JP2000217260A - 発電設備の系統連系保護装置 - Google Patents

発電設備の系統連系保護装置

Info

Publication number
JP2000217260A
JP2000217260A JP11011727A JP1172799A JP2000217260A JP 2000217260 A JP2000217260 A JP 2000217260A JP 11011727 A JP11011727 A JP 11011727A JP 1172799 A JP1172799 A JP 1172799A JP 2000217260 A JP2000217260 A JP 2000217260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation speed
frequency
power generation
change rate
frequency change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11011727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3967483B2 (ja
Inventor
Shigeo Nomiya
成生 野宮
Toyokuni Kato
豊邦 加藤
Chihiro Okatsuchi
千尋 岡土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Nishishiba Electric Co Ltd
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Nishishiba Electric Co Ltd
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Nishishiba Electric Co Ltd, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP01172799A priority Critical patent/JP3967483B2/ja
Publication of JP2000217260A publication Critical patent/JP2000217260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3967483B2 publication Critical patent/JP3967483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統連系中の自家発電設備の単独運転を
確実に検知する。 【解決手段】 発電設備11〜16と系統電源1とが遮
断器11を介して連系する系統連系システムにおいて、
発電設備の出力周波数の変化率を求める周波数変化率検
出手段32と、この周波数変化率が正のとき発電設備と
なる発電機12の原動機回転速度を上昇させ、前記周波
数変化率が負のとき前記原動機回転速度を低下させるよ
うな回転速度変動基準を決定し出力する回転速度変動基
準決定手段39と、この回転速度変動基準を発電設備の
調速機15で受けて発電機の回転速度を変動させること
で助長される周波数変動を検知し、前記遮断器にて系統
から前記発電設備を解列させる保護手段31〜33,2
1〜23とを設けた発電設備の系統連系保護装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴミ発電シ
ステム,コージェネレーション等の自家発電設備と系統
電源とを連系する系統連系システムに利用される発電設
備の系統連系保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源系統とコージェネレーション
等の自家用発電設備とを連系する系統連系システムは図
14に示すように構成されている。
【0003】この系統連系システムは、系統電源1の出
力電圧を変圧器2で降圧し、遮断器3を通して電力を供
給する上位変電所と、この上位変電所側からの電力
を遮断器5を介して負荷6で受ける一般需要家と、前
記上位変電所の系統電源1と連系する自家用発電設備
10と、この自家用発電設備10に対する系統連系保護
装置20とで構成されている。
【0004】この自家用発電設備10は系統電源1に対
して遮断器11を介して交流発電機12が連系されてい
る。交流発電機12の出力電圧の制御は、自動電圧調整
器(AVR)13にて界磁巻線14の電圧を制御するこ
とにより行い、また発電機12の出力周波数の制御は、
調速機15により交流発電機用エンジン16のエンジン
パワーを制御することにより行っている。
【0005】前記系統連系保護装置20は、変流器21
から発電機12の出力電流を検出し、この出力電流と発
電機12の出力電圧との関係から異常電流を検出する異
常検出回路22、この異常検出回路22の検出異常に基
づいて前記遮断器11を開放する故障トリップ回路2
3、遮断器11の出力側に設置される変流器24の出力
電流に基づいて故障トリップ回路23を動作させる過電
流継電器(OC)25などが設けられている。
