JP5030819B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各種情報を記憶装置に格納し管理する画像処理装置に関し、特に、当該装置が管理する各種情報をレポート出力する技術に関するものである。
近年の画像処理装置を代表するデジタル複合機(MFP:Multifunction Peripheral)は、コピー(Copy)、ファクシミリ(Facsimile)、スキャナ(Scanner)、プリンタ(Printer)といったアプリケーション機能と通信機能とを有している。このような画像処理装置は、ユーザが対峙し、1対1の関係で使用されるだけでなく、ユーザ端末である複数のパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)や各種管理サーバなどの通信機能を有した情報処理装置とネットワークを介して接続され、システムの構成要素の1つとして、1対nの関係で使用される場面が多くなってきている。そのため、画像処理装置は、機器固有の情報の他、ユーザ情報など、システムの構成要素の1つとして、ユーザに有益なサービスを提供するための様々な情報を管理・運用するようになった。
例えば、特許文献1には、当該画像処理装置が管理する各種情報を、ユーザが簡単に確認できるようにレポート出力する機能を有しており、例えば、プリンタ機能が使用するフォントを利用してレポートデータを作成し、作成したレポートデータを印刷する画像処理装置が提案されている。
特開2006−186918号公報
しかしながら、従来の画像処理装置におけるレポート出力では、以下に挙げる問題点がある。
まず、レポート出力方法において、情報毎にレポート出力する方法が一意に決められているため、電子メール送信によるレポート出力など、ユーザが所望する方法でレポート出力することができない(決まった出力方法でしかレポート出力することができない)と言う点である。
更に、レポート出力形式において、情報毎にレポート出力するデータ形式が一意に決まっているため、PDF(Portable Document Format)化されたレポートデータなど、ユーザが所望するデータ形式で出力することができない(決まった出力形式でしかレポート出力することができない)と言う点や、両面印刷や集約印刷によるレポート出力など、ユーザが所望する印刷条件でレポート出力することができない(決まった出力条件でしかレポート出力することができない)と言う点である。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件とに柔軟に対応可能なレポート出力が行える画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、複数の情報項目から構成される所定の情報群をレポートとして出力する画像処理装置であって、前記レポートの種類を示すレポート種類情報と、前記レポートの出力方法及び出力条件の組み合わせからなる出力パターンを示す出力パターン情報とが関連付けて定義されたレポート定義情報を保持する情報保持手段と、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成する構造化データ作成手段と、前記構造化データ作成手段により作成された前記構造化データを基に、前記レポートの画像データを作成する画像データ作成手段と、前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている前記レポート定義情報を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記レポート定義情報に定義されている前記出力パターン情報を基に、前記画像データ作成手段により作成された前記画像データを出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の画像処理装置は、当該装置が管理する各種情報をレポート出力する機能において、レポート種類ごとの出力方法と出力条件とを定義可能な定義データと、レポート種類に対応した出力方法と出力条件に依存しないデータを作成するソフトウェア部品とを、当該装置が管理する各種情報の変化に応じて追加/削除可能なソフトウェア環境を備え、レポート種類に基づいて特定されたソフトウェア部品によって、出力方法と出力条件に依存しないデータを作成し、作成されたデータからレポートの画像データを作成後、定義データに定義されているレポート種類ごとの出力方法と出力条件とに従って、作成された画像データを基にレポート出力する。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている複数のレポート定義情報を抽出し、抽出した前記複数のレポート定義情報に定義されている複数の出力パターン情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記複数の出力パターン情報の中から、ユーザによって選択された前記出力パターン情報を受け付ける受付手段とを有し、前記特定手段において、前記受付手段により受け付けた前記出力パターン情報を基に、前記レポート定義情報を特定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記表示手段が、前記複数の出力パターン情報を表示するときに、前記レポートの種類ごとに予め設定しておいた、当該画像処理装置において推奨する出力パターン情報を表示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記画像データ作成手段において、作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手段により出力される出力領域より大きい場合に、前記画像領域が、前記出力領域内に収まるような所定の画像処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記画像データ作成手段において、作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手段により出力される出力領域より大きい場合に、予め設定された、前記情報項目を減らして構成される所定の情報群を含む構造化データを基に、前記画像データを作成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記構造化データを作成する複数のソフトウェア部品を、前記レポート種類情報に対応付けて保持するソフトウェア部品保持手段を有し、前記構造化データ作成手段において、前記ソフトウェア部品保持手段により保持されている前記複数のソフトウェア部品のうち、前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成するソフトウェア部品を特定し、特定した前記ソフトウェア部品によって、前記構造化データを作成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記情報保持手段が、前記出力方法を示す出力方法情報に対して、1つ又は複数の出力条件を示す出力条件情報が定義され、定義されている各出力条件情報の条件要素の情報が、同じ形式で定義されている前記レポート定義情報を保持することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記画像データ作成手段により作成された前記画像データに対して、所定の画像変処理を行う画像変換手段を有し、前記画像変換手段において、前記画像データを、前記出力方法に応じた所定のデータ形式に変換することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、アプリケーションから前記レポートの出力要求を受け付けると、前記アプリケーションが指定する前記レポート種類情報を含む、レポート出力のイベント情報を送信するイベント情報送信手段と、前記イベント情報送信手段により送信された前記イベント情報を基に、前記レポートの出力を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記イベント情報送信手段が、前記レポート種類情報に加えて、前記出力条件情報及び/又は前記レポートの出力結果の通知先を示す結果通知先情報を含む前記イベント情報を送信することを特徴する。
これによって、本発明の画像処理装置は、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件とに柔軟に対応可能なレポート出力を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、レポートの種類を示すレポート種類情報と、前記レポートの出力方法及び出力条件の組み合わせからなる出力パターンを示す出力パターン情報とが関連付けて定義されたレポート定義情報を保持する情報保持手段を有し、複数の情報項目から構成される所定の情報群を前記レポートとして出力する画像処理装置における画像処理方法であって、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成する構造化データ作成手順と、前記構造化データ作成手順により作成された前記構造化データを基に、前記レポートの画像データを作成する画像データ作成手順と、前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている前記レポート定義情報を特定する特定手順と、前記特定手順により特定された前記レポート定義情報に定義されている前記出力パターン情報を基に、前記画像データ作成手順により作成された前記画像データを出力する出力手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明の画像処理方法は、画像処理装置が管理する各種情報をレポート出力する機能において、レポート種類に対応した出力方法と出力条件に依存しないデータを作成する予めインストールされたソフトウェア部品の中から、レポート種類に基づいて、論理レポートデータ作成時に実行するソフトウェア部品を特定し、特定されたソフトウェア部品によって、出力方法と出力条件に依存しないデータを作成し、作成されたデータからレポートの画像データを作成後、レポート種類ごとの出力方法と出力条件とを定義可能な定義データの中から、ユーザによって選択指示された定義データに定義されているレポート種類ごとの出力方法と出力条件とに従って、作成した画像データを基にレポート出力する。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている複数のレポート定義情報を抽出し、抽出した前記複数のレポート定義情報に定義されている複数の出力パターン情報を、前記画像処理装置が備える表示装置に表示させる表示手順と、前記表示手順により表示された前記複数の出力パターン情報の中から、ユーザによって選択された前記出力パターン情報を受け付ける受付手順とを有し、前記特定手順が、前記受付手順により受け付けた前記出力パターン情報を基に、前記レポート定義情報を特定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記表示手順において、前記複数の出力パターン情報を表示するときに、前記レポートの種類ごとに予め設定しておいた、前記画像処理装置において推奨する出力パターン情報を表示させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記画像データ作成手順において、作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手順により出力される出力領域より大きい場合に、前記画像領域が、前記出力領域内に収まるような所定の画像処理を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記画像データ作成手順において、作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手順により出力される出力領域より大きい場合に、予め設定された、前記情報項目を減らして構成される所定の情報群を含む構造化データを基に、前記画像データを作成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記構造化データを作成する複数のソフトウェア部品を、前記レポート種類情報に対応付けて保持するソフトウェア部品保持手段を有し、前記構造化データ作成手順において、前記ソフトウェア部品保持手段により保持されている前記複数のソフトウェア部品のうち、前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成するソフトウェア部品を特定し、特定した前記ソフトウェア部品によって、前記構造化データを作成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記画像データ作成手順により作成された前記画像データに対して、所定の画像変処理を行う画像変換手順を有し、前記画像変換手順が、前記画像データを、前記出力方法に応じた所定のデータ形式に変換することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、アプリケーションから前記レポートの出力要求を受け付けると、前記アプリケーションが指定する前記レポート種類情報を含む、レポート出力のイベント情報を送信するイベント情報送信手順と、前記イベント情報送信手順により送信された前記イベント情報を基に、前記レポートの出力を制御する制御手順とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、前記イベント情報送信手順が、前記レポート種類情報に加えて、前記出力条件情報及び/又は前記レポートの出力結果の通知先を示す結果通知先情報を含む前記イベント情報を送信することを特徴する。
