JP2021029124A - 育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地及び縦型水耕栽培方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 育苗後の定植作業を大幅に簡略化することができる縦型水耕栽培用培地及び縦型水耕栽培方法の提供。【解決手段】 長い略板状の通気性素材11aの一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴11b内に種苗を行う保水性素材11cが収容された一対の培地素材11、11と、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シート12と、前記両培地素材11、11の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段13とを備えている。【選択図】 図1
Description
本発明は、育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地及び育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地を用いた縦型水耕栽培方法に関する。
従来の縦型水耕栽培システムとして、特許文献1に記載の特許がある。
この特許は、ハウスの天井に吊るし又は床面に立設した複数の縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記縦型水耕栽培筒は、その一側面に植物の苗を植え込むための垂直方向のスリットを備え、前記培地は、保水性シートとその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、前記通気性素材の上端より突出した保水性シート上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置し、前記養液供給手段から養液を折り曲げ載置された保水性シートに滴下させるように構成されている。
そして、この特許では、保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着し、養液供給ポンプで養液を折り曲げ載置された保水性シートの上端部に滴下させると、苗は保水性シーから養液を吸収して成長する。
この特許は、ハウスの天井に吊るし又は床面に立設した複数の縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記縦型水耕栽培筒は、その一側面に植物の苗を植え込むための垂直方向のスリットを備え、前記培地は、保水性シートとその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、前記通気性素材の上端より突出した保水性シート上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置し、前記養液供給手段から養液を折り曲げ載置された保水性シートに滴下させるように構成されている。
そして、この特許では、保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着し、養液供給ポンプで養液を折り曲げ載置された保水性シートの上端部に滴下させると、苗は保水性シーから養液を吸収して成長する。
しかしながら、従来の縦型水耕栽培システムでは、例えばバジルを栽培する場合、まず、縦型水耕栽培システムとは別の場所でウレタンマット(保水性素材)を使用して藩種を行い、育苗後、縦型水耕栽培システムにおける各縦型水耕栽培筒の保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着するという面倒な作業が必要である。
少量であればさほどの問題ではないが、1ハウス約25000株も定植し直さなければならず、大きな作業負担と人員及びコストが発生しているという問題があった。
少量であればさほどの問題ではないが、1ハウス約25000株も定植し直さなければならず、大きな作業負担と人員及びコストが発生しているという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、育苗後の定植作業を大幅に簡略化することができる縦型水耕栽培用培地及び縦型水耕栽培用培地を用いた縦型水耕栽培方法を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地は、長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地は、請求項1記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、前記両培地素材の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地は、請求項2記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、前記固定手段が結束バンドであることを特徴とする。
請求項4記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地は、請求項3記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、
前記結束バンドが熱溶融性バンドであることを特徴とする。
前記結束バンドが熱溶融性バンドであることを特徴とする。
請求項5記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地は、請求項2記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、
前記固定手段が平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具であることを特徴とする。
前記固定手段が平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具であることを特徴とする。
