端部が開口した筒状要素であることを特徴とする、請求項2乃至10のいずれか1項に記載の編機。
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