JP4188174B2 - ラミネーター - Google Patents

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本発明は、カード状の物体その他の被処理物にフィルムを加熱加圧して被覆するラミネーターの改良に関し、特に、フィルム圧着後のカードを圧着ローラーから適切に送り出すことに関するものである。
IDカード等のカード状の物体に透明のプラスチックフィルムを被覆するラミネーターにおいては、接着用樹脂が塗布されたプラスチックフィルムに挟んだカードその他の被処理物をラミネーター内に挿入し、フィルムを加熱して接着用樹脂を溶融させた後又は加熱しながら、圧着ローラーにて加圧する工程が行われる。
この場合、加熱されて多少軟化した状態にあるフィルムがローラーに付着したり、あるいは、フィルムから接着用溶融樹脂がはみ出て、フィルム圧着後のカードが、圧着ローラーから適切に離反せずに、圧着ローラーに巻き付いたまま送り出されて、処理後のカードの取り出しや内部機構へ悪影響を与え、また、その修復にも手間と時間を要することがあった。
この問題点を解決するものとして、圧着ローラーの回転面又はこの回転面に形成されたスリットに、翼板状のガイドを接触させることにより、フィルム圧着後のカードを圧着ローラーから強制的に離反させて巻き込みを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術では、フィルムよりも硬度が高いガイド板によりフィルム圧着後のカードを搬送するため、フィルムを圧着ローラーから離反させる際に、フィルムに損傷を与え、また、圧着ローラーを摩耗させるおそれがあった。特に、圧着ローラーが摩耗すると、適切な押圧力を確保することができず、その結果、フィルムの圧着状態に悪影響を与えるおそれがあった。
また、この従来技術では、ガイド板は、圧着ローラーの出口側、即ち、圧着ローラーを挟んでフィルムを予備加熱する加熱手段とは反対側の位置に配置されているため、加熱手段の余熱を受ける圧着ローラーとの間に温度差があり、その結果、加熱加圧直後のフィルムがガイド板に接触しながら搬送されると、このガイド板に当接した部分のみが他の部分に比べて冷却時間が早まって接着状態に差が生じ、これによりフィルムに筋又は帯状の跡がついて製品としての美感に悪影響を与える問題がった。
実公平6−15026号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、フィルムや圧着ローラーに損傷を与えることなく、被処理物を圧着ローラーから適切に離反させて巻き込みを防止すると共に、処理後のフィルムの外観を損なうことなく被処理物を適切に搬送して取り出すことができるラミネーターを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、カードその他の被処理物にフィルムを圧着する圧着ローラーを有し、フィルム圧着後の被処理物がローラーに巻き込まれるのを防止する巻き込み防止手段を備えたラミネーターにおいて、この巻き込み防止手段は、圧着ローラーの被処理物排出側に配置されて回転する補助ローラーと、圧着ローラーと補助ローラーとに跨って掛けられて圧着ローラー及び補助ローラーと共に回転するベルトから成っていることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、ベルトは、圧着ローラーの周面に形成された溝に掛けられることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又第2のいずれかの解決手段において、ベルトは、シリコーン樹脂から形成されていることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、ベルトは、2つの相対向して配置された圧着ローラー間を、圧着ローラーにより負荷される圧力により押し潰されながら通過することを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、圧着ローラーには複数のベルトが跨って設置され、補助ローラーは、複数のベルトに対応して設置されていることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、ベルトは、相対向して配置された1対の圧着ローラーの各々に跨って設置され、補助ローラーは相対向して配置された1対の圧着ローラーの各々に設置された各ベルトに対応して設置されていることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための弟7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、補助ローラーは、自由状態で回転自在に支持され、圧着ローラー及びベルトの回転により、この圧着ローラーと同期して回転することを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、補助ローラーは、駆動軸に回転自在に支持され、圧着ローラーは、この補助ローラーの回転によりベルトを通じて駆動力が伝達されて回転することを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、補助ローラーは、圧着ローラーに平行して配置されていることを特徴とするラミネーターを提供するものである。
