JP4187114B2 - ハイパーメディア型文書管理装置 - Google Patents

ハイパーメディア型文書管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機システムの記憶装置上に格納されている文書管理の管理に関し、特に、ハイパーメディア型の文書管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記憶装置上に格納されている文書の管理に用いられている技術として、例えば、Windows ファイルシステム、光ファイリングシステム 、カード型ハイパーテキスト等がある。
【0003】
よく用いられているWindows ファイルシステムにおいては、Windows 3.1 のファイル名(半角8文字+拡張子3文字)を用いて文書名の管理をしている。また、ディレクトリを用いて、分類して階層的に管理することもできる。しかし、Windows 3.1 のファイル名(半角8文字+拡張子3文字)だけでは、内容を的確に表わす文書名を与えることができないため、フロッピーディスクによる分類、ディレクトリによる分類を施しても、個人情報管理でさえ苦労しているのが現状である。特に、ネットワーク環境で複数の人間がファイルを共有する場合には尚更である。このため、普通は複数のディレクトリに分けて分類するが、この場合でも誤ったディレクトリに入れてしまう危険性がある。
【0004】
Windows 95により長いファイル名を使えることができるようになったが、Windows 上の全ての文書ファイルに対して、ハイパーリンク、キーワード付与、及び、リンク付けされた文書の分類階層を自由に変更してもリンク付けが保存されるという枠組は持っていない。
【0005】
そもそも、分類というのは一意に決まるものではなく、様々な見方に応じた分類が存在するものである。また、文書管理に於いては、予め文書の分類階層を決定できるものではなく、文書の量が溜まった段階で分類階層が決まるというものが多く、また、利用者のノウハウの蓄積度により分類階層が進化していくものでもあり、これをサポートする必要がある。
【0006】
また、光ファイリングシステムは、スキャナから取り込んだ新聞・雑誌記事などのイメージデータに、文書名、キーワードなどを付与して格納するシステムである。イメージデータをそのまま格納するだけでは、その文書情報のどこが重要であるのか、その文書情報を見た人が次の行動にどのように結びつけたらいいのかが分からないために、後から取り出して利用するのが難しい。
【0007】
文書情報の共有化のためには、文書情報の重要な箇所、その文書情報と関連ある他の情報を明示化することが必要である。
【0008】
ハイパーテキストの例として、カード型ハイパーテキストであるアップル社のパイパーカードがある。ハイパーテキストを利用した情報整理は確かに有効ではあるが、カード型ハイパーテキストでは以下の制約がある。
【0009】
(1) 全ての文書情報をカードという単位に書き直す必要がある。
【0010】
(2) スタック〜カードというデータ構造に基づくために、リンク付けの種類、スキーマ構造の柔軟性に制約がある。
【0011】
(3) リンク付け操作はスクリプトを書かなくてはならないため、プログラム作成には不慣れな一般の人には使えず、そのため、リンクを作る側と見る側とに役割が明確に分れてしまう。
【0012】
つまり、日常業務で利用する市販OAソフトで作成した文書情報管理という観点からのリンクの作成・維持管理に制約がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
文書資料を整然と整理しなくても、本人の頭の中には、文書の所在、文書間の関連性はでき上がっている。誰でもが頭の中に自分なりの「情報の空間」を持っており、その情報空間を泳ぎ回って、目指す情報を次々にピックアップしながら仕事を進めている。つまり、情報同士の間には目に見えない連想のリンクが張られており、これをハイパーリンクで表現し管理することが有効である。
【0014】
情報空間とは、現象のモデル化としての理解の構造を表現したものであり、我々が理解をするということは、既に持っているモデルを通して現象を理解することである。新しい情報に遭遇した際には、既存のモデルの一部を修正・拡張するという形で、その中に埋め込まれていく。
【0015】
情報の共有化のためには、知っているということを明示的に示すことが有効であり、各人のノウハウを文書同士のリンク付けという形で蓄積・継承することで促進される。
【0016】
したがって、本発明の目的は、上記の文書同士のリンク付けがユーザより簡単にできる文書管理装置を提供することである。
【0017】
多種多様なマルチメディア情報を多種多様なまま扱うのではなく、情報の格納、情報の交換、情報の付加価値化をより効果的に行うためには、情報に機能を付加し、統一的な操作ができるように、「情報のメディア化」を行うことが重要である。
【0018】
情報のメディア化表現の良い例が本である。多種多様な情報、種々雑多な対象領域を取り扱いながらも、表紙・目次・ページ・牽引などの同じ構造を持っており、また、分野毎に同じサイズや形であり、これらの標準化により利用者から見たアクセス方法が統一化されている。
【0019】
