JP4187349B2 - 間仕切壁の構造及びその施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切壁の構造及びその施工方法に関するものであり、より詳細には、部品点数が比較的少なく、簡易且つ安価に施工し得る建築内装ボードの横目地補強手段を備えた間仕切壁及びその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築物又は工作物の間仕切壁は一般に、防火性能、耐火・断熱性能、防音・遮音性能又は振動絶縁性能等を重視したコンクリート壁等の湿式工法の壁体構造、或いは、建築物の軽量化、施工工期の短縮又は設計・施工の自由度等を重視した軽鉄間仕切壁又は可動パーティション等の乾式工法の壁体構造により形成される。
【0003】
代表的な乾式工法の軽量間仕切壁構造として、石膏ボード等の建築内装ボードを鋼製スタッドの間柱に取付けてなる所謂軸組構造の軽量鉄骨間仕切壁が、広く実用に供されている。鋼製スタッドは、壁芯に沿って所定間隔を隔てて整列配置され、鋼製スタッドの上端部及び下端部は、天井ランナ及び床ランナに夫々支持される。壁面を形成する建築内装ボードが、ビス、釘、接着材及び/又は接着剤等によって鋼製スタッド、或いは、ランナに取付けられる。
【0004】
この種の間仕切壁構造において、石膏ボード及び石綿珪酸カルシウム板の各帯状片を多層構造に積層してなる軸組構造材により構成した間仕切壁が知られている(実開平57−88820号公報)。軸組構造材は、間柱として上下のランナに固定されるとともに、横桟又は胴縁として壁体の中間レベルに配置される。横桟の両端は、ステープル又はビス等の係止具によって間柱の側面に固定され、建築内装ボードの横目地が、横桟上に配置される。
【0005】
【発明が解決しよとうする課題】
一般に、石膏ボード、木質系合板又は石綿珪酸カルシウム板等の建築内装ボードは、300〜310mmのモジュール寸法で増減する所定の規格寸法を有し、例えば、ボード長の規格寸法は、1,800mm、2,100mm、2,400mm、2700mm等に設定され、ボード幅の規格寸法は、600mm、900mm等の寸法に設定される。これに対し、ボードを建込む壁面の全高は、各室の天井高によって一般に決定され、必ずしも規格寸法(ボード長)と相応せず、現実には、最大のボード規格長を超える高さの壁面に対して建築内装ボードを建込む必要性が、比較的頻繁に生じる。また、実際の建築工事では、資材搬入経路の制限、或いは、資材の輸送又は搬送上の制約等に起因して、建築内装ボードを現場搬入前に比較的短い寸法(全長)に予め裁断せざるを得ない施工条件を課せられることがあり、このような条件の建築現場においては、間柱のボード取付面に対して建築内装ボードを上下に整列配置して固定する必要があり、この結果、横目地が上下のボードの連接部に形成される。このような横目地は、壁面の防耐火性能、剛性、強度、断熱性能及び防音・遮音性能等を低下させることから、適当な補強又は目地処理等を要するが、現状においては、パテ処理等の比較的簡易な目地処理が、横目地に施されるにすぎず、諸性能を向上させる格別の補強又は目地処理等は、行われていない。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数が比較的少なく、簡易且つ安価に施工し得る建築内装ボードの横目地補強手段を備えた間仕切壁及びその施工方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するために、本発明は、壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に対して建築内装ボードを取付けた構造を有する軽量鉄骨間仕切壁であって、上下に配置され且つ前記スタッドのボード取付面に固定された上下の前記ボードを備えるとともに、上下の前記ボードの間に横目地を備える間仕切壁において、
前記スタッドに仮支持可能な横目地補強材と、
該補強材を前記ボードの裏面に一体的に固定する係止具と、
前記補強材を支承可能な補強材支受部を備えた補強材支受具とを有し、
前記補強材支受部は、前記補強材を支承可能な水平支持面と、該補強材の裏面に当接可能な垂直支持面とを有し、水平支持面及び垂直支持面は、前記補強材の端部を受入れ可能な部分を前記補強材支受具に画成し、
該支受具に支承された前記補強材は、前記横目地の高さにおいて前記スタッドの間に水平に延在する帯状のボード当接面を形成し、
上側の前記ボードは、前記横目地の上側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、下側の前記ボードは、前記横目地の下側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、
