JP4179758B2 - 電極の製造方法及びその方法に用いられる装置 - Google Patents

電極の製造方法及びその方法に用いられる装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極の製造方法及びその方法に用いられる装置に関し、特に電池の放電容量のバラツキを低減できる電極の製造方法及びその方法に用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電極板(特に、正極板)の製造方法としては、以下に示すような方法が提案されている。即ち、正極板を例にとって説明すると、湿潤状態の正極合剤を一対の加熱ローラ間に供給し、この加熱ローラで正極合剤シートに加工した後、この正極合剤シートと正極芯材とを圧着ローラに供給し、この圧着ローラで両者を圧着する。そして、この圧着物を、図4に示すように、複数の極板が得られるように切断線51で極板の幅寸法L3 となるように切断した後、極板の長さ寸法L4 となるように切断線52で切断することにより正極板を作製する方法である。尚、正極芯材の両面に正極合剤シートを圧着する場合には、一対の加熱ローラを2つ設け、対となっている加熱ローラに正極合剤をそれぞれ供給して2枚の正極合剤シートを作製し、この正極合剤シートを正極芯材のそれぞれの面に位置するように圧着ローラに供給して、正極芯材と2枚の正極合剤シートとを圧着するような方法が採用されている。
【0003】
しかしながら、上記従来の方法では、以下に示すような課題を有していた。即ち、正極合剤シートを作製する際、一対の加熱ローラ上で正極合剤が滞留するが、この時、加熱ローラの中央部は端部に比べて、滞留している正極合剤に奪われる熱量が多くなるため、中央部は端部に比べて温度が低くなる。一方、正極合剤を作製する際には、粉末状の正極活物質同士を結着するためにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の結着剤を混合しているが、この結着剤は温度により伸びが異なる(具体的には、温度が低い程、伸び量が少なくなる)という性質がある。これらのことから、加熱ローラにより作製される正極合剤シートにおいて、端部と中央部とでは厚みが異なることになる(具体的には、温度の高い加熱ローラの端部に対応する正極合剤シートの端部53は、温度の低い加熱ローラの中央部に対応する正極合剤シートの中央部54より薄くなる)。このことは、その後の圧着ローラで正極合剤シートと正極芯材と圧着するという工程を経ても変わらないので、その後の切断工程において、正極合剤シート端部53から作製された正極板は、正極合剤シート中央部54から作製された正極板より薄くなる。このように、正極板毎に厚みの差異が生じると、正極板厚みは正極板質量すなわち正極板に含まれる正極活物質に比例するので、同一の正極合剤シートを用いて作製した電池であっても、電池毎に放電容量のバラツキが生じるという課題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであって、電極合剤が貯留された状態で加熱ローラの中央部と端部とにおける温度差を低減することにより、正極合剤シートにおける厚みの不均一を抑制し、電池毎に放電容量のバラツキが生じるのを抑制することができる電極の製造方法及びその方法に用いられる装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を一対の加熱ローラに供給し、この加熱ローラで電極合剤シートに加工するステップと、上記電極合剤シートと電極芯材とを上記加熱ローラの下流側に存在する一対の圧着ローラに供給し、この圧着ローラで両者を圧着するステップとを備えた電極の製造方法において、上記加熱ローラは、電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在し、上記加熱ローラとして、ローラの幅方向端部からローラの幅方向中央部に行くにつれて高温となるように温度制御されたものを用いることを特徴とする。
【0006】
上記方法の如く、電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在していれば、加熱ローラ上に電極合剤が滞留した場合に、加熱ローラの高温部分では、滞留している電極合剤に奪われる熱量が多くなる一方、加熱ローラの低温部分では、滞留している電極合剤に奪われる熱量が少なくなるようにすることが可能となるため、加熱ローラ上に電極合剤が滞留した状態で、加熱ローラの幅方向において温度差が生じるのを抑制することができる。したがって、加熱ローラから排出される電極合剤シートにおける厚みの不均一を抑制することができ、この結果、電池毎に放電容量にバラツキが生じるのを抑制することができる。
