JP4180438B2 - イベント通知方法、情報機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベントが発生した際に他の機器にイベントを通知するイベント通知方法、情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク技術の発展や普及により、状態の変更などにより発生するイベントをネットワークを介して管理者のパソコンに通知する機器が増えてきている。このような装置は、例えばWebサーバ機能を機器内に内蔵したり、電子メール(以下、メールと記す)を送信することで、機器に関する情報を提供している。
【0003】
図37は、イベントを通知する機器のブロック図を示すものである。このブロック図は、アプリケーションと、所定の動作を行うエンジンからなる機器での機能ブロックを示している。
【0004】
アプリケーションやエンジンで、管理者に対して何らかの通知が必要となった場合、エンジンの状態を監視するエンジンステータス監視部とアプリケーションは、メール送信マネージャ部にアラートメール送信要求を通知する。
【0005】
要求を受信したメール送信マネージャ部では、メールを作成するメールコンテンツ作成部にメールコンテンツ作成要求を通知する。
【0006】
メールコンテンツ作成部は、メールコンテンツ作成要求の内容に基づき、予め用意されているテキストデータを参照し、メールを作成する。そして、メールコンテンツ作成部は、メールコンテンツ作成結果をメール送信マネージャ部に通知する。
【0007】
メール送信マネージャ部は、作成されたメールをメール送信部にメールを送信させるためのアラートメール送信要求を通知する。
【0008】
このようにすることで、機器はメールを用いた情報の提供を行なっている。また、メールではなくWebサーバ機能を内蔵した機器の場合、図38に示されるように、複数のWebアプリケーションとhttp用通信手段を用いてパソコンに情報を提供している。この場合に表示される情報も、メールのときと同様に、予め用意されたHTMLファイルや情報が固定されたテキストファイルを参照したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、表示する情報と、その情報を表示するためのレイアウトとが一緒になっているHTMLファイルや、表示する情報が固定されたテキストファイルは、表示する項目が多くなると、大きな情報量となり、ハードウェア資源を浪費する。また、レイアウトや情報が固定されるため、新たな機能が加わるなどして項目を増やしたりする作業は膨大な作業となる。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑み、表示する情報やレイアウトを容易に変更可能なイベント通知方法、情報機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、情報機器内で発生したイベントに関するイベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知方法であって、前記情報機器が有する前記イベント通知情報の作成要求を行う機能部から、前記情報機器内で発生したアラート状態の内容を示すパラメータが設定された、前記イベント通知情報の作成要求を受信すると、前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成する第1文書作成段階と、前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成する第2文書作成段階と、前記第2の文書から、前記イベント通知情報を作成するイベント通知情報作成段階と、前記イベント通知情報を前記機器に通知するイベント通知段階とを有し、前記第1文書作成段階では、HTTPリクエストにより前記イベント通知情報の作成要求を受信し、前記イベント通知情報作成段階では、HTTPレスポンスにより前記第2の文書を受信し、前記情報機器が搭載する複数の機能部との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第1文書作成段階では、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第2文書作成段階では、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする。
【0021】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報作成段階では、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする。
【0022】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする。
【0023】
また、上記課題を解決するために、本発明は、イベントに関する文書を作成するとともにWebサービスに係る処理を行うWebアプリ部と、前記Webアプリ部に前記文書の作成を要求するともに、前記文書に基づいて作成した前記イベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知サービス部と、前記イベントの発生を前記イベント通知サービス部に通知するイベント通知部とを有する情報機器でのイベント通知方法であって、前記イベント通知部が、前記イベント通知サービス部にイベントが発生したことを示すイベント発生情報を通知するイベント発生通知段階と、前記イベント通知サービス部が、前記Webアプリ部に対して、前記イベント発生情報を基に、発生した前記イベントの内容を示すパラメータが設定された前記文書の作成を要求する文書作成要求を通知する文書作成要求段階と、前記Webアプリ部が、前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成する第1文書作成段階と、前記Webアプリ部が、前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成する第2文書作成段階と、前記Webアプリ部が、前記イベント通知サービス部に要求された文書の作成が終了したことを示す文書作成終了情報を通知する文書作成終了通知段階と、前記イベント通知サービス部が、前記第2の文書から、前記イベント通知情報を作成するイベント通知情報作成段階と、前記イベント通知サービス部が、前記イベント通知情報を前記機器に通知するイベント通知段階とを有し、前記イベント通知サービス部が、HTTPリクエストにより前記文書作成要求を通知し、HTTPレスポンスにより前記文書作成終了情報を受信し、前記Webアプリ部との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0024】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする。
【0025】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする。
【0026】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする。
【0027】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする。
【0028】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする。
【0029】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント発生情報は、前記Webアプリ部にも通知されることを特徴とする。
【0030】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記Webサービス部に通知されるイベント発生情報は、イベントの内容に関する情報を含むことを特徴とする。
【0032】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第1文書作成段階では、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする。
【0033】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第2文書作成段階では、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする。
【0035】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報作成段階では、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする。
【0036】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする。
【0037】
