JP4179427B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内刃クリーニング用の清掃具を備えているロータリ式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
内刃清掃用ブラシを常装している電気かみそりは、実公昭59−40939号公報および特開昭58−75583号公報にみることができる。いずれもレシプロ式の内刃を備えた電気かみそりであって、かみそりヘッドの内部にブラシを備えている。ロータリ式の電気かみそりにおいて、同様のブラシを設けることは、実開昭56−106171号公報、実開昭54−76894号公報、実開昭48−65491号公報等に公知である。そこでは、かみそりヘッドの内部に配置したブラシの毛先を内刃に接触させ、内刃の回転動作を利用して清掃を行っている。上記以外に、外刃ホルダーと換装されるキャップ状のホルダーの内面に、内刃清掃用のブラシ毛を植設した専用清掃具が、実開昭58−174068号公報に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かみそりヘッドの内部に配置したブラシで内刃を回転駆動しながら清掃を行うクリーニング形態では、ブラシ毛が内刃に対して常に接触しているので、ひげそり時に切断された毛屑が、ブラシで跳ね飛ばされて外刃の刃孔から外部へ飛散する。また、ブラシの毛先が回転する内刃で削られて、消耗しやすいうえ、消耗したブラシの交換に多くの手間が掛かる。内刃と接触するブラシ毛が内刃の回転抵抗を増すので、その分だけモータ動力が無駄に消費される不利もある。
【0004】
外刃ホルダーに代えてかみそりヘッドに装着した清掃具でクリーニングを行う場合には、必要時にのみブラシを内刃に接触させるので、上記の問題点を一掃でき、ブラシの交換も容易に行える。しかし、この種の清掃具は常態においてかみそり本体から取り外して保管しておく必要があり、その使用頻度が低いこともあって、保管場所を忘れたり、誤って廃棄してしまうなど紛失しやすい点に難がある。
【0005】
本発明の目的は、内刃用の清掃具を常装していて、通常のかみそり使用時には清掃具がかみそり本体の外面に待機格納され、必要時に限ってそのブラシを内刃に接触させてクリーニングが行えるロータリ式電気かみそりを提供することにある。
本発明の目的は、内刃の清掃を行う場合にのみブラシを内刃に接触でき、従って通常のかみそり使用時に、切断された毛屑が外刃の外面へ飛散したり、ブラシの毛先が内刃で損耗され、あるいはブラシが内刃の回転抵抗になるのを一掃できるロータリ式電気かみそりを提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、内刃の回転力を利用してブラシを回転駆動することにより、内刃の刃面に付着した毛屑や皮脂を効果的に除去できるうえ、内刃清掃時に、ブラシで掻き落とされた毛屑等が周辺部に飛び散るのを防止でき、しかも飛散防止用のカバーを利用して、不使用時のブラシを保護できるロータリ式電気かみそりを提供することにある。
本発明の目的は、飛散防止用のカバーに皮膚伸ばし用の突起が設けてあって、長毛やくせ毛をそり残すことなく確実に切断できるロータリ式電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気かみそりは、かみそり本体1の上部に、横軸まわりに回転駆動される内刃3と、内刃3の上周面に外接する外刃6とが設けられ、かみそり本体1の外面に内刃3用の清掃具が設けてある。清掃具は、ロール状のブラシ20と、ブラシ20を回転自在に軸支し、かつ清掃位置と待機位置とに変位操作するブラシ支持具21とを含む。ブラシ支持具21は、ブラシ20が内刃3の周面に沿ってほぼ平行に接触する清掃位置と、かみそり本体1の外面に待機格納される待機位置とに変位できるよう、かみそり本体1に姿勢切換可能に支持する。
【0008】
