JP4184160B2 - マンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振幅変調(Amplitude Shift Keying : ASK。以下「ASK変調」という)信号に対するシンボル同期方法等に関し、特にマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対するシンボル同期方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−78211号公報
【0003】
従来、ASK変調されたNRZ(Non Return to Zero)符号系列を復調する方法等の開発が行なわれてきた。例えば特許文献1には、ASK変調されたNRZ符号系列を入力し、当該符号系列に対し複数の極小値および極大値を検出して移動平均を求め、さらに移動平均した結果を平均し、その平均値をスレッショルドレベルとして入力した信号を2値化することによりNRZ符号系列を出力する方法が記載されている。さらに特許文献1には、スタートビット等を用いる非同期通信に適用して同期を得る例についても記載されている。
【0004】
一方、近年、有料道路等の料金所において車両を一旦停止することなく自動的に料金の収受を行う自動料金収受(Electronic Toll Collection : ETC)システムの運用が開始されている。ETCシステムにおける料金所の通信装置(路側)と車両側との間の路車間無線通信は専用狭域通信(Dedicated Short Range Communication : DSRC)と呼ばれている。
【0005】
上述のETCシステムまたはDSRCでは、マンチェスタ符号化されたASK変調方式が採用されている。この変調方式において変調信号はスプリットフェーズ符号化されており、シンボル「1」または「0」を表現するために0ボルト(低レベル)と正の電圧(高レベル)との連続した2つのレベルの組み合わせを用いている。シンボル「1」は最初に高レベルとなりその半周期(T/2:Tは周期)後に低レベルとなることにより示され、シンボル「0」は最初に低レベルとなりその半周期後に高レベルとなることにより示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにマンチェスタ符号化されたASK変調方式は電位0に戻すRZ(Return to Zero)符号系列である。しかし、電位0に戻さないNRZ符号系列に対しては上述のようにASK変調信号の同期方法の開発が行なわれてきたが、RZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対してはシンボル同期方法の開発は行われていないという問題があった。そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、RZ符号系列またはNRZ符号系列のいずれかの符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対するシンボル同期方法等を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法は、入力した前記振幅変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部に記録するサンプリングステップと、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第1相関ステップと、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第2相関ステップと、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が3番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第3相関ステップと、前記第1相関ステップ、前記第2相関ステップおよび前記第3相関ステップで求められた相関値の中で最大の相関値を有するn個のデータ系列を求めるデータ系列決定ステップと、前記データ系列決定ステップで求められた最大の相関値を有するn個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とするタイミング位置決定ステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、この発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法において、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号の2×n+2個のデータ系列をa(i)(i=0〜2×n+1)とし、|x|をxの絶対値とすると、
前記第1相関ステップは、式1、
【数7】
により相関値を求め、前記第2相関ステップは、式2、
【数8】
により相関値を求め、前記第3相関ステップは、式3、
【数9】
により相関値を求めることができる。
【0009】
ここで、この発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法において、マンチェスタ符号化された前記振幅変調信号は、自動料金収受(Electronic Toll Collection : ETC)システムにおける路車間通信に用いられる信号とすることができる。
【0010】
この発明のプログラムは、マンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期を実行するプログラムであって、コンピュータに、入力した前記振幅変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部に記録するサンプリングステップ、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第1相関ステップ、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第2相関ステップ、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が3番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第3相関ステップ、前記第1相関ステップ、前記第2相関ステップおよび前記第3相関ステップで求められた相関値の中で最大の相関値を有するn個のデータ系列を求めるデータ系列決定ステップ、前記データ系列決定ステップで求められた最大の相関値を有するn個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とするタイミング位置決定ステップを実行させるためのプログラムである。
【0011】
ここで、この発明のプログラムにおいて、前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号の2×n+2個のデータ系列をa(i)(i=0〜2×n+1)とし、|x|をxの絶対値とすると、
前記第1相関ステップは、式1、
【数10】
により相関値を求め、前記第2相関ステップは、式2、
【数11】
により相関値を求め、前記第3相関ステップは、式3、
【数12】
により相関値を求めることができる。
【0012】
ここで、この発明のプログラムにおいて、マンチェスタ符号化された前記振幅変調信号は、自動料金収受システムにおける路車間通信に用いられる信号とすることができる。
【0013】
この発明の記録媒体は本発明のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
実施の形態1.