請求項6記載の縦型水耕栽培方法は、縦型水耕栽培用培地と、植物の苗を育てる育苗施設と、育苗施設で育苗された苗を栽培する縦型水耕栽培施設と、を備え、
前記縦型水耕栽培用培地は、長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備え、
前記育苗施設は、前記培地における各培地素材を複数並べて収容する育苗容器を備え、
前記縦型水耕栽培施設は、前記複数の培地を天井に吊るし又は床面に立設した状態で、養液収容タンクから前記各培地の保水性シートに養液を供給する養液供給手段と、保水性シートの下端から滴下する溶液を溶液収容タンクに回収する養液回収手段とを備え、
植物の栽培に際しては、まず、前記育苗施設で溶液を収容した育苗容器に前記培地における各培地素材を複数並べて収容した状態で、各培地素材の保水性素材に複数の植物の種子を藩種して育苗し、
次に、植物の根が培地素材の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シートを挟み込んで両培地素材の外周の複数個所を固定手段で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地を前記縦型水耕栽培施設の天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗を飼育することを特徴とする。
前記縦型水耕栽培用培地は、長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備え、
前記育苗施設は、前記培地における各培地素材を複数並べて収容する育苗容器を備え、
前記縦型水耕栽培施設は、前記複数の培地を天井に吊るし又は床面に立設した状態で、養液収容タンクから前記各培地の保水性シートに養液を供給する養液供給手段と、保水性シートの下端から滴下する溶液を溶液収容タンクに回収する養液回収手段とを備え、
植物の栽培に際しては、まず、前記育苗施設で溶液を収容した育苗容器に前記培地における各培地素材を複数並べて収容した状態で、各培地素材の保水性素材に複数の植物の種子を藩種して育苗し、
次に、植物の根が培地素材の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シートを挟み込んで両培地素材の外周の複数個所を固定手段で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地を前記縦型水耕栽培施設の天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗を飼育することを特徴とする。
請求項7記載の縦型水耕栽培用方法は、請求項6記載の縦型水耕栽培用方法において、前記固定手段として結束バンドを用いることを特徴とする。
請求項8記載の縦型水耕栽培用方法は、請求項7記載の縦型水耕栽培方法において、
前記結束バンドとして熱溶融性バンドを用いることを特徴とする。
前記結束バンドとして熱溶融性バンドを用いることを特徴とする。
請求項9記載の縦型水耕栽培用方法は、請求項6記載の縦型水耕栽培方法において、
前記固定手段として平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具を用いることを特徴とする。
前記固定手段として平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具を用いることを特徴とする。
本発明では、上述のように、縦型水耕栽培用培地として、長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備えることで、植物の栽培に際しては、まず、育苗施設で溶液を収容した育苗容器に前記培地における各培地素材を複数並べて収容した状態で、各培地素材の保水性素材に複数の植物の種子を藩種して育苗し、次に、植物の根が培地素材の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シートを挟み込んで両培地素材の外周の複数個所を固定手段で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地を前記縦型水耕栽培施設天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗を飼育することができる。
したがって、従来の縦型水耕栽培方法におけるように、別の場所でウレタンマット(保水性素材)を使用して藩種を行い、育苗後、縦型水耕栽培システムにおける各縦型水耕栽培筒の保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着するという面倒な作業を省略し、育苗後の定植作業を大幅に簡略化することができるようになるという効果が得られる。
したがって、従来の縦型水耕栽培方法におけるように、別の場所でウレタンマット(保水性素材)を使用して藩種を行い、育苗後、縦型水耕栽培システムにおける各縦型水耕栽培筒の保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着するという面倒な作業を省略し、育苗後の定植作業を大幅に簡略化することができるようになるという効果が得られる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例1の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地を図面に基づいて説明する。
この実施例1における育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地1は、図1〜3に示すように、長い略板状の通気性素材11aの一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴11b内に種苗を行う保水性素材11cが収容された一対の培地素材11、11と、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シート12と、前記両培地素材11、11の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段13とを備えている。
