JP4187842B2 - ポジションセンサ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車の自動変速機におけるシフトポジションを検出するためのポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−115640号には、可動接点を備え、一端を中心にして略扇形に回動自在な可動接点ホルダと、この可動接点ホルダを回動可能に収容するための略扇形をなすホルダ収容凹部を形成するアルミダイカスト製のケースと、カバーとしてこのケースのホルダ収容凹部を覆って取付けられるとともに可動接点が摺接する固定接点を一体化した樹脂製ターミナルベースを備え、オーリング等のシール部材を介してケースとターミナルベースをネジ止めで結合一体化したポジションセンサが示されている。
【0003】
また、実開平2−126325号には、一部を固定接点として露出するターミナルを一体化した樹脂製のターミナルベースを左右一対設け、その間に可動接点ホルダを収容するとともに、各カバー体の合わせ部を超音波溶接したものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ケースがアルミダイカストで形成されていると、ポジションセンサ全体の重量が増加する。そのうえ、ターミナルベースベースとケースの結合にビスなどを使用するとやはり部品点数及び重量が増加する。しかも、スイッチ部の防水性を確保するためオーリング等のシール部材を介する必要があり、この点でも、組立工数、部品点数及び重量の増加を招き、かつ全体が大型化することになった。
【0005】
また、左右一対の樹脂製ターミナルベースを溶着により一体化する方法では、ある程度の軽量化が可能になる反面、結合部の耐久性や信頼性に問題がある。そのうえ、防水性管理も困難であり、結合部にオーリング等のシール手段をやはり必要とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願のポジションセンサに係る本願発明は、可動接点を備え一端を中心にして略扇形に回動自在な可動接点ホルダと、この可動接点ホルダを回動可能に収容するための略扇形をなすホルダ収容凹部を形成するとともに可動接点が摺動する固定接点を設けたベースと、ホルダ収容凹部を覆って取付けられるカバーとを備えたポジションセンサにおいて、ベースは一端が接続端子をなすとともに一部がホルダ収容凹部内へ露出して固定接点をなすターミナルを一体化した樹脂製であり、カバーも樹脂製であって、このカバー上へポッティング樹脂を充填することによりカバーとベースを接着一体化したことを特徴とする。
【0007】
また、ホルダ収容凹部内に、可動接点ホルダが回動するスイッチ部とその外周側の液溜まり部とを区画する立壁部を周壁状に一体形成し、この立壁部の突出端面に、カバー側に予め形成された位置決め穴へ嵌合するボス部を一体に突出形成し、このボス部と立壁部が階段状をなすように形成するとともに、カバー部の前記位置決め穴を含む外周部にポッティング用凹部を形成し、このポッティング用凹部の空間断面積よりも液溜まり部の空間断面積を大きくしたこと特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本願発明によれば、ケースを固定接点が一体化された樹脂製としたので、軽量化を実現でき、金属の場合のように錆の防止をする必要もなくなる。また、樹脂製のカバーと樹脂同士で結合するため、ポッテイング樹脂を用いて接着が可能になる。
【0009】
ポッティング樹脂によりケースとカバーを接着するので、従来のようなビスなどを廃止でき、かつ溶着の必要もない。そのうえ、高い防水性を確保できるので、オーリングなどのシール手段を必要とせず、その結果、部品点数を削減して軽量化を実現でき、かつ信頼性が高く耐久性のある結合を実現でき、しかも全体をコンパクト化できる。
【0010】
さらに、ポッティング樹脂の液面管理で接着強度を定量的に目視確認できるので、接着強度の管理が容易・確実になり、ポッティング作業が容易になる。そのうえ、ポッティング樹脂の硬化時における発熱を利用してベースの硬化を時間をかけて行えるので、ベースの寸法精度を向上させ、かつ低温金型を用いて安価に製造できる。
【0011】
また、ホルダ収容凹部内に立壁部を周壁状に一体形成したので、スイッチ部とその外周側の液溜まり部とを区画し、ポッティング樹脂が内部に洩れても液溜まり部に溜めることによるスイッチ部へ入らないようにできる。しかも、立壁部の突出端面にボス部を設けたのでカバーの位置決め穴へ嵌合することによりカバー取付時における位置決めが容易になる。