本発明の他の目的は、全ての文書ファイルを、規格化された同じ属性を持つオブジェクトでカプセル化して抽象的に扱うことができる文書管理を提供することである。これにより、文書ファイルの中身を隠すことができ、利用者には操作方法の統一化、プログラマにはAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)の標準化を提供できる。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、様々な種類の文書間にリンクを張ることにより文書を管理することができるハイパーメディア型文書管理装置において、様々な種類の文書ファイルとその文書ファイルに対応する属性ファイルとを有し、文書管理は、前記属性ファイルを介して文書ファイルにアクセスすることで統一的に行うとともに2つの文書間のリンクは、前記属性ファイルに付されているそれぞれのユニークなIDを用いて行い、参照文書及び被参照文書の双方の属性ファイルにそれぞれ相手の前記IDを格納することで、文書間の参照・被参照関係を示しており、該文書間のリンクは、参照文書を表示する画面と、被参照文書を表示する画面と、参照文書における参照の属性を表す画面をそれぞれ表示した状態で、前記参照の属性を表す画面上の文書のリンクを追加するアイコンから引き出したラバーバンドを、前記被参照文書を表示する画面上のリンクのためのアイコンにドロップする操作で行うことを特徴とする。
【0036】
このような本発明を用いることにより、各種の文書を統一的に操作・管理することができるとともに、簡単に各文書間にリンクを張ることができ、それを用いていろいろな管理ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0039】
本発明の実施形態は、オブジェクト指向によるアプローチが有効であるとの認識の基に、Smalltalk を利用して開発を行った。同システムは米国ゼロックス社で開発されたオブジェクト指向言語の開発環境であり、マルチメディア、ハイパーメディアを記述することに適した環境である。しかし、本発明は、その言語や開発環境とは独立に、他のシステムでも適用し、実施することができるものである。
【0040】
(1)文書管理システムの構成
本実施形態の文書管理システム(以下本システム)は、コンピュータ・システム上で統一的な文書管理ができるように、文書管理のための属性をオブジェクトとして付加している。そして、その上に文書管理のための機能を構築している。このように、本システムは3つのシステム階層に分けて管理している。
【0041】
図1は、本発明の文書管理システムの実施形態の例を示すものである。
【0042】
図1において、(A)システムとしているのは、システムのOS(オペレーティング・システム)における文書管理を示している。例えば、ウィンドウズ・システムにおいては、MS−DOSのファイル管理システムで管理されている文書本体を示している。システムはこのファイル管理システムを介して、文書(ファイル)本体にアクセスすることができる。
【0043】
このOSによるファイル管理システムの上に、本システムによる属性ファイル4を本システムで管理する文書に対して付与している。このことをここでは、ラッパー・システム(Wrapper System)と呼ぶ。この属性ファイルには、ファイル名、編集ツール名、文書名、キーワード、参照/被参照、パス名等の各属性が格納されている。この属性ファイルは、文書を本システムに登録する際に作成される。そして、作成後も自由に変更ができる。図1に示されている各属性について説明する。
【0044】
・ID
この属性ファイルを特定するための番号で、本システムで管理する文書を特定するためにも用いられる。このIDは、ファイルを本システムに登録するときに、各文書に一意的に本システムにより自動的に付与される。
【0045】
・ファイル名
OSのファイル管理システムにおけるファイル名である。これにより、OSのファイル管理システムを用いて、対応する文書(ファイル)を読み出すことができる。
【0046】
・編集ツール名
本システムでは、各種のファイルを取り扱うので、そのファイルを取り扱うことのできるプログラム(編集ツール)を起動して、その文書の表示、編集等を行っている。この編集ツール名は、この属性ファイルに対応する文書を取り扱う編集ツールを指定するために設けられている。
【0047】
この編集ツールとしては、例えばワープロ、ドロウ系グラフィックツール等がある。本システムでは、この編集ツールとしてネットワーク・アクセス・プログラムも指定できるので、インターネットのURL(Uniform Resource Locators) システム内で文書として管理できる。
【0048】
・文書名
本システムを利用しているユーザーが文書に対して付与する文書名である。この文書名は、前に説明したファイル名とは完全に別で、OSの制限とは無関係に長い文書名も付与することができる。この文書名を用いて、本システムのユーザーは文書を管理、操作する。
【0049】
・キーワード
各文書に対して検索のために付与したキーワードを格納している。
【0050】
・参照/被参照
文書間のリンク付け情報を格納している。この参照/被参照では、前に説明したIDを用いて参照/被参照の文書を特定している。参照/被参照の文書は複数格納でき、リスト形式で格納している。
【0051】
・パス名
本システムにおける文書の階層的分類を示す。
【0052】
このような属性ファイルを、文書を本システムに登録した時点で作成する。この文書登録時に作成された属性ファイルを用いて、図1に(C)文書マネージャとして示した本システムのいろいろな機能を実現している。機能には、例えば、属性ファイルの管理6、属性による自動分類表示7、ファイル検索8、リンクの可視化9、リンクの生成、維持管理10、多様な分類構造11等がある。この機能として図示しているものは、例示である。これらの機能については、後で詳しく説明する。
