JP4179774B2 - 加振型接触検出センサ - Google Patents
加振型接触検出センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4179774B2 JP4179774B2 JP2001356643A JP2001356643A JP4179774B2 JP 4179774 B2 JP4179774 B2 JP 4179774B2 JP 2001356643 A JP2001356643 A JP 2001356643A JP 2001356643 A JP2001356643 A JP 2001356643A JP 4179774 B2 JP4179774 B2 JP 4179774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stylus
- piezoelectric element
- electrode
- vibration
- detection sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加振型接触検出センサに係り、例えば、一次元測定機や、三次元測定機、輪郭測定機等の測定機の接触式プローブとして用いられる加振型接触検出センサに関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、被測定物の形状や寸法の測定を行う測定機としてハイトゲージ(一次元測定機)や、三次元測定機、表面性状測定機や小穴測定機等が知られている。
これらの測定機には、測定機本体と被測定物との位置関係を検知するために各種プローブが使用され、これらのプローブとしては、被測定物に対して非接触で検知可能な非接触式プローブと、被測定物に接触することで検知可能な接触式プローブとがある。
【0003】
上述したような測定機の接触式プローブとしては、図7に示すような加振型接触検出センサ100が知られている(特開2000−55643号公報、特願2001−126410号(本出願人によるもの)等参照)。この加振型接触検出センサ100は、スタイラスホルダ101と、スタイラス102と、2枚の圧電素子103を含んで構成されている。
【0004】
スタイラスホルダ101は、図示しない測定機の移動軸に取り付けるための固定部111と、スタイラス102を接着固定するためのスタイラス取付部112とを備えている。このうち、スタイラス取付部112は、二股に分かれており、この二股の先端2箇所でスタイラス102を軸方向に沿って2点支持している。スタイラス取付部112の先端は、断面コ字状に形成されており、その開口内にスタイラス102が配置され、固定されている。
スタイラス102は、略柱状に形成され、その先端には被測定物と接触する接触部121が設けられている。
【0005】
圧電素子103は、スタイラス102を軸方向に共振状態で加振するとともに、接触部121と被測定物との接触に際して生じるスタイラス102の共振状態の変化を検出するためのものであり、2枚の圧電素子103は、スタイラス取付部112の二股部分にまたがって上面および下面にそれぞれ取り付けられている。
2枚の圧電素子103において、スタイラス取付部112に取り付けられる面とは反対側の面は、二分割され、加振用電極103Aおよび検出用電極103Bがそれぞれ形成されている。また、2枚の圧電素子103において、スタイラス取付部112に取り付けられる面には、一つの共通電極103Cが形成されている。
【0006】
このような構成において、圧電素子103の加振用電極103Aに所定周波数の電圧を加えて圧電素子103を振動させると、スタイラス102が振動し始めて軸方向に沿って共振状態で振動する。
この状態で、接触部121が被測定物に接触すると、スタイラス102の共振状態に変化が生じて、圧電素子103の振動にも変化が生じる。この圧電素子103の振動変化を、検出用電極103Bから出力される電気信号に基づいて検知することで、接触部121と被測定物との接触を検出できるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような加振型接触検出センサ100では、圧電素子103に所定周波数の電圧をかけるために、加振用電極103Aおよび共通電極103Cのそれぞれに対して銅線からなるリード線がハンダ付け等によって取り付けられている。また、圧電素子103から電気信号を取り出すために、検出用電極103Bおよび共通電極103Cのそれぞれに対して銅線からなるリード線がハンダ付け等によって取り付けられている。
つまり、共通電極103Cを含めて、銅線からなる4本のリード線が圧電素子103にハンダ付け接続されている。
【0008】
しかしながら、このような加振型接触検出センサ100は、圧電素子103に4本のリード線がハンダ付け接続されているが、銅線の径が40μm程度であるので、ハンダ付けによる接続の安定性に不安が残る。このため、圧電素子103の振動変化によって被測定物との接触状態を検知する加振型接触検出センサ100の感度を良好にすることが困難であるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、感度を良好にでき、かつ、材料コストを削減することができる加振型接触検出センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の加振型接触検出センサは、
被測定物と接触する接触部を有するスタイラスと、前記スタイラスを保持するスタイラスホルダと、
前記スタイラスを軸方向に共振状態で振動させる加振手段と、前記スタイラスの前記接触部と被測定物との接触に際して生じる当該スタイラスの共振状態の変化を検出する検出手段と、を備え、
前記加振手段および前記検出手段は、