【0012】
そのうえ、仮にボスの周囲からポッティング樹脂が内部へ洩れようとしても、ボス部と立壁部が階段状をなすことにより一種のラビリンス構造をなすため、このようなポッティング樹脂の洩れを防止でき、さらに、ポッティング用凹部の空間断面積よりも液溜まり部の空間断面積を大きくしたことにより、ポッティング樹脂の洩れを一層確実に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてポジションセンサの一実施例を説明する。図1乃至図6は第1実施例に係り、図1は図2の1−1線断面図、図2はポジションセンサの平面図、図3はベースの平面図、図4はターミナルインサートの平面図、図5は可動接点ホルダの底面図、図6はカバーの平面図である。
【0014】
このポジションセンサは、樹脂製のベース1と、同じく樹脂製のカバー2を向かい合わせて重ね、可動接点ホルダ3が両部材によって囲まれた空間であるホルダ収容凹部4内に収容されている。
【0015】
図2に示すように、ベース1とカバー2はそれぞれ略扇形をなし、その扇の要に相当するコーナー部分に穴5,6が形成され、この穴5,6に可動接点ホルダ3の一端部に形成された軸部7がシール8,9を介して回動自在に嵌合され、図示しないシフトレバーによって回動されるようになっている。
【0016】
ベース1にはターミナルインサート10(図4)が一体に埋設され、ここにインサートされているターミナルプレート11の一部が固定接点12として露出している。また、ターミナルプレート11の一端部は接続端子13としてベース1と一体に形成されているカプラー14内へ突出している。
【0017】
可動接点ホルダ3の自由端側には可動接点15が取付けられて、コイルスプリング16により所定の接点圧でターミナルインサート10へ接触するように付勢されている。
【0018】
図3にも明らかなように、可動接点ホルダ3の回動範囲の空間であるスイッチ部17を周壁状に囲んで略扇形の立壁18が一体に形成され、この立壁18の頂部端面で外周寄り位置に適当間隔で位置決めボス19が一体に形成されている。
【0019】
位置決めボス19は立壁18の肉厚幅よりも遥かに細く、位置決めボス19を通る立壁18の肉厚方向断面(図1)では、階段状の断面になっている。この立壁18の外側にも立壁18に沿って略扇形の輪郭をなす空間である液溜まり部20が形成されている。
【0020】
カバー2はベース1のホルダ収容凹部4内へ嵌合する略扇形をなし、外周部には液溜まり部20上を覆う段部21が一段低くなって形成され、この段部21上に位置決めボス19が嵌合する小孔22が形成されている。
【0021】
カバー2をホルダ収容凹部4へ被せたとき、段部21が液溜まり部20上方を覆い、位置決めボス19が小孔22へ嵌合し、さらにベース1とカバー2で囲まれた段部21内のポッティング用凹部23にポッテイング樹脂24が充填されている。
【0022】
ポッテイング樹脂24は、エポキシ樹脂のような電機部品の絶縁・防水被覆に用いられる公知のものを利用でき、硬化時に発熱を伴うものである。また、このポッテイング樹脂24が充填されるポッティング用凹部23の空間断面積V1と液溜まり部20の空間断面積V2とは、後者の方が大きくなるように設定されている(V1<V2)。
【0023】
次に、本実施例の作用を説明する。ベース1の回動空間17内へ可動接点ホルダ3を入れて、カバー2を被せ、位置決めボス19を段部21の小孔22へ嵌合して頭部をつぶすことによりカシメてから、段部21上へポッテイング樹脂24を充填すると、ポッテイング樹脂24はベース1とカバー2を液密に接着する。なお、位置決めボス19を段部21の小孔22へ圧入することによりカシメに代えることもできる。
【0024】
このとき、カバー2の外周部とホルダ収容凹部4の内壁面との間からポッテイング樹脂24が内部へ侵入しようととしても、液溜まり部20内へ溜まり、かつ立壁部18に遮られるのでスイッチ部17へは侵入しないようになっている。しかも、ポッティング用凹部23の空間断面積V1と液溜まり部20の空間断面積V2とがV1<V2の関係にあるため、本来的に侵入しにくくなっている。
【0025】