また、上記課題を解決するために、本発明は、情報機器内で発生したイベントに関するイベント通知情報を他の機器に通知する情報機器であって、前記イベントに関する文書を作成するとともにWebサービスに係る処理を行うWebアプリ手段と、前記Webアプリ手段に対して、当該情報機器内で発生した前記イベントの内容を示すパラメータが設定された前記文書の作成を要求する文書作成要求を通知するともに、前記文書に基づいて作成した前記イベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知サービス手段と、前記イベントが発生したことを示すイベント発生情報を前記イベント通知サービス手段に通知するイベント通知手段とを有し、前記イベント通知サービス手段は、HTTPリクエストにより、前記Webアプリ手段に対して、前記文書作成要求を通知し、前記Webアプリ手段との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0038】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記Webアプリ手段は、前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成し、前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成し、前記イベント通知サービス手段に要求された文書の作成が終了すると、HTTPレスポンスにより、文書の作成が終了したことを示す文書作成終了情報を通知することを特徴とする。
【0039】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする。
【0040】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする。
【0041】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする。
【0042】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする。
【0043】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする。
【0044】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知手段は、前記イベント発生情報を前記Webサービス手段にも通知することを特徴とする。
【0045】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記Webサービス手段に通知されるイベント発生情報は、イベントの内容に関する情報を含むことを特徴とする。
【0047】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記Webアプリ手段は、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする。
【0048】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記Webアプリ手段は、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする。
【0050】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知サービス手段は、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする。
【0051】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする。
【0052】
また、上記課題を解決するために、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うアプリケーションとをさらに有することを特徴とする。
【0053】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記ハードウェア資源を管理するハードウェア管理手段は、前記イベント通知手段を含むことを特徴とする。
【0054】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記アプリケーションは、前記イベント通知手段を含むことを特徴とする。
【0055】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベントは、画像形成処理に伴い消耗する消耗品について発生するイベントであることを特徴とする。
【0056】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベントは、情報機器に備えられるユニットについて発生するイベントであることを特徴とする。
【0057】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベントは、前記ハードウェアが故障した際に発生するイベントであることを特徴とする。
【0058】
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記イベントは、前記アプリケーションが所定の処理を終えた際に発生するイベントであることを特徴とする。
【0059】
以上のように、本発明によれば、表示する情報やレイアウトを容易に変更可能なイベント通知方法、情報機器を提供することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、本実施の形態において、情報機器は、アプリケーションとハードウェア資源を有する融合機を例にして説明する。
【0061】
まず、図1を用いて、融合機1に搭載されているプログラムについて説明する。図1には、融合機1のプログラム群2と、融合機起動部3と、ハードウェア資源4とが示されている。
【0062】
融合機起動部3は融合機1の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション層5およびプラットホーム層6を起動する。例えば融合機起動部3は、アプリケーション層5およびプラットホーム層6のプログラムを、ハードディスク装置(以下、HDDと記す)などから読み出し、読み出した各プログラムをメモリ領域に転送して起動する。ハードウェア資源4は、白黒レーザプリンタ(B&W LP)51、またはカラーレーザプリンタ(Color LP)52と、オペレーションパネル53と、スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース50とを含む。
【0063】
また、プログラム群2は、UNIX(登録商標)などのオペレーティングシステム(以下、OSと記す)上に起動されているアプリケーション層5とプラットホーム層6とを含む。アプリケーション層5は、プリンタ、コピー、ファックス、スキャナ、情報提供及びWebなどの画像形成に係るユーザーサービスにそれぞれ固有の処理を行うプログラムを含む。
【0064】
アプリケーション層5は、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ20と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ21と、ファックス用アプリケーションであるファックスアプリ22と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ23と、Webサービスやメール作成サービスを提供するWebアプリ24とを含む。
【0065】
このWebアプリ24は、Webサービスに係る処理である、融合機1の状態を融合機1にアクセスしたパソコンのWebブラウザに表示する処理などを行うことができる。
【0066】
プラットホーム層6は、アプリケーション層5からの処理要求を解釈してハードウェア資源4の獲得要求を発生するコントロールサービス層7と、1つ以上のハードウェア資源4の管理を行ってコントロールサービス層7からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMと記す)40と、SRM40からの獲得要求に応じてハードウェア資源4の管理を行うハンドラ層8とを含む。
【0067】
コントロールサービス層7は、ネットワークコントロールサービス(以下、NCSと記す)13、デリバリーコントロールサービス(以下、DCSと記す)31、オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSと記す)32、ファックスコントロールサービス(以下、FCSと記す)33、エンジンコントロールサービス(以下、ECSと記す)34、メモリコントロールサービス(以下、MCSと記す)35、オンデマンドアップデートサービス(以下、OUSと記す)36、ユーザインフォメーションコントロールサービス(以下、UCSと記す)37、システムコントロールサービス(以下、SCSと記す)38など、一つ以上のサービスモジュールを含むように構成されている。
【0068】
なお、プラットホーム層6は予め定義されているRPC(Remote Procedure Call)により、アプリケーション層5からの処理要求を受信可能とするAPI43を有するように構成されている。OSは、アプリケーション層5およびプラットホーム層6の各プログラムをプロセスとして並列実行する。
【0069】
NCS30のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、各アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0070】
またNCS30は、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信を行うhttpd(Hyper Text Transfer Protocol Daemon)と、ftpd(File Transfer Protocol Daemon)とを有する。
【0071】
DCS31のプロセスは、メールの送受信などの制御を行う。OCS32のプロセスは、保守点検などを行うサービスマンやユーザと本体制御との間の情報伝達手段となる操作部の制御を行う。FCS33のプロセスは、アプリケーション層5からPSTNまたはISDN網を利用したファックス送受信、バックアップ用のメモリで管理されている各種ファックスデータの登録/引用、ファックス読み取り、ファックス受信印刷などを行うためのAPIを提供する。
