JP2014236722A - 播種装置 - Google Patents

播種装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014236722A
JP2014236722A JP2013133141A JP2013133141A JP2014236722A JP 2014236722 A JP2014236722 A JP 2014236722A JP 2013133141 A JP2013133141 A JP 2013133141A JP 2013133141 A JP2013133141 A JP 2013133141A JP 2014236722 A JP2014236722 A JP 2014236722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holes
coated
seeds
seed
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013133141A
Other languages
English (en)
Inventor
正美 中島
Masami Nakajima
正美 中島
隆史 小倉
Takashi Ogura
隆史 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYOWA DENSHI KK
Original Assignee
RYOWA DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RYOWA DENSHI KK filed Critical RYOWA DENSHI KK
Priority to JP2013133141A priority Critical patent/JP2014236722A/ja
Publication of JP2014236722A publication Critical patent/JP2014236722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sowing (AREA)

Abstract

【課題】 水耕栽培における工程の中で、省力化についての改善の余地が大きい播種作業の工数の削減、ひいては製造コストの低減を図る。【解決手段】 被覆材で被覆造粒されたコーティング種子を装填可能な第二の貫通孔が、一定間隔で設けられた種子容器2を、第二の貫通孔と同間隔で、碁盤目状に第一の貫通孔が設けられた種子の配列板4の上をスライドさせ、第二の貫通孔が第一の貫通孔の上を通過する度に、第一の貫通孔のそれぞれに、1箇のコーティング種子を落下させ、予め種子の配列板4の下にセットした培地7の表面に、コーティング種子を碁盤目状に一定間隔で配列させる。配列したコーティング種子は、別途に調製した、それぞれのコーティング種子に当接する棒状部材9を有する突出部材8により培地7内に埋没させる。【選択図】図1