【0006】さらに、系統電源1の異常時,特に系統電
源1が例えば遮断器3の開放によって遮断されたとき、
発電機12の出力電力と負荷6の負荷電力とのアンバラ
ンスから、周波数や電圧が異常になることを検出する周
波数低下継電器(UF)26、周波数上昇継電器(O
F)27、過電圧継電器(OV)28、不足電圧継電器
(UV)29を設け、これら継電器の検出信号に基づい
て故障トリップ回路23を動作させ、トリップ信号を出
力して遮断器11を開放し、遮断器3の再閉路が可能な
状態に設定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な系統連系システムでは、系統電源1の異常により遮断
器3が開となったとき、交流発電機12の出力電力と負
荷6の所要電力が有効分および無効分ともにほぼ等しく
なっていると、周波数も電圧もほとんど変化しないの
で、何れの継電器25〜29も動作せず、運転を継続す
る状態となる。いわゆる発電設備の単独運転(アイラン
ディング)現象が発生し、遮断器3の再閉路を妨げるこ
とになる。
【0008】そこで、従来、単独運転を防ぐ観点から、
変電所側に転送遮断システム8を設け、専用線を介し
て遮断器11を転送遮断する方法が採り入れられてい
る。この転送遮断システム8は、上位変電所の遮断器
3が開となった信号を検出したときに遮断信号を送出
し、遮断器11を開放するシステムである。
【0009】ところで、かかる転送遮断システム8は、
数百キロワット程度の出力である中小容量の自家用発電
設備10にとつて非常にコスト高となり、さらに伝送手
段や伝送経路を設置する必要から複雑化する問題があ
る。
【0010】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
ので、高価な転送遮断システムを設けることなく、系統
連系中の自家発電設備の単独運転を、自身の自家発電設
備側で確実に検知し保護する発電設備の系統連系保護装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、発電設備と系統電源とが遮断器を介して
連系する系統連系システムにおいて、前記発電設備の出
力周波数を検出する周波数検出手段と、この周波数検出
手段により検出される周波数の変化率を求める周波数変
化率検出手段と、この周波数変化率検出手段により検出
される周波数変化率をもとに、当該周波数変化率が正の
とき前記発電設備となる発電機の原動機回転速度を上昇
させ、前記周波数変化率が負のとき前記原動機回転速度
を低下させるような回転速度変動基準を決定し出力する
回転速度変動基準決定手段と、前記回転速度変動基準を
前記発電設備の調速機で受けて前記発電機の回転速度を
変動させることで助長される周波数変動を検知し、前記
遮断器にて系統から前記発電設備を解列させる保護手段
とを備えたものである。
【0012】本発明は、以上のような手段を講じたこと
により、周波数変化率検出手段が発電設備の出力周波数
の変化率を算出して出力すると、回転速度変動基準決定
手段は、その算出された周波数変化率をもとに、周波数
変化率が正のとき発電機の回転速度を上げて周波数上昇
を助長させ、一方、周波数変化率が負のとき発電機の回
転速度を下げて周波数下降を助長させるような回転速度
変動基準を出力し、調速機に入力する。ここで、調速機
は発電機の回転速度を変化させる。
【0013】その結果、発電機の出力周波数変動が拡大
するので、その周波数変化率過大を検出し、発電設備の
単独運転を迅速,確実に検出でき、系統から容易に発電
設備を解列できる。
【0014】また、別の発明は、回転速度変動基準を決
定し出力する機能だけでなく、電圧変動基準決定手段を
設け、周波数変化率が正のとき発電設備の進み無効電力
を増加させ、また周波数変化率が負のとき発電設備の遅
れ無効電力を増加させるような電圧変動基準を決定し出
力し、発電設備の自動電圧調整器に供給する。
【0015】その結果、回転速度変動基準にて発電機を
回転速度変動させ、また電圧変動基準にて発電機を電圧
変動させることにより、それぞれ周波数変動を助長させ
るので、その周波数変化率過大を検出し、発電設備の単
独運転を迅速,確実に検出でき、系統から容易に発電設
備を解列できる。
【0016】さらに、別の発明は、上記何れかの発明の
構成に新たに、予め周波数変化率しきい値が設定され、
前記周波数変化率が前記しきい値より小さいとき前記電
圧変動基準のみを用いて周波数変動を助長させ、前記周
波数変化率が前記しきい値を越えたとき前記回転速度変
動基準を調速機に与えることで前記電圧変動基準および
前記回転速度変動基準の両方で周波数変動を助長させる
回転速度変動基準投入遮断手段を設けたことにより、調
速機および原動機の寿命を考慮しつつ周波数変動を助長
させることができる。
【0017】さらに、別の発明は、周波数変化率検出手
段および回転速度変動基準決定手段の他、予め複数の周
波数変化率しきい値をもち、前記周波数変化率が前記各
周波数変化率しきい値を越えるごとに回転速度変動基準
の切換え指令を出力する回転速度変動基準切換手段と、
予め周波数変化率と回転速度変動基準との関数関係を定
義する複数段切換え可能な関数ゲインまたは関数形状が