【0072】
ECS34のプロセスは、白黒レーザプリンタ51、カラーレーザプリンタ52、ハードウェアリソース50などのエンジンの制御を行う。MCS35のプロセスは、メモリの取得および解放、HDDの利用などのメモリ制御を行う。OUS36は、ネットワークからの通知により、プログラムをダウンロードし、メモリに展開する。UCS37のプロセスは、ユーザ情報の管理を行う。
【0073】
SCS38のプロセスは、アプリケーション管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、ハードウェア資源管理、割り込みアプリケーション制御などの処理を行う。
【0074】
SRM40のプロセスは、SCS38と共にシステムの制御およびハードウェア資源4の管理を行うものである。例えばSRM40のプロセスは、白黒レーザプリンタ51やカラーレーザプリンタ52などのハードウェア資源4を利用する上位層からの獲得要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0075】
具体的に、SRM40のプロセスは獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能であるかを判定し、利用可能であれば獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM40のプロセスは上位層からの獲得要求に対してハードウェア資源4を利用するためのスケジューリングを行い、例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成などの要求内容を直接実施している。
【0076】
また、ハンドラ層8は後述するファックスコントロールユニット(以下、FCUと記す)の管理を行うファックスコントロールユニットハンドラ(以下、FCUHと記す)41と、プロセスに対するメモリの割り振り及びプロセスに割り振ったメモリの管理を行うイメージメモリハンドラ(以下、IMHと記す)42と、MLB54に画像の変換指示を行うMEU45を含む。SRM40およびFCUH41は、予め定義されているデバイスドライバによりハードウェア資源4に対する処理要求を送信可能とするエンジンI/F44を利用して、ハードウェア資源4に対する処理要求を行う。
【0077】
このように、融合機1は、各アプリケーションで共通的に必要な処理をプラットホーム層6で一元的に処理することができる。次に、融合機1のハードウェア構成について説明する。
【0078】
図2は、融合機1の一実施例のハードウェア構成図を示す。融合機1は、コントローラボード60と、オペレーションパネル53と、FCU68と、エンジン71と、プロッタ72とを含む。また、FCU68は、G3規格対応ユニット69と、G4規格対応ユニット70とを有する。
【0079】
また、コントローラボード60は、CPU61と、ASIC66と、HDD65と、NV−RAM(Nonvolatile RAM)78と、ローカルメモリ(MEM−C)64と、システムメモリ(MEM−P)63と、ノースブリッジ(以下、NBと記す)62と、サウスブリッジ(以下、SBと記す)73と、NIC74(Network Interface Card)と、USBデバイス75と、IEEE1394デバイス76と、セントロニクスデバイス77とを含む。
【0080】
オペレーションパネル53は、コントローラボード60のASIC66に接続されている。また、SB73と、NIC74と、USBデバイス75と、IEEE1394デバイス76と、セントロニクスデバイス77にPCIバスで接続されている。
【0081】
また、FCU68と、エンジン71と、プロッタ72は、コントローラボード60のASIC66にPCIバスで接続されている。
【0082】
なお、コントローラボード60は、ASIC66にローカルメモリ64、HDD65などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB62を介して接続されている。このように、NB62を介してCPU61とASIC66とを接続すれば、CPU61のインタフェースが公開されていない場合に対応できる。
【0083】
なお、ASIC66とNB62とはPCIバスを介して接続されているのでなく、AGP(Accelerated Graphics Port)67を介して接続されている。このように、図1のアプリケーション層5やプラットホーム層6を形成する一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB62とを低速のPCIバスでなくAGP35を介して接続し、パフォーマンスの低下を防いでいる。
【0084】
CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、NCS30、DCS31、OCS32、FCS33、ECS34、MCS35、OUS36、UCS37、SCS38、SRM40、FCUH41およびIMH42をOS上にそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション層5を形成するプリンタアプリ20、コピーアプリ21、ファックスアプリ22、スキャナアプリ23、Webアプリ24を起動して実行させる。
【0085】
NB62は、CPU61、システムメモリ63、SB73およびASIC66を接続するためのブリッジである。システムメモリ63は、融合機1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB73は、NB62とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。また、ローカルメモリ64はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。
【0086】
ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD65は、画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積などを行うためのストレージである。また、オペレーションパネル53は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行う操作部である。
【0087】
融合機1は、以上説明した構成となっている。次に、この融合機1が管理者へ送信するメールについて説明する。
【0088】
管理者へ送信するメールは、融合機1の状態の変化や故障状況等の情報を通知するものであり、「SC」、「サプライ」、「ジャム」、「ドアオープン」、「給排紙トレイ」、「ユニット接続状態」などの種類が挙げられる。
【0089】
「SC」とは、サービスマンコールが必要な際に送信される。具体的には、プロッタやスキャナなど、サービスマンでなければ修復不可能と考えられる故障が発生した場合に通知されるものである。
【0090】
「サプライ」とは、トナーや紙などの消耗品の残量が少なくなった場合に通知されるものである。この場合、どれだけ少なくなるとメールで送信するかなどを設定することができる。
【0091】
「ジャム」とは、ペーパージャムが発生した場合に通知されるものである。「ドアオープン」とは、融合機1に設けられたドアが開いていることなどを通知するものである。「給排紙トレイ」とは、複数ある給紙トレイのn番目の給紙トレイが故障したことなどを通知するものである。「ユニット接続状態」とは、紙にトナーを定着させる定着ユニットなどの融合機1に備えられるユニットがセットされているかどうかを通知するものである。
【0092】
このように、本実施の形態におけるイベントとは、融合機1の状態変化や故障状況などを通知するものであるが、所定の時刻や、一定の周期で融合機の状態を通知するような、タイマ的なイベントも含まれる。
【0093】
以上説明したメールで送信される通知内容は、各国の言語で通知することが可能である。その言語の例として、日、英、仏、独、伊、西、蘭などがあり、15ヶ国語に対応している。
【0094】
さらに、図36に示されるように、メールの送信先をグループ化することも可能となっている。例えば、ペーパージャムが発生した場合に対処する管理者と、紙が無くなった場合に対処する管理者とが異なる可能性があるためである。従って、ペーパージャムに対応する管理者やサプライ関係に対応する管理者は、それぞれグループ化され、対応するアラートが発生すると、グループ化された管理者にメールが送信されるようになっている。
【0095】
以下、図面を参照し、本発明の2つの実施の形態と、いずれの実施の形態にも共通する処理内容について説明する。まず、図3を用いて、第1の実施の形態を説明する。
【0096】
図3には、イベント通知サービス手段(部)に対応するMIRS(Machine Information Report Service)39と、アプリ29と、Webアプリ24と、ハードウェア管理手段に対応するSCS38と、DCS31と、NCS30とが示されている。また、Webアプリ24には、XML文書を作成するXMLG(XML Generator)102と、XSLTP(eXtensible Stylesheet Language Transformation Processor)103と、XSL(eXtensible Stylesheet Language)104とが示されている。
【0097】
