JP4183477B2 - 励磁制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は同期発電機の端子電圧を制御する励磁制御装置に係り、特に系統事故発生時のサイリスタ最小点弧角切替時に同期発電機への負担を低減する励磁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の励磁制御装置を図1を参照して説明する。
【0003】
発電機1の界磁巻線2はサイリスタ変換器4から励磁され、サイリスタ変換器4の電源U,V,Wは励磁電源変圧器3より供給され、前記励磁電源変圧器3の一次側は発電機1の出力端に接続されている。
【0004】
発電機1の出力は一般に主変圧器6に接続され、この主変圧器6で昇圧後並入用遮断器7を介して送電線10、11に接続され、送電線10、11にはそれぞれ送電線用遮断器8,9が接続されている。
【0005】
ここでたとえば送電線11のF点で地絡事故等が発生した場合には、保護リレー等にて遮断器9を開放して故障回線を切り離し、発電機1の出力は送電線10を介して電力系統に供給され、発電機1は運転を継続する。
【0006】
このように主変圧器6の高圧側において三相地絡事故等が発生しても発電機1は停止することなく運転を継続する必要があるが、この時発電機1の端子電圧は主変圧器6のインピーダンスと発電機1の内部インピーダンスによって定まる電圧まで瞬時に低下する。
【0007】
主変圧器6のインピーダンスは一般に10〜15%程度であり、発電機1の過渡インピーダンスは20〜30%であることから発電機1の端子電圧Vgは定格電圧の約30%程度となり励磁電源変圧器3を介して供給されるサイリスタ変換器4の電源電圧も約30%程度まで低下する。
【0008】
このとき発電機1の電機子電流は地絡のため定格電流の数倍となり、周知のごとく発電機1の電機子反作用により界磁巻線2へ過渡的に交流分を含んだ直流電流が誘起され、界磁電流すなわちサイリスタ変換器4の出力電流の波高値は定格電流の3〜4倍程度となる。
【0009】
このようにサイリスタ変換機4の出力電流が増大するとサイリスタ変換器4の転流モードが変化し、転流モードがIIまたはIIIに至ると制御遅れ角δの発生がさけられない。
【0010】
サイリスタ変換器4の出力端を短絡した時の直流電流IF0は
IF0=√2×E/X・・・・・(1)
(Eはサイリスタ交流側各相電圧[PU]、Xはサイリスタ交流側リアクタンス[PU])
転流モードI:
0 ≦ IF/IF0 < √3/4, δ=0・・・・・(2)
転流モードII:
√3/4 ≦ IF/IF0 ≦ 3/4, δ=sin−1{(2/√3)(IF/IF0)}−π/6・・・・・(3)
転流モードIII:
3/4 < IF/IF0 ≦ 1, δ=π/6・・・・・(4)
(IFは界磁電流[PU])
一方、サイリスタのゲート制御は次のように行われている。発電機1の端子電圧一定制御機能としては,発電機1の端子電圧Vgを計器用変圧器12にて降圧後計測し,これを端子電圧設定値Vrefと比較した偏差をAVR(Automatic Voltage Regulator)ブロック13にて増幅および位相調整したあと,出力リミッタ14を介しGPG(Gate Pulse Genelator:自動パルス位相器)15にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生する。
【0011】
このパルスをパルス増幅器16にて増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器4を点弧させ発電機1の界磁電圧Vfを調整する。
【0012】
ここで前述のように送電線の短絡事故等の発生により発電機1の端子電圧が著しく低下すると、AVRは発電機1の電圧を指令値(定格電圧値)へ制御しようとするため最大の発電機1の電圧上げ指令、すなわちサイリスタ点弧パルス位相角αを最小値で出力し、この結果サイリスタ変換機4の出力電圧は最大となるように制御される。
【0013】
しかしながら、サイリスタ変換機4の電源電圧が低下しかつ界磁電流が増加するとサイリスタ転流モードはIIないしIIIへ移行する。
【0014】
一般的に転流モードIは通常の運転モードであるためサイリスタの点弧にはほとんど影響はないが、転流モードIIまたは転流モードIIIへ入り込むと制御遅れ角δが発生する。
【0015】
サイリスタ変換器4内の回路の点弧パルスが一般に使用されている150μs〜250μsの狭幅パルスの場合、転流モードがIIないしIIIに入り込んだ時には、ゲート位相制御角αが最小であると点弧遅れ角δの発生によりサイリスタは点弧しないため、点弧パルスを本来の位相と60°遅れた二個のパルスを出力するようにし、二番目の遅れたパルスで確実に点弧するようにしている。
【0016】
このため本来のゲート位相制御角が0°となるように制御されても実際には60°移相されたパルスで制御していることと同様な結果となる。しかしながら、一旦この状態に入りこむと系統事故が除去されても正常な転流が行われない。
【0017】
これらを解決する手段として従来は120°の広幅パルスをゲート信号として使用し点弧遅れ角δが発生しても、それ以上の期間においてゲート信号が入力する様にした。
【0018】
