JP4187991B2 - 鉄道車両用外幌の取り付け方法及びこれにより取り付けられた外幌の取り付け構造 - Google Patents

鉄道車両用外幌の取り付け方法及びこれにより取り付けられた外幌の取り付け構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両用外幌の取り付け方法及び取り付け構造に係わり、更に詳しくは、上下方向に湾曲または屈曲した側面形状を有する鉄道車両に好適な車両の連結部の両側面に取り付ける外幌の取り付け方法及びこれにより取り付けられた外幌の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来技術】
図6(a)及び(b)に示すように、車両1の連結部2には車両1の美観を呈すると共に、走行時の空気抵抗を低減し、更には乗客が駅のプラットホームから車両間の空間部の線路に転落するのを防止する等の目的で断面U字状のゴム板からなる外幌3が取り付けられている。
【0003】
従来、上述のような外幌3は、図7(a)及び(b)に示すように幅方向の中央部近傍が薄肉に形成された略長方形のゴム等からなる可撓性板状体4を薄肉部分で二つ折り状態にして車両1の連結部2の両側面(以下、妻面という)にそれぞれ対向して設置された型枠5に沿って複数の固定金具6により取り付けられていた。
【0004】
外幌3の二つ折り状態での車両1の内側に位置する片側面には複数のヒダ7が形成され、これが外幌3の二つ折り状態での車両側面の外板の湾曲または屈曲に伴う外側面と内側面との周長差を吸収する役割を果たしてきた。
【0005】
然しながら、車両1の側面形状の湾曲または屈曲の度合いが著しくなると外幌3の型枠5との固定部は馴染むが、二つ折り部8は直線状態を維持しようするため、図8(a)及び(b)に示すように二つ折り部8が座屈したり、図9(a)〜(c)に示すように外幌3の長手方向端部8’が取り付け端部9から車両1の外側に膨らんで車両1の外側にはみ出してしまうという問題があった。
【0006】
このような二つ折り部8の座屈現象や車両側面からのはみ出しは、車両走行時の危険性を伴うことに加えて、連結部2の外観を悪化させると共に、高速走行時の風圧により外幌3がバタバタと暴れるようになるため外幌3の耐久性を低下させる要因となっていた。
【0007】
特に、近年の鉄道車両は高速化に伴い車両側面の外板の形状が上下方向にますます湾曲または屈曲してきており、上述した従来の外幌3の取り付け方法及び取り付け構造では対応が困難になってきている。
【0008】
この問題を解決するため、特開平11−171011号に開示されるように扇形の平面形状を有する外幌が提案され、これにより外幌の二つ折り部の座屈や車両側面からのはみ出しの問題が一応解消されるに至った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、扇形の平面形状を有する外幌を製造するには、成形に使用する金型が高価になること、更には車両側面の外板の形状に合わせた多くの成形金型が必要となること、が新たな問題として残った。
【0010】
この発明の目的は、従来の略長方形の板状体からなる外幌を使用しながら、二つ折り部の座屈現象や車両側面からのはみ出しを防止して車両連結部の外観及び外幌の耐久性を向上させる鉄道車両用外幌の取り付け方法及びこれにより取り付けられた外幌の取り付け構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
記目的を達成するため、この発明の鉄道車両用外幌の取り付け方法は、車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける方法であって、前記外幌を型枠に取り付けるに際して、二つ折り状態にした外幌の幅方向両端部のうち、車両内側に位置する一方端部である外幌の型枠への取り付け端部を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面側から引き込んで取り付け、前記外板の上下方向の曲面の湾曲中央部または屈曲部の屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部の型枠の底面側への引き込み量を、その湾曲中央部または屈曲中央部に相当する位置の周囲よりも大きくするようにしたことを要旨とするものである。
【0012】
