JP2001339445A - データ復元装置およびデータ復元方法 - Google Patents

データ復元装置およびデータ復元方法

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JP2001339445A
JP2001339445A JP2000159938A JP2000159938A JP2001339445A JP 2001339445 A JP2001339445 A JP 2001339445A JP 2000159938 A JP2000159938 A JP 2000159938A JP 2000159938 A JP2000159938 A JP 2000159938A JP 2001339445 A JP2001339445 A JP 2001339445A
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JP2000159938A
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Yoshinobu Kure
嘉伸 久礼
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ復元におけるジッタ許容量を増加し、入
力データにジッタがあってもデータ復元を良好に行い得
るようにする。 【解決手段】入力データ(シリアルデータ)Vinよりオ
ーバーサンプリング方式でデータ復元を行うものであ
る。入力データVinをN倍オーバーサンプリングして得
られたサンプルデータよりエッジ検出部103でデータ
エッジを検出し、そのデータエッジに基づいて、入力デ
ータVinのエッジ間隔情報を取得する。例えば、カウン
タ104でエッジ間に含まれるサンプル数をカウントし
てエッジ間情報とする。位相決定部105では、データ
復元におけるジッタ許容量を増加させるため、上述のよ
うに取得されたエッジ間隔情報から入力データVinのジ
ッタを予想してデータ復元に用いるサンプリング位相を
決定する。データ復元部106では、サンプリング位相
に対応したサンプルデータを取り出して出力データ(復
元データ)Voutとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高速シリ
アル伝送路を用いたデジタルデータ通信を行なう場合に
用いられるデータ復元装置およびデータ復元方法に関す
る。詳しくは、オーバーサンプリング方式でデータ復元
を行う際に、入力ディジタルシリアルデータのエッジ間
隔情報に基づいてデータ復元に用いるサンプリング位相
を決定することによって、データ復元におけるジッタ許
容量が増加するようにしたデータ復元装置等に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、所謂SOHO(Small Office Home
Office)や一般家庭等における情報通信の必要性が高ま
っており、それに伴い、より安価で小型な高速デジタル
通信装置が求められている。
【0003】従来、高速シリアル伝送路を用いたデータ
通信を行なう場合、データ復元には、PLL(Phase-Loc
ked Loop)、いわゆる位相ロックループを用いたクロッ
ク・データ復元が行なわれていたが、この手法によりデ
ータ復元を行なう場合にはPLLを用いるため、小型
化、低廉化は困難となっていた。
【0004】このため、PLLを用いないデータ復元の
方式が必要とされており、オーバーサンプリング方式に
より、PLLを用いることなくデータ復元を行なう方式
が提案された。オーバーサンプリング方式によりデータ
復元を行なう場合、サンプルデータを用いてどのように
データ復元を行なうかが問題となる。従来は、図14に
示すように、サンプルデータの変化点(データエッジ)
を検出し、この位置から180(deg.)(入力データ1
ビットを360(deg.)とした場合)後のサンプリング
データを復元データとしてデータ復元を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したオーバーサン
プリング方式は、非常に簡易であり、小型化、低廉化が
容易である反面、入力データの立ち上がりまたは立ち下
がり位置のずれ、いわゆるジッタにより誤認識を起こし
やすいという欠点を持つ。特に、入力データのビット幅
を拡大あるいは縮小する方向に働くジッタに対しては誤
認識を起こしやすい。
【0006】このようなジッタの原因としては、(1)
EMI(Electoromagnetic Interference)等の他から受
けるランダムノイズ、(2)符号間干渉等が考えられ
る。近年、機器間通信等における通信速度の高速化が急
速に行われているが、それに用いられている部品はそれ
に見合った周波数特性を持っているわけではない。その
ため、通信信号におけるジッタの大部分は、符号間干渉
によって引き起こされていることが多い。
【0007】この発明は、オーバーサンプリング方式で
データ復元を行う際のジッタ許容量を増加し得るデータ
復元装置等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ復
元装置は、入力ディジタルシリアルデータよりオーバー
サンプリング方式でデータ復元を行って出力ディジタル
シリアルデータを得るデータ復元装置において、入力デ
ィジタルシリアルデータのオーバーサンプリングを行う
オーバーサンプリング手段と、このオーバーサンプリン
