JP4180491B2 - 力覚付与型入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばカーナビゲーションシステムなどに利用される力覚付与型入力装置に係り、特に、表示手段に表示されたメニュー選択用のボタンの表示部にカーソルを自動的に引き込んで所望のボタンの選択を容易にするタイプの力覚付与型入力装置における操作感触の改善手段に関する。
従来より、表示手段にメニュー選択用のボタンとカーソルとを表示し、入力手段にて所望のボタンの表示位置にカーソルを移動することにより所望のメニュー選択を行えるようにした入力装置が知られている。また、この種の入力装置としては、所望のボタンの表示位置へのカーソルの移動を容易にするため、ボタンの表示位置にカーソルを自動的に引き込む機能を有するものも知られている。
図9は従来より知られているカーソルの自動引き込み機能を有する入力装置の一例を示すブロック図であって、操作者によって操作され、それ自身が動いた移動量を検出する入力手段101と、前記入力手段101によって移動されるカーソル及び入力ポイント(ボタン)が表示される表示手段102と、前記入力手段101の移動量から前記表示手段102上の前記カーソルの座標位置を求める位置検出手段103と、前記カーソルの位置座標に応じた力を前記入力手段101に付与する駆動手段104とから構成されている。前記入力手段101は、机上で転動されるころがり球105と、前記表示手段102のx軸及びy軸に対応して配置され、ころがり球105のx軸方向の回転量及びy軸方向の回転量を検出する回転角検出器106,107とからなり、前記駆動手段104は、前記ころがり球105を回転駆動する駆動部108(モータ108a,108b)と、前記位置検出手段103からの信号に応じた駆動部108の駆動信号を生成する駆動信号生成部109とからなる(例えば、特許文献1参照。)。
前記駆動信号生成部109には、図10(C)に示すように、カーソルと入力ポイントとの相対的な距離及び入力ポイントに対するカーソルの相対的な移動方向と駆動部108に供給される駆動信号との関係が予め記憶されており、入力手段101を操作してカーソルを入力ポイントに近づけてゆくと、図10(A)に示すように、カーソルが入力ポイントに対してx1≦x≦x2の範囲に至った段階で図10(C)に示される+1の駆動信号が駆動信号生成部109より駆動部108に供給され、ころがり球105に推進力が付与されて、図10(B)に示すように、入力手段101にあたかも入力ポイントに引き込まれるかのような感触が付与されると共に、カーソルが入力ポイント上に引き込まれる。また、入力手段101を操作してカーソルを入力ポイントから離れる方向に移動してゆくと、カーソルと入力ポイントとの距離がx3≦x≦x4の範囲では、図10(C)に示される−1の駆動信号が駆動信号生成部109より駆動部108に供給され、ころがり球105に抵抗力が付与されて、入力手段101にあたかも入力ポイントに引き戻されるかのような感触が付与される。
したがって、前記構成の入力装置によれば、所望の入力ポイントにカーソルを合致させる操作が容易になり、例えば表示手段102に表示されたメニューの選択を容易に行うことができる。
なお、前記従来例においては、カーソルが入力ポイントに対して所定のエリア内に至った段階で駆動部108に駆動信号を供給し、カーソルを入力ポイントの表示位置に引き込むように構成されているが、カーソルが入力ポイントの表示部を除くいかなる位置に移動されている場合にも、カーソルの現在位置から見て最も近い位置に表示されている1つの入力ポイントにカーソルを引き込む力覚付与型入力装置、即ち、引込エリアが無限大に設定されているものも従来より知られている。
また、前記従来例においては、入力ポイントの中心位置にカーソルを引き込む構成になっていないが、入力ポイントの中心位置にカーソルを引き込む力覚付与型入力装置も従来より知られている。
さらに、前記従来例においては、入力手段101としていわゆるマウスが用いられているが、これに代えて、いわゆるジョイスティックを用いたジョイスティック型の力覚付与型入力装置も従来より知られている。
特公平07−120247号公報
ところで、特許文献1にも記載されているように、表示手段には、複数個のメニュー選択用のボタン(入力ポイント)が様々な配列で表示されるのが普通である。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、表示手段に複数個のボタンが表示されていて、特にボタンどうしが近接している場合における引込力の制御に関して何ら考慮されていない。即ち、いずれかのボタンからの距離にのみ基づいて引込力の大きさを制御しているので、特許文献1に記載の技術を実機に適用した場合、カーソルを1のボタンの表示位置又はその近傍位置から他の1のボタンの表示位置又はその近傍位置に移動したときに、入力手段に衝撃力が作用し、入力手段の操作感触が悪くなったり、カーソルを所望の方向に円滑に移動できないという不都合を生じやすくなる。