前記スタイラスが取り付けられた電気信号変換手段としての一枚の圧電素子と、
前記圧電素子に形成された加振用電極および検出用電極と、を有し、
前記スタイラスホルダの圧電素子支持部に前記圧電素子が設置されているとともに前記スタイラスの重心位置が前記圧電素子の略中心上に配置され、
前記加振用電極に所定周波数の電気信号を加えると前記圧電素子が振動して前記スタイラスが振動されるとともに、この振動する前記スタイラスの前記接触部が前記被測定物と接触した際の振動変化が前記圧電素子に伝達されて前記検出用電極から当該スタイラスの振動状態の変化を検知する電気信号が取り出し可能であって、
前記圧電素子は、前記スタイラスホルダに装着され、
前記加振用電極および前記検出用電極は、ワイヤーボンディングによるリード線を介して接続され、
前記リード線は、金線であることを特徴とする。
【0011】
ここで、電気信号変換手段の電極が、ワイヤーボンディングによるリード線を介して接続される先は、例えば、接地や所定位置に設けられた回路のランドである。
電気信号変換手段としては、加振手段および検出手段の両方の役割を有するものでもよくまた、加振手段の役割のみを有するものでもよく、もしくは、検出手段の役割のみを有するものでもよい。
【0012】
ワイヤーボンディングとは、固相拡散による金属同士の接合であり、ワイヤーボンディングとしては、ワイヤー(リード線)を接着面に押しつけて、所定周波数の超音波振動でこすりつけ、その時発生する摩擦熱でワイヤーを接着面に接合する超音波方式と、ワイヤーを接着面に押しつけた状態で、加熱することでワイヤーを接着面に接合する熱圧着方式とのいずれも採用できる。
【0013】
この発明によれば、電気信号変換手段としての圧電素子は、その電極である加振用電極および検出用電極がワイヤーボンディングによるリード線を介して、他の電気回路と電気的に接続されることが可能となる。
従来は、ハンダ付けによる接続であったため、接続の安定性に問題を有していた。しかしながら、ワイヤーボンディングによる接続としたので、断線の可能性を低減し、接続が安定されるので確実に電気信号を入出力することができる。
また、例えば、スタイラスホルダを導電性材料で形成して、電気信号変換手段としての圧電素子とスタイラスホルダをリード線で接続すれば、リード線を電気回路まで引くことを要せず、リード線を短くすることができる。
したがって、電気信号変換手段としての圧電素子の振動の変化に基づいて、被測定物との接触状態を検知する加振型接触検出センサの感度を良好にできる。
また、リード線を短くできるので、材料コストを削減することができる。
これは、特に、リード線として金線を用いる場合などに利点を有する。
また、硬度が銅線より低く、延性および展性に富む金線をリード線として採用することで、リード線の接続による電気信号変換手段の振動の減衰をさらに小さくでき、電気信号変換手段の振動の変化に基づいて、被測定物との接触状態を検知する加振型接触検出センサの感度をさらに良好にできるようになる。
【0014】
本発明では、前記圧電素子の一面には前記加振用電極と前記検出用電極とが設けられているとともにこの圧電素子の他面には一枚の共通電極が設けられ、前記スタイラスホルダは、固定部と、前記固定部の両側端から互いに平行に伸びる一対の腕部と、これら腕部と略直交しかつ一対の腕部の先端の間に配置された圧電素子支持部と、を有し、前記スタイラスは、前記圧電素子に取り付けられ、前記スタイラスが取り付けられた前記圧電素子は、前記スタイラスが前記圧電素子支持部に直交して前記腕部に平行になる状態で前記圧電素子支持部に装着され、前記圧電素子の一面には前記スタイラスを間にして両側にそれぞれ前記加振用電極と前記検出用電極が配置されており、前記スタイラスホルダの固定部、一対の腕部および圧電素子支持部にて囲まれた空間内に回路の端子領域が配設され、前記加振用電極および前記検出用電極にワイヤーボンディングにて接続されたリード線は、前記スタイラスと略平行に引き出されて前記端子領域に接続されていることが好ましい。
また、本発明では、前記スタイラスホルダには、前記電気信号変換手段が装着される装着面と略直交し、かつ前記電気信号変換手段の端面と接触する位置決め面が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、電気信号変換手段をスタイラスホルダに装着する際、位置決め面により、スタイラスホルダに対する電気信号変換手段の取付位置を常に略同一位置とすることができる。これにより、各加振型接触検出センサにおける、電気信号変換手段の位置のばらつきを最小限にとどめることができ、本発明に係る加振型接触検出センサを利用した測定の信頼性が向上する。
【0015】
このような場合、前記スタイラスホルダには、前記電気信号変換手段の一部が内部に配置される凹部が形成され、前記位置決め面は、前記凹部の内壁面であることが望ましい。
本発明では、スタイラスホルダに凹部を形成し、この凹部内に電気信号変換手段の一部を配置することとしたので、加振型接触検出センサのコンパクト化が図れる。
【0016】
このような場合、電気信号変換手段は導電性を有する導電性材料で形成され、前記凹部の前記内壁面の前記装着面と略直交する方向に沿う寸法は、前記電気信号変換手段の前記端面の前記装着面と略直交する方向に沿う寸法の略1/2以下であることが望ましい。
電気信号変換手段には、電気信号変換手段を振動させる加振電圧を受信するための受信電極や、電気信号変換手段の圧電変化を発信するための送信電極や、受信電極および送信電極と対になる電極等が設けられる。このとき、スタイラスホルダが導電性を有しているので、例えば、受信電極と受信電極と対になる電極が共にスタイラスホルダに接触されると短絡が生じる。そこで、一方の電極が装着面に設けられ、他方の電極が装着面と反対側に設けられる場合、凹部の凹み寸法が電気信号変換手段の装着面に略直交する方向の1/2以下であれば、装着面と反対側に設けられた電極が共にスタイラスホルダに接触される事態は十分に防ぐことができるので、加振型接触検出センサを利用した測定の信頼性が向上されるとともに故障を未然に防止することができる。