SCS38は、MIRS100とXMLG102に、エンジンに関する情報であるエンジンステータス通知を通知する。アプリ29は、プリンタアプリ20と、コピーアプリ21と、ファックスアプリ22と、スキャナアプリ23をまとめて表したものであり、管理者に通知するようなイベントが発生するとMIRS39にアラートメール送信要求を通知する。また、アプリ29は、XMLG102にもアプリステータス通知を通知する。
【0098】
上記エンジンステータス通知、アラートメール送信要求、アプリステータス通知は、イベント発生情報に対応する。このように、SCS38、アプリ29は、それぞれイベント通知手段(部)に対応する機能を含んでいる。また、以下の説明においてXML文書は、第1の文書に対応し、テキストデータは、第2の文書に対応する。メール本文は、イベント通知情報に対応する。また、以下の説明において、警報的なイベントは、アラートと表現することもある。
【0099】
MIRS39は、エンジンのステータスを監視し、メールの通知を必要とするアラート状態が発生すると、通知するメール本文を作成するために、NCS30にhttpリクエストを通知する。このhttpリクエストは、文書作成要求に対応する。NCS30からhttpレスポンスとしてメール本文を受け取ると、MIRS39は、DCS31にメール送信要求を通知する。このhttpレスポンスは、文書作成終了情報に対応する。なお、MIRS39は、メールの通知を必要とするアラート状態をNV−RAM78又はHDD65等の不揮発性の記憶装置に保持していても良い。
【0100】
NCS30は、GETのhttpリクエストを受信すると、取得対象のURLを担当しているWebアプリ24に対してメール本文の作成を依頼する。メール本文作成結果をXSLTP103から受信すると、NCS30は、httpレスポンスの形でメール本文情報をMIRS39に通知する。
【0101】
XSLTP103は、メール本文作成要求を受信すると、XMLG102にXML文書作成要求を通知する。XSLTP103は、作成されたXML文書を受信するとXSLファイルを参照しながらXSLTを行ってテキストデータに変換することでメール本文を作成し、メール本文作成結果をNCS30に通知する。
【0102】
XMLG102は、XML文書作成要求を受信すると、指定されたURLに対応する情報をXML文書形式で作成し、XML文書作成結果をXSLTP103に通知する。また、XMLG102は、XML文書を、メール本文を作成するための仕様に従って作成する。なおXMLG102は、エンジンステータスをSCS38から直接受信するため、リクエスト対象のURLには、特にエンジンのアラート状態を示す情報が含まれていない。
【0103】
DCS31は、メール送信元、メール送信先、メール件名等からなるメールヘッダ情報とメール本文情報とを受け取ると、メールの送信処理を行う。
【0104】
次に、図4を用いてMIRS39のブロック図について説明する。MIRS39は、メール送信リクエストマネージャ部110と、メールコンテンツ作成部111と、エンジンステータス監視部112と、メール送信要求通知部113とを有する。
【0105】
エンジンステータス監視部112は、エンジンのステータスを監視し、メールの通知が設定されているアラート状態が発生すると、アラートメール送信要求をメール送信リクエストマネージャ部110に通知する。図4では、アラート状態の通知として、「サプライ状態通知」と、「SC状態通知」と、「ジャム状態通知」と、「給紙トレイ状態通知」と、「ドア状態通知」とが示されている。
【0106】
メール送信リクエストマネージャ部110は、アラートメール送信要求を受信すると、メールコンテンツ作成部111に対してメールコンテンツ作成要求を通知する。メールコンテンツ作成結果を受け取ると、メール送信リクエストマネージャ部110は、メール送信要求通知部113に対してメール送信要求を通知する。
【0107】
メール送信リクエストマネージャ部110は、受信したアラートメール送信要求をFIFO(First In First Out)キューに格納している。同時に複数のアラートメール送信要求を受信した場合は、最初に受信した要求に対してメールコンテンツの作成及びメール送信要求が完了してから、次の要求を処理するように構成されている。これは、NCS30のhttpdの接続可能セッション数が限られているので、アラートメール送信処理だけでセッション数を占有してしまうことを避けることと、複数の処理を同時に行うためには、CPUの処理能力やメモリなど、多くの資源を消費してしまうので、メール送信処理を順次処理することで資源の節約を図るためである。
【0108】
メールコンテンツ作成部111は、通知するメール本文を作成するためにNCS30のhttpdに対して通知する。httpdレスポンスとしてメール本文を受け取ると、メールコンテンツ作成部111は、メール本文内の文字列置換処理を行い、その結果をメールコンテンツ作成結果としてメール送信リクエストマネージャに返す。
【0109】
メール送信要求通知部113は、メール送信リクエストマネージャ部110からアラートメール送信要求を受信すると、DCS31に対してメール送信要求を通知する。
【0110】
次に、図5を用いて、エンジンからの通知である「サプライ状態通知」を受信した場合を例にしたシーケンス図で処理の内容を説明する。
【0111】
SCS38は、プロッタエンジンから受け取ったエンジンステータス情報に基づいたサプライ状態通知を、ステップS101でXMLG102に通知すると共に、ステップS102でMIRS39に通知する。
【0112】
サプライ状態通知を受信したMIRS39は、メールを送信するアラート状態になったと判断すると、ステップS103で、NCS30のhttpdに、メール本文を作成するためにhttpリクエストを通知する。このステップS103は、文書作成要求段階に対応する。NCS30は、ステップS104で、XSLTP103にメール本文作成要求を通知する。XSLTP103は、ステップS105で、受信したメール本文作成要求をXMLG102に通知する。
【0113】
XMLG102は、指定されたURLに対応する情報をXML文書形式で作成する。この処理は、第1文書作成段階に対応する。そして、XMLG102は、ステップS106で、XML文書作成結果をXSLTP103に送信する。なおXMLG102は、ステップS101で、エンジンステータスをSCS38から直接受け取っているため、リクエスト対象のURLには特にエンジンのアラート状態を示す情報が含まれていない。
【0114】
XSLTP103は、XML文書を受け取るとXSL104のファイルを参照しながらXSLTを行ってテキストデータに変換することでメール本文を作成する。この処理は、第2文書作成段階に対応する。そして、XSLTP103は、ステップS107で、メール本文作成結果をNCS30のhttpdに送信する。
【0115】
NCS30は、メール本文作成結果をXSLTP103から受信すると、ステップS108で、httpレスポンスの形のメール本文情報をMIRS39に送信する。このステップS108は、文書作成終了通知段階に対応する。MIRS39は、httpレスポンスでメール本文を受け取ると、ステップS109で、DCS31に対してメール送信要求を通知する。
【0116】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS101、102のサプライ状態通知は、図6に示されるように、トナー残量が0%で、排トナーボトル残量が90%であることを示す情報を含む。次に、ステップS103のhttpリクエストは、図7に示されるように、「GET /web/en/getMachineInfo.cgi HTTP/1.1」で融合機1の情報をリクエストするものである。
【0117】
ステップS104のメール本文作成要求は、リクエスト先のパスが「/web/en/ getMachineInfo.cgi」であることを示す情報を含む。また、ステップS105のXML文書作成要求も、ステップS104と同じで、リクエスト先のパスが「/web/en/getMachineInfo.cgi」であることを示す情報を含む。
【0118】
次のステップS106のXML文書作成結果は、図8に示されるようなXMLG102が作成したXML文であり、XML文201に、「Replace Toner Cartridge」と記され、トナーの交換を促す内容となっている。また、このXML文には、融合機1のIPアドレスなども含まれていることが示されている。
【0119】
ステップS107のメール本文作成結果は、図9に示されるように、XSLTP103がXSL104のファイルに基づき作成したメール本文となっている。文202に示されるように、先ほどのXML文201が反映されていることが示されている。また、IPアドレスなど融合機を識別する情報が含まれていることが分かる。
【0120】
次のステップS108のhttpレスポンスは、図10に示されるように、メール本文203を含むhttpレスポンスとなっている。そして、ステップS109のメール送信要求は、図11に示されるように、メール本文203にメールヘッダ204が付加された情報となっている。
【0121】
ここで、上記図8に示したXML文書を用いて、この文書の主要部分の仕様について説明する。まず、融合機1の全体的な情報は、タグ<machineInfo>とタグ</machineInfo>で囲む。プリンタの状態を示す情報は、タグ<printerStatus>とタグ</printerStatus>で囲む。さらに詳細な情報は、タグ<detailStatus>とタグ</detailStatus>で囲む。
【0122】
本実施の形態に関わる主要部分の仕様は、上記のようになっており、その他、イーサネット(登録商標)に関する情報は、タグ<ethernet>とタグ</ethernet>に囲まれ、IPアドレスやMACアドレスなどの情報が含まれる。