【0053】
なお、属性ファイルの格納される属性は、上記の項目だけでなく、例えば作成者、作成日、更新日、コメント等を設定することができる。
【0054】
本システムの構成については、後で詳しく説明する。その前に、まず、本システムの使用(操作方法)説明するとともに、本システムの機能について、詳しく説明する。
【0055】
(2)文書の登録
図2を用いて、本システムに文書を登録するときの操作を説明する。図2は、本システムが起動されている画面を示した図である。
【0056】
本システムを起動すると、利用者側から見た文書管理のための画面(ウィンドウ)である「文書キャビネット」が表示される。
【0057】
この文書キャビネットの画面において、左側に上記属性ファイルのパス名で指定されている階層的分類用いて、各文書がツリーとして表示している。そして、右側には、カレントの階層の詳細が表示される。図2では、ルートがカレントの階層であるので、それが側に表示されている。本システムに文書を登録するためには、OS上のファイル管理システム(ファイル・マネージャ)の画面から、ファイルアイコンを文書キャビネットの画面の登録したいツリーで表示されている階層に、ドラッグ・アンド・ドロップ操作することにより、本システムへ文書登録が行われる。図2ではルートに登録した様子を示している。この文書が本システムに登録されると、上記に説明した登録された文書に対応する属性ファイルが自動的に作成される。登録した文書は、以降、文書キャビネットから属性ファイルを用いて操作される。
【0058】
図2に示されている登録操作により作成される属性ファイルについて説明する。まず、IDには、ある方式例えば乱数、時刻等を用いて、一意的に定まる数を設定する。また、図2に示されている登録しようとしているファイルは、ワープロで作成されたワープロ・ファイルであるので、属性ファイルの編集ツールとして、この文書を作成したワープロを設定する。これは、例えばファイル名の拡張子(例えば、ピリオッド(.)以下3文字)から対応する編集ツールを特定する。パス名としては、図2の場合は階層をルートとする。そして、文書名はファイル名を用いている。このように、登録時点で確定可能な情報は、自動的に設定する。
【0059】
(3)登録した文書の属性の表示と変更
登録した文書は、文書キャビネットの画面からツリーとして表示されている文書を指定することで、各文書に対応したエディタを起動して表示することができる。この文書キャビネットで表示される文書名は、属性ファイルに格納されている自由に付与できる文書名である。
【0060】
このようにして表示された様子を示したのが図3である。図3において、一番後ろに開いている画面(ウィンドウ)301が表示された文書を表示している。表示している文書は、スキャナから読みとった新聞の切り抜きである。このように、テキストによる文書ばかりでなく、画像等も本システムに登録することができる。このようなスキャナで読みとった文書は、ドロー系のツールを立ち上げて表示している。さて、この画面において、311は図2のツリーとして文書キャビネットの画面上に表示されている一階層上のものが表示されている。そして、次に、312にタイトル「日経産業:教育ルネッサンス」が表示されている。これは、属性ファイルの文書名として格納されているものである。これは、自由にユーザーが変更することができる。おなじ、バー上にアイコン313、314、315が表示されている。このアイコンにより、この文書状態(属性)を表示し、操作することができる。
【0061】
まず、荷札のアイコン313は、この文書にキーワードを付与するときに、このアイコン313をクリックする。また、アイコン314は文書同士をリンクするときの操作に用いる。このアイコンの使用については、後で詳しく説明する。また、アイコン315は参照/被参照の状態を色で示している。このアイコン315が赤のときは、この文書に対して参照/被参照の双方が行われている場合を示している。アイコン315が黄色のときは、被参照されていることを示している。そして、アイコン315が緑のときは、他の文書を参照していることを示している。そして、白色のときは、この文書が参照も被参照もしておらず、孤立した文書であることを示している。このアイコン315の色は、交通のシグナルのメタファを利用している。すなわち、このアイコンが赤のときは、参照/被参照の双方がなされているので、この文書を削除する場合は、影響が大きいことを示している。そして、黄色のときは、参照されているのでこの文書を削除する場合は注意をする必要があることを示している。そして、緑のときは、この文書は参照しているだけなので、削除しても他の文書に影響がないことを示している。
【0062】
画面302は、この文書の属性ファイルの内容を表示、変更するためのものである。この画面302を表示するには、メニュー・バーのファイルから属性の詳細情報を選択する。そして、各属性を右横のタグから選択すると、その属性の詳細情報が表示される。表示されている属性情報は、「追加」、「削除」、「名称の変更」等のボタンを選択することで、ユーザーが自由に変更することができる。また、参照の場合は、「グラフ」をクリックすることでグラフ画面303が開き、分かりやすい参照関係のグラフ表示が示される。
【0063】
(4)インターネットのURLの登録
図4は、インターネットで用いられているURL(Uniform Resource Locators) を本システムに登録することを説明するための図である。この図において、文書キャビネットの画面401から、「WWWのURL管理」を選択して、その登録するために、属性の詳細情報の画面402を開き、そして、タグの「URL」を選択したところを示している。
