JP2009028434A - 電気かみそりの清掃具 - Google Patents

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伸紀 八尋
Atsushi Yoshitake
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Abstract

【課題】内刃を水洗い洗浄する際に外刃も同時に洗浄して、内刃や外刃に付着した毛屑や皮脂などを効果的に洗い落とすことができる電気かみそりの清掃具を提供する。
【解決手段】清掃具は、外刃ホルダー12が装着された状態のヘッド部2に着脱自在に装着される洗浄部45と、ヘッド部2に装着した洗浄部45を分離不能に係合保持する保持構造85を備えている。洗浄部45は、洗浄液を貯留できるよう容器状に形成してあり、洗浄部45に貯留した洗浄液に内刃18と外刃19とを浸漬した状態で同時に洗浄する。
【選択図】図17

Description

本発明は、電気かみそりの内刃および外刃を水洗い洗浄するための清掃具に関する。
この種の清掃具の従来技術として例えば特許文献1の清掃具が公知である。そこでは、かみそりヘッドに装着されるホルダー体と、ホルダー体で回転自在に支持される円柱状の清掃ブラシとで清掃具を構成している。ホルダー体は、外刃ホルダーと同様にキャップ状に形成してあり、その前後壁、および上壁のそれぞれに通水口が形成してある。清掃を行う場合には、ホルダー体を電気かみそりのヘッド部に装着し、流水を流し掛けながら内刃を回転駆動して、内刃と逆向きに回転する清掃ブラシで内刃のブレードなどに付着した毛屑や皮脂を洗い流す。
特開2000−14944号公報(段落番号0031、図10)
上記の清掃具によれば、清掃ブラシを回転駆動しながら洗浄するので、外刃ホルダーを装着した状態のままで水洗い洗浄する電気かみそりに比べて、内刃のブレードやブレード軸などに付着した毛屑や皮脂をより確実に掻き落として、流水とともに速やかに洗い流すことができる。しかし、外刃ホルダーを取り外した状態で清掃を行うので、別途外刃ホルダーを手洗いする必要があり、清掃に余分な手間が掛かる。また、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外す際に、毛屑がこぼれ落ちて散乱することがある。外刃ホルダーを装着した状態のままで水洗いすることに慣れたユーザーにとっては、外刃ホルダーに換えてホルダー体をヘッド部に装着し、さらに外刃ホルダーを洗浄する一連の洗浄作業が煩わしいものとなる。
本発明の目的は、内刃と外刃を同時に水洗い洗浄して、内刃や外刃に付着した毛屑や皮脂などを効果的に洗い落とすことができる電気かみそりの清掃具を提供することにある。本発明の目的は、ヘッド部から取り外した状態の外刃ホルダーと、内刃とを同時に水洗い洗浄する洗浄形態と、外刃ホルダーをヘッド部に装着した状態のままで水洗い洗浄する洗浄形態とのいずれでも洗浄できる電気かみそりの清掃具を提供することにある。本発明の目的は、ロータリー式電気かみそりの内刃と外刃とを、分離した状態で同時に洗浄できる清掃具を提供することにある。
本発明の清掃具は、ヘッド部2に内刃18と、外刃ホルダー12で支持される外刃19を備えている電気かみそりに適用される。清掃具は、外刃ホルダー12が装着された状態のヘッド部2に着脱自在に装着される洗浄部45と、ヘッド部2に装着した洗浄部45を分離不能に係合保持する保持構造85を備えている。洗浄部45は、洗浄液を貯留できるよう容器状に形成されていて、洗浄部45に貯留した洗浄液に内刃18と外刃19とを浸漬した状態で同時に洗浄する。
洗浄部45の前壁52に、洗浄部45に連通する通水口61を開口し、洗浄部45の内奥に排水口84を開口する。
洗浄部45は、外刃ホルダー12の外面を覆う状態で容器状に形成する。外刃ホルダー12を保持構造85で係合保持することにより、洗浄部45をヘッド部2に分離不能に装着保持する。
洗浄部45に隣接して、外刃ホルダー12を取り外した状態のヘッド部2に着脱自在に装着される分離洗浄部44を設ける。分離洗浄部44と洗浄部45とは、お互いの装着開口が逆向きに開口する状態で配置する。分離洗浄部44の内部に、内刃18に外接する清掃体50を設ける。
分離洗浄部44を外刃ホルダー12が取り外されたヘッド部2に装着した状態において、洗浄部45に外刃ホルダー12を嵌め込み装着して、分離洗浄部44内の内刃18を洗浄する。