設定され、前記回転速度変動基準切換手段から回転速度
変動基準の切換え指令を受けるごとに関数ゲインまたは
関数形状を切り換えて出力する回転速度変動基準決定手
段とを設けた構成である。
【0018】このような手段を講じたことにより、多段
階検出手法を採用し、連系中の大きな変動を抑制しつつ
周波数変動を拡大するので、発電設備の単独運転を迅
速,確実に検出できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明に係わる系統連系保
護装置の一実施の形態を示すブロック構成図である。な
お、同図において図14と同一部分には同一符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0020】この実施の形態は、転送遮断システムの代
わりに、交流発電機12の出力周波数の変化率を検出し
遮断器11を開放する機能、交流発電機12の出力から
有効電力を検出しエンジン16を制御する速度制御機
能、電圧変動,無効電力および有効電力を考慮した電圧
制御機能を設けた構成である。
【0021】具体的には、交流発電機12の出力電圧か
ら周波数を検出する周波数検出手段31、この周波数検
出手段31の検出周波数から周波数変化率V30を算出
する周波数変化率検出手段32、この周波数変化率V3
0が予め定める設定値以上か否かを判断し、設定値以上
になったとき異常出力信号V31を故障トリップ回路2
3に送出する周波数変化率過大検出手段33を設け、こ
の故障トリップ回路23が異常出力信号V31を受けて
遮断器11にトリップ信号を送出し電路を開放する構成
となっている。この周波数変化率過大検出手段33は周
波数変動を検出し発電機を解列させる保護リレーの役割
をもっている。
【0022】前記エンジン速度制御機能は、変流器21
により検出される発電機12の出力電流と発電機12の
出力電圧とから無効電力を検出する無効電力検出手段3
5と、同じく変流器21により検出される発電機12の
出力電流と発電機12の出力電圧とから有効電力を検出
する有効電力検出手段36と、有効電力基準設定部37
に設定される有効電力基準Pと有効電力検出手段36
からの有効電力Pとを比較し、この有効電力偏差を調速
機15に与えてエンジン16の原動機制御を実施する有
効電力制御手段38とが設けられている。
【0023】また、エンジン速度制御機能には回転速度
変動基準決定手段39が設けられている。この回転速度
変動基準決定手段39は、周波数変化率検出手段32か
らの周波数変化率V30を受け、この周波数変化率が正
(周波数上昇中)のときには発電機12の回転速度を上
げて周波数上昇を助長させ、また周波数変化率が負(周
波数下降中)のときには発電機12の回転速度を下げて
周波数下降を助長させるような回転速度変動基準ΔN
を出力する。
【0024】なお、周波数変動を助長するには、周波数
変化率と回転速度変動基準ΔNとの関係は図2(a)
〜(c)に示すような関数で定義すればよい。
【0025】このような周波数変動を助長するための回
転速度変動基準ΔNは、図3に示すような調速機15
に入力され、有効電力制御手段38からの有効電力偏差
に応じて出力される速度設定値151に加算する。そし
て、エンジン16に係る速度検出値152との偏差を増
幅器153にて増幅しエンジン16のアクチュエータ1
61に供給する。このアクチュエータ161は、操作弁
162の開度を操作し、原動機駆動部163に送り込む
燃料等の供給量を変化させ、回転速度変動を得るもので
ある。
【0026】前記電圧制御機能としては、無効電力基準
設定部41、無効電力制御手段42、電圧基準設定部4
3および前記自動電圧調整器13等が設けられている。
【0027】この無効電力制御手段42は、設定部41
からの無効電力基準Qと無効電力検出手段35で検出
された無効電力とを一致させるための電圧基準ΔVQ
を出力し、自動電圧調整器13に供給する。
【0028】自動電圧調整器13は、設定部43の電圧
基準Vと無効電力制御手段42からの電圧基準ΔVQ
とを加算し、界磁を調整する指令値として、発電機1
2の出力電圧を制御する界磁巻線14に印加する。
【0029】次に、以上のように構成された系統連系保
護装置の動作について図4ないし図7を参照して説明す
る。
【0030】今、図4において発電機12出力の有効電
力をP、無効電力をQとし、一方、負荷6が必要とする
有効電力をPL、無効電力をQLとすると、系統電源1
へ流出する有効電力ΔPおよび無効電力ΔQは次の式で
表される。
【0031】ΔP=P−PL ΔQ=Q−QL ここで、発電機12と系統間のインダクタンス分をl、
負荷6の電圧をV、周波数をfとする。
【0032】そうすると、通常の場合、ΔP≒0、ΔQ
≒0に近い状態で遮断器3が開となっても、負荷6の電
圧V、周波数fはほとんど変化しないので、継電器25
〜29の何れも動作せず、自家発電設備が単独運転を継
続することになる。
【0033】しかし、系統電源1と負荷6の位相がゆっ
くりとずれてくるので、遮断器3の再投入は事故拡大に
つながり危険な状態となり、配電系統の安定性を低下さ
せることになる。
【0034】次に、ΔP≒0、ΔQ≠0の状態において
単独運転となった場合の周波数変動は、図5に示すよう