【0064】
この画面において、411の1行入力用フィールドにURLを設定する。そして「登録」のボタンをクリックすると、本システムに登録される。そして、「開く」のボタンをクリックすると、自動的にインターネット・アクセス・プログラムが立ち上がり、指定されているURLへアクセスしてこのURLのHTML(Hypertext Markup Language) 文書を表示することができる。
【0065】
このようにして本システムに登録されてたインターネット上のURLで指定される文書に対しても、本システムに登録されている他の文書と同様に取り扱うことができる。したがって、この文書にキーワードを付与し、また、他の文書との間に、リンクを設け、参照することもできる。
【0066】
なお、コメント欄412は、URLの文書ばかりでなく、他の文書にも付与することができ、コメントや備考欄として用いることができる。
【0067】
(5)文書間のリンク付け
図5、図6を用いて、文書間のリンク付けの操作を説明する。
【0068】
図5において、まず、画面510の属性情報を表示し、参照の属性を表示させる。そして、ボタン「追加」をドラグするとラバーバンド530が表示される。このラバーバンド530を被参照文書を表示している画面上のアイコン521まで引き出してドロップする。その結果、被参照の文書が参照側の文書の参照に追加されて、表示される(513)。
【0069】
このように簡単に文書間にリンクをはり、参照/被参照関係を生成することができる。参照している文書から、被参照文書を開くためには、この属性情報の画面や、後で説明するリンク関係を表示する画面等を用いることが必要である。
【0070】
参照している文書から、関連している参照側の文書を簡単に開くことができるようにするために、参照のためのボタンを参照側の文書に作成し、これをクリックすることで被参照文書を開くことができる。これを説明したのが図6である。
【0071】
まず、画面610に表示されている参照側の文書にリンクボタン611を作成する。これも、メニューからリンクボタン作成を選択し、表示されるリンクボタンを希望の場所に、ドラッグすることで簡単に作成することができる。このボタンの名称は自由に設定することができる。図6では「関連資料」と設定している。このリンクボタン611からラバーバンド612を引きだし、画面630に表示されているリンク先文書のリンクするためのアイコン631上でクリックする。これで、このリンクボタンをクリックすることで、被参照文書が表示される。
【0072】
また、表示されている文書の編集ツールでは、自由にマーキングを行うことができる。図6に示されているように、このマーキングには、例えば、直線620で示されている傍線や、楕円613および616、矢印614、615および617がある。これを用いることにより、例えば、個人別や役職別にマーキングの色を変えて傍線を引く等の利用もある。また、リンクボタンに対して関連箇所の表示を行うこともできる(613〜617)。
【0073】
なお、リンクボタンは文書に対して複数設けることができ、異なる文書に対してそれぞれリンクをはることができる(618,619)。
【0074】
(6)文書のリンク付け状態の視覚化
本システムに登録された全ての文書ファイルのリンク付け状態を視覚化し、直感的な理解を支援するために、文書同士の参照〜被参照状態のグラフ図を自動作成することができる。
【0075】
これを示したのが、図7(a)である。この図において、属性ファイルのパス名による階層関係を示すために、ツリーとして表示されている。そして、参照関係は曲線による矢印として表示されている。このように、図7(a)に示されている全参照関係図の画面においては、単にグラフ図を自動作成・表示するだけでなく、表示されているグラフ図から文書へのアクセスも行うことができる。これは、表示されている文書名をクリックすることで行うことができる。また、グラフ図上で文書同士のリンク付けもできる。これは、メニューから参照付与選択し、リンク元の文書名からリンク先の文書名にドラッグするだけでよい。
【0076】
文書管理においては、予め文書の分類階層を全て決定できるものではなく、文書の量が溜まった段階で分類方法が決まるというものが多く、また、利用者のノウハウの蓄積度により分類方法が進化していくものでもあり、これをサポートする必要がある。
【0077】
この様子の例を示したのが図7(b)である。図7(b)は、上記で説明した図7(a)に示されている「オブジェクト指向勉強会の資料」のディレクトリの下に含まれている勉強会参加者2を「Q&A資料」の「委員会」の下に分類し直したことを示している。この場合も、「勉強会実施報告」からのリンクが保存したままで移動できることがわかる。このようにして、予め分類階層定められない文書の体系的な管理を柔軟性良く行うことができる。
【0078】
上記のように、柔軟に文書の管理を行うことができるのは、属性の管理で説明しているように、本システムでは文書名とパス名と独立に管理しているからである。そして、リンクは、文書ごとに与えられる一意的なIDで指定されている。そのような属性ファイルを用いて管理しているために、本システムの文書キャビネットに登録された文書については、文書の分類階層を変更しても、設定したリンク付けは保存される。
【0079】