分離洗浄部44と洗浄部45とは区分壁57を共有する状態で一体に形成する。分離洗浄部44の前壁46に、分離洗浄部44に連通する通水口60と、洗浄部45に連通する通水口61とを形成する。
分離洗浄部44の前壁46に、前記両通水口60・61の周囲を囲む堤壁62を形成する。
洗浄部45は、外刃ホルダー12の外形形状に沿う区分壁57を含んで構成する。区分壁57が分離洗浄部44の内部空間に臨む状態で、洗浄部45を分離洗浄部44と一体に形成する。分離洗浄部44の後壁47と前記区分壁57とに挟まれる内奥部分と、洗浄部45に臨む区分壁57の一方の内隅部分とのそれぞれに排水口70・84を開口する。
分離洗浄部44の排水口70からの排水が洗浄部45の外へ向かって排出され、洗浄部45の排水口84からの排水が分離洗浄部44の洗浄空間の外へ向かって排出されるよう、各排水口70・84を形成する。
分離洗浄部44の排水口70を分離洗浄部44の後壁47に開口する。洗浄部45の排水口84の流下経路を、分離洗浄部44の左右の周囲壁に沿って設ける。
分離洗浄部44の中心軸線P1に対して、洗浄部45の中心軸線P2を前傾させる。
外刃ホルダー12を洗浄部45に装着した状態において、通水口61と対向する外刃ホルダー12の周囲壁に開口25を設ける。以て、通水口12および開口25を介して毛屑室Rの内部へ洗浄液を直接導入する。
ヘッド部2に、開口25を開閉するシャッター26を設けて、ばね27で閉じ勝手に移動付勢する。外刃ホルダー12を洗浄部45に嵌め込み装着する過程で、シャッター26をばね27の付勢力に抗して開放操作する操作体66を洗浄部45に設ける。
本発明では、外刃ホルダー12が装着された状態のヘッド部2に装着される洗浄部45と、ヘッド部2に装着した洗浄部45を分離不能に係合保持する保持構造85などで清掃具を構成し、洗浄部45に貯留した洗浄液に内刃18と外刃19とを浸漬した状態で同時に洗浄できるようにした。このように、洗浄部45を外刃ホルダー12の外面に被せ付け、洗浄部45に貯留した洗浄液によって内刃18と外刃19とを同時に洗浄する清掃具によれば、外刃19の外面を清掃具で保護した状態で洗浄できるので、例えば電気かみそりおよび清掃具を洗浄水容器の内部で揺り動かしながら洗浄するような場合に、清掃具が洗浄水容器に衝突することがあっても、外刃19が傷つくのを防止できる。また、外刃に流水を直接流し掛けながら洗浄を行う場合には、電気かみそりを起立保持している手が濡れるのを避けられないが、洗浄部45に貯留した洗浄液によって内刃18と外刃19とを同時洗浄する限り、流水を清掃具に流し掛けながら洗浄を行ったとしても、手が濡れるのを防止できる。
洗浄部45の前壁52に、洗浄部45に連通する通水口61を開口し、洗浄部45の内奥に排水口84を開口する清掃具によれば、図17に示すように洗浄部45をヘッド部2に装着した状態で洗浄するとき、洗浄液を洗浄部45に対して容易にしかも確実に供給でき、さらに洗浄廃液を洗浄部45の内奥の排水口84から流下排出して、常に清浄な洗浄液を洗浄部45に供給しながら内刃18および外刃19の洗浄を行える。
洗浄部45を、外刃ホルダー12の外面を覆う状態で容器状に形成し、外刃ホルダー12を保持構造85で係合保持することにより、洗浄部45をヘッド部2に分離不能に装着保持する清掃具によれば、一方の手で清掃具をつかみ、他方の手で電気かみそりを握った状態で、洗浄部45の側を外刃ホルダー12に嵌め込むことにより、外刃ホルダー12を先の保持構造85で分離不能に係合保持でき、この状態で電気かみそり側に設けられた外刃ホルダー12のロック構造をロック解除操作して、外刃ホルダー12をヘッド部2から分離できる。つまり、外刃19や外刃ホルダー12に一切触ることなく、外刃ホルダー12をヘッド部2から取り外して、外刃19および外刃ホルダー12の内面や、ヘッド部2側に露出する内刃18をクリーニングし、あるいは濯ぐことができる。
洗浄部45に隣接して分離洗浄部44を設け、分離洗浄部44の内部に、内刃18に外接する清掃体50を設ける清掃具によれば、内刃18を駆動しながら洗浄を行うことにより、内刃18と清掃体50との摺接動作によって、内刃18および内刃18の周辺構造に付着した毛屑や皮脂を清掃体50で効果的に洗浄し、流水とともに速やかに洗い流すことができる。