即ち、表示手段に複数個のボタンが表示されている場合においては、カーソルの現在位置から見て最も近い位置に表示されているボタンの表示方向にカーソルの引込力が付与されるので、カーソルの移動に伴って最も近い位置に表示されているボタンが1のボタンから他の1のボタンへと変化し、引込方向が切り替わったとき、その時点で入力手段に作用する引込力の大きさが急激に変化する。このため、入力手段に作用する引込力を変化の前後で小さくしないと、入力手段に大きな衝撃力が作用することになる。
図11に示すように、表示手段102のx軸方向に2つのボタンB1,B2が表示されており、カーソルCの引込力がボタンB1,B2からの距離のみに基づいて、例えば一定に制御されている場合において、カーソルCをボタンB1の中心O1とボタンB2の中心O2とを結ぶ直線M1上でボタンB1の左側からボタンB2の右側まで移動すると、入力手段101には図12(a)に示す引込力のx軸方向の分力Fx及びy軸方向の分力Fyがx軸方向及びy軸方向に配置された2つの駆動手段(例えば、モータ108a,108b)より付与される。また、カーソルCを直線M1と平行な直線M2上でボタンB1の左側からボタンB2の右側まで移動した場合には、入力手段101には図12(b)に示す引込力のx軸方向の分力Fx及びy軸方向の分力Fyが2つの駆動手段より付与される。
図12(a),(b)より明らかなように、ボタンB1及びボタンB2に対するカーソルCの表示位置に関係なくカーソルCの引込力をボタンB1,B2からの距離のみに基づいて制御した場合には、カーソルCがボタンB1の中心O1とボタンB2の中心O2との中間位置(図11のボタン間中心線Y−Y)を越えた時点で、入力手段101に作用する引込力のx軸方向の分力Fxの向きが反転し、引込力の大きさが急激に変化するため、ボタンB1とボタンB2の間で不自然なクリック感が生じ、操作者に違和感を与えてしまう。
このような問題点を解決する方法として、図13に示すように、カーソルCを直線M1上又はこれと平行な直線M2上で移動する場合において、一方のボタンB1の中心位置に対応する位置から2つのボタンB1,B2の中間位置、及び他方のボタンB2の中心位置に対応する位置から2つのボタンB1,B2の中間位置までのエリアに関して、カーソルCが2つのボタンB1,B2の中間位置に接近するにしたがって入力手段101に作用する引込力Fの絶対値が小さくなるように2つの駆動手段の駆動を制御する方法が考えられる。この方法によれば、ボタンB1の中心O1とボタンB2の中心O2との中間位置において引込力Fの方向が急激に変わったとしても、図12(a),(b)と図14(a),(b)との比較から明らかなように、入力手段101に作用する引込力のx軸方向の分力Fxの変化が緩やかになり、ボタンB1とボタンB2の間で不自然なクリック感が生じることはない。
しかしながら、このような制御方法によると、図12(b)と図14(b)との比較から明らかなように、カーソルCを直線M1と平行な直線M2上で移動する場合における引込力のy軸方向の分力Fyの変化が大きくなるため、カーソルCを直線M2上で安定に移動することが困難になる。
本発明は、かかる従来技術の不備を解決するためになされたものであって、その目的は、表示手段に複数個のボタンが表示されている場合においてもカーソルの移動を安定に行うことが可能な引込力を付与する力覚付与型入力装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、カーソル並びに第1及び第2ボタンを表示する表示手段と、操作者によって操作される操作部と、当該操作部の操作状態を検出する検出部と、前記第1及び第2ボタンの並列方向と略平行な方向への第1外力及び前記第1及び第2ボタンの並列方向と略垂直な方向への第2外力からなる引込力を前記操作部に付与する外力発生部と、前記検出部からの検出信号に基づいて前記カーソルの表示制御を行い、前記カーソルに最も近いボタンを割り出し、前記ボタンの近傍に現れる引込エリア内において前記カーソルと前記ボタンとの位置関係に応じて設定される前記ボタンへの引込力を前記操作部に与えるよう前記外力発生部の駆動制御を行う制御手段とを備えた力覚付与型入力装置であって、前記制御手段は、互いに隣接する第1及び第2ボタンの近傍に現れる第1及び第2の引込エリアの境界線と前記カーソルとの距離に基づいて前記引込力の減衰制御を行い、前記境界線と前記カーソルとの距離が小さくなるに従い前記第2外力の減衰率が前記第1外力の減衰率より小さい状態で前記引込力を減衰させるよう前記外力発生部の駆動制御を行うという構成にした。