本発明によれば、上記のように、ベルトが、圧着ローラーと、この圧着ローラーの被処理物排出側に配置された補助ローラーとに跨って回転するため、このベルトにより加熱加圧後のフィルムを補助ローラー側に送り出して圧着ローラーの周面から強制的に離反させつつ、ベルトは可撓性を有するため、ベルトがフィルムや圧着ローラーに損傷を与えることなく、フィルムの圧着ローラーへの巻き込みを適切に防止することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、ベルトは、圧着ローラーと補助ローラーとに跨って回転するため、圧着ローラーのうち補助ローラーとは反対側に位置する部分を回転中に、フィルムを予備加熱する加熱手段によって、圧着ローラーと共に、圧着ローラーの表面とほぼ同程度の温度に温められるため、フィルムに温度差による筋や帯状の跡等が付着することがない実益がある。
本発明によれば、上記のように、ベルトが、圧着ローラーの周面に形成された溝に掛けられているため、回転中に位置ズレすることがないと同時に、圧着ローラーの表面から、必要以上に突出することがないので、2つの相対向する圧着ローラーが接し合う圧着部においても、充分な押圧力の確保の障害となることがないと共に、フィルムが圧着されたカードを円滑に送り出すことができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、シリコーン樹脂からベルトを形成しているため、ベルトが圧着ローラーの周面や溝を摩耗させることがなく、充分な押圧力を確保することができると同時に、被処理物に損傷を与えることなく被処理物を適切に搬送することができると共に、ベルトに充分な耐熱性を付与することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ベルトが2つの相対向して配置された圧着ローラー間を押し潰されながら通過するため、ベルトが圧着ローラーの表面から必要以上に突出して圧着ローラーの押圧力を低下させることがないので、フィルムを被処理物に充分に圧着することができ、空気の混入その他の悪影響を及ぼすことがなく、ラミネートを良好な仕上がり状態にすることができる同時に、圧力に対してその弾性により復元しようとして圧着ローラーの表面に露出してフィルムに対して摩擦抵抗として確実に接触するので、フィルムが圧着された被処理物を適切に送り出すことができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、複数のベルト及び補助ローラーを設置しているため、圧着ローラーをバランス良く回転させることができると共に、フィルム圧着後の被処理物を偏って移送することなく適切にかつ確実に取り出し口へ搬送することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、相対向して配置された1対の圧着ローラーの各々にベルトを設置しているため、被処理物に圧着されたフィルムを各々の圧着ローラーの周面から確実に離反させることができると同時に、フィルムが圧着された被処理物を両面から挟持して確実に圧着ローラーから送り出すことができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、補助ローラーを自由状態で回転自在に支持して、圧着ローラー及びベルトの回転により、この圧着ローラーと同期して回転させているため、ベルトに必要以上に負荷が加わることがないと同時に、圧着ローラーとは別に補助ローラーの駆動源を設定する必要がなく、駆動源が単数で足りるので、構造が簡易になると共に、一般に圧着ローラーに独自の駆動源を設定している既存品にも簡易に適用することができ、更には、ベルト及び各ローラーの円滑な回転を確保することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、補助ローラーを駆動軸に回転自在に支持して、補助ローラーの回転によりベルトを介して圧着ローラーを回転させているため、補助ローラーとは別に圧着ローラーの駆動源を設定する必要がなく、駆動源が単数で足りるので、構造が簡易になると共に、ベルト及び各ローラーの円滑な回転を確保することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、補助ローラーを、圧着ローラーに平行して配置しているため、ベルトのよじれ等を防止して、ベルト及び各ローラーの円滑な回転を確保することができる実益がある。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1及び図2は本発明のラミネーターの内部構造の一部を示し、このラミネーターは、特に図2に示すように、図示しない被処理物を被覆したフィルムを加熱する加熱手段12と、この加熱手段12により予備加熱されたカードその他の被処理物にフィルムを圧着する圧着ローラー14と、これらの加熱手段12及び圧着ローラー14を収納する図示しないハウジングとを備えている。