しかしながら、この方法では狭幅パルスにくらべ出力容量が数倍となり、電源装置の容量も数倍となりかつパルス増幅器も数倍となるため大幅なコスト高となる問題があった。
【0019】
これを解決するため、特開昭61−164500(特許文献1)に示されているように、αmin切替回路17を設け、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角δを検出し、転流モードIIないしIIIに入り込んだことでα出力のリミッタ下限値に制限機能を持たせる方法が知られている。
【0020】
このαmin切替回路17の詳細を図2に示す。図2は発電機1の出力電圧Vgを入力とし、サイリスタ直流側短絡時の直流電流IFOを検出するため式(1)の演算を行う。また実運転時の界磁電流IFをアイソレータ等で検出し、IF/IF0の演算を行い、この結果から(2),(3),(4)の式を用いて転流モード判定と制御遅れ角δの算出を行い系統事故時には初期設定していたα1から算出したδ以下をとらないα2をαminに設定することで事故中でも確実にサイリスタの点弧が行えるものとしている。
【0021】
しかしながら、この方法は事故除去後にαmin値をα2からα1へ復旧する際ステップ状に切替えており、これにより図3に示すが如く界磁電圧はステップ状に増加する。
【0022】
このため、発電機1の界磁コイルにはステップ状に界磁電圧がかかることから電気的な負担を与え寿命を短くする等といった問題があった。
【0023】
【特許文献1】
特開昭61−164500号公報
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は安価でかつ発電機への電気的負担を低減する励磁制御装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため,サイリスタ最小点弧角切替時に最小点弧角指令の急激な変化を緩和する回路を備える。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明は図1に示す構成に適用されるものである。
【0027】
図4は本発明を適用したαmin切替回路(サイリスタ最小点弧角切替回路)17の構成例であり、発電機電圧Vgを入力とし、サイリスタ直流側短絡時の直流電流IFOと実運転時の界磁電流IFを検出後IF/IF0の演算を行い、この結果から制御遅れ角δ検出回路201にて制御遅れ角δの算出を行う。
【0028】
また同時に転流モード判定回路202にて転流モードの判定を行い、転流モードII以上となったことで系統事故発生を認識する。尚、転流モード判定回路202にΔIFのヒステリシスを持たせているのは、事故発生と事故除去切替時のチャタリング防止用である。
【0029】
通常運転時、フリップフロップ203の出力は0であるため切替機能206の出力はαmin1設定器204に設定された値α1を出力する。
【0030】
制御遅れ角δ検出回路201は常時δの値を算出し、αmin2設定器205へδ以下とならない値α2を自動設定する。
【0031】
ここで転流モード判定回路202にて転流モードがII以上をであることを検出すると事故発生と判定するためフリップフロップ203の出力は1となり、切替機能208からはα2が出力される。
【0032】
この時αmin操作回路207は経由しないため即座にα1からα2値が出力されAVR出力はα2となる。
【0033】
その後事故除去すると界磁電流IFは本来の値に復帰するため、転流モード判定回路202にて転流モードIを検出すなわち事故除去と判定しフリップフロップ203の出力は0となる。
【0034】
ここでフリップフロップ203のリセット信号にタイマー209を設けているのは事故除去検出信号の継続を監視するものであり、転流モード判定回路202のヒステリシスと機能的には等価となる。
【0035】
このため通常ヒステリシスを設定していれば、タイマー209は特に設定する必要はないが、何らかの要因によりヒステリシスを設定したくとも設定できない場合のバックアップ的な要素も備えている。
【0036】
フリップフロップ203の出力が0となると切替機能206はα1を出力するため、αmin操作回路207へはα2からα1へステップ状に切り替わる値が入力される。
【0037】
ここでαmin操作回路207に、例えば一次遅れ要素を組み込んだ場合につき以下説明する。この場合、αmin操作回路207は一時遅れの特性でα2からα1へ復帰する信号を出力し、フリップフロップ203の出力が0であることから切替機能208の出力値はαmin操作回路207の出力値となるため、αmin値としてはα2からα1へ一次遅れ特性をもった動きとなる。
【0038】
この結果、図5に示すがごとくαminの動きに応じてサイリスタ出力電圧すなわち界磁電圧も同様な応答で上昇することとなる。以上のことから事故除去後のαmin値をαmin2設定器205の値α2からαmin1設定器204の値α1へ復帰する際上記のような特性を持たせることで、狭幅パルスを用いた場合でも系統事故時における発電機への電気的負担の低減が可能となる。
【0039】
尚、上記はαmin操作回路207に一次遅れ要素を組み込んだ場合の挙動を記述しているが、特段一次遅れに限定する必要はなく、その励磁系に見合った特性を持たせるような関数を組み込めば良い。例えば積分要素を組み込むことで傾斜状(ランプ状)の特性を持たせることも可能である。さらに、階段状の信号としたり、二次遅れ要素を組み込むことも可能である。