分離洗浄部44を外刃ホルダー12が取り外されたヘッド部2に装着した状態において、洗浄部45に外刃ホルダー12を嵌め込み装着して、分離洗浄部44内の内刃18を洗浄する清掃具によれば、内刃18および内刃18の周辺構造を効果的に洗浄しながら、洗浄作業が終了するまでの間、外刃ホルダー12を洗浄部45で保持し、外刃19を保護することができる。これにより、内刃18の洗浄時に外刃ホルダー12を置忘れたり、紛失するのを確実に防止できるうえ、外刃19に他物が接触して破損するような事態を避けることができる。また、洗浄後には、ヘッド部2から取り外した清掃具を反転して、洗浄部45に保持されている外刃ホルダー12をヘッド部2に嵌め込むだけで、外刃ホルダー12をヘッド部2に組み付けることができる。
分離洗浄部44と洗浄部45を、両者が区分壁57を共有する状態で一体に形成し、分離洗浄部44の前壁46に、分離洗浄部44に連通する通水口60と、洗浄部45に連通する通水口61とを形成する清掃具によれば、両洗浄部44・45の通水口60・61を前壁46に集約配置して、各洗浄部44・45に洗浄液を簡便に供給できる。例えば、分離洗浄部44の前壁46の側に洗浄液を流し掛けることにより、分離洗浄部44と洗浄部45のそれぞれに、各通水口60・61を介して洗浄液を供給できるので、各通水口60・61が異なる位置に配置してある場合に比べて、各洗浄部44・45と各通水口60・61との対応関係を確かめる必要もなく洗浄液を供給し、使い勝手を向上できる。また、分離洗浄部44と洗浄部45とが区分壁57を共有する構造とすることにより、清掃具がいたずらに大形化するのを避けて、全体をコンパクトにまとめることができる。
分離洗浄部44の前壁46に、前記両通水口60・61の周囲を囲む堤壁62を形成すると、一方の通水口60(または通水口61)に洗浄液を流し掛ける場合に、通水口60から溢れた洗浄液を堤壁62で受け止めて、他方の通水口61(または通水口60)から排水し、余分な洗浄液が清掃具の表面壁に沿って流下するのを解消できる。
外刃ホルダー12の外形形状に沿う区分壁57を含んで洗浄部45を構成し、区分壁57が分離洗浄部44の内部空間に臨む状態で、洗浄部45を分離洗浄部44と一体に形成し、分離洗浄部44の後壁47と前記区分壁57とに挟まれる内奥部分と、洗浄部45に臨む区分壁57の一方の内隅部分とのそれぞれに排水口70・84を開口すると、分離洗浄部44、または洗浄部45に入り込んだ洗浄液を、それぞれの排水口70・84から速やかに排出できるので、内刃18や外刃19から洗い流された毛屑や皮脂を洗浄液と共に円滑に排出できる。さらに、外刃ホルダー12の外形形状に沿う区分壁57を、両洗浄部44・45で共有することにより、清掃具がいたずらに大形化するのを避けて、全体をコンパクトにまとめることができる。また外刃ホルダー12の外形形状に沿う区分壁57の凹部構造を利用して、そこに洗浄液を貯留できる。
分離洗浄部44の排水口70からの排水を洗浄部45の外へ向かって排出し、洗浄部45の排水口84からの排水を分離洗浄部44の洗浄空間の外へ向かって排出するよう、各排水口70・84が形成してある清掃具によれば、毛屑などを含む洗浄液が分離洗浄部44や洗浄部45に入り込むのを確実に防止して、常に清浄な洗浄液で内刃18および外刃19を効果的に洗浄できる。
とくに、分離洗浄部44の排水口70を分離洗浄部44の後壁47に開口し、洗浄部45の排水口84の流下経路を、分離洗浄部44の左右の周囲壁に沿って設けた清掃具によれば、内刃18と外刃19を同時に洗浄する状態において、分離洗浄部44と洗浄部45の一方から排出される毛屑などを含む洗浄液が、他方へ流れ込むのをさらに確実に防止できる。
分離洗浄部44の中心軸線P1に対して洗浄部45の中心軸線P2を前傾させた清掃具によれば、ヘッド部2に装着された外刃ホルダー12を洗浄部45に装着した後、清掃具を反転するだけで分離洗浄部44をヘッド部2に装着でき、しかも、洗浄部45が前傾する角度分だけ清掃具の反転角度を小さくして、分離洗浄部44のヘッド部2に対する装着操作を簡便化できる。
外刃ホルダー12を洗浄部45に装着した状態において、通水口61と対向する外刃ホルダー12の周囲壁に開口25を設けると、通水口12および開口25を介して毛屑室Rの内部へ洗浄液を直接導入して、充分な量の洗浄液で内刃18と外刃19を適切に洗浄できる。また、洗浄液を毛屑室Rの内部へ直接導入するので、洗浄液が無駄に消費されるのを防止できる。
ヘッド部2に、開口25を開閉するシャッター26を設けて、ばね27で閉じ勝手に移動付勢する電気かみそりにおいては、洗浄部45に操作体66を設けておくことにより、外刃ホルダー12を洗浄部45に嵌め込み装着する過程で、シャッター26をばね27の付勢力に抗して操作体66で開放操作できるので、洗浄前にシャッター26を開放操作するなどの手間を省いて、簡便に洗浄作業を行える。