グ手段で得られたサンプルデータよりデータエッジを検
出するデータエッジ検出手段と、このデータエッジ検出
手段で検出されたデータエッジに基づいて、入力ディジ
タルシリアルデータのエッジ間隔情報を取得する情報取
得手段と、この情報取得手段で取得されたエッジ間隔情
報を用いてデータ復元に用いるサンプリング位相を決定
する位相決定手段と、オーバーサンプリング手段で得ら
れたサンプルデータより位相決定手段で決定されたサン
プリング位相に対応したサンプルデータを取り出して出
力ディジタルシリアルデータを得るデータ復元手段とを
備えるものである。例えば、情報取得手段は、データエ
ッジのタイミングでリセットされ、オーバーサンプリン
グ手段におけるサンプル数をカウントするカウンタを有
してなり、エッジ間隔情報をサンプル数のカウント値で
得るものである。
【0009】また、この発明に係るデータ復元方法は、
入力ディジタルシリアルデータよりオーバーサンプリン
グ方式でデータ復元を行って出力ディジタルシリアルデ
ータを得るデータ復元方法において、入力ディジタルシ
リアルデータのオーバーサンプリングを行う工程と、オ
ーバーサンプリングで得られたサンプルデータよりデー
タエッジを検出する工程と、この検出されたデータエッ
ジに基づいて、入力ディジタルシリアルデータのエッジ
間隔情報を取得する工程と、この取得されたエッジ間隔
情報を用いて、データ復元に用いるサンプリング位相を
決定する工程と、オーバーサンプリングで得られたサン
プルデータより上記決定されたサンプリング位相に対応
したサンプルデータを取り出して出力ディジタルシリア
ルデータを得る工程とを備えるものである。
【0010】この発明においては、入力データ(入力デ
ィジタルシリアルデータ)のエッジ間隔情報が取得さ
れ、このエッジ間隔情報を用いてデータ復元に用いるサ
ンプリング位相が決定される。すなわち、ジッタの主要
な原因である符号間干渉により引き起こされるジッタが
エッジ間隔情報より予想されて、データ復元に用いるサ
ンプリング位相が決定される。これにより、データ復元
におけるジッタ許容量が増加し、入力データにジッタが
あってもデータ復元を良好に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態を説明する。まず、この発明の第1の
実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形
態としてのデータ復元装置100の構成を示している。
このデータ復元装置100は、入力ディジタルシリアル
データ(入力データ)Viとしての、例えば約125Mbps
のシリアルデータを入力する入力端子101と、この入
力端子101に入力された入力データVinのN倍のオー
バーサンプリングを行うオーバーサンプリング部102
と、このオーバーサンプリング部102で得られたサン
プルデータにより、データの変化点、つまりデータエッ
ジを検出するエッジ検出部103とを有している。本実
施の形態において、オーバーサンプリング部102にお
ける入力データVinの1ビット当りのサンプル数Nが偶
数である場合、特に有効に機能するが、この発明はこれ
に限定されない。
【0012】また、このデータ復元装置100は、エッ
ジ検出部103で検出されたデータエッジに基づいてエ
ッジ間隔情報としてのサンプル数のカウント値を得るエ
ッジ間隔カウンタ104と、このエッジ間隔カウンタ1
04で得られたエッジ間隔情報に基づいてデータ復元に
用いるサンプリング位相を決定する位相決定部105
と、オーバーサンプリング部102で得られたサンプル
データより、位相決定部105で決定されたサンプリン
グ位相に対応したサンプルデータを取り出して、復元デ
ータとしての出力ディジタルシリアルデータ(出力デー
タ)Voutを得るデータ復元部106と、このデータ復
元部で106で得られた出力データVoutを出力する出
力端子107とを有している。
【0013】ここで、入力端子101に入力データVin
が入力された場合を考える。オーバーサンプリング部1
02は、例えばN倍オーバーサンプリングを行なう場合
には、入力データVinのビット周期のN分の1の間隔で
サンプリングをする。このサンプリングタイミングをサ
ンプリングクロックタイミングtとし、各タイミングt
におけるサンプリング値を、例えば、所定の閾値と比較
し、閾値以上であるならばサンプルデータS(t)=1、
閾値より小さいならばサンプルデータS(t)=0とす
る。サンプルデータS(t)はメモリに記録される。
【0014】エッジ検出部103は、オーバーサンプリ
ング部102で得られたサンプルデータを基にデータエ
ッジを検出し、データ復元の基準クロックタイミングt
sを生成する。ここで、データエッジの検出は、サンプ
ルデータS(t-1),S(t)を比較、例えばこれらの排他的
論理和e(t)を求めることにより行なう。e(t)=1であ
るとき、サンプリングクロックタイミングtをエッジ検
出位置とする。また、e(t)=1であるときより、ク
ロックカウンタt’をサンプリングクロックタイミング
tの間隔でカウントする。t’=Nまたは、e(t)=1
のときカウンタをリセット、つまりt’=0とする。
t’=0のタイミングをデータ復元の基準クロックタイ
ミングtsとして用いる。
【0015】データ復元の基準クロックタイミングts
の生成法は上記に限られるものでなく、あらかじめ互い
に位相を異にするサンプリングクロックのN倍周期のク
ロックを複数用意し、その中からデータエッジのタイミ
ングと位相の一致したものを選択するという方法も考え