また、この発明の他の鉄道車両用外幌の取り付け方法は、車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける方法であって、前記外幌を型枠に取り付けるに際して、二つ折り状態にした外幌の幅方向両端部のうち、車両外側に位置する一方端部である外幌の型枠への取り付け端部を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面側から持ち上げて取り付け、前記外板の上下方向の曲面の湾曲中央部または屈曲部の屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部の型枠の底面側からの持ち上げ量を、その湾曲中央部または屈曲中央部に相当する位置の周囲よりも大きくするようにしたことを要旨とするものである。
【0013】
また、この発明の鉄道車両用外幌の取り付け構造は、車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける構造であって、前記型枠の底面から突設された車両内側の突状部または車両外側の突状部に取り付けるための外幌に設ける取り付け穴の位置を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて外幌の幅方向に対して変化させることを要旨とするものである。
【0014】
また、この発明の他の鉄道車両用外幌の取り付け構造は、車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける構造であって、前記外幌を取り付けるための型枠の底面から突設された車両内側の突状部または車両外側の突状部に形成する取り付け穴の位置を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面に対して上下方向に変化させることを要旨とするものである。
【0015】
これにより、車両を形成する外板の上下方向の曲率が大きい場合であっても、その曲率の大きさに応じて引き込み量を大きくすることにより外幌の長手方向端部における二つ折り部が車両内側に引き寄せられ車両側面からのはみ出しが解消される。
【0017】
また、これにより、車両側面を形成する外板の上下方向の曲率の大きさに応じて外幌の外側面と内側面との周長差を調整することができるため、外幌の長手方向端部における二つ折り部が車両内側に引き寄せられ車両側面からのはみ出しが解消される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【0019】
なお、各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0020】
図1は、この発明の外幌が型枠に取り付けられた状況を説明するための一部斜面図で、外幌3が型枠5に取り付けられている。
【0021】
ここで、型枠5はその長手方向が車両の側面を形成する外板形状に沿って妻面に取り付けられるため、車両の外板形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合には、外幌3の巾方向両端部は車両の外板形状の曲率に応じて曲線状または屈曲状をなすように取り付けられる。
【0022】
外幌3の車両の内側に位置する面にはヒダ7が形成され、これが車両の外板の上下方向の曲率に応じて取り付けられた際の外幌3の外側面と内側面との周長差を吸収している。
【0023】
ここで、車両の外板の上下方向の曲率が著しく大きな場合には、二つ折り部8が直線状態を維持しようとするため、二つ折り部8の長手方向端部8’が図中矢印Aで示す車両の外側方向にはみ出し、図9(c)に示すような状態になる。
【0024】
これを防ぐために、車両の外板の上下方向の湾曲または屈曲中央部に相当する位置における外幌3の内側の取り付け端部9を図1の図中矢印Bで示すように型枠5の底面側に引き込んで取り付ける。
【0025】
このように外幌3の型枠5への取り付け端部9の一部を車両の外板の上下方向の曲率に応じて型枠5の底面側に引き込むことにより二つ折り部8の長手方向端部8’は図中矢印Aとは逆方向(車両内側)に引き寄せられて車両の外側へのはみ出しが解消される。
【0026】
ここで、型枠5の底面側への引き込み量は、車両の外板の上下方向の湾曲または屈曲の度合いに応じてその都度調整する。
【0027】
即ち、車両の外板の上下方向の曲率が大きい部分では、湾曲または屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部9の型枠5の底面側への引き込み量を大きくし、その周囲をなだらかに小さくする。
【0028】
引き込み量は、通例5〜20mmが適当であり、5mm未満では二つ折り部8の車両外側へのはみ出しを解消するには不充分で、20mm超では二つ折り部8が座屈しやすくなると共に、連結部を車両側面から見た場合に外幌3の幅が局部的に変化して外観を損なうからである。
【0029】