このように、表示手段に第1及び第2ボタンが表示されている場合において、各ボタンの近傍に現れる第1及び第2の引込エリアの境界線とカーソルとの距離が小さくなるに従って第2外力の減衰率が第1外力の減衰率よりも小さくなるように外力発生部の駆動を制御すると、各ボタンの中間位置において引込力の方向が急激に変わったとしても、操作部に作用する第2外力の変化を緩やかにすることができるので、各ボタンの間で不自然なクリック感が生じることがなく、カーソルを安定に移動することができる。
また、境界線とカーソルとの距離が小さくなるに従って第1外力のみを減衰させると、操作部に作用する第2外力の変化をなくすことができるので、各ボタンの間で不自然なクリック感が生じることがなく、カーソルを安定に移動することができる。
本発明の力覚付与型入力装置は、表示手段に第1及び第2ボタンが表示されている場合において、各ボタンの近傍に現れる第1及び第2の引込エリアの境界線とカーソルとの距離が小さくなるに従って第2外力の減衰率が第1外力の減衰率よりも小さくなるように外力発生部の駆動を制御するので、各ボタンの中間位置において引込力の方向が急激に変わったとしても、操作部に作用する第2外力の変化を緩やかにすることができ、各ボタンの間で不自然なクリック感が生じることを防止できて、カーソルを安定に移動することができる。
以下、本発明に係る力覚付与型入力装置の実施形態例を図1乃至図8に基づいて説明する。図1は実施形態例に係る力覚付与型入力装置の構成図、図2は実施形態例に係る入力手段の側面方向より見た断面図、図3は実施形態例に係る入力手段の平面方向より見た断面図、図4は実施形態例に係る力覚付与型入力装置の動作説明図、図5は表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示すベクトル図、図6は実施形態例に係る入力手段における引込力制御の方式を模式的に示す説明図、図7は表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示すグラフ図、図8は表示手段に設定される引き込みエリアを模式的に示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態例に係る力覚付与型入力装置は、カーソルC及び複数個のボタンB1〜Bnを含む所要の画像を表示する表示手段1と、表示手段1に表示されたカーソルCの移動及び表示手段1に表示されたボタンB1〜Bnの選択を行う入力手段2と、表示手段1及び入力手段2の制御を行う制御手段3とから主に構成されている。
表示手段1としては、公知に属する任意の表示装置を用いることができるが、本発明に係る力覚付与型入力装置をカーナビゲーションシステムや携帯型のゲーム機に適用する場合には、比較的安価にして小型に製造できることから、液晶表示装置を用いることが特に好ましい。なお、カーソルC及びボタンB1〜Bnの座標は、表示手段1の水平方向をx軸、垂直方向をy軸として決定される。
入力手段2は、図1に示すように、揺動レバー21aを有する機構部21と、揺動レバー21aの先端部に取り付けられた操作部22と、揺動レバー21aを介して操作部22に引込力を付与する第1及び第2の外力発生部23,24と、揺動レバー21aの操作方向及び操作量を検出する第1及び第2の検出部25,26とからなる。
機構部21は、図2及び図3に示すように、揺動レバー21aと、ケース31と、ケース31に回転可能に保持されたレバー保持軸32及びスイングアーム33とからなる。レバー保持軸32とスイングアーム33とは、互いに直交する方向に配置され、レバー保持軸32には、揺動レバー21aがスイングアーム33の回転方向にのみ回転できるように取り付けられる。なお、図中の符号21bは、揺動レバー21aの揺動中心軸を示している。一方、スイングアーム33には長溝33aが開設されており、揺動レバー21aの下端部が貫通される。前記長溝33aの溝幅は、揺動レバー21aの下端部の直径よりも若干大きい程度に形成され、揺動レバー21aをレバー保持軸32の回転に伴って揺動する方向(X−X方向)に揺動した場合には、長溝33a内を揺動レバー21aの下端部が自由に摺動でき、揺動レバー21aを揺動中心軸21bの回転に伴って揺動する方向(Y−Y方向)に揺動した場合には、スイングアーム33が揺動レバー21aと一体となって揺動するようになっている。
このように構成されていることから、揺動レバー21aはレバー保持軸32及び揺動中心軸21bを中心として任意の方向に揺動することができる。そして、レバー保持軸32は、揺動レバー21aのX−X方向への揺動量に比例する回転量だけ揺動レバー21aの揺動方向に回転され、スイングアーム33は、揺動レバー21aのY−Y方向への揺動量に比例する回転量だけ揺動レバー21aの揺動方向に回転される。
