JP2015136358A - 植物栽培装置、種植え込み器具及び育苗器具 - Google Patents

植物栽培装置、種植え込み器具及び育苗器具 Download PDF

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Abstract

【課題】種まき、植え替えなどの作業効率を高くすることができる植物栽培装置を提供する。【解決手段】種Sを置く窪み3aに切り込み3bが入っている複数の栽培用スポンジ3が配置される播種用トレイ1と、播種用トレイ1の上に配置され、栽培用スポンジ3の切り込み3bに前記種Sを押し込む突起13を下面に有する種植え込み器具11と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、植物栽培装置、種植え込み器具及び育苗器具に関する。
土壌への種植え用の器具として、下面に円筒を多数有する下板と、その円筒に差し込まれる中棒を下面に多数有する上板を重ねてセットする構造の種植えパネルが知られている。この種植えパネルの円筒を土壌に押しつけると、種を植える孔を一度に多数明けることができる。さらに、上板を取り除いて下板の円筒内に種を落とした後、下板を抜き去ることで、円筒にせき止められていた周りの土が種に下部座利、種植えが終了となる。
これに対し、水耕栽培における種植えは、例えば、ウレタンフォームなどスポンジのスリットに種子を入れ、養液により発芽、育苗させることが知られている。種子をスリットに入れる作業はピンセットなどによる手作業に依るところが多い。また、発芽した植物をスポンジとともに育種環境に移し、植物の根が伸びているスポンジを養液に漬け、育種を行う。植物は、育種期間の経過後に、スポンジとともに栽培環境に移される。
特開2009−247341号公報 特開2000−083481号公報
水耕栽培において、スポンジのスリットに種子を入れたり、発芽した植物の根が伸ているスポンジを栽培ポットに入れたりする処理は、手作業に依るところが大きく、作業効率が良くなかった。
本発明の目的は、種まき、植え替えなどの作業効率を高くすることができる植物栽培装置、種植え込み器具及び育苗器具を提供することにある。
本実施形態の1つの観点によれば、種を置く窪みに切り込みが入っている複数の栽培用スポンジが配置される播種用トレイと、播種用トレイの上に配置され、前記栽培用スポンジの前記切り込みに前記種を押し込む突起を下面に有する種植え込み器具と、を有する植物栽培装置が提供される。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解されるものである。
本実施形態によれば、種まき、植え替えなどの作業効率を高くすることができる。
図1(a)〜(d)は、実施形態に係る植物栽培用装置を使用して育成される植物の培地の一例を示す斜視図、部分平面図及び部分断面図である。 図2(a)は、実施形態に係る植物栽培用装置のうち播種用器具の一例を示す斜視図、図2(b)、(c)は、播種用器具の操作の一例を示す断面図ある。 図3(a)は、実施形態に係る植物栽培装置のうち種植え込み器具の一例を示す斜視図、図3(b)は、種植え込み器具の操作の一例を示す断面図である。 図4(a)、(b)は、実施形態に係る植物栽培装置のうち育苗器具のポット収納トレイの一例を示す斜視図及び部分断面図、図4(c)は、育苗器具に収納された栽培ポット内に培地を置いた状態の一例を示す断面図である。 図5(a)は、実施形態に係る植物栽培装置のうち育苗器具の一例を示す斜視図、図5(b)は、育苗器具の操作の一例を示す断面図である。
以下に、図面を参照して実施形態を説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1(a)は、実施形態に係る植物栽培用装置を使用して育成される植物の培地の一例を示す斜視図、図1(b)は、その一部の平面図、図1(c)、(d)は、図1(b)のI−I線とII−II線から見た断面図である。
図1(a)において、播種用トレイ1は内部に液を溜めることができる例えば断面U字状の構造を有し、枠1aに囲まれた領域の内部には多孔性材料からなるスポンジシート2が枠1aに略密着して載置されている。スポンジシート2は、例えばウレタンフォームから形成され、数センチ程度の幅、奥行き及び高さの立方体となるように複数の切り込み2aが縦横に入れられ、その切り込み2aにより縦横方向に複数の培地用スポンジ3が区分けして形成されている。