前記ボード当接面は、上側の前記ボードの下縁裏面に当接するとともに、下側の前記ボードの上縁裏面に当接し、
前記係止具は、前記ボードの下縁裏面及び上縁裏面に前記補強材を一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁を提供する。
本発明は又、壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に対して建築内装ボードを取付けた構造を有する軽量鉄骨間仕切壁であって、上下に配置され且つ前記スタッドのボード取付面に固定された上下の前記ボードを備えるとともに、上下の前記ボードの間に横目地を備える間仕切壁において、
前記スタッドに仮支持可能な横目地補強材と、
該補強材を前記ボードの裏面に一体的に固定する係止具と、
前記補強材を支承可能な補強材支受部を備えた補強材支受具とを有し、
前記補強材支受部は、前記補強材の裏面に当接可能な垂直支持面と、該補強材を弾力的に把持可能な把持部とを有し、
前記補強材支受具に支承された前記補強材は、前記横目地の高さにおいて前記スタッドの間に水平に延在する帯状のボード当接面を形成し、
上側の前記ボードは、前記横目地の上側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、下側の前記ボードは、前記横目地の下側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、
前記ボード当接面は、上側の前記ボードの下縁裏面に当接するとともに、下側の前記ボードの上縁裏面に当接し、
前記係止具は、前記ボードの下縁裏面及び上縁裏面に前記補強材を一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁を提供する。
【0009】
他の観点より、本発明は、壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に建築内装ボードを上下に配置し、該ボードを前記スタッドのボード取付面に固定して、上下の前記ボードを上下に連接する間仕切壁の施工方法において、
帯状のボード当接面を有する横目地補強材を使用するとともに、該補強材を支承可能な補強材支受部であって、前記補強材を支承可能な水平支持面と、該補強材の裏面に当接可能な垂直支持面とを有する補強材支受部を備えた補強材支受具を使用し、
該支受具を前記スタッドに取付け、前記補強材の端部を受入れ可能な部分を前記水平支持面及び垂直支持面によって前記補強材支受具に画成するとともに、前記補強材の端部を前記補強材支受部に載置し、該補強材を前記支受具によって前記スタッドの間に水平に仮支持し、
上側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの下縁裏面を前記ボード当接面に当接させるとともに、下側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの上縁裏面を前記ボード当接面に当接させ、
上側及び下側の前記ボードを前記スタッドに固定するとともに、前記ボードの室内側から係止具を該ボードの上縁部分及び下縁部分に螺子込み又は打込み、該係止具によって前記補強材を前記上縁部分及び下縁部分に一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁の施工方法を提供する。
本発明は更に、壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に建築内装ボードを上下に配置し、該ボードを前記スタッドのボード取付面に固定して、上下の前記ボードを上下に連接する間仕切壁の施工方法において、
帯状のボード当接面を有する横目地補強材を使用するとともに、該補強材を支承可能な補強材支受部であって、前記補強材の裏面に当接可能な垂直支持面と、該補強材を弾力的に把持可能な把持部とを有する補強材支受部を備えた補強材支受具を使用し、
前記支受具を前記スタッドに取付けるとともに、前記補強材支受部に前記補強材の端部を把持せしめて、前記補強材を前記支受具によって前記スタッドの間に水平に仮支持し、
上側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの下縁裏面を前記ボード当接面に当接させるとともに、下側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの上縁裏面を前記ボード当接面に当接させ、
上側及び下側の前記ボードを前記スタッドに固定するとともに、前記ボードの室内側から係止具を該ボードの上縁部分及び下縁部分に螺子込み又は打込み、該係止具によって前記補強材を前記上縁部分及び下縁部分に一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁の施工方法を提供する。
