JP4183039B2 - ヘア処理装置 - Google Patents

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本発明は美容院や理容院に配備されて各種ヘア処理を行なうヘア処理器を被施術部位に簡単に配置させることができるヘア処理装置に関するものである。
従来、美容院や理容院に配備されるヘア処理装置には、加熱ヒータや送風機、ミスト噴霧機を組み込んだヘア処理部が被施術部位に接離自在となるよう可動機構を介してヘッドに取り付け、該ヘッドをワゴンに搭載したり、院内に設置された可動アームにヘッドを装着したものが本出願人により出願されている(例えば、特許文献1)。
しかし、加熱ヒータや送風機、ミスト噴霧機を組み込んだヘア処理部は重くなるため、上方に配置されるヘア処理部を上下枢動させる可動機構は、複数本のフレキシブルチューブを束ねてヘア処理部の重さに耐えるようにする必要があった。しかしフレキシブルチューブを束ねるため可動機構が大きくなるという問題が生じた。またフレキシブルチューブは荷重を支えている状態において力を加えれば簡単に屈曲するので、上方に配置されるヘア処理部を確実に動きを止めようとする場合にはストッパ機構が不可欠となった。しかし可動機構にストッパ機構を組み込むことにより構造が複雑になるうえに大型化し重くなるという問題があった。またヘア処理部をラチェット機構により可動することも考えられるが、ラチェット機構は荷重を受ける方向が一定のため荷重を受ける方向に応じたものが必要になり製作コストが高くなるうえに在庫管理が厄介となる。また組み付け時の間違いを防止するための部品に識別用のタグ等を取り付ける必要が生じるという問題があった。
特開2002−177041号公報
本発明は確実に動き止めができるうえにコストダウンを図ることができるヘア処理装置を提供することを目的とするものである。
前述の目的を達成するため本発明は、ヘア処理器の可動フレームとヘア処理器取付用のベースフレームとを枢軸枢着するとともに該可動フレームとベースフレームとに両者を折り畳み方向に付勢する引張ばねを係止し、また前記可動フレームにラチェット爪を枢着し、前記ベースフレームにラチェット爪姿勢切換用の無歯部が形成されるラチェット歯車を固定して該ラチェット歯車に係止される前記ラチェット爪が、姿勢保持用ばねによりラチェット歯の左右いずれかのフランクに係止されて荷重を受ける方向を切り換える切換機構を設けたラチェット機構よりなる傾動機構を介してヘア処理器をヘッド本体に対して可動自在に取り付けたヘア処理装置を請求項1の発明とし、請求項1の発明において、ヘア処理器が加熱機と送風機とミスト噴霧機とを組み合せたヘア処理装置を請求項2の発明とし、請求項の発明において、ミスト噴霧機より噴霧される温ミストがミスト類の再加熱装置により生成されるヘア処理装置を請求項の発明とするものである。
本発明の請求項1のように、ヘア処理器の可動フレームとヘア処理器取付用のベースフレームとを枢軸枢着するとともに該可動フレームとベースフレームとに両者を折り畳み方向に付勢する引張ばねを係止し、また前記可動フレームにラチェット爪を枢着し、前記ベースフレームにラチェット爪姿勢切換用の無歯部が形成されるラチェット歯車を固定して該ラチェット歯車に係止される前記ラチェット爪が、姿勢保持用ばねによりラチェット歯の左右いずれかのフランクに係止されて荷重を受ける方向を切り換える切換機構を設けたラチェット機構よりなる傾動機構を介してヘア処理器をヘッド本体に対して可動自在に取り付けたものとしたから、確実な位置決めができるうえに、ラチェット歯車を鉛直線に対して左右に形成するものとすれば、ヘア側部の施術を行うため略垂直に配置させたヘア処理器を斜め下向きや斜め上向きに傾動させたり、ヘア上部の施術を行うため水平に配置されているヘア処理器を左右斜め上向きに傾動させることができるので、被施術部位に的確に対応させることができる。しかも同じ構造で荷重を受ける方向を簡単に変えることができるので、1種類のラチェット機構を組み込むだけでよく、正逆いずれの方向にも対応できるコストを低減できるうえに、組み付けミスを生じさせることがないので、識別用のタグを付けたりする必要がなくなり組み付けコストも低減できるうえに、在庫管理も簡易化することができることとなる。また、切換機構が、ラチェット爪をラチェット歯の左右いずれかのフランクに当接させる姿勢保持用ばねと、ラチェット歯車にラチェット爪姿勢切換用の無歯部とを設けたものとすることにより、ラチェット爪を無歯部に介入させれば、姿勢保持ばねによる付勢力が解除されたラチェット爪は一旦自由な状態になるので、ラチェット歯に再度係止させるだけでラチェット爪は簡単に反対側のフランクに係止するよう切り換えができるので、ワンタッチ動作で荷重を受ける方向を簡単に切り換えできるものとなる。