(実施例) 図1ないし図16は本発明に係る清掃具の実施例を示す。図2ないし図4は、清掃具が適用されるロータリー式の電気かみそりを示している。電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1と、本体ケース1の上部に設けられるヘッド部2と、本体ケース1の内部に収容される電装品ユニットなどで構成してある。本体ケース1の前面には、モーター起動用のスイッチボタン4と、後述するモーター15の運転モードを切り換えるセレクトボタン5と、LED表示部6などが設けてある。本体ケース1の後面にはきわぞり刃ユニットが設けてある。電装品ユニットは2次電池7や制御基板などで構成してある。
図4に示すようにヘッド部2は、ヘッドケース10と、ヘッドケース10の下面に固定されるモーターホルダー11と、ヘッドケース10の上面のホルダー装着部16に着脱自在に装着される外刃ホルダー12などを外殻体にして構成する。ヘッド部2の上部に前後一対のメイン刃13とセンター刃14を配置し、これら両者の内刃をモーターホルダー11に収容したモーター15の動力で駆動できるようにしている。メイン刃13は、横軸回りに回転自在に軸支される内刃18と、外刃ホルダー12でアーチ形状に保形される、網刃からなる外刃19とで構成する。内刃18と外刃19とのせん断作用によって切断された毛屑は、外刃ホルダー12で覆われる空間すなわち毛屑室Rに収容されて、ヘッドケース10の上面や、内刃18を支持するフレーム20の上面などに溜まる。
内刃18は、プラスチック成形される円柱状のブレード軸18aと、ブレード軸18aの周面に沿ってスパイラル状に埋設される10枚のブレード18bと、ブレード軸18aの軸心に沿って固定される内刃軸18cとで構成する(図13参照)。前後一対の内刃18は、逆門形のフレーム20で横軸回りに回転自在に軸支されてユニット部品化してある。外刃ホルダー12をヘッドケース10から取り外した状態では、図5に示すように内刃18が露出する。このように、露出した状態の内刃18を水洗い洗浄することにより、ブレード18bや、ブレード軸18aの周面に付着した毛屑や皮脂を効果的に洗浄し除去できる。
外刃ホルダー12は、前後壁22・23と左右壁24・24を一体に備えた上下面が開口するキャップ状のプラスチック成形品からなり、後壁23の下縁左右に洗浄水(洗浄液)を導入するための開口25が形成してある(図3参照)。外刃ホルダー12の左右壁24・24の下開口縁は、ヘッドケース10の側壁の形状に合致してアーチ形に凹ませてあり、アーチ頂部に指掛部29が膨出形成してある。符号30は、左右壁24・24の内面において下向きに張り出し形成される内側壁である。
外刃ホルダー12をヘッドケース10に装着した状態において先の開口25を閉止するために、ホルダー装着部16の後縁左右にシャッター26が組み込んである。シャッター26はヘッドケース10で出退スライド自在に案内支持されて、ばね27で進出付勢されている。外刃ホルダー12を後述する清掃具に装着した状態においては、シャッター26がばね27の付勢力に抗してヘッドケース10内部へ退入操作されるので、開口25を開放することができる。そのためにシャッター26の外面上部に、操作リブ28が膨出形成してある(図3参照)。
ヘッドケース10に装着した状態の外刃ホルダー12は、ヘッドケース10と外刃ホルダー12との間に設けたロック構造で取り外し不能にロック保持してある。図4においてロック構造は、ヘッドケース10に組み込まれる解除ボタン33と、解除ボタン33を待機位置へ向かって進出付勢するロックばね34と、解除ボタン33のスライド動作に連動して左右揺動するロックレバー35と、外刃ホルダー12の内側壁30に開口されるロック穴36とで構成する。外刃ホルダー12をホルダー装着部16に装着した状態においては、ロックレバー35のロック爪がロック穴36と係合して、外刃ホルダー12を取り外し不能にロック保持している。この状態から、左右両側の解除ボタン31をロックばね34の付勢力に抗して押し込み操作すると、ロックレバー35がロック穴36から分離する向きに揺動してロック状態が解除されるので、外刃ホルダー12をヘッドケース10から取り外すことができる。
モーター15の回転動力は、ヘッドケース10の内部に設けたギヤ伝動機構39を介して、メイン刃13の内刃18に伝動される。同時に、モーター15の回転動力を偏心カム40と振動子41で往復動力に変換したのち、センター刃14の内刃ときわぞり刃の可動刃とに伝動する。ヘッド部2の全体は、本体ケース1とヘッド部2との間に設けた浮動支持構造で前後、左右、上下の全方位方向へ傾動並びに浮動可能に支持されている。