【0010】
本発明の上記構成によれば、横目地補強材は、間柱間において配置され、若しくは、仮支持され、係止具によって上下の建築内装ボードの下縁裏面及び上縁裏面に固定される。横目地の裏面に固定された横目地補強材は、横目地領域の曲げ強度、剪断強度、剛性、耐衝撃性、気密性、断熱性及び防音・遮音性等の諸物性を向上させるばかりでなく、横目地部分の火炎伝播作用及び伝熱作用を抑制し、金属製スタッドの温度上昇を防止し、間仕切壁の防耐火性能を向上させる。かかる構成の横目地補強構造は、建築内装ボードを施工する内装工事業者が下地施工業者の間柱施工後に比較的簡易且つ安価に施工することができばかりでなく、ボード施工時における間柱位置及び建込み角度等の微調整を可能にし、この結果、建築内装ボードの施工性及び施工精度を改善することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において、横目地の目地形式は、突付け目地、目透し目地、目潰し目地及びジョイント工法目地等の各種目地形式を含む。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、弾力的に変形可能な筐形又は筒形の補強材支受具が、横目地の高さにおいて上記間柱に取付けられる。補強材支受具は、間柱が貫通可能な中空部と、間柱を側方から中空部内に導入可能な間柱挿入用開口部と、補強材を支承可能な補強材支受部とを備える。支受具は、間柱に組付ける際に弾力的に拡開し、間柱挿入用開口部は、間柱の幅又は径よりも大きな幅に拡大する。間柱を中空部内に収容した支受具は、その弾性復元力により原形に復元して間柱を挟持し、間柱上に嵌着する。
【0013】
本発明の好適な実施形態において、補強材支受部は、補強材を支承可能な水平支持面と、補強材の裏面に当接可能な垂直支持面とを有する。水平支持面及び垂直支持面は、補強材の端部を受入れ可能な補強材支受部を補強材支受具に形成する。水平支持面は、補強材の端部を支承し、補強材を仮支持し、垂直支持面は、係止具のボード螺子込み力又は打込み力に抗して補強材を支持し、係止具の螺子込み又は打込み作業を簡素化する。本発明の他の好適な実施形態において、上記補強材支受部は、上記垂直支持面と、クリップ形態の把持部とを有する。把持部は、補強材を弾力的に把持し、補強材を横目地の高さに保持する。
【0014】
本発明の好適な実施形態によれば、上記間柱は、チャンネル型又は溝型の断面形状を有する軽量鉄骨製又はアルミニウム製のスタッドからなる。スタッドは、、壁芯位置に所定間隔を隔てて整列配置される。スタッドの配列形態として、壁芯位置に一列にスタッドを配列した所謂シングルスタッド又は共通スタッド形式、両側の壁面に沿って2列にスタッドを配列した所謂ダブル配列又は並行スタッド形式、或いは、スタッドを壁内に千鳥に配列した所謂千鳥形式等の各種スタッド形式を選択的に採用し得る。上記補強材支受具は、共通スタッド形式の間仕切壁においては、4つの角部に補強材支受部を形成し、並行スタッド形式又は千鳥形式の間仕切壁においては、室内側の2つの角部のみに補強材支受部を形成する。
【0015】
上記建築内装ボードとして、石膏ボード、石綿珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、木質系繊維板、木質系合板、或いは、ガラス繊維等の補強繊維を含有又は混入した各種補強ボード等の任意のボード建材を使用し、上記横目地補強材として、建築内装ボードの帯状裁断片を使用し得る。例えば、建築内装ボードとして石膏ボードを使用し、横目地補強材として、石膏ボードの切断片を使用し、このように内装ボード及び補強材として共通の素材を採用することにより、建築内装工事における建築資材及び施工工具等を共用化することができる。
【0016】
他の好適な横目地補強材として、鋼製又は合金製の帯板を使用し得る。比較的高剛性の金属製帯板は、比較的軽量且つ高強度の補強材を横目地領域に形成するばかりでなく、補強材支受具によって比較的容易に把持又は係止し得るので、支受具の構造を簡素化する上で有利である。
【0017】
横目地補強材として、補強材自体の剛性を高める補強リブ、屈曲部又はクランプ部材等の剛性補強手段を備えた一体成形部品又は組立部品を更に好適に使用し得る。このような補強材の使用により、係止具の螺子込み又は打込み時に生じ得る補強材の曲げ変位を抑制し、係止具の締結作業を容易にすることができる。
【0018】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例に係る間仕切壁構造及びその施工方法について、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る間仕切壁の壁体構造を概略的に示す軽鉄間仕切壁の分解斜視図である。