【0018】
本発明では、前記電気信号変換手段は圧電素子であり、一枚の圧電素子が前記加振手段および前記検出手段の役割を有し、この圧電素子の一面には加振用電極と検出用電極が設けられ、圧電素子の他面は導電性を有する導電性接着剤を介して前記スタイラスホルダに接続されていることが好ましい。
【0019】
例えば、電気信号変換手段のスタイラスホルダとの接着面側を共通電極とし、この共通電極とスタイラスホルダを導電性接着剤を介して接続すれば、加振手段へ所定周波数の電気信号を送るためのリード線および検出手段からの電気信号を取り出すためのリード線の2本のみを電気信号変換手段に接続すればよく、電気信号変換手段に接続されるリード線の本数を減らすことができる。
従来は、電気信号変換手段に対して4本のリード線が接続されていた。このリード線の接続は、電気信号変換手段がスタイラスの振動を受けるのに抵抗として働く問題が生じていた。
しかしながら、本発明によれば、リード線の接続による電気信号変換手段の振動の減衰を最小限にとどめることができるから、スタイラスの振動変化を電気信号変換手段に確実に反映させることができるようになる。
【0020】
本発明の加振型接触検出センサにおいて、前記電気信号変換手段は圧電素子であることが望ましい。
圧電素子であれば、所定の周期信号を印加されると、所定の周期で振動され、また、振動に応じて圧電を発し、電圧変化を発信することができる。よって、一枚の圧電素子に対して、電極として、加振信号の電圧が印加される受信電極と、圧電変化を外部に送信する送信電極と、受信電極および送信電極のそれぞれと対になる電極が設けられると、電気信号変換手段としての働きをすることができる。
【0021】
ここで、電気信号変換手段としては、圧電素子の他に、磁歪素子や形状記憶素子等の固体素子を用いることもできるが、電気的に制御可能であることから、圧電素子を用いることによって、感度の良好な加振型接触検出センサが構成される。
本発明においては、受信電極および送信電極と対になる電極は共通の一電極として、導電性接着剤で導電性を有するスタイラスホルダに接続する、または、共通の電極にリード線を接続することで、リード線の本数を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る加振型接触検出センサ1が示されている。このセンサ1は、図示は省略するが、例えば、一次元測定機(ハイトゲージ)や、三次元測定機、輪郭測定機、表面性状測定機、小孔測定機等の測定機において、当該測定機と被測定物との位置関係を検出するための接触式プローブとして使用されるものである。
【0023】
具体的に、センサ1は、被測定物や、被測定部位に接触するスタイラス21を含んで構成されたスタイラスユニット20と、このスタイラスユニット20が着脱可能に設けられた回路部30とを備えている。
また、スタイラスユニット20および回路部30には、スタイラスユニット20が回路部30に取り付けられた際、スタイラスユニット20と回路部30とを電気的に接続するためのスタイラス側接続手段27および回路側接続手段31がそれぞれ設けられている。なお、これらスタイラス側接続手段27および回路側接続手段31については、後に詳細に説明する。
【0024】
スタイラスユニット20は、図2にも示すように、上述したスタイラス21と、このスタイラス21を保持するスタイラスホルダ22と、このスタイラスホルダ22を間に挟持する押さえ板23および回路基板としてのスタイラスユニット用プリント基板24と、このプリント基板24に取り付けられたスタイラス側接続手段27とを備えている。
スタイラス21は、略柱状に形成され、その先端には被測定物と接触する針状の接触部211が設けられ、後端には必要に応じて図示しないカウンタバランスが設けられている。
【0025】
スタイラスホルダ22は、押さえ板23およびスタイラスユニット用プリント基板24間に挟持される固定部221と、この固定部221から平行に延びた一対の腕部222と、これら腕部222と略直交しかつ一対の腕部222の先端の間に配置された圧電素子支持部223とを有している。
このうち、圧電素子支持部223は、略平行配置された一対の板ばね223Aと、これら一対の板ばね223Aの両端を、それぞれ一対の腕部222の先端へ接続する板ばね支持部223Bとを有している。
一対の板ばね223Aは、スタイラス21の軸方向と略直交する方向に沿って配列されている。各板ばね223Aは、スタイラス21の軸方向へ弾性変形可能とされている。
なお、スタイラスホルダ22を構成する固定部221、一対の腕部222、および圧電素子支持部223は、一体に形成されている。
このようなスタイラスホルダ22は、弾性能力の高い導電性材料から形成され、例えば、ステンレス(特にばね用ステンレス)や、ばね用りん青銅、ばね用洋白、ベリリウム銅等の材料から形成されている。
【0026】
圧電素子支持部223の各板ばね223Aの略中央には、図3にも示すように、スタイラス21が取り付けられた略板状の電気信号変換手段としての圧電素子25が設置されている。なお、スタイラス21は、その重心位置が圧電素子25の略中心上に配置されている。
ここで、各板ばね223Aの略中央には、図4にも示すように、圧電素子25の設置位置に対応して凹部223Cが形成され、この凹部223Cの底面上に圧電素子25が配置されている。つまり、圧電素子25の一部(図4中では下部)が凹部223Cの内部に配置されている。
【0027】