なお、フィルムにより被覆される被処理物としては、ラミネーターの内部に取り入れて圧着ローラー14により圧着することができる物体、具体的には、運転免許証、会員証等のIDカードその他のカード状の物体を挙げることができる。また、これらの被処理物を被覆するフィルムとしては、被覆する被処理物の内容が透過できるように透明で、かつ、加熱加圧可能な材質、具体的には、ポリエチレンナフタレートやポリエチレンテレフタレート等のフィルムを挙げることができる。これらのフィルムは、被処理物の形状や大きさに合わせて、略四角形状に形成され、被処理物を挟持できるよう、予め、一辺のみ接着された状態のものを使用することができる。
加熱手段12は、図2に示すように、圧着ローラー14よりも上流側(被処理物の取り入れ口方向)に設置され、フィルムにより被覆された被処理物を、圧着ローラー14に送り込む前に、フィルムを予備加熱して、フィルムに貼着されている接着用樹脂を溶融させる。なお、この加熱手段12としては、ヒーターその他の適宜の手段を用いることができる。
圧着ローラー14は、図2に示すように、相対向して配置された上下2対の圧着ローラー14A及び14Bから成り、相互に反対方向で、かつ、被処理物の取り入れ口方向(図2の左方向)に回転して、両者の間を通過するフィルムが被覆された被処理物を取り出し口方向(図2の右方向)に搬送しながら加圧して溶融した接着用樹脂により、被処理物を上下から覆うフィルムを接着して、ラミネートする。このようにして、送り出されたフィルム圧着後の被処理物は、ハウジングに形成された図示しない取り出し通路を経て取り出し口より、外部へ排出される。
本発明のラミネーターは、更に、フィルム圧着後の被処理物がローラーに巻き込まれるのを防止する巻き込み防止手段16を備えている。この巻き込み防止手段16は、図1及び図2に示すように、圧着ローラー14の被処理物排出側に配置されて回転する補助ローラー18と、圧着ローラー14と補助ローラー18とに跨って掛けられて圧着ローラー14及び補助ローラー18と共に回転するベルト20から成っている。
従って、加熱加圧後のフィルムは、このベルト20により補助ローラー18側に送り出されて圧着ローラー14の周面から強制的に離反させられるため、フィルムの圧着ローラーへの巻き込みを適切に防止することができる。同時に、ベルト20は可撓性を有するため、ベルト20がフィルムや圧着ローラー14に損傷を与えることもない。更に、ベルト20は、図2に示すように、圧着ローラー14と補助ローラー18とに跨って回転するため、圧着ローラー14のうち補助ローラー18とは反対側に位置する部分を回転中に、フィルムを予備加熱する加熱手段12によって、圧着ローラー14と共に、圧着ローラー14の表面とほぼ同程度の温度に温められるため、フィルムに温度差による筋や帯状の跡等が付着することもない。
このベルト20は、図2に特に示すように、相対向して配置された1対の圧着ローラー14A、14Bの各々に跨って設置され、補助ローラー18は、これらの相対向して配置された1対の圧着ローラー14A、14Bの各々に設置された各ベルト20に対応して設置されている。このため、被処理物に圧着されたフィルムを、各々の圧着ローラー14A、14Bの周面から確実に離反させることができると同時に、フィルムが圧着された被処理物を両面から挟持して確実に圧着ローラー14から送り出すことができる。
補助ローラー18は、図1及び図2に示すように、回転軸22に支持されて、この回転軸22と共に回転する。この場合、回転軸22は、図示しないベアリング等を介して他の部材に自由状態で回転自在に支持され、従って、この回転軸22に取り付けられた補助ローラー18も、他の駆動源により回転力を付与されて、回転する。
具体的には、図示の実施の形態では、圧着ローラー14は、モーターその他の図示しない駆動源により強制回転し、補助ローラー18は、この圧着ローラー14の回転力がベルト20を介して伝達されて、この圧着ローラー14と同期して回転する。