操作部22は、操作者によって操作可能な形状及びサイズに形成されており、その一部には、表示手段1に表示されたボタンB1〜Bnの選択スイッチ22aが設定されている。
第1の外力発生部23は、前記レバー保持軸32に連結され、前記操作部22を表示手段1に設定されたx軸方向に駆動する。これに対して、第2の外力発生部24は、前記スイングアーム33に連結され、前記操作部22を表示手段1に設定されたy軸方向に駆動する。これら第1及び第2の外力発生部23,24としては、モータやソレノイドなどの電動アクチュエータを用いることができる。外力発生部23,24としてリニアモータやソレノイドなどの直動アクチュエータを用いた場合には、外力発生部23とレバー保持軸32との間、又は外力発生部24とスイングアーム33との間に、外力発生部23,24の直線運動をレバー保持軸32又はスイングアーム33の回転運動に変換して伝達するための所要の動力伝達機構が備えられる。
第1及び第2の検出部25,26は、回転軸の回転方向と回転量とを検出し、それに応じた電気信号に変換して出力するものであって、例えばロータリエンコーダや回転型可変抵抗器などが用いられる。第1の検出部25は、その回転軸が前記レバー保持軸32に連結され、第2の検出部26は、その回転軸が前記スイングアーム33に連結される。
制御手段3は、図1に示すように、第1の検出部25から出力される第1の検出信号a及び第2の検出部26から出力される第2の検出信号b並びに選択スイッチ22aから出力されるスイッチ信号cを取り込む入力部41と、第1及び第2の検出信号a,bに基づくカーソルCの移動方向及び移動量の算出、第1及び第2の検出信号a,bに基づく第1及び第2の外力発生部23,24の駆動信号d,eの算出、それにスイッチ信号cに基づく表示画面の切替などを行う演算部42と、演算の基礎となる数式や係数それにボタンB1〜Bnの中心位置の座標などが記憶された記憶部43と、演算部42から出力される外力発生部駆動信号d,eに応じた外力発生部駆動電力g,hを出力して第1及び第2の外力発生部23,24を駆動する第1及び第2のドライバ回路44,45と、演算部42から出力される表示手段駆動信号fに応じた表示手段駆動電力iを出力して表示手段1を駆動する第3のドライバ回路46と、これらの各部41〜46を制御するCPU47とから構成されている。
演算部42は、図4(a)に示すように、操作部22が操作されたとき、第1の検出信号a及び第2の検出信号b並びに記憶部43に記憶された数式及び係数などに基づいて表示手段2に表示されているカーソルCの移動方向及び移動量を算出し、その演算結果に基づいて表示手段1に表示されたカーソルCを操作部22の操作方向に応じた方向に操作部22の操作量に応じた量だけ移動する。
また、演算部42は、図4(b)に示すように、カーソルCの現在位置の座標(x、y)と表示手段1に表示された各ボタンB1〜Bnの中心位置の座標(x1,y1)とからカーソルCの現在位置から見て最も近い位置に表示されているボタン〔図4(b)の例ではボタンB5〕を割り出し、当該割り出されたボタンの中心位置にカーソルCを引き込むように第1及び第2の外力発生部23,24を駆動する。
カーソルCをボタンB1〜Bnの中心位置に引き込むために第1及び第2の外力発生部23,24によって操作部22に付与される引込力Fは、カーソルCとボタンB1〜Bnの中心位置との距離に応じて図4(c)に例示するように設定される。
そして、制御手段3は、図5に示すように、カーソルCをボタンB1の中心O1とボタンB2の中心O2とを結ぶ直線M1と平行な直線M2上で移動する場合において、引込力Fの減衰制御を行う範囲、即ち、2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yの両側に現れる範囲Wに関しては、引込力Fのx軸方向の分力Fxのみを減衰させ、引込力Fのy軸方向の分力Fyについては減衰しないように外力発生部23,24の駆動を制御する。したがって、カーソルCを直線M2上で一方のボタンB1又はB2側から2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Y側に移動すると、その移動量に応じて引込力Fのx軸方向の分力Fxが減衰され、2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yでその値がゼロになるが、引込力Fのy軸方向の分力Fyに関しては、2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yでは維持される。