られる。図2は、各タイミングに関する模式図を示して
いる。
【0016】エッジ間隔カウンタ104は、エッジ検出
位置としてのe(t)=1であるサンプリングクロック
タイミングtよりサンプル数をカウントする。次のエッ
ジを検出した場合には、1ブロック前のエッジ間隔を保
持するエッジ間隔メモリに、カウンタ104のカウント
値Cから1引いた値をCpとして保存する。このとき、
エッジ間隔カウンタ104のカウント値Cを1にリセッ
トする。図3は、エッジ間隔カウンタ104のカウント
の様子を示している。
【0017】位相決定部105は、データ復元を行なう
サンプルデータを取り出すタイミング、つまりデータ復
元タイミングtrを決定する。基準クロックタイミング
tsに対するデータ復元遅延dでデータ復元を行なう場
合には、データ復元タイミングtr=ts+dにおけるサ
ンプルデータS(tr)を基にデータ復元を行なうことにな
る。なお、データ復元遅延dはサンプリング間隔より小
さい間隔で変化させることはできないため、dはd=k
(k=0,1,…,N−1)で表される。
【0018】通常、データ復元に用いる位相遅延φd=
180(deg.)(入力データ1ビットは360(de
g.))、つまりデータ復元遅延d=N/2を選択し、こ
れをデータ復元に用いる。この場合、入力データVinに
大きなジッタを含んでいた場合、誤認識を起こしやす
い。例えば、図5に示すように、入力データVinのビッ
ト幅が縮小する方向にジッタが生じた場合を考える。オ
ーバーサンプリングは4倍オーバーサンプリングを行な
うものとする。
【0019】図4は、入力データVinが理想的な(ジッ
タを含まない)場合を示している。この場合、データエ
ッジは等間隔に存在するため、データ復元遅延d=N/
2を選択したとすると、d=N/2=2となり正しく認
識される。
【0020】今、図5に示すように、データエッジt0
がt0’へ、t1がt1’へシフトした場合、データ復元
遅延d=N/2=2を選択したとすると、1ビット分の
データを認識することができず、誤認識を引き起こす。
【0021】なお、データ復元位相遅延φdを180
(deg.)から90(deg.)へ変更した場合、つまり4倍
オーバーサンプリングの場合にはデータ復元遅延d=N
/4=1となり、図5の例では正しく認識できることと
なるが、図6に示すように、ビット幅が拡大する方向に
ジッタが生じた場合、本来なら1ビットであるデータを
2ビットのデータであるように誤認識を引き起こす。
【0022】また、例えば図7に示すように、1ビット
以上のエッジ間隔を持ち、クロックカウンタt’=1と
t’=2との間にデータエッジを持つ入力データVinを
入力した場合、これが1ビットのデータがジッタにより
拡大したものであるか、2ビットのデータがジッタによ
り縮小したものであるか判定できない。
【0023】N倍のオーバーサンプリング(Nは偶数)
を用いてデータ復元した場合のジッタ許容量Jは、
(1)式のようになる。 J<360/N×((N−2)/2) ・・・(1) (単位:deg.(Bit_Width=360(deg.))) この発明では、上述したジッタのうち、符号間干渉によ
るものを予想し、データ復元遅延dを決定する。
【0024】データ送信系装置は、回路系等において十
分な周波数特性を有する訳ではない。このため、入力デ
ータは伝送過程である程度はなまりが生じ、これにより
データ値の変化点、所謂データエッジにおいてジッタが
生じる。これを符号間干渉と呼ぶ。
【0025】図8(a)、(b)は、符号間干渉のデー
タエッジに与える影響を示している。入力データVinの
データ値が1ビット毎に変わる場合には、符号間干渉に
よるジッタも一定であるため、ビット幅は等間隔であ
る。しかし、図8(a)に示すように、同値のデータを
1ビット、2ビットと連続して送信した場合は、所望の
データブロックの終端のエッジにジッタが生じ、同値デ
ータ長が1ビットの場合は2ビットの場合に比較して、
データブロック中の1ビット当りのエッジ間隔は狭くな
る。また、図8(b)に示すように、所望のデータブロ
ックの1ブロック前のブロックに同値のデータを1ビッ
ト、2ビットと連続して与えた場合は、所望のデータブ
ロックの始端のエッジにジッタが生じ、1ブロック前の
同値データ長が1ビットの場合は2ビットの場合に比較
して、所望データブロック中の1ビット当りのエッジ間
隔は広くなる。
【0026】結局、エッジ間隔を伸縮するジッタは、注
目しているデータブロック(所望のデータブロック)の
エッジ間隔とその1ブロック前のエッジ間隔とにより決
定されることがわかる。上述したように、この実施の形
態においては、1ブロック前のエッジ間隔を示すカウン
ト値Cpはエッジ間隔メモリに保持されており、注目し
ているデータブロックのエッジ間隔を示すカウント値C
はデータ終端エッジ位置サンプル時においてエッジ間隔
カウンタ104に保持されている。
【0027】これを、例えば4倍オーバーサンプリング
を用いたデータ復元の場合に当てはめて考える。図7に
示すように、t’=1〜2で示されるサンプリングポイ
ントの間にエッジが存在する場合、ジッタを単なるラン
ダムジッタであると想定すると、これが1ビットのデー
タが拡大したものであるか2ビットのデータが縮小した
ものであるか判定できない。しかし、所望データが含ま
れるエッジ間隔に含まれるサンプル数(エッジ間サンプ
ル数)、つまりエッジ間隔カウンタ104のカウント値
Cが6であるのに対し、1ブロック前のエッジ間サンプ