【0019】
図1に示す如く、間仕切壁Wは、建築内装ボード1、金属製スタッド2、下位ランナ(床ランナ)3及び上位ランナ(天井ランナ)4を備える。上下に分割された建築内装ボード1は、同一のボード幅を有する上側ボード1a及び下側ボード1bからなり、ボード1a、1bは、間仕切壁Wの各側の居室空間又は室内空間に面する連続壁面を形成する。下位ランナ3は、壁芯位置においてコンクリートスラブ等の床版F上に固定され、上位ランナ4は、壁芯位置において上階の床版等(図示せず)に固定される。
【0020】
下位及び上位ランナ3、4は夫々、左右のフランジ部32、42と、各フランジ部32、42同士を相互連結するウェブ部又は腹板部31、41とを備えた軽量鉄骨製の溝形鋼材、或いは、比較的薄肉の鋼板等を折曲げ加工してなる金属成形材料からなる。下位及び上位ランナ3、4は、間仕切壁Wの壁芯に沿って床面及び天井面に夫々延在し、金属製スタッド2の下端部及び上端部を受入れ可能な連続開口溝を床面及び天井面に夫々形成する。下位ランナ3は、金属製スタッド2の下端部を溝内に保持し、上位ランナ4は、スタッド2の上端部を溝内に保持する。
【0021】
金属製スタッド2は、溝形又はチャンネル形の断面形状を有する軽量鉄骨部材からなり、フランジ部22と、左右のフランジ部22同士を相互連結するウェブ部又は腹板部21とを備える。複数の金属製スタッド2が、間仕切壁Wの壁芯位置において、所定間隔(例えば、450mm間隔)を隔てて垂直に整列配置され、各スタッド2は、上下のランナ4、3により実質的に垂直に支持される。
【0022】
建築内装ボード1として、石膏ボード、石綿珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、木質系繊維板、木質系合板、或いは、ガラス繊維補強ボード等の任意のボード建材を使用し得る。本例において、間仕切壁Wの全高(又は天井高)は、例えば、2,700乃至3,000mm程度に設計され、建築内装ボード1は、全長900乃至1,200mm程度の上側ボード1aと、全長1,800mm程度の下側ボード1bにより構成される。また、ボード1a、1bの幅は、600mm乃至1,000mmの規格寸法値、例えば、900mm程度に設定される。
【0023】
補強材支受具10が、金属製スタッド2に取付けられとともに、支受具10に係止可能な横目地補強材5が、上下のボード1a、1bの継目(横目地)領域に配置される。補強材5は、建築内装ボード1と同一ないし同等なボード材料の裁断片からなる。補強材5の板厚は、建築内装ボード1と同一又は同等の板厚に設定され、補強材5の全長(壁芯方向長さ)は、支受具10の幅に相応する寸法だけ建築内装ボード1の幅よりも短く設定される。また、補強材5の全高は、例えば、100mm乃至200mm程度に設定される。
【0024】
図2(A)(B)(C)(D)(E) は、支受具10の左側面図、正面図、右側面図、平面図及び斜視図である。
支受具10は、鋼板又は合金板等を筐形又は筒形に曲げ加工してなる金属製の一体成形品からなり、壁芯に対して対称な横断面輪郭を有する。支受具10内には、金属製スタッド2が貫通可能な中空部11が画成される。支受具10は、スタッド2を側方から中空部11内に導入可能なスタッド挿入開口12を備え、中空部11の側部領域は、スタッド挿入開口12において全高に亘って開口する。
【0025】
建築内装ボード1の裏面に当接する垂直なボード当接壁14が、支受具10の両側に形成されるとともに、横目地補強材5を支承可能な補強材支受部15が、支受具10の各角部領域に形成される。両側のボード当接壁14及び補強材支受部15は、連結壁13によって相互連結される。各支受部15は、補強材5の裏面と当接可能な垂直側壁16、補強材5の下縁面を支持可能な水平底壁17および補強材5の端面と当接可能な垂直端壁18により画成される。
【0026】
支受具10は、スタッド挿入開口12の幅を金属製スタッド2の幅に拡大し得る適当な弾性を有し、既に建込んだスタッド2に対する組付け時にスタッド挿入開口12を比較的容易に拡開し、スタッド2を中空部11内に受入れることができる。スタッド2を中空部11内に受入れた支受具10は、弾性復元力により原形に復元し、両側のボード当接壁14によってスタッド2を挟持する。かくして、支受具10は、スタッド2の所定位置に嵌着し、補強材支受部15は、スタッド2の各角部領域に配置される。
【0027】