これによって、本発明の画像処理方法は、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件とに柔軟に対応可能なレポート出力を行う画像処理装置を提供できる。
本発明によれば、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件とに柔軟に対応可能なレポート出力を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
では、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像処理装置100は、操作パネル11と、外部記憶装置I/F12と、コントローラ13と、データ通信I/F14と、HDD(Hard Disk Drive)110と、スキャナ15と、プロッタ16とから構成され、それぞれバスで相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置101と表示装置102とを有しており、入力装置101は、ハードウェアキーなどで構成され、画像処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、例えば動作条件などの画像処理動作に関する各種情報を表示する。
データ通信I/F14は、ホストインタフェース装置109を有しており、画像処理装置100を、有線及び/又は無線回線により構築されたLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)などの電気通信回線(非図示)に接続するインタフェースである。
HDD110は、画像処理装置100で取り扱われる受信文書データや読み取り画像データなどの各種データを格納している。また、HDD110は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
記録媒体I/F12は、ドライブ装置103を有しており、例えばフラッシュメモリなどの記録媒体104を、画像処理装置100に接続するためのインタフェースである。この記録媒体I/F12によって、画像処理装置100と記録媒体104との間でデータのやり取りを行うことが可能となる。例えば、記録媒体104は、本実施形態に係る画像処理機能を実現する画像処理プログラムなどを当該装置にインストールするときに利用する。
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)105、RAM(Random Access Memory)106、NV−RAM(Non Volatile RAM)107、及びCPU(Central Processing Unit)108とを有しており、ROM105は、画像処理装置100が起動されるときに実行されるプログラム(OS:Operating Systemの役割をするプログラム)や各種データ、また画像処理装置100が有する各種機能を実現するプログラム(アプリケーションプログラム)や各種データを格納している。また、RAM106は、ROM105やHDD110から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。NV−RAM107は、画像処理動作を制御するための初期設定値(画像処理制御に関する初期設定値)などの画像処理装置100に関する設定データを格納している。更に、CPU108は、RAM106が一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ13は、上記構成により、例えば、データ通信I/F14を介して印刷データを受信した場合に、ROM105からRAM106上に読み出されたPDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU108により実行し、印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
スキャナ15は、画像読取装置111を有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、印刷装置112を有しており、例えば、電子写真方式によって、コントローラ13から転送されたビットマップイメージを記録紙(印刷用紙)に印刷する。ここでは、画像形成方式の一例として電子写真方式による例を示ししたが、この内容に本発明が限定されるものではない。例えば、インクジェット方式であってもよい。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100では、コントローラ13のRAM106に読み出された所定のプログラムがCPU108で実行され、当該装置が備える各インタフェースから入力されたデータに対して要求された画像処理を行う。
<画像処理機能>
上記画像処理装置100では、ユーザに所定のサービスを提供するために様々な種類の情報を管理・運用している。これらの各種情報は、所定の出力方法と出力条件とに基づいてレポート出力することができる。以降に、各種情報をレポート出力する画像処理機能について説明を行う。
<<画像処理機能を実現する各機能部の構成>>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100は、主な機能として、UI部21と、レポート出力制御部22と、レポート定義部23と、論理レポート作成部24と、物理レポート作成部25と、レポート出力部26とを有し、情報を利用するユーザに、様々な出力パターンでのレポート出力機能を提供可能な構成となっている。
UI部12は、動作指示要求や各種動作条件に関する設定などを受け付けるインタフェース機能である(受付手段)。
レポート出力制御部22は、画像処理機能によるレポート出力全体を制御する機能である。レポート出力制御部22は、以下に説明する各機能部に動作命令や入力データを送信したり、各機能部からの出力データを受信したりして、レポート出力の動作を制御する。
レポート定義部23は、レポート出力に関する情報が定義されたレポート定義情報31を管理する機能である。レポート定義部23は、レポート定義情報31の追加/削除などを行い、その情報を管理する。
管理対象のレポート定義情報31には、レポートに出力する情報の種類や構成項目などのレポート種類(例えば、「文書一覧リスト」や「ユーザ一覧リスト」など。)と、レポート出力するときの出力方法(例えば、「印刷」、「メール送信」、及び「保管」など。)や出力条件(例えば、「用紙サイズ」、「紙種」、及び「仕上げ仕様」など。)とを対応付ける情報が定義可能であり、当該装置においてユーザに提供するレポート種類ごとの出力方法と出力条件との組み合わせ(以下、「出力パターン」と言う。)に応じて、予めデータとして用意しておくことができる。
よって、レポート定義部23は、当該装置が複数の出力パターンをユーザに提供する場合、それぞれのパターンに応じた複数のレポート定義情報31を管理し、出力パターン指示に従って、適切なレポート定義情報31を決定する(複数のレポート定義情報31の中から、指示された出力パターンが定義されたレポート定義情報31を特定する)(特定手段)。
論理レポート作成部24は、作成モジュールを実行し、後述する論理レポートデータを作成する機能である(構造化データ作成手段)。論理レポート作成部24は、レポートの出力方法や出力条件に依存しない形式のレポートデータ(以下、「論理レポートデータ」と言う。)を作成する論理レポート作成モジュール32の追加/削除などを行い、そのモジュールを管理する。
管理対象の論理レポート作成モジュール32は、レポート種類ごとに用意されるモジュールである。そのため、作成時に用いる論理レポート作成モジュール32によって、作成されるレポート種類が決定される。
よって、論理レポート作成部24は、当該装置が複数のレポート種類をユーザに提供する場合、それぞれのレポート種類に応じた複数の論理レポート作成モジュール32を管理し、レポート種類の指示に従って、適切な論理レポート作成モジュール32を決定する(複数の論理レポート作成モジュール32の中から、指示されたレポート種類の論理レポートデータを作成する論理レポート作成モジュール32を特定する)。
物理レポート作成部25は、作成された論理レポートデータからレポート出力時の画像データ(以下、「物理レポートデータ」と言う。)を作成する機能である(画像データ作成手段)。物理レポート作成部25は、出力パターンにより指定された出力条件に基づいて、論理レポートデータから物理レポートデータを作成する。
レポート出力部26は、作成された物理レポートデータを出力する機能である(出力手段)。レポート出力部26は、出力パターンにより指定された印刷方法に基づいて、物理レポートデータを出力する。
よって、レポート出力部26は、当該装置が複数のレポート出力方法をユーザに提供する場合、それぞれの出力方法に応じた複数の出力機能部を有しており、それらの出力機能部によって、物理レポートデータを出力方法に応じて出力する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、上記出力機能部として、用紙に印刷を行う印刷部26aと、所定の送信先へ電子メールとして送信するメール送信部26bと、HDD110などの記憶装置に格納し保管する保管部26cとを有している。
例えば、上記のような出力機能部の構成において、指定された出力方法が「印刷」だった場合には、レポート印刷部26が、物理レポートデータを、印刷条件とともに印刷部26aに渡し、用紙にレポート印刷を行う。
上記各機能部は、画像処理装置100が有するROM105に格納された画像処理プログラム(ソフトウェア部品)がRAM106上に読み出され、CPU108によって実行されることで、それぞれの動作が実現される。
また、上記各機能部の間で行われる各種データの送受信については、以降の各機能部の動作手順で説明を行う。
本実施形態に係る画像処理装置100は、上記各機能部によって構成される画像処理機能を動作させることによって、レポート種類ごとの出力パターンをレポート定義情報31として予め定義し、当該装置にその定義情報を保持しておく。レポート出力時には、レポートの出力方法と出力条件に依存しない論理レポートデータから出力レポートの画像データである物理レポートデータを作成し、選択されたレポート定義情報31に定義されている出力方法と出力条件とに従って、作成した画像データを基にレポートを出力する。
<<論理レポートデータと物理レポートデータ>>