ル数、つまりエッジ間隔メモリに保持されているカウン
ト値Cpが12であり、符号間干渉の影響のみによりジ
ッタが生じているものとすると、所望エッジ間隔は縮小
しているはずであり、所望エッジ間隔に含まれるデータ
ビット数は2ビットであると予想され、データ復元遅延
d=1とすればよいことがわかる。
【0028】位相決定部105では、上述の点を考慮し
て、データ復元遅延dの決定を行う。すなわち、位相決
定部105では、あらかじめエッジ間隔カウンタ104
でカウントされた、1ブロック前のエッジ間サンプル
数、つまりエッジ間隔メモリに保持されているカウント
値Cpと、最近に得られたエッジ地点より最近にサンプ
リングされたサンプルデータまでのサンプル数、つまり
エッジ間隔カウンタ104のカウント値Cとの差分値C
−Cpを求め、C−Cp>0ならばd=N/2、C−C
p≦0ならばd=N/2−1、というようにデータ復元
遅延dを決定する。
【0029】エッジ間隔カウンタ104のカウント値C
は、上述した「注目しているブロックのエッジ間隔に含
まれるサンプル数」とは異なるが、データ復元遅延dの
問題となるのは終端エッジの手前のデータを復元する場
合であり、その場合におけるエッジ間隔カウンタ104
のカウント値Cは、「注目しているエッジ間隔に含まれ
るサンプル数」とほぼ同一値を示すため、これを用いる
ものとする。
【0030】なお、エッジ間隔情報としては、エッジ間
隔カウンタ104のカウント値Cを使用しなくてもよ
く、その他のエッジ間隔を示す情報を使用してもよい。
また、上述したデータ復元遅延dの決定法は一例であっ
て、そのデータ送受信系における符号間干渉により生じ
るジッタ量、その他のランダムジッタの量の割合により
適当に設定する必要がある。極端な例としては、符号間
干渉により生じるジッタ量が、その他のランダムジッタ
の量に比べて十分大きい場合には、C−Cp>0の場合
には、d=N−1、C−Cp≦0の場合にはd=0とす
ることもできる。
【0031】データ復元部106は、データ復元タイミ
ングtr、すなわちt’=d、におけるサンプルデータ
S(d)を取り出し、復元データとしての出力データVout
を、出力端子107に出力する。
【0032】上述の第1の実施の形態では、同一の1ビ
ットデータ中でエッジ間隔カウンタ104のカウント値
Cの値が変化するため、データ復元遅延dが例えばN/
2−1からN/2に変化し、同一の1ビットデータを2
度データ復元してしまうということが起こり得る。これ
を防ぐため、例えばデータ復元属性Rx_Enableを導入す
る。t’=0にリセットされた後、データ復元属性Rx_E
nable=1つまりオンとし、選択されたサンプルデータ
によりデータ復元後、データ復元属性Rx_Enable=0つ
まりオフとし、同一の1ビットデータを2度データ復元
してしまうことを防ぐ。データ復元は、Rx_Enable=1
つまりオンのときのみ行うこととする。
【0033】また、上述の第1の実施の形態では、デー
タ復元遅延dの逐次的な更新を想定したものであるが、
本発明の範囲はそれに限るものではなく複数のサンプル
データ毎に更新するという手法もその範囲に含まれるも
のとする。例えば、データ1ビット分のサンプルデー
タ、つまりサンプルデータNビット毎にデータ復元遅延
dを更新するという手法も考えられる。この場合、上述
したデータ復元属性Rx_Enable等を用いることなく、同
一の1ビットデータを2度データ復元してしまうことを
防ぐことができると考えられる。
【0034】図9のフローチャートは、上述の第1の実
施の形態のデータ復元装置100におけるデータ復元動
作を示している。
【0035】まず、ステップST1で、入力データVin
をN倍オーバーサンプリングし、サンプルデータS
(t’)をメモリに記録する。このステップST1は、オ
ーバーサンプリング部102の動作に対応する。
【0036】次に、ステップST2で、サンプルデータ
S(t’-1),S(t’)の排他的論理和e(t’)が1である
か否かを判定する。e(t’)=1であるときは、ステッ
プST3で、エッジ検出位置(エッジ地点)とし、エッ
ジ間隔カウンタ104のカウント値Cより1引いた値を
Cpとしてエッジ間隔メモリに保存し、またエッジ間隔
カウンタ104のカウント値Cを1にリセットし、その
後にステップST4に進む。e(t)=1でないときは、
ステップST5で、クロックカウンタt’がNであるか
否かを判定する。
【0037】そして、t’=Nであるときは、ステップ
ST4に進み、t’=Nでないときは、ステップST6
に進む。ステップST4では、クロックカウンタt’を
0にリセットし、Rx_Enable=1とし、その後にステッ
プST6に進む。このステップST2〜ST5は、デー
タエッジ検出部103の動作に対応する。
【0038】次に、ステップST6では、エッジ間隔メ
モリに保持されているカウント値Cpと、エッジ間隔カ
ウンタ104のカウント値Cとの差分値C−Cpが0よ
り大きいか否かを判定する。C−Cp>0であるとき
は、ステップST7に進み、C−Cp>0でないとき
は、ステップST8に進む。ステップST7では、デー
タ復元遅延dをN/2とし、その後にステップST9に
進む。ステップST8では、データ復元遅延dをN/2
−1とし、その後にステップST9に進む。このステッ
プST6〜ST8は、位相決定部105の動作に対応す
る。
【0039】次に、ステップST9では、クロックカウ
ンタt’がdであり、かつRx_Enable=1であるか否か
を判定する。そうであるときは、ステップST10に進