図1は、シンボル「1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。図1において、横軸は時間を示し、縦軸は電位であり+E(V)は高レベル、0(V)は低レベル、b(V)は高レベルと低レベルとの間の平均値を示す。符号t0、t1、ないしt7はサンプリングを行なうタイミング位置またはサンプル位置(以下「タイミング位置」と統一する)を示し、符号a(0)、a(0)、ないしa(7)はタイミング位置t0等でサンプリングされたサンプリングデータを示す。図1に示されるように、RZ符号系列のマンチェスタ符号ではシンボル「1」を表現するために一度+E(V)(高レベル)となり、その半周期(T/2:Tは周期)後に0(V)(低レベル)へ遷移する。+E(V)は例えば+1(V)とすることができる。ここで、サンプリング定理に基づくオーバサンプリング(over sampling)数をn(所定のオーバサンプリング数)とすると、タイミング位置は2×n個ある。図1はオーバサンプリング数n=4の場合を例示しており、タイミング位置はt0ないしt7の8(=2×4)個ある。従って、シンボル「1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対し、a(0)ないしa(7)の8個のサンプリングデータを得ることができる。図1に示されるように、a(0)ないしa(3)は+E(V)であり、a(4)ないしa(7)は0(V)である。
【0016】
図2は、シンボル「−1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。図2で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図2に示されるように、RZ符号系列のマンチェスタ符号ではシンボル「−1」を表現するために一度0(V)(低レベル)となり、その半周期(T/2)後に+E(V)(高レベル)へ遷移する。図2も図1と同様にオーバサンプリング数n=4の場合を例示しており、タイミング位置はt0ないしt7の8(=2×4)個ある。従って、シンボル「−1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対し、a(0)ないしa(7)の8個のサンプリングデータを得ることができる。図2に示されるように、a(0)ないしa(3)は0(V)であり、a(4)ないしa(7)は+E(V)である。以上のように、RZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号では平均値b(V)が符号変化の中心値となる。
【0017】
図3は、本発明のシンボル同期方法等を説明するための図である。図3で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図3も図1および図2と同様にオーバサンプリング数n=4の場合を例示しており、2×n+2=2×4+2=10個のタイミング位置t0ないしt9でサンプリングデータa(0)ないしa(9)を得る。得られたサンプリングデータはデータ記録部50(後述)に記録される。
【0018】
図3において、符号S1、S2およびS3はデータ記録部50に記録されたサンプリングデータを用いて求められる相関値を示す。相関値S1は、データ記録部50に記録されたサンプリングデータの系列中、タイミング位置が1番目(t0)から2×n(=2×4=8)個のデータ系列に対して、すなわちタイミング位置t7までに対して求められる相関値である。図3に示されるように、相関値S1は、サンプリングデータa(0)ないしa(3)について各々平均値b(V)を引いた値を加算(+)した値から、サンプリングデータa(4)ないしa(7)について各々平均値b(V)を引いた値を減算(−)することにより求めることができ、式1のように表すことができる。以下で、|x|はxの絶対値である。
【0019】
【数13】
【0020】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、図1に示されるようなシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れていない場合、相関値S1は式1−1のように計算される。但し、a(0)=0と想定する。
【0021】
【数14】
【0022】
次に、相関値S2はデータ記録部50に記録されたサンプリングデータの系列中、タイミング位置が2番目(t1)から2×n(=8)個のデータ系列に対して、すなわちタイミング位置t8までに対して求められる相関値である。図3に示されるように、相関値S2は、サンプリングデータa(1)ないしa(4)について各々平均値b(V)を引いた値を加算(+)した値から、サンプリングデータa(5)ないしa(8)について各々平均値b(V)を引いた値を減算(−)することにより求めることができ、式2のように表すことができる。
【0023】
【数15】
【0024】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、上述のようにシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れている場合、相関値S2は式2−1のように計算される。但し、a(8)=0と想定する。