以下に、本実施形態に係る画像処理機能において作成される論理レポートデータと物理レポートデータについて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る論理レポートデータDと物理レポートデータPとのデータ例を示す図である。図3(A)には論理レポートデータDのデータ例、また図3(B)には物理レポートデータPのデータ例が示されている。
(論理レポートデータ)
論理レポートデータDは、文章の一部を「タグ」と呼ばれる特別な文字列で囲うことにより文章の構造を文章中に記述でき、更に独自のタグが指定可能なメタ言語により記述されたベクタデータである。図3(A)では、文書一覧リストレポートの各構成要素(図中の「文書名」や「報告書」など)が、XML(Extensible Markup Language)のタグ(図中の「"<tag>・・</tag>"」や「"<doc_name>・・</doc_name>"」など)により記述されたデータ例が示されている。このように、論理レポートデータDには、レポートの各構成要素が記述されているだけであることから、レポートの出力方法と出力条件に依存しないデータとなっている。図3(A)には、XMLによって記述された論理レポートデータDのデータ例を示したが、この記述言語に本発明が限定されるものではない。レポートの各構成要素を構造化データで記述可能な言語であればよい。
このような記述言語で記述された論理レポートデータDは、記述言語に対応するパーサによって解釈され、所定のデータへと変換することができる。本実施形態では、物理レポート作成部25が上記パーサの役割を果たす。
よって、論理レポートデータDは、レポートの出力として最終的に目視されるレイアウトなどが反映された画像データではなく、画像処理機能において汎用的に用いられるデータである。
(物理レポートデータ)
一方、物理レポートデータPは、図3(B)に示すような、レポートの出力として最終的に目視されるレイアウトなどが反映された画像データである。すなわち、物理レポートデータPは、論理レポートデータDを基に、物理レポート作成部25によって(記述言語を解釈可能なパーサによって)、要求されたレポートの出力方法と出力条件方法に従って作成されるデータである。
従来の画像処理装置100では、レポートの各構成要素のうち、可変データである各種情報を当該装置から収集し、収集した各種情報を、予め用意しておいた上記物理レポートデータPの所定の位置に埋め込み出力する処理工程であったため、レポートの出力方式と出力条件に対して柔軟な対応を行うことができなかった。そこで、本実施形態に係る画像処理機能では、指示されたレポート種類の各情報項目のみで構成される論理レポートデータDを作成する機能(論理レポート作成部24)と、レポートの出力方法と出力条件とを反映させた物理レポートデータPを作成する機能(物理レポートデータ25)とに分け、レポートを出力する処理工程において、レポートの出力方式と出力条件に柔軟な対応可能な構成としている(柔軟に対応するためにデータ作成工程を制御可能な構成としている)。
<<レポート出力機能>>
以降に、本実施形態に係る画像処理機能が有するレポート出力について、以下の順に説明を行う。
(1)レポート定義情報31と論理レポート作成モジュール32との登録
(2)出力パターンの選択
(3)レポート出力の条件設定
(4)論理レポートデータDの作成
(5)物理レポートデータPの作成とレポート出力
[レポート出力を行うための環境構築]
本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート定義情報31と論理レポート作成モジュール32とを、当該装置にインストールすることで、レポート出力を行うための環境を構築する。
(1)レポート定義情報と論理レポート作成モジュールとの登録
図4は、本発明の第1の実施形態に係るレポート定義情報31と論理レポート作成モジュール32とを登録する処理手順の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート機能提供モジュールMがインストールされると、インストールされたレポート機能提供モジュールMが動作することによって、レポート定義情報31と論理レポート作成モジュール32とがインストールされる。
例えば、レポート機能提供モジュールMは、プラグインモジュールなどのような、当該装置が備えるソフトウェア環境に適宜インストール/アンインストール可能なソフトウェア部品である。よって、レポート機能提供モジュールMを適宜インストール/アンインストールすることで、レポートの構成要素に拡張された機能の情報が含まれる場合など、拡張された情報(新たに追加された情報)を含む装置内で管理する各種情報の変化にレポート出力機能を簡便に対応させることができる。
レポート機能提供モジュールMには、画像処理装置100に提供される新たなレポート種類に対応したレポート定義情報31と、論理レポート作成モジュールMとが含まれている。
上記の点を踏まえて、レポート定義情報31と論理レポート作成モジュール32との登録処理について説明する。
画像処理装置100では、インストールされたレポート機能提供モジュールMが起動されることによって(ステップS101)、起動されたレポート機能提供モジュールMからレポート定義部23に対して、提供するレポート種類に対応したレポート定義情報31が渡され、登録要求される(ステップS102)。その結果、レポート定義部23が、登録要求に従って、受け取ったレポート定義情報31を、HDD110などの記憶装置(情報保持手段)の所定の記憶領域に格納し当該装置に登録する(ステップS103)。
更に、起動されたレポート機能提供モジュールMから論理レポート作成部24に対して、提供するレポート種類に対応した論理レポート作成モジュール32が渡され、登録要求される(ステップS104)。その結果、論理レポート作成部24が、登録要求に従って、受け取った論理レポート作成モジュール32を、HDD110などの記憶装置(ソフトウェア部品保持手段)の所定の記憶領域に格納し当該装置に登録する(ステップS105)。
このようにして、新たなレポート種類の出力を行うために必要な、レポート定義情報31と、論理レポート作成モジュール32とが登録される。その中で、論理レポート作成モジュール32は、対応するレポート種類の識別情報を基に一意に特定可能な状態で登録される。例えば、画像処理装置100は、レポート種類の識別情報と、論理レポート作成モジュール32への格納先情報とを関連付ける管理情報を有し、論理レポート作成モジュール32を登録するときに、上記管理情報を更新する。
(レポート出力に関する情報)
以下に、本実施形態に係る画像処理装置100において管理するレポート出力に関する情報について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係るレポート出力に関する情報のデータ構成例を示す図である。
図5(A)には、レポート出力に関する情報が定義可能なレポート定義情報31のデータ構成例が示されている。レポート定義情報31は、レポート種類ごとに、出力方法と出力条件41とが定義可能なデータ構成をしている。より具体的には、画像処理装置100が管理する情報で構成されるレポートの種類を識別するためのデータである「レポートID」及びレポート出力の出力方法を識別するためのデータである「レポート出力種類」に対して、出力方法が印刷の場合の出力条件データである「印刷条件41a」、メール送信の場合の出力条件データである「メール送信条件41b」、及び保管の場合の出力条件データである「保管条件41c」の3つの出力方法それぞれの出力条件41を対応付けて定義可能な構成となっている。
更に、図5(B)には出力方法が印刷の場合の印刷条件41a、(C)には出力方法がメール送信の場合のメール送信条件41b、及び(D)には出力方法が保管の場合の保管条件41cそれぞれのデータ構成例が示されている。
上記出力方法の出力条件41は、図5(B)から(D)に示すような汎用的なデータ構成となっている。出力条件41は、出力方法に対応する出力条件41の項目名データ(図5(B)の「用紙サイズ」や「両面」など)で構成され、1つまたは複数の条件要素51が同じ形式で定義可能となっている。
このようなデータ構成により各条件要素51を定義可能とすることで、新たな出力方法の追加や、既存出力方法における出力条件41の変更など、レポート定義情報31に定義された各出力方法の出力条件41を変更する必要がある場合であっても、これらのデータを管理するソフトウェア部品やデータを利用するソフトウェア部品などのデータ操作方法を変更する必要がなく(新たなデータ操作機能の追加を行うことなく)対応することができる。
更に、上記各出力条件41を構成する条件要素51は、図5(E)に示すようなデータ構成となっている。条件要素51は、出力条件41の項目名データである「項目名」と、出力条件値のデータ型を示すデータである「型の種類」と、出力条件値のデータである「値」とから構成され、条件要素51の各値を所定のデータ型に従って定義可能なデータ構成としている。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100では、1つのレポート定義情報31に、レポート種類に対応する出力方法と、出力方法ごとに1つまたは複数の出力条件41とを定義することができ、1つのレポート種類に対して、出力パターンが異なる複数のレポート定義情報31を登録しておくことができる。この場合、画像処理装置100は、UI部21によって、レポート定義情報31の登録/削除/編集可能な操作画面(非図示)を表示画面102に表示する。ユーザは、この画面を介してレポート定義情報31の操作を行う。
[レポート出力の実行]
本実施形態に係る画像処理装置100は、ユーザからのレポート出力要求に従って、ユーザが指定した種類のレポートを出力する。
(2)出力パターン候補の通知
本実施形態に係る画像処理装置100では、ユーザからのレポート出力要求を受け付けると、レポートの出力パターンとして選択可能な1つまたは複数の出力パターン(以下、「出力パターン候補」と言う。)をユーザに提示する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るレポート出力時のUI画面例(その1)を示す図である。図6(A)には、画像処理装置100で管理する文書データの操作画面UIの例が示されており、図6(B)には、文書一覧リストをレポート印刷する操作画面UIの例が示されている。
まずユーザは、図6(A)に示されるような操作画面UIから、[レポート出力]ボタンを選択し、画像処理装置100に文書一覧リストのレポート出力を指示する。画像処理装置100は、UI部21によって、上記レポート出力の指示を受け付けると、図6(B)に示すような文書一覧リストのレポート出力を行うときの出力パターン候補が選択可能な操作画面UIを表示画面102に表示する(表示手段)。これによってユーザは、操作画面UIを介して、所望する出力パターンを選択し、レポート出力を行うときの出力方法と出力条件41を、画像処理装置100に指示することができる。
以下に出力パターン候補を通知する画像処理装置100の処理手順について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る出力パターン候補を通知する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、ユーザからのレポート出力要求をUI部21によって受け付けると(図6(A)の[レポート出力]ボタンが選択されると)、出力要求の際に指定されたレポートIDがUI部21からレポート出力制御部22に送信され、レポート出力の要求を行う(ステップS201)。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、UI部21から送信されたレポートIDがレポート定義部23に渡され、レポート定義情報31の取得が要求される(ステップS202)。レポート定義部23は、取得要求に従って、レポートIDを基に、登録された(HDD110に格納された)全てのレポート定義情報31を検索し、レポートIDが定義されたレポート定義情報31を、レポート出力制御部22に送信する(ステップS203)。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、取得したレポート定義情報31に定義された出力方法と出力条件41との組み合わせを出力パターン候補として表示するように、UI部21に通知する(ステップS204)。