各板ばね223Aにおいて、スタイラス21を挟んで対向配置される凹部223Cの一対の内壁面のうち、一方の内壁面(本実施形態では図3中手前側に配置された内壁面)は、圧電素子25のX方向における位置決めを行うX方向位置決め面223Dとしての役割を有している。また、一対の板ばね223Aの凹部223Cにおいて、2つのX方向位置決め面223DはX方向における位置が略一致している。
【0028】
また、各板ばね223Aにおいて、当該一対の板ばね223Aが互いに対向する対向面とは反対側の面(以下、外側面という)は、それぞれ圧電素子25の端面とY方向における位置が略一致しており、圧電素子25のY方向における位置決めを行うY方向位置決め面223Eとしての役割を有している。つまり、圧電素子25のY方向に沿う寸法D1が、圧電素子支持部223のY方向に沿う寸法D2と略一致している。
なお、本実施形態では、両方の板ばね223Aの外側面のY方向における位置が、圧電素子25の端面と略一致するようにしているが、少なくともいずれか一方の板ばね223Aの外側面のY方向における位置が、圧電素子25の端面と略一致していればよい。
【0029】
さらに、一対の板ばね223Aにおいて、図4に示すように、各凹部223CのZ方向に沿う寸法D6は、圧電素子25のZ方向に沿う寸法D5の略1/2以下となっている。
また、一対の板ばね223Aにおいて、各凹部223CのX方向に沿う寸法D4は、圧電素子のX方向に沿う寸法D3よりも大きく、これにより、凹部223の底面上に圧電素子25が確実に配置されるようになる。
なお、X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに略直交する方向を示している。
【0030】
圧電素子25は、スタイラス21を軸方向に共振状態で加振する加振手段としての役割と、スタイラス21の接触部211と被測定物との接触に際して生じるスタイラス21の振動状態の変化を検出する検出手段としての役割との2つの役割を有している。
具体的に、圧電素子25の圧電素子支持部223との装着面(図中下面)には、圧電素子25の加振手段と検出手段との共通の電極としての役割を有する共通電極26が設けられ(図3および図4参照)、接着剤261によってスタイラスホルダ22に固定されている。共通電極26とスタイラスホルダ22はワイヤーボンディングされた金線のリード線283によって接続されている。また、装着面と反対側の面(図中上面)には、中央で分割された加振用電極25Aおよび検出用電極25Bが形成されている。
【0031】
このような構成を有する圧電素子25では、加振用電極25Aに所定周波数の電気信号を加えると、当該圧電素子25が振動して、スタイラス21が軸方向に共振状態で振動するようになる。このスタイラス21の振動は、当該圧電素子25に伝わり、検出用電極25Bから出力される電気信号を取り出すことで、スタイラス21の振動状態を検知することが可能となる。
【0032】
押さえ板23は、金属等の導電性材料から形成されている。この押さえ板23には、スタイラスユニット用プリント基板24との間に挟持するスタイラスホルダ22の固定部221が、図示しないねじにより固定されている。
なお、本実施形態では、スタイラスホルダ22と押さえ板23とを別々に製作しているが、一体ものとして製作してもよい。
【0033】
スタイラスユニット用プリント基板24は、樹脂等でできた絶縁性基板の上に銅箔等で配線パターンを描いた電子回路基板であり、プリント基板24の一方の面には、スタイラスホルダ22および押さえ板23等が取り付けられ、他方の面には、前述したスタイラス側接続手段27が取り付けられている。
スタイラスユニット用プリント基板24には、圧電素子25の加振用電極25A、検出用電極25B、および共通電極26がそれぞれ電気的に接続されている。
【0034】
具体的に説明すると、共通電極26は、リード線283によってスタイラスホルダ22に接続され、導電性材料から形成されたスタイラスホルダ22および押さえ板23を介して、プリント基板24に電気的に接続されている。ここで、押さえ板23は、プリント基板24上に押さえつけられて、当該プリント基板24に形成されたアースの配線パターンに電気的に接続されている。
これにより、共通電極26は、スタイラスホルダ22および押さえ板23を介してアース接続されている。なお、押さえ板23がアース接続されることにより、押さえ板23がシールド板としての機能も有し、内部に対する外部の電場や磁場の影響を小さくすることが可能となっている。
【0035】
一方、加振用電極25Aおよび検出用電極25Bは、それぞれリード線281、282を介して、プリント基板24に電気的に接続されている。
各リード線281、282の一端は、ワイヤーボンディング、接着剤、はんだ付け等の種々の固定手段により、それぞれ加振用電極25Aおよび検出用電極25Bに取り付けられ、他端は、前述の固定手段により、スタイラスユニット用プリント基板24の端子領域24A(いわゆるランド)に取り付けられている。
これらのリード線281、282、共通電極26のリード線283は、直径20μmの金線から構成されている。このように、やわらかい金線による直径の細いリード線281、282、共通電極のリード線283を採用することで、リード線281、282、共通電極のリード線283の接続による圧電素子25の振動の減衰を最小限にとどめることが可能となる。
【0036】