すなわち、仮にポッテイング樹脂24が液溜まり部20内へ侵入しても、その侵入量はポッティング用凹部23の空間断面積V1よりも多くはななく、かつ侵入先の液溜まり部20の空間断面積V2がV1<V2の関係にあるので、液溜まり部20からさらにスイッチ部17へは侵入しにくくなる。また、侵入経路となる段部21の小孔22が、位置決めボス19のカシメ又は圧入により塞がれているので、この点でもポッテイング樹脂24の侵入を阻止できる。
【0026】
さらに、ポッテイング樹脂24が位置決めボス19と小孔22の間隙を通って内部へ侵入しようとしても、ボス19と立壁18が階段状断面をなすことにより、ポッティング樹脂24の侵入に対して一種のラビリンス構造をなしているため、やはり侵入を阻止されるようになっている。
【0027】
しかも、ポッテイング樹脂24の液面高さにより、接着程度を目視確認できるので、ポッテイング樹脂24による接着作業が容易・確実になる。また、スイッチ部17内の防水性が保たれるため、従来のようなオーリングなどのシール部材を省略できる。さらに、従来構造において、結合に必要なビス等の結合部材が不要になり、部品点数が減少し、組立工数及び重量も削減される。
【0028】
そのうえ、従来のアルミ製ケースに代えて樹脂製のベース1としたので、軽量になるとともに、カバー2とのポッテイング樹脂24による接着力が強くなり、結合部の信頼性並びに耐久性が高くなる。
【0029】
さらにそのうえ、ポッテイング樹脂24の硬化時における発熱を利用して、カバー2の硬化を行うことができるので、ベース2の硬化に時間をかけて寸法精度良く硬化させるエージング効果を期待でき、しかもカバー2を低温金型で成型できるのので、製造コストを安価にできる。
【0030】
図7は第2実施例に係り、図1に相当する図である。なお、前実施例と共通部分については同一符号を使用する。この実施例では、立壁部18をポッティング用凹部23よりも回動中心側に設け、かつ立壁部18の先端を段部21より内側のカバー2における一段高い部分の内面へ当接させることにより、段部21と一緒のラビリンス構造をなしている。
【0031】
また、位置決め用のボス19は、立壁部18と別に液溜まり部20内に一体形成された太いボス30の上面に形成され、やはり階段状断面をなしている。なお、ポッティング用凹部23の空間断面積V1と液溜まり部20の空間断面積V2とがV1<V2の関係にあることは前実施例と同様である。
【0032】
このようにすると、ポッティング樹脂24が、カバー2の外周部並びにボス19の周囲から内部へ侵入しても、立壁部18によりスイッチ図17への侵入を確実に阻止できる。また、ボス19はボス30の中心部又は回動中心寄り位置等任意の場所に形成できるので自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る図2の1−1線断面図
【図2】第1実施例に係るポジションセンサの平面図
【図3】ベースの平面図
【図4】ターミナルインサートの平面図
【図5】可動接点ホルダの底面図
【図6】カバーの平面図
【図7】第2実施例に係る図1相当図
【符号の説明】
ベース1、カバー2、可動接点ホルダ3、ターミナルインサート10、固定接点12、可動接点15、回動空間17、立壁18、位置決めボス19、段部21、小孔22、ポッティング用凹部23、ポッテイング樹脂24

Claims (1)

  1. 可動接点を備え一端を中心にして略扇形に回動自在な可動接点ホルダと、この可動接点ホルダを回動可能に収容するための略扇形をなすホルダ収容凹部を形成するとともに可動接点が摺動する固定接点を設けたベースと、ホルダ収容凹部を覆って取付けられるカバーとを備えたポジションセンサにおいて、ベースは一端が接続端子をなすとともに一部がホルダ収容凹部内へ露出して固定接点をなすターミナルを一体化した樹脂製であり、カバーも樹脂製であって、このカバー上へポッティング樹脂を充填することによりカバーとベースを接着一体化するとともに、
    ホルダ収容凹部内に、可動接点ホルダが回動するスイッチ部とその外周側の液溜まり部とを区画する立壁部を周壁状に一体形成し、この立壁部の突出端面に、カバー側に予め形成された位置決め穴へ嵌合するボス部を一体に突出形成し、このボス部と立壁部が階段状をなすように形成するとともに、カバー部の前記位置決め穴を含む外周部にポッティング用凹部を形成し、このポッティング用凹部の空間断面積よりも液溜まり部の空間断面積を大きくしたことを特徴とするポジションセンサ。
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