画像処理装置100は、UI部21によって、出力指定したレポート種類に対して登録されている出力パターン候補が表示装置102に表示され(図6(B)の操作画面UIが表示され)、ユーザによる候補選択を受け付けた後に(図6(B)の各[出力パターン]ボタンが選択されると)、選択結果をレポート出力制御部22に送信する(ステップS205)。
これによって、ユーザは、レポート出力を行う際に、出力したいレポートに対して、予めレポート定義情報31として登録しておいた出力パターンのうち、出力パターンを選択指示することで、所望する出力方法と出力条件41に従ったレポート出力を簡便に行うことができる。すなわち、本実施形態に係る画像処理装置100は、ユーザに対して、レポートの出力方法や出力条件41など、これまで煩雑であったレポート出力時の条件設定作業を軽減し、操作性に優れたレポート出力機能を提供することができる。
(出力パターン候補の表示)
本実施形態に係る画像処理装置100では、上記処理手順によって、出力パターン候補をユーザに提示するときに、図6(B)の[出力パターン1]ボタンのような、レポート出力機能として推奨する出力パターンを提示する。推奨する出力パターンは、レポート種類の情報項目などを考慮して、予め管理者が、レポート種類ごとに推奨する出力パターンをレポート定義情報31に定義し、画像処理装置100に登録しておく。このようにすることで、レポート出力機能を使い慣れていないユーザであっても、レポート出力時の操作に困ることなく、簡便にレポートを出力させることができる。
また、画像処理装置100では、図6(B)に示す出力パターン候補の操作画面UIを、ユーザのログイン情報を基にユーザごとに表示させてもよい。この場合、レポート定義情報31は、レポート定義部23によって、ユーザごとに管理する構成とする(ユーザごとに記憶領域を分けて格納しておく)。
また、UI部21は、出力パターン候補の操作画面UIを表示するときに、図6(B)に示すような、登録順に従って出力パターン候補を表示するだけでなく、各出力パターンの使用頻度や使用履歴、また予め設定しておいた優先順位などの表示順序を決定する付加情報に基づいて、出力パターン候補を表示してもよい。この場合、UI部21は、レポート出力制御部22から操作画面UIの表示要求とともに表示順序を決定する付加情報を受け取る構成とし、表示順序を決定する付加情報は、レポート出力制御部22によって、UI部21から送信される出力パターンの選択結果を基に更新される。これによって、画像処理装置100は、1画面に収まらないほどの数、出力パターン候補がある場合であっても、複数の出力パターン候補の中から、ユーザが効率よく所望する出力パターンを選択可能な操作画面UIを提供することができる。
更に、レポート出力制御部22は、レポート定義情報31を基に出力パターン候補をUI部21へ通知するときに、これらの出力パターンが、現在の画像処理装置100で動作可能か否かを判断し、動作不可能な出力パターンが存在する場合、UI部21にその旨も通知する、または動作不可能な出力パターンを候補として通知しないなどの処理を行ってもよい。この場合、レポート出力制御部22は、出力パターンが動作可能な否かを判断するときに、画像処理装置100の状態情報(例えばMIB(Management information base)など)やシステムログ(エラーログを含む)などを基に、オプション装置の装着状態や機能の動作状態から判断する。これによって、画像処理装置100は、ユーザが誤って動作不可能な出力パターンを選択することを未然に防ぐことができる。
(3)レポート出力の条件設定
本実施形態に係る画像処理装置100は、ユーザに選択された出力パターンの出力方法と出力条件41とに基づいて、レポートの出力動作を制御する。そのため、レポート出力制御部22は、UI部21から受信した出力パターンの選択結果を基に、選択された出力パターンが定義されたレポート定義情報31から出力条件41を取得し、取得した出力条件41を、物理レポート作成部25とレポート出力部26のそれぞれに渡す。その結果、物理レポート作成部25は、受け取った出力条件41を基に物理レポートデータP(画像データ)を作成し、またレポート出力部26は、指定された出力方法に従って、受け取った出力条件41を基にレポート出力を行う。
レポート定義情報31に定義されている出力条件41には、物理レポートデータPを作成するときに必要な条件と、作成された物理レポートデータPを出力方法に従って出力するときに必要な条件の2種類の条件がある。
物理レポートデータPを作成するときに必要な条件とは、画像処理に関する動作条件であり、物理レポート作成部25は、物理レポートデータP、すなわち画像データを作成するときに、画像の回転や変倍が必要な場合、これらの条件を基に所定の画像処理を行い、物理レポートデータPを作成する。例えば、出力方法が印刷の場合で、印刷条件41aに「集約する」が定義されている場合には、画像の回転と縮小を行い、Nin1の集約画像を作成する。
また、作成された物理レポートデータPを出力方法に従って出力するときに必要な条件とは、印刷、メール送信、及び保管といった出力処理に関する動作条件であり、レポート出力部22は、出力方法に従って出力するときに、これらの条件を基に所定の出力処理を行い、レポートを出力する。例えば、出力方法が印刷の場合で、印刷条件41aに「用紙サイズ:A4」が定義されている場合には、画像処理装置100が備える給紙トレイ(非図示)からA4の用紙を給紙し、レポートを出力する。
このように、画像処理装置100は、物理レポート作成部25とレポート出力部22とが、レポート定義情報31に定義された出力条件41の各制御値を基に動作制御され、物理レポートデータPを作成し、作成された物理レポートデータPの出力を行う。
また、物理レポート作成部25では、レポート定義情報31に定義されている出力条件41の各制御値の他に、以下に説明する制御値を基に所定の画像処理を行っている。
物理レポート作成部25は、出力方法が印刷の場合に、レポートとして出力する物理レポートデータPを作成するとき、出力する用紙サイズなどの不一致による情報の欠落を防止し、情報の視認性や一覧性を考慮した物理レポートデータPを作成する。出力方法が印刷の場合には、物理レポート作成部25によって作成された物理レポートデータP(画像データ)の画像領域に対して、必ずしも適した印刷領域をもつ用紙サイズ指定されているとは限らない。例えば、作成された物理レポートデータの画像領域が印刷領域より大きい場合、印刷領域をはみ出した画像領域は印刷されないままレポート出力されてしまい、情報が欠落してしまう。そこで、物理レポート作成部25は、作成した物理レポートデータPの画像領域が用紙サイズの印刷領域より大きい場合に、「情報項目を減らして印刷する」、「縮小して印刷する」、または「改行して印刷する」のいずれかの動作制御方法に従って画像データを作成する。
以下に、上記3つの動作制御方法について簡単に説明する。図8から図10には、上記3つの動作制御方法による出力レポートの例が示されている。
(情報項目を減らして印刷する場合)
図8(A)には、通常、物理レポート作成部25が作成する「文書一覧リスト」の物理レポートデータPの例が示されており、図8(B)には、情報項目を減らして作成した「文書一覧リスト」の物理レポートデータP1の例が示されている。このように、物理レポート作成部25では、出力指定されたレポート種類ごとに、例えば重要度などの所定の基準により予め設定された情報項目のみを含む物理レポートデータP1を作成する。
(縮小して印刷する場合)
図9(A)には、通常、物理レポート作成部25が作成する「文書一覧リスト」の物理レポートデータPの例が示されており、図9(B)には、縮小して作成した「文書一覧リスト」の物理レポートデータP1の例が示されている。このように、物理レポート作成部25では、用紙サイズの印刷領域に合わせて縮小し、物理レポートデータP1を作成する。
(改行して印刷する場合)
図10(A)には、通常、物理レポート作成部25が作成する「文書一覧リスト」の物理レポートデータPの例が示されており、図10(B)には、改行して作成した「文書一覧リスト」の物理レポートデータP1の例が示されている。このように、物理レポート作成部25では、用紙サイズの印刷領域からはみ出してしまう情報項目を改行し、物理レポートデータP1を作成する。
そこで、画像処理装置100では、UI部21によって、物理レポート作成部25の動作制御方法が設定可能な図11に示す操作画面UIを表示する。
図11は、本発明の第1の実施形態に係るレポート出力時のUI画面例(その2)を示す図である。ユーザや管理者は、この操作画面UIを介して、物理レポート作成部25の動作制御方法を選択決定しておく。これによって、画像処理装置100は、UI部21によって、動作制御方法の選択設定を受け付け、その制御値に基づいて、物理レポート作成部25の動作を制御し、出力方法が印刷の場合に、用紙サイズの印刷領域にあった適切な物理レポートデータPを作成する。
以下に、上記に説明を行ってきたレポート出力の各条件を設定する画像処理装置100の処理手順について説明する。図12は、本発明の第1の実施形態に係るレポート出力の条件を設定する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、UI部21からレポート出力制御部22に、出力パターンの選択結果が送信されると(図7のステップS205)、レポート出力制御部22が、選択された出力パターンが定義されたレポート定義情報31のレポート出力種類を参照する(ステップS301)。これによって、画像処理装置100は指定された出力方法を知る。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、レポート定義情報31に定義された出力条件41の各条件要素51の制御値を物理レポート作成部25に渡し、動作条件の設定を行う。また、出力方法が印刷の場合には、レポート出力制御部22によって、予め設定された物理レポート作成部25の動作制御方法の制御値を物理レポート作成部25に渡し、物理レポートデータPの作成条件の設定を行う(ステップS302)。
更に、画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、出力条件41の条件要素51を、出力方法の指定とともにレポート出力部26に渡し、出力条件41の設定を行う(ステップS303)。このときレポート出力制御部22は、出力条件41が複数の条件要素51で構成されている場合、条件要素51の数だけ、上記ステップS302とS303を繰り返して行い、全ての条件要素51を各機能部に渡し、動作条件の設定を行う。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート定義情報31を基に、レポート出力に関する条件を設定し、指定された出力パターンに従ってレポートの出力を行う。
(4)論理レポートデータの作成
本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、物理レポート作成部25とレポート出力部26との動作条件設定を行うと、出力指定されたレポート種類を基に、論理レポート作成部24に論理レポートデータDの作成を要求する。
以下に論理レポートデータDを作成する画像処理装置100の処理手順について説明する。図13は、本発明の第1の実施形態に係る論理レポートデータDを作成する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、UI部21から送信されたレポートIDが論理レポート作成部24に渡され、論理レポートデータDの作成が要求される(ステップS401)。論理レポート作成部24は、作成要求に従って、レポートIDを基に、登録された(HDD110に格納された)全ての論理レポート作成モジュール32の中から、レポートIDに対応する(レポート種類に対応する)論理レポート作成モジュール32を特定し、特定された論理レポート作成モジュール32を実行する(ステップS402)。