【0025】
【数16】
【0026】
次に、相関値S3はデータ記録部50に記録されたサンプリングデータの系列中、タイミング位置が3番目(t2)から2×n(=8)個のデータ系列に対して、すなわちタイミング位置t9までに対して求められる相関値である。図3に示されるように、相関値S3は、サンプリングデータa(2)ないしa(5)について各々平均値b(V)を引いた値を加算(+)した値から、サンプリングデータa(6)ないしa(9)について各々平均値b(V)を引いた値を減算(−)することにより求めることができ、式3のように表すことができる。
【0027】
【数17】
【0028】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、上述のようにシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れていない場合、相関値S3は式3−1のように計算される。但し、a(8)=a(9)=0と想定する。
【0029】
【数18】
【0030】
以上のように求められた相関値S1、S2およびS3中で最大の相関値を有する2×n(=8)個のデータ系列を求める。上述の例では相関値S1=2E、S2=4E、S3=3Eであるため、最大の相関値S2を有する8個のデータ系列はa(1)からa(8)のデータ系列となる。このデータ系列の直後のタイミング位置t9をシンボル開始のタイミング位置として得ることができる。すなわちタイミング位置t1からt8が最適タイミングとなり、次のサンプリングにおける基本タイミングとなる。この場合、図3の符号20で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となり、符号21で示される位置のサンプリングデータが次のa(1)となる。以下、同様であるためa(2)以降は省略する。
【0031】
一方、相関値S1が最大となった場合、つまりタイミング位置t0からt7が最適タイミングとなった場合、図3の符号10で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となり、符号11で示される位置のサンプリングデータが次のa(1)となり、符号12で示される位置のサンプリングデータが次のa(2)となる。以下、同様であるためa(3)以降は省略する。相関値S3が最大となった場合、つまりタイミング位置t2からt9が最適タイミングとなった場合、図3の符号30で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となる。以下、同様であるためa(1)以降は省略する。
【0032】
以上のようにして、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより次のシンボルの同期を取ることができる。上述の説明では前後の1タイミングの計3タイミングを対象としたが、前後の2タイミングの計5タイミングを対象としてもよい。一般的には前後のkタイミングの計2×k+1タイミングを対象とすることができる。本発明のシンボル同期方法は上述のようにその処理をシンボル毎に逐次的に行うことができる。このためデータ記録部50のバッファ量を抑制することが可能であり、回路および処理を簡略化することができる。ノイズによりシンボル同期が乱れた場合であっても、高々1サンプリング分しか前後のタイミングに移動しないためロバスト性を有している。ノイズエラーがない状態の場合、RZ符号系列のマンチェスタ符号の反転タイミングは常に最適なタイミングとなる方向へ向かうため、本発明のシンボル同期方法を用いることにより常にシンボル同期が取れた状態となる。したがって、クロックスリップの発生を抑制することができる。
【0033】
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、まず入力したRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部50に記録しておく。次にデータ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S1を求める。同様にして、データ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S2を求め、さらにタイミング位置が3番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S3を求める。求められた相関値S1、S2およびS3の中で最大の相関値Smを有する2×n個のデータ系列を求める。この最大の相関値Smを有する2×n個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とすることができる。すなわち、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより次のシンボルの同期を取ることができるため、RZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対するシンボル同期方法等を提供することができる。
【0034】
実施の形態2.