横目地補強材5の端部が、支受部15の水平底壁17上に載置される。補強材5の裏面は、垂直側壁16に当接ないし近接し、補強材5の端面は、垂直端壁18に当接ないし近接する。補強材5の表面は、ボード当接壁14の表面と実質的に面一に整列し、或いは、ボード当接壁14の表面よりも僅かに引っ込んだ位置に配置され、建築内装ボード1の裏面に当接可能なボード当接面5aを構成する。なお、上記水平底壁17は、支受具10の使用直前に簡易な工具にて水平に折り曲げ可能な構造に設計しても良い。
【0028】
図3及び図4は、間仕切壁Wの横断面図及び縦断面図であり、図5は、間仕切壁Wの壁面構成を示す間仕切壁Wの正面図である。
間仕切壁Wの壁芯位置には、支受具10を組付けた金属製スタッド2が所定間隔を隔てて整列配置され、横目地補強材5の両端部は、支受具10の補強材支受部15に仮支持され、支受部15同士を架橋する。下側ボード1bは、側縁部裏面及び下縁部裏面をスタッド2及び下位ランナ3に当接し且つ上縁部裏面を補強材5に当接した状態でスタッド2、下位ランナ3及び補強材5に固定される。また、上側ボード1aは、側縁部裏面及び上縁部裏面をスタッド2及び上位ランナ4に当接し且つ下縁部裏面を補強材5に当接した状態でスタッド2、下位ランナ3及び補強材5に固定される。固定手段として、室内側から施工可能なタッピングビス又はタッピング螺子等の係止具50を好適に使用し得る。所望により、接着材又は接着剤を固定手段として併用しても良い。
【0029】
補強材5の裏面に当接する支受具10の垂直側壁16は、係止具50の螺子込み圧力又は打込み圧力に抗して補強材50を支持し、係止具50の螺子込み又は打込みを可能にする。係止具50の締付けにより、補強材5のボード当接面5aは、ボード1a、1bの裏面に圧接し、補強材5は、ボード1a、1bに一体的に固定される。この結果、ボード1a、1bの連接部に形成される横目地6(図4)は、バッキング材又はバックアップ材として機能する補強材5の積層によって確実に補強される。このように横目地6の裏当材として配設された補強材5は、上下のボード1a、1bを一体的に連結し、横目地6の領域の曲げ強度、剪断強度、剛性、耐衝撃性、気密性、断熱性及び防音・遮音性等の諸物性を向上させるばかりでなく、横目地6の部分の火炎伝播作用及び伝熱作用を抑制し、金属製スタッド2の温度上昇を防止する。かくして、補強材5の配設により、間仕切壁Wの防耐火性能を向上することができる。
【0030】
横目地6には、ボード1a、1bの縦目地と同様、パテ処理等の目地処理が施され、平滑な壁面が室内側に形成される。補強材5によって補強された横目地6には、施工後の乾燥収縮クラック又は衝撃クラック、或いは、建築物の層間変位又は地震時の間仕切壁Wの挙動等によるクラックが誘発し難く、横目地6は、この種の補強材を備えていない従来構造の横目地に比べ、比較的長期に亘って所望の外観を維持することができる。
【0031】
図4に仮想線で示す如く、所望により、内装化粧ボード、仕上塗装又はクロス等の内装仕上材料8(仮想線で示す)が、ステープル等の係止具及び/又は接着剤等によって建築内装ボード1に取付けられ、或いは、貼着、塗布又は吹付等の適当な施工手段により、建築内装ボード1の室内側壁面に施工される。なお、図4において、参照符号Cは、上階コンクリート床スラブ等の上階床版であり、参照符号45は、上階床版Cに上位ランナ4を固定するタッピング螺子等のランナ係止具又は固定具であり、参照符号35は、下位ランナ3を床版に固定するビス等のランナ係止具又は固定具である。また、参照符号9は、軽量鉄骨天井下地又はシステム天井構造材等に支持された天井仕上材を指示する。
【0032】
このようにして施工される間仕切壁Wの全体構造が、建築内装ボード1を部分的に破断して示す表現手法により、図5に例示されている。図5に示す如く、補強材5は、間仕切壁Wの横目地レベルにおいて、各スタッド2を相互連結するように水平に延在する。支受具10及び補強材5は、間柱建込み工程の完了後に実施される建築内装ボード1の建込み工程において各スタッド2に取付けられる。従って、間柱を建込む軽鉄下地施工業者は、スタッド2の位置及び建込み角度等を微調節し、スタッド2を含む軽鉄下地軸組を所望の如く調整し、これにより、建築内装ボード1の施工精度を向上することができる。また、建築内装ボード1を施工する内装工事業者は、特殊工具を使用することなく、簡易に支受具10をスタッド2に取付けた後、補強材5を各支受具10上に載置し、しかる後、建築内装ボード1を施工すれば良く、しかも、補強材5を上下のボード1a、1bの位置決め手段又は定規として使用することも可能であるので、実務的には、極めて有利である。
【0033】
なお、図5において、参照符号Dは、ドア等の開口部を指示し、参照符号25は、開口補強材を示す。また、参照符号26は、スタッド2の振止め材を指示する。これらの構成部材は、従来構造のものであるので、更なる詳細な説明は、省略する。
【0034】