その結果、画像処理装置100は、論理レポート作成モジュール32によって、出力指定されたレポート種類の論理レポートデータDが作成され、作成された論理レポートデータDが、論理レポート作成部24からレポート出力制御部22へと送信される(ステップS403とS404)。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、予め登録しておいた論理レポート作成モジュール32の中から、出力指定されたレポート種類に対応する作成モジュールを特定し実行することで、適切な論理レポートデータDを作成する。
(5)物理レポートデータの作成とレポート出力
本実施形態に係る画像処理装置100は、論理レポート作成部24によって、レポートの出力方法と出力条件41とに依存しない論理レポートデータDが作成されると、レポート出力制御部22が、作成された論理レポートデータDを基に、動作条件設定後の物理レポート作成部25に物理レポートデータPの作成を要求し、更に、動作条件設定後のレポート出力部26にレポート出力を要求する。
以下に物理レポートデータPの作成とレポート出力を行う画像処理装置100の処理手順について説明する。図14は、本発明の第1の実施形態に係るレポートを出力する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、作成された論理レポートデータDを物理レポート作成部25に渡し、物理レポート作成部25に、レポート出力の元データを設定する(ステップS501)。その後、レポート出力制御部22は、物理レポート作成部25に、物理レポートデータPの作成(作成処理の実行)を要求する(ステップS502)。
その結果、画像処理装置100は、作成要求を受けた物理レポート作成部25によって、動作条件設定(出力条件41や動作制御方法の制御値)を基に論理レポートデータDから物理レポートデータPが作成される(ステップS503)。このとき、上記に説明を行った所定の画像処理が行われる。
画像処理装置100は、物理レポートデータPが作成されると、レポート出力制御部22によって、レポート出力部26にレポート出力(出力処理の実行)を要求する(ステップS504)。
画像処理装置100は、レポート出力要求を受けたレポート出力部26によって、物理レポート作成部25に、作成した物理レポートデータPが転送要求され(ステップS505)、物理レポート作成部25からレポート出力部26に物理レポートデータPが転送される(ステップS506)。
その結果、画像処理装置100は、レポート出力部26によって、指定された出力方法に従い、動作条件設定(出力条件41)に基づいて、物理レポートデータPからレポートが出力される(ステップS503)。このとき、レポート出力部26は、指定された出力方法に従って、印刷部26a、メール送信部26b、及び保管部26cのいずれかの出力機能部によって、レポートの出力を行う。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポートの出力方法と出力条件41とに依存しない論理レポートデータD(ベクタデータ)から、作成条件を基にして物理レポートデータP(画像データ)を作成し、出力方法と出力条件41とを基にして物理レポートデータPからレポートの出力を行う。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート種類ごとの出力パターンを定義可能なレポート定義情報31と、レポート種類に対応する論理レポートデータDを作成する論理レポート作成モジュール32とを、機器が管理する各種情報の変化に応じて追加/削除可能なソフトウェア環境を備えており、ユーザや管理者によって、レポート種類ごとの出力パターンが定義されたレポート定義情報31と、レポート種類に対応する論理レポート作成モジュール32とを保持する。画像処理装置100は、レポート出力時に、出力指定されたレポート種類を基に、対応する論理レポート作成モジュール32によって、レポートの出力方法と出力条件41に依存しないベクタデータである論理レポートデータDを作成し、作成した論理レポートデータDから出力レポートの画像データである物理レポートデータPを作成する。その後、画像処理装置100は、ユーザによって選択指示されたレポート定義情報31に定義されている出力方法と出力条件41とに従い、作成された物理レポートデータPを基にレポートを出力する。
これによって、画像処理装置100では、予め登録しておいたレポート定義情報31を選択するだけで、出力パターンを簡便に指定でき、更に、論理レポートデータDのような汎用的な形式のデータ(ベクタデータ)を作成することで、指定される出力方法や出力条件41に対応したレポート出力を行うことができる。
よって、画像処理装置100は、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件41とに柔軟に対応可能なレポート出力を行うことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、物理レポート作成部によって作成された物理レポートデータ(画像データ)を、レポート出力部が、レポートの出力方法と出力条件とに従ってレポート出力する構成について説明した。
レポート出力部は、出力方法に応じてレポート出力を行う複数の出力機能部を有している。これらの出力機能部は、印刷部、メール送信部、及び保管部などである。
例えば印刷部は、出力方法に印刷が指定された場合に機能する。印刷部は、物理レポートデータを、出力条件に従って、指定された用紙に印刷を行い、レポート出力する。このとき、印刷部が動作制御するプリンタエンジンが、CMYKの色空間のフルカラー画像に対応するものであった場合に、物理レポート作成部からレポート出力部に渡す物理レポートデータは、CMYKの色空間でなければならない。しかし、物理レポート作成部は、印刷の他、メール送信や保管などの他の出力方法に対応する色空間の物理レポートデータを作成する。そのため、作成された物理レポートデータがRGBの色空間で作成される場合には、作成された物理レポートデータがレポート出力部に渡る前段階で、プリンタエンジンが解釈可能な色空間CMYKに変換する必要がある。
また、出力方法でメール送信や保管が指定された場合には、物理レポート作成部によって作成される物理レポートデータのデータ量が問題となる。例えばメール送信部の場合には、物理レポートデータを添付したメールが、指定されるアドレスに送信される。そのため、物理レポートデータのデータ量が多ければ、画像処理装置が接続される電気通信回線の通信速度に悪影響を及ぼす可能性がある。出力方法に保管が指定された場合も同様である。保管する物理レポートデータのデータ量が多ければ、保管先となる記憶装置(例えば「HDD」など)の記憶容量の圧迫してしまうこととなる。そのため、作成された物理レポートデータがレポート出力部に渡る前段階で、データ圧縮する必要がある。
そこで、本実施形態に係る画像処理装置では、物理レポートデータの色変換やデータ圧縮を行う画像変換機能を有することで、上記問題点を解決するものである。
以下に、上記本実施形態に係る画像処理装置について説明するが、本実施形態に係る画像処理装置と、第1の実施形態に係る画像処理装置との違いは、上記画像変換機能のみであることから、それ以外の技術的事項については、第1の実施形態と同じ図面と符号を参照し説明を省略する。
<画像処理機能>
本実施形態に係る画像処理装置100の画像処理機能について説明を行う。
<<画像処理機能を実現する各機能部の構成>>
図15は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100は、主な機能として、UI部21と、レポート出力制御部22と、レポート定義部23と、論理レポート作成部24と、物理レポート作成部25と、レポート出力部26とに加え、画像変換部27を有し、情報を利用するユーザに、様々な出力パターンでのレポート出力機能を提供可能な構成となっている。
上記各機能部は、画像処理装置100が有するROM105に格納された画像処理プログラム(ソフトウェア部品)がRAM106上に読み出され、CPU108によって実行されることで、それぞれの動作が実現される。
画像変換部27は、物理レポートデータPの色変換やデータ圧縮を行う機能である(画像変換手段)。画像変換部27は、レポートの出力方法が印刷の場合に、物理レポート作成部25によって作成された物理レポートデータPの色空間を、印刷部26aが動作制御するプリンタエンジンが対応する色空間に変換し(例えば「RGB」から「CMYK」への色変換を行う)、変換後のデータをレポート出力部26に渡す。また、画像変換部27は、レポートの出力方法がメール送信や保管の場合に、物理レポート作成部25によって作成された物理レポートデータPをデータが圧縮されるようなデータ形式に変換し(例えば「ビットマップ」から「JPEG:Joint Photographic Experts Group」や「TIFF:Tagged Image File Format」へのデータ形式(フォーマット)変換を行う)、変換後のデータをレポート出力部26に渡す。
画像変換部27は、以下に説明する画像に関する情報を基に、上記画像変換処理を行う。
(画像に関する情報)
以下に、本実施形態に係る画像処理装置100における画像に関する情報について説明する。図16は、本発明の第2の実施形態に係る画像に関する情報のデータ構成例を示す図である。
図16には、画像に関する情報が定義可能な画像情報61のデータ構成例が示されている。画像情報61は、作成した物理レポートデータPの画像に関する情報や、レポートの出力方法に応じた画像変換を行うときの画像に関する情報(以下、「画像変換条件」という。)が定義可能なデータ構成をしている。より具体的には、画像のデータ形式(フォーマット)を示すデータである「画像フォーマット」、画像の縦・横のピクセル数によって表される画像サイズ(画像領域のサイズ)を示す配列データである「画像サイズ」、及び画像の色空間を示すデータである「画像色空間」が定義可能な構成となっている。
上記画像情報61も、第1の実施形態において説明を行ったレポート定義情報31のデータ構成例と同様に、図5に示すような汎用的なデータ構成となっている。
本実施形態に係る画像処理装置100では、このようなデータ構成の画像情報61が、物理レポート作成部24とレポート出力部26とによって生成される。物理レポート作成部24は、作成した物理レポートデータPの画像情報61を生成し、物理レポートデータPとともに画像変換部27に渡す。また、レポート出力部26は、レポート出力制御部22からのレポートの出力方法に応じた画像変換条件が定義された画像情報61を生成し、画像変換部27に渡す。
これによって、画像変換部27は、これらの画像情報61を基に、物理レポートデータPに対して、所定の画像変換処理を行う。
<<レポート出力機能>>
以下に、本実施形態に係る画像処理機能が有するレポート出力で行う画像変換処理について説明を行う。
(物理レポートデータの作成とレポート出力)
本実施形態に係る画像処理装置100は、物理レポートデータPを作成後、物理レポート作成部25によって、作成された物理レポートデータPが画像変換部27に渡され、画像変換部27が、画像情報61を基に所定の画像変換処理を行う。その結果、レポート出力部26によって、画像変換後の物理レポートデータPを基にレポートが出力される。
以下に物理レポートデータPの作成とレポート出力を行う画像処理装置100の処理手順について説明する。図17は、本発明の第2の実施形態に係るレポートを出力する処理手順の一例を示す図である。また、図17の処理手順のうち、ステップS601からS603については、図14のステップS501からS503と同様の処理手順であることから、ここでの説明を省略し、図14と異なるステップS604からS610までの処理手順について説明する。
画像処理装置100は、物理レポートデータPが作成されると、物理レポート作成部25によって、作成された物理レポートデータPの画像情報61とともに、作成された物理レポートデータPを、画像変換部27に転送し(ステップS604)、その後、レポート出力制御部22によって、画像変換部27に画像変換(画像変換処理)を要求する(ステップS605)。