実施の形態1ではRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対する本発明のシンボル同期方法等について説明した。実施の形態2ではNRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対する本発明のシンボル同期方法等について説明する。
【0035】
図4は、シンボル「1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。図4において、横軸は時間を示し、縦軸は電位であり+E(V)は高レベル、−E(V)は低レベルを示す。+E(V)は例えば+1(V)とすることができ、−E(V)は例えば−1(V)とすることができる。符号t0、t1、ないしt7はサンプリングを行なうタイミング位置を示し、符号a(0)、a(0)、ないしa(7)はタイミング位置t0等でサンプリングされたサンプリングデータを示す。図4に示されるように、NRZ符号系列のマンチェスタ符号ではシンボル「1」を表現するために一度+E(V)(高レベル)となり、その半周期(T/2:Tは周期)後に−E(V)(低レベル)へ遷移する。ここで、サンプリング定理に基づくオーバサンプリング(over sampling)数をn(所定のオーバサンプリング数)とすると、タイミング位置は2×n個ある。図4はオーバサンプリング数n=4の場合を例示しており、タイミング位置はt0ないしt7の8(=2×4)個ある。従って、シンボル「1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対し、a(0)ないしa(7)の8個のサンプリングデータを得ることができる。図1に示されるように、a(0)ないしa(3)は+E(V)であり、a(4)ないしa(7)は−E(V)である。
【0036】
図5は、シンボル「−1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。図5で図4と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図5に示されるように、NRZ符号系列のマンチェスタ符号ではシンボル「−1」を表現するために一度−E(V)(低レベル)となり、その半周期(T/2)後に+E(V)(高レベル)へ遷移する。図5も図4と同様にオーバサンプリング数n=4の場合を例示しており、タイミング位置はt0ないしt7の8(=2×4)個ある。従って、シンボル「−1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対し、a(0)ないしa(7)の8個のサンプリングデータを得ることができる。図2に示されるように、a(0)ないしa(3)は−E(V)であり、a(4)ないしa(7)は+E(V)である。以上のように、NRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号では0(V)が符号変化の中心値となる。
【0037】
実施の形態2においても、実施の形態1で本発明のシンボル同期方法等を説明するために用いられた図3を用いることができる。但し、上述のように実施の形態2では平均値b(V)ではなく0(V)が符号変化の中心値となるため、サンプリングデータa(0)等からb(V)を減じる必要はない。図3に示されるように、相関値S1は、サンプリングデータa(0)ないしa(3)について加算(+)した値から、サンプリングデータa(4)ないしa(7)を減算(−)することにより求めることができ、式1のように表すことができる。以下で、|x|はxの絶対値である。
【0038】
【数19】
【0039】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、図4に示されるようなシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れていない場合、相関値S1は式1−2のように計算される。但し、a(0)=−E(V)と想定する。
【0040】
【数20】
【0041】
次に、相関値S2はデータ記録部50に記録されたサンプリングデータの系列中、タイミング位置が2番目(t1)から2×n(=8)個のデータ系列に対して、すなわちタイミング位置t8までに対して求められる相関値である。図3に示されるように、相関値S2は、サンプリングデータa(1)ないしa(4)について加算(+)した値から、サンプリングデータa(5)ないしa(8)を減算(−)することにより求めることができ、式2のように表すことができる。
【0042】
【数21】
【0043】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、上述のようにシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れている場合、相関値S2は式2−2のように計算される。但し、a(8)=−E(V)と想定する。
【0044】
【数22】
【0045】
次に、相関値S3はデータ記録部50に記録されたサンプリングデータの系列中、タイミング位置が3番目(t2)から2×n(=8)個のデータ系列に対して、すなわちタイミング位置t9までに対して求められる相関値である。図3に示されるように、相関値S3は、サンプリングデータa(2)ないしa(5)について加算(+)した値から、サンプリングデータa(6)ないしa(9)を減算(−)することにより求めることができ、式3のように表すことができる。
【0046】
【数23】
【0047】
ここで、オーバサンプリング数n=4であるため、上述のようにシンボル「1」がタイミング位置t1から開始する場合、すなわちシンボル同期が取れていない場合、相関値S3は式3−2のように計算される。但し、a(8)=a(9)=−E(V)と想定する。
【0048】
【数24】
【0049】