リード線281、282、共通電極26のリード線283の固定手段としてワイヤーボンディングを採用した場合には、リード線281、282を加振用電極25A、検出用電極25B、または端子領域24A、また、共通電極26のリード線283をスタイラスホルダ22に押しつけて、所定周波数の超音波振動でこすりつけ、その時発生する摩擦熱でリード線281、282、共通電極26のリード線283を加振用電極25A、検出用電極25B、または端子領域24A、スタイラスホルダ22に接合する超音波方式と、リード線281、282、共通電極26のリード線283を加振用電極25A、検出用電極25B、または端子領域24A、スタイラスホルダ22に押しつけた状態で、加熱することでリード線281、282、共通電極26のリード線283を加振用電極25A、検出用電極25B、または端子領域24A、スタイラスホルダ22に接合する熱圧着方式とのいずれも採用できる。このようにしてリード線281、282がそれぞれ取り付けられた端子領域24Aは、スタイラスユニット用プリント基板24の配線パターンを介して、スタイラス側接続手段27と電気的に接続されている。
【0037】
スタイラス側接続手段27は、3つのコイル271、272、273を有している。
これら3つのコイル271〜273のうち、一つのコイル271は、スタイラスユニット用プリント基板24およびリード線281を介して加振用電極25Aに電気的に接続され、他の一つのコイル272は、スタイラスユニット用プリント基板24およびリード線282を介して検出用電極25Bに電気的に接続され、残りの一つのコイル273は、図示は省略するが、例えば、加振用電極25Aへ出力される所定周波数の電気信号を増幅するアンプや、検出用電極25Bから出力される検出信号を増幅するアンプ等に電気的に接続されている。
【0038】
回路部30は、上述した回路側接続手段31、およびこの回路側接続手段31を支持する回路部用プリント基板33を備えている。
回路側接続手段31は、スタイラス側接続手段27の3つのコイル271〜273とそれぞれ電磁結合可能な3つのコイル311、312、313を有している。
ここで、回路側接続手段31の3つのコイル311〜313の略中央部分には、図1および図5に示すように、スタイラスユニット20側へ向かって突出した位置決めピン32が設けられ、スタイラス側接続手段27の3つのコイル271〜273の略中央部分には、各位置決めピン32が挿入される位置決め穴29が設けられている。
なお、本発明に係る位置決め手段は、位置決めピン32および位置決め穴29を含んで構成されている。
【0039】
スタイラスユニット20を回路部30に取り付ける際、位置決めピン32を位置決め穴29に挿入することで、回路部30に対するスタイラスユニット20の位置決めがなされ、回路部30に対するスタイラス21の位置のばらつきを最小限とすることができるようになる。
また、スタイラス側接続手段27の3つのコイル271〜273と、回路側接続手段31の3つのコイル311〜313との位置決めもなされるので、スタイラスユニット20を回路部30に取り付けた際に、コイル271〜273、311〜313同士を確実に電磁結合させることが可能となる。
【0040】
回路部用プリント基板33は、スタイラスユニット用プリント基板24と同様に、樹脂等でできた絶縁性基板の上に銅箔等で配線パターンを描いた電子回路基板である。
この回路部用プリント基板33には、スタイラス側接続手段27および回路側接続手段31により、圧電素子25の加振用電極25Aおよび検出用電極25Bにそれぞれ電気的に接続される図示しない加振回路および検出回路が設けられている。
【0041】
加振回路は、例えば、交流電気信号を出力する交流電圧源と電気的に接続され、交流電圧源から出力される信号を、圧電素子25で利用可能な信号に変換するものとなっている。
検出回路は、例えば、加振型接触検出センサ1を移動させる移動機構の動作を制御する制御装置と電気的に接続され、検出用電極103Bから出力される信号を、制御装置で利用可能な信号に変換するものとなっている。
【0042】
ここで、回路側接続手段31において、加振用電極25Aと電気的に接続されているスタイラス側接続手段27のコイル271と電磁結合可能なコイル311は、回路部用プリント基板33の加振回路と電気的に接続されている。
これにより、スタイラス側接続手段27のコイル271と、回路側接続手段31のコイル311とが電磁結合することで、スタイラスユニット20の加振用電極25Aと、回路部30の加振回路とが電気的に接続され、加振回路から所定周波数の電気信号を圧電素子25に印加することが可能となる。
【0043】
回路側接続手段31において、検出用電極25Bと電気的に接続されているスタイラス側接続手段27のコイル272と電磁結合可能なコイル312は、回路部用プリント基板33の検出回路と電気的に接続されている。
これにより、スタイラス側接続手段27のコイル272と、回路側接続手段31のコイル312とが電磁結合することで、スタイラスユニット20の検出用電極25Bと、回路部30の検出回路とが電気的に接続され、検出用電極25Bから出力される電気信号に基づいて、加振型接触検出センサ1を移動させる移動機構を制御することが可能となる。
【0044】
回路側接続手段31において、スタイラスユニット20に設けられたアンプ等と電気的に接続されているスタイラス側接続手段27のコイル273と電磁結合可能なコイル313は、電源に電気的に接続されている。
これにより、スタイラス側接続手段27のコイル273と、回路側接続手段31のコイル313とが電磁結合することで、スタイラスユニット20に設けられたアンプ等と、電源とが電気的に接続され、アンプ等に電力を供給することが可能となる。
【0045】
次に、上述した加振型接触検出センサ1の組立手順について説明する。
まず、予めスタイラスユニット20および回路部30を製作しておく。スタイラスユニット20を製作する際には、まず圧電素子25にスタイラス21を取り付けた後に、圧電素子25をスタイラスホルダ22に装着する。
ただし、この順番は、圧電素子25をスタイラスホルダ22に装着してからスタイラス21を圧電素子に取り付けても良い。