具体的には、かみそり本体1の外面に内刃3の回転中心軸と平行な支軸24を設け、ブラシ支持具21の一端を支軸24で上下に反転揺動自在に支持する。ブラシ支持具21の他端にはブラシ20を内刃3の回転中心軸と平行に支持する。
【0009】
清掃具は、清掃位置において内刃3およびブラシ20の外面を覆って、毛屑等の飛散を防ぐカバー22を含んでいる。カバー22は、ブラシ支持具21でブラシ20の回りに変位可能に支持して、待機位置において、ブラシ20およびブラシ支持具21の外面をカバー22で覆うようにする。
【0010】
かみそり本体1と係合してブラシ支持具21を清掃位置に位置保持するロック具23を有する。ロック具23は相対係合する第1係合具30と第2係合具31とで構成する。両係合具30・31の一方はかみそり本体1に、他方は清掃具に設ける。
【0011】
外刃ホルダー2をかみそり本体1から取り外した状態では、モータ7の駆動操作を不能とし、外刃ホルダー2をかみそり本体1に適正に装着した状態では、モータ7の駆動操作を許すように構成された、安全確保手段36をかみそり本体1に設ける。清掃具の一部に、清掃位置において安全確保手段36をモータ7の駆動操作を許す側に保持する切換具38を設ける。
【0012】
かみそり本体1の外面に、ブラシ支持具21を兼ねる保持ケース46を上下スライド自在に案内支持する。保持ケース46の上部内面に配置したブラシ20を、保持ケース46で回転自在に軸支する。保持ケース46は、ブラシ20が内刃3の周面に外接する上方の清掃位置と、かみそり本体1の外面に待機格納される下方の待機位置とに姿勢切り換え可能に、かみそり本体1で支持する。
【0013】
かみそり本体1の外面に、保持ケース46を上下スライド自在に案内支持する。保持ケース46の上部内面に配置したブラシ支持具21は、支軸24の回りに揺動自在に支持して、ばね48で揺動付勢する。ブラシ支持具21とかみそり本体1との間に、ばね48の付勢力に抗して、ブラシ支持具21を待機位置と清掃位置に切り換え操作するカム片49と、カム片49で変位案内される受動体51とを設ける。以て、保持ケース46の上方スライドに連動して、ブラシ支持具21が清掃位置へ揺動変位できるよう、カム片49と受動体51とを配置する。
【0014】
待機格納したカバー22の上部を、外刃ホルダー2の上面一側に設けた毛導入溝13の近傍に臨ませて、カバー22の周面上部に皮膚伸ばし用の突起34の一群を設ける。
【0015】
【作用および発明の効果】
ブラシ20をブラシ支持具21で回転自在に軸支したうえで、ブラシ支持具21の姿勢を切り換えることにより、ブラシ20をこれが内刃3に接触する清掃位置と、かみそり本体1の外面に待機格納される待機位置とに変位操作するので、内刃3の清掃が必要な状態に限ってブラシ20を内刃3に接触できる。ブラシ20の内刃3に対する接触量を適正化できるので、内刃3の回転力でブラシ20を回転させて、内刃3に付着した毛屑や皮脂を効果的に除去できる。
【0016】
通常の使用時には、ブラシ支持具21の姿勢を切り換えることにより、ブラシ20をかみそり本体1の外面に格納し待機保持できる。従って、清掃用ブラシをかみそりヘッドの内部に常装することに基づく、毛屑の飛散や、ブラシ毛の損耗、あるいは内刃に余分な回転抵抗が作用する等の問題点を一掃できる。必要時には、ブラシ支持具21の姿勢を切り換えるだけで、内刃3の清掃を手軽に行える。待機格納したブラシ20は、内刃3から十分に離れた位置に保持されるので、ひげそり時にブラシ20が邪魔にならない。
【0017】
内刃3の回転中心軸と平行な支軸24でブラシ支持具21を上下に反転揺動自在に支持し、ブラシ支持具21の他端に設けたブラシ20を先の回転中心軸と平行に支持していると、ブラシ支持具21を上下揺動するだけの簡単な操作でブラシ20が清掃位置と待機位置とに変位し、清掃位置におけるブラシ20を内刃3の周面に常に均等に接触させることができる。ブラシ支持具21が反転揺動する分だけ、ブラシ20の待機位置を清掃位置から十分に遠ざけて、通常のかみそり使用時にブラシ20が邪魔になるのを確実に防止できる。