【0123】
次に、図12を用いて、図5に示した処理におけるMIRS39内の処理について、シーケンス図を用いて説明する。
【0124】
ステップS201で、エンジンステータス監視部112は、メールの通知を必要とするアラート状態が発生すると、ステップS202でアラートメール送信要求をメール送信リクエストマネージャ部110に通知する。
【0125】
メール送信リクエストマネージャ部110は、アラートメール送信要求を受信すると、ステップS203で、メールコンテンツ作成部111にメールコンテンツ作成要求を通知する。
【0126】
メールコンテンツ作成部111は、ステップS204で、メール本文を作成するためにNCS30のhttpdにhttpリクエストを通知する。ステップS205で、httpレスポンスとしてメール本文を受け取ると、メールコンテンツ作成部111は、メール本文内の文字列置換処理を行う。この処理は、イベント通知情報作成段階に対応する。そして、メールコンテンツ作成部111は、その結果をメールコンテンツ作成結果として、ステップS206でメール送信リクエストマネージャ部110に通知する。このとき、メールコンテンツ作成部111は、アラートの内容に応じて、アラートメールの通知先を選択する。
【0127】
メールコンテンツ作成結果を受信すると、メール送信リクエストマネージャ部110は、ステップS207でメール送信要求通知部113にメール送信要求を通知し、メール送信要求通知部113は、DCS31にメール送信要求を通知する。DCS31は、受信したメールを管理者のパソコンなどに送信する。この処理は、イベント通知段階に対応する。
【0128】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS201のサプライ状態通知は、図6に示されるように、トナー残量が0%で、排トナーボトル残量が90%であることを示す情報を含む。
【0129】
次に、ステップS202のアラートメール送信要求は、図13に示されるように、httpリクエストパス、「メール発信元」、「メール通知先」、「メール件名」、「メール本文付加情報」、「メール本文共通付加情報」、「メール通知先グループ」が含まれる。
【0130】
このうち、「メール本文付加情報」は、メール本文の内容に応じてメールに付加される情報である。また、「メール本文共通付加情報」は、メール本文の内容に拘らず共通して付加される情報である。そして「メール通知先グループ」は、上述した管理者のグループを示す。
【0131】
ステップS203のメールコンテンツ作成要求は、図14に示されるように、httpリクエストパス、「メール本文付加情報」、「メール本文共通付加情報」、「メール通知先グループ」が含まれる。
【0132】
ステップS204のhttpリクエストは、図7に示した内容であり、ステップS205のhttpレスポンスは、図10に示した内容であるので、説明を省略する。
【0133】
ステップS206のメールコンテンツ作成結果は、図15に示されるように、トナーの交換を促す文202と、「メール本文付加情報」、「メール本文共通付加情報」、「メール通知先グループ」の内容が文205として付加されている。なお、「メール通知先グループ」は、図15の場合「Admins」となっている。次のステップS207のメール送信要求は、図11で示した内容であるので、説明を省略する。
【0134】
次に、図16のシーケンス図を用いて、アプリ29からの通知である「アプリ状態通知」の場合を例にした処理の内容を説明する。なお、この状態通知は、プリントジョブが終了したことを通知するものである。
【0135】
アプリ29は、アラートメールを送信するべき事象が発生すると、アプリ状態通知をステップS301でXMLG102に通知すると共に、ステップS302でMIRS39に対してアラートメール送信要求を通知する。
【0136】
アラートメール送信要求を受信したMIRS39は、ステップS303で、NCS30のhttpdに、メール本文を作成するためにhttpリクエストを通知する。NCS30は、ステップS304で、XSLTP103にメール本文作成要求を通知する。XSLTP103は、ステップS305で、受信したメール本文作成要求をXMLG102に通知する。
【0137】
XMLG102は、指定されたURLに対応する情報をXML文書形式で作成し、ステップS306で、XML文書作成結果をXSLTP103に送信する。なおXMLG102は、ステップS301で、アプリ状態通知をアプリ29から直接受け取っているため、リクエスト対象のURLには特にアプリ29の状態を示す情報が含まれていない。
【0138】
XSLTP103は、XML文書を受け取るとXSL104のファイルを参照しながらXSLTを行ってテキストデータに変換することでメール本文を作成し、ステップS307で、メール本文作成結果をNCS30のhttpdに送信する。
【0139】
NCS30は、メール本文作成結果をXSLTP103から受信すると、ステップS308で、httpレスポンスの形のメール本文情報をMIRS39に送信する。MIRS39は、httpレスポンスでメール本文を受け取ると、ステップS309で、DCS31に対してメール送信要求を通知する。
【0140】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS301のアプリ状態通知は、図17に示されるように、「イベント」、「ジョブNo」、「ユーザID」、「受信日時」、「文書名」、「ページ数」、「メール件名」を含む。「イベント」は、図のようにプリントジョブが終了したなどの情報を示す。「ジョブNo」は、ジョブの番号を示す。「ユーザID」は、プリントジョブを実行させたユーザのIDを示す。「受信日時」は、ユーザからプリントジョブを受け付けた日時を示す。「文書名」は、プリントした文書名を示す。「ページ数」は、プリントしたページ数を示す。「メール件名」は、管理者に送信するメールの件名を示す。
【0141】
ステップS302のアラートメール送信要求は、図18に示されるように、httpリクエストパスに加え、「メール発信元」、「メール通知先」、「メール件名」である。ステップS303のhttpリクエストは、図19に示されるように、「GET /web/en/getPrinterInfo.cgi HTTP/1.1」でURLを指定するものである。
【0142】
ステップS304のメール本文作成要求は、「/web/en/getPrinterInfo.cgi」でパスを指定するものである。また、ステップS305のXML文書作成要求も、ステップS304と同じで「/web/en/getPrinterInfo.cgi」でパスを指定するものである。
【0143】
次のステップS306のXML文書作成結果は、図20に示されるようなXMLG102が作成したXML文であり、図17に示した情報がXMLで表現されていることが示されている。
【0144】
ステップS307のメール本文作成結果は、図21に示されるように、XSLTP103がXSL104のファイルに基づき作成したメール本文となっている。先ほどのXML文201が反映されていることが示されている。
【0145】
次のステップS308のhttpレスポンスは、図22に示されるように、メール本文203を含むhttpレスポンスとなっている。そして、ステップS309のメール送信要求は、図23に示されるように、メール本文203にメールヘッダ204が付加された情報となっている。
【0146】
次に、図24を用いて、図16に示した処理におけるMIRS39内の処理について、シーケンス図を用いて説明する。
【0147】
ステップS401で、メール送信リクエストマネージャ部110は、アラートメール送信要求を受信すると、ステップS402で、メールコンテンツ作成部111にメールコンテンツ作成要求を通知する。
【0148】
メールコンテンツ作成部111は、ステップS403で、メール本文を作成するためにNCS30のhttpdにhttpリクエストを通知する。ステップS404で、httpレスポンスとしてメール本文を受け取ると、メールコンテンツ作成部111は、メール本文内の文字列置換処理を行い、その結果をメールコンテンツ作成結果として、ステップS405でメール送信リクエストマネージャ部110に通知する。
【0149】
メールコンテンツ作成結果を受信すると、メール送信リクエストマネージャ部110は、ステップS406でメール送信要求通知部113にメール送信要求を通知し、メール送信要求通知部113は、DCS31にメール送信要求を通知する。
【0150】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS401のアラートメール送信要求は、図18に示した内容であるので、説明を省略する。
【0151】
ステップS402のメールコンテンツ作成要求は、図25に示されるように、httpリクエストパス、「メール本文付加情報」、「メール本文共通付加情報」、「メール通知先グループ」が含まれる。
【0152】
ステップS403のhttpリクエストは、図19に示した内容であり、ステップS404のhttpレスポンスは、図22に示した内容であり、ステップS405のメールコンテンツ作成結果は、図21に示した内容であり、ステップS406のメール送信要求は、図23に示した内容であるので、説明を省略する。
【0153】
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では第1の実施の形態で用いられた符号と同一の符号に関する説明は省略する。
【0154】
図26は、第2の実施形態のブロック図を示すものである。第1の実施の形態(図3参照)と異なるところは、アプリ29とSCS38の通知先が、MIRS39のみとなったことである。なお、MIRS39のブロック図は、第1の実施の形態(図4参照)と同じである。