み、そうでないときは、直ちにステップST11に進
む。ステップST11では、サンプルデータS(t’)を
復元データRxとし、またRx_Enable=0とし、その後
にステップST11に進む。このステップST9〜ST
10は、データ復元部106の動作に対応する。
【0040】次に、ステップST11では、エッジ間隔
カウンタ104のカウント値Cをインクリメントし、ま
たクロックカウンタt’をインクリメントし、その後に
ステップST1に戻る。
【0041】以上説明したように、第1の実施の形態に
おいては、ジッタの主要な原因である符号間干渉により
引き起こされるジッタを予想し、データ復元に用いるサ
ンプリング位相、すなわちデータ復元遅延dを決定する
ものであり、データ復元におけるジッタ許容量が増加
し、入力データVinにジッタがあってもデータ復元を良
好に行うことができる。
【0042】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。この第2の実施の形態としてのデータ復元
装置100も、図1に示すように構成される。また、位
相決定部105以外の各部の動作は上述した第1の実施
の形態と同様である。したがって、ここでは、位相決定
部105の動作のみ説明する。
【0043】位相決定部105では、1ブロック前のエ
ッジ間サンプル数、つまりエッジ間隔メモリに保持され
ているカウント値Cpと、最近に得られたエッジ地点よ
り最近にサンプリングされたサンプルデータまでのサン
プル数、つまりエッジ間隔カウンタ104のカウント値
Cとの差分値C−Cpを求め、これによりデータ復元遅
延dを決定する。
【0044】符号間干渉によるジッタがない場合におけ
るデータ復元遅延d(以下、「基準データ復元遅延d
s」という)を決定する。例えば、オーバーサンプリン
グ部102が5倍オーバーサンプリングを行なう場合を
考える。基準データ復元遅延dsを2とし、上述の差分
値C−Cpにより引き起こされるジッタ量Jが約J=
(C−Cp)×8(deg.)で表される場合を考える。こ
のとき、データ復元遅延dを、(2)式のようにする。
【0045】
【数1】
【0046】これについて説明する。ジッタ量Jが約J
=(C−Cp)×8(deg.)で表される場合、C−Cp
=9のとき、J=72(deg.)となり、符号間干渉によ
り1サンプル間隔分のジッタが生じ、エッジ間隔は1サン
プル間隔分拡大していることになる。従って、最適なデ
ータ復元遅延dもずれることになる。
【0047】例えば、図10に示す例では、1ブロック
前のエッジ間サンプル数、つまりエッジ間隔メモリに保
持されているカウント値Cpが16、所望のエッジ間サ
ンプル数、つまりエッジ間隔カウンタ104のカウント
値Cがであって、差分値C−Cpが−9である。この場
合、データ復元遅延dを基準データ復元遅延d=2のま
まとしてデータ復元すると、所望エッジ間隔中にはデー
タは1ビットしか含まれないことになる。
【0048】しかし、C−Cp=−9より、符号間干渉
により所望エッジ間隔は1サンプル分縮小されているこ
とがわかり、このエッジ間隔中のデータも2ビットであ
ったデータが符号間干渉とランダムジッタにより縮小さ
れたものである可能性が高いことがわかる。この場合
は、(2)式に示すように、データ復元遅延d=2+9
/(−9)=1とすれば、所望エッジ間隔に2ビットの
データが含まれると判定される。
【0049】上述したデータ復元遅延dの決定手法を、
オーバーサンプリング部102の1ビット当りのサンプ
リング数Nが奇数の場合について一般化する。例えば、
ジッタJ=360/N/Js×(C−Cp)(deg.)で
表されるとすると、データ復元遅延dは(3)式のよう
になる。
【0050】
【数2】
【0051】一方、上述したデータ復元遅延dの決定手
法を、オーバーサンプリング部2の1ビット当りのサン
プリング数Nが奇数の場合について一般化する。例え
ば、ジッタJ=360/N/Js×(C−Cp)(de
g.)で表されるとすると、データ復元遅延dは(4)式
のようになる。
【0052】
【数3】
【0053】なお、上述したデータ復元遅延dの決定法
は、これに限られるものではない。データ送受信系に使
われるトランジスタ等の周波数特性等により、各定数を
変更する必要がある。
【0054】以上説明したように、第2の実施の形態に
おいては、あらかじめ得られた符号間干渉によるデータ
ビット幅への影響量と、差分値C−Cpに基づいて、デ
ータ復元遅延dを決定するものである。この場合も、第
1の実施の形態と同様に、ジッタの主要な原因である符
号間干渉により引き起こされるジッタを予想し、データ
復元に用いるサンプリング位相、すなわちデータ復元遅
延dを決定するものであり、データ復元におけるジッタ
許容量が増加し、入力データVinにジッタがあってもデ
ータ復元を良好に行うことができる。
【0055】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。この第3の実施の形態としてのデータ復元
装置100も、図1に示すように構成される。また、位
相決定部105以外の各部の動作は上述した第1の実施
の形態と同様である。したがって、ここでは、位相決定
部105の動作のみ説明する。
【0056】位相決定部105では、オーバーサンプリ
ング部102により、最近にサンプリングされたサンプ
ルデータS(t’)により、異なる位相決定をする。す
なわち、S(t’)=1ならば、1ブロック前のエッジ
間サンプル数、つまりエッジ間隔メモリに保持されてい