Description

本発明は、水耕栽培に用いられる培地に、播種を行うための装置に関するもので、特に一つの工程で、碁盤目状に、一定間隔で複数の種子を配列して播種することが可能な装置に関するものである。
理科教育の教材や園芸の手法の一つとして、例えばヒヤシンスの球根を、水を満たした透明な容器を用いて下部を水に漬けた状態で、発芽や根の生長を観察可能とする水栽培が行われている。この手法の野菜栽培への応用として検討された水耕栽培が、天候などの条件に左右されずに野菜を出荷できる、いわば野菜工場を実現する方法として実用化されている。
一般に植物の成長には、水と空気と肥料と称される栄養分が、適度に供給されることが必要であるが、土壌は必ずしも必要ではない。水耕栽培においては、これらの諸条件を人工的に制御することが容易であり、害虫や病原菌の侵入阻止も露地栽培に比較すると容易であり、さらに、連作障害がないなどの利点がある。
その他の水耕栽培の利点として、土壌を用いるという制約がないことから、栽培の全工程を屋内で行うことが可能となり、種々の作業を自動化できることが挙げられる。このために、様々な専用の器具類が実用化されている。その中の一つに、培地として、ポリウレタンフォームなどの発泡材料、つまりスポンジの表面に、表面とは垂直な方向に十字型のスリットを設け、種子をめり込ませた状態で播種を行う方法が広く行われている。そして、スポンジは、多孔質で、水や空気、水溶液とした肥料などの供給が容易であり、土壌の代替品として優れている。
また、種子は、通常、作物の種類によって形状や大きさが異なるため、適当な装置を用いて播種などの作業を自動化するための障害となっているが、これを解消するために肥料などの成分を添加した天然成分からなる被覆材を用いて、種子を被覆造粒し、大きさが揃った球形状としたコーティング種子が商品化されている。
さらに、播種の方法も、露地栽培とは異なる手法が可能であり、一例として特許文献1には、保水部材が取り付けられた切欠部と、切欠部に沿って接合された両面テープを有する栽培物保持器の両面テープに播種し、播種した部分を保水部材側に折り曲げ成形するという手順で播種を行う方法が開示されている。しかし、ここに開示されている方法は、一度の操作で播種できる面積が比較的狭く限定されるという、解決すべき課題がある。
また、特許文献2には、吸引により吸着された種子をガイド板の小孔を介して播種床に落下させ、小孔に挿通される挿通杆で種子を培地中に押し込み埋没させる播種方法が開示されている。しかし、ここに開示されている方法は、動力を用いるため、構造が複雑化し、ランニングコストを増加させるという課題がある。
特開平05−146231号公報 特開平05−161407号公報
従って、本発明の課題は、水耕栽培において、省力化についての改善の余地が大きい播種作業の、工数の削減、ひいては製造コストの低減を図ることにある。
本発明は、前記の課題に鑑み、コーティング種子を用い、特に培地としてスポンジのような発泡材料を用いた場合の、それらの特性を活用し得る、播種装置を鋭意検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、被覆材によりほぼ球形状に造粒されてなる複数のコーティング種子を、培地表面の二方向に等間隔に並べた後、培地内部に押し込んで埋没させる機能を有する播種装置であって、前記コーティング種子が通過可能で、前記コーティング種子の外径とほぼ同じ内径を有する複数の第一の貫通孔が、碁盤目状に二方向に等間隔で設けられ、前記コーティング種子の直径とほぼ同じ厚さを有する前記コーティング種子の配列板と、底部に前記コーティング種子の外径とほぼ同じで前記コーティング種子が通過可能な複数の第二の貫通孔が、前記第一の貫通孔間の距離と同じ間隔で一列に直線状に並べて設けられ、前記配列板の表面に底面がほぼ接した状態で、前記第二の貫通孔が並べられた方向と直交する方向にスライドさせることが可能な種子容器と、前記配列板の第一の貫通孔に嵌合可能な複数の棒状部材が、前記第一の貫通孔と同じ配列で表面に設けられてなる、前記コーティング種子を前記培地に押し込むための突出部材を有することを特徴とする播種装置である。
また、本発明は、前記培地が、前記コーティング種子を埋没させることが可能な複数のスリットが、前記配列板に設けられてなる第一の貫通孔と同じ配列で設けられてなる、発泡材料からなることを特徴とする、前記の播種装置である。
本発明に係る播種装置においては、種子容器の第二の貫通孔にコーティング種子が装填された状態で、配列板の上をスライドさせ、第二の貫通孔が、配列板に設けられた第一の貫通孔の上を通過すると、コーティング種子が第一の貫通孔の中に落下する。そして第二の貫通孔には、コーティング種子が排出される度に、第二の貫通の上から新たにコーティング種子が自重で装填される。この動作が繰り返されることにより、案内板に設けられた複数の第一貫通孔のそれぞれに、コーティング種子が嵌入されることになる。
この操作の際に、配列板の直下に培地を配置することにより、培地表面には、碁盤目状に一定間隔でコーティング種子が配列されることになる。次に、配列板の第一の貫通孔のそれぞれに、突出部材に配列された棒状部材を当接させて、培地側に押し込むことにより、コーティング種子のそれぞれが、一定の深さで培地の内部に押し込まれて埋没し、播種作業が完了する。よって、本発明の播種装置を用いることにより、培地への播種作業が極めて短時間で行えることになる。