【0155】
次に、図27を用いて、第1の実施の形態と同様に、エンジンからの通知である「サプライ状態通知」の場合を例にしたシーケンス図で処理の内容を説明する。
【0156】
SCS38は、プロッタエンジンから受け取ったエンジンステータス情報に基づいたサプライ状態通知を、ステップS501でMIRS39に通知する。
【0157】
サプライ状態通知を受信したMIRS39は、メールを送信するアラート状態になったと判断すると、ステップS502で、NCS30のhttpdに、メール本文を作成するためにhttpリクエストを通知する。NCS30は、ステップS503で、XSLTP103にメール本文作成要求を通知する。XSLTP103は、ステップS504で、受信したメール本文作成要求をXMLG102に通知する。
【0158】
XMLG102は、指定されたURLに対応する情報をXML文書形式で作成し、ステップS505で、XML文書作成結果をXSLTP103に送信する。なお、XMLG102は、発生したアラートに関する全ての情報がURLに含まれるパラメータとして受け取る。
【0159】
XSLTP103は、XML文書を受け取るとXSL104のファイルを参照しながらXSLTを行ってテキストデータに変換することでメール本文を作成し、ステップS506で、メール本文作成結果をNCS30のhttpdに送信する。
【0160】
NCS30は、メール本文作成結果をXSLTP103から受信すると、ステップS507で、httpレスポンスの形のメール本文情報をMIRS39に送信する。MIRS39は、httpレスポンスでメール本文を受け取ると、ステップS508で、DCS31に対してメール送信要求を通知する。
【0161】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS501のサプライ状態通知は、図28に示されるように、トナー残量が10%で、排トナーボトル残量が90%であることを示す情報を含む。
【0162】
次に、ステップS502のhttpリクエストは、図29に示されるように、「GET/web/en/getMachineInfo.cgi?event=TonerAlmostEmpty&remain=10 HTTP/1.1」であり、引数でトナー残量が10%であること示すと共に、融合機1の情報をリクエストするものである。
【0163】
ステップS503のメール本文作成要求は、「/web/en/getMachineInfo.cgi? event=TonerAlmostEmpty&remain=10」である。また、ステップS504のXML文書作成要求も、ステップS503と同じで「/web/en/getMachineInfo.cgi ?event=TonerAlmostEmpty&remain=10」である。
【0164】
次のステップS505のXML文書作成結果は、図30に示されるようなXMLG102が作成したXML文であり、XML文206には、「Toner is almost empty」と記され、トナーがほとんど空であることを示している。また、XML文207には、「Toner is 10% remaining」と記され、トナーの残りが10%であることを示している。そして、このXML文には、第1の実施の形態と同様に、融合機1のIPアドレスなども含まれていることが示されている。
【0165】
ステップS506のメール本文作成結果は、図31に示されるように、XSLTP103がXSL104のファイルに基づき作成したメール本文となっている。文208、209に示されるように、先ほどのXML文206、207が反映されていることが示されている。
【0166】
次のステップS507のhttpレスポンスは、図32に示されるように、メール本文203を含むhttpレスポンスとなっている。そして、ステップS508のメール送信要求は、図33に示されるように、メール本文203にメールヘッダ204が付加された情報となっている。
【0167】
なお、図27に示した処理におけるMIRS39内の処理は、図12の処理の流れと同じであるが、2つのパスと1つのURLが異なる。
【0168】
図12のステップS202のアラートメール送信要求におけるパスは「/web/en /getMachineInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のアラートメール送信要求におけるパスは、「/web/en/getMachineInfo.cgi?event= TonerAlmostEmpty& remain=10」となる。
【0169】
また、ステップS203のメールコンテンツ作成要求におけるパスは「/web/ en/getMachineInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のメールコンテンツ作成要求におけるパスは、「/web/en/getMachineInfo.cgi?event= TonerAlmostEmpty& remain=10」となる。
【0170】
また、ステップS204のhttpリクエストにおけるURLは「Get /web/en /getMachineInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のメールコンテンツ作成要求におけるURLは、「Get/web/en/getMachineInfo.cgi?event= TonerAlmost Empty&remain=10」となる。
【0171】
次に、図34のシーケンス図を用いて、アプリ29からの通知である「アプリ状態通知」の場合を例にした第2の実施形態における処理の内容を説明する。なお、この状態通知は、第1の実施形態と同様にプリントジョブが終了したことを通知するものである。
【0172】
アプリ29は、アラートメールを送信するべき事象が発生すると、ステップS601でMIRS39に対してアラートメール送信要求を通知する。この時指定されるURLには発生したアラート状態の内容を示すパラメータが含まれている。
【0173】
アラートメール送信要求を受信したMIRS39は、ステップS602で、NCS30のhttpdに、メール本文を作成するためにhttpリクエストを通知する。NCS30は、ステップS603で、XSLTP103にメール本文作成要求を通知する。XSLTP103は、ステップS604で、受信したメール本文作成要求をXMLG102に通知する。
【0174】
XMLG102は、指定されたURLに対応する情報をXML文書形式で作成し、ステップS605で、XML文書作成結果をXSLTP103に送信する。
【0175】
XSLTP103は、XML文書を受け取るとXSL104のファイルを参照しながらXSLTを行ってテキストデータに変換することでメール本文を作成し、ステップS606で、メール本文作成結果をNCS30のhttpdに送信する。
【0176】
NCS30は、メール本文作成結果をXSLTP103から受信すると、ステップS607で、httpレスポンスの形のメール本文情報をMIRS39に送信する。MIRS39は、httpレスポンスでメール本文を受け取ると、ステップS608で、DCS31に対してメール送信要求を通知する。
【0177】
以上説明した処理で、各ステップにおいて送信または通知される情報について説明する。まず、ステップS601のアラートメール送信要求は、パスである「/web/en/getPrinterInfo.cgi?event=PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」を指定し、引数で「イベント」、「ジョブNo」、「ユーザID」、「受信日時」、「文書名」、「ページ数」を示すものである。
【0178】
ステップS602のhttpリクエストは、図35に示されるように、「GET /web/en/getPrinterInfo.cgi?event=PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5 HTTP/1.1」でURLを指定するものである。
【0179】
ステップS603のメール本文作成要求は、「/web/en/getPrinterInfo.cgi? event=PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」でパスを指定するものである。また、ステップS604のXML文書作成要求も、ステップS603と同じで「/web/en/getPrinterInfo.cgi?event=PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」でパスを指定するものである。
【0180】
次のステップS605のXML文書作成結果は、図20に示した内容であり、ステップS606のメール本文作成結果は、図21に示した内容であり、ステップS607のhttpレスポンスは、図22に示した内容であり、ステップS608のメール送信要求は、図23に示した内容であるので、説明を省略する。
【0181】
なお、図34に示した処理におけるMIRS39内の処理は、図24の処理の流れと同じであるが、2つのパスと1つのURLが異なる。
【0182】
図24のステップS401のアラートメール送信要求におけるパスは「/web/en/ getPrinterInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のアラートメール送信要求におけるパスは、「/web/en/getPrinterInfo.cgi?event=PrintJobFinish &job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」となる。