一対の加熱ローラ上で電極合剤が滞留した場合、ローラ中央部はローラ端部に比べて、滞留している電極合剤に奪われる熱量が多くなる。したがって、電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラ端部からローラ中央部に行くにつれて高温となるように加熱ローラが温度制御されていれば、加熱ローラの幅方向において温度差が生じるのを抑制することができる。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を一対の加熱ローラに供給し、この加熱ローラで電極合剤シートに加工するステップと、上記電極合剤シートと電極芯材とを上記加熱ローラの下流側に存在する一対の圧着ローラに供給し、この圧着ローラで両者を圧着するステップとを備えた電極の製造方法において、上記加熱ローラは、上記電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在し、上記加熱ローラとして、複数個のローラに分割され且つそれぞれのローラが温度制御可能なものを用いることを特徴とする
上記方法では、請求項1記載の発明と同様に、加熱ローラから排出される電極合剤シートにおける厚みの不均一を抑制することができ、この結果、電池毎に放電容量にバラツキが生じるのを抑制することができる。
また、このように、分割された複数個のローラがそれぞれ温度制御可能であれば、加熱ローラの幅方向においてローラの表面温度に温度差を設けるということを容易に実現することができる。
【0008】
また、請求項3記載の発明は、請求項記載の発明において、上記加熱ローラとして、ローラの幅方向端部(以下、ローラ端部と略する)からローラの幅方向中央部(以下、ローラ中央部と略する)に行くにつれて高温となるように温度制御されたものを用いることを特徴とする。
一対の加熱ローラ上で電極合剤が滞留した場合、ローラ中央部はローラ端部に比べて、滞留している電極合剤に奪われる熱量が多くなる。したがって、電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラ端部からローラ中央部に行くにつれて高温となるように加熱ローラが温度制御されていれば、加熱ローラの幅方向において温度差が生じるのを抑制することができる。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項4記載の発明は、電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を電極合剤シートに加工する一対の加熱ローラと、この加熱ローラの下流側に存在し、積層状態で搬送される上記電極合剤シートと電極芯材とを圧着する一対の圧着ローラとを備えた電極の製造装置において、上記加熱ローラは、電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在するように制御可能な構造となっていることを特徴とする。
このような装置を用いることにより、請求項1記載の製造方法を容易に実現することができる。
【0010】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、上記加熱ローラは、複数個のローラに分割され且つそれぞれのローラが温度制御が可能となるように構成されることを特徴とする。
このような装置を用いることにより、請求項2記載の製造方法を容易に実現することができる。
【0011】
また、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の発明において、上記加熱ローラは、ローラ端部からローラ中央部に行くにつれて高温となるように温度制御されることを特徴とする。
このような装置を用いることにより、請求項3記載の製造方法を容易に実現することができる。
【0012】
また、請求項7記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱ローラの外周におけるローラ幅方向中心部近傍には、補助ヒータが設けられていることを特徴とする。
このように補助ヒータを設けることにより、一層容易にローラ中央部を高温状態とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜図3に基づいて、以下に説明する。
図1は本発明の電極の製造方法に用いられる装置の概略説明図、図2は加熱ローラの斜視図、図3は加熱ローラの変形例を示す斜視図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の電極の製造方法に用いられる装置は、湿潤状態の正極合剤2・2が貯留されたホッパー1・1と、これら各ホッパー1・1に対応して設けられ、且つ、ホッパー1・1から供給される正極合剤2・2を加圧、加熱することにより正極合剤シート3・3を作製する一対の加熱ローラ4・4と、この加熱ローラ4・4から供給された正極合剤シート3・3を、それぞれ正極芯材5の各面に配置した状態でこれらを加圧、加熱することにより、正極芯材5に正極合剤シート3・3を圧着する一対の圧着ローラ6・6とを有している。尚、図1中、7は補助ローラである。