ここで、圧電素子25のスタイラスホルダ22に対する位置決めを、スタイラスホルダ22に設けられたX方向位置決め面223DおよびY方向位置決め面223Eに基づいて行えば、スタイラスホルダ22に対して圧電素子25を常に略一定の位置に取り付けることが可能となる。
【0046】
次いで、回路部30を、図5中二点鎖線示すように、例えば、絶縁板41を介して、断面略コ字状のハウジング42内に組み付けた後、位置決めピン32および位置決め穴29により、回路部30にスタイラスユニット20を取り付ける。そして、ハウジング42の開口を塞ぐカバー43を、ねじ止め等でハウジング42に固定する。このカバー43により、スタイラスユニット20が回路部30側に押さえつけられた状態となり、スタイラスユニット20の回路部30への取り付けが完了する。
【0047】
ここで、例えば、スタイラス21が損傷した場合や、測定物や測定部位に合わせてスタイラス21の種類を変更したい場合には、カバー43をハウジング42から取り外してスタイラスユニット20を交換した後、再びカバー43をハウジング42に取り付けることで、スタイラス21の交換が可能となる。
加振型接触検出センサ1を測定機に装着する場合、センサ1のハウジング42を測定機に取り付ける。
【0048】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
本実施形態では、圧電素子25をワイヤーボンディングによるリード線によってスタイラスホルダ22に接続して、当該スタイラスホルダ22を介して圧電素子25をスタイラスユニット用プリント基板24と電気的に接続しているため、スタイラスユニット用プリント基板24と圧電素子25とを接続するためのリード線を短くすることができる。これにより、リード線の材料コストを低減することができる。
本実施形態では、圧電素子25をスタイラス21の振動方向に沿って弾性変形可能な一対の板ばね223A上に配置しているから、スタイラス21および圧電素子25の振動に応じて一対の板ばね223Aが弾性変形することによって、圧電素子25をスタイラスホルダ22に装着しても圧電素子25の振動の減衰を最小限にとどめることができる。
【0049】
本実施形態では、スタイラスホルダ22にX方向位置決め面223DおよびY方向位置決め面223Eを設けたので、スタイラスホルダに対する圧電素子の取付位置を常に略同一位置とすることができる。これにより、複数の加振型接触検出センサ1における、圧電素子25の位置のばらつきを最小限にとどめることができ、加振型接触検出センサ1を利用した測定の信頼性を向上させることができる。また、圧電素子25の取り付け作業性を向上させることができるので、不良品の発生率を低減させることができる。
【0050】
スタイラスホルダ22に凹部223Cを形成し、この凹部223C内に圧電素子25の一部を配置したので、加振型接触検出センサ1のコンパクト化を図ることができる。
【0051】
スタイラスホルダ22において、凹部223CのZ方向に沿う寸法D6は、圧電素子25のZ方向に沿う寸法D5の略1/2以下となっているので、加振用電極25Aおよび検出用電極25Bがスタイラスホルダ22に接触することを防ぐことができる。よって、加振用電極25Aおよび検出用電極25Bと共通電極26がスタイラスホルダ22に対して共に接触することがないので、圧電素子25の短絡を防止することが可能となる。
【0052】
スタイラスユニット20において、接続の信頼性が高いワイヤーボンディングにより、リード線281、282、共通電極26のリード線283を圧電素子25に取り付けているので、断線の可能性を小さくできる。
【0053】
また、リード線281、282、共通電極26のリード線283として、従来のリード線より細く、かつ、延性および展性に富む金線を採用しているので、リード線281、282、共通電極26のリード線283の接続による圧電素子25の振動の減衰をさらに小さくでき、圧電素子25の振動の変化に基づいて、被測定物との接触状態を検知する加振型接触検出センサ1の感度をさらに良好にできる。
【0054】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
例えば、共通電極26はリード線283がスタイラスホルダ22に接続され、このスタイラスホルダ22がプリント基板24に接続されているが、このリード線283はスタイラスホルダ22を介さずに、直接プリント基板24に接続されていてもよい。
【0055】
圧電素子25とスタイラスホルダ22はリード線283で接続されず、図6に示されるように、圧電素子25とスタイラスホルダ22を導電性接着剤によって接着し、この導電性接着剤を共通電極262としてもよい。このとき、導電性接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂等の樹脂に銀粉等の導電性物質を混合した接着剤等が採用できる。
このように導電性接着剤を共通電極262とし、スタイラスホルダ22に電気的に接続することで、リード線を削減することができるので、圧電素子25の振動を阻害する要因を減らすことができ、加振型接触検出センサ1による測定の信頼性を向上させることができる。
接触部としては、針状に形成された接触部に限らず、例えば、円盤形状や、球形状等の種々の形状を採用できる。
【0056】
加振手段および検出手段としては、一体に形成されたものに限定されず、それぞれ別に形成されたものであってもよく、例えば、加振手段および検出手段をそれぞれ一枚の圧電素子を含んで構成してもよい。
また、加振手段または検出手段としては、スタイラスに直接装着されるもの、およびスタイラスに間接的に装着されるもの(図7参照)のいずれを採用してもよく、このような場合も本発明に含まれる。
【0057】
【発明の効果】