【0183】
また、ステップS402のメールコンテンツ作成要求におけるパスは「/web/en/getPrinterInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のメールコンテンツ作成要求におけるパスは、「/web/en/getPrinterInfo.cgi?event= PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」となる。
【0184】
また、ステップS403のhttpリクエストにおけるURLは「GET /web/en /getPrinterInfo.cgi」であったが、第2の実施の形態のメールコンテンツ作成要求におけるURLは、「Get/web/en/getPrinterInfo.cgi?event =PrintJobFinish&job=8&user=motohashi&time=2003/3/12%2012:23:51&doc=Monthly%20report.doc&pages=5」となる。
【0185】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、表示する情報やレイアウトを容易に変更可能なイベント通知方法、情報機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融合機の一実施例の構成図である。
【図2】本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】第1の実施の形態におけるブロック図である。
【図4】MIRSのブロック図である。
【図5】エンジンからアラート状態を通知された場合の処理を示すシーケンス図である。
【図6】エンジンからアラート状態を通知された場合のサプライ状態通知を示す図である。
【図7】エンジンからアラート状態を通知された場合のhttpリクエストを示す図である。
【図8】エンジンからアラート状態を通知された場合のXML文書作成結果を示す図である。
【図9】エンジンからアラート状態を通知された場合のメール本文作成結果を示す図である。
【図10】エンジンからアラート状態を通知された場合のhttpレスポンスを示す図である。
【図11】エンジンからアラート状態を通知された場合のメール送信要求を示す図である。
【図12】エンジンからアラート状態を通知された場合のMIRS内の処理を示すシーケンス図である。
【図13】エンジンからアラート状態を通知された場合のアラートメール送信要求を示す図である。
【図14】エンジンからアラート状態を通知された場合のメールコンテンツ作成要求を示す図である。
【図15】エンジンからアラート状態を通知された場合のメールコンテンツ作成結果を示す図である。
【図16】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合の処理を示すシーケンス図である。
【図17】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のアプリ状態通知を示す図である。
【図18】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のアラートメール送信要求を示す図である。
【図19】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のhttpリクエストを示す図である。
【図20】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のXML文書作成結果を示す図である。
【図21】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のメール本文作成結果を示す図である。
【図22】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のhttpレスポンスを示す図である。
【図23】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のメール送信要求を示す図である。
【図24】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のMIRS内の処理を示すシーケンス図である。
【図25】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のメールコンテンツ作成要求を示す図である。
【図26】第2の実施の形態におけるブロック図である。
【図27】エンジンからアラート状態を通知された場合の処理を示すシーケンス図である。
【図28】エンジンからアラート状態を通知された場合のサプライ状態通知を示す図である。
【図29】エンジンからアラート状態を通知された場合のhttpリクエストを示す図である。
【図30】エンジンからアラート状態を通知された場合のXML文書作成結果を示す図である。
【図31】エンジンからアラート状態を通知された場合のメール本文作成結果を示す図である。
【図32】エンジンからアラート状態を通知された場合のhttpレスポンスを示す図である。
【図33】エンジンからアラート状態を通知された場合のメール送信要求を示す図である。
【図34】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合の処理を示すシーケンス図である。
【図35】アプリからアラートメール送信要求が通知された場合のhttpリクエストを示す図である。
【図36】グループ化されたメールの送信先を示す図である。
【図37】従来例を示す図である。
【図38】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…融合機
2…プログラム群
3…融合機起動部
4…ハードウェア資源
5…アプリケーション層
6…プラットホーム層
7…コントロールサービス層
8…ハンドラ層
20…プリンタアプリ
21…コピーアプリ
22…ファックスアプリ
23…スキャナアプリ
24…Webアプリ
29…アプリ
30…ネットワークコントロールサービス(NCS)
31…デリバリーコントロールサービス(DCS)
32…オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)
33…ファックスコントロールサービス(FCS)
34…エンジンコントロールサービス(ECS)
35…メモリコントロールサービス(MCS)
36…オンデマンドアップデートサービス(OUS)
37…ユーザインフォメーションコントロールサービス(UCS)
38…システムコントロールサービス(SCS)
39…MIRS
40…システムリソースマネージャ(SRM)
41…ファックスコントロールユニットハンドラ(FCUH)
42…イメージメモリハンドラ(IMH)
43…アプリケーションプログラムインターフェース(API)
44…エンジンI/F
50…ハードウェアリソース
51…白黒レーザプリンタ(B&W LP)
52…カラーレーザプリンタ(Color LP)
53…オペレーションパネル
60…コントローラボード
61…CPU
62…ノースブリッジ(NB)
63…システムメモリ(MEM−P)
64…ローカルメモリ(MEM−C)
65…ハードディスク装置(HDD)
66…ASIC
67…AGP(Accelerated Graphics Port)
68…ファックスコントロールユニット(FCU)
69…G3
70…G4
71…エンジン
72…プロッタ
73…サウスブリッジ(SB)
74…NIC
75…USBデバイス
76…IEEE1394デバイス
77…セントロニクス
78…NV−RAM
102…XMLG
103…XSLTP
104…XSL
110…メール送信リクエストマネージャ部
111…メールコンテンツ作成部
112…エンジンステータス監視部
113…メール送信要求通知部
201、206、207…XML文
202、205、208、209…文
203…メール本文
204…メールヘッダ

Claims (42)

  1. 情報機器内で発生したイベントに関するイベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知方法であって、
    前記情報機器が有する前記イベント通知情報の作成要求を行う機能部から、前記情報機器内で発生したアラート状態の内容を示すパラメータが設定された、前記イベント通知情報の作成要求を受信すると、前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成する第1文書作成段階と、
    前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成する第2文書作成段階と、
    前記第2の文書から、前記イベント通知情報を作成するイベント通知情報作成段階と、
    前記イベント通知情報を前記機器に通知するイベント通知段階と
    を有し、
    前記第1文書作成段階では、
    HTTPリクエストにより前記イベント通知情報の作成要求を受信し、
    前記イベント通知情報作成段階では、
    HTTPレスポンスにより前記第2の文書を受信し、
    前記情報機器が搭載する複数の機能部との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とするイベント通知方法。
  2. 前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする請求項1に記載のイベント通知方法。
  3. 前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする請求項1または2に記載のイベント通知方法。