以上のように求められた相関値S1、S2およびS3中で最大の相関値を有する2×n(=8)個のデータ系列を求める。上述の例では相関値S1=4E、S2=8E、S3=6Eであるため、最大の相関値S2を有する8個のデータ系列はa(1)からa(8)のデータ系列となる。このデータ系列の直後のタイミング位置t9をシンボル開始のタイミング位置として得ることができる。すなわちタイミング位置t1からt8が最適タイミングとなり、次のサンプリングにおける基本タイミングとなる。この場合、図3の符号20で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となり、符号21で示される位置のサンプリングデータが次のa(1)となる。以下、同様であるためa(2)以降は省略する。
【0050】
一方、相関値S1が最大となった場合、つまりタイミング位置t0からt7が最適タイミングとなった場合、図3の符号10で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となり、符号11で示される位置のサンプリングデータが次のa(1)となり、符号12で示される位置のサンプリングデータが次のa(2)となる。以下、同様であるためa(3)以降は省略する。相関値S3が最大となった場合、つまりタイミング位置t2からt9が最適タイミングとなった場合、図3の符号30で示される位置のサンプリングデータが次のa(0)となる。以下、同様であるためa(1)以降は省略する。
【0051】
以上のようにして、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより次のシンボルの同期を取ることができる。上述の説明では前後の1タイミングの計3タイミングを対象としたが、NRZ符号系列の場合もRZ符号系列の場合と同様に、前後の2タイミングの計5タイミングを対象としてもよい。一般的には前後のkタイミングの計2×k+1タイミングを対象とすることができる。本発明のシンボル同期方法は上述のようにその処理をシンボル毎に逐次的に行うことができる。このためデータ記録部50のバッファ量を抑制することが可能であり、回路および処理を簡略化することができる。ノイズによりシンボル同期が乱れた場合であっても、高々1サンプリング分しか前後のタイミングに移動しないためロバスト性を有している。ノイズエラーがない状態の場合、NRZ符号系列のマンチェスタ符号の反転タイミングは常に最適なタイミングとなる方向へ向かうため、本発明のシンボル同期方法を用いることにより常にシンボル同期が取れた状態となる。したがって、クロックスリップの発生を抑制することができる。
【0052】
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、まず入力したNRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部50に記録しておく。次にデータ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S1を求める。同様にして、データ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S2を求め、さらにタイミング位置が3番目から2×n個のデータ系列に対して相関値S3を求める。求められた相関値S1、S2およびS3の中で最大の相関値Smを有する2×n個のデータ系列を求める。この最大の相関値Smを有する2×n個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とすることができる。すなわち、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより次のシンボルの同期を取ることができるため、NRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対するシンボル同期方法等を提供することができる。
【0053】
実施の形態3.
図6は、本発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期をコンピュータに実行させるプログラムの動作をフローチャートで示す。図6に示されるように、まず、入力したRZ符号系列またはNRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK振幅変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部50に記録させる(ステップS10。サンプリングステップ)。
【0054】
次に、サンプリングステップ(ステップS10)でデータ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目からn個のデータ系列に対して相関値S1を求めさせる(ステップS12。第1相関ステップ)。相関値S1は上述のように式1を用いて求めることができる。
【0055】
続いて、サンプリングステップ(ステップS10)でデータ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目からn個のデータ系列に対して相関値S2を求めさせる(ステップS14。第2相関ステップ)。相関値S2は上述のように式2を用いて求めることができる。
【0056】
サンプリングステップ(ステップS10)でデータ記録部50に記録されたASK変調信号のデータ系列中、タイミング位置が3番目からn個のデータ系列に対して相関値S3を求めさせる(ステップS16。第3相関ステップ)。相関値S3は上述のように式3を用いて求めることができる。
【0057】
第1相関ステップ(ステップS12)、第2相関ステップ(ステップS14)および第3相関ステップ(ステップS16)で求められた相関値S1、S2およびS3の中で最大の相関値Smを有するn個のデータ系列を求める(ステップS18。データ系列決定ステップ)。
【0058】
データ系列決定ステップ(ステップS18)で求められた最大の相関値Smを有するn個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とする(ステップS20。タイミング位置決定ステップ)。以上のようにして、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより次のシンボルの同期を取ることができる。
【0059】
実施の形態3.