【0018】
清掃位置において、内刃3およびブラシ20の外面がカバー22で覆われているので、内刃3と連れ回り回転するブラシ20によって跳ね飛ばされた毛屑等をカバー22で受け止めて、内刃清掃時の毛屑の飛散を効果的に阻止できる。さらに、待機格納したブラシ20およびブラシ支持具21の外面をカバー22で覆って、不使用時のブラシ20を保護できる。待機位置においては、カバー22をブラシ20およびブラシ支持具21と共に、できるだけかみそり本体1に沿わせてコンパクトに格納する必要がある。また、清掃位置においては、カバー22の覆域をできるだけ大きくし、ブラシ20および内刃3の外面を効果的に覆う必要がある。こうした使い勝手の良さを実現するために、カバー22をブラシ支持具21でブラシ20の回りに変位可能に支持して、各姿勢切り換え位置においてカバー22の姿勢を変更できるようにしている。
【0019】
清掃位置においては、例えばブラシ支持具21とかみそり本体1との間に設けたロック具23によって、ブラシ支持具21を清掃位置に位置保持できるので、ブラシ20が内刃3に接触する状態を安定して維持できる。相対係合する第1、第2の両係合具30・31で構成したロック具23によれば、ブラシ支持具21の姿勢を切り換えた後、両係合具30・31を圧嵌係合するだけで、ブラシ支持具21を清掃位置に位置保持できる。清掃具の側では、例えばブラシ支持具21やカバー22に一方の係合具31を設けることができ、かみそり本体1の側では、例えば内刃支持枠5に他方の係合具30を設けることができる。
【0020】
外刃ホルダー2をかみそり本体1から取り外すと、安全確保手段(安全スイッチ)36が作動して、モータ7への給電路を遮断する電気かみそりがある。こうした電気かみそりにおいては、安全確保手段36をオン状態に復帰させて、内刃清掃時に内刃3を回転駆動できるようにするために、例えばカバー22に切換具38を設けてある。切換具38は、カバー22が清掃位置へ変位した状態においてのみ、安全確保手段36を切り換え操作できる。つまり、内刃3の外面をカバー22で覆わない限りはモータ7を起動できない。従って、内刃3のクリーニング時にも、内刃3が露出した状態のままで回転駆動されるのを防止できる。
【0021】
待機格納したカバー22を毛導入溝13の近傍に位置させ、その周面上部に皮膚伸ばし用の突起34を設けると、外刃6と接触する皮膚部を突起34で先導しながら引き伸ばすことができるので、長毛やくせ毛を整然と外刃6に導入して、これらを確実に切断できる。
【0022】
【実施例】
図1ないし図7は本発明に係るロータリ式電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において電気かみそりは、かみそり本体1と、その上部に着脱自在に装着した外刃ホルダー2と、かみそり本体1の背面上部に配置した内刃3用の清掃具などを備えている。かみそり本体1の上部には、一対の支持腕4・4を備えた内刃支持枠5が設けてあり、一対の支持腕4・4の上端間に、横軸まわりに回転する内刃3が軸支してある。内刃3を駆動するために、かみそり本体1の内部にモータ7と二次電池8とを設けてあり、モータ7の動力はギヤ伝動機構9を介して内刃3に伝わる。図2中、符号11はモータ起動用のスイッチノブ、12は充電用のコネクタプラグである。
【0023】
外刃ホルダー2は上下面が開口する中空枠状に形成してあり、その内面上部に外刃6が装着してある。外刃ホルダー2を内刃支持枠5に上方から外嵌装着することにより、外刃6が内刃3の上周面に外接する。外刃ホルダー2の後側の上部開口縁には、毛導入溝13の一群が形成してある(図4参照)。この毛導入溝13の下側に隣接する状態で清掃具を配置し、さらにその下側にきわぞり刃ユニット14を配置してある。きわぞり刃ユニット14は、切換ノブ15を上方スライドすることにより、かみそり本体1に沿う待機位置から、後ろ向きに突出する使用位置へ跳ね上がり揺動できる。