【0015】
上記加熱ローラ4は、図2に示すように、3分割された分割ローラ部分10a・10a・10bを有しており、これら分割ローラ部分10a・10a・10bの幅L1 は60mmとなるように構成されている。また、上記分割ローラ部分10a・10a・10b間には、分割ローラ部分10a・10a・10b間での断熱を図るためのパッキング11・11が設けられており、これらパッキング11・11の幅L2 は10mmとなるように構成されている。更に、上記分割ローラ部分10a・10a・10bのうち中央部に配置された分割ローラ部分10bにおける正極合剤シート3・3作製位置とは反対側の位置には、分割ローラ部分10bのみを加熱するための補助ヒータ12が配置されている。
【0016】
ここで、上記装置を用いて正極を作製したので、その具体的な方法を以下に示す。
先ず、正極活物質としての二酸化マンガン90質量部と、導電剤としてのグラファイト10質量部とを良く混合した後、この混合物に結着剤としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の分散液5質量部と純水20質量部とを加えて混練し、粉砕整流して湿潤状態の正極合剤を作製した。次に、湿潤状態の正極合剤2・2をホッパー1・1に装填し、このホッパー1・1から加熱ローラ4・4に正極合剤2・2を供給して、正極合剤シート3・3(幅:200mm、厚み:0.5mm)を作製した。この際、正極合剤2・2が加熱ローラ4・4間に滞留していない状態で、加熱ローラ4・4の端部に存在する分割ローラ部分10a・10aの温度は100℃に、加熱ローラ4・4の中央部に存在する分割ローラ部分10bの温度は110℃に設定した。このように温度設定することにより、加熱ローラ4・4上に正極合剤が滞留した場合、中央部に存在する分割ローラ部分10bは端部に存在する分割ローラ部分10a・10aに比べて滞留している正極合剤に奪われる熱量が多くなるので、加熱ローラ4・4の幅方向において温度差が生じるのを抑制することが可能となる。
【0017】
尚、分割ローラ部分10bの温度を分割ローラ部分10a・10aより高く設定する手段としては、分割ローラ部分10bのみを加熱するための補助ヒータ12により成され、また、正極合剤シート3・3の厚みの調整は、加熱ローラ4・4間の隙間の大きさを調整することにより成されている。
【0018】
次いで、上記正極合剤シート3・3を、それぞれ正極芯材5の各面に配置した状態でこれらを100〜130℃に加熱された圧着ローラ6・6で加圧、加熱することにより、正極芯材5に正極合剤シート3・3を圧着した。この後、この圧着物を正極幅(25mm)と同様の幅となるように8列で切断し、更に正極長さ(200mm)と同様の長さとなるように切断して正極板を作製した。
【0019】
尚、加熱ローラ4・4の構造は分割構造に限定するものではなく、図3に示すように、分割していない構造であっても良い。但し、分割構造としている方が、加熱ローラ4・4の幅方向においてローラの表面温度に温度差を設け易くなるという利点がある。一方、加熱ローラ4・4を分割する場合には、3分割に限定するものではなく、4分割以上であっても良い。そして、例えば、5分割とする場合には、中央の分割ロール部分には高温の補助ヒータを設け、これに隣接する分割ロール部分には若干低温の補助ヒータを設け、端部にある分割ロール部分には補助ヒータを設けないというような構成であっても良い。
【0020】
また、加熱ローラ4・4の分割ロール部分10a・10a・10bにおける温度設定は、上記の温度設定に限定するものではなく、結着剤の種類や量によって適宜変更すれば良い。
【0021】
更に、加熱ローラ4・4の分割ロール部分10a・10a・10bにおける温度設定は、補助ヒータ12で成されるという構成に限定するものではなく、分割ロール部分10a・10a・10bのそれぞれに設けられた内部ヒータにより成される構成であっても良い。
【0022】
加えて、本発明の方法及び装置は、正極の製造のみではなく、例えば、炭素材料等の粉状物と結着剤とを混練して作製する負極の製造にも適応しうることは勿論である。
【0023】
【実施例】
〔実施例〕
上記の発明の実施の形態の方法で作製した正極と、リチウム金属から成る負極とを、ポリエチレン製微多孔膜から成るセパレータを介して巻回して渦巻き状の発電要素を作製した後、この発電要素を外装缶内に挿入し、更に、エチレンカーボネート(EC)とブチレンカーボネート(BC)とジメトキシエタン(DME)との混合溶媒に、LiCF3 SO3 が1M(モル/リットル)の割合で溶解された電解液を外装缶内に注入し、外装缶を封口することにより電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下本発明電池Aと称する。