るカウント値Cpを基に、S(t’)=0ならば、所望
のエッジ間サンプル数、つまりエッジ間隔カウンタ10
4のカウント値Cを基に、データ復元遅延dを決定す
る。
【0057】S(t’)=1のとき、Cp≦θ(例えば
閾値θ=1)ならばデータ復元遅延dをN/2とし、C
p>θならばデータ復元遅延dをN/2−1とする。S
(t’)=0のとき、C≦θならばデータ復元遅延dを
N/2−1とし、C>θならばデータ復元遅延dをN/
2とする。
【0058】図11のフローチャートは、上述の第3の
実施の形態のデータ復元装置100におけるデータ復元
動作を示している。この図11のフローチャートは、位
相決定部105の動作に対応するステップを除き、図9
のフローチャートと同様である。そこで、ここでは、位
相決定部105の動作に対応するステップのみを説明す
る。
【0059】データエッジ検出部103の動作に対応す
るステップST4,ST5の後に、ステップST21に
進む。このステップST21では、最近にサンプリング
されたサンプルデータS(t’)が1であるか否かを判
定する。S(t’)=1であるときは、ステップST2
2に進み、S(t’)=1でないときはステップST2
3に進む。
【0060】そして、ステップST22では、1ブロッ
ク前のエッジ間サンプル数、つまりエッジ間隔メモリに
保持されているカウント値Cpが閾値θ以下であるか否
かを判定する。Cp≦θであるときは、ステップST7
でデータ復元遅延dをN/2とし、Cp≦θでないとき
は、ステップST8でデータ復元遅延dをN/2−1と
し、その後にステップST9に進む。
【0061】一方、ステップST23では、所望のエッ
ジ間サンプル数、つまりエッジ間隔カウンタ104のカ
ウント値Cが閾値θ以下であるか否かを判定する。C≦
θであるときは、ステップST8でデータ復元遅延dを
N/2−1とし、C≦θでないときは、ステップST7
でデータ復元遅延dをN/2とし、その後にステップS
T9に進む。このステップST21〜ST23,ST
7,ST8は、位相決定部105の動作に対応する。
【0062】以上説明したように、第3の実施の形態に
おいては、最近にサンプリングされたサンプルデータS
(t’)が1ならば、エッジ間隔メモリに保持されてい
るカウント値Cpを基に、またそのサンプルデータS
(t’)が0ならば、エッジ間隔カウンタ104のカウ
ント値Cを基に、データ復元遅延dを決定するものであ
る。この場合も、第1の実施の形態と同様に、ジッタの
主要な原因である符号間干渉により引き起こされるジッ
タを予想し、データ復元に用いるサンプリング位相、す
なわちデータ復元遅延dを決定するものであり、データ
復元におけるジッタ許容量が増加し、入力データVinに
ジッタがあってもデータ復元を良好に行うことができ
る。
【0063】なお、上述した第3の実施の形態は、符号
間干渉によるジッタが入力データVinの立ち上がりのみ
生じる場合に有効であると思われる。逆に入力データV
inの立ち下がりにのみ符号間干渉によるジッタが生じる
場合には、図11のフローチャートのステップST21
における判定条件S(t’)=1を、S(t’)=0の
ように変更すればよい。
【0064】次に、この発明の第4の実施の形態につい
て説明する。この第4の実施の形態としてのデータ復元
装置100も、図1に示すように構成される。また、位
相決定部105以外の各部の動作は上述した第1の実施
の形態と同様である。したがって、ここでは、位相決定
部105の動作のみ説明する。
【0065】位相決定部105では、所望のエッジ間サ
ンプル数、つまりエッジ間隔カウンタ104のカウント
値Cのみに基づいて、データ復元遅延dを決定する。例
えば、C≦θ(例えば閾値θ=1)ならばデータ復元遅
延dをN/2−1とし、C>θならばデータ復元遅延d
をN/2とする。この第4の実施の形態における位相決
定部105は、第1の実施の形態における位相決定部1
05を簡易化したものである。
【0066】図12のフローチャートは、上述の第4の
実施の形態のデータ復元装置100におけるデータ復元
動作を示している。この図12のフローチャートは、位
相決定部105の動作に対応するステップを除き、図9
のフローチャートと同様である。そこで、ここでは、位
相決定部105の動作に対応するステップのみを説明す
る。
【0067】データエッジ検出部103の動作に対応す
るステップST4,ST5の後に、ステップST31に
進む。このステップST31では、エッジ間隔カウンタ
104のカウント値Cが閾値θ以下であるか否かを判定
する。C≦θであるときは、ステップST8でデータ復
元遅延dをN/2−1とし、C>θであるときは、ステ
ップST7でデータ復元遅延dをN/2とし、その後に
ステップST9に進む。このステップST31,ST
7,ST8は、位相決定部105の動作に対応する。
【0068】次に、この発明の第5の実施の形態につい
て説明する。この第5の実施の形態としてのデータ復元
装置100も、図1に示すように構成される。また、位
相決定部105以外の各部の動作は上述した第1の実施
の形態と同様である。したがって、ここでは、位相決定
部105の動作のみ説明する。
【0069】位相決定部105では、1ブロック前のエ
ッジ間サンプル数、つまりエッジ間隔メモリに保持され
ているカウント値Cpのみに基づいて、データ復元遅延
dを決定する。例えば、Cp≦θ(例えば閾値θ=1)
ならばデータ復元遅延dをN/2とし、Cp>θならば
データ復元遅延dをN/2−1とする。この第5の実施