本発明に係る加振型接触検出センサによれば、感度を良好にでき、かつ、材料コストを削減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加振型接触検出センサを示す分解斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるスタイラスユニットを示す斜視図である。
【図3】前記実施形態におけるスタイラスユニットの要部を示す分解斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿った断面図である。
【図6】共通電極として導電性接着剤を用いた場合を示す図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 加振型接触検出センサ
21 スタイラス
22 スタイラスホルダ
25 加振手段および検出手段である圧電素子
211 接触部
223C 凹部
223D X方向位置決め面
262 導電性接着剤
281、282、283 リード線
D5 装着面と略直交する方向に沿う寸法であるZ方向に沿う寸法(圧電素子)
D6 装着面と略直交する方向に沿う寸法であるZ方向に沿う寸法(凹部)
Claims (6)
- 被測定物と接触する接触部を有するスタイラスと、
前記スタイラスを保持するスタイラスホルダと、
前記スタイラスを軸方向に共振状態で振動させる加振手段と、
前記スタイラスの前記接触部と被測定物との接触に際して生じる当該スタイラスの共振状態の変化を検出する検出手段と、を備え、
前記加振手段および前記検出手段は、
前記スタイラスが取り付けられた電気信号変換手段としての一枚の圧電素子と、
前記圧電素子に形成された加振用電極および検出用電極と、を有し、
前記スタイラスホルダの圧電素子支持部に前記圧電素子が設置されているとともに前記スタイラスの重心位置が前記圧電素子の略中心上に配置され、
前記加振用電極に所定周波数の電気信号を加えると前記圧電素子が振動して前記スタイラスが振動されるとともに、この振動する前記スタイラスの前記接触部が前記被測定物と接触した際の振動変化が前記圧電素子に伝達されて前記検出用電極から当該スタイラスの振動状態の変化を検知する電気信号が取り出し可能であって、
前記圧電素子は、前記スタイラスホルダに装着され、
前記加振用電極および前記検出用電極は、ワイヤーボンディングによるリード線を介して接続され、
前記リード線は、金線である
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。 - 請求項1に記載の加振型接触検出センサにおいて、
前記圧電素子の一面には前記加振用電極と前記検出用電極とが設けられているとともにこの圧電素子の他面には一枚の共通電極が設けられ、
前記スタイラスホルダは、固定部と、前記固定部の両側端から互いに平行に伸びる一対の腕部と、これら腕部と略直交しかつ一対の腕部の先端の間に配置された圧電素子支持部と、を有し、
前記スタイラスは、前記圧電素子に取り付けられ、
前記スタイラスが取り付けられた前記圧電素子は、前記スタイラスが前記圧電素子支持部に直交して前記腕部に平行になる状態で前記圧電素子支持部に装着され、
前記圧電素子の一面には前記スタイラスを間にして両側にそれぞれ前記加振用電極と前記検出用電極が配置されており、
前記スタイラスホルダの固定部、一対の腕部および圧電素子支持部にて囲まれた空間内に回路の端子領域が配設され、
前記加振用電極および前記検出用電極にワイヤーボンディングにて接続されたリード線は、前記スタイラスと略平行に引き出されて前記端子領域に接続されている
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。 - 請求項1または請求項2に記載の加振型接触検出センサにおいて、
前記スタイラスホルダには、前記電気信号変換手段が装着される装着面と略直交し、かつ前記電気信号変換手段の端面と接触する位置決め面が形成されている
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。 - 請求項3に記載の加振型接触検出センサにおいて、
前記スタイラスホルダには、前記電気信号変換手段の一部が内部に配置される凹部が形成され、
前記位置決め面は、前記凹部の内壁面である
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。 - 請求項4に記載の加振型接触検出センサにおいて、
前記スタイラスホルダは、導電性を有する導電性材料で形成され、
前記凹部の前記内壁面の前記装着面と略直交する方向に沿う寸法は、前記電気信号変換手段の前記端面の前記装着面と略直交する方向に沿う寸法の略1/2以下である
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の加振型接触検出センサにおいて、
前記圧電素子の一面には加振用電極と検出用電極が設けられ、
前記圧電素子の他面は導電性を有する導電性接着剤を介して前記スタイラスホルダに接続されている
ことを特徴とする加振型接触検出センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356643A JP4179774B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 加振型接触検出センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356643A JP4179774B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 加振型接触検出センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156324A JP2003156324A (ja) | 2003-05-30 |