このため、ベルト20に必要以上に負荷が加わることがないと同時に、圧着ローラー14とは別に補助ローラー18の駆動源を設定する必要がなく、駆動源が単数で足りるので、構造が簡易になると共に、一般に圧着ローラー14に独自の駆動源を設定している既存品にも簡易に適用することができ、更には、ベルト20及び各ローラー14、18の円滑な回転を確保することができる。なお、2つの相対向する圧着ローラー14A、14Bは各々がモーターその他の駆動源に接続されて時点可能とすることもできるが、必ずしも限定はなく、いずれか一方の圧着ローラー14のみを駆動源を接続して、他方の圧着ローラー14には、圧接による転がり抵抗により回転力を伝達して、回転させることもできる。
また、この補助ローラー18は、図1及び図2に示すように、圧着ローラー14に平行に設置されている。従って、圧着ローラー14からの回転力が偏心して伝達されることがなく、ベルト20のよじれ等を防止して、ベルト20及び各ローラー14、18の円滑な回転を確保することができる。
なお、この補助ローラー18は、図1及び図2に示すように、被処理物に圧着されたフィルムを圧着ローラー14の周面から充分に離反することができるように、圧着ローラー14から、ある程度の距離をもって離反して配置することが好ましい。また、補助ローラー18の大きさは、省スペース化による大型化の回避及び駆動源の負荷等を考慮して、図1及び図2に示すように、圧着ローラー14よりも小径とすることが好ましい。
ベルト20は、図1及び図2に示すように、大きな遊びが生じない程度の長さに調整して取り付けられる。これにより、ベルト20に、必要以上に緩みが生じて、回転のすべりにより、補助ローラーへの回転力の伝達やフィルム圧着後の被処理物の搬送に悪影響が生じるのを防止することができる。
このベルト20は、具体的には、シリコーン樹脂から形成することができる。これは、シリコーン樹脂であれば、ベルト20が圧着ローラー14の周面等を摩耗させることがなく、充分な押圧力を確保することができると同時に、被処理物に損傷を与えることなく被処理物を適切に搬送することができると共に、ベルト20に充分な耐熱性を付与することができるからである。
また、このベルト20は、図1及び図2に示すように、圧着ローラー14の周面に形成された溝14aに掛けて設置することが望ましい。これにより、ベルト20が、回転中に位置ズレすることがないと同時に、圧着ローラー14の表面から、必要以上に突出することがないので、2つの相対向する圧着ローラー14A、14Bが接し合う圧着部においても、充分な押圧力の確保の障害となることがないと共に、フィルムが圧着されたカードを円滑に送り出すことができる。
この場合、ベルト20は、特に図3(A)に示すように、断面が略円形状に形成されて、溝14aの上縁から若干だけ露出するように調整して設置される。その上で、ベルト20は、図3(B)に示すように、2つの相対向して配置された圧着ローラー14A、14B間を、圧着ローラー14により負荷される圧力により押し潰されながら通過する。
これにより、ベルト20が圧着ローラー14の表面から必要以上に突出して圧着ローラー14の押圧力を低下させることがないので、フィルムを被処理物に充分に圧着することができ、空気の混入その他の悪影響を及ぼすことがなく、ラミネートを良好な仕上がり状態にすることができる同時に、圧力に対してその弾性により復元しようとして圧着ローラー14の表面に露出してフィルムに対して摩擦抵抗として確実に接触するので、フィルムが圧着された被処理物を適切に送り出すことができる。
また、各圧着ローラー14A、14Bには、複数のベルト20が跨って設置されている。この場合、これらの複数のベルト20を、圧着ローラー14の長手方向(回転の軸線方向)の中央を基準として左右対称に設置することが望ましい。これにより、圧着ローラー14A、14Bをバランス良く回転させることができると共に、フィルム圧着後の被処理物を偏って移送することなく適切にかつ確実に取り出し口へ搬送することができる。
この場合、例えば、各圧着ローラー14A、14Bに、それぞれ2つのベルト20を設置して、計4つのベルト20を設ける場合、2つの圧着ローラー14A、14B間で、ベルト20同士を相対向するように整列して配置することが好ましい。これにより、フィルムが圧着された被処理物に均等に力を負荷して、被処理物をバランス良く搬送することができる。
但し、圧着ローラー14の周面からフィルムを確実に離反することができると同時に被処理物を取り出し口方向に適切に搬送することができれば、必ずしも限定はなく、例えば、互い違いや、また下側の圧着ローラー14Bに設置された2つのベルト20の間に上側の圧着ローラー14Aの2つのベルト20を配置することもできる。更には、2つの圧着ローラー14A、14B間で、必ずしも同数のベルト20を設置する必要もなく、同様に、被処理物を取り出し口方向に適切に搬送することができれば、下側の圧着ローラー14Bに設置された2つのベルト20の間の中央に、上側の圧着ローラー14Aに設置された1つのベルト20を配置することもできる。いずれにしろ、全てのベルト20がフィルム圧着後の被処理物に接触するように配置することが必要である。