図1(b)、(c)に示すように、スポンジシート2における複数の培地用スポンジ3のうち隣り合う面のほぼ中央領域には、互いに一体となる接続部2bが形成されている。また、図1(b)、(d)に示すように、上面のほぼ中央には略半球状の窪み3aが形成され、窪み3aが形成された領域には、平面形状が十字状の切り込み3bが高さ方向に貫通して形成されている。切り込み3bの平面形状は、十字でなく、一字状であってもよい。
そのようなスポンジシート2は、図1(a)に示すように播種用トレイ1に入れられた状態で、篦4を用いて切断される。篦4は、その尖った先端がスポンジシート2の切り込み2aに入れられて横に移動されながら押し込まれる。これにより、スポンジシート2の切り込み部2aは上から千切るようにして切断され、切り込み2aの切断により培地用スポンジ3は互いに完全に分離される。
篦4の先端は、スポンジシート2のうち切り込み2a以外の部分に対しては切れない程度に鈍く尖り、切断屑を発生させない形状を有している。
篦4による切断の際には、播種トレイ1の中に液体、例えば水、純水が入れられ、液体がスポンジシート2内に染み込んだ状態にされる。その液体は、種の発芽に必要な水分として使用される。なお、切断に支障がなければ液体は切断後に供給されてもよい。
以上のように、播種用トレイ1内で分離された複数の培地用スポンジ3の窪み3aには、図2に示すような播種用器具5を用いて種Sが置かれる。
図2(a)に例示する播種用器具5は、枠5a内に固定された透明な上板6と、上板6の下面に沿って移動可能に取り付けられる透明な下板7を有している。枠5aの上面は、上板6上に置かれる種子が溢れないように上板6から突出した構造を有している。下板7は、例えば、枠5aの下側に取り付けられた断面L字状の支持体(不図示)上に摺動可能に支持されている。
枠5aの一側端には貫通口5bが形成されていて、貫通口5bには支持バー8aが移動可能に貫通されている。支持バー8aの一端には外部に配置される取っ手8が接続され、他端には下板7の一側部が接続されている。
上板6には、図1(a)に示した複数の培地用スポン3の窪み3aに一対一で重ねられる種子供給孔6aが複数形成され、さらに複数の種子供給孔6aが集合している領域から外れた位置には、種子回収孔6bが形成されている。下板7には、複数の培地用スポンジ3の窪み3aにそれぞれ一対一で重ねられる種子投下孔7aが複数形成されている。種子供給孔6aは、種Sが1個入り得る大きさを有している。また、種子投下孔7aは、種子供給孔6aより径が大きく形成されている。さらに、種子回収孔6bは、複数の種Sを取り込み得る大きさを有し、その中には、有底円筒状の種子回収ポット9が嵌め込まれる。
そのような構造の播種用器具5を使用して種Sを培地用スポンジ3の窪み3aに蒔く場合には、次のような操作を行う。
まず、作業者は、図2(a)の斜視図に示すように、播種用器具5の取っ手8を操作して下板7の種子投下孔7aの位置を上板6の種子供給孔6aから外れるように調整する。続いて、図2(b)の部分断面図に例示するように、植物の種S、例えばレタスの種を上板6の上面上に供給して複数の種子供給孔6aの各々に種Sを1つずつ入れた後に、上板6の上面上の余った種Sを集めて、種子回収孔6b内の種子回収ポット9に入れて回収する。
次に、図1(a)に示したように分離されて液が浸み込んだ状態となっている培地用スポンジ3が縦横に並べられた播種用トレイ1を用意し、その上に播種用器具5を載せ、上から見て、種子供給孔6aを培地用スポンジ3の窪み3aに重ねて一致させる。続いて、図2(c)の部分断面図に例示するように、作業者は、播種用器具5の取っ手8を持って下板7をスライドさせ、種子投下孔7aと種子供給孔6aが重なるように下板7の位置を調整する。これにより、種子供給孔6a内の種Sは、その下の種子投下孔7aを通り抜けて落下し、培地用スポンジ3の窪み3aに蒔かれる。
このような播種用器具5を使用すると、複数の種Sを投下するポイントの位置決めが容易になり、複数の培地用スポンジ3の窪み3aに種Sを同時に投下することができ、種まきの時間が短くなり作業効率が高くなる。しかも、上板6に種子回収孔6bを形成しているので、上板6上で余った種Sの回収が容易になり、作業効率が高くなる。
以上のように、培地用スポンジ3の窪み3aに蒔かれた種Sは、図3に例示するような種植え込み器具11を使用して培地用スポンジ3の十字状の切り込み3bの中に植え込まれる。