に系統遮断(to)後、周波数fが変動しながら安定点f
1,f2に接近する。f1はΔQがわずかに進みの場
合、f2はΔQがわずかに遅れの場合である。図5に示
す+Δf、−Δfは継電器25ないし29が単独運転を
検出できるレベルである。
【0035】図6は図1の各構成要素である周波数検出
手段31で検出した周波数f、周波数変化率検出手段3
2で検出した周波数変化率df/dtおよび回転速度変
動基準決定手段39で検出した回転速度変動基準ΔN
の関係を示す図である。
【0036】今、周波数検出手段31で検出される周波
数fが図6に示すように変化する場合、df/dtはこ
れより90°位相が進んだ波形となる。よって、この図
から明らかなように、df/dt〉0の場合には周波数
が上昇中であるので、この間には回転速度変動基準決定
手段39から回転速度上げ指令となる回転速度変動基準
ΔNが出力され、周波数fがさらに上昇するように作
用する。また、df/dt〈0場合には周波数が下降中
であるので、この間には回転速度変動基準決定手段39
から回転速度下げ指令となる回転速度変動基準ΔN
出力され、周波数fがさらに下降するように作用する。
【0037】よって、以上のようにして正帰還作用によ
り周波数変動を増大させ、周波数異常や周波数変化率過
大を周波数変化率過大検出手段33により検出し故障ト
リップ回路23に与えることにより、従来用いていた高
価な転送遮断装置を用いることなく、単独運転を検出し
遮断器11を開放することができる。
【0038】従って、以上のように周波数変化率検出手
段32、回転速度変動基準決定手段39を設けることに
より、単独運転時での図5に示す周波数変動特性を図7
に示す周波数変動特性に拡大することが可能となり、周
波数異常や周波数変化率異常を検出でき、迅速、かつ、
確実に自家発電設備の単独運転を検出できる。
【0039】すなわち、本実施の形態においては、周波
数変化率df/dtを検出し、df/dt〉0の場合に
は回転速度変動基準決定手段39から上昇の回転速度変
動基準を得、df/dt〈0場合には下降の回転速度変
動基準を得、この回転速度変動基準を調速機15に与え
ることにより、発電機12の回転速度を変化させること
ができ、周波数変動を拡大でき、単独運転を迅速、か
つ、確実に検出できる。 (第2の実施の形態)図8は本発明に係わる系統連系保
護装置の他の実施の形態を示すブロック構成図である。
なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0040】この実施の形態は、図1に示す回転速度変
動基準決定手段39の他、新たに電圧変動基準決定手段
51を設けたことにある。
【0041】この電圧変動基準決定手段51は、周波数
変化率検出手段32からの周波数変化率V30を受け、
周波数変化率が正(周波数が上昇中)の場合には発電機
12の出力電圧を低下させて周波数上昇を助長させ、ま
た周波数変化率が負(周波数が下降中)の場合には発電
機12の出力電圧を上昇させて周波数下降を助長させる
ような電圧変動基準ΔVを出力する。
【0042】そして、電圧変動基準決定手段51にて出
力された電圧変動基準ΔVを自動電圧調整器13に導
入し、電圧基準設定部43からの電圧基準Vに加算す
る。なお、発電機12の出力電圧が変動し、周波数が変
動するのは、発電機電圧変動に伴う負荷電力変動が原動
機に対して負荷トルクの変動として影響を与えるからで
ある。
【0043】そこで、周波数変動を助長させるために
は、周波数変化率に対し、電圧変動基準ΔVが図9
(a),(b)に示すような関数で定義し出力すればよ
い。
【0044】ゆえに、この実施の形態では、回転速度変
動基準決定手段39による調速機15への回転速度変動
基準を与える他、電圧変動基準決定手段51による自動
電圧調整器13への電圧変動基準ΔVを与えることに
より、速やかに周波数変動を引き起こすことが可能とな
る。このことは、単独運転時の周波数変動として、図5
に示す特性から図7に示す特性に拡大し、周波数や周波
数変化率異常を検出することにより、単独運転を迅速に
検出することができる。
【0045】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、周波数変化率検出手段32によって周波数変化率d
f/dtを検出し、df/dt>0の場合には回転速度
変動基準決定手段39から上昇の回転速度変動基準、電
圧変動基準決定手段51から低下の電圧変動基準を取り
出し、またdf/dt<0の場合には逆に下降の回転速
度変動基準および上昇の電圧変動基準を取り出し、調速
機15には回転速度変動基準を、自動電圧調整器13に
は電圧変動基準をそれぞれ与えて発電機12の回転速度
を変化させることにより、周波数変動を拡大させるの
で、単独運転を迅速、かつ、確実に検出できる。 (第3の実施の形態)図10は本発明に係わる系統連係
保護装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。
なお、同図において図1および図8と同一部分には同一
符号を付し、その詳しい説明は省略し、以下,異なる部
分について説明する。
【0046】この実施の形態は、第2の実施の形態で述
べたように、回転速度変動基準決定手段39と電圧変動