本発明に係る播種装置の一例の概略を示す斜視図。 本発明に係る播種装置の種子容器と配列板の部分のみを示した斜視図。 本発明に係る播種装置の種子容器の一例を示す部分断面図。 スポンジ製の培地に、コーティング種子を埋没させるためにスリットの一例を示す図、図4(a)はコーティング種子を埋没させる前の状態、図4(b)はコーティング種子を埋没させた状態。 コーティング種子が第二の貫通孔から第一の貫通孔へ嵌入する状態を模式的に示した断面図。 突出部材を用いてコーティング種子を培地に埋没させた状態を模式的に示した断面図。
次に、本発明の実施の形態について、具体的な図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る播種装置の一例の概略を示す斜視図である。図1において、1は播種装置本体の台座、2は種子容器、3は種子容器の支持杆、4は配列板、5は第一の貫通孔、6はガイドレール、7は培地、8は突出部材、9は棒状部材、10は把手である。
図1に示したように、配列板と突出部材8には、碁盤目状の同一の配列で、それぞれ第一の貫通孔5と、棒状部材9が設けられていて、把手10を持って、突出部材8を配列板4の適切な位置に被せることにより、棒状部材9が第一の貫通孔5に嵌合する。
また、種子容器2は、支持杆3によって底面と配列板4と間に適切な空隙を保持することが可能で、ガイドレール6に、種子容器2に設けられた凹部が追従する形で、第一の貫通孔の一方の配列方向に、スライドさせることが可能である。ここでは特に図示しないが、種子容器2における支持杵6が接する部分に、ホイールを取り付けることで、スライド操作をより円滑にできる。
図2は、本発明に係る播種装置の種子容器と配列板の部分のみを示した斜視図である。図2において、11は種子貯留部、12は第二の貫通孔である。種子貯蔵部11は、1回の播種作業で用いるに十分な容量を備える必要がある。また、図中の一点鎖線で示したように、第二の貫通孔12は、ガイドレール6に沿わせた形で、種子容器2を図における右下方向にスライドさせると、順次第一の貫通孔5の上を通過するように位置を調整しておくのが、種子容器2の構造上の要件である。
図3は、本発明に係る播種装置の種子容器の一例を示す部分断面図で、図3(a)は平面図、図3(b)は正面図、図3(c)は側面図である。図3において、13はガイドレール嵌合溝、14はコーティング種子である。図3に示したように、種子貯留部11に投入されたコーティング種子14は、ほぼ球形状に造粒されていることから、転動して自重で第二の貫通孔12に落下し、複数のコーティング種子14が縦方向に1列に並んで装填される。
そして、第二の貫通孔12が第一の貫通孔5に上を通過する際に、コーティング種子14は第一の貫通孔5の中に落下し、配列板4の厚みをコーティング種子14とほぼ同一に調製しておけば、第一の貫通孔5には、それぞれ1箇のコーティング種子14が嵌入するので、結果的に複数のコーティング種子14を、碁盤目状に等間隔で配列することができる。
図4は、スポンジ製の培地に、コーティング種子を埋没させるためにスリットの一例を示す図で、図4(a)はコーティング種子を埋没させる前の状態、図4(b)はコーティング種子を埋没させた状態を示す図である。図4において、15a、15bはスリットを示す。図4に示したように、スポンジ製の培地の表面に、十字型のスリットを設けておくことにより、スポンジの柔軟性と弾性のため、コーティング種子14は負荷される外力が小さくても、十字型のスリットが交差する部分に沿って、容易に培地の内部に押し込まれ、埋没させることができる。
図5は、コーティング種子14が第二の貫通孔12から第一の貫通孔5へ嵌入する状態を模式的に示した断面図である。図5において、15はスリット、16は培地7の支持板である。図5に示したようにコーティング種子14は、第二の貫通孔12の内部に縦1列に装填され、第二の貫通孔12が第一の貫通孔5の上を通過する度に、コーティング種子14が第一の貫通孔5の内部に落下し嵌入する。
図6は、突出部材8を用いて、コーティング種子14を培地7に埋没させた状態を模式的に示した断面図である。ここでは図示していないが、播種装置の本体側に適宜ガイドを設けることで、棒状部材9の位置を第一の貫通孔5の位置に完全に合致させなくとも、棒状部材9を大地位の貫通孔に嵌合させることができる。このように培地7に埋没させたコーティング種子14は、培地7の弾性により、スリット15内に保持されるので、播種後の培地7の取扱作業の効率を大きく向上できる。
以上に説明したように、本発明によれば、水耕栽培における播種作業を、効率的に行える装置を提供することができ、水耕栽培のコスト低減ひいては普及に寄与するところは極めて大きいと言える。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば培地として、スポンジではなく、バーミキュライト、パーライト、ピートモスその他を用いるなどの、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1・・・播種装置本体の台座 2・・・種子容器 3・・・種子容器の支持杆
4・・・配列板 5・・・第一の貫通孔 6・・・ガイドレール 7・・・培地
8・・・突出部材 9・・・棒状部材 10・・・把手 11・・・種子貯留部
12・・・第二の貫通孔 13・・・ガイドレール嵌合溝
14・・・コーティング種子 15,15a,15b・・・スリット
16・・・培地の支持板