このように、本例の力覚付与型入力装置は、カーソルCが2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yに接近するにしたがって操作部22に作用する引込力Fのx軸方向の分力Fxのみを減衰させ、y軸方向の分力Fyについては減衰させないように外力発生部23,24の駆動を制御するので、図12(a),(b)と図7(a),(b)との比較から明らかなように、カーソルCをボタンB1の中心O1とボタンB2の中心O2とを結ぶ直線M1上でボタンB1の左側からボタンB2の右側まで移動した場合にも、また、カーソルCを直線M1と平行な直線M2上でボタンB1の左側からボタンB2の右側まで移動した場合にも、操作部22に付与される引込力Fのx軸方向の分力Fxを2つのボタンB1,B2の中間位置の前後で緩やかに変化させることができて、操作部22の操作感触を良好なものにすることができる。また、本例の力覚付与型入力装置は、2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yにおいて引込力Fのy軸方向の分力Fyを維持することができるので、図14(b)と図7(b)との比較から明らかなように、カーソルCを直線M2上でボタンB1の左側からボタンB2の右側まで移動した場合において、y軸方向の分力Fyを2つのボタンB1,B2の中間位置の前後で緩やかに変化させることができ、操作部22の操作安定性を高めることができて、操作部22の操作感触を良好なものにすることができる。本実施形態における中間位置でのFxの減衰率は1であり、Fyの減衰率は0である。
なお、本実施形態では、分力Fyを減衰させないように外力発生部23,24を駆動制御したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、分力Fyを多少減衰させてもよく、また逆に、中間位置に近づくにつれて多少増幅されるように制御しても良い。
カーソルCの現在位置と表示手段1に表示された各ボタンB1〜Bnの中心位置との距離Lは、カーソルCの現在位置の座標を(x、y)とし、表示手段1に表示された各ボタンB1〜Bnの中心位置の座標を(x1,x2)としたとき、
L=√〔(x−x1)+(y−y1)
の演算式より求めることができる。
また、第1の外力発生部23にて発生する引込力Fmaxのx軸方向の分力Fx及び第2の外力発生部24にて発生する引込力Fmaxのy軸方向の分力Fyは、表示手段1に設定されたx軸に対する引込力Fmaxの傾斜角度をθとしたとき、
Fx=−cosθ×Fmax
Fy=−sinθ×Fmax
cosθ=(x−x1)/L
sinθ=(y−y1)/L
の演算式より求めることができる。
このように、前記実施形態例に係る力覚付与型入力装置は、表示手段1に複数個のボタンB1〜Bnが表示されている場合において、カーソルCが隣り合う2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yに接近するにしたがって操作部22に作用する引込力Fの方向を隣り合う2つの前記ボタンB1,B2の中間点Oに向かう方向に偏倚させるように外力発生部23,24の駆動を制御するので、カーソルCが隣り合う2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yに接近するにしたがってカーソルCの移動方向に沿う方向の引込力Fの分力Fxを減衰させることができ、2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yにおける当該分力Fxの変化を緩やかなものにすることができて、操作部22に作用する衝撃力を緩和することができ、操作部22の操作感触を良好なものにすることができる。また、隣り合う2つのボタンB1,B2の中間位置Y−Yにおいても、カーソルCの移動方向と直交する方向の分力Fyが維持されるので、操作部22を操作してカーソルCを隣り合う2つのボタンB1,B2の中心を結ぶ直線M1と平行な直線M2上で移動したとき、操作部22に作用する引込力FのカーソルCの移動方向と直交する方向の分力Fyの変化を緩やかなものにすることができ、操作部22の操作安定性を高めることができて、操作部22の操作感触を良好なものにすることができる。
また、前記実施形態例に係る力覚付与型入力装置は、各ボタンB1〜Bnの周囲にカーソルCの引き込みエリアを設定せず、カーソルCがボタンB1〜Bnの中心位置以外の部分に移動された場合、常に操作部22にカーソルCを最も近い位置に表示されているボタンの中心部に引き込む力を付与するので、操作部22から手を離した状態において常にカーソルCを表示手段1に表示されたいずれか1つのボタンの中心部に安定に保持することができ、操作部22によるカーソルCの操作を容易化することができて、力覚付与型入力装置の操作性を良好なものにすることができる。