【0040】
遅れ要素を持たせる必要がなく事故除去後すみやかに界磁電圧を復旧させる場合にはαmin操作回路207に組み込む関数を定数とすれば良く、例えば1.0を設定すれば時間遅れなくゲイン1.0でα2からα1へ瞬時に復帰するため界磁電圧もすみやかに復旧することとなる。
【0041】
また、αmin切替回路17あるいはαmin操作回路207をディジタル化しソフト処理とすることも可能である。この場合にはαmin切替回路17あるいはαmin操作回路207の特性を上記のみならずより複雑な関数を組み込んだものとすることも可能となる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば,安価な狭幅パルスを採用しても広幅パルス同等の性能が発揮でき、かつ発電機の負担を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来及び本発明に係る励磁制御装置の動作を示す構成図である。
【図2】従来のαmin切替回路を示す構成図である。
【図3】従来のαmin切替回路使用時の界磁電圧Vfとαmin値の動作図である。
【図4】本発明を使用したαmin切替回路を示す構成図である。
【図5】本発明を使用したαmin切替回路使用時の界磁電圧Vfとαmin値の動作図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・発電機、
2・・・・・・・界磁巻線、
3・・・・・・・励磁電源変圧器、
4・・・・・・・サイリスタ変換器、
6・・・・・・・主変圧器、
7・・・・・・・並入用遮断器、
8,9・・・・・送電線用遮断器、
10,11・・・送電線、
12・・・・・・計器用変圧器、
13・・・・・・AVRブロック、
14・・・・・・出力リミッタ、
15・・・・・・自動パルス位相器、
16・・・・・・パルス増幅器、
17・・・・・・αmin切替回路、
201・・・・・制御遅れ角δ検出回路、
202・・・・・転流モード判定回路、
204・・・・・αmin1設定器、
205・・・・・αmin2設定器、
206・・・・・切替機能、
207・・・・・αmin操作回路、
208・・・・・切替機能。

Claims (5)

  1. 発電機端子電圧を降圧した電圧を端子電圧設定値と比較した偏差をAVR(自動電圧調整)ブロックにて増幅および位相調整し、後段の出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値に設定し、自動パルス位相器にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生し、このパルスを増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器を点弧させ発電機の界磁電圧を調整するとともに、前記サイリスタ最小点弧角切替回路で、転流モードの判定と、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角の検出を行い、
    前記転流モードが転流モードIIないしIIIと判定した事故検出時に、前記サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値を、検出した制御遅れ角以下をとらない値に切替えて、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値に設定し、
    前記転流モードが転流モードIと判定した事故除去時に、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、前記サイリスタ最小点弧角切替回路に設けた急激な変化を緩和する回路にて急激な変化を緩和する動きとし、急激な変化を緩和する動きに応じて前記発電機の界磁電圧を調整することを特徴とした励磁制御装置。
  2. 発電機端子電圧を降圧した電圧を端子電圧設定値と比較した偏差をAVR(自動電圧調整)ブロックにて増幅および位相調整し、後段の出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値に設定し、自動パルス位相器にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生し、このパルスを増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器を点弧させ発電機の界磁電圧を調整するとともに、前記サイリスタ最小点弧角切替回路で、転流モードの判定と、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角の検出を行い、
    前記転流モードが転流モードIIないしIIIと判定した事故検出時に、前記サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値を、検出した制御遅れ角以下をとらない値に切替えて、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値に設定し、