図6(A)(B)(C)(D)(E) は、本発明の第2実施例に係る補強材支受具10の構造を示す支受具10の左側面図、正面図、右側面図、平面図及び斜視図である。図6において、図1乃至図5に示す構成要素又は手段と実質的に同一の構成要素又は手段については、同一の参照符号が付されている。
【0035】
図6に示す補強材支受具10は、鋼製又は合金製の薄板の曲げ成形部品からなり、横目地補強材5を弾力的に把持可能な把持部19を備える。補強材5は、比較的薄く且つ高剛性の素材、例えば、鋼板又はアルミニウム合金板等の板材からなる。把持部19の頂縁を補強材5の下縁によって押し拡げることにより、把持部19は、弾力的に拡開し、補強材5を垂直に受入れる。補強材5を少なくとも部分的に収容した把持部19は、その弾性復元力により、垂直側壁16と協働して補強材5を挟持し、補強材5を所定位置に保持する。把持部19によって仮支持された補強材5の側面は、ボード当接壁14の表面と実質的に面一に位置し、建築内装ボード1を当接可能な連続帯状面、即ち、ボード当接面5aをスタッド2の間に形成する。建築内装ボード1は、上記の如く、スタッド2、ランナ3、4及び補強材5にビス止めされ、補強材5は、上下のボード1a、1bを一体的に相互連結するとともに、横目地6のバッキング材又はバックアップ材として機能する。その他の構成は、上述の第1実施例と同一であるので、更なる詳細な説明は、省略する。
【0036】
以上の如く、上記構成の補強材支受具10及び横目地補強材5を備えた間仕切壁Wによれば、間柱建込み工程の完了後に実施される建築内装ボード1の建込み工程において支受具10及び補強材5を各スタッド2に取付け、スタッド2間に延在する帯状のボード当接面5aを横目地6の高さに形成し、更に、係止具50を建築内装ボード1の室内側から螺子込み又は打込み、補強材5を横目地6の裏側に固定する。これにより、建築内装ボード1の横目地6を間仕切壁Wの内側から簡易且つ確実に補強することができる。補強材5は、横目地6の領域の曲げ強度、剪断強度、剛性、耐衝撃性、気密性、断熱性及び防音・遮音性等の諸物性を向上させるとともに、間仕切壁Wの防耐火性能を向上し、しかも、施工後に生起し得る横目地6のクラック誘発を防止し、比較的長期に亘って壁面の所望の外観を維持するように機能する。
【0037】
図7は、上記実施例の変形例に係る補強材支持構造を示す部分斜視図である。
上記実施例においては、補強材支受部15の把持部19を外側に向けて配置したが、把持部19は、図7(A)に示す如く、間仕切壁Wの内側に向けて配置しても良い。薄い鋼板又は合金板からなる横目地補強材5が、把持部19に挿入され、補強材5の表面(ボード当接面5a)は、スタッド2の側面と概ね面一に整合する。
【0038】
他の変形例として、図7(B)に示す如く、薄い鋼板等からなる横目地補強材5を保持する粘着テープ20によって補強材5をスタッド2のフランジ部22に仮止めし、これにより、帯状のボード当接面5aを横目地6の高さに形成しても良い。
【0039】
図8は、上記実施例の更なる変形例を示す横目地補強材5の部分斜視図である。
横目地補強材5の形態は、必ずしも平板に限定されるものではなく、図8(A) に示す如く、垂直なボード当接面を形成する垂直板部分51と、垂直板部分51の裏面に固定された水平板部分52とにより補強材5を構成し、或いは、図8(B) に示す如く、垂直板部分51の上端縁及び下端縁を裏面側に折り曲げ、補強材5の裏面に延在する屈曲部分53を形成しても良い。水平板部分52及び屈曲部分53は、補強材5の補強リブを形成し、補強材5の曲げ剛性及び剪断剛性を高める。他の変形例として、図8(C) に示す如く、突出長(折り返し長)を比較的短く設定した屈曲部分53’を備えた垂直板部分51に対して、概ねL形断面を有するクランプ部材54を組付け、比較的高剛性の組立部材として補強材5を構成しても良い。このような剛性補強手段を備えた補強材5は、係止具50の螺子込み又は打込み時に生じ得る補強材5の曲げ変位を抑制し、係止具50の締結作業を容易にする。
【0040】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
【0041】
例えば、上記各実施例において、グラスウール、ロックウール又は発泡樹脂系断熱材等の所望の断熱材を間仕切壁Wの内部に充填又は挿入しても良い。
【0042】
また、上記実施例では、間仕切壁Wは、シングルスタッド又は共通スタッド形式の配列に施工されているが、スタッド2を2列に配列した複式(ダブル)配列、或いは、スタッド2を千鳥状に配列した千鳥配列等の他の形式のスタッド配列を採用しても良い。
【0043】