上記のように構成した電気かみそりにおいて、内刃18および外刃19を同時に水洗い洗浄するために清掃具を設けている。図1および、図5ないし図16において清掃具は、外刃ホルダー12を取り外した状態のヘッドケース10に着脱自在に装着される籠構造の分離洗浄部44と、外刃ホルダー12に外嵌装着される容器構造の洗浄部45とを一体に備えたプラスチック成形品からなり、ポリカーボネイトを形成素材にして成形してある。
図5ないし図9において、分離洗浄部44は、前壁46と後壁47、およびこれら前後壁46・47を繋ぐ左右側壁48・48とを備えた横長扁平筒状の周囲壁と、後述する区分壁57とで構成され、その内部に内刃18に外接する清掃体50が設けてある。洗浄部45は、分離洗浄部44の上部に連続して形成してあり、前傾する前壁52および後壁53と、前後壁52・53を繋ぐ内奥壁54および左右側壁55とで、外刃ホルダー12の外形形状に合致する容器状に構成されて、その内部に洗浄液(洗浄水)を貯留できる構造となっている。ヘッド部10が装着される分離洗浄部44の左右幅に比べて、外刃ホルダー12が装着される洗浄部45の左右幅は大きく設定してある。図5および図10に示すように洗浄部45の後壁53と、分離洗浄部44の前壁46には、それぞれ装着方向と装着順を表示する装着表示58・59が形成してある。
図6に示すように、側面から見た洗浄部45の中心軸線P2は、分離洗浄部44の中心軸線P1に対して前倒れ状に傾斜させてある。中心軸線P1と中心軸線P2とが挟む角度θは30度である。この配置形態を採ることにより、分離洗浄部44の装着開口が下向きに開口するのに対して、洗浄部45の装着開口は斜め上向きに開口する。また、前傾する前壁52と端壁54とが分離洗浄部44の周囲壁で囲まれる空間に入り込んで、分離洗浄部44と洗浄部45を区分する区分壁57を構成する。つまり、区分壁57の外隅部分のひとつが、分離洗浄部44の内部空間へ向かって突出する状態で、洗浄部45が分離洗浄部44と一体に形成してある。このように、区分壁57を共有する状態で両洗浄部44・45を一体に形成すると、清掃具がいたずらに大形化するのを避けて、全体をコンパクトにまとめることができる。
分離洗浄部44の前壁46には、分離洗浄部44に連通する通水口60と、洗浄部45に連通する通水口61とが開口され、これらの通水口60・61の周囲を囲む状態でリブ状の堤壁62が突設してある。前者通水口60は、堤壁62の下辺部に沿って開口されており、開口面は上下方向に長い櫛刃状のリブ63によって7個の小開口60aに分断してある。後者通水口61は、図5に向かって堤壁62の左方上隅の近傍に配置されて、横長長円状に開口する。この通水口61に連続して、分離洗浄部44の前壁46と洗浄部45の前壁52を繋ぐ通路壁65が設けてあり(図13参照)、通路壁65は洗浄部45の前壁52の上下中途部で開口している。この開口部分の上縁中央に、片方のシャッター26をばね27の付勢力に抗して開放操作する操作体66が突設してある。通水口60・61の周囲を堤壁62で囲むことにより、洗浄水を分離洗浄部44、または洗浄部45に対して効果的に供給でき、一方の通水口60(または通水口61)に洗浄液を流し掛ける場合に、通水口60から溢れた洗浄液を堤壁62で受け止めて、他方の通水口61(または通水口60)から排水し、余分な洗浄液が清掃具の周囲壁に沿って流下するのを防止できる。
堤壁62は、その殆どを占める状態で前壁46の外面に膨出されるU字状のリブ部62aと、洗浄部45の前壁52の開口縁に沿って膨出される下凹み湾曲状のリブ部62bとで無端状に連続形成する。前者リブ部62aの両側上部に隣接して、分離洗浄部44に連通する通口67が縦に長いスリット状に形成され(図5および図9参照)、通口67の外側方縁に沿ってリブ壁68が形成してある。リブ壁68は側面から見て二等辺三角形状に形成してある(図6参照)。通口67は排水口として機能し、さらに清掃具の乾燥を促進するための通気口として機能する。
分離洗浄部44の後壁47の上部と、洗浄部45の内奥壁54とが交差する部分には、左右幅方向の全長にわたって側面から見て部分円弧状の肉壁が膨出してある。この膨出部分51の幅方向全長にわたって、分離洗浄部44の排水口70が開口してある(図9および図10参照)。排水口70の左右両端部は、それぞれ上下方向に長い櫛刃状のリブ71によって、3個の凹部70aに区分してある。なお、凹部70aは、清掃具を射出成形する際のひけを防止するための肉盗み構造であって、排水口70とは連通しない凹み構造である。分離洗浄部44の後壁47の下開口縁の左右には、ヘッドケース10に設けたシャッター26に対応して切欠72が逆U字状に形成してある。