【0024】
図5において清掃具は、ロール状のブラシ20と、ブラシを回転自在に軸支するブラシ支持具21と、清掃時の毛屑等の飛散を防ぐカバー22と、後述するロック具23(図1参照)およびブラシ支持具21を軸支する支軸24などで構成する。
【0025】
図5においてブラシ20は、ねじり合わされた複数の芯線25の間にブラシ毛の一群を挟時固定して円柱状に形成してある。ブラシ支持具21は門形の枠体からなり、一対の腕部の先端寄りにおいて、芯線25の両端を軸支している。カバー22は、断面半円形の樋状の主壁26と、主壁26の両端に張り出した側壁27とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、ブラシ支持具21でブラシ20の回りに回動できるよう支持する。具体的には、両側壁27に設けた穴を先の芯線25を利用して軸支する。
【0026】
支軸24はかみそり本体1に固定した門形の金属線材からなり、内刃3の回転中心軸と平行な軸部24aで、ブラシ支持具21の腕部の基端側を上下に反転揺動自在に支持している。ブラシ支持具21を上下揺動することによって、ブラシ20は内刃3の回転中心軸と平行な姿勢を維持した状態のままで、内刃3の周面に接触する図1の清掃位置と、かみそり本体1の外面に待機格納される図6の待機位置とに変位できる。
【0027】
清掃位置におけるブラシ20は、その周面が内刃3と接触して毛先が弾性変形している。この状態で、スイッチノブ11をオン操作して内刃3を回転駆動すると、ブラシ20は図1に矢印で示すように内刃3と逆向きに連れ回り回転して、刃面に付着した毛屑や皮脂等を除去する。このとき、ブラシ20で跳ね飛ばされた毛屑等が周辺に飛び散るのを防ぐために、内刃3およびブラシ20の外面をカバー22で覆っている。また、ブラシ20およびブラシ支持具21が、内刃3の回転力を受けて内刃3から遠ざかる向きに押し戻されるのを防ぎ、併せてカバー22をぐらつきなく固定保持するためにロック具23が設けられている。
【0028】
図1においてロック具23は、内刃支持枠5の前面枠中央に突設した第1係合具30と、カバー22の開口縁に凹設した第2係合具31とからなり、カバー22の開口縁が第1係合具30を乗り越えて、両係合具30・31が相対係合することにより、カバー22およびブラシ支持具21を清掃位置に位置保持できる。
【0029】
ロック具23による位置保持状態を解除して、カバー22をかみそり後面へ回動し、さらにブラシ支持具21を支軸24まわりに下方揺動させることにより、、清掃具の全体を図6に示す待機位置へ変位できる。この状態では、ブラシ20とブラシ支持具21とが、カバー22に覆われて保護されている。カバー22を待機位置において位置保持するために、ロック具23とは別のロック具を有する。このロック具は、カバー22の周面下端に凹み形成した係合凹部32と、この凹部32に対応して、かみそり本体1側に突設した係合突起33とからなる。
【0030】
上記のように待機格納したカバー22の上端は、外刃ホルダー2に設けた毛導入溝13の下側に隣接している。そこで、図4に示すようにカバー22の上端周面に沿って突起34の一群を設けて、ひげそり時に突起34で皮膚を毛導入溝13から遠ざかる向きに伸び変形できるようにしている。このように皮膚を伸ばすことにより、長毛やくせ毛を横倒しにして、整然と外刃6へ導入し確実に切断できる。
【0031】
内刃3は水洗いしながら清掃具でクリーニングすることができる。例えば図7に示すように、内刃3を回転駆動して、その刃面等に付着した毛屑をブラシ20で除去するとき、流水を内刃3やブラシ20の周辺に流し掛けることにより、ブラシ20で掻き落とされた毛屑等を洗い流すことができる。このように、水洗いしながらクリーニングを行うと、刃面に付着した皮脂等を流水の衝突衝撃によって剥離除去できるうえ、ブラシ20のブラシ毛の間に詰まった毛屑等を洗い流すこともでき、清掃具自体の清掃も同時に行えるので、手入れの手間を省くことができる。
