JP4181015B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

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本発明は、人工光および水、養液などを用いて植物を栽培または生産する植物栽培装置に関するものである。
従来、人工光と水を用いて植物を栽培または生産する植物栽培装置は、周囲を高反射材とした栽培室と、植物が発芽した担体を配設するための複数の小孔を設けた栽培パネルを備えた栽培ベッドと、蛍光ランプなどの人工光源と、栽培ベッドと養液タンクとの間で養液を循環させる養液供給ポンプから構成され、植物は人工光源による近接照明により効率よく水耕栽培されてる。
特開2001−352838号公報
従来の植物栽培装置を例えば船舶など揺れや振動などが発生しやすい場所にて使用する場合、その揺れや振動により養液が漏洩し、室内を汚すという問題があった。また、植物が成長したときに株間(小孔間の間隔)を大きくした栽培パネルに植物を移し替えることが困難であるという問題があった。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、揺れや振動により養液が漏洩するのを防止するとともに、株間を大きくしたパネルに植物を容易に移し替えることができる植物栽培装置を得ることを目的とする。
本発明は、養液が貯留可能なベッド本体と、ベッド本体の上面を覆い複数の孔部を有するパネルと、孔部に着脱可能な筒体にて形成されかつ筒体の開口部内には植物を定植した担体が保持された移植容器とを備え、移植容器は筒体の下端側に担体が養液を含浸可能で担体の移植容器からの脱落を防止する止め部を有し、移植容器の外壁と孔部の内壁との間に弾性材にて成る弾性部を有し、孔部の内壁と移植容器の外壁との間にて弾性部が押圧された収縮した状態にて孔部内に移植容器が密着保持されるものである。
本発明の植物栽培装置は、養液が貯留可能なベッド本体と、ベッド本体の上面を覆い複数の孔部を有するパネルと、孔部に着脱可能な筒体にて形成されかつ筒体の開口部内には植物を定植した担体が保持された移植容器とを備え、移植容器は筒体の下端側に担体が養液を含浸可能で担体の移植容器からの脱落を防止する止め部を有し、移植容器の外壁と孔部の内壁との間に弾性材にて成る弾性部を有し、孔部の内壁と移植容器の外壁との間にて弾性部が押圧され収縮した状態にて孔部内に移植容器が密着保持されるので、揺れや振動による養液の漏洩を防止できるとともに、植物が成育したときに容易に移し替えることができる植物栽培装置を得ることができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態による植物栽培装置について、図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1における植物栽培装置の構成を示す図、図2は図1に示した植物栽培装置の移植容器の構成を示す上面図および断面図、図3は図1に示した植物栽培装置の移植容器設置前の状態の構成を示す図、図4は植物の発芽に用いるためのマット材の構成を示した図、図5は植物の発芽を行うための発芽容器の構成を示す上面図、図6は図5に示した発芽容器の利用方法を説明するための図5のX−X断面を示す断面図である。
図において植物栽培容器は、養液24が貯留可能なベッド本体21と、ベッド本体21の上面を覆い複数の孔部25を有するパネル22と、孔部25に着脱可能な筒体にて形成されかつ筒体47の開口部43内には植物46を定植した担体23が保持された移植容器40とを備える。そして移植容器40には筒体47の下端に担体23が養液24を含浸可能で担体23の移植容器40からの脱落を防止する止め部44を有する。尚、ここでは止め部44を下端に備える例を示したが、これに限られることはなく、止め部は下端側のいずれかの位置に備えていればよいことは言うまでもない。さらに、移植容器40の外壁と孔部25の内壁との間に弾性材にて成る弾性部41を、ここでは移植容器40の外壁の表面に形成する。そして、孔部25の内壁と移植容器40の外壁との間にて弾性部41が押圧され収縮した状態にて孔部25内に移植容器40が密着保持される。
弾性部41は例えば、発泡ウレタン樹脂等のスポンジまたはゴム等にて成る。周囲の伸縮部41の厚みは植物が大きく成育した場合にも、根も含めた植物46全体をパネル22から取り出すことができるような大きさに適宜設定する。また、移植容器40の筒体47には外方に延在するつば部42と、このつば部42にはつまみ45を備え、移植容器40を孔部25からより容易に取り出すことができるようにする。また、移植容器40の開口部43は担体23の大きさよりも若干小さくして形成しており、担体23を移植容器40の開口部43に密着して収納できる。
次に、上記のように構成された植物栽培装置における植物の栽培方法について説明する。まず、植物の種子の発芽について説明する。図4に示すように、伸縮性を有する発泡樹脂材料(例えば、ウレタン樹脂等のスポンジ)からなる担体23は、マット材20に切れ目23aを入れ、人手で分離することにより、一片数cm、例えば2〜5cm程度の立方体または直方体形状の複数の担体23が得られるように構成されている。そして、これら各担体23には、その中心あたりに植物の種子を蒔くための切れ目23bが備えられている。そしてまずこれら切れ目23bに植物の種子を蒔く。このとき、植物の種子を蒔いた担体23の上下方向がわからなくなるのを防止するため、シール等の目印を担体23に付すこともできる。