先に説明したように、分離洗浄部44は外刃ホルダー12を取り外した状態のヘッドケース10に装着するが、この装着状態を維持するために、ヘッドケース10に組み込んだ外刃ホルダー12用のロック構造を利用する。詳しくは図12に示すように、分離洗浄部44の左右側壁48の内面内方に、外刃ホルダー12の内側壁30に相当する内壁73を設け、その下端寄りの前後2箇所にロック穴74を開口している。分離洗浄部44をヘッドケース10に装着した状態では、ロックレバー35のロック爪が先のロック穴74と係合するので、清掃具がヘッドケース10から抜け外れるのを確実に防止できる。
図9に示すように、先に説明した区分壁57の外隅部分の下面には、左右の内壁73の突出基端の間にわたってベース部76が設けてあり、このベース部76の下面両側に清掃体50を軸支する軸受部が設けてある。軸受部は、ベース部76から下向きに突設される前後一対の保持腕78と、内壁73の内側面に膨出される突起79とで構成してある。保持腕78は、互いに離れる向きに弾性変形でき、それぞれの突端の対向面に清掃体50のブッシュ82を回転自在に抱持するための保持爪80を備えている。清掃体50は、ねじり合わされたステンレス線材の間にブラシ毛の一群を挟持固定して円柱状に形成してある。回転中心軸となるステンレス線材の両端にはブッシュ82が固定してある。清掃体50を軸受部に装着した状態において、ブッシュ82は突起79と保持爪80で回転自在に軸支されて、分離不能に保持されている。
図7に示すように洗浄部45に臨む区分壁57の一方の内奥部分、詳しくは、前壁52の左右側壁55との隣接隅部に排水口84が開口してある。排水口84は、分離洗浄部44の左右側壁48と内壁73との間の空間に臨む状態で開口してある(図8参照)。したがって、排水口84から排出された洗浄液は、左右側壁48あるいは内壁73に沿って流下するしかなく、分離洗浄部44の洗浄空間の外へ向かって排出されることになる。つまり、洗浄部45の排水口84の流下経路を分離洗浄部44の周囲壁(内側壁73)の外側に沿って設けることにより、排水口84から排出された洗浄液が分離洗浄部44に流れ込むのを防止できる。なお、先の左右側壁48は、内壁73の外面を囲む状態で一体に形成されるので、排水口84の流下経路はこれら両壁48・73で囲まれてトンネル状に形成され、したがって洗浄部45から排水口84を介して排出される洗浄液が、流下経路の外側方に飛び散るのを防止できる。図1に示すように、洗浄液を通水口61に流し掛けながら洗浄を行う場合には、洗浄液の一部を排水口84から排出しながら洗浄部45内に洗浄液を貯留することができる。この場合には、流し掛ける洗浄液の量を加減することにより、洗浄部45内に貯留される洗浄液の液位を調整でき、必要があれば、洗浄部45内の液位を排水口84より上方にまで増加できる。
図13に示すように洗浄部45には外刃ホルダー12が嵌め込み装着される。この装着状態を維持するために、左右側壁55のそれぞれに外刃ホルダー12を分離不能に係合保持する保持構造を設けている。詳しくは、左右側壁55をE字状に型抜きして形成される前後一対の係合爪(保持構造)85を設け、図12に示すように係合爪85の先端に設けた爪部86が指掛部29と係合することにより、外刃ホルダー12の装着状態を保持できるようにしている。係合爪85は左右側壁55の内外方向へ弾性変形して、爪部86が指掛部29と係合するのを助ける。爪部86は、アーチ形の指掛部29の形状に対応して部分円弧状に形成してある。なお、係合爪85の周囲を囲むE字状の型抜き部分は、洗浄部45の第2の排水口87として、さらに清掃具の乾燥を促進するための通気口として機能する。
以上のように構成した清掃具は、例えばヘッド部2から取り外した状態の外刃ホルダー12と、内刃18とを同時に水洗い洗浄する洗浄形態で使用する。その場合には、図10に示すように洗浄部45の装着表示58が電気かみそりの前面側に位置する状態で、洗浄部45を外刃ホルダー12に外嵌装着する。このとき、左右の係合爪85が指掛部29に係合して外刃ホルダー12を分離不能に係合保持する。同時に、操作体66がシャッター26の操作リブ28に接当して、シャッター26をばね27の付勢力に抗して開放操作する。この状態で、左右の解除ボタン33を押し込み操作することにより、ロックレバー35がロック解除状態に切り換わるので、外刃ホルダー12が洗浄部45に装着された状態のままで、ヘッド部2を外刃ホルダー12から分離できる。