また、この場合、補助ローラー18は、複数のベルト20に対応して設置する。この場合、各ベルト20毎に、対応する個数の補助ローラー18を設置することもできるが、圧着ローラー14と同様に、フィルムの搬送方向を横切るようにして伸びる1つの補助ローラー18に複数のベルト20を掛けて対応させることもできる。
なお、上記の実施の形態では、補助ローラー18を、自由状態で回転自在に支持したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、補助ローラー18は、図示しないモーター等に接続された駆動軸に回転自在に支持して、上記の実施の形態とは逆に、この補助ローラー18を駆動源として、補助ローラー18の回転によりベルト20を介して圧着ローラー14に駆動力を伝達して、自由状態で回転可能に設置された圧着ローラー14を回転させることもできる。
これによっても、補助ローラー18とは別に圧着ローラー14の駆動源を設定する必要がなく、駆動源が単数で足りるので、構造が簡易になると共に、ベルト20及び各ローラー14、18の円滑な回転を確保することができる。
また、図示の実施の形態では、ベルト20の断面を円形状としたが、圧着ローラー14の周面からフィルムを確実に離反させることができると同時に被処理物を適切に搬送することができれば、他の断面形状、例えば、台形状の断面とすることもできる。
本発明は、特に、カード状の物体その他の被処理物にフィルムを加熱加圧して被覆する装置、その他の取り出し通路を有するラミネーターにおける被処理物の巻き込みの防止に適用することができる。
本発明に用いられる巻き込み防止手段の概略斜視図である。 本発明に用いられる巻き込み防止手段の概略側面図である。 本発明に用いられるベルトの概略断面図である。
符号の説明
10 ラミネーター
12 加熱手段
14 圧着ローラー
14a 溝
16 巻き込み防止手段
18 補助ローラー
20 ベルト
22 回転軸

Claims (9)

  1. カードその他の被処理物にフィルムを圧着する圧着ローラーを有し、前記フィルム圧着後の被処理物が前記ローラーに巻き込まれるのを防止する巻き込み防止手段を備えたラミネーターにおいて、前記巻き込み防止手段は、前記圧着ローラーの被処理物排出側に配置されて回転する補助ローラーと、前記圧着ローラーと前記補助ローラーとに跨って掛けられて前記圧着ローラー及び前記補助ローラーと共に回転するベルトから成っていることを特徴とするラミネーター。
  2. 請求項1に記載されたラミネーターであって、前記ベルトは、前記圧着ローラーの周面に形成された溝に掛けられることを特徴とするラミネーター。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記ベルトは、シリコーン樹脂から形成されていることを特徴とするラミネーター。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記ベルトは、相対向して配置された1対の前記圧着ローラー間を、前記圧着ローラーにより負荷される圧力により押し潰されながら通過することを特徴とするラミネーター。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記圧着ローラーには複数の前記ベルト跨って設置され、前記補助ローラーは、前記複数のベルトに対応して設置されていることを特徴とするラミネーター。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記ベルトは、前記相対向して配置された1対の圧着ローラーの各々に跨って設置され、前記補助ローラーは前記相対向して配置された1対の圧着ローラーの各々に設置された前記各ベルトに対応して設置されていることを特徴とするラミネーター。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記補助ローラーは、自由状態で回転自在に支持され、前記圧着ローラー及び前記ベルトの回転により、前記圧着ローラーと同期して回転することを特徴とするラミネーター。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記補助ローラーは、駆動軸に回転自在に支持され、前記圧着ローラーは、前記補助ローラーの回転により前記ベルトを通じて駆動力が伝達されて回転することを特徴とするラミネーター。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載されたラミネーターであって、前記補助ローラーは、前記圧着ローラーに平行して配置されていることを特徴とするラミネーター。

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