図3(a)の斜視図に例示する種植え込み器具11はプレート12を有している。プレート12には、播種用トレイ1内の複数の培地用スポンジ3に対向する平板領域12aと、播種用トレイ1の外周の枠1aの上面と外側面の角に嵌め込まれる段状のフランジ12bとが形成されている。プレート12は、透明板、例えばアクリル板から形成されている。また、平板領域12aの下面は、フランジ12bから上方に離れるように段状に形成されている。これにより、プレート12を播種用トレイ1に被せると、平板領域12aは、培地用スポンジ3との間に隙間αが形成されるようになっている。なお、プレート12には、フランジ12bは設けられなくてもよい。また、プレート12の上には、後述の図5(a)に例示するのと同様に、取っ手が取り付けられていてもよい。
種植え込み器具11の平板領域12aには、植え込み用の突起13が片面に突出して設けられている。突起13は、種植え込み器具11を播種用トレイ1に被せたときに、複数の窪み3aに一対一で重なる位置に複数取り付けられ、播種用トレイ1に収納された複数の培地用スポンジ3の窪み3a上の種Sをその下の切り込み3b内に押し込む機能を有している。
突起13は、例えば、図3(b)の断面図に例示するように、プレート12の平板領域12aに形成された貫通孔12cにネジ19を上からねじ込んで先端を下面から突出させることにより形成されてもよい。或いは、貫通孔12cにアクリル製のピンを下側に突出するように差し込み、接着剤で接着させるなどの方法により形成されてもよい。なお、ネジ19として、先端部に螺旋が切られていないものを使用することが好ましい。突起13の突出量は、種植え器具11を播種トレイ1に載せて嵌め込んだ状態で、その先端が種Sを培地用スポンジ3の切り込み3b内に沈み込ませる量とする。
そのような構造の種植え込み器具11を播種トレイ1に載せると、図3(b)に示すように、突起13は、培地用スポンジ3の窪み3aに置かれた種Sを押し込んで切り込み3bに入り込ませる。この場合、窪み3aの側壁により横方向への種Sの移動が規制されるので、切り込み3bに入り易い状態となる。
これにより、培地用スポンジ3内に浸透した水分が種Sにより摂取されることになり、種Sの発芽が生じる。また、種植え込み器具11によれば、複数の培地用スポンジ3の切り込み3b内に種Sを同時に押し込むことができ、作業効率を高めることができる。また、種植え器具11のプレート12は、透明材料から形成されているので、目視により突起13の先端を容易に種Sに接触させることができ、作業効率を高めることができる。
この後、播種トレイ1ごと培地用スポンジ3内の種Sを暗い空間に置き、その状態を予め設定した時間及び温度で管理すると、培地用スポンジ3内の種Sは発芽する。その際に、培地用スポンジ3を例えば樹脂シート(不図示)で覆って種Sが乾燥しないようにすることも考えられる。
播種トレイ1の種Sを暗い空間に置いてから設定された時間を経過した後に、播種トレイ1を暗い空間から取り出し、発芽状態を確認しながら培地用スポンジ3を1つずつ図4(a)に示すポット用トレイ14内の栽培ポット15に収納する。
ポット用トレイ14には、縦横に間隔をおいて複数のポット嵌入孔14aが形成されている。また、ポット用トレイ14には、各列に形成された複数のポット嵌入孔14aの間を仕切る第1凹部14bが形成されている。さらに、ポット用トレイ14には、複数のポット嵌入孔14aの全体を囲む領域に第2凹部14cが形成され、さらに外周には階段状のフランジ14dが形成されている。第1凹部14b、第2凹部14c及び階段状のフランジ14dにより、ポット用トレイ14は湾曲しにくくなり、補強される。
栽培ポット15は、図4(b)の断面に示すように、上が広いテーパーの有底円筒状に形成され、その下部には複数の縦長スリット15aが周囲に沿って形成され、その底部には複数の孔15bが形成されている。また、栽培ポット15の下部の内径は、深さ方向の位置決めのために、培地用スポンジ3より小さく形成されている。
発芽した種Sを栽培ポット15内に植え替える場合には、まず、図4(a)に示すように、ポット用トレイ14の複数のポット嵌入孔14aのそれぞれに空の栽培ポット15を嵌め入れる。その後に、図4(c)に示すように、芽mの出た種sを栽培ポット15内に収納するが、種Sが植えられた培地用スポンジ3は、抜け防止のために、栽培ポット15の下部の内径よりも大きく形成されている。従って、培地用スポンジ3を単に栽培ポット15の中に入れるだけではなく、培地用スポンジ3をスリット15aが開いている付近の深さまで押し込まないと、後にポット用トレイ14を栽培トレイ20にセットした際に、栽培トレイ20内を流れる液肥Rから培地用スポンジ3が液肥Rから浮いた状態となってしまう。この場合、培地用スポンジ3中に種Sから伸びる根(不図示)が吸水できないことになる。また、培地用スポンジ3を手作業で栽培ポット15の奥方向に沈み込ませると手間がかかるし、その沈み量が不均一になることで、各栽培ポット15ごとに植物に与える液肥の量に偏りが発生し、植物を均一に成長できないおそれがある。