基準決定手段51とで周波数変動を助長し、この助長さ
れた周波数変動から単独運転を判定することは同じであ
る。特に、異なるところは、図8の構成に新たに回転速
度変動基準投入遮断手段52を設けたことにある。
【0047】この回転速度変動基準投入遮断手段52
は、周波数変化率検出手段32によって検出された周波
数変化率を取り込み、この周波数変化率が予め定める所
定値を越えたときにのみ回転速度変動基準決定手段39
からの回転速度変動基準ΔNを取り込んで調速機15
に与えるものである。これは、周波数変化率が微少なと
きには単独運転の可能性が低いと考え、この場合には回
転速度変動基準ΔNを調速機15に与えないように
し、調速機15ならびに原動機の寿命を考慮し、むやみ
に原動機の出力を変化させない構成としたものである。
【0048】この回転速度変動基準投入遮断手段52
は、具体的には図11に示すように、周波数変化率に対
して所定のしきい値を設定するしきい値設定部521
と、周波数変化率が所定のしきい値を越えたか否かを判
定する判定部522と、この判定結果に基づいて回転速
度変動基準をオン・オフするスイッチ手段523とから
なっている。
【0049】この実施の形態では、調速機15に回転速
度変動基準、自動電圧調整器13に電圧変動基準ΔV
を与えることから、第2の実施の形態と同様に速やかに
周波数変動を引き起こすことができ、図5に示す特性か
ら図7に示す特性に拡大し、周波数や周波数変化率異常
を検出することにより、単独運転を迅速に検出すること
ができる。
【0050】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、周波数変化率検出手段32によって周波数変化率d
f/dtを検出し、df/dt>0の場合には回転速度
変動基準決定手段39から上昇の回転速度変動基準、電
圧変動基準決定手段51から低下の電圧変動基準を取り
出し、またdf/dt<0の場合には逆に下降の回転速
度変動基準および上昇の電圧変動基準を取り出す一方、
回転速度変動基準投入遮断手段52にて、df/dtが
予め定めるしきい値よりも小さいときに電圧変動基準の
みを用い、自動電圧調整器13に電圧変動基準を与える
ことにより、発電機12の回転速度変動を促し、またd
f/dtが前記しきい値を越えたときに回転速度変動基
準を調速機15に与えることにより、電圧変動基準なら
びに回転速度変動基準の両方を用いることにより、周波
数変動を拡大させるので、単独運転を迅速、かつ、確実
に検出できる。 (第4の実施の形態)前述する各実施の形態において
は、回転速度変動基準決定手段39で得られる回転速度
変動基準ΔNを調速機15に与えて原動機の回転速度
を変動させ、周波数変動の拡大により単独運転を判定す
る構成としたが、更に迅速、かつ、確実に単独運転を判
定するためには充分な大きさの回転速度変動基準ΔN
を調速機15に与える必要がある。しかしながら、頻繁
に大きな回転速度変動基準ΔN*を与えることは連係中
には大きな有効電力出力の変動となるために望ましくな
い。
【0051】そこで、本実施の形態においては、最初は
レベルの小さな回転速度変動基準ΔNを出力し、この
最初の回転速度変動基準ΔNの働きで周波数変化率d
f/dtが最初に設定するしきい値を越えたとき、大き
な回転速度変動基準ΔNを与えるようにする。この回
転速度変動基準に従って周波数変化率が次のしきい値を
越えると、さらに回転速度変動基準ΔNを大きく与え
るようにする。
【0052】以上のよう処理の繰り返しを何回か実施
し、単独運転に近づきつつあることを確認しながら、回
転速度変動基準ΔNによる作用を段階的に大きくする
多段階検出を行うものである。
【0053】この多段階検出は、例えば図12に示すよ
うな構成により実現できる。
【0054】すなわち、複数の周波数変化率しきい値を
有する回転速度変動基準切換手段53を設け、周波数変
化率が周波数変化率しきい値を越えるごとに回転速度変
動基準の切換え指令を回転速度変動基準決定手段39に
送出する。
【0055】この回転速度変動基準決定手段39は、周
波数変化率から回転速度変動基準を決定する関数(関数
ゲインまたは関数形状)を有し、回転速度変動基準切換
手段53からの指令に応じて関数ゲインまたは関数形状
を切換えて調速機15に供給する。
【0056】このような回転速度変動基準の決定は、マ
イクロコンピュータを用いれば容易に実現できる。
【0057】また、図12は回転速度変動基準を決定す
る関数の一例を示すイメージ図であって、リミットレベ
ルを設けたことにある。
【0058】なお、この多段階検出手段を第3の実施の
形態に適用する場合には、例えば回転速度変動基準投入
遮断手段52におけるしきい値設定部521のしきい値
を、回転速度変動基準切換手段53内の最初のしきい値
以下に設定することが考えられる。
【0059】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、多段階検出の手法によって連係中の大きな変動を抑
制しつつ、単独運転時には周波数変動を図5に示す特性
から図7に示す特性に拡大して周波数や周波数変化率異
常を検出することにより、単独運転を確実、かつ、容易