図7は、上述した実施の形態を実現するための本発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期を実行するコンピュータ・プログラムを実行するコンピュータの内部回路40を示すブロック図である。図7において、上述の本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM42、ディスク45aまたはCD−ROM45n等の記録媒体に記録されている。このコンピュータ・プログラムは、ROM42、ディスク45aまたはCD−ROM45n等の記録媒体からコントローラ44を介しバス46を通ってRAM43へロードされる。入力操作部48はコンピュータに入力を行うためのマウスまたはテンキー等の入力装置であり、入力制御部47は入力操作部48と接続され入力制御等を行う。外部インタフェース(I/F)部49は、コンピュータがマンチェスタ符号化されたASK変調信号を外部から入力する際のインタフェース機能を有する。本発明のコンピュータ・プログラムは、外部I/F部49を介して入力したASK変調信号のデータ系列に対して、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングを行なう。これらのサンプリングされたデータはディスク45a内のデータ記録部50に記録される。
【0060】
CPU41がRAM43内の上述の本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。当該コンピュータ・プログラムは上述のようにCD−ROM45n等の脱着可能な記録媒体の形態でコンピュータCPU41に供給することができ、当該コンピュータ・プログラムを記録したCD−ROM45n等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばDVD、光ディスク、メモリ・カード、メモリスティック、MO、FD等を用いることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法等によれば、基本タイミングおよびその前後のタイミングにおける相関値を得ることにより、次のシンボルの同期を取ることができる。このため、NRZ符号系列またはRZ符号系列のマンチェスタ符号化されたASK変調信号に対するシンボル同期方法等を提供することができる。本発明のシンボル同期方法はその処理をシンボル毎に逐次的に行うことができるため、データ記録部50のバッファ量を抑制することが可能であり、回路および処理を簡略化することができる。ノイズによりシンボル同期が乱れた場合であっても、高々1サンプリング分しか前後のタイミングに移動しないためロバスト性を有している。マンチェスタ符号の反転タイミングは常に最適なタイミングとなる方向へ向かうため、本発明のシンボル同期方法を用いることにより常にシンボル同期が取れた状態となる。このため、クロックスリップの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シンボル「1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。
【図2】 シンボル「−1」を表現するRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。
【図3】 本発明のシンボル同期方法等を説明するための図である。
【図4】 シンボル「1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。
【図5】 シンボル「−1」を表現するNRZ符号系列のマンチェスタ符号を例にしたサンプリングの概要を説明するための図である。
【図6】 本発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期をコンピュータに実行させるプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期を実行するコンピュータ・プログラムを実行するコンピュータの内部回路40を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,11,12,20,21,30 サンプリングデータ、 40 内部回路、 41 CPU、 42 ROM、 43 RAM、 44 コントローラ、 45a ディスク、 45n CD−ROM、 46 バス、 47 入力操作部、 48 入力制御部、 49 外部I/F部、 50 データ記録部。
Claims (7)
- マンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法であって、
入力した前記振幅変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部に記録するサンプリングステップと、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目から2×n個のデータ系列に対して相関値を求める第1相関ステップと、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目から2×n個のデータ系列に対して相関値を求める第2相関ステップと、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が3番目から2×n個のデータ系列に対して相関値を求める第3相関ステップと、
前記第1相関ステップ、前記第2相関ステップおよび前記第3相関ステップで求められた相関値の中で最大の相関値を有する2×n個のデータ系列を求めるデータ系列決定ステップと、
前記データ系列決定ステップで求められた最大の相関値を有する2×n個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とするタイミング位置決定ステップと
を備えたことを特徴とするマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法。 - 請求項1または2記載のマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法において、マンチェスタ符号化された前記振幅変調信号は、自動料金収受(ETC)システムにおける路車間通信に用いられる信号であることを特徴とするマンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期方法。
- マンチェスタ符号化された振幅変調信号に対するシンボル同期を実行するプログラムであって、コンピュータに、
入力した前記振幅変調信号のデータ系列に対し、2×n+2個(nは所定のオーバサンプリング数)のタイミング位置でサンプリングしてデータ記録部に記録するサンプリングステップ、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が1番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第1相関ステップ、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が2番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第2相関ステップ、
前記サンプリングステップでデータ記録部に記録された前記振幅変調信号のデータ系列中、タイミング位置が3番目からn個のデータ系列に対して相関値を求める第3相関ステップ、
前記第1相関ステップ、前記第2相関ステップおよび前記第3相関ステップで求められた相関値の中で最大の相関値を有するn個のデータ系列を求めるデータ系列決定ステップ、
前記データ系列決定ステップで求められた最大の相関値を有するn個のデータ系列の直後のタイミング位置をシンボル開始のタイミング位置とするタイミング位置決定ステップ
を実行させるためのプログラム。 - 請求項4または5記載のプログラムにおいて、マンチェスタ符号化された前記振幅変調信号は、自動料金収受システムにおける路車間通信に用いられる信号であることを特徴とするプログラム。
- 請求項4ないし6のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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