【0032】
主に水洗いによって内刃3のクリーニングを行う場合には、図8に示すようにカバー22の主壁26に導水穴44の一群を通設しておき、これらの導水穴44の外面側から流水を流し掛けながら、水洗い清掃を行うことができる。この場合には、清掃位置において内刃3の周面と対向する側の主壁部分に導水穴44を設けることにより、水洗いしない通常のクリーニング状態において、毛屑等がブラシ20の周囲に飛散するのを防止できる。
【0033】
図9は本発明に係る清掃具の別実施例を示す。そこでは、カバー22の一対の側壁27・27でブラシ20を回転自在に軸支して、カバー22がブラシ支持具21を兼ねるようにした。この場合には、カバー22の側壁27・27を支軸24で相対回動可能に支持し、さらに支軸24の基端軸部24bをかみそり本体1で軸支して、支軸24が上下揺動することによって、ブラシ20を清掃位置と待機位置とに変位できるようにした。
【0034】
外刃ホルダー2をかみそり本体1から取り外した状態でスイッチノブ11をオン操作すると、剥き出しになった内刃3が回転駆動されて危険である。こうした事態を避けるために、図10(a)に示すように、スイッチノブ11でオン・オフされる主スイッチとは別に、外刃ホルダー2の着脱に連動してモータ7への給電路をオン・オフする安全スイッチ(安全確保手段)36を設けておき、外刃ホルダー2を取り外した状態では、安全スイッチ36がオフ状態に切り換わって、内刃3の駆動を阻止できるようにしたロータリ式電気かみそりがある。この種の電気かみそりに本発明の清掃具を適用する場合には、図10(b)に示すように、カバー22が清掃位置へ変位して、内刃3およびブラシ20の外面を完全に覆う状態になったとき、カバー22の主壁26に設けた切換具38が安全スイッチ36の受動片37をばねに抗らって押し込むことにより、安全スイッチ36をオン状態(安全確保状態)に保持することができる。
【0035】
安全スイッチ36とは別に、清掃用に常開型の解除スイッチ(安全確保手段)を上記の安全スイッチと並列に接続しておき、カバー22やブラシ支持具21が清掃位置へ変位したとき、解除スイッチがオン操作されるように構成してもよい。安全確保手段としては、スイッチノブ11のオン側へのスライド動作を機械的に阻止するロック機構を含む。
【0036】
カバー22は省略することができる。この場合には、図11に示すようにブラシ支持具21に固定した左右一対のロック片39と、内刃支持枠5の支持腕4に設けた係合凹部40とでロック具23を構成し、ブラシ20を清掃位置において位置保持することができる。ロック片39と係合凹部40との摺動面には、凹凸係合する突起41と凹部42を設けておく。
【0037】
多くの電気かみそりにおいては、外刃ホルダー2に保護キャップを装着して、不使用時の外刃6を保護できるようになっている。カバー22を利用して外刃6を保護することにより、専用の保護キャップを省略できる。その場合には、図12(a)に示すように外刃ホルダー2の肩部外面に、第2係合具31に対応する第3係合具45を設けて、カバー22に設けた第2係合具31を第3係合具45と係合することにより、カバー22で外刃6を保護できるようにする。この実施例における第2係合具31はリブ状の突起で形成し、内刃支持枠5に設けた第1係合具30も同様に突起で形成した(図12(b)参照)。なお、外刃ホルダー2にカバー22を圧嵌係合した状態においては、ブラシ支持具21の一対の腕部分は、外刃ホルダー2の周面で受け止め支持されている。つまり、カバー22の揺動支点となる芯線25の軸穴は、前後遊動不能に保持される。
【0038】