リンクの多重度は重要な文書の目安となるので、文書量が増えて個人の管理能力を越えた場合にも文書の管理がしやすくなる。また、文書の分類階層を変更しても、設定したリンク付けは保存されるので、予め分類階層を定められない文書の体系的な管理を柔軟性良く行うことができる。
【0080】
(7)文書検索
このようにして、本システムに登録されている文書は管理されているが、これをどのように利用して、多面的に検索して読み出ことができるかについて説明する。
【0081】
(a) 文書型の指定による検索
本システムでは、文書の種類とにアイコン化表示できる。このため、対象とする文書のアイコンを選択するだけで文書の種類を指定した検索をすることができる。その様子を示したのが、図8に示されている検索画面である。
【0082】
図8において、検索画面のタイプが表示されているタイプ表示部分800には、それぞれの文書の種類ごとのアイコン(801〜814)が一覧で示されている。このアイコンの横にはチェック欄があり、そこをクリックすることで文書型が指定できる。800に例示されている文書型には、テキスト形式の文書801、個人情報の文書802、カレンダ803、WWWのURL804、イメージ形式の文書805、名刺情報806、覚え書き807、組織図808、スプレッドシート809、新聞情報810、研究資料811、タスクシート(PERT図)812、アプリケーションで作成した文書813、タスクシート(PERT図)中の個々のタスク814がある。
【0083】
図8では、新聞情報810をクリックして、新聞情報を指定したところを示している。そして、欄820は、文書名を入力するフィールドである。この文書名は、「電気*」のように、文書名の1部を指定することができる。これは、前方一致で電気を含む文書名を指定している。「*」はメタ・キャラクタでどんな文字でもよいことを示している。その下の欄830は、キャビネットのメタファを用いて、パス名のディレクトリを指定できる。図8においては、ルートを指定している。その右の欄840は、キーワードを指定できるフィールドである。これは、現在指定された文書中に付与されているキーワードを一覧で表示して選択することもできる。その右の欄860は、関連語のチェック欄870がチェックされていると、指定されたキーワードと関連する単語が表示され、その単語も合わせて検索される。この関連語は、予めユーザがキーワードをグループとして関連ける等指定しておく必要がある。このキーワード登録については、後で説明する。
【0084】
検索結果は欄850に、文書名作成日(括弧の中の数字)が表示される。表示された文書名をクリックすると文書が表示される。このように、その文書名の中の特定の語句、付与したキーワード等の条件設定をすることもできる。
【0085】
また、検索結果を用いた一括リンク付けにより、抜けが無く効率良いリンク付けができる。
【0086】
(b)キーワード登録
図9を用いて、キーワード登録を説明する。システム・メニュー(本システムの最上位メニュー)において、キーワード検索を選択すると、図9に示した画面が表示される。この画面において、カテゴリー、キーワード関連語等を登録することができる。
【0087】
カテゴリーを選択してキーワードを入力すると、そのカテゴリーに対するキーワードを登録することができる。例えば、図示されている画面において、カテゴリーの欄910で、「取得資格」のカテゴリー選択されている。そのカテゴリーにおいて、キーワードをキーワード欄920に入力すると、入力するキーワードは、「取得資格」のカテゴリーのキーワードとして登録される。
【0088】
関連語の欄930には、そのキーワードに関連する言葉を入力することにより、キーワードをグループ化することができる。
【0089】
その他、参照、スコープノートの欄940で、キーワードに対する参照やスコープを定義することができる。
【0090】
(c)多面的な視点からの文書検索
ハイパーリンクによる連鎖的な検索では、最初のアクセスポイントを見つけるのが大変である。文書キャビネットの分類階層だけでは効率的な検索ができないので、日常の業務で求められる検索パターンである、時間・人をアクセスポイントとした検索をするために、
▲1▼分類(文書キャビネット、リンク図)
▲2▼時間(年表、カレンダ、ワークフロー)
▲3▼人(個人情報、名刺情報、組織図)
の専用文書を提供し、これらと市販OAソフト等で作成した文書とをリンク付けすることにより、多面的な視点からの文書管理・検索ができる。
【0091】
これを説明するのが図10である。システム・メニュー1010から選択するように説明しているが、図8に示した検索画面から選択してもよい。
【0092】
さて、図10において、システム・メニュー1010から文書キャビネット1011を選択して、文書キャビネットの画面1020やリンクのグラフ図の画面1022を表示し、文書1024や文書1026を表示するようにすることができる。これについては前に説明しているので省略する。また、文書検索1012を選択すると、文書検索の画面がでて、図8に説明した文書検索ができる。
【0093】
時間に関する検索として、時事年譜1013やカレンダー1014が用意されている。時事年譜の画面1050では、時系列に並べられた項目から文書を選択することができる。これにリンクされた文書を自動的に付与された日付順に並べて、年表のように表示することにより実現できる。なお、覚え書きとして、共通に認識できるその年の出来事を付与しておくこともできる。
【0094】
また、カレンダー画面1060は、月ごとのカレンダーの画面1060を表示する。そのカレンダー画面1060で日を指定することで、その日にリンクされている文書を表示することができる。