    前記転流モードが転流モードIと判定した事故除去時に、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、前記サイリスタ最小点弧角切替回路に設けた一次遅れ信号とする回路にて一次遅れ特性をもった動きとし、一次遅れ特性をもった動きに応じて前記発電機の界磁電圧を調整することを特徴とした励磁制御装置。
    を設けたことを特徴とした励磁制御装置。
  3. 発電機端子電圧を降圧した電圧を端子電圧設定値と比較した偏差をAVR(自動電圧調整)ブロックにて増幅および位相調整し、後段の出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値に設定し、自動パルス位相器にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生し、このパルスを増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器を点弧させ発電機の界磁電圧を調整するとともに、前記サイリスタ最小点弧角切替回路で、転流モードの判定と、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角の検出を行い、
    前記転流モードが転流モードIIないしIIIと判定した事故検出時に、前記サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値を、検出した制御遅れ角以下をとらない値に切替えて、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値に設定し、
    前記転流モードが転流モードIと判定した事故除去時に、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、前記サイリスタ最小点弧角切替回路に設けた傾斜状信号とする回路にて傾斜状の特性をもった動きとし、傾斜状の特性をもった動きに応じて前記発電機の界磁電圧を調整することを特徴とした励磁制御装置。
  4. 発電機端子電圧を降圧した電圧を端子電圧設定値と比較した偏差をAVR(自動電圧調整)ブロックにて増幅および位相調整し、後段の出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角 値を、サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値に設定し、自動パルス位相器にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生し、このパルスを増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器を点弧させ発電機の界磁電圧を調整するとともに、前記サイリスタ最小点弧角切替回路で、転流モードの判定と、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角の検出を行い、
    前記転流モードが転流モードIIないしIIIと判定した事故検出時に、前記サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値を、検出した制御遅れ角以下をとらない値に切替えて、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値に設定し、
    前記転流モードが転流モードIと判定した事故除去時に、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、前記サイリスタ最小点弧角切替回路に設けた階段状信号とする回路にて階段状の特性をもった動きとし、階段状の特性をもった動きに応じて前記発電機の界磁電圧を調整することを特徴とした励磁制御装置。
  5. 発電機端子電圧を降圧した電圧を端子電圧設定値と比較した偏差をAVR(自動電圧調整)ブロックにて増幅および位相調整し、後段の出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値に設定し、自動パルス位相器にてAVR出力に応じて移相したパルスを発生し、このパルスを増幅し、その増幅後のパルスを用いてサイリスタ変換器を点弧させ発電機の界磁電圧を調整するとともに、前記サイリスタ最小点弧角切替回路で、転流モードの判定と、狭幅パルスを使用時のサイリスタ点弧角α=0°における制御遅れ角の検出を行い、
    前記転流モードが転流モードIIないしIIIと判定した事故検出時に、前記サイリスタ最小点弧角切替回路から出力する初期設定値を、検出した制御遅れ角以下をとらない値に切替えて、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値に設定し、
    前記転流モードが転流モードIと判定した事故除去時に、前記出力リミッタでのサイリスタ最小点弧角値を、前記サイリスタ最小点弧角切替回路に設けた二次遅れ信号とする回路にて二次遅れ特性をもった動きとし、二次遅れ特性をもった動きに応じて前記発電機の界磁電圧を調整することを特徴とした励磁制御装置。
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