【0024】
〔比較例〕
正極作製時に、正極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの端部とローラの中心部とで温度差が設けられていない加熱ローラを用いた他は、上記実施例と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下比較電池Xと称する。
【0025】
〔実験〕
上記本発明電池Aと比較電池Xとにおいて、200Ωの抵抗で電池電圧が2Vまで放電させ、各電池の放電容量のバラツキについて測定したので、その結果を下記表1に示す。尚、電池の試料数は、各電池100個とした。
【0026】
【表1】
Figure 0004179758
【0027】
上記表1から明らかなように、本発明電池Aは比較電池Xに比べて、放電容量のバラツキが格段に低減されていることが分かる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電極合剤が貯留された状態で加熱ローラの中央部と端部とにおける温度差を低減することにより、正極合剤シートにおける厚みの不均一を抑制し、電池毎に放電容量にバラツキが生じるのを抑制することができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極の製造方法に用いられる装置の概略説明図である。
【図2】加熱ローラの斜視図である。
【図3】加熱ローラの変形例を示す斜視図である。
【図4】圧着物の切断方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1:ホッパー
2:正極合剤
3:正極合剤シート
4:加熱ローラ
5:正極芯材
6:圧着ローラ
10a:分割ローラ部分
10b:分割ローラ部分
11:パッキング
12:補助ヒータ

Claims (7)

  1. 電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を一対の加熱ローラに供給し、この加熱ローラで電極合剤シートに加工するステップと、上記電極合剤シートと電極芯材とを上記加熱ローラの下流側に存在する一対の圧着ローラに供給し、この圧着ローラで両者を圧着するステップとを備えた電極の製造方法において、
    上記加熱ローラは、上記電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在し、
    上記加熱ローラとして、ローラの幅方向端部からローラの幅方向中央部に行くにつれて高温となるように温度制御されたものを用いることを特徴とする電極の製造方法。
  2. 電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を一対の加熱ローラに供給し、この加熱ローラで電極合剤シートに加工するステップと、上記電極合剤シートと電極芯材とを上記加熱ローラの下流側に存在する一対の圧着ローラに供給し、この圧着ローラで両者を圧着するステップとを備えた電極の製造方法において、
    上記加熱ローラは、上記電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在し、
    上記加熱ローラとして、複数個のローラに分割され且つそれぞれのローラが温度制御可能なものを用いることを特徴とする電極の製造方法。
  3. 上記加熱ローラとして、ローラの幅方向端部からローラの幅方向中央部に行くにつれて高温となるように温度制御されたものを用いる、請求項記載の電極の製造方法。
  4. 電極合剤貯留タンクから供給された湿潤状態の電極合剤を電極合剤シートに加工する一対の加熱ローラと、この加熱ローラの下流側に存在し、積層状態で搬送される上記電極合剤シートと電極芯材とを圧着する一対の圧着ローラとを備えた電極の製造装置において、
    上記加熱ローラは、上記電極合剤が加熱ローラ間に滞留していない状態で、ローラの幅方向でローラの表面温度に温度差が存在するように制御可能な構造となっていることを特徴とする電極の製造装置。
  5. 上記加熱ローラは、複数個のローラに分割され且つそれぞれのローラが温度制御が可能となるように構成される、請求項4記載の電極の製造装置。
  6. 上記加熱ローラは、ローラの幅方向端部からローラの幅方向中央部に行くにつれて高温となるように温度制御される、請求項4又は5記載の電極の製造装置。
  7. 上記加熱ローラの外周におけるローラ幅方向中心部近傍には、補助ヒータが設けられている、請求項4〜6のいずれか1項に記載の電極の製造装置。
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