に検出できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
価な転送遮断システムを設けることなく、系統連係中の
自家発電設備の単独運転を自身の自家発電設備側で確実
に検知でき、この単独運転を検知できれば系統から迅速
に発電設備を解列し保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置
の第1の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】 回転速度変動基準を決定する関数の形状例を
示す図。
【図3】 調速機および原動機からなる速度制御系の構
成を示す図。
【図4】 自家発電設備である発電機から流出する電力
を説明する図。
【図5】 発電機から出力される周波数の変動を説明す
る図。
【図6】 発電機から出力される周波数と周波数変化率
と回転速度変動基準との関係を説明する図。
【図7】 周波数変動を拡大させる例を説明する図。
【図8】 本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置
の第2の実施の形態を示すブロック構成図。
【図9】 周波数変化率と電圧変動基準との関係を説明
する図。
【図10】 本発明に係わる発電設備の系統連系保護装
置の第3の実施の形態を示すブロック構成図。
【図11】 図10に示す回転速度変動基準投入遮断手
段の構成を示す図。
【図12】 本発明に係わる発電設備の系統連系保護装
置の第4の実施の形態を示すブロック構成図。
【図13】 回転速度変動基準を決定する関数の一例を
示すイメージ図。
【図14】 従来の系統連係保護装置の構成図。
【符号の説明】
1…系統電源 3…遮断器 6…負荷 11…遮断器 12…交流発電機 13…自動電圧調整器 15…調速機 16…エンジン 31…周波数検出手段 32…周波数変化率検出手段 33…周波数変化率過大検出手段 35…無効電力検出手段 36…有効電力検出手段 38…有効電力制御手段 39…回転速度変動基準決定手段 42…無効電力制御手段 51…電圧変動基準決定手段 52…回転速度変動基準投入遮断手段 53…回転速度変動基準切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野宮 成生 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 加藤 豊邦 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 西芝電 機株式会社内 (72)発明者 岡土 千尋 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝エフエーシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 5G058 GG02 GG07 HH02 5G066 HA11 HB02 5H590 AA01 AA30 AB20 CA07 CA21 CA26 CC01 CE01 DD64 DD67 EA14 EB04 EB05 EB12 EB17 EB22 FA01 FA06 GA02 GA06 GA07 HA02 HA04 HA06 HA07 HB02 HB03 HB04 JA07 JA08 JA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電設備と系統電源とが遮断器を介して
    連系する系統連系システムにおいて、 前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段
    と、 この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を
    求める周波数変化率検出手段と、 この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化
    率をもとに、当該周波数変化率が正のとき前記発電設備
    となる発電機の原動機回転速度を上昇させ、前記周波数
    変化率が負のとき前記原動機回転速度を低下させるよう
    な回転速度変動基準を決定し出力する回転速度変動基準
    決定手段と、 前記回転速度変動基準を前記発電設備の調速機で受けて
    前記発電機の回転速度を変動させることで助長される周
    波数変動を検知し、前記遮断器にて系統から前記発電設
    備を解列させる保護手段とを備えたことを特徴とする発
    電設備の系統連系保護装置。
  2. 【請求項2】 発電設備と系統電源とが遮断器を介して
    連系する系統連系システムにおいて、 前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段
    と、 この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を
    求める周波数変化率検出手段と、 この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化
    率をもとに、当該周波数変化率が正のとき前記発電設備