【0095】
人に関する検索としては、個人情報、名刺情報、組織図等が用意されている。例えば、個人情報に関しては、ある個人に関する文書1030を表示し、その個人文書にリンクされている文書を表示することができる。組織図の画面1040を表示し、その組織図にリンクされている文書(個人情報の文書も含む)を表示することができる。
【0096】
また、個人毎等にある視点による覚え書きの文書を作成することができる。これを説明したのが図11である。まず、ある視点により、覚え書きの文書1130を作成する。そして、その覚え書きに対して、関連する文書に対してリンクを張ることができる。その操作を図11を用いて説明する。
【0097】
例えば、覚え書き1130に文書を張り込む元として、文書キャビネット1110を用いるとする。この場合は、文書キャビネット1110の画面から張り込む文書1111を選択する。これに対応する文書が文書キャビネット1110の右下にアイコン1120として表示される。このアイコン1120をドラグ・アンド・ドロップにより、覚え書きの文書に張り込むことができる。
【0098】
このように、本システムにおいては、格納された文書に対する個人毎、視点毎に応じた文書管理画面を設定できるので、組織情報と個人情報との共存が図りやすい。
【0099】
(8)本システムのインプリメンテーション
ここで、上記のいろいろな機能を実現するためのインプリメンテーション(実際のソフトウェア上の構成)について詳しく説明する。
【0100】
本システムは、オブジェクト指向の概念を用いて作成されている。このオブジェクト指向とは、処理対象のデータと処理とを一体的に考えて作成する概念である。それは、本システムの設計の深い所まで、統一的にこの概念を用いて作成されている。
【0101】
(a)属性の後付けオブジェクト化方式
本システムは、図1で説明したように、属性ファイルを用いて文書を管理している。これは、文書ファイル本体の中にパス名などをリンク情報として直接に埋め込む方式は、文書管理の観点からは大きな問題があるからである。そこで、文書ファイル本体とは別に、属性ファイルをもちいて、リンク情報等の属性を持つオブジェクトを後付けで設定しているのである。文書ファイル本体と属性との結び付けは、上述したように、文書キャビネットへの登録時点で間接実行されるので、利用者が操作する必要はない。
【0102】
これにより、システム上の全ての文書ファイルに対してリンク付け、キーワード付与、文書名等の属性を統一的に管理できる。リンク情報は個人毎に管理を行うことができる。
【0103】
本システムでは、登録文書へのアクセスは、後付けたオブジェクトを通してのみ行うことになる。文書ファイルを指示すると、文書ファイル自身が自律的にその文書型に対応するエディタを起動する。
【0104】
また、この方式を利用すると、例えば、WWWを利用した情報検索で必要なURLという単なるデータをもオブジェクト化できるので、文書ファイルから参照しているWWWサーバのデータに直ぐにアクセスすることができると共に、組織内でURL情報の共有化・再利用を図ることができる。
【0105】
(b)ユーザー・インターフェースの統一と文書型にあった処理
本システムにおいて用いている、オブジェクトは動的なコンテンツであるので、属性を動的に解釈して処理をすることができる。したがって、図8等において説明したように、いろいろな文書型を取り扱っているが、そのユーザー・インタフェースは、統一的に扱えるとともに文書型にあった処理ができる。
【0106】
これを実現するために、それぞれの文書に対応した編集ツールは、各々の文書型の特徴に応じた作成編集、リンク付け、キーワード付与等を行う拡張エディタ的発想に基づいて作成されている。
【0107】
例えば、テキスト文書は、リンク付けされた状態での文書編集可能な機能(リンクボタンに相当する語句は後退キーでは削除できない、文書編集をしても語句とリンクボタンとの対応関係は保持される等)を有するテキスト文書であり、文書全体または特定の箇所毎に他の文書とリンク付けすることができる。リンクボタンに対応する語句は、Web ブラウザ風に青色表示(下線付き)で表示される。
【0108】
他の文書も、文書全体または文書の部分毎にリンク付けすることができる。
【0109】
後付け属性オブジェクトと、文書操作のためのインタフェース・オブジェクトとを協調させることで、文書ファイルへのタグ埋め込みなどの煩わしい操作を一切必要としない、マウスとアイコンの視覚的な操作だけで簡単に動的リンクを作成することができる。
【0110】
本システムのインタフェースの構成は、オブジェクト指向言語の1つであるSmalltalk で用いられているMVCモデルの拡張に基づく独自なモデルを枠組みとしており、この枠組みを用いることで、統一性を保っている。
【0111】
(c)拡張MVCモデル
本システムが用いている拡張MVCモデルを図12、図13を参照して説明する。
MVCモデルは、対話型グラフィック・システムを構築する際のフレームワークとして用いられているモデルである。このMVCモデルにおいて、Mはモデル(Model)を意味し、アプリケーションの取り扱うデータ(例えば文書)とそのデータ(例えば文書)に係わる操作を担当するモデルである。また、Vは表示(View)を意味し、Modelを画面上のどの領域に表示するのか、どうやって表示するのかの役割を有している。最後に、Cは制御(Contoroller)を意味し、ユーザからの入力(キーボードやマウス)を解釈して、ModelやViewに適切な指示を与える役割を有している。
【0112】