  4. 前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  5. 前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする請求項4に記載のイベント通知方法。
  6. 前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  7. 前記第1文書作成段階では、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  8. 前記第2文書作成段階では、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  9. 前記イベント通知情報作成段階では、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  10. 前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  11. イベントに関する文書を作成するとともにWebサービスに係る処理を行うWebアプリ部と、前記Webアプリ部に前記文書の作成を要求するともに前記文書に基づいて作成した前記イベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知サービス部と、前記イベントの発生を前記イベント通知サービス部に通知するイベント通知部とを有する情報機器でのイベント通知方法であって、
    前記イベント通知部が、前記イベント通知サービス部にイベントが発生したことを示すイベント発生情報を通知するイベント発生通知段階と、
    前記イベント通知サービス部が、前記Webアプリ部に対して、前記イベント発生情報を基に、発生した前記イベントの内容を示すパラメータが設定された前記文書の作成を要求する文書作成要求を通知する文書作成要求段階と、
    前記Webアプリ部が、前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成する第1文書作成段階と、
    前記Webアプリ部が、前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成する第2文書作成段階と、
    前記Webアプリ部が、前記イベント通知サービス部に要求された文書の作成が終了したことを示す文書作成終了情報を通知する文書作成終了通知段階と、
    前記イベント通知サービス部が、前記第2の文書から前記イベント通知情報を作成するイベント通知情報作成段階と、
    前記イベント通知サービス部が、前記イベント通知情報を前記機器に通知するイベント通知段階と
    を有し、
    前記イベント通知サービス部が、
    HTTPリクエストにより前記文書作成要求を通知し、HTTPレスポンスにより前記文書作成終了情報を受信し、
    前記Webアプリ部との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とするイベント通知方法。
  12. 前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする請求項1に記載のイベント通知方法。
  13. 前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする請求項1または1に記載のイベント通知方法。
  14. 前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  15. 前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする請求項1に記載のイベント通知方法。
  16. 前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  17. 前記イベント発生情報は、前記Webアプリ部にも通知されることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  18. 前記Webサービス部に通知されるイベント発生情報は、イベントの内容に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のイベント通知方法。
  19. 前記第1文書作成段階では、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  20. 前記第2文書作成段階では、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  21. 前記イベント通知情報作成段階では、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  22. 前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載のイベント通知方法。
  23. 情報機器内で発生したイベントに関するイベント通知情報を他の機器に通知する情報機器であって、
    前記イベントに関する文書を作成するとともにWebサービスに係る処理を行うWebアプリ手段と、
    前記Webアプリ手段に対して、当該情報機器内で発生した前記イベントの内容を示すパラメータが設定された前記文書の作成を要求する文書作成要求を通知するともに、前記文書に基づいて作成した前記イベント通知情報を他の機器に通知するイベント通知サービス手段と、
    前記イベントが発生したことを示すイベント発生情報を前記イベント通知サービス手段に通知するイベント通知手段と
    を有し、
    前記イベント通知サービス手段は、
    HTTPリクエストにより、前記Webアプリ手段に対して、前記文書作成要求を通知し、
    前記Webアプリ手段との間で、前記HTTPリクエスト/レスポンスに含まれるURLの指定により前記イベント通知情報に関するデータの送受信を行うことを特徴とする情報機器。
  24. 前記Webアプリ手段は、
    前記イベント通知情報を作成するための仕様に従った文書である第1の文書を作成し、
    前記第1の文書を、前記イベント通知情報のレイアウトを定めたレイアウト文書に従って編集することにより第2の文書を作成し、
    前記イベント通知サービス手段に要求された文書の作成が終了すると、HTTPレスポンスにより、文書の作成が終了したことを示す文書作成終了情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の情報機器。
  25. 前記第1の文書は、XML文書であることを特徴とする請求項2に記載の情報機器。
  26. 前記第2の文書は、テキスト文書であることを特徴とする請求項2または2記載の情報機器。
  27. 前記レイアウト文書は、スタイルシートであることを特徴とする請求項2から26のいずれか1項に記載の情報機器。
  28. 前記スタイルシートは、複数の種類が存在することを特徴とする請求項27に記載の情報機器。
  29. 前記イベント通知情報は、電子メールで通知されることを特徴とする請求項2から28のいずれか1項に記載の情報機器。
  30. 前記イベント通知手段は、前記イベント発生情報を前記Webサービス手段にも通知することを特徴とする請求項2から29のいずれか1項に記載の情報機器。
  31. 前記Webサービス手段に通知されるイベント発生情報は、イベントの内容に関する情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報機器。
  32. 前記Webアプリ手段は、XML文書を作成するXMLGにより、前記第1の文書を作成することを特徴とする請求項2から3のいずれか1項に記載の情報機器。
  33. 前記Webアプリ手段は、XSLプロセッサにより、前記第2の文書を作成することを特徴とする請求項2から3のいずれか1項に記載の情報機器。
  34. 前記イベント通知サービス手段は、前記イベントの内容に応じ、前記イベント通知情報の通知先を選択することを特徴とする請求項2から3のいずれか1項に記載の情報機器。
  35. 前記イベント通知情報は、前記情報機器を識別する情報を含むことを特徴とする請求項2から34のいずれか1項に記載の情報機器。
  36. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うアプリケーションとをさらに有することを特徴とする請求項2から35に記載の情報機器。
  37. 前記ハードウェア資源を管理するハードウェア管理手段は、前記イベント通知手段を含むことを特徴とする請求項36に記載の情報機器。
  38. 前記アプリケーションは、前記イベント通知手段を含むことを特徴とする請求項36または37に記載の情報機器。
  39. 前記イベントは、画像形成処理に伴い消耗する消耗品について発生するイベントであることを特徴とする請求項36から38のいずれか1項に記載の情報機器。
  40. 前記イベントは、情報機器に備えられるユニットについて発生するイベントであることを特徴とする請求項36から39のいずれか1項に記載の情報機器。
  41. 前記イベントは、前記ハードウェアが故障した際に発生するイベントであることを特徴とする請求項3から4のいずれか1項に記載の情報機器。
  42. 前記イベントは、前記アプリケーションが所定の処理を終えた際に発生するイベントであることを特徴とする請求項3から4のいずれか1項に記載の情報機器。
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