JP4179774B2 true JP4179774B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=19168130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001356643A Expired - Fee Related JP4179774B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 加振型接触検出センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4179774B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0608998D0 (en) * | 2006-05-08 | 2006-06-14 | Renishaw Plc | Contact sensing probe |
CN108146645A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-06-12 | 歌尔股份有限公司 | 一种imu机构及无人机 |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001356643A patent/JP4179774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003156324A (ja) | 2003-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI588494B (zh) | Probe and inspection socket provided with the probe | |
US20050202729A1 (en) | Contact structure for connector array and electronic appliance having the same | |
US4763078A (en) | Sensor for electrostatic voltmeter | |
JP2002243538A (ja) | 弾性体の振動検出システム | |
KR102109914B1 (ko) | 전자 유량계 | |
JP4179774B2 (ja) | 加振型接触検出センサ | |
JP3130289B2 (ja) | タッチ信号プローブ | |
JP2003329703A (ja) | 静電容量式センサ | |
JP3650555B2 (ja) | タッチセンサ | |
JPH06300800A (ja) | 電位センサ | |
JP2002257663A (ja) | 圧力検出装置 | |
JP2004279141A (ja) | 垂直型コイルスプリングプローブ、この垂直型コイルスプリングプローブに用いられるコイルスプリング及びこの垂直コイルスプリングプローブを用いたプローブユニット | |
JP2004093226A (ja) | 静電容量式センサ | |
JP2003202221A (ja) | 加振型接触検出センサ | |
JP5014174B2 (ja) | 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーモジュール、それを備えた走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーホルダ及び走査型プローブ顕微鏡 | |
KR20200137692A (ko) | 맥파 측정을 위한 압력 센서를 포함하는 펜 타입 맥파 측정기 | |
JP2000162238A (ja) | 分割型プローブカード | |
JP2000121683A (ja) | 積分による出力信号処理システムを有する近磁界プローブ | |
JP3700944B2 (ja) | 圧力センサ | |
JPH08110366A (ja) | 表面実装型電子部品の測定治具 | |
US6513387B1 (en) | Acceleration compensated pressure measuring instrument | |
JP4244372B2 (ja) | 半導体センサ装置 | |
JP3650556B2 (ja) | タッチセンサ | |
JPH04319339A (ja) | 超音波プローブ | |
JP2003084010A (ja) | 高周波プローブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060828 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060911 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20061102 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070703 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070809 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4179774 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140905 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |