JP4183893B2 - ナレッジマネジメントシステム - Google Patents

ナレッジマネジメントシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4183893B2
JP4183893B2 JP2000262462A JP2000262462A JP4183893B2 JP 4183893 B2 JP4183893 B2 JP 4183893B2 JP 2000262462 A JP2000262462 A JP 2000262462A JP 2000262462 A JP2000262462 A JP 2000262462A JP 4183893 B2 JP4183893 B2 JP 4183893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
client
request
knowledge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000262462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002073639A (ja
Inventor
井 朗 新
室 克 哉 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nomura Research Institute Ltd filed Critical Nomura Research Institute Ltd
Priority to JP2000262462A priority Critical patent/JP4183893B2/ja
Publication of JP2002073639A publication Critical patent/JP2002073639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4183893B2 publication Critical patent/JP4183893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の収集と、情報や知識の共有と、個人がもてる知識の付加とを通じて、情報を効率よく活用し、情報に価値を付加して発展させ、発展した情報をさらにグループ全体に共有させるコンピューターネットワーク、すなわち、本願がいうところの「ナレッジマネジメントシステム」に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近は、コンピューターの技術的進歩と、インターネットによるデータ通信の普及により、ホームページを介して種々の情報にアクセスする情報提供形態が一般的になってきている。
【0003】
具体的には、インターネット上には、広告や有償・無償の情報を提供する者がサイト(情報を提供するための場、具体的には所定のアドレスをもったサーバーあるいはそのサーバー上の所定のメモリエリア)を持ち、情報提供のインターフェースであるホームページを掲載している。
【0004】
それらのホームページは、さらに詳しい情報を提供する別のサイトやデータベースとリンクされており、ホームページにアクセスしたユーザーは、ホームページ上の知りたい情報項目をクリック(コンピューター上で所定の処理を選択する動作をいう)することにより、もっと詳しい情報を提供するホームページやデータベースにアクセスでき、この動作の繰り返しによって目的とする情報を得られる。
【0005】
前記ホームページは、インターネット上に無数といっていいほど存在している。そこで、ユーザーはまず、目的とする情報を掲載したサイトを検索するために、いわゆる検索エンジンを提供するサーバーにアクセスし、検索エンジンにキーワードを入力することにより、情報検索の最初のホームページにアクセスする。
【0006】
上記検索エンジンは、多数の種類が存在し、それぞれの検索画面が異なる形になっており、キーワードの入力方法もそれぞれ異なっている。
【0007】
また、検索エンジンに限られず、上述したように、到達したホームページが所定のデータベースを検索するものである場合には、ユーザーがそのホームページ上の所定欄にキーワードを入力して目的のデータを検索する。
【0008】
上記データベースを検索するホームページも、当然のことながらそれぞれ異なる形式の検索画面を有しており、キーワードの入力方法もそれぞれ異なっている。
【0009】
従来、ユーザーがあるキーワードを手がかりに情報を検索しようとする場合は、原則として、検索エンジンや上記データ検索のホームページにアクセスし、それらが提供する検索方法にしたがってキーワードを入力して目的の情報を検索していた。
【0010】
このように検索されたデータは、通常はユーザーのコンピューター内にダウンロードされる。ダウンロードされたデータは、そのコンピューターでのみ活用されるのが一般的であった。
【0011】
ダウンロードしたデータを他のコンピュータで利用する場合には、データの提供元のサイトによってデータの形式、構成等がまちまちであるので、それらのデータ形式、構成を明らかにした上で、他のコンピューターへ転送するのみであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の情報検索と利用の方法では、効率よい情報収集、情報共有、情報利用、情報発展等、真の意味の情報活用を図ることができなかった。
【0013】
まず、従来の情報収集方法では、同一種類や関連する情報を提供するサイトが複数ある場合には、ユーザーがそれらのサイトに個別にアクセスして、データを検索、収集しなければならなかった。データ検索の方法は、上述したように、サイトによって異なるので、ユーザーは同一のキーワードをサイトの個数だけ繰り返して入力等しなければならなかった。これでは、効率が低く、日々発生する新情報を漏れなく収集することが困難であった。
【0014】
また、情報を収集するために、その都度サイトへアクセスをしなければならなかった。これに対して、同一種類の情報を継続して収集するような場合には、ユーザー自身は一度収集すべき情報を設定すれば、以降は自動的に同一種類の情報を収集し続けるシステムの提供が強く望まれていた。
【0015】
次に、従来の情報の検索と利用の方法は、上述したように、特定のコンピューター内にデータがダウンロードされ、ほとんどの場合他のコンピューターで利用することができなかった。たとえあるデータ群を他のコンピューターに出力する場合にも、データ提供元のサイトによりデータ形式が異なるため、データの再編等の作業が必要であった。従って、情報あるいは知識を複数人が共有することが極めて困難であった。
【0016】
情報や知識の複数人で共有ができないということは、情報に色々な人の知識を付加することができないことを意味しており、したがって、個人の知識の相乗効果により生の情報をより高度な価値の情報に発展させることはできなかった。
【0017】
現在、インターネットを介して種々の情報を入手することは可能となっているが、情報はむしろ多すぎる状態になっており、情報の効率よい収集、共有、発展の方法やそのシステムが、ますますその重要性を増している。
【0018】
今のところ、情報の収集から共有・発展までを全体的に支援するシステムは存在していない。
【0019】
そこで、本願発明が解決しようとする課題は、情報の収集、共有、個人知識の付加が効率よく行え、高付加価値の情報をさらにグループ全体に共有させるナレッジマネジメントシステムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係るナレッジマネジメントシステムは、
クライアントからのデータ収集リクエストを送信先に応じて外部Webサーバーが処理できる形式のリクエストに変換するリクエスト変換手段と、外部Webサーバーに対するリクエスト送信と前記外部Webサーバーからの処理結果受信とを行う通信手段と、前記外部Webサーバーから収集したデータから所定のデータ項目の情報の要素を切り出してそれらの情報要素からなるナレッジデータに変換するナレッジデータ変換手段と、前記ナレッジデータと前記ナレッジテータのデータ項目に有用性の評価あるいは追加の関連情報を含むデータ項目を付加して該データ項目に入力された付加データとを記憶管理するナレッジデータベースと、クライアントの一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を登録し、それぞれの配信要求に応じて前記ナレッジデータベースからナレッジデータをクライアントに配信する配信手段と、を有するサーバーと、
外部Webサーバーの相違に関わらず共通形式でデータ収集リクエストを作成させるデータ収集リクエスト作成手段と、ナレッジデータに対してユーザーの付加データを付加させて前記ナレッジデータベースに登録させる付加データ登録手段と、前記サーバーに対して一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を作成させて送信する配信要求手段と、前記サーバーとリクエストおよび処理結果のやり取りをする通信手段と、を有するクライアントとからなることを特徴とするものである。
【0021】
本願請求項2に係るナレッジマネジメントシステムは、請求項1のシステムにおいて、
前記ナレッジデータ変換手段は、所定のサイトから情報を受信してナレッジデータベースに格納する際に、情報発信元のサイト・アドレスとリンクしたデータ項目を設けて格納し、
前記クライアントは、前記ナレッジデータベースのデータを参照しているときに、前記情報発信元サイト・アドレスをクリックすることにより表示されたサイト・アドレスのサイトにアクセスするように構成されていることを特徴とするものである。
【0022】
本願請求項3に係るナレッジマネジメントシステムは、請求項1,2のシステムにおいて、
前記サーバーは、各クライアントがデータの収集を要求した場合のログ情報を記録するログ情報記録手段と、前記ログ情報記録手段に記録された各クライアントの配信要求対象のデータ種別と所定期間における要求頻度とを分析し、これを各クライアントの嗜好データとして登録するリクエスト分析手段と、前記サーバーが送信したリクエストに応じて前記外部Webサーバーから前記サーバーに送信された新着情報の属性を解析し、前記クライアントの嗜好データに該当する新着情報を前記配信手段によって配信させる新着情報解析手段と、を有することを特徴とするものである。
【0023】
本願請求項4に係るナレッジマネジメントシステムは、請求項3のシステムにおいて、
前記サーバーは、各クライアントの属性を登録・管理するクライアント属性管理手段を有し、前記リクエスト分析手段は、共通の属性を有する所定のクライアントグループの配信要求対象のデータ種別と所定期間における要求頻度とを分析し、これを各クライアントグループの嗜好データとして登録し、前記新着情報解析手段は、前記サーバーが送信したリクエストに応じて前記外部Webサーバーから前記サーバーに送信された新着情報の属性を解析し、所定のクライアントグループの嗜好データに該当する新着情報を当該クライアントグループに自動配信する、ことを特徴とするものである。
【0024】
本願請求項5に係るナレッジマネジメントシステムは、請求項1〜4のシステムにおいて、
前記サーバーは、クライアントがデータ収集のために使用したキーワードとそのキーワードによって検索されたホームページに含まれる他のキーワードを記録し、キーワード間の結びつきの強さを学習し、意味ネットワークデータベースに格納する関連キーワード学習手段を有し、
前記サーバーとクライアントのいずれか一方あるいは双方は、ユーザーが所定のキーワードによって情報を収集しようとするときに、そのキーワードと前記結びつきが強い関連キーワードを前記意味ネットワークデータベースから検索し、クライアントの画面上に表示する検索ナビゲーション手段を有している、ことを特徴とするものである。
【0025】
本願請求項6に係るナレッジマネジメントシステムは、請求項1〜5のシステムにおいて、
前記サーバーは、クライアントが所定のキーワードで所定のサイトから情報を収集できた場合に、そのキーワードと、クライアント属性と、前記サイトの情報と、時期データとを記録し、情報収集例データベースに登録する情報収集例登録手段を有し、
前記サーバーとクライアントのいずれか一方あるいは双方は、ユーザーが情報を収集しようとするときに、キーワードあるいはクライアント属性に応じて、前記情報収集例データベースから同一または近似のキーワードあるいはクライアント属性の情報収集例を検索し、頻度あるいは新しさの順に、あるいはそれらの重み付きの組合せにより、優先順位を付してクライアントの画面上に表示する事例ナビゲーション手段を有している、ことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明による「ナレッジマネジメントシステム」の実施形態について願書に添付した図面を用いて以下に説明する。
【0027】
(1)ナレッジマネジメントシステムの全体構成
図1に本願発明の一実施形態によるナレッジマネジメントシステムの全体と、その処理の流れを示す。
【0028】
図1には、本願発明のナレッジマネジメントシステム1とそれが情報を収集する場であるインターネット2が示されている。
【0029】
ナレッジマネジメントシステム1はサーバー3と複数のクライアント4とからなる。サーバー3は、クライアント4の要求に応じて所定の処理を行うハードウェアとソフトウェアの結合した存在である。クライアント4は、ユーザーが実際に種々のデータ処理をする情報処理装置であり、サーバーに対して処理を要求してその処理結果を受け取り、あるいはサーバーと協働してある情報処理を行うものである。
【0030】
サーバー3は、通信手段5を介して、インターネット2と各クライアント4と通信可能に接続されている。通信手段5は、図1ではサーバー3の両端に別々に2個示されているが、これは図示の都合であり、現実には1つの装置によって兼用することができる。また、通信手段5は、サーバーがその機能を果たす上で自明の必須装置であるので、本明細書では発明特定事項としては省略している。
【0031】
サーバー3は、後述する各種の処理を行う手段として、リクエスト変換手段6、ナレッジデータ変換手段7、情報収集例登録手段8、関連キーワード学習手段9、リクエスト分析手段10、ログ情報記録手段11、クライアント属性管理手段12、新着情報解析手段13、配信手段14、を有している。
【0032】
また、サーバー3は、上記処理手段の処理結果を記憶・管理する手段として、情報収集例データベース15、意味ネットワークデータベース16、嗜好データベース17、ログ情報データベース18、配信要求データベース19、属性情報データベース20、ナレッジデータベース21、を有している。
【0033】
物理的にはサーバー3は、少なくとも、処理装置と、記憶装置と、表示装置とを有しており、上記各処理手段やデータベースは、処理装置や記憶装置等がプログラムによって制御され、それぞれの機能を発揮するように制御されたものである。
【0034】
クライアント4は、複数存在しており、それぞれ同様の構成を有しており、通信手段22を介してサーバー3と通信可能に接続されている。
【0035】
各クライアント4は、データ収集リクエスト作成手段23、付加データ登録手段24、配信要求手段25、事例ナビゲーション手段26、検索ナビゲーション手段27、を有している。また、クライアント4は、情報処理装置として当然に、CPU28と記憶装置29と表示装置等のマンマシンインターフェース30とを有している。上記クライアント4の各処理手段は、CPU28や記憶装置29等がプログラムによって制御され、それぞれの機能を発揮するように制御されたものである。
【0036】
以上にサーバー3とクライアント4の構成手段を列挙したが、次に、各構成手段について説明する。
【0037】
(2)サーバー3とクライアント4の各構成手段
サーバー3のリクエスト変換手段6は、クライアント4からのデータ収集リクエストを外部Web(World Wide Web 本明細書において単にWebという)サーバー31(図1参照)が処理することができるリクエストに変換する手段である。
【0038】
ここで、外部Webサーバー31は、インターネット2上にあって、アクセスした者にキーワードを入力させ、そのキーワードによって商用データベース32から関連する情報を検索するもの、あるいは、そのキーワードについて関連する情報を掲示する他のホームページ33を検索するものである。
【0039】
これらの外部Webサーバー31は、それぞれ検索画面を用意しており、その検索画面上の所定欄にキーワードや検索条件を入力することにより、検索できるようになっている。この検索画面を使用した検索のために、外部Webサーバー31の内部では、検索画面に入力されたキーワードや検索条件にしたがって、所定の検索コマンドに編集して実行している。この検索画面に入力された情報から所定の検索コマンドを実行するやり方は、外部Webサーバー31によって個々に異なっている。
【0040】
リクエスト変換手段6は、クライアント4から得たデータ収集リクエストを、上記検索しようとする外部Webサーバー31の検索コマンドに適合するように変換する手段である。すなわち、各外部Webサーバー31の検索画面に検索しようとするキーワード等を入力する処理を省いて、リクエスト変換手段6によって各外部Webサーバー31が実行する検索コマンドに直接変換するものである。複数の外部Webサーバー31に対して情報検索しようとするときは、リクエスト変換手段6は、1つのデータ収集リクエストを、検索しようとする複数の外部Webサーバー31のそれぞれの検索コマンドに変換し、通信手段5を通じてそれらの外部Webサーバー31に同時にデータ検索リクエストを送信する。
【0041】
図2にリクエスト変換手段6の処理の流れを概略示す。図2に示すように、リクエスト変換手段6は、クライアント4からデータ収集リクエストを入力すると、そのデータ収集リクエストが検索しようとする外部Webサーバーを確認する。情報検索しようとする外部Webサーバーは、データ収集リクエストに記載され、あるいは、サーバー3の記憶装置に予め登録されていてもよい。
【0042】
次に、リクエスト変換手段6は、情報検索しようとする外部Webサーバーの検索コマンドの構成ルールを、サーバー3の記憶装置から取得する。これらの外部Webサーバーの検索コマンド構成ルールは、個々の外部Webサーバーによって異なり、データベース化しておくこともできる。上記検索コマンドの構成ルールを取得すると、リクエスト変換手段6は、構成ルールに従ってデータ収集リクエストから、キーワード、検索条件、送信元ID等の要素を別個に取り出し、それらを各外部Webサーバー31用の検索コマンドとして再構築し、通常はHTTP形式の通信プロトコルにしたがって通信手段5を介して各外部Webサーバー31に送信する。
【0043】
ナレッジデータ変換手段7は、外部Webサーバー31から収集したデータを所定のデータ構造のナレッジデータに変換する手段である。ナレッジデータ変換手段7における処理を図3に示す。
【0044】
外部Webサーバー31から送られてくるデータは、個々の外部Webサーバー31により、データ形式が異なる。データ形式とは、例えば、1つのデータ内におけるサブジェクト、送信元アドレス位置、データのオフセット、文字型・数値型等のデータの記述等である。
【0045】
図3に示すように、ナレッジデータ変換手段7は、上記異なるデータ形式の受信データを入力し、その受信データの送信元の外部Webサーバー31を読み取り、サーバー3に備え付けの記憶装置からその送信元外部Webサーバー31のデータ構造ルールを取得する。データ構造ルールはデータベース化しておくこともできる。次に、そのデータ構造ルールにしたがって送信データからサブジェクト、送信元アドレス、データ等の情報の要素を切り出し、ナレッジデータとしてナレッジデータベース21に記憶させる。ナレッジデータベース21は、前記サブジェクト、送信元アドレス、データ等の情報の要素をデータ項目としてデータを管理する。
【0046】
なお、ナレッジデータベース21に記憶される送信元アドレスは、そのアドレスのサイトとリンクしておくことが望ましい。
【0047】
このように、データベース上のアドレスと実際の送信元のサイトとがリンクされていれば、データを閲覧しているユーザーが、さらに詳しい情報を知りたい場合に、その送信元アドレスをクリックすることにより、直接詳しい情報にアクセスすることができる。このようにすることにより、ナレッジデータベース21としても、記憶すべきデータ量を大幅に減らすことができるのである。
【0048】
情報収集例登録手段8は、クライアント4のデータ収集の事例を監視し、クライアント4が所定のキーワードで所定のサイトから情報を収集した場合に、そのキーワードと、クライアント属性と、サイト情報と、データ収集の時期に関するデータ等を情報収集例データベース15に登録する手段である。情報収集例は、情報収集例データベース15に記憶される。
【0049】
関連キーワード学習手段9は、クライアント4がデータ収集に使用した検索用キーワードとそのキーワードによって検索されたホームページに含まれる前記検索用キーワード以外のキーワードを記録し、キーワード間の「結びつき」の強さを学習し、関係あるキーワードをそれらの結びつきの強さとともに意味ネットワークデータベース16に記憶させる手段である。
【0050】
ここで、「キーワード間の結びつきの強さ」は、検索用のキーワードと検索されたホームページに含まれるキーワードの出現の頻度によって重み付けされる関係をいう。同時出現した回数が多ければ多いほど「結びつき」が強いキーワードということになる。キーワード間の「結びつき」は、一対多数の場合が多く、これらの「結びつき」は、キーワードを縦横に結びつけるネットワーク状となる。意味ネットワークデータベース16というのは、キーワード同士がそれらの意味によってネットワーク状に結合したことを表すものである。意味ネットワークデータベース16は、キーワードとキーワード間の結びつきを記憶管理する。
【0051】
リクエスト分析手段10は、ログ情報記録手段11によって記録された各クライアント4が要求したデータ種別と所定期間における要求頻度とを分析し、それぞれのクライアント4がどのような種類のデータについて情報収集をしているかを示す嗜好データを作成し、嗜好データベース17に記憶・管理させる手段である。
【0052】
嗜好データは、整理を容易にするために、各クライアント4に予め属性を与え、データにもカテゴリーに応じてデータ種別を定め、どのような属性のクライアントがどのようなカテゴリーのデータを収集しているかを主観点にして作成する。また、データ収集の期間を種々に分けて分析することにより、一時的な嗜好データ、最近の嗜好データ、恒常的な嗜好データ、等を得る。嗜好データベース17は、クライアント4ごとの嗜好データ、あるいはクライアントグループごとの嗜好データを記憶・管理する。
【0053】
ログ情報記録手段11は、クライアント4が何かのデータを要求した場合のログ情報を記録する手段である。ログ情報は通信を行ったクライアント4のID、通信先、通信時間等を含む。ログ情報データベース18は、ログ情報を記憶・管理し、上記リクエスト分析手段10のアクセスに応じて必要なログ情報を検索・提供する。
【0054】
クライアント属性管理手段12は、各クライアント4の属性を登録管理する手段である。ここで、クライアント4の属性は、クライアント4があるグループに属する場合の属性であり、例えば、ある共通のテーマを研究しているグループに使用されているクライアント4ならば、その研究グループを示す共通の属性コードを与えられる。会社に当システムが使用される場合であれば、組織部門を示す属性コードが与えることができる。
【0055】
クライアント属性管理手段12は、上記属性コードを複数体系管理でき、例えば、ある特定のクライアント4については、ある部門に属するとともに、他のグループに属するものとして管理することができる。
【0056】
属性情報データベース20は、上記クライアント、クライアントグループの属性を登録・管理する。
【0057】
新着情報解析手段13は、サーバー3が外部Webサーバー31から受信する新着情報を監視し、新着情報の属性を解析し、それがあるクライアントあるいはクライアントグループの嗜好データと合致する場合には、該当するクライアントあるいはクライアントグループにその新着情報を自動配信する手段である。
【0058】
上記新着情報解析手段13が新着情報の属性を把握することができるのは、通常は商用データベース32は所定のカテゴリーの情報を提供するように特化されており、情報提供元の商用データベース32により情報の属性が分かるからである。あるいは、データを検索する際に、必要なデータカテゴリーを選択する場合があり、選択されたデータのカテゴリーを受信データから読み取ることができる場合があるからである。
【0059】
配信手段14は、クライアント4からの一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を登録し、それらの配信要求に応じてナレッジデータベース21からナレッジデータをクライアント4に配信する手段である。
【0060】
ここで、一時配信要求とは、クライアント4から必要な時にその都度出される配信要求である。
【0061】
条件設定式配信要求とは、一定の条件を満たした場合に自動配信を受ける配信要求である。例えば、特定分野の情報の自動配信を受ける、というような情報内容によって配信を受けようとする配信要求や、一定期間ごとに自動的にインターネット上で情報を検索して配信を受ける、というような時間を設定した配信要求や、特定の外部Webサーバー31の情報や後述する特定クライアント4の付加情報のみの自動配信を受ける、というような発信元を設定した配信要求などがある。
【0062】
上記配信要求等は、配信要求データベース19に記憶・管理され、配信手段14のアクセスに応じて検索され、提供される。
【0063】
以上がサーバー3の構成手段についての説明であったが、次に、クライアント4の構成手段について以下に説明する。
【0064】
クライアントのデータ収集リクエスト作成手段23は、外部Webサーバー31の相違に関わらず共通形式でデータ収集リクエストを作成する手段である。
【0065】
上述したように、外部Webサーバー31のデータ検索リクエストは外部Webサーバーにより異なる形式を有し、従来は外部Webサーバーに応じて個別にデータ検索リクエストを作成する必要があった。これに対し、本願発明のデータ収集リクエスト作成手段23は、統一的な形式でユーザーにデータ検索リクエストを作成させ、そのデータ検索リクエストを前述したリクエスト変換手段6によって外部Webサーバー31に適合する形式に変換するものである。
【0066】
データ収集リクエスト作成手段23は、クライアント4の表示装置に共通の検索画面を表示する。好ましくは、検索画面は階層的な構造を有する複数の検索画面からなり、ユーザーにその検索画面にキーワード等を入力させ、情報カテゴリーに応じて、さらに詳しい検索条件の検索画面を表示し、情報カテゴリーに応じて適切なデータ収集リクエストを構成するための条件を取得する。
【0067】
付加データ登録手段24は、ナレッジデータに対してユーザーの付加データを付加させてナレッジデータベース21に登録させる手段である。
【0068】
この付加データ登録手段24は、情報を共有する他人の知識を活用する点で、ナレッジマネジメントで重要な役割を果たす。すなわち、付加データ登録手段24は、例えば、収集したデータを検討した結果、有用なデータか役に立たないデータかの評価を付加データとしてナレッジデータベース21に登録することができる。この場合、ナレッジデータベース21のデータには評価の欄が設けられ、その評価欄に情報共有グループ内の者による評価が登録される。これにより、情報共有グループ内の一人一人が重複して収集したデータの有用性を検討する無駄を省け、真に有用なデータに迅速にアクセスすることができるようになる。
【0069】
また、付加データ登録手段24は、ナレッジデータベース21のデータに対して、情報共有グループ内の者が自由に自分の知識を登録することも、関連がありそうな情報を引用して登録することもできる。この場合、付加データ登録手段24は、ナレッジデータベース21のデータにユーザーコメント登録欄や、関連情報にアクセスするためのリンク登録欄を設けるようにする。これにより、共有された情報が、情報共有グループ内の者の知識によって展開され、展開された情報がさらに共有され、このサイクルによって、知識・情報の発展を図ることができるのである。
【0070】
配信要求手段25は、ユーザーにサーバー3に対する一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を作成させて送信する手段である。一時配信要求は、その配信要求に対して配信がされたら完了する配信要求である。これに対して条件設定式配信要求は、上述したような一定の時間、あるいは一定の内容の情報を指定し、それらの条件が満たされた情報を自動的に検索して配信してもらう配信要求である。好ましくは、配信要求手段25は、配信要求のための入力画面を表示することによりユーザーをガイドし、容易に配信要求を作成させる。作成された配信要求は、サーバー3に送信される。配信要求、特に条件設定式配信要求は、サーバー3の配信要求データベース19に記憶される。
【0071】
事例ナビゲーション手段26は、ユーザーが情報を収集しようとするときに、キーワードあるいはクライアント属性に応じて、情報収集例データベース15から同一または近似のキーワードあるいはクライアント属性の情報収集例を検索し、頻度あるいは新しさの順に、あるいはそれらの重み付きの組合せにより、優先順位を付してクライアントの画面上に表示する手段である。
【0072】
この事例ナビゲーション手段26は、ユーザーがデータ収集リクエストを作成中に起動し、ユーザーが検索しようとしているキーワードに関する情報収集例や、ある属性を有するクライアントの過去の情報収集例を情報収集例データベース15から検索し、情報収集例画面上にそれらの情報収集例、特に情報収集をしたリンク付きのサイト情報を表示する。
【0073】
情報収集例の表示は、頻度順、新しさの順、あるいはこれらの重み付き組み合わせにより優先順位を付して表示される。重み付き組み合わせは、システムの設計により、頻度あるいは新しさのいずれかに重きをおき、これらを総合した優先順位である。
【0074】
事例ナビゲーション手段26により、ユーザーは所定のキーワードに関する情報の提供元である外部Webサーバー31にすばやくアクセスすることができる。また、所定のユーザーグループが関心を払っている情報について自らも情報を収集することができるのである。
【0075】
なお、事例ナビゲーション手段26は、図1では表示の都合上、クライアント4にのみ備えられているが、事例ナビゲーション手段26は、サーバー3とクライアント4のいずれが処理して実現してもよく、あるいはサーバー3とクライアント4が共同処理して実現してもよい。
【0076】
検索ナビゲーション手段27は、ユーザーが所定のキーワードによって情報を収集しようとするときに、そのキーワードと結びつきが強い関連キーワードを意味ネットワークデータベース16から検索し、クライアント4の画面上に表示する手段である。
【0077】
実際には、検索ナビゲーション手段27は、ユーザーが前記データ収集リクエストの作成画面で所定のキーワードを入力すると、そのキーワードと前述した意味で結びつきが強い関連キーワードを同一画面上の所定の部分に表示する。
【0078】
これらの関連キーワードを参照することにより、ユーザーは、より適切なキーワードによってデータ収集リクエストを作成することができる。
【0079】
以上が本発明のナレッジマネジメントシステムを構成するサーバー3とクライアント4の構成手段の説明であったが、次に、本発明に係るナレッジマネジメントシステムの機能別の各処理について、上記サーバー3とクライアント4の構成手段の連関について図1に示した処理の流れを参照しながら以下に説明する。
【0080】
(3)ナレッジマネジメントシステムによる処理の流れ
▲1▼最初は、データ収集リクエストの作成から、収集された情報が一定の構成のナレッジデータベース21に格納され、しかる後に配信され、情報を付加され、活用されるまでの処理である。この処理は、本願請求項1,2に対応する。
【0081】
この処理は、効率的な情報収集と知識の共有・展開を実現するものである。
【0082】
あるユーザーが所定の分野の情報を収集しようとするとき、最初にクライアント4において、データ収集リクエスト作成手段23によってキーワード、検索しようとする外部Webサーバー31、検索条件等を入力する。このデータ収集リクエスト作成手段23は、上述したように、検索しようとする外部Webサーバー31の相違、数に関わらず、共通のフォーマットでデータ収集リクエストを作成させることができる。
【0083】
作成されたデータ収集リクエストは、通信手段22,5を介してサーバー3のリクエスト変換手段6に送られる。リクエスト変換手段6は、ユーザーのデータ収集リクエストから、データを検索すべき外部Webサーバー31を読み取り、それらの外部Webサーバー31の検索コマンドの構成ルールにしたがってそれらのサーバーが処理できる形式に、キーワード、検索条件等を構築し、HTTP等の通信プロトコル等の必要な情報を付し、通信手段5を介して当該外部Webサーバー31にデータ検索リクエストを送信する。外部Webサーバー31が複数ある場合は、これらの外部Webサーバー31に同時にデータ検索リクエストを送信する。
【0084】
上記データ検索リクエストにより、外部Webサーバー31は商用データベース32を検索し、検索結果をサーバー3に返信する。
【0085】
受信された検索結果(新着情報)は、ナレッジデータ変換手段7に入力され、ナレッジデータ変換手段7により、所定の形式のデータ(ナレッジデータ)に変換されてナレッジデータベース21に記憶される。ナレッジデータ変換手段7においては、上述した通り外部Webサーバー31によってデータ形式が異なるので、各外部Webサーバー31のデータ構造ルールにしたがって必要なデータ項目を抽出し、ナレッジデータとしてナレッジデータベース21に格納する。
【0086】
ナレッジデータは、好ましくは、送信元のアドレスを含み、そのアドレスと実際の送信元サイトとの間にはリンクを設ける。ナレッジデータベース21の記憶量を減らし、ユーザーが随時より詳しい情報にアクセスできるようにするためである。
【0087】
配信手段14は、配信要求データベース19を参照しながら、ナレッジデータベース21に格納されたデータを、配信要求に応じて該当するクライアント4にデータを送信する。配信要求データベース19には、一時配信要求のほか、クライアント4の配信要求手段25によって設定された条件設定式配信要求も登録されているので、その条件に適した新着情報であれば、その配信要求を登録したクライアント4に送信する。
【0088】
クライアント4側では、配信されたデータを記憶装置29に保存し、種々の処理に使用する。このデータの活用の段階で、ユーザーは、付加データ登録手段24により、ナレッジデータに付加データを付加し、これをナレッジデータベース21に登録することができる。付加データは、上述したように、データに対する評価、登録データに関連する情報、データに対するオリジナルなコメント等、自由に付加することができる。
【0089】
なお、データに対する評価により、価値が低いデータであるという評価を与えられた情報は、いずれかの時点で整理される。
【0090】
一方、付加データ登録手段24によって付加されたデータは、ナレッジデータベース21に登録されることにより、再びクライアント4の利用に供され、さらなる展開に供される。
【0091】
以上がデータ収集リクエストの作成から、収集、共用、情報付加、活用までの処理である。
【0092】
この処理によれば、外部Webサーバー31によって形式が異なる検索要求がデータ収集リクエスト作成手段23によって共通化され、情報の収集においては大幅な効率化が図られるとともに、外部Webサーバー31から取得した情報はナレッジデータ変換手段7によって任意のクライアント4が利用できる一定の形式のナレッジデータベース21に格納され、共有される。情報の共有は、配信手段14により、その新着情報に関心があるクライアント4に自動的に配信される。
【0093】
これにより、従来ユーザーが個別に行っていた情報収集作業の重複をなくし、また、従来個々のクライアント内に閉じ込められていた情報を効率よくグループ内で共有できるようにすることができる。
【0094】
さらに、本願発明のナレッジマネジメントシステム1によれば、ナレッジデータベース21に格納されたデータは、各クライアント4が利用する中で、新たな付加データが付加される。
【0095】
付加データのうち、データの有用性に関する評価は、従来ユーザーがインターネットを通じて検索される膨大な情報について個別に行っていた情報選別作業の重複をなくし、グループ内のあるユーザーが行ったデータ選別の成果を利用し、他のユーザーが有用な情報に迅速にアクセスすることができることを実現する。
【0096】
ナレッジデータベース21に記憶されたデータにユーザーが関連情報を付加する場合は、個人の知識をグループ内で共有させ、さらに他の知識を誘発させることができるようになる。
【0097】
このように、以上の処理のナレッジマネジメントシステム1によれば、情報の取得、共有、展開、さらにそれらのサイクリックな展開、を効率よく行うことができるのである。
【0098】
▲2▼次に、使用を通じて、各クライアント4すなわちユーザーの欲する情報を分析し、システムがその分野の情報を取得した場合に、自動的にユーザーに配信する処理について説明する。なお、この処理を行うシステムは、本願請求項3に対応するものである。
【0099】
本処理では、ログ情報記録手段11がクライアント4のデータ収集行動のログ情報を自動的に記録する。ログ情報には、通信を行ったクライアント4のID、通信先、通信時間等の情報が含まれる。ログ情報は、ログ情報データベース18に記憶管理される。
【0100】
一方、リクエスト分析手段10は、クライアント4のデータ収集リクエストを傍受し、前記ログ情報データベース18に記憶されたログ情報と合わせて、各クライアント4の所定期間における収集情報カテゴリー(種類)、要求頻度とを分析し、それぞれのクライアント4がどのような種類のデータについて情報収集をしているかを示す嗜好データを作成し、嗜好データベース17に記憶・管理させる。
【0101】
嗜好データは、所定の期間を通じての要求頻度が高いデータ、あるいは、最近要求頻度が高いデータのいずれを基準としてもよい。
【0102】
新着情報解析手段13は、サーバー3に送られて来た新着情報をナレッジデータ変換手段7を介して入力する。新着情報解析手段13は、入力した新着情報の内容を解析し、新着情報の提供元の外部Webサーバー31や、データ検索条件中に含まれることがあるデータのカテゴリー情報により、新着情報の属性(種類等)を決定し、その新着情報の属性情報を配信手段14に送る。
【0103】
配信手段14は、新着情報の属性情報と嗜好データベース17とを比較参照することにより、その属性の情報を収集する傾向にあるクライアント4にその新着情報を自動配信する。
【0104】
以上の処理を行うシステムによれば、システムの使用を通じて、各クライアント4の欲する情報を自動的に分析・把握し、サーバー3がその分野の情報を取得した場合に、自動的にその情報が欲しいであろうクライアント4すなわちユーザーに配信することができるのである。これにより、ユーザーにとってみれば、自ら関心がある情報については、随時最新の情報を入手できることになる。
【0105】
最新の収集データを嗜好データの基準にすれば、その時点時点で各クライアントが欲しい情報を自動的に配布する事ができ、ユーザーにとって、情報の取得漏れを防止でき、関心がある重要な情報についてはこれを極めて早い段階で取得することができる。
【0106】
なお、上記嗜好データを共通の属性を有するクライアントグループについて分析、管理することができる。この処理は本願請求項4のシステムに対応するものである。
【0107】
クライアントグループについて嗜好データを分析、管理するには、クライアント属性管理手段12を用いる。クライアント属性管理手段12は、各クライアント4の属性を管理し、共通の属性を有するクライアントをグループとして管理する。
【0108】
クライアント4の属性とは、例えば、組織の部門、プロジェクトチーム、共通の研究テーマを追及するグループ等、種々のものが考えられる。1つのクライアント4は、複数の属性を有することができ、クライアント属性管理手段12は各クライアントグループの属性を、多重的に管理することができる。各クライアント4の属性情報は、属性情報データベース20に登録、管理される。
【0109】
このシステムでは、リクエスト分析手段10は、データ収集リクエストを分析し、所定の属性を有するクライアントグループの嗜好データとして嗜好データベース17に格納する。
【0110】
また、配信手段14は、新着情報の属性情報に基づいてその属性の情報を収集する傾向のクライアントグループにその新着情報を配信する。
【0111】
このシステムによれば、ある属性のクライアントグループに対して、そのグループが関心を有するであろう新着情報を受信と同時に配信することができるのである。
【0112】
▲3▼次に、検索ナビゲーションを行う場合の処理について以下に説明する。この処理を行うシステムは、本願請求項5のシステムに対応するものである。
【0113】
本システムでは、関連キーワード学習手段9が、データ収集リクエストと収集されたデータの双方を監視し、キーワード間の結びつきの強さの情報を取得する。
【0114】
関連キーワード学習手段9は、データ収集リクエストに含まれる検索用のキーワードと、検索されたインターネット2のホームページあるいはデータセットに含まれるキーワードを抽出し、キーワードが対応して出現する頻度をキーワード間の「結びつきの強さ」としてカウントする。あるキーワードは複数の他のキーワードと対応して出現することが多いので、キーワード間の結びつきは多くの場合、ネットワーク状になる。この結びつきのネットワークは、意味ネットワークデータベース16に記憶・管理される。
【0115】
本システムでは、ユーザーがデータ収集を行おうとするときに、検索ナビゲーション手段27によって、適切な検索用のキーワードを示唆、案内する。
【0116】
すなわち、所定のクライアント4において、ユーザーがデータ収集リクエストの作成画面で、検索用のキーワードを入力すると、検索ナビゲーション手段27は、意味ネットワークデータベース16を検索し、その検索用キーワードと強い結びつきを有する他のキーワードをマンマシンインターフェース30に表示する。
【0117】
これにより、ユーザーはこれらのキーワードを参照して、適切なキーワードを使用して目的の情報を検索することができる。
【0118】
本システムは、情報検索を容易にすることができる。情報検索は、ある情報を収集しようとする場合に、検索用キーワードは情報の多面性を反映して複数存在する。このため、単一のキーワードのみで検索した場合は、検索漏れ等を生じることがある。本システムは、ユーザーが想定する検索用キーワードと結びつきが強い関連キーワードを提示することにより、上記情報検索の不都合を防止することができるのである。
【0119】
▲4▼次に、事例ナビゲーションを行うシステムの処理について以下に説明する。これは本願請求項6に係るシステムに対応するものである。
【0120】
事例ナビゲーションを行うシステムでは、情報収集例登録手段8が、データ収集リクエストと、そのデータ収集リクエストを発したクライアント属性と、検索されたサイトの情報と、時期データとを記録して新着情報解析手段13に登録する。
【0121】
本システムでは、クライアント4(ユーザー)がデータ収集を行おうとするときに、事例ナビゲーション手段26が、適切な情報収集事例を表示し、ユーザーの情報検索を支援する。
【0122】
ユーザーが情報を収集しようとするときに、事例ナビゲーション手段26は、検索用キーワードあるいはクライアントの属性に応じて、情報収集例データベース15を検索し、同一または近似のキーワード、あるいは同一のクライアント属性の情報収集例を検索し、頻度あるいは新しさの順に、あるいはそれらの重み付きの組合せにより、優先順位を付してクライアントの画面上に表示する。
【0123】
これにより、過去にあるキーワードによってあるサイトから情報を取得したことの成果を利用でき、インターネット上で膨大なサイトから目的のサイトを検索する手間を省き、目的のサイトに迅速にアクセスすることができる。
【0124】
また、ある属性を有するクライアント4と同様の情報を検索したい場合にも、過去のその属性のクライアント4による情報収集事例を利用し、目的とする情報に迅速にアクセスすることができる。
【0125】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本願請求項1,2による「ナレッジマネジメントシステム」によれば、情報の取得、共有、展開、さらにそれらのサイクリックな展開、を効率よく行うことができる。
【0126】
情報の取得面では、データ収集リクエスト作成手段とリクエスト変換手段とにより、1つのデータ収集リクエストを作成することにより、異なる種類のあるいは複数の外部Webサーバーから情報を収集することができる。
【0127】
また、収集された情報は、ナレッジデータ変換手段によってグループで共有化できる形式に変換され、ナレッジデータベースに記憶管理されるとともに、配信手段によりその情報を必要とするであろうクライアントに自動配信される。
【0128】
さらに、付加データ登録手段24により、ナレッジデータベースの情報に自由にユーザーの知識、コメント等を付加でき、さらなるグループ共有と知識発展に寄与することができる。
【0129】
本願請求項3,4による「ナレッジマネジメントシステム」によれば、ログ情報記録手段によりクライアント等の情報収集の頻度を把握し、同時にリクエスト分析手段によりクライアントあるいはクライアントグループ(以下クライアント等という)の収集対象情報を分析し、クライアント等が関心を寄せる情報の種類を示す嗜好データを作成する。一方、新着情報解析手段により、サーバーが受信した新着情報について、その新着情報のカテゴリー、種類等を分析し、上記嗜好データに基づいて関心があろうクライアント等に自動配信する。
【0130】
すなわち、本ナレッジマネジメントシステムによれば、通常の使用においてクライアント等が関心を寄せる情報を自動的に分析し、新着情報がそれらのクライアントあるいはクライアントグループの関心ある情報である場合には、自動的にそれらのクライアントあるいはクライアントグループに配信することができ、常時クライアントあるいはクライアントグループに関心ある最新情報を提供することができるのである。
【0131】
本願請求項5による「ナレッジマネジメントシステム」では、関連キーワード学習手段が、あるキーワードと結びつきが強い関連キーワードを学習し、検索ナビゲーション手段がユーザーが入力した検索用キーワードに対してそのキーワードと結びつきが強い関連キーワードを提示する。
【0132】
すなわち、本ナレッジマネジメントシステムによれば、情報検索に適当なキーワードをユーザーに提示でき、あるいは、多様な表現を有する情報に対しても、漏れなくアクセスさせることができるのである。
【0133】
本願請求項5による「ナレッジマネジメントシステム」では、情報収集例登録手段8がある検索用キーワードによってあるサイトから情報を収集できた場合の事例を登録し、事例ナビゲーション手段が、ユーザーが情報収集しようとするときに、過去の情報収集事例を提示する。この場合、過去の情報収集事例に情報を提供するサイトの情報が記載されており、そのサイトをクリックすることにより、直接当該サイトにアクセスすることができる。
【0134】
すなわち、本ナレッジマネジメントシステムによれば、インターネット上で膨大なサイトから目的のサイトを検索する手間を省き、目的のサイトに迅速にアクセスすることができ、情報の取得をきわめて容易にすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるナレッジマネジメントシステムの構成と処理の流を示したブロック図。
【図2】リクエスト変換手段の処理の流れを示したフローチャート。
【図3】ナレッジデータ変換手段の処理の流れを示したフローチャート。
【符号の説明】
1 ナレッジマネジメントシステム
2 インターネット
3 サーバー
4 クライアント
5 通信手段
6 リクエスト変換手段
7 ナレッジデータ変換手段
8 情報収集例登録手段
9 関連キーワード学習手段
10 リクエスト分析手段
11 ログ情報記録手段
12 クライアント属性管理手段
13 新着情報解析手段
14 配信手段
15 情報収集例データベース
16 キーワード意味ネットワーク
17 嗜好データベース
18 ログ情報データベース
19 配信要求データベース
20 属性情報データベース
21 ナレッジデータベース
22 通信手段
23 データ収集リクエスト作成手段
24 付加データ登録手段
25 配信要求手段
26 事例ナビゲーション手段
27 検索ナビゲーション手段
28 CPU
29 記憶装置
30 マンマシンインターフェース
31 外部Webサーバー
32 商用データベース
33 ホームページ

Claims (5)

  1. クライアントからのデータ収集リクエストを送信先に応じて外部Webサーバーが処理できる形式のリクエストに変換するリクエスト変換手段と、外部Webサーバーに対するリクエスト送信と前記外部Webサーバーからの処理結果受信とを行う通信手段と、前記外部Webサーバーから収集したデータから所定のデータ項目の情報の要素を切り出してそれらの情報要素からなるナレッジデータに変換するナレッジデータ変換手段と、前記ナレッジデータと前記ナレッジテータのデータ項目に有用性の評価あるいは追加の関連情報を含むデータ項目を付加して該データ項目に入力された付加データとを記憶管理するナレッジデータベースと、クライアントの一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を登録し、それぞれの配信要求に応じて前記ナレッジデータベースからナレッジデータをクライアントに配信する配信手段と、を有するサーバーと、
    外部Webサーバーの相違に関わらず共通形式でデータ収集リクエストを作成させるデータ収集リクエスト作成手段と、ナレッジデータに対してユーザーの付加データを付加させて前記ナレッジデータベースに登録させる付加データ登録手段と、前記サーバーに対して一時配信要求あるいは条件設定式配信要求を作成させて送信する配信要求手段と、前記サーバーとリクエストおよび処理結果のやり取りをする通信手段と、を有するクライアントとからなるナレッジマネジメントシステム。
  2. 前記ナレッジデータ変換手段は、所定のサイトから情報を受信してナレッジデータベースに格納する際に、情報発信元のサイト・アドレスとリンクしたデータ項目を設けて格納し、
    前記クライアントは、前記ナレッジデータベースのデータを参照しているときに、前記情報発信元サイト・アドレスをクリックすることにより表示されたサイト・アドレスのサイトにアクセスするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナレッジマネジメントシステム。
  3. 前記サーバーは、各クライアントがデータの収集を要求した場合のログ情報を記録するログ情報記録手段と、前記ログ情報記録手段に記録された各クライアントの配信要求対象のデータ種別と所定期間における要求頻度とを分析し、これを各クライアントの嗜好データとして登録するリクエスト分析手段と、前記サーバーが送信したリクエストに応じて前記外部Webサーバーから前記サーバーに送信された新着情報の属性を解析し、前記クライアントの嗜好データに該当する新着情報を前記配信手段によって配信させる新着情報解析手段と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のナレッジマネジメントシステム。
  4. 前記サーバーは、各クライアントの属性を登録・管理するクライアント属性管理手段を有し、前記リクエスト分析手段は、共通の属性を有する所定のクライアントグループの配信要求対象のデータ種別と所定期間における要求頻度とを分析し、これを各クライアントグループの嗜好データとして登録し、前記新着情報解析手段は、前記サーバーが送信したリクエストに応じて前記外部Webサーバーから前記サーバーに送信された新着情報の属性を解析し、所定のクライアントグループの嗜好データに該当する新着情報を当該クライアントグループに自動配信する、ことを特徴とする請求項3に記載のナレッジマネジメントシステム。
  5. 前記サーバーは、クライアントがデータ収集のために使用したキーワードとそのキーワードによって検索されたホームページに含まれる他のキーワードを記録し、キーワード間の結びつきの強さを学習し、意味ネットワークデータベースに格納する関連キーワード学習手段を有し、
    前記サーバーとクライアントのいずれか一方あるいは双方は、ユーザーが所定のキーワードによって情報を収集しようとするときに、そのキーワードと前記結びつきが強い関連キーワードを前記意味ネットワークデータベースから検索し、クライアントの画面上に表示する検索ナビゲーション手段を有している、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のナレッジマネジメントシステム。
JP2000262462A 2000-08-31 2000-08-31 ナレッジマネジメントシステム Expired - Lifetime JP4183893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262462A JP4183893B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ナレッジマネジメントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262462A JP4183893B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ナレッジマネジメントシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002073639A JP2002073639A (ja) 2002-03-12
JP4183893B2 true JP4183893B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=18750141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000262462A Expired - Lifetime JP4183893B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 ナレッジマネジメントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4183893B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109139A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Hitachi Ltd 監視診断装置及び監視診断方法
JP5256946B2 (ja) * 2008-09-02 2013-08-07 株式会社リコー 情報管理システム及び情報管理方法
KR101139679B1 (ko) * 2008-09-19 2012-05-02 김원 지식 패키지 공유 방법 및 시스템
KR101348670B1 (ko) 2012-03-22 2014-02-14 신동헌 지식구조화 기반의 소셜 네트워크 서비스 제공 시스템 및 방법
JP6592237B2 (ja) * 2014-10-10 2019-10-16 Jcc株式会社 情報取得サーバー、情報取得方法、及び情報取得配信システム
JP6850270B2 (ja) * 2018-02-22 2021-03-31 ヤフー株式会社 情報収集装置、情報収集方法、およびプログラム
CN110750702B (zh) * 2019-09-11 2023-03-31 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种微服务检索方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332959A (ja) * 1993-05-18 1994-12-02 Sanyo Electric Co Ltd 画像ファイル装置
JPH0765032A (ja) * 1993-08-27 1995-03-10 Toshiba Corp データベース言語変換機能を持つ情報処理システム
JP3406730B2 (ja) * 1995-04-28 2003-05-12 株式会社東芝 文書検索装置
JPH113343A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Fuji Xerox Co Ltd 情報検索装置
JP4091146B2 (ja) * 1997-07-28 2008-05-28 株式会社ジャストシステム 文書検索装置およびその装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11212996A (ja) * 1998-01-28 1999-08-06 Ntt Data Corp 情報提供装置、情報提供方法及び記録媒体
JP3702086B2 (ja) * 1998-02-27 2005-10-05 株式会社東芝 情報共有支援方法および情報共有システムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002073639A (ja) 2002-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7257768B2 (en) Project management system
US7107264B2 (en) Content bridge for associating host content and guest content wherein guest content is determined by search
JP3717808B2 (ja) 情報検索システム
JPH09153050A (ja) 文書情報収集方法および文書情報収集装置
US20080215589A1 (en) System, Method, and Computer-Readable Medium for Collection and Distribution of User-Supplied Comments Associated with Network and Local Content
JPH1091638A (ja) 検索システム
JP2002032401A (ja) 文書検索方法及び文書検索装置及び文書検索方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体
JP3896014B2 (ja) 情報収集システム、情報収集方法及びコンピュータに情報収集を実行させるプログラム
CA2423348A1 (en) Method and system for resume storage and retrieval
JP2005535039A (ja) 地理的なテキスト検索システムを備えたデスクトップクライアントとの対話
EP1627296A2 (en) Search engine supplemented with url's that provide access to the search results from predefined search queries
JP2003091633A (ja) 情報収集・管理システム、情報収集・管理装置、そのシステムの端末装置、収集情報を記録した記録媒体、収集情報を閲覧させる方法、これらのプログラム並びに該プログラムを格納した記録媒体
JP2002351916A (ja) Web情報検索装置、web情報検索方法及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム
KR20000054312A (ko) 맞춤 웹정보 구축 제공 방법
JP4183893B2 (ja) ナレッジマネジメントシステム
JP4428850B2 (ja) 情報検索装置及び情報検索方法
JP2002259289A (ja) 双方向知識提供システム、双方向知識提供方法および双方向知識提供プログラム
JP2004078689A (ja) 検索システム及び検索プログラム並びに検索方法
CA2339217A1 (en) Information access
JP2000101635A (ja) 情報収集支援システム
JP4638081B2 (ja) ネットワークシステム及びオンラインブックマーク提供方法
JPH0944516A (ja) 情報フィルタリング装置
JP2002157270A (ja) 興味記事配信システム及び興味記事配信方法
August et al. Mobile web searching
Bajwa et al. Database Management System for Internet 1PM Information

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041007

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4183893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term