図13は清掃具の別の実施例を示す。そこでは、平板状の保持ケース46をかみそり本体1で上下スライド自在に案内支持して、この保持ケース46の上部内面に清掃具を組み込んだ。詳しくは、ブラシ支持具21を保持ケース46の内面に突設したブラケット47で支軸24を介して軸支した。さらに、支軸24に外嵌装着した捻りコイル形のばね48で、ブラシ支持具21を反時計回転方向へ回動付勢した。図13(a)に示す待機位置から、保持ケース46を上方スライド操作して、図13(b)の清掃位置へ切り換え操作した状態において、ブラシ支持具21をばね48の付勢力に抗して傾動操作し、ブラシ20を内刃3に外接させるために、かみそり本体1の外面上部にカム片49を突設する。さらにカム片49のカム面50に接当して、ブラシ支持具21を傾動操作する受動腕(受動体)51が、ブラシ支持具21と一体に設けてある。保持ケース46の上記カバー部46aは、待機位置においてブラシ20を保護するのに役立っており、さらに上方スライドした清掃位置においては、毛屑の飛散を抑止することにも役立っている。なお、保持ケース46とかみそり本体1との間に、スライド節度機構を設けておくと、待機位置と清掃位置の各位置におて、保持ケース46を確実に位置保持できる。また、カバー部46aは省略できるが、この場合には、待機位置においてブラシ支持具21を垂直姿勢で受け止めるために、保持ケース46にストッパーを設ける。
【0039】
図14は上記の保持ケース46を利用した清掃具の別実施例を示す。そこでは、保持ケース46を傾斜姿勢のままで上下スライドできるようにする。また、保持ケース46の左右側壁に軸支した支軸24でブラシ支持具21を支持して、ブラシ支持具21をばね48で保持ケース46から遠ざかる向きに回動付勢する。ブラシ支持具21には先の受動腕に対応する接当片(受動体)51が一体に設けてあり、この接当片51をかみそり本体1の周壁で受け止めることにより、ブラシ支軸具21を待機位置(図14(a)の状態)に位置保持できるようにしている。保持ケース46を上方スライド操作して清掃位置(図14(b)の状態)に切り換えると、接当片51は、内刃支持枠5に設けたカム片49に案内されて内刃3に近付く。その結果、ブラシ20を内刃3に外接させることができる。
【0040】
図15に示すように、内刃3はかみそり本体1の前後面の一側に偏寄配置することがきる。こうした内刃配置形態を採る場合には、上記の保持ケース46を下方の待機位置から上方の清掃位置へスライド操作するだけで、ブラシ20を内刃3に外接させることができる。詳しくは、保持ケース46の上部内面に配置したブラシ20の芯線を、カバー部46aの左右側壁で回転自在に軸支して、保持ケース46を清掃位置へスライド変位させた状態において、ブラシ20の外郭線が内刃3の外郭線と重なるように設定する。この場合には、保持ケース46がブラシ支持具21を兼ねるうえ、ばね48や受動体51などを省略できるので、清掃具の構造を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】清掃具の動作を示す断面図である。
【図2】外刃ホルダーを外した状態のかみそり本体の正面図である。
【図3】かみそり本体の右側面図である。
【図4】かみそり本体の背面図である。
【図5】清掃具の分解斜視図である。
【図6】清掃具を待機格納した状態の断面図である。
【図7】水洗い清掃状態を示す側面図である。
【図8】カバーの別の実施例を示す斜視図である。
【図9】清掃具の別実施例を示す斜視図である。
【図10】図10(a)はモータと安全スイッチとの関係を示す説明図である。図10(b)は清掃具と安全スイッチとの関係を示す斜視図である。
【図11】カバーを省略した清掃具用のロック具を示す側面図である。
【図12】清掃具の別の実施例を示す断面図である。
【図13】清掃具のさらに別の実施例を示す側面図である。
【図14】清掃具のさらに別の実施例を示す断面図である。
【図15】清掃具のさらに別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 かみそり本体
2 外刃ホルダー
3 内刃
20 ブラシ
21 ブラシ支持具
22 カバー
24 支軸

Claims (8)

  1. かみそり本体(1)の上部に、横軸まわりに回転駆動される内刃(3)と、内刃(3)の上周面に外接する外刃(6)とが設けられ、かみそり本体(1)の外面に内刃(3)用の清掃具が設けてあるロータリ式電気かみそりであって、