MVCモデルは、対話型グラフィック・システムを構築する際のフレームワークとして用いられているモデルである。このMVCモデルにおいて、Mはモデル(Model)を意味し、アプリケーションの取り扱うデータ(例えば文書)とそのデータ(例えば文書)に係わる操作を担当するモデルである。また、Vは表示(View)を意味し、Modelを画面上のどの領域に表示するのか、どうやって表示するのかの役割を有している。最後に、Cは制御(Contoroller)を意味し、ユーザーからの入力(キーボードやマウス)を解釈して、ModelやViewに適切な指示を与える役割を有している。
【0113】
本システムの拡張MVCモデルにおいては、図12に示したように、モデル(文書)が2つある形式を用いている。その1つが、実体としての文書のファイル1204であり、もう一つが属性ファイル(Wrapper)1205である。これらの2つのモデルを用いることにより、様々な種類文書ファイルを属性ファイルを用いて統一的に取り扱うことができる。この2つのモデルの区別は、モデルのプロトコル(メッセージのグループ化)で行っている。
【0114】
この拡張MVCモデルを用いて、キャビネットに表示されている文書を表示して編集することを例に説明したのが、図13である。
【0115】
図13において、まず、利用者は文書キャビネット中の文書をマウスで指示する。この文書キャビネットはWrapper(属性ファイル)のViewであるので、Wrapperのモデルに対してメッセージを送信する。そして、Wrapperのモデルから対応している文書ファイル実体を獲得することができる。獲得した対応する文書ファイルのモデルに対して、表示のメッセージを送信することで、目的とする文書ファイルがViewにより表示される。これで、目的の文書に対して編集等を行うことができる。
【0116】
(d)代理オブジェクト
本システムにおいて、パス名などの物理的な情報を直接的なリンク情報としておらず、属性ファイルのIDを用いてリンクのための情報としている。このことにより、上述した、リンク付けを保持した状態での動的な分類階層が自由にできる。これは、このIDをオブジェクトとする。そして、そのオブジェクトを文書オブジェクトに対する代理オブジェクトとして用いることで実現している。これについて、図14を参照して説明する。
【0117】
図14(a)は、代理オブジェクトを用いない通常のオブジェクト指向の場合を示している。例えば、文書1を表示していて、その文書1とリンクされている文書2を表示する場合、文書1から文書2に対してメッセージを送信する。これを図示したのが図14(a)である。この場合、文書2がメモリ上にロードされているときは、そのオブジェクトに直接送信することができる。しし、メッセージの受信側である文書2がメモリ上にロードされていないときには、送信側である文書1において、ディスク上のファイルをロードしてからメッセージ送信を行う処理を行う必要がある。もっと複雑な例外処理を文書2に対して行う場合は、送信側である文書1の処理は複雑になる。
【0118】
図14(b)は、本システムにおける代理オブジェクトを用いた場合を示している。この代理オブジェクトを用いる場合は、文書1はメッセージを常にメモリ中にある代理オブジェクトを介して目的とする文書2にメッセージを送信する。このため、文書1は文書2の状態の違い(例えば、メモリにロードされているかどうか)を意識する必要がなくなる。この文書2の状態に対する処理をすべて代理オブジェクトが行い、そして、文書1から送られてきたメッセージを文書2に転送する。文書2に対する例外処理も代理オブジェクトが行うことができる。
【0119】
ハイパーメディアでは何にでもリンク付けができる必要があるので、リンク付けの際に発生する例外処理を考慮していくことは極めて重要である。上記で説明した代理オブジェクトを設けることで、送信側の文書に例外処理の記述をしなくても済むようになる。
【0120】
また、代理オブジェクトをクラス化しておくことで、サブクラシングが可能となる。
【0121】
その上、代理オブジェクトを用いることにより、文書ファイルの格納の仕方を変更しても、プログラムの書き直しの影響範囲を局所的に留めることができる。したがって、スタンドアローンのシステムから、ネットワーク上のファイル管理を用いるシステムへの変更も容易にできる。
【0122】
(e)文書型にあったメモリ管理
オブジェクト指向システム開発では、クラスライブラリ化、インヘリタンスによる差分プログラミングが大きな特徴であるが、クラス階層を設計する際の2つの異なる観点(論理的・物理的)によるクラス階層を如何に一致させるか、分類の恣意性にどう対応するかが大きな問題として指摘されている。オブジェクト指向言語ではデータ構造は無条件に継承されてしまうので、注意深い設計が必要となる(一方、メソッドはオーバーローディング等で対応できる)。
【0123】
特に、マルチメディア情報を取り扱うため、様々な文書型を有する本システムのような文書に対しては、予め特定の固定的なデータ構造を決めることができない。そのために、データ構造を如何にフレキシビリティに保持するかが重要となる。また、今後に大きく発展するマルチメディア技術を取り込んで融合化させるためには、各種の特性を持つクラス・ライブラリをマージさせた場合の、多重継承にける同じ特性の回避/異なる特性の吸収を考慮した設計が必要となる。
【0124】
そこで、本システムにおいては、通常のシステムが提供するクラス階層に基づくインスタンス変数の継承ではなく、メタクラスに自分たちが与えたインスタンス変数の継承を使っている。このことで、個々のクラス毎に同じ名前で異なる領域をクラス変数で持つことができるようになり、文書毎に最適なデータ構造を与えることができる。それを示したのが図15〜図17である。