の形態における位相決定部105は、第1の実施の形態
における位相決定部105を簡易化したものである。
【0070】図13のフローチャートは、上述の第5の
実施の形態のデータ復元装置100におけるデータ復元
動作を示している。この図13のフローチャートは、位
相決定部105の動作に対応するステップを除き、図9
のフローチャートと同様である。そこで、ここでは、位
相決定部105の動作に対応するステップのみを説明す
る。
【0071】データエッジ検出部103の動作に対応す
るステップST4,ST5の後に、ステップST32に
進む。このステップST32では、エッジ間隔メモリに
保持されているカウント値Cpが閾値θ以下であるか否
かを判定する。Cp≦θであるときは、ステップST7
でデータ復元遅延dをN/2とし、Cp>θであるとき
は、ステップST8でデータ復元遅延dをN/2−1と
し、その後にステップST9に進む。このステップST
32,ST7,ST8は、位相決定部105の動作に対
応する。
【0072】以上説明したように、第4、第5の実施の
形態においても、エッジ間隔カウンタ104のカウント
値Cや、エッジ間隔メモリに保持されているカウント値
Cpを基に、データ復元遅延dを決定するものである。
したがって、第1の実施の形態と同様に、ジッタの主要
な原因である符号間干渉により引き起こされるジッタを
予想し、データ復元に用いるサンプリング位相、すなわ
ちデータ復元遅延dを決定するものであり、データ復元
におけるジッタ許容量が増加し、入力データVinにジッ
タがあってもデータ復元を良好に行うことができる。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、オーバーサンプリン
グ方式でデータ復元を行う際に、入力データのエッジ間
隔情報に基づいてデータ復元に用いるサンプリング位相
を決定するものであり、データ復元におけるジッタ許容
量を大幅に増加させることができ、入力データにジッタ
があってもデータ復元を良好に行うことができる。ま
た、この発明によれば、オーバーサンプリング方式でデ
ータ復元を行うものであり、小型、かつ安価で、ジッタ
許容量の大きなデータ復元装置を提供でき、SOHOや
一般家庭等、比較的受信信号にノイズ(ジッタ)の乗り
やすい環境での高速シリアルデータ伝送のデータ復元装
置に適用して好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのデータ復元装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】入力データVinに対する種々のタイミングを示
す図である。
【図3】エッジ間隔カウンタのカウントの様子を示す図
である。
【図4】ジッタを含まない入力データのデータ復元の様
子を示す図である。
【図5】エッジ間隔が縮小する方向にジッタが生じた場
合におけるデータ復元の様子を示す図である。
【図6】エッジ間隔が拡大する方向にジッタが生じた場
合におけるデータ復元の様子を示す図である。
【図7】従来では判定できない入力データ例を示す図で
ある。
【図8】符号間干渉のデータエッジに与える影響を説明
するための図である。
【図9】データ復元動作(第1の実施の形態)を示すフ
ローチャートである。
【図10】データ復元動作(第2の実施の形態)を説明
するための図である。
【図11】データ復元動作(第3の実施の形態)を示す
フローチャートである。
【図12】データ復元動作(第4の実施の形態)を示す
フローチャートである。
【図13】データ復元動作(第5の実施の形態)を示す
フローチャートである。
【図14】従来のオーバーサンプリング方式によるデー
タ復元動作を説明するための図である。
【符号の説明】
100・・・データ復元装置、101・・・入力端子、
102・・・オーバーサンプリング部、103・・・エ
ッジ検出部、104・・・エッジ間隔カウンタ、105
・・・位相決定部、106・・・データ復元部、107
・・・出力端子、Vin・・・入力ディジタルシリアルデ
ータ(入力データ)、Vout・・・出力ディジタルシリ
アルデータ(出力データ)、t・・・サンプリングクロ
ックタイミング、S(t)・・・サンプルデータ、ts・
・・データ復元の基準クロックタイミング、t’・・・
クロックカウンタ、tr・・・データ復元タイミング、
d・・・データ復元遅延、ds・・・基準データ復元遅

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタルシリアルデータよりオー
    バーサンプリング方式でデータ復元を行って出力ディジ
    タルシリアルデータを得るデータ復元装置において、 上記入力ディジタルシリアルデータのオーバーサンプリ
    ングを行うオーバーサンプリング手段と、 上記オーバーサンプリング手段で得られたサンプルデー
    タよりデータエッジを検出するデータエッジ検出手段
    と、 上記データエッジ検出手段で検出された上記データエッ
    ジに基づいて、上記入力ディジタルシリアルデータのエ
    ッジ間隔情報を取得する情報取得手段と、 上記情報取得手段で取得された上記エッジ間隔情報を用
    いてデータ復元に用いるサンプリング位相を決定する位
    相決定手段と、 上記オーバーサンプリング手段で得られたサンプルデー
    タより上記位相決定手段で決定された上記サンプリング
    位相に対応したサンプルデータを取り出して上記出力デ
    ィジタルシリアルデータを得るデータ復元手段とを備え