請求項のように、ヘア処理器が加熱機と送風機とミスト噴霧機とを組み合せたものとすることにより、種々の施術を一台のヘア処理部で効率的に行うことができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図に示すヘア処理装置に基づいて詳細に説明する。
図1、2中、1はヘッド本体であり、該ヘッド本体1には図12に示されるような蒸気発生機構2とミスト発生機構3とが内蔵されている。また前記ヘッド本体1には図1、2に示されるように複数のヘア処理器4が取り付けられている。該ヘア処理器4は図5、6、7に示されるような一つまたは一つ以上のラチェット機構30よりなる傾動機構8を介してヘッド本体1に対して可動自在に取り付けられるもので、該傾動機構8によりヘア処理器4全体を動かしたり、ヘア処理器4自体を斜めに傾斜させたりするものである。またヘア処理器4の可動フレーム9とヘア処理器取付用のベースフレーム7とは枢軸33に枢着されるとともに引張ばね35により可動フレーム9とベースフレーム7とは折り畳み方向に付勢されている。
ヘア処理器4の上下一対の後部ヘア処理部4aは図10に示されるように、ヘッド本体1の前面に固定されるものであり、またヘア処理器4の前後一対の頂部ヘア処理部4bは傾動機構8により図4に鎖線で示されるように垂直方向に枢動されたり、図6に示されるように水平状態の頂部ヘア処理部4bを左右斜め横向きに枢動することができるようヘッド本体1に取り付けられている。さらにヘア処理器4の側部ヘア処理部4cは傾動機構8により図5に示されるように水平方向に枢動されたり、図7に示されるように垂直状態の側部ヘア処理部4cを斜め上向や下向きに枢動させることができるようヘッド本体1に取り付けられている。そして上下一対の後部ヘア処理部4a、前後一対の頂部ヘア処理部4b、左右の側部ヘア処理部4cは各対を同時または個別あるいは各処理部を同時あるいは個別に作動させることができるようになっている。
前記傾動機構8によるヘア処理器4の枢動動作は被施術用椅子に座っている被施術者の被施術部位への適正な位置合せを行うためのものであり、各ヘア処理器4を被施術者の頭部位置に合わせる際には、上下位置調整機構10および左右位置調整機構15により行うものとしている。前記上下位置調整機構10は上下枢動できるヘッド取付アーム11または図示しない高さ調整できる被施術者用椅子あるいはヘッド取付用キャスター付きスタンド12等からなるものとし、左右位置調整機構15は水平回動できるヘッド取付アーム11、ヘッド取付用キャスター付きスタンド12等からなるものとしている。
図10に示されるようなヘッド取付用キャスター付きスタンド12では、スタンドの支柱をスライド自在なものとし、該支柱を任意の長さにおいて固定ノブ10bにより締め付け固定することにより高さ調整を行う上下位置調整機構10とキャスターによる左右位置調整機構15とを有するものとしているので、被施術者用椅子は高価な高さ調整機能が不要となる。
図11に示されるような、ヘッド取付アーム11は、壁や天井あるいは天井と床間に立設される図示しないスタンドに固定されるブラケットにアーム11bを水平回動自在に軸支させるとともに、該アーム11bの先端に伸縮アーム11cの基端を上下枢動自在に軸支し、該伸縮アーム11cの先端にヘッド本体1を枢着したものである。このようにヘッド取付アーム11にヘッド本体1を装着することにより、ヘッド本体1をヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドに装着した場合のように、床を占有しないので施術者の作業を邪魔することがない。しかもヘッド取付アーム11には上下枢動機能があるので高さ調整自在な高価な被施術者用椅子を用いる必要はないものとなる。
前記、ヘア処理器4には図8、9に示されるような加熱機20と送風機21とミスト噴霧機22が取り付けられるもので、加熱機20と送風機21とミスト噴霧機22は同時あるいは各々を個別に作動させることができることとなる。
そして、ヘア処理器4のミスト噴霧機22には図12に示される蒸気発生機構2とミスト発生機構3により生成された50℃以上のミスト類が供給され、該ミストを図8に示される再加熱装置23により60℃前後に再加熱して低下した温度を上げるようにしたものである。再加熱装置23はヒータ23aと送風機23bとからなるもので、送風機23bから送出される送風をヒータ23aを通過させて熱風とし、該熱風によりミストを再加熱して60℃前後の温ミストとするものである。