次に、このマット材20を図5および図6に示す発芽容器10を用いて発芽させる。この発芽容器10は、取り外し可能な上蓋(図示省略)を有する矩形の筐体11と、筐体11に収容する複数の担体23を含水させるための押さえ板12からなる。そしてまず、予め種子を播種した複数の担体23のマット材20を水13を入れた筐体11内に上蓋を取り外した状態で収納し、押さえ板12をマット材20上に配置する(図6(a))。次に、水13を入れた筐体11内で押さえ板12(例えば、樹脂または発泡スチロール等からなる)を複数の担体23の播種した面に押し当て、押さえ板12全体を矢印14の方向に、人手などの押圧力によって適当な位置まで押し込み、担体23から空気を排除する(図6(b))。この際、担体23は伸縮性材料から成るので、圧縮作用を受け、図に示すように収縮する。尚、水13ははじめから筐体11内に入れておく必要はなく、例えば押さえ板12により担体23を押し込んだ後に、筐体11内に供給してもよい。
次に、押さえ板12の押圧力を解除し、矢印15の方向に移動させ(図6(c))、図6(a)に示す位置まで復元させると、この担体23の性質として吸い込み作用が働き、担体23内に筐体11に入れた水13を適量吸水させることができる。その後、押さえ板12を取り除き筐体11に上蓋(図示省略)を取り付ける。次に、光を照射しながら発芽容器10内で担体23に播種した種子を発芽させ、所定の大きさに生長するのを管理する。このように、植物を播種した担体を十分に浸水させると、通常、種子は1〜2週間程度で発芽する。
種子を播種する場合、種子が発芽しやすくなるために、担体23の上面から1cm以内に種子が保持されるのが好ましい。この際、含水した複数の担体23の上面に、取り外しが可能な薄い板(樹脂または発泡スチロール等)を載せると種子が発芽しやすくなる利点がある。また、この発芽容器10は、植物栽培装置の人工光源(蛍光ランプまたは発光ダイオード等)が照射可能な、栽培室のような適当な空間にセットしてもよい。
次に、植物の種子が発芽し水が浸水された担体23の植物46を所定の大きさに生育させるため、この担体23を移植容器40の開口部43内に保持して移植する。次に、この担体23を収容した移植容器40を、図3に示すように、パネル22の孔部25のそれぞれに栓をするように配設し、パネル22の孔部25の内壁に移植容器40の外壁の弾性部41が押圧された状態にて保持して図1に示すように設置される。さらにその際、つば部42をパネル22の上端面上に当接させているため、移植容器40を孔部25内に確実に保持することができる。
次に、ベッド本体21内にはポンプにより養液タンク(図示省略)の養液24が流入口32から間欠的に供給され、移植容器40の担体23に保持されなかった養液24を、栽培ベッド21に滞留することなく養液タンクに流出口33から返還させる。そして、パネル22の上方には、光合成に必要な光源を確保するように、蛍光ランプまたは発光ダイオード等からなる人工光源31を備える。そして所定の大きさに植物46が成育すると、移植容器40をパネル22からつば部42に備えられたつまみ45を持って取り外し、株間(孔部25間の間隔)を小さくなったパネル22から、株間を大きくした他のパネルに移植して栽培する。
上記のように構成された実施の形態1の植物栽培装置の植物栽培方法によれば、移植容器40の外周の弾性部41がパネル22の複数の孔部25の内壁に密着し、パネル22の孔部25に栓をするように配設しているため、揺れや振動による養液の漏洩を防止することができる。特に、船舶、鉄道列車などの輸送体上で使用しても揺れや振動により養液がもれることを防止できる。また、移植容器40はパネル22の孔部25から簡単に取り外すことができ、植物が成育したとき、容易に移し替えを行うことができる。その結果、株間(孔部25間の間隔)を小さくしたパネル22を備えた小型の育苗装置で成育した苗を、株間を大きくした他のパネルに移植して栽培することができ、スペース(敷地面積)当たりの生産量を増加できるという利点がある。
また、本実施の形態1では弾性部41を移植容器40の外周部に備える例を示したがこれに限られることはなく、例えば、パネル22の孔部25の内壁に弾性部を備えるようにしても、移植容器と孔部とは同様に密着保持することができ同様の効果を奏することができることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1の植物栽培装置の構成を示す図である。 図1に示した植物栽培装置の移植容器の構成を示す図である。 図1に示した植物栽培装置の移植容器を設置する前の状態を示す図である。 植物栽培の発芽の際に利用するマット材の構成を示す図である。 植物栽培の発芽の際に用いる発芽容器の構成を示す図である。 図5に示した発芽容器の使用方法を説明するための図である。
符号の説明
21 ベッド本体、22 パネル、23 担体、24 養液、25 孔部、
40 移植容器、41 弾性部、42 つば部、43 開口部、44 止め部、
46 植物、47 筒体。

Claims (4)

  1. 養液が貯留可能なベッド本体と、上記ベッド本体の上面を覆い複数の孔部を有するパネルと、上記孔部に着脱可能な筒体にて形成されかつ上記筒体の開口部内には植物を定植した担体が保持された移植容器とを備え、上記移植容器は上記筒体の下端側に上記担体が上記養液を含浸可能で上記担体の上記移植容器からの脱落を防止する止め部を有し、上記移植容器の外壁と上記孔部の内壁との間に弾性材にて成る弾性部を有し、上記孔部の内壁と上記移植容器の外壁との間にて上記弾性部が押圧され収縮した状態にて上記孔部内に上記移植容器が密着保持されることを特徴とする植物栽培装置。
  2. 上記弾性部は、上記孔部の内壁表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 上記弾性部は、上記移植容器の外壁表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
  4. 上記移植容器の筒体の上端には外方に延在するつば部を備え、上記つば部を上記パネルの上端面上に当接させて上記移植容器を上記孔部内に保持することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の植物栽培装置。
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