そこで、栽培ポット15内に培地用スポンジ3を入れた後、図5に示す育苗器具21を使用して培地用スポンジ3を栽培ポット15の底方向に押し込む。
育苗器具21は、図5(a)に例示するように、透明材料、例えばアクリルから形成された平板状のプレート21aを有し、その片面には、複数の筒状突起21bが間隔をおいて形成されている。
筒状突起21bは、育苗器具21の下に置かれた栽培トレイ14のポット嵌入孔14aに対向する位置に合うように形成され、ポット嵌入孔14aに嵌め入れられた栽培ポット15の中の培地用スポンジ3を押し込める外径を有している。また、筒状突起21bの内径は、培地用スポンジ3の窪み3aよりも大きく、スポンジ3を押し込む際に筒状突起21bが芽mに当たらずに保護できる大きさを有している。筒状突起21bの突出量は、栽培ポット15を栽培トレイ14に嵌め入れた状態で、その先端が培地用スポンジ3を栽培ポット15の十分に奥に押し込める量とする。筒状突起21bは、例えばアクリルから形成され、例えば、プレート21aの片面に形成した円形の凹部に接着剤を介して嵌め込むことにより取り付けられる。また、プレート21aのうち筒状突起21bが取り付けられる位置の略中心領域には小孔21cが形成されている。また、プレート21aの上には、2カ所に取っ手21dが取り付けられている。
栽培ポット15の底に向けて培地用スポンジ3を押し込む場合には、作業者は、育苗器具21の取っ手21dを手に掛ける。そして、透明なプレート21aに形成された小孔21cを栽培トレイ14に嵌め入れられた各栽培ポット15のそれぞれのほぼ中央に位置させながら筒状突起21bの中に芽mが入るように筒状突起21bの位置を調整する。その状態で、プレート21aをポット用トレイ14に平行になるように移動させ、栽培ポット15内に筒状突起21bを入れ、さらに培地用スポンジ3の窪み3aの周りに当て、そのまま培地用スポンジ3を栽培ポット15の底に向けて押し込む。押し込まれた培地用スポンジ3の下面が栽培ポット15の底面に最も近づいた状態になったら押し込みを停止し、プレート21aを持ち上げて筒状突起21bを栽培ポット15から抜く。これにより、培地用スポンジ3は押し込まれた位置からその弾性によって伸びるので、全ての培地用スポンジ3の位置はほぼ均一に揃う。
以上のような育苗器具21によれば、複数の栽培ポット15内に入れた培地用スポンジ3のそれぞれは、栽培ポット15内で不均一の深さに一時的に置かれたとしても、筒状突起21bによる押し込みにより同じ深さに揃えて取り付けられ、しかも縦長スリット15aに至る深さに押し込まれる。これにより、複数の培地用スポンジ3の押し込みが同時にでき、作業効率が高くなる。しかも、プレート21aのうち筒状突起21bのほぼ軸芯の位置に小孔21cを設けたので、位置合わせ作業が容易になる。さらに、水分が浸透した培地用スポンジ3を押し込む際に、培地用スポンジ3の盛り上がりにより圧縮される筒状突起21b内の空気を小孔21cから外部に抜くことができ、作業が容易になる。
この後に、液肥が流れる栽培トレイ20の上にポット用トレイ14を置くと、栽培ポット15のスリット15aを通して栽培用トレイ20の中の液肥Rを培地用スポンジ3に浸すことができ、育苗が進むことになる。
本実施形態の栽培装置によれば、上記のように、播種用器具5を使用して複数の培地用スポンジ3の窪み3aに種Sを同時に蒔いた後に、種植え込み器具11の突起13により複数の培地用スポンジ3の切り込み3b内に種Sを同時に入れ込むようにしたので、播種の作業を効率良く行うことができる。その後に、芽mが出た種Sが植えられた培地用スポンジ3をポット用トレイ14内の複数の栽培ポット15に移し替え、栽培ポット15内に培地用スポンジ3に浅く置いた後に、育苗器具21の筒状突起21bにより培地用スポンジ3を栽培ポット15の底に押し込む。その後に、養分を含む液肥に栽培ポット15の縦長スリット15aを浸し、育苗を設定時間行う。育苗期間を経た後に、栽培ポット15は、栽培室内の栽培ユニット(不図示)などに移し替えられ、収穫まで成長される。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解される。
次に、実施形態について付記する。
(付記1)植物の種を置く窪みに切り込みが入っている複数の栽培用スポンジが配置される播種用トレイと、播種用トレイの上に配置され、前記栽培用スポンジを覆える大きさのプレートと、該プレートの片面に設けられ、前記栽培用スポンジの前記切り込みに前記種を押し込む突起とを有する種植え込み器具と、を有する植物栽培装置。