図2(a)は、この発明の外幌を型枠に取り付けるために外幌に設ける取り付け穴の位置を説明するための一部斜面図で、型枠5の車両内側に取り付けるための外幌3に設ける取り付け穴10の位置を外幌3の幅方向に対して変化させた場合を示している。
【0030】
ここで、取り付け穴10の外幌3の幅方向に対して変化させる割合は、車両の外板の上下方向の曲率に応じて調整される。
【0031】
このように取り付け穴10を外幌3の取り付け端部9から幅方向に変化させた位置に設け、これを底面から等距離に配列された型枠5の取り付け穴に固定することにより、結果として外幌3の取り付け端部9を車両の外板の上下方向の曲率に応じて型枠5の底面側に引き込んで取り付けたことになるため、二つ折り部8の車両外側へのはみ出しが防止できる。
【0032】
図3は、この発明の外幌を取り付けるための型枠に設ける取り付け穴の位置を説明するための一部斜面図で、型枠5の車両内側の取り付け穴11の位置を型枠5の底面に対して変化させた場合を示している。
【0033】
ここで、取り付け穴11の型枠5の底面に対して変化させる割合は、図2の場合と同様に車両の外板の上下方向の曲率に応じて調整される。
【0034】
このように取り付け穴11を型枠5の底面に対して変化させた位置に設け、これに取り付け端部9から幅方向に等距離に配列された取り付け穴10を有する外幌3を固定することにより、結果として外幌3の取り付け端部9を車両の外板の上下方向の曲率に応じて型枠5の底面側に引き込んで取り付けたことになるため、二つ折り部8の車両外側へのはみ出しが防止できる。
【0035】
図4は、この発明の外幌を取り付けるための型枠の他の実施形態を説明するための図3と同様の一部斜面図で、型枠5が外幌3の取り付け端部9の引き込みを容易にするために、型枠5の車両内側面を内側に向かうテ−パ−面に加工し、該テ−パ−面に図3と同様に取り付け穴11を形成した場合を示している。
【0036】
この実施形態における各部の構成及び作用効果は図3と同様であるため重複した説明は省略する。
【0037】
【実施例】
図5(a)及び(b)に示すように、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形のゴム製の板状体からなる外幌3(=1100mm、w=394mm、t=8mm)を製作した。
【0038】
この外幌3の一方の取り付け部9側に取り付け部9から幅方向内側に20mmの位置の長手方向に5ケの取り付け穴10(内径10mm)を形成し、他方の取り付け部9側には取り付け部9から幅方向内側にそれぞれ40mm、47.5mm、45mm、42.5mm、40mmの位置の長手方向に5ケの取り付け穴10a、10b、10c、10d、10a(内径10mm)を形成した。
【0039】
これを車両の妻面に設置される型枠5に装着したところ二つ折り部8の型枠5の外側へのはみ出しが全く見られなかった。
【0040】
なお、上記の実施形態の説明は、車両の外板の上下方向の湾曲または屈曲中央部に相当する位置における外幌3の内側の取り付け端部9を型枠5の底面側に引き込んで取り付ける場合について説明したが、外幌3を型枠5に取り付けるに際して、車両外側に位置する外幌3の型枠5への取り付け端部を車両側面の外板の上下方向の曲率に応じて型枠5の底面側から持ち上げて取り付けることも可能であり、この場合には、図2(b)に示すように、型枠5の車両内側に取り付けるための外幌3に設ける取り付け穴10xの位置を外幌3の幅方向に対して底面側を引き上げ易い位置に変化させて設けてある。
【0041】
ここで、取り付け穴10の外幌3の幅方向に対して変化させる割合は、車両の外板の上下方向の曲率に応じて調整される。
【0042】
【発明の効果】
この発明は、上記のように、従来の略長方形の板状体からなる外幌を使用しながら、二つ折り状態にした外幌を型枠に取り付けるに際して、車両内側の取り付け端部を車両側面を形成する外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠底面側から引き込んで取り付け、前記外板の上下方向の曲面の湾曲中央部または屈曲部の屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部の型枠の底面側への引き込み量を、その湾曲中央部または屈曲中央部に相当する位置の周囲よりも大きくすることにより二つ折り部の座屈現象や車両側面からのはみ出しを防止することを可能にした。
【0043】
従って、外幌自体には特段の変更を加えることなく、多岐にわたる車両の側面を形成する外板の上下方向の湾曲または屈曲に対しても型枠底面側への引き込み量を調節することにより対応でき、車両連結部の外観及び外幌の耐久性を向上させることを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の外幌が型枠に取り付けられた状態を示す一部斜面図である。