なお、前記実施形態例においては、2つのボタンB1,B2が表示手段1のx軸方向に配列されている場合を例にとって説明したが、2つのボタンB1,B2が表示手段1のy軸方向に配列されている場合或いはx軸方向及びy軸方向に対して傾斜する方向に配列されている場合も、前記と同様にして第1及び第2の外力発生部23,24の駆動が制御される。
また、前記実施形態例においては、各ボタンB1〜Bnの周囲にカーソルCの引き込みエリアを設定せず、カーソルCがボタンB1〜Bnの中心位置以外の部分に移動された場合、常に操作部22にカーソルCを最も近い位置に表示されているボタンの中心部に引き込む力を付与するようにしたが、図8に示すように、各ボタンB1〜Bnの周囲にカーソルCの引き込みエリアA1〜Anを設定し、カーソルCが引き込みエリアA1〜An内に移動された場合のみ、第1及び第2の外力発生部23,24を駆動して、カーソルCを最も近い位置に表示されている1つの前記ボタンの中心位置に引き込む力を操作部22に付与するという構成にすることもできる。
このようにすると、表示手段1上でボタン選択以外の目的でカーソルCを移動する場合、操作部22にカーソルCの引込力が作用しないので、操作部22の操作を軽快に行うことができ、力覚付与型入力装置の操作性を良好なものにすることができる。また、カーソルCの引込力を常時発生する必要がないので、第1及び第2の外力発生部23,24の消費電力の低減を図ることができる。
さらに、前記実施形態例においては、ジョイスティック型の操作部22を備えた力覚付与型入力装置を例にとって説明したが、マウス型の力覚付与型入力装置に適用することも可能である。
実施形態例に係る力覚付与型入力装置の構成図である。 実施形態例に係る入力手段の側面方向より見た断面図である。 実施形態例に係る入力手段の平面方向より見た断面図である。 実施形態例に係る力覚付与型入力装置の動作説明図である。 実施形態例に係る入力手段における引込力制御の方式を模式的に示す説明図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す実施形態例に係る力覚付与型入力装置のベクトル図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す実施形態例に係る力覚付与型入力装置のグラフ図である。 表示手段に設定される引き込みエリアを模式的に示す説明図である。 従来例に係る力覚付与型入力装置の構成図である。 従来例に係る力覚付与型入力装置の動作説明図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す第1従来例に係る力覚付与型入力装置のベクトル図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す第1従来例に係る力覚付与型入力装置のグラフ図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す第2従来例に係る力覚付与型入力装置のベクトル図である。 表示手段に2つのボタンが表示されている場合における入力手段に作用する引込力の変化を示す第2従来例に係る力覚付与型入力装置のグラフ図である。
符号の説明
1 表示手段
2 入力手段
3 制御手段
22 操作部
23,24 外力発生部
25,26 検出部
B1〜Bn ボタン
C カーソル

Claims (1)

  1. カーソル並びに第1及び第2ボタンを表示する表示手段と、
    操作者によって操作される操作部と、
    当該操作部の操作状態を検出する検出部と、
    前記第1及び第2ボタンの並列方向と略平行な方向への第1外力及び前記第1及び第2ボタンの並列方向と略垂直な方向への第2外力からなる引込力を前記操作部に付与する外力発生部と、
    前記検出部からの検出信号に基づいて前記カーソルの表示制御を行い、前記カーソルに最も近いボタンを割り出し、前記ボタンの近傍に現れる引込エリア内において前記カーソルと前記ボタンとの位置関係に応じて設定される前記ボタンへの引込力を前記操作部に与えるよう前記外力発生部の駆動制御を行う制御手段とを備えた力覚付与型入力装置であって、
    前記制御手段は、互いに隣接する第1及び第2ボタンの近傍に現れる第1及び第2の引込エリアの境界線と前記カーソルとの距離に基づいて前記引込力の減衰制御を行い、前記境界線と前記カーソルとの距離が小さくなるに従い前記第2外力の減衰率が前記第1外力の減衰率より小さい状態で前記引込力を減衰させるよう前記外力発生部の駆動制御を行うことを特徴とする力覚付与型入力装置。
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