次いで、画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、レポート出力部26にレポート出力(出力処理の実行)を要求する(ステップS606)。
画像処理装置100は、レポート出力要求を受けたレポート出力部26によって、レポートの出力方法に応じた画像変換条件が定義された画像情報61が、画像変換部27に渡され、画像変換後の物理レポートデータPが転送要求される(ステップS607)。
その結果、画像処理装置100は、画像変換部27によって、作成された物理レポートデータPの画像情報61と、レポートの出力方法に応じた画像変換条件が定義された画像情報61とに基づいて、所定の画像変換処理(例えば「色空間の変換」や「データ形式(フォーマット)の変換」など)を行い(ステップS608)、画像変換後のデータと、画像変換後の画像情報61とが、レポート出力部26に転送される(ステップS609)。
その結果、画像処理装置100は、レポート出力部26によって、指定された出力方法に従い、動作条件設定(出力条件41)に基づいて、物理レポートデータPからレポートが出力される(ステップS610)。このとき、レポート出力部26は、指定された出力方法に従って、印刷部26a、メール送信部26b、及び保管部26cのいずれかの出力機能部によって、レポートの出力を行う。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポートの出力方法と出力条件41とに依存しない論理レポートデータD(ベクタデータ)から、作成条件を基に物理レポートデータP(画像データ)を作成し、作成された物理レポートデータPに対して、画像変換条件を基に所定の画像変換を行い、出力方法と出力条件41とを基に、画像変換後の物理レポートデータPからレポートの出力を行う。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート出力時に、出力指定されたレポート種類を基に、対応する論理レポート作成モジュール32によって、レポートの出力方法と出力条件41に依存しないベクタデータである論理レポートデータDを作成し、作成した論理レポートデータDから出力レポートの画像データである物理レポートデータPを作成する。その後、画像処理装置100は、ユーザによって選択指示されたレポート定義情報31に定義されている出力方法に従い、作成された物理レポートデータPに対して、レポートの出力方法に応じた画像変換条件が定義された画像情報61を基に所定の画像変換処理を行い、レポート定義情報31に定義されている出力条件41に従い、画像変換後の物理レポートデータPを基にレポートを出力する。
これによって、画像処理装置100では、予め登録しておいたレポート定義情報31を選択するだけで、出力パターンを簡便に指定でき、更に、論理レポートデータDのような汎用的な形式のデータ(ベクタデータ)を作成することで、指定される出力方法や出力条件41に対応したレポート出力を行うことができる。更に、画像処理装置100は、レポートの出力方法に応じた画像変換機能を備えたことで、限定された出力方法(出力形式)によるレポート出力ではなく、様々な出力形式に対応可能となり、レポート出力機能において、出力方法を簡便に拡張させることができる。
よって、画像処理装置100は、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件41とに柔軟に対応でき、レポートの出力方法を簡便に拡張可能なレポート出力を行うことができる。
[第3の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、UI部によってユーザからの出力指示を受け付けた場合に、レポート出力を行う画像処理機能を有する画像処理装置について説明を行った。
そこで、本実施形態に係る画像処理装置では、画像処理機能が、ユーザからの出力指示だけでなく、当該装置が有する各機能(各アプリケーション)からの出力要求を受け付け、自動的に所定のレポートを出力する自動レポート出力機能を有している。例えば、この自動レポート出力機能は、当該画像処理装置100が有する機器情報を管理する機能が、機器の状態情報などを、管理者に定期的にレポート出力するなどの場面で利用できる。
以下に、上記本実施形態に係る画像処理装置について説明するが、本実施形態に係る画像処理装置と、第1及び第2の実施形態に係る画像処理装置との違いは、上記自動レポート出力機能、更に、その中でもレポート出力に関するイベント制御処理、自動レポート出力時の出力方法と出力条件との設定処理、及び自動レポート出力の出力結果通知処理であることから、それ以外の技術的事項については、第1及び第2の実施形態と同じ図面と符号を参照し説明を省略する。
<画像処理機能>
本実施形態に係る画像処理装置100の画像処理機能について説明を行う。
<<画像処理機能を実現する各機能部の構成>>
図18は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100は、主な機能として、UI部21と、レポート出力制御部22と、レポート定義部23と、論理レポート作成部24と、物理レポート作成部25と、レポート出力部26と、画像変換部27とに加えて、イベント制御部28を有し、情報を出力したい各機能に、様々な出力パターンでの自動レポート出力機能を提供可能な構成となっている。
上記各機能部は、画像処理装置100が有するROM105に格納された画像処理プログラム(ソフトウェア部品)がRAM106上に読み出され、CPU108によって実行されることで、それぞれの動作が実現される。
イベント制御部28は、情報を出力したい各機能から受け付ける出力要求を基に、レポート出力を他の機能部に指示する機能である(イベント情報送信手段)。
情報を出力したい各機能は、レポートの出力を要求するためのレポート出力要求モジュールORMを有しており、レポート出力要求モジュールORMは、レポートID(レポート種類を識別する情報)を含むレポート出力イベントを発行する。
イベント制御部28は、このレポート出力要求モジュールORMから発行されるレポート出力イベントを受信し、出力要求を受け付ける。その結果、イベント配信部28は、受信したレポート出力イベントを、自動レポート出力の対象イベントに関する情報としてレポート出力制御部22(制御手段)に渡し、レポート出力を指示する。
イベント配信部28は、以下に説明する自動レポート出力の対象イベントに関する情報を基に、上記イベント制御処理を行う。
(イベントに関する情報:その1)
以下に、本実施形態に係る画像処理装置100における自動レポート出力の対象イベントに関する情報について説明する。図19は、本発明の第3の実施形態に係る自動レポート出力の対象イベントに関する情報のデータ構成例(その1)を示す図である。
図19には、自動レポート出力の対象イベントに関する情報が定義可能なイベント情報71のデータ構成例が示されている。イベント情報71は、受信したレポート出力イベントEVTを自動レポート出力の対象イベントとするイベント制御を行うための情報が定義可能なデータ構成をしている。より具体的には、受信したレポート出力イベントEVTの種類を示すデータである「イベント種類」が定義可能なデータ構成となっており、このイベント情報71に、受信したレポート出力イベントEVTが関連付けられる。
上記イベント情報71も、第1の実施形態において説明を行ったレポート定義情報31のデータ構成例と同様に、図5に示すような汎用的なデータ構成となっている。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100では、情報を出力したい各機能の追加/削除などにともなうレポート出力イベントEVTの変化を、イベント情報71のデータ構成により吸収し(どのようなイベントにも共通して対応可能とし)、更にはイベント制御部28によって一括管理することで、レポート出力を指示するレポート出力制御部22のソフトウェアI/Fへの影響度を抑制し、画像処理機能の保守性を向上させている。
<<自動レポート出力機能>>
以下に、本実施形態に係る画像処理機能が有する自動レポート出力で行うイベント制御処理について説明を行う。
(発行されたレポート出力イベントの受信とレポート定義情報の取得)
本実施形態に係る画像処理装置100は、イベント制御部28によって、発行されたレポート出力イベントEVT(レポートIDを含む)を受信し、受信したレポート出力イベントEVTを、自動レポート出力の対象イベントとして、イベント情報71に関連付けてレポート出力制御部22に渡し、レポート出力を指示する。その結果、レポート出力制御部22は、出力指定されたレポートIDに対応するレポート定義情報31を取得する。
以下に発行されたレポート出力イベントEVTの受信とレポート定義情報31の取得を行う画像処理装置100の処理手順について説明する。図20は、本発明の第3の実施形態に係る発行されたレポート出力イベントEVTに対応してレポート定義情報31を取得する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、レポート出力要求モジュールORMが発行したレポート出力イベントEVTを、イベント制御部28によって受信する(ステップS701)。
画像処理装置100は、イベント制御部28によって、受信したレポート出力イベントEVTを自動レポート出力のイベントとして、イベント種類を定義したイベント情報71に関連付けてレポート出力制御部22に渡し、レポート出力を指示する(ステップS702)。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、イベント制御部28からの要求に応じた自動レポート出力を開始する(ステップS703)。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、イベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTからレポートIDが取得され(ステップS704)、取得されたレポートIDがレポート定義部23に渡され、レポート定義情報31の取得が要求される(ステップS705)。レポート定義部23は、取得要求に従って、レポートIDを基に、登録された(HDD110に格納された)全てのレポート定義情報31を検索し、レポートIDが定義されたレポート定義情報31を、レポート出力制御部22に送信する(ステップS706)。
これにより、本実施形態に係る画像処理装置100は、情報を出力したい各機能から発行されたレポート出力イベントEVTを基に、出力指定されたレポート種類のレポートを自動的に開始し、予め登録しておいたレポート定義情報31の中から、レポート種類に応じたレポート定義情報31を特定する。その後、画像処理装置100は、特定したレポート定義情報31に定義されているレポートの出力方法と出力条件を基に、レポート出力部26によって、出力指定されたレポート種類のレポート出力を行う。
(イベントに関する情報:その2)
図19を用いて説明を行ったイベント情報71を基に、自動レポート出力を行った場合には、レポートIDを基に特定されたレポート定義情報31に定義されているレポートの出力方法と出力条件を基に、レポート出力が行われる。すなわち、レポート出力が自動的に出力されるものの、レポート出力時の出力条件を、イベントを発行した機能部で指定することができない。そのため、本実施形態に係る画像処理装置100では、図21に示すようなレポート出力イベントEVTを、レポート出力要求モジュールORMから発行し、イベント情報71と関連付けてイベント制御処理を行う。
図21は、本発明の第3の実施形態に係るレポート出力イベントEVTに関する情報のデータ構成例(その2)を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100では、イベント制御部28によって、レポートIDの他、自動レポート出力時の出力条件を示すデータである「出力条件41」を含むレポート出力イベントEVTをイベント情報71に関連付けて、イベント制御処理を行う。ここで、イベント制御部28が行うイベント制御処理は、図20を用いて説明を行ったステップS701からS706までの処理手順によって行われる。