    清掃具は、ロール状のブラシ(20)と、ブラシ(20)を回転自在に軸支し、かつ清掃位置と待機位置とに変位操作するブラシ支持具(21)とを含み、
    ブラシ支持具(21)は、ブラシ(20)が内刃(3)の周面に沿ってほぼ平行に接触する清掃位置と、かみそり本体(1)の外面に待機格納される待機位置とに変位できるよう、かみそり本体(1)に姿勢切換可能に支持されているロータリ式電気かみそり。
  2. かみそり本体(1)の外面に内刃(3)の回転中心軸と平行な支軸(24)が設けられており、
    ブラシ支持具(21)の一端が支軸(24)で上下に反転揺動自在に支持されており、
    ブラシ支持具(21)の他端にブラシ(20)が内刃(3)の回転中心軸と平行に支持されている請求項1記載のロータリ式電気かみそり。
  3. 清掃具が、清掃位置において内刃(3)およびブラシ(20)の外面を覆って、毛屑等の飛散を防ぐカバー(22)を含んでおり、
    カバー(22)は、ブラシ支持具(21)でブラシ(20)の回りに変位可能に支持されており、
    待機位置において、ブラシ(20)およびブラシ支持具(21)の外面がカバー(22)で覆われている請求項1又は2記載のロータリ式電気かみそり。
  4. かみそり本体(1)と係合してブラシ支持具(21)を清掃位置に位置保持するロック具(23)を有し、ロック具(23)が相対係合する第1係合具(30)と第2係合具(31)とで構成されており、
    両係合具(30・31)の一方がかみそり本体(1)に、他方が清掃具に設けてある請求項1、2又は3記載のロータリ式電気かみそり。
  5. 外刃ホルダー(2)をかみそり本体(1)から取り外した状態では、モータ(7)の駆動操作を不能とし、外刃ホルダー(2)をかみそり本体(1)に適正に装着した状態では、モータ(7)の駆動操作を許すように構成された、安全確保手段(36)がかみそり本体(1)に設けられており、
    清掃具の一部に、清掃位置において安全確保手段(36)をモータ(7)の駆動操作を許す側に保持する切換具(38)が設けてある請求項1、2、3又は4記載のロータリ式電気かみそり。
  6. かみそり本体(1)の外面に、ブラシ支持具(21)を兼ねる保持ケース(46)が上下スライド自在に案内支持されており、
    保持ケース(46)の上部内面に配置したブラシ(20)が、保持ケース(46)で回転自在に軸支されており、
    保持ケース(46)は、ブラシ(20)が内刃(3)の周面に外接する上方の清掃位置と、かみそり本体(1)の外面に待機格納される下方の待機位置とに姿勢切り換え可能に、かみそり本体(1)で支持してある請求項1又は5記載のロータリ式電気かみそり。
  7. かみそり本体(1)の外面に、保持ケース(46)が上下スライド自在に案内支持されており、
    保持ケース(46)の上部内面に配置したブラシ支持具(21)が、支軸(24)の回りに揺動自在に支持されて、ばね(48)で揺動付勢されており、
    ブラシ支持具(21)とかみそり本体(1)との間に、ばね(48)の付勢力に抗して、ブラシ支持具(21)を待機位置と清掃位置に切り換え操作するカム片(49)と、カム片(49)で変位案内される受動体(51)とが設けられており、
    保持ケース(46)の上方スライドに連動して、ブラシ支持具(21)が清掃位置へ揺動変位できるよう、カム片(49)と受動体(51)とが配置してある請求項1又は5記載のロータリ式電気かみそり。
  8. 待機格納したカバー(22)の上部が、外刃ホルダー(2)の上面一側に設けた毛導入溝(13)の近傍に臨んでおり、
    カバー(22)の周面上部に皮膚伸ばし用の突起(34)の一群が設けてある請求項3、4又は5記載のロータリ式電気かみそり。
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