この実施例1では、固定手段13として、締め付け操作が容易な結束バンドが用いられている。
また、前記通気性素材11aとしては、ウレタンマットが用いられている。
また、前記保水性シート12としては、不織布が用いられている。
この実施例1における育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地1は、図1〜3に示すように、長い略板状の通気性素材11aの一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴11b内に種苗を行う保水性素材11cが収容された一対の培地素材11、11と、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シート12と、前記両培地素材11、11の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段13とを備えている。
この実施例1では、固定手段13として、締め付け操作が容易な結束バンドが用いられている。
また、前記通気性素材11aとしては、ウレタンマットが用いられている。
また、前記保水性シート12としては、不織布が用いられている。
次に、この育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地1を用いた縦型水耕栽培方法を図面に基づいて説明する。
育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地1を用いて植物を栽培するには、まず、図4、5に示すように、育苗施設4で溶液5を収容した育苗容器41に培地1における各培地素材11を複数並べて収容した状態で、各培地素材11の保水性素材11cに複数の植物の種子2を藩種して植物の苗3を育苗する。
次に、植物の根が培地素材11の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シート12を挟み込んで両培地素材11、11の外周の複数個所を固定手段13で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地1を縦型水耕栽培施設6の天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗3を飼育する。
育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地1を用いて植物を栽培するには、まず、図4、5に示すように、育苗施設4で溶液5を収容した育苗容器41に培地1における各培地素材11を複数並べて収容した状態で、各培地素材11の保水性素材11cに複数の植物の種子2を藩種して植物の苗3を育苗する。
次に、植物の根が培地素材11の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シート12を挟み込んで両培地素材11、11の外周の複数個所を固定手段13で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地1を縦型水耕栽培施設6の天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗3を飼育する。
前記縦型水耕栽培施設6は、図6、7に示すように、前記複数の培地1を天井に吊るし又は床面に立設した状態で、養液収容タンク61から前記各培地1の保水性シート12に養液5を供給する養液供給手段62と、保水性シート12の下端から滴下する溶液5を溶液収容タンク61に回収する養液回収手段63とを備えている。
縦型水耕栽培施設6の光源としては太陽光の他に、蛍光灯やLED等の光を利用することができる。
縦型水耕栽培施設6の光源としては太陽光の他に、蛍光灯やLED等の光を利用することができる。
前記養液供給手段62は、養液供給ポンプ62aを備え、養液収容タンク61から養液供給パイプ62bを介して保水性シート12の上端部に養液5を滴下させる。
前記養液回収手段63は、保水性シート12の下端部から滴下する養液5を受け止めるドレンパン63aと、養液回収循環ポンプ63bとを備え、ドレンパン63aに溜まった養液5を養液回収循環ポンプ63bで養液収容タンク61に回収循環させる。
次に、この実施例1の効果を説明する。
この実施例1では、縦型水耕栽培用培地として、長い略板状の通気性素材11aの一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴11b内に種苗を行う保水性素材11cが収容された一対の培地素材11、11と、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シート12と、両培地素材11、11の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段13と、を備えることで、縦型水耕栽培用培地1を構成する両培地素材11、11で植物の苗3を育苗することができ、育苗後は、縦型水耕栽培用培地1を縦型水耕栽培施設に移して植物の苗3を飼育することができる。
この実施例1では、縦型水耕栽培用培地として、長い略板状の通気性素材11aの一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴11b内に種苗を行う保水性素材11cが収容された一対の培地素材11、11と、一対の培地素材11、11の保水性素材11cとは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シート12と、両培地素材11、11の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段13と、を備えることで、縦型水耕栽培用培地1を構成する両培地素材11、11で植物の苗3を育苗することができ、育苗後は、縦型水耕栽培用培地1を縦型水耕栽培施設に移して植物の苗3を飼育することができる。