(付記2)前記切り込みは、前記栽培用スポンジの上面から見て十字状に入れられていることを特徴とする付記1に記載の植物栽培装置。
(付記3)前記播種用トレイには前記栽培用スポンジを浸す液が供給されていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の植物栽培装置。
(付記4)植物の種を置く窪みに切り込みが入っている栽培用スポンジであって藩種用トレイの中に配置される複数の栽培用スポンジを覆える大きさのプレートと、前記プレートの片面に設けられ、前記栽培用スポンジの前記切り込みに前記種を押し込む突起と、を有する種植え込み器具。
(付記5)前記プレートは、透明材料から形成されていることを特徴とする付記1又は付記4に記載の植物栽培装置。
(付記6)芽の出た植物の種が植えられている栽培用スポンジが中に置かれる栽培ポットと、前記栽培ポットが嵌め入れられる複数の嵌入孔が間隔をおいて形成されるポット用トレイと、1の前記ポット用トレイに嵌め入れられた複数の前記栽培ポットを覆える大きさのプレートと、該プレートの片面に設けられ、前記ポット用トレイ内の複数の前記栽培ポットの底に向けて前記栽培用スポンジを押す筒状突起とを有する育苗器具と、を有する植物栽培装置。
(付記7)芽の出た植物の種が植えられている栽培用スポンジが中に置かれる栽培ポットが嵌め入れられる複数の嵌入孔が間隔をおいて形成されるポット用トレイに嵌め入れられた、複数の前記栽培ポットを覆える大きさのプレートと、前記プレートの片面に設けられ、前記ポット用トレイ内の複数の前記栽培ポットの底に向けて前記栽培用スポンジを押す筒状突起と、を有する育苗器具。
(付記8)前記プレート及び前記筒状突起は透明材料から形成されていることを特徴とする付記6又は付記7に記載の植物栽培装置。
(付記9)前記プレートのうち前記筒状突起を取り付ける位置の中心領域には小孔が形成されていることを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1つに記載の植物栽培装置。
(付記10)前記筒状突起の内径は、前記栽培用スポンジに出た前記芽を囲み、かつ、前記栽培ポットの上端内径よりも小さい大きさを有することを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1つに記載の植物栽培装置。
1 播種用トレイ
1a 枠
2 スポンジシート
2a 切り込み
3 培地用スポンジ
4 篦
5 播種用器具
11 種植え込み器具
12 プレート
13 突起
14 ポット用トレイ
14a ポット嵌入孔
15 栽培ポット
20 栽培トレイ
21 育苗器具
21a プレート
21b 筒状突起
21c 小孔
21d 取っ手

Claims (6)

  1. 種を置く窪みに切り込みが入っている複数の栽培用スポンジが配置される播種用トレイと、
    播種用トレイの上に配置され、前記栽培用スポンジの前記切り込みに前記種を押し込む突起を下面に有する種植え込み器具と、
    を有する植物栽培装置。
  2. 前記切り込みは、前記栽培用スポンジの上面から見て十字状に入れられていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 植物の種を置く窪みに切り込みが入っている栽培用スポンジであって藩種用トレイの中に配置される複数の栽培用スポンジを覆える大きさのプレートと、
    前記プレートの片面に設けられ、前記栽培用スポンジの前記切り込みに前記種を押し込む突起と、
    を有する種植え込み器具。
  4. 芽の出た種が植えられている栽培用スポンジが中に置かれる栽培ポットと、
    前記栽培ポットが嵌め入れられる複数の嵌入孔が間隔をおいて形成されるポット用トレイと、
    前記ポット用トレイン内の複数の前記栽培ポットの底に向けて前記栽培用スポンジを押す筒状突起を有する育苗器具と、
    を有する植物栽培装置。
  5. 芽の出た植物の種が植えられている栽培用スポンジが中に置かれる栽培ポットが嵌め入れられる複数の嵌入孔が間隔をおいて形成されるポット用トレイに嵌め入れられた、複数の前記栽培ポットを覆える大きさのプレートと、
    前記プレートの片面に設けられ、前記ポット用トレイ内の複数の前記栽培ポットの底に向けて前記栽培用スポンジを押す筒状突起と、
    を有する育苗器具。
  6. 前記プレートのうち前記筒状突起を取り付ける位置の中心領域には小孔が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の植物栽培装置。
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