    となる発電機の原動機回転速度を上昇させ、前記周波数
    変化率が負のとき前記原動機回転速度を低下させるよう
    な回転速度変動基準を決定し出力する回転速度変動基準
    決定手段と、 前記周波数変化率検出手段により検出される周波数変化
    率をもとに、当該周波数変化率が正のとき前記発電設備
    の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負のと
    き前記発電設備の遅れ無効電力を増加させるような電圧
    変動基準を決定し出力する電圧変動基準決定手段と、 前記回転速度変動基準を前記発電設備の調速機で受けて
    前記発電機を回転速度変動させることで周波数変動を助
    長させ、また前記電圧変動基準を前記発電設備の自動電
    圧調整器で受けて前記発電機を電圧変動させることによ
    り周波数変動を助長させ、これら助長される周波数変動
    を検知し、前記遮断器にて系統から前記発電設備を解列
    させる保護手段とを備えたことを特徴とする発電設備の
    系統連系保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する発電
    設備の系統連系保護装置において、 予め周波数変化率しきい値が設定され、前記周波数変化
    率が前記しきい値より小さいとき前記電圧変動基準のみ
    を用いて周波数変動を助長させ、前記周波数変化率が前
    記しきい値を越えたとき前記回転速度変動基準を調速機
    に与えることで前記電圧変動基準および前記回転速度変
    動基準の両方で周波数変動を助長させる回転速度変動基
    準投入遮断手段を設けたことを特徴とする発電設備の系
    統連系保護装置。
  4. 【請求項4】 発電設備と系統電源とが遮断器を介して
    連系する系統連系システムにおいて、 前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段
    と、 この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を
    求める周波数変化率検出手段と、 この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化
    率をもとに、当該周波数変化率が正のとき前記発電設備
    となる発電機の原動機回転速度を上昇させ、前記周波数
    変化率が負のとき前記原動機回転速度を低下させるよう
    な回転速度変動基準を決定し出力する回転速度変動基準
    決定手段と、 予め複数の周波数変化率しきい値をもち、前記周波数変
    化率が前記各周波数変化率しきい値を越えるごとに回転
    速度変動基準の切換え指令を出力する回転速度変動基準
    切換手段と、 予め周波数変化率と回転速度変動基準との関数関係を定
    義する複数段切換え可能な関数ゲインまたは関数形状が
    設定され、前記回転速度変動基準切換手段から回転速度
    変動基準の切換え指令を受けるごとに関数ゲインまたは
    関数形状を切り換えて出力する回転速度変動基準決定手
    段とを備えたことを特徴とする発電設備の系統連系保護
    装置。
JP01172799A 1999-01-20 1999-01-20 発電設備の系統連系保護装置 Expired - Lifetime JP3967483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01172799A JP3967483B2 (ja) 1999-01-20 1999-01-20 発電設備の系統連系保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01172799A JP3967483B2 (ja) 1999-01-20 1999-01-20 発電設備の系統連系保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000217260A true JP2000217260A (ja) 2000-08-04
JP3967483B2 JP3967483B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=11786077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01172799A Expired - Lifetime JP3967483B2 (ja) 1999-01-20 1999-01-20 発電設備の系統連系保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3967483B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738269B2 (en) 2000-09-19 2004-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Line linkage protective device for electricity generation equipment
JP2008075652A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 General Electric Co <Ge> 電力単独運転のための検出及び伝達の方法及びシステム
CN113890062A (zh) * 2021-10-18 2022-01-04 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 一种用于风力发电机组一次调频功率控制的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738269B2 (en) 2000-09-19 2004-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Line linkage protective device for electricity generation equipment
JP2008075652A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 General Electric Co <Ge> 電力単独運転のための検出及び伝達の方法及びシステム
CN113890062A (zh) * 2021-10-18 2022-01-04 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 一种用于风力发电机组一次调频功率控制的方法
CN113890062B (zh) * 2021-10-18 2023-08-25 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 一种用于风力发电机组一次调频功率控制的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3967483B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100299260B1 (ko) 자가 발전 설비의 계통 연계 보호장치
US9270120B2 (en) Methods, systems, and computer readable media for adaptive out of step protection for power generators with load resynchronization capability
JP3420162B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JPH09247863A (ja) 系統連系保護用無効電力補償装置
JP2000217260A (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3302898B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3944057B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3634645B2 (ja) 発電設備の系統連係保護装置
JP3751829B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP2002281673A (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3315298B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP4387621B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3397608B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3689004B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JPS6117222B2 (ja)
JP2002101562A (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP3990324B2 (ja) 系統連系保護装置
JP4017933B2 (ja) 交流励磁形発電電動装置
JP2002281674A (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JP4387620B2 (ja) 発電設備の系統連系保護装置
JPS5939809Y2 (ja) 電力系統安定化装置
JP3968660B2 (ja) 短絡電流供給装置
JPH027900A (ja) 同期発電機の励磁制御装置
JP4183477B2 (ja) 励磁制御装置
JP2006166548A (ja) 常用発電装置の系統連系保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070319

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term