Claims (2)

  1. 被覆材によりほぼ球形状に造粒されてなる複数のコーティング種子を、培地表面の二方向に等間隔に並べた後、培地内部に押し込んで埋没させる機能を有する播種装置であって、前記コーティング種子が通過可能で、前記コーティング種子の外径とほぼ同じ内径を有する複数の第一の貫通孔が、碁盤目状に二方向に等間隔で設けられ、前記コーティング種子の直径とほぼ同じ厚さを有する前記コーティング種子の配列板と、底部に前記コーティング種子の外径とほぼ同じで前記コーティング種子が通過可能な複数の第二の貫通孔が、前記第一の貫通孔間の距離と同じ間隔で一列に直線状に並べて設けられ、前記配列板の表面に底面がほぼ接した状態で、前記第二の貫通孔が並べられた方向と直交する方向にスライドさせることが可能な種子容器と、前記配列板の第一の貫通孔に嵌合可能な複数の棒状部材が、前記第一の貫通孔と同じ配列で表面に設けられてなる、前記コーティング種子を前記培地に押し込むための突出部材を有することを特徴とする播種装置。
  2. 前記培地は、前記コーティング種子を埋没させることが可能な複数のスリットが、前記配列板に設けられてなる第一の貫通孔と同じ配列で設けられてなる、発泡材料からなることを特徴とする、請求項1に記載の播種装置。
JP2013133141A 2013-06-07 2013-06-07 播種装置 Pending JP2014236722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013133141A JP2014236722A (ja) 2013-06-07 2013-06-07 播種装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013133141A JP2014236722A (ja) 2013-06-07 2013-06-07 播種装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014236722A true JP2014236722A (ja) 2014-12-18

Family

ID=52134516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013133141A Pending JP2014236722A (ja) 2013-06-07 2013-06-07 播種装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014236722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5909775B1 (ja) * 2015-05-29 2016-04-27 有限会社 中善建設 種蒔き機
JP2018074990A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 凌和電子株式会社 播種装置及びそれを用いた播種方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5909775B1 (ja) * 2015-05-29 2016-04-27 有限会社 中善建設 種蒔き機
JP2018074990A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 凌和電子株式会社 播種装置及びそれを用いた播種方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101570978B1 (ko) 수경재배용 모종판
US20050011118A1 (en) Seed germination and palnt supporting utility
JP6311960B2 (ja) 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
US20050252080A1 (en) System and method for promoting growth of multiple root systems in a hydroponic environment
AU2016365988A1 (en) Hydroponic culture member and hydroponic culture method
JP2011505852A (ja) ウォールフラワーの観賞用装置及び植物の垂直栽培方法
JP6318646B2 (ja) 植物栽培装置、種植え込み器具及び育苗器具
JP2014236722A (ja) 播種装置
JP4440192B2 (ja) 水耕栽培方法及び水耕栽培装置
JP6703241B2 (ja) 播種装置及びそれを用いた播種方法
CN202750547U (zh) 水耕栽培定植结构
JP2007195528A (ja) 新芽野菜及びもやし栽培器具とその栽培方法
CN202750546U (zh) 水耕定植空气对流结构
JP2016214221A (ja) 播種装置
US20040065012A1 (en) Water and air retaining flower and landscape planter pot method and apparatus
JP2017060460A (ja) 水耕栽培槽及び水耕栽培システム
JPH10271926A (ja) 養液栽培用の定植板
CN103109730B (zh) 一种植株育苗盘及植株栽培方法
JP3182017U (ja) 環境保護媒質栽培槽
JP2020174600A (ja) 植栽土壌の灌水装置
JP2016077280A (ja) 容器栽培植物の根周りの湿気保持装置
JP2018068142A (ja) 養液栽培装置および養液栽培方法
JP2021184703A (ja) 育苗兼栽培装置、水耕育苗兼栽培方法及び土耕育苗兼栽培方法
JP2016010388A (ja) 栽培床、栽培床を使用する植物栽培装置、及び植物栽培装置を使用する方法
JPH08317738A (ja) 湛液水耕栽培方法及びその装置