以下に上記イベント制御処理後に行う画像処理装置100における出力条件41を設定する処理について説明する。
(自動レポート出力の条件設定)
図22は、本発明の第3の実施形態に係る発行されたレポート出力イベントEVTに対応して出力条件41を設定する処理手順の一例を示す図である。
画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、ステップS706の処理手順で取得したレポート定義情報31のレポート出力種類を参照する(ステップS801)。これによって、画像処理装置100は指定された出力方法を知る。
次いで、画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、イベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTから出力条件41を取得する(ステップS802)。
その後、画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、取得した出力条件41の各条件要素51の制御値を物理レポート作成部25に渡し、動作条件の設定を行う。また、出力方法が印刷の場合には、レポート出力制御部22によって、予め設定された物理レポート作成部25の動作制御方法の制御値を物理レポート作成部25に渡し、物理レポートデータPの作成条件の設定を行う(ステップS803)。
更に、画像処理装置100は、レポート出力制御部22によって、出力条件41の条件要素51を、出力方法の指定とともにレポート出力部26に渡し、出力条件41の設定を行う(ステップS804)
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポート出力イベントEVTに含まれる出力条件41を基に、レポート出力に関する条件を設定し、指定された出力¥条件に従ってレポートの出力を行う。
(イベントに関する情報:その3)
更に、本実施形態に係る画像処理装置100は、情報を出力したい各機能に対して、出力要求後にレポート出力されたか否かの出力結果を通知することもできる。そのため、本実施形態に係る画像処理装置100では、図23に示すようなレポート出力イベントEVTを、レポート出力要求モジュールORMから発行し、イベント情報71と関連付けてイベント制御処理を行う。
図23は、本発明の第3の実施形態に係るレポート出力イベントEVTに関する情報のデータ構成例(その3)を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100では、イベント制御部28によって、レポートIDや出力条件41の他、レポート出力の結果を通知する先を示すデータ(例えば、レポート出力要求モジュールORMの関数ポインタなど。)である「結果通知先」を含むレポート出力イベントEVTをイベント情報71に関連付けて、イベント制御処理を行う。ここで、イベント制御部28が行うイベント制御処理は、図20を用いて説明を行ったステップS701からS706までの処理手順によって行われる。また、イベント制御処理後に行う自動レポート出力の条件設定処理は、図22を用いて説明を行ったステップS801からS804までの処理手順によって行われる。
以下に上記条件設定処理後に行う画像処理装置100におけるレポート出力後に出力結果を通知する処理について説明する。
(レポート出力と出力結果通知)
図24は、本発明の第3の実施形態に係るレポート出力後に出力結果を通知する処理手順の一例を示す図である。また、図24の処理手順のうち、ステップS901からS910については、図17のステップS601からS610と同様の処理手順であることから、ここでの説明を省略し、図17と異なるステップS911からS914までの処理手順について説明する。
画像処理装置100は、レポート出力部26によって、指定された出力方法に従い、動作条件設定(出力条件41)に基づいて、物理レポートデータPからレポートが出力されると、その出力結果が、レポート出力部26から画像変換部27に送信され(ステップS911)、画像変換部27からレポート出力制御部22に送信される(ステップS912)。
レポート出力制御部22は、画像変換部27を介して、レポート出力部26から送信された出力結果を受信すると、イベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTから結果通知先を取得し(ステップS913)、出力結果を取得した結果通知先(レポート出力要求モジュールORM)に送信する(ステップS914)。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、レポートを出力後、その出力結果を、イベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTの結果通知先であるレポート出力要求モジュールORMに送信し、情報を出力したい各機能にその旨を通知する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、本実施形態に係る画像処理装置100は、情報を出力したい各機能(各アプリケーション)からのレポート出力要求を、レポート出力イベントETVとして受信し、受信したレポート出力イベントEVTを自動レポート出力のイベントとしてイベント情報71に関連付ける。次いで、画像処理装置100は、イベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTに含まれるレポート種類を基に、対応する論理レポート作成モジュール32によって、レポートの出力方法と出力条件41に依存しないベクタデータである論理レポートデータDを作成し、作成した論理レポートデータDから出力レポートの画像データである物理レポートデータPを作成する。その後、画像処理装置100は、レポートIDから一意に特定されたレポート定義情報31に定義されている出力方法と出力条件41、またはイベント情報71に関連付けられたレポート出力イベントEVTに含まれる出力条件に従い、作成された物理レポートデータPを基にレポートを出力する。
これによって、画像処理装置100では、情報を出力したい各機能からのレポート出力要求から、予め登録しておいたレポート定義情報31を基に出力パターンを指定でき、更に、論理レポートデータDのような汎用的な形式のデータ(ベクタデータ)を作成することで、指定される出力方法や出力条件41に対応したレポート出力を行うことができる。
よって、画像処理装置100は、レポート出力時の操作性に優れ、かつレポートの出力方法と出力条件41とに柔軟に対応でき、ユーザからの出力要求だけでなく、情報を出力したい各機能からの出力要求にも対応し、自動的にレポート出力を行うことができる。更に、画像処理装置100は、情報を出力したい各機能の出力要求を基に自動的にレポート出力を行うときに、情報を出力したい各機能が出力条件41を指定できることから、ユーザからの出力要求と同様に、様々な出力パターンにも対応可能である。また、レポート出力の出力結果が出力要求元に送信されることから、出力要求元が正常に処理が行われたか否かを知ることができ、その旨を、ユーザや管理者に通知することも可能となる。
ここまで、上記各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態に係る画像処理装置100が有する「画像処理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、コントローラ13の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記各実施形態に係る画像処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体104に格納することができる。
よって、上記各実施形態に係る画像処理プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体104に記憶させることによって、これらの記録媒体104を読み取り可能なドライブ装置103に接続された記録媒体104から、画像処理装置100にインストールすることができる。また、画像処理装置100は、ネットワークなどのデータ伝送路に接続可能なデータ通信I/F14を有していることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて画像処理プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記各実施形態では、レポート定義情報31、画像情報61、及びイベント情報71について、具体的なデータ項目を挙げて説明を行ったが、これらのデータ項目に、本発明が限定されるものではない。上記各情報は、汎用的なデータ構成をしており、当該画像処理装置100がサポートする出力方法や出力条件、画像変換、及び各種イベントなどによって、各情報を構成するデータ項目を変更することができる。
また、上記各実施形態では、レポート出力部26が有する各出力機能部に、印刷部26aと、メール送信部26bと、保管部26cとを例に挙げて説明を行ったが、この機構構成に、本発明が限定されるものではない。当該画像処理装置100がサポートする出力方法に対応する出力機能であればよい。
また、上記各実施形態では、画像処理装置100が管理する各種情報を、レポート出力の対象情報として説明を行ったが、この内容に、本発明が限定されるものではない。例えば、当該画像処理装置100が、ネットワークなどの電気通信回線を介して、他の機器と双方向でのデータ通信が可能であれば、他の機器が管理する各種情報も、レポート出力の対象情報としてもよい。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る論理レポートデータと物理レポートデータとのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポート定義情報と論理レポート作成モジュールとを登録する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポート出力に関する情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポート出力時のUI画面例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力パターン候補を通知する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力レポートの一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力レポートの一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力レポートの一例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポート出力時のUI画面例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポート出力の条件を設定する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る論理レポートデータを作成する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレポートを出力する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像に関する情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るレポートを出力する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る自動レポート出力の対象イベントに関する情報のデータ構成例(その1)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る発行されたレポート出力イベントに対応してレポート定義情報を取得する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るレポート出力イベントに関する情報のデータ構成例(その2)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る発行されたレポート出力イベントに対応して出力条件を設定する処理手順の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るレポート出力イベントに関する情報のデータ構成例(その3)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るレポート出力後に出力結果を通知する処理手順の一例を示す図である。