更に、上記各実施例は、軽量鉄骨下地の間仕切壁に関するものであるが、木構造の間柱により構築される間仕切壁に対して本発明の構成を適用しても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、部品点数が比較的少なく、簡易且つ安価に施工し得る建築内装ボードの横目地補強手段を備えた間仕切壁及びその施工方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る間仕切壁の壁体構造を概略的に示す軽鉄間仕切壁の分解斜視図である。
【図2】図2(A)(B)(C)(D)(E) は、図1に示す補強材支受具の構造を示す左側面図、正面図、右側面図、平面図及び斜視図である。
【図3】図1に示す間仕切壁の横断面図である。
【図4】図1に示す間仕切壁の縦断面図である。
【図5】図1に示す間仕切壁の壁面構成を示す間仕切壁の正面図である。
【図6】図6(A)(B)(C)(D)(E) は、本発明の第2実施例に係る補強材支受具の構造を示す左側面図、正面図、右側面図、平面図及び斜視図である。
【図7】図1乃至図6に示す実施例の変形例に係る補強材支持構造を示す部分斜視図である。
【図8】図1乃至図6に示す実施例の変形例に係る横目地補強材の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 建築内装ボード
1a 上側ボード
1b 下側ボード
2 金属製スタッド
3 下位ランナ
4 上位ランナ
5 横目地補強材
5a ボード当接面
6 横目地
10 補強材支受具
11 中空部
12 スタッド挿入用開口
15 補強材支受部
19 把持部
50 係止具
W 間仕切壁
Claims (13)
- 壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に対して建築内装ボードを取付けた構造を有する軽量鉄骨間仕切壁であって、上下に配置され且つ前記スタッドのボード取付面に固定された上下の前記ボードを備えるとともに、上下の前記ボードの間に横目地を備える間仕切壁において、
前記スタッドに仮支持可能な横目地補強材と、
該補強材を前記ボードの裏面に一体的に固定する係止具と、
前記補強材を支承可能な補強材支受部を備えた補強材支受具とを有し、
前記補強材支受部は、前記補強材を支承可能な水平支持面と、該補強材の裏面に当接可能な垂直支持面とを有し、水平支持面及び垂直支持面は、前記補強材の端部を受入れ可能な部分を前記補強材支受具に画成し、
該支受具に支承された前記補強材は、前記横目地の高さにおいて前記スタッドの間に水平に延在する帯状のボード当接面を形成し、
上側の前記ボードは、前記横目地の上側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、下側の前記ボードは、前記横目地の下側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、
前記ボード当接面は、上側の前記ボードの下縁裏面に当接するとともに、下側の前記ボードの上縁裏面に当接し、
前記係止具は、前記ボードの下縁裏面及び上縁裏面に前記補強材を一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁。 - 壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に対して建築内装ボードを取付けた構造を有する軽量鉄骨間仕切壁であって、上下に配置され且つ前記スタッドのボード取付面に固定された上下の前記ボードを備えるとともに、上下の前記ボードの間に横目地を備える間仕切壁において、
前記スタッドに仮支持可能な横目地補強材と、
該補強材を前記ボードの裏面に一体的に固定する係止具と、
前記補強材を支承可能な補強材支受部を備えた補強材支受具とを有し、
前記補強材支受部は、前記補強材の裏面に当接可能な垂直支持面と、該補強材を弾力的に把持可能な把持部とを有し、
前記補強材支受具に支承された前記補強材は、前記横目地の高さにおいて前記スタッドの間に水平に延在する帯状のボード当接面を形成し、
上側の前記ボードは、前記横目地の上側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、下側の前記ボードは、前記横目地の下側の位置において前記スタッドに当接し且つ該スタッドに固定され、
前記ボード当接面は、上側の前記ボードの下縁裏面に当接するとともに、下側の前記ボードの上縁裏面に当接し、
前記係止具は、前記ボードの下縁裏面及び上縁裏面に前記補強材を一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁。 - 前記補強材支受具は、弾力的に変形可能な筐形又は筒形の支受具であり、横目地の高さにおいて前記スタッドに取付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の間仕切壁。