【0125】
図15は、本システムにおける文書のデータを格納するためのメモリ内のエリアをarray(配列)で定義にして与えることを示す図である。このデータ型でエリアを割り当てる場合に、サイズを指定して与えることが必要である。文書が使用する最大のサイズを設定して用いる方法もあるが、この方法では、文書型等に応じた適切なサイズを設定していないので、実際に使用しないエリアが生じて、メモリの資源が無駄に使用されることが多い。実際に生成される文書型に応じたarrayのサイズを定めることができれば、適切なエリアの割り当てとなる。
【0126】
本システムでは、例えば、図16は、クラスを管理する情報をブラウズしているところを示している。この内、selfからsharedPoolsまでは、通常のクラスを管理する情報であるが、Fieldsの項を本システムでは設けている。図16は、そのFieldsの内容を右側に表示しているところである。これでわかるように、その内容はクラスごとに異なっている。図16(a)は、イメージ形式の文書(図8参照)である。それには、imageとgraphicObjectの項目と大きさが設定されている。また、図16(b)は個人情報の文書である。それには、category,zipCode,addressとoffice,telephone,faxおよびmemoRandumの項の合計の大きさが設定される。このように、それぞれの文書にあった大きさのarrayを設定することができる。
【0127】
図17は、オブジェクト指向において、arrayクラスのサブクラスとして、それぞれの文書型のメタ・クラスとからそれぞれの文書型が作成される様子を示している。
【0128】
図17において、arrayクラス1710のサブクラスとして、各文書型1740や1750が、各文書型のメタクラス1720および1730からFieldsを参照して作成されること示されている。各文書型のインスタンス(1741〜1743および1751〜1753)は、各文書型のクラスから作成される。
【0129】
このように構成されているため、各種文書を統一的取り扱うことができ、また、新しい種類の文書にも簡単に適用することができる。
【0130】
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用されることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためにソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置が読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が本発明の効果を享受することができる。
【0131】
【発明の効果】
本発明を用いることにより、各種の文書を統一的に操作・管理することができ、各文書間にリンクを張り、それを用いていろいろな管理ができる。
【0132】
また、本発明は、オブジェクト指向の考え方に基づいてシステムが作成されているので、拡張性があり、新しい文書の種類にも簡単に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示す図である。
【図2】本システムに文書を登録することを説明する図である。
【図3】属性の表示と変更を説明する図である。
【図4】URL文書の登録を説明する図である。
【図5】リンク付けを説明する図である。
【図6】リンク付けを説明する図である。
【図7】文書のリンク付けのグラフ表示と動的な分類変更を説明する図である。
【図8】登録文書から目的の文書を検索することを説明する図である。
【図9】キーワード登録を説明する図である。
【図10】多面的な文書管理を説明する図である。
【図11】覚え書き文書にある文書をリンク付けすることを説明する図である。
【図12】拡張MVCモデルを説明する図である。
【図13】拡張MVCモデルの動作を説明する図である。
【図14】代理オブジェクトを説明する図である。
【図15】array型でエリア管理をすることを説明する図である。
【図16】オブジェクト指向のクラス情報を説明する図である。
【図17】オブジェクト指向のクラス形成を説明する図である。

Claims (1)

  1. 様々な種類の文書間にリンクを張ることにより文書を管理することができるハイパーメディア型文書管理装置において、
    様々な種類の文書ファイルとその文書ファイルに対応する属性ファイルとを有し、
    文書管理は、前記属性ファイルを介して文書ファイルにアクセスすることで統一的に行うとともに2つの文書間のリンクは、前記属性ファイルに付されているそれぞれのユニークなIDを用いて行い、参照文書及び被参照文書の双方の属性ファイルにそれぞれ相手の前記IDを格納することで、文書間の参照・被参照関係を示しており、
    文書間のリンクは、参照文書を表示する画面と、被参照文書を表示する画面と、参照文書における参照の属性を表す画面をそれぞれ表示した状態で、前記参照の属性を表す画面上の文書のリンクを追加するアイコンから引き出したラバーバンドを、前記被参照文書を表示する画面上のリンクのためのアイコンにドロップする操作で行う
    ことを特徴とするハイパーメディア型文書管理装置。
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