符号の説明
11 操作パネル
12 記録媒体I/F
13 コントローラ
14 データ通信I/F
15 スキャナ
16 プロッタ
21 UI部
22 レポート出力制御部
23 レポート定義部
24 論理レポート作成部
25 物理レポート作成部
26 レポート出力部
26a 印刷部
26b メール送信部
26c 保管部
27 画像変換部
28 イベント配信部
31 レポート定義情報
32 論理レポート作成モジュール
41 出力条件
41a 印刷条件
41b メール送信情報
41c 保管条件
51 条件要素
61 画像情報
71 イベント情報
100 画像処理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置
104 記録媒体
105 ROM
106 RAM
107 CPU
108 NV−RAM
109 インタフェース装置
110 HDD(不揮発性の記憶装置)
111 画像読取装置(スキャナ装置)
112 印刷装置(プロッタ装置)
D 論理レポートデータ
EVN レポート出力イベント
M レポート機能提供モジュール
ORM レポート出力要求モジュール
P 物理レポートデータ
UI 操作画面

Claims (19)

  1. 複数の情報項目から構成される所定の情報群をレポートとして出力する画像処理装置であって、
    前記レポートの種類を示すレポート種類情報と、前記レポートの出力方法及び出力条件の組み合わせからなる出力パターンを示す出力パターン情報とが関連付けて定義されたレポート定義情報を保持する情報保持手段と、
    前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成する構造化データ作成手段と、
    前記構造化データ作成手段により作成された前記構造化データを基に、前記レポートの画像データを作成する画像データ作成手段と、
    前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている前記レポート定義情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された前記レポート定義情報に定義されている前記出力パターン情報を基に、前記画像データ作成手段により作成された前記画像データを出力する出力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 当該画像処理装置が、
    前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている複数のレポート定義情報を抽出し、抽出した前記複数のレポート定義情報に定義されている複数の出力パターン情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記複数の出力パターン情報の中から、ユーザによって選択された前記出力パターン情報を受け付ける受付手段とを有し、
    前記特定手段は、
    前記受付手段により受け付けた前記出力パターン情報を基に、前記レポート定義情報を特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示手段は、
    前記複数の出力パターン情報を表示するときに、
    前記レポートの種類ごとに予め設定しておいた、当該画像処理装置において推奨する出力パターン情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データ作成手段は、
    作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手段により出力される出力領域より大きい場合に、
    前記画像領域が、前記出力領域内に収まるような所定の画像処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データ作成手段は、
    作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手段により出力される出力領域より大きい場合に、
    予め設定された、前記情報項目を減らして構成される所定の情報群を含む構造化データを基に、前記画像データを作成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 当該画像処理装置が、
    前記構造化データを作成する複数のソフトウェア部品を、前記レポート種類情報に対応付けて保持するソフトウェア部品保持手段を有し、
    前記構造化データ作成手段は、
    前記ソフトウェア部品保持手段により保持されている前記複数のソフトウェア部品のうち、前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成するソフトウェア部品を特定し、特定した前記ソフトウェア部品によって、前記構造化データを作成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記情報保持手段は、
    前記出力方法を示す出力方法情報に対して、1つ又は複数の出力条件を示す出力条件情報が定義され、
    定義されている各出力条件情報の条件要素の情報が、同じ形式で定義されている前記レポート定義情報を保持することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 当該画像処理装置が、
    前記画像データ作成手段により作成された前記画像データに対して、所定の画像変処理を行う画像変換手段を有し、
    前記画像変換手段は、
    前記画像データを、前記出力方法に応じた所定のデータ形式に変換することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. アプリケーションから前記レポートの出力要求を受け付けると、前記アプリケーションが指定する前記レポート種類情報を含む、レポート出力のイベント情報を送信するイベント情報送信手段と、
    前記イベント情報送信手段により送信された前記イベント情報を基に、前記レポートの出力を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記イベント情報送信手段は、
    前記レポート種類情報に加えて、前記出力条件情報及び/又は前記レポートの出力結果の通知先を示す結果通知先情報を含む前記イベント情報を送信することを特徴する請求項9に記載の画像処理装置。
  11. レポートの種類を示すレポート種類情報と、前記レポートの出力方法及び出力条件の組み合わせからなる出力パターンを示す出力パターン情報とが関連付けて定義されたレポート定義情報を保持する情報保持手段を有し、
    複数の情報項目から構成される所定の情報群を前記レポートとして出力する画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成する構造化データ作成手順と、
    前記構造化データ作成手順により作成された前記構造化データを基に、前記レポートの画像データを作成する画像データ作成手順と、
    前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義されている前記レポート定義情報を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された前記レポート定義情報に定義されている前記出力パターン情報を基に、前記画像データ作成手順により作成された前記画像データを出力する出力手順と、を有する画像処理方法。
  12. 前記情報保持手段により保持されている前記レポート定義情報の中から、前記レポートの出力要求として指定された前記レポート種類情報が定義された複数のレポート定義情報を抽出し、抽出した前記複数のレポート定義情報に定義された複数の出力パターン情報を、前記画像処理装置が備える表示装置に表示させる表示手順と、
    前記表示手順により表示された前記複数の出力パターン情報の中から、ユーザによって選択された前記出力パターン情報を受け付ける受付手順とを有し、
    前記特定手順は、
    前記受付手順により受け付けた前記出力パターン情報を基に、前記レポート定義情報を特定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記表示手順は、
    前記複数の出力パターン情報を表示するときに、
    前記レポートの種類ごとに予め設定しておいた、前記画像処理装置において推奨する出力パターン情報を表示させることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像処理方法。
  14. 前記画像データ作成手順は、
    作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手順により出力される出力領域より大きい場合に、
    前記画像領域が、前記出力領域内に収まるような所定の画像処理を行うことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  15. 前記画像データ作成手順は、
    作成する前記画像データの画像領域が、前記出力手順により出力される出力領域より大きい場合に、
    予め設定された、前記情報項目を減らして構成される所定の情報群を含む構造化データを基に、前記画像データを作成することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  16. 前記画像処理装置が、
    前記構造化データを作成する複数のソフトウェア部品を、前記レポート種類情報に対応付けて保持するソフトウェア部品保持手段を有し、
    前記構造化データ作成手順は、
    前記ソフトウェア部品保持手段により保持されている前記複数のソフトウェア部品のうち、前記レポート種類情報を基に、前記レポートの種類に対応する前記所定の情報群を含む構造化データを作成するソフトウェア部品を特定し、特定した前記ソフトウェア部品によって、前記構造化データを作成することを特徴とする請求項11ないし15のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  17. 前記画像データ作成手順により作成された前記画像データに対して、所定の画像変処理を行う画像変換手順を有し、
    前記画像変換手順は、
    前記画像データを、前記出力方法に応じた所定のデータ形式に変換することを特徴とする請求項11ないし16のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  18. アプリケーションから前記レポートの出力要求を受け付けると、前記アプリケーションが指定する前記レポート種類情報を含む、レポート出力のイベント情報を送信するイベント情報送信手順と、
    前記イベント情報送信手順により送信された前記イベント情報を基に、前記レポートの出力を制御する制御手順とを有することを特徴とする請求項11ないし17のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  19. 前記イベント情報送信手順は、
    前記レポート種類情報に加えて、前記出力条件情報及び/又は前記レポートの出力結果の通知先を示す結果通知先情報を含む前記イベント情報を送信することを特徴する請求項18に記載の画像処理方法。
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