また前記傾動機構8はラチェット機構30よりなるもので、ラチェット機構30は図1に示されるように、ヘア処理器取付用のベースフレーム7に取り付けられるラチェット歯車31と、ヘア処理器4側の可動フレーム9に枢着されるラチェット爪32と、前記ベースフレーム7と可動フレーム9を枢着する枢軸33と、ラチェット爪32の姿勢を切り換える切換機構34とからなるものである。該切換機構34により図2、3に示されるように、ラチェット爪32の姿勢は切り換えられてラチェット歯31aの左右いずれかのフランクに係止され、異なる向きの荷重を受けることができるようになっている。実施の形態では可動フレーム9は同じ枢動角において、荷重を受ける方向のみが反対となるようにしているが、ラチェット歯車31を鉛直線で左右に分割配置するものとして、図6、7に示されるように水平や垂直に位置しているヘア処理器4を左右斜めや下向き上向きに傾けるものとしてもよい。
前記切換機構34はヘア処理器4側の可動フレーム9に枢着されて枢動自在とされるラチェット爪32をラチェット歯31aの左右いずれかのフランクに圧接させる姿勢保持用ばね36と、ラチェット歯車31に形成されるラチェット爪姿勢切換用の無歯部37とからなるものである。ラチェット爪32を付勢する姿勢保持用ばね36の一端はラチェット爪32のばね係止片32aに係止され、他端は可動フレーム9に形成されるばね係止片9aに係止されるものである。
また前記無歯部37はラチェット歯31aの略一歯分の空間としている。このためラチェット爪32が無歯部37に介入されてば、姿勢保持ばね36による付勢力が解除されてラチェット爪32には一旦自由な状態になるので、ラチェット爪32を再びラチェット歯31aに係止するように可動フレーム9を逆方向に枢動させれば、ラチェット爪32は姿勢を逆向きにして反対側のフランクに係止されるよう切り換えられることとなる。また無歯部37はラチェット歯車31の両端縁のストッパ歯と終端のラチェット歯31a間に形成されるものとしているが、必要に応じて任意のラチェット歯31a間に形成してもよいことは勿論である。
さらに、前記加熱機20は図8、9に示されるように、断面略半円形の環状反射板20aと、該環状反射板20aの前方に配置される円弧状の遠赤外線ヒータ20bとからなるものであり、該加熱機20はパーマやヘヤダイの際、薬液の反応促進を促したり、遠赤外線効果により頭皮やヘアの細胞の代謝機能を活性化したり、洗髪されたヘアの乾燥を行なうものである。20cは遠赤外線ヒータ20bを支持する碍子である。
また、送風機21はモータに駆動されるファン21aよりなるものであり、前記加熱機20とは各別または同時に作動することができ、送風機21のみを作動させてヘアの表面水分のみを乾燥させて艶出しを行なったり、加熱機20と同時に作動させて急速乾燥を行なうことができるものである。21bは背面に形成される送風空気吸引用の吸気口である。
40はミスト噴霧機22に設けられる液垂れ防止装置であり、該液垂れ防止装置40は図8に示されるように、噴霧ノズル22aの開口内周縁に環状の堰22bを形成して結露水が垂れ落ちを防ぐとともに、噴霧ノズル22aの周囲に形成したヒータ24により噴霧ノズル22aの結露水を蒸発乾燥させるようにしている。また前記堰22bを内周端縁に形成される外広がりの鋭角部とすることにより、噴霧ノズル22aの先端に付着した結露水が表面張力により垂落ちが続くことを防止できる。
また、前記した蒸気発生機構2とミスト発生機構3はミスト噴霧機22にミストを供給するものであり、蒸気発生機構2は図12に示されるように蒸気窯50と、該蒸気窯50内に配置されるシーズヒータ50aとよりなる。前記ミスト発生機構3は水タンク51と、該水タンク51の底部に配置させた超音波振動子51aと、水タンク51に水を定量供給するための着脱自在な給水タンク51cと、超音波振動子51aにより発生したミストを送出させる送風ファン51dとからなるものである。52は給水タンク51cの給水ノズルであり、該給水ノズル52は先端が閉塞され、給水水位レベル位置の側壁に通水孔を透設することにより、常に、水位を一定に維持できるものとしている。また、53は水タンク51内に先端を水面から若干離した位置に配置させた区画板であり、該区画板53はミスト生成部と送風部とに区画するもので、発生させたミストが送風部に流入しないようにするものである。
55はミストと蒸気を混合する混合器であり、該混合器55は図12に示されるように、その側壁にミスト発生機構3のミスト供給管55aと、蒸気発生機構2の蒸気供給管55bとが接続されている。また該混合器55の出口にはイオン発生装置56とサーミスタが設けられている。イオン発生装置56は蒸気やミストに含まれる薬剤臭をイオンにより分解して脱臭を行なうものであり、サーミスタはミストの温度に基づいて蒸気とミストの混合率、すなわち、蒸気発生機構2のシーズヒータ50aをオンオフすることにより蒸気の供給量を変え、ミストを所定温度にするものである。57は混合器55の底部に設けられる結露水排出用のドレン管であり、該ドレン管57は蒸気発生機構2とミスト発生機構3とに接続されている。58はドレン弁である。
60、60はミストの分配部であり、該分配部60は接続管を介してヘア処理器4のミスト噴霧機22やヘアキャップ61、手持ち式の蒸気ミスト噴霧機62等にミストを供給するものである。
このように構成されたものは、先ず、使用環境や設置条件に合わせて高さ調整自在なヘッド取付用キャスタ付きスタンド12にヘッド本体1を取り付けたり、建物に固定したヘッド取付アーム11にヘッド本体1を取り付けたものを美容室や理容室に配備する。
そして、使用にあたっては、施術者は先ずヘッド本体1位置を被施術者の頭部位置に合わせる。この位置合わせは、ヘッド本体1が上下位置調整機構10と左右位置調整機構15とを有する高さ調整自在なヘッド取付用キャスタ付きスタンド12に取り付けられているときは、ヘッド取付用キャスタ付きスタンド12を床上で水平移動させてヘッド本体1の左右位置の調整を行なうとともに、ヘッド取付用キャスタ付きスタンド12の高さを手動で調整して固定ノブ10bにより締め付け固定してヘッド本体1の上下位置を調整する。そしてヘッド本体1が上下位置調整機構10と左右位置調整機構15とを有するヘッド取付アーム11に取り付けられているときは、図11に示されるように、壁や天井あるいは床等に固定されたブラケット11aに軸支されるアーム11bを水平回動させたり、該アーム11bに軸支される伸縮アーム11cを上下枢動させて行なう。
またヘッド取付用キャスタ付きスタンド12に上下位置調整機構10がない場合には、上下位置調整機構15を有する高さ調整自在な被施術者用椅子により被施術者の頭部の上下方向への位置合わせを行なうものとする。
このようにして、被施術者の頭部とヘッド本体1との位置合わせが行われた後、傾動機構8によりヘア処理器4を枢動させたり、斜めに傾けたりしてヘア処理器4を施術に最適な被施術部位に合わせる。具体的にはヘア処理器4を把持して、ラチェット機構30を作動させ、ラチェット歯車31のラチェット歯31aにラチェット爪32を係止させることにより、ヘア処理器4を図4、5に示されるように枢動させたり、図6に示されるように、水平位置にあるヘア処理器4を一点鎖線で示されるように左右いずれかの方向に傾けたり、図7に示されるように、略垂直状態にあるヘア処理器4を一点鎖線で示されるように上向きや下向きに傾ける。
図6、7に示される操作はラチェット機構30のラチェット爪32を無歯部37に介入させれば、切換機構34の姿勢保持用ばね36による付勢力が解除されてラチェット爪32は一旦自由な状態になるので、ラチェット爪32を再びラチェット歯31aに係止するようにヘア処理器4の可動フレーム9を枢動させれば、ラチェット爪32はラチェット歯31aにより姿勢を切り換えられることとなる。その姿勢でラチェット爪32をラチェット歯車31に係止させれば以前とは反対側のフランクに係止されることとなる。例えば図2の一点鎖線から図3に示される一点鎖線用に切り換えられることとなる。
このようにしてヘア処理器4の頂部ヘア処理部4bや側部ヘア処理部4cの位置決めを行ったうえ、頭部の乾燥を行なう際には、後部ヘア処理部4aと頂部ヘア処理部4bおよび側部ヘア処理部4cの加熱機20と送風機21を作動させ、遠赤外線ヒータ20bによる加熱と、送風機21のファン21aによる送風を行なう。遠赤外線による加熱と送風により、極めて効率よくヘアの乾燥を行なうことができる。しかも、遠赤外線ヒータ20bによる遠赤外線効果により、頭皮やヘアの代謝を活発化して傷んだ髪や頭皮を整えることができる。
また、薬液を用いたパーマあるいはブローセットの際には、被施術者の頭部の略全体に温ミストが噴霧されるように後部ヘア処理部4aと頂部ヘア処理部4b、側部ヘア処理部4cとを配置させるものとする。この状態で後部ヘア処理部4aと頂部ヘア処理部4b、側部ヘア処理部4cのミスト噴霧機22を作動させて頭部全体に温ミストを噴霧すれば、60℃前後の温ミストはヘア内に浸透して還元アルカリにより失われる水分を補うとともに、薬液の活性化を促進することとなる。また、ブローセットの場合は、ブローセットを行なう前に、後部ヘア処理部4aと頂部ヘア処理部4b、側部ヘア処理部4cのミスト噴霧機22により温ミストを噴霧させて、60℃前後の温ミストをヘア内に浸透させて、ブローの高温から髪を守り、乾燥し過ぎを防止する。
前記温ミスト噴霧の際、ミスト噴霧機22からの温ミストは図12に示される、蒸気発生機構2により発生された蒸気とミスト発生機構3により発生されたミストを混合器55により混合されたミストが送出され、再加熱装置23により再加熱されて、60℃前後の温ミストとして噴霧される。また送風機21による送風と温ミストの噴霧を同時に行なえば、温ミストはより強く噴霧されてヘアの奥の隅々にまで進入して頭皮に近い位置にあるヘアにも短時間で水分を浸透させることができる。
また、必要に応じて、ミスト噴霧機22と加熱機20とを併用することにより、後部ヘア処理部4a、頂部ヘア処理部4b、側部ヘア処理部4cにより種々のヘア処理を行なうことができることとなる。また、ミスト噴霧機22により温ミストを噴霧する際、噴霧ノズル22a内に付着する結露水は、噴霧ノズル22aの先端内周面に形成した環状の堰22bや、噴霧ノズル22aの周囲に巻装したヒータ23等よりなる液垂れ防止機構40により、結露水の垂れは確実に防止されるので、被施術者に結露水が垂れることがなく、ヘア処理時、染めむらや色むらが生じることがないうえに、被施術者に不快感を与えることがない。
なお、前記好ましい実施の形態では、切換機構34を姿勢保持用ばね36と無歯部37よりなるものとしているが、ソレノイドを用いて電気的に切り換えるものとしてもよいことは勿論である。
本発明の好ましい実施の形態のラチェット機構を示す一部切欠側面図である。 本発明の好ましい実施の形態のラチェット機構を示す一部切欠側面図である。 本発明の好ましい実施の形態のラチェット機構の状態を異にして示す一部切欠側面図である。 本発明の好ましい実施の形態を示す一部切欠側面図である。 本発明の好ましい実施の形態を示す一部切欠平面図である。 本発明の好ましい実施の形態に用いられる頂部ヘア処理部を示す一部切欠正面図である 本発明の好ましい実施の形態に用いられる側部ヘア処理部を示す一部切欠正面図である 本発明の好ましい実施の形態に用いられるヘア処理器の断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に用いられるヘア処理器の正面図である。 本発明の好ましい実施の形態のヘッドを高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドに取り付けた例を示す正面図である。 本発明の好ましい実施の形態のヘッド本体を建物に取り付けられるヘッド取付アームに取り付けた例を示す側面図である。 本発明の好ましい実施の形態のヘッド本体に組み込まれる装置を示す概略説明図である。
符号の説明
1 ヘッド本体
4 ヘア処理器
7 ベースフレーム
9 可動フレーム
20 加熱機
21 送風機
22 ミスト噴霧機
23 再加熱装置
31 ラチェット歯車
32 ラチェット爪
33 枢軸
34 切換機構
35 引張ばね
36 姿勢保持用ばね
37 無歯部

Claims (3)

  1. ヘア処理器の可動フレームとヘア処理器取付用のベースフレームとを枢軸枢着するとともに該可動フレームとベースフレームとに両者を折り畳み方向に付勢する引張ばねを係止し、また前記可動フレームにラチェット爪を枢着し、前記ベースフレームにラチェット爪姿勢切換用の無歯部が形成されるラチェット歯車を固定して該ラチェット歯車に係止される前記ラチェット爪が、姿勢保持用ばねによりラチェット歯の左右いずれかのフランクに係止されて荷重を受ける方向を切り換える切換機構を設けたラチェット機構よりなる傾動機構を介してヘア処理器をヘッド本体に対して可動自在に取り付けたことを特徴とするヘア処理装置。
  2. ヘア処理器が加熱機と送風機とミスト噴霧機とを組み合せたものであることを特徴とする請求項1に記載のヘア処理装置。
  3. ミスト噴霧機より噴霧される温ミストがミスト類の再加熱装置により生成されることを特徴とする請求項に記載のヘア処理装置。
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