    ることを特徴とするデータ復元装置。
  2. 【請求項2】 上記情報取得手段は、上記データエッジ
    のタイミングでリセットされ、上記オーバーサンプリン
    グ手段におけるサンプル数をカウントするカウンタを有
    してなり、上記エッジ間隔情報をサンプル数のカウント
    値で得ることを特徴とする請求項1に記載のデータ復元
    装置。
  3. 【請求項3】 上記位相決定手段は、 最近に得られたエッジ地点より最近に得られたサンプル
    データまでのサンプル数C、または最近に得られたエッ
    ジ地点とその次に得られるエッジ地点により構成される
    データブロックに含まれるサンプル数Cと、最近に得ら
    れた地点と2番目目に最近に得られたエッジ地点により
    構成されるデータブロックに含まれるサンプル数Cpと
    の差分値C−Cpを基に、上記データ復元に用いるサン
    プリング位相を決定することを特徴とする請求項2に記
    載のデータ復元装置。
  4. 【請求項4】 上記位相決定手段は、 上記差分値C−Cpの正負を基に、上記データ復元に用
    いるサンプリング位相を決定することを特徴とする請求
    項3に記載のデータ復元装置。
  5. 【請求項5】 上記位相決定手段は、 あらかじめ得られた符号間干渉によるデータビット幅へ
    の影響量と、上記差分値C−Cpとを基に、上記データ
    復元に用いるサンプリング位相を決定することを特徴と
    する請求項3に記載のデータ復元装置。
  6. 【請求項6】 上記位相決定手段は、 最近に得られたサンプルデータの値が特定の閾値以上で
    ある場合には、最近に得られたエッジ地点より上記最近
    に得られたサンプルデータまでのサンプル数C、または
    最近に得られたエッジ地点とその次に得られるエッジ地
    点により構成されるデータブロックに含まれるサンプル
    数Cを基に、上記データ復元に用いるサンプリング位相
    を決定し、 上記最近に得られたサンプルデータの値が上記特定の閾
    値より小さい場合には、最近に得られたエッジ地点と2
    番目に最近に得られたエッジ地点により構成されるデー
    タブロックに含まれるサンプル数Cpを基に、上記デー
    タ復元に用いるサンプリング位相を決定することを特徴
    とする請求項2に記載のデータ復元装置。
  7. 【請求項7】 上記位相決定手段は、 最近に得られたサンプルデータの値が特定の閾値以下で
    ある場合には、最近に得られたエッジ地点より上記最近
    に得られたサンプルデータまでのサンプル数C、または
    最近に得られたエッジ地点とその次に得られるエッジ地
    点により構成されるデータブロックに含まれるサンプル
    数Cを基に、上記データ復元に用いるサンプリング位相
    を決定し、 上記最近に得られたサンプルデータの値が上記特定の閾
    値より大きい場合には、最近に得られたエッジ地点と2
    番目に最近に得られたエッジ地点により構成されるデー
    タブロックに含まれるサンプル数Cpを基に、上記デー
    タ復元に用いるサンプリング位相を決定することを特徴
    とする請求項2に記載のデータ復元装置。
  8. 【請求項8】 上記位相決定手段は、 最近に得られたエッジ地点より最近に得られたサンプル
    データまでのサンプル数C、または最近に得られたエッ
    ジ地点とその次に得られるエッジ地点により構成される
    データブロックに含まれるサンプル数Cを基に、上記デ
    ータ復元に用いるサンプリング位相を決定することを特
    徴とする請求項2に記載のデータ復元装置。
  9. 【請求項9】 上記位相決定手段は、 最近に得られたエッジ地点と2番目に最近に得られたエ
    ッジ地点により構成されるデータブロックに含まれるサ
    ンプル数Cpを基に、上記データ復元に用いるサンプリ
    ング位相を決定することを特徴とする請求項2に記載の
    データ復元装置。
  10. 【請求項10】 入力ディジタルシリアルデータよりオ
    ーバーサンプリング方式でデータ復元を行って出力ディ
    ジタルシリアルデータを得るデータ復元方法において、 上記入力ディジタルシリアルデータのオーバーサンプリ
    ングを行う工程と、 上記オーバーサンプリングで得られたサンプルデータよ
    りデータエッジを検出する工程と、 上記検出されたデータエッジに基づいて、上記入力ディ
    ジタルシリアルデータのエッジ間隔情報を取得する工程
    と、 上記取得されたエッジ間隔情報を用いて、データ復元に
    用いるサンプリング位相を決定する工程と、 上記オーバーサンプリングで得られたサンプルデータよ
    り上記決定されたサンプリング位相に対応したサンプル
    データを取り出して上記出力ディジタルシリアルデータ
    を得る工程とを備えることを特徴とするデータ復元方
    法。
  11. 【請求項11】 上記エッジ間隔情報を取得する工程で
    は、 上記データエッジのタイミングでリセットされ、上記オ
    ーバーサンプリングにおけるサンプル数をカウントする
    カウンタを使用し、上記エッジ間隔情報をサンプル数の
    カウント値で得ることを特徴とする請求項10に記載の
    データ復元方法。
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