【図2】この発明の外幌を型枠に取り付けるために外幌に設ける取り付け穴の位置を示す一部斜面図であって、(a)は外幌を型枠の底面側から引き込んで取り付ける場合の取り付け穴の位置を示しており、(b)は、外幌を型枠の底面側から持ち上げて取り付ける場合の取り付け穴の位置を示している。
【図3】この発明の外幌を取り付けるための型枠に設ける取り付け穴の位置を示す一部斜面図である。
【図4】この発明の外幌を取り付けるための型枠の他の実施形態を説明するための図3と同様の一部斜面図である。
【図5】この発明の実施例を説明するための外幌の形態を説明するための図で、(a)は外幌を構成する板状体の平面図であり、(b)はその側面図である。
【図6】外幌を装着した車両の連結部を説明するための図で、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。
【図7】(a)は外幌を構成する板状体を示す一部破断斜面図であり、(b)はその板状体を二つ折り状態にして型枠に取り付けた状況を示す一部斜面図である。
【図8】(a)は従来の外幌の二つ折り部に座屈現象を生じた状況を示す斜視図であり、(b)はその平面図である。
【図9】(a)は従来の外幌の二つ折り部が外側に膨らんだ状況を示す平面図であり、(b)はそのC−C矢視断面図であり、(c)はそのD−D矢視断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 連結部
3 外幌 4 可撓性板状体
5 型枠 6 固定金具
7 ヒダ 8 二つ折り部
9 取り付け端部
10a,10b,10c,10d,10x、11 取り付け穴

Claims (4)

  1. 車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける方法であって、前記外幌を型枠に取り付けるに際して、二つ折り状態にした外幌の幅方向両端部のうち、車両内側に位置する一方端部である外幌の型枠への取り付け端部を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面側から引き込んで取り付け、前記外板の上下方向の曲面の湾曲中央部または屈曲部の屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部の型枠の底面側への引き込み量を、その湾曲中央部または屈曲中央部に相当する位置の周囲よりも大きくするようにした鉄道車両用外幌の取り付け方法。
  2. 車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける方法であって、前記外幌を型枠に取り付けるに際して、二つ折り状態にした外幌の幅方向両端部のうち、車両外側に位置する一方端部である外幌の型枠への取り付け端部を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面側から持ち上げて取り付け、前記外板の上下方向の曲面の湾曲中央部または屈曲部の屈曲中央部に相当する位置における取り付け端部の型枠の底面側からの持ち上げ量を、その湾曲中央部または屈曲中央部に相当する位置の周囲よりも大きくするようにした鉄道車両用外幌の取り付け方法。
  3. 車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける構造であって、前記型枠の底面から突設された車両内側の突状部または車両外側の突状部に取り付けるための外幌に設ける取り付け穴の位置を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて外幌の幅方向に対して変化させる鉄道車両用外幌の取り付け構造。
  4. 車両側面を形成する外板の形状が上下方向に曲面をなす場合、または屈曲部を有する場合に、その長手方向が該外板形状に沿うようにして、前後車両の連結部の車両前後方向に対向する前方車両の後端面および後方車両の前端面にそれぞれ対向して取り付けられる型枠に対して、幅方向の中央部近傍に薄肉部分を形成した略長方形の可撓性板状体からなる外幌を薄肉部分で二つ折り状態にし、その幅方向両端部を、前記型枠に沿って複数の固定金具により取り付ける構造であって、前記外幌を取り付けるための型枠の底面から突設された車両内側の突状部または車両外側の突状部に形成する取り付け穴の位置を車両側面を形成する前記外板の上下方向の曲面または屈曲部の曲率に応じて型枠の底面に対して上下方向に変化させる鉄道車両用外幌の取り付け構造。
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