- 前記補強材支受具は、前記スタッドが貫通可能な中空部と、間柱を側方から中空部内に導入可能な間柱挿入用開口部とを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の間仕切壁。
- 前記横目地補強材は、補強材自体の剛性を高める剛性補強手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の間仕切壁。
- 壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に建築内装ボードを上下に配置し、該ボードを前記スタッドのボード取付面に固定して、上下の前記ボードを上下に連接する間仕切壁の施工方法において、
帯状のボード当接面を有する横目地補強材を使用するとともに、該補強材を支承可能な補強材支受部であって、前記補強材を支承可能な水平支持面と、該補強材の裏面に当接可能な垂直支持面とを有する補強材支受部を備えた補強材支受具を使用し、
該支受具を前記スタッドに取付け、前記補強材の端部を受入れ可能な部分を前記水平支持面及び垂直支持面によって前記補強材支受具に画成するとともに、前記補強材の端部を前記補強材支受部に載置し、該補強材を前記支受具によって前記スタッドの間に水平に仮支持し、
上側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの下縁裏面を前記ボード当接面に当接させるとともに、下側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの上縁裏面を前記ボード当接面に当接させ、
上側及び下側の前記ボードを前記スタッドに固定するとともに、前記ボードの室内側から係止具を該ボードの上縁部分及び下縁部分に螺子込み又は打込み、該係止具によって前記補強材を前記上縁部分及び下縁部分に一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁の施工方法。 - 壁芯位置に整列配置される金属製スタッドの間柱に建築内装ボードを上下に配置し、該ボードを前記スタッドのボード取付面に固定して、上下の前記ボードを上下に連接する間仕切壁の施工方法において、
帯状のボード当接面を有する横目地補強材を使用するとともに、該補強材を支承可能な補強材支受部であって、前記補強材の裏面に当接可能な垂直支持面と、該補強材を弾力的に把持可能な把持部とを有する補強材支受部を備えた補強材支受具を使用し、
前記支受具を前記スタッドに取付けるとともに、前記補強材支受部に前記補強材の端部を把持せしめて、前記補強材を前記支受具によって前記スタッドの間に水平に仮支持し、
上側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの下縁裏面を前記ボード当接面に当接させるとともに、下側の前記ボードを前記スタッドに当接させ且つこのボードの上縁裏面を前記ボード当接面に当接させ、
上側及び下側の前記ボードを前記スタッドに固定するとともに、前記ボードの室内側から係止具を該ボードの上縁部分及び下縁部分に螺子込み又は打込み、該係止具によって前記補強材を前記上縁部分及び下縁部分に一体的に固定し、上下の前記ボードを相互連結することを特徴とする間仕切壁の施工方法。 - 前記補強材支受具を前記横目地の高さにおいて前記スタッドに取付け、前記横目地補強材を仮止め可能な前記補強材支受部を前記スタッドの角部領域に形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の間仕切壁の施工方法。
- 前記補強材支受具は、前記スタッドに取付けるときに弾力的に変形して前記スタッドを受入れ、該スタッドを受入れた後に、その弾性復元力により原形に復元して前記スタッドを挟持し、該スタッド上に嵌着することを特徴とする請求項8に記載の間仕切壁の施工方法。
- 前記ボードの帯状片を前記横目地補強材として使用することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の間仕切壁の施工方法。
- 金属製板材を前記横目地補強材として使用することを特徴とする請求項6乃至9のいずれ1項に記載の間仕切壁の施工方法。
- 前記係止具の螺子込み力又は打込み力に抗する反力を前記補強材支受部によって生起し、前記係止具の螺子込み時又は打込み時に前記補強材を前記補強材支受部によって支持することを特徴とする請求項6乃至9のいずれ1項に記載の間仕切壁の施工方法。
- 前記係止具の締結により、前記補強材を前記ボードの裏面に圧接することを特徴とする請求項12に記載の間仕切壁の施工方法。
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