したがって、従来の縦型水耕栽培方法におけるように、別の場所でウレタンマット(保水性素材)を使用して藩種を行い、育苗後、縦型水耕栽培システムにおける各縦型水耕栽培筒の保水性シートと通気性素材との間に複数の植物の苗を挟み込んだ状態で培地を縦型水耕栽培筒の中に差込装着するという面倒な作業を省略し、育苗後の定植作業を大幅に簡略化することができるようになるという効果が得られる。
次に、他の実施例について説明する。
この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2の縦型水耕栽培用培地1は、図8、9に示すように、固定手段として、略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起13aを有する弾性素材よりなる弾性固定具13を用いるようにした点が前記実施例1と相違するものである。
この実施例2の固定手段では、上述のように構成されるため、培地1における両培地素材11、11の外周側面に沿わせて差し込むことにより、弾性固定具13の弾性反発力により両係合突起13a、13aが培地1の反対側両端部に係合し、取り付け状態を完了する。
この実施例2によれば、培地1に対する弾性固定具13の着脱作業が弾性を利用して簡単に行えるようになると共に、弾性固定具13の再利用が可能となる。
この実施例2によれば、培地1に対する弾性固定具13の着脱作業が弾性を利用して簡単に行えるようになると共に、弾性固定具13の再利用が可能となる。
以上、発明の実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
1 縦型水耕栽培用培地
11 培地素材
11a 通気性素材
11b 溝又は穴
11c 保水性素材
12 保水性シート
13 固定手段
2 種子
3 苗
4 育苗施設
41 育苗容器
5 養液
6 縦型水耕栽培施設
61 溶液収容タンク
62 養液供給手段
62a 養液供給ポンプ
62b 養液供給パイプ
63 養液回収手段
63a ドレンパン
63b 養液回収循環ポンプ
11 培地素材
11a 通気性素材
11b 溝又は穴
11c 保水性素材
12 保水性シート
13 固定手段
2 種子
3 苗
4 育苗施設
41 育苗容器
5 養液
6 縦型水耕栽培施設
61 溶液収容タンク
62 養液供給手段
62a 養液供給ポンプ
62b 養液供給パイプ
63 養液回収手段
63a ドレンパン
63b 養液回収循環ポンプ
Claims (9)
- 長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備えることを特徴とする育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地。
- 請求項1記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、前記両培地素材の外周の複数個所を着脱可能な状態に巻き締め固定する固定手段を備えることを特徴とする育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地。
- 請求項2記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、前記固定手段が結束バンドであることを特徴とする育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地。
- 請求項3記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、
前記結束バンドが熱溶融性バンドであることを特徴とする育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地。 - 請求項2記載の育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地において、
前記固定手段が平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具であることを特徴とする育苗を兼ねた縦型水耕栽培用培地。 - 縦型水耕栽培用培地と、植物の苗を育てる育苗施設と、育苗施設で育苗された苗を栽培する縦型水耕栽培施設と、を備え、
前記縦型水耕栽培用培地は、長い略板状の通気性素材の一側面に長手方向に沿って形成された溝または複数の穴内に種苗を行う保水性素材が収容された一対の培地素材と、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に挟み込む保水性シートと、を備え、
前記育苗施設は、前記培地における各培地素材を複数並べて収容する育苗容器を備え、
前記縦型水耕栽培施設は、前記複数の培地を天井に吊るし又は床面に立設した状態で、養液収容タンクから前記各培地の保水性シートに養液を供給する養液供給手段と、保水性シートの下端から滴下する溶液を溶液収容タンクに回収する養液回収手段とを備え、
植物の栽培に際しては、まず、前記育苗施設で溶液を収容した育苗容器に前記培地における各培地素材を複数並べて収容した状態で、各培地素材の保水性素材に複数の植物の種子を藩種して育苗し、
次に、植物の根が培地素材の底部付近まで成長した育苗完了時点で、一対の培地素材の保水性素材とは反対側の面同士を対面させて両対面相互間に保水性シートを挟み込んで両培地素材の外周の複数個所を固定手段で着脱可能な状態に巻き締め固定した複数の培地を前記縦型水耕栽培施設の天井に吊るし又は床面に立設した状態で植物の苗を飼育することを特徴とする縦型水耕栽培方法。 - 請求項6記載の縦型水耕栽培用方法において、前記固定手段として結束バンドを用いることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
- 請求項7記載の縦型水耕栽培方法において、
前記結束バンドとして熱溶融性バンドを用いることを特徴とする縦型水耕栽培方法。 - 請求項6記載の縦型水耕栽培方法において、
前記固定手段として平面視略コ字状で開口側を窄め開口側両先端部に内向きに突出する係合突起を有する弾性素材よりなる弾性固定具を用いることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
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