次に、図5および図12に示すように清掃具を反転して、分離洗浄部44の装着表示59を電気かみそりの前面側に位置させ、この状態で分離洗浄部44をヘッドケース10のホルダー装着部16に差し込み装着する。このとき、ロックレバー35が分離洗浄部44の内壁73に設けたロック穴74に落とし込み係合して、清掃具をヘッド部2にロック保持する。この装着状態において、清掃体50のブラシ毛の先端は前後の内刃18のブレード軸18aやブレード18bに接当している。
上記の状態で、図14に示すように分離洗浄部44の装着表示59が上面を向き、しかも電気かみそりを僅かに下り傾斜するように支持して、例えば水道水(洗浄水)を堤壁62で囲まれた通水口60に流し掛ける。さらにスイッチボタン4をオン操作してモーター15を起動し、前後の内刃18を同じ向きに回転駆動しながら洗浄を行う。前後の内刃18が同じ向きに回転駆動されると、清掃体50は両内刃18とは逆向きの回転力を受けて、一部スリップしながら勢いよく回転する。このときのブラシ毛と内刃18との摺動動作によって、ブレード軸18aの周面やブレード18bの表面に付着している毛屑や皮脂などを確実に掃き落とし、さらに洗浄水によって洗い流すことができる。
分離洗浄部44においては、通水口60から流入する洗浄液の殆どが主として内刃18の周面に流れ落ちる。したがって、清掃体50で掃き落とされた毛屑や皮脂などを、内刃18の周面から速やかに洗い流すことができる。洗浄後の毛屑などを含む洗浄水は、分離洗浄部44の後壁47に沿って流下案内され、排水口70から排出される。洗浄水を流しかけるときの電気かみそりの傾斜角度が大きい場合には、洗浄水の一部が通口67からも排出される。洗浄部45においては、通水口60から溢れた洗浄水の一部が、通水口61から外刃ホルダー12の内面に流れ込み、外刃19の内外面に付着している毛屑や皮脂を洗い流すことができる。
一定時間洗浄した後スイッチボタン4をオフ操作し、左右の解除ボタン33を押し込み操作して、分離洗浄部44をヘッド部2から取り外し、内刃18が露出した状態の電気かみそりと、外刃ホルダー12が装着された状態の清掃具とを乾燥させる。外刃ホルダー12は、洗浄部45から取り外した状態で乾燥してもよい。
上記の洗浄形態とは異なり、外刃ホルダー12をヘッド部2に装着した状態のままで、内刃18および外刃19の洗浄を行うことができる。その場合には、先の洗浄形態と同様にして洗浄部45を外刃ホルダー12に外嵌装着し、左右の係合爪85を指掛部29に係合させて外刃ホルダー12を分離不能に係合保持する(図15参照)。同時に、シャッター26を操作体66で開放操作する(図16参照)。
上記の状態で、図1に示すように電気かみそりを斜下向きに支持して、洗浄水を堤壁62で囲まれた通水口61に流し掛ける。洗浄水は、通水口61と片側の開口25を介して外刃ホルダー12の内面に流れ込み、洗浄部45の内部に溜まる。この状態でスイッチボタン4をオン操作してモーター15を起動し、前後の内刃18を回転駆動しながら洗浄を行う。外刃ホルダー12の内部においては、内刃18の回転によって洗浄水が撹拌され、ブレード軸18aやブレード18bに衝突してこれらの表面に付着した毛屑や皮脂を洗い落とす。同時に、外刃19の内外面に付着した毛屑や皮脂が洗い落とされる。毛屑などを含む洗浄廃液は外刃19を介して毛屑室Rの外へ流動し、排出口84から排出され、あるいは後壁53の開口縁から排出される。
一定時間洗浄した後スイッチボタン4をオフ操作し、洗浄部45をヘッド部2から分離することにより、外刃19の洗浄結果を確認できる。さらに、洗浄部45をヘッド部2に再び装着して清掃具を係合爪85で係合保持し、この状態で左右の解除ボタン33を押し込み操作して、外刃ホルダー12を清掃具ごとヘッド部2から取り外すことにより、内刃18の洗浄状態を確認できる。内刃18が充分に洗浄されていない場合には、清掃具を反転して分離洗浄部44をヘッド部2に装着し、先に説明した洗浄形態と同様にして、内刃18を回転駆動し清掃体50によって内刃18を強制的に洗浄する。洗浄が終了したら、内刃18および外刃19を含むヘッド部2の全体を乾燥させる。
図17および図18は、本発明に係る清掃具の別の実施例を示す。そこでは、分離洗浄部44を省略して、洗浄部45のみで清掃具を構成した。この場合の洗浄部45は、外刃ホルダー12の外面を覆うキャップ状に形成して、その前壁52に通水口61を開口し、洗浄部45の内奥壁54の前壁52寄りに排水口84を形成して、排水口84と後壁53とに挟まれる内隅部分に洗浄液を貯留できるようにした。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
洗浄を行う場合には、外刃ホルダー12をヘッド部2に装着した状態のままで、内刃18および外刃19の洗浄を行う場合と同様に、洗浄部45を外刃ホルダー12に外嵌装着し、左右の係合爪85を指掛部29に係合させて外刃ホルダー12を分離不能に係合保持する(図18参照)。次に、図17に示すように電気かみそりを斜下向きに支持して、洗浄水を通水口61に流し掛け、洗浄部45の内部に洗浄水を貯留する。この状態でスイッチボタン4をオン操作してモーター15を起動し、前後の内刃18を回転駆動しながら洗浄を行う。このとき、電気かみそりの全体を前後に揺り動かすことにより、外刃ホルダー12の内部に入り込んだ洗浄水を揺すって、前後の内刃18、および外刃19の内面に洗浄水を満遍なく行き渡らせる。このとき、蛇口の止水栓の開量を加減して、洗浄水を通水口61に勢いよく流し掛けると、洗浄部45内の洗浄水の液位を排水口84より上方にまで増加できる。また、排水口84の開口面積を通水口61の開口面積より小さくしておけば、洗浄部45内の洗浄水の液位を、同様に排水口84より上方にまで増加できる。
外刃ホルダー12の内部においては、内刃18の回転によって洗浄水が撹拌され、ブレード軸18aやブレード18bに衝突してこれらの表面に付着した毛屑や皮脂を洗い落とす。同時に、外刃19の内外面に付着した毛屑や皮脂が洗い落とされる。毛屑などを含む洗浄廃液は外刃19を介して毛屑室Rの外へ流動し、排出口84から排出される。一定時間洗浄した後スイッチボタン4をオフ操作する。最後に清掃具をヘッド部2から取り外して、ヘッド部2を乾燥させる。なお、この実施例に係る外刃ホルダー12には、先の実施例における開口25が設けられておらず、そのため、洗浄部45内の洗浄水は外刃19の刃穴や外刃ホルダー12の接合隙間から外刃ホルダー12の内部に流入して、内刃18および外刃19の内面側が浸漬されることとなる。
図19は本発明の清掃具の適用対象となる往復動型の電気かみそりの実施例を示す。そこでは、本体ケース1の上部に設けたホルダー装着部16に外刃ホルダー12が着脱される。ホルダー装着部16の外面上方には往復駆動される内刃18aが設けてある。ホルダー装着部16の内部には、モーター15の回転動力を往復動力に変換する偏心カム91と、振動子92が組み込んである。この実施例において符号hで示す部分が、先に説明した実施例におけるヘッド部2に相当し、符号kで示す部分がヘッドケース10に相当する。
上記の実施例では、回転自在なブラシで清掃体50を構成したがその必要はなく、回転不能に固定保持されたブラシや、布塊などで清掃体50を構成することができる。保持構造は、外刃ホルダー12の指掛部29以外の部分、例えば外刃ホルダー12の開口縁や、ホルダー周囲壁、あるいは本体ケース1の周囲壁に形成した凹みや突起などを係合相手にして、係合保持する構造を採ることができる。洗浄部45は分離洗浄部44に対して前傾させる必要はなく、両者44・45の中心軸線P1・P2は一致していてもよい。清掃具は、先に説明した電気かみそり以外に、内刃が縦軸回りに回転駆動される形態の電気かみそりにも適用することができる。区分壁57の構造は、実施例で説明した構造以外に、分離洗浄部44の前壁46に対して直交する壁、前壁46に対して斜めに交差する壁、分離洗浄部44の側へ膨出する湾曲壁、あるいは、前記各壁の中途部が分離洗浄部44の側へV字状に突出する壁であってもよい。
清掃具による洗浄形態の一例を示す断面図である。 電気かみそりの正面図である。 ヘッド部の背面図である。 外刃ホルダーを破断した状態のヘッド部の正面図である。 ヘッド部と清掃具を分離した状態の正面図である。 ヘッド部と清掃具を分離した状態の側面図である。 図6におけるE−E線矢視図である。 図7におけるA−A線断面図である。 図7におけるB−B線断面図である。 ヘッド部と反転した清掃具を分離した状態の正面図である。 ヘッド部と反転した清掃具を分離した状態の側面図である。 清掃具をヘッド部に装着した状態の縦断正面図である。 図12におけるC−C線断面図である。 清掃具による別の洗浄形態を示す断面図である。 清掃具をヘッド部に反転装着した状態の縦断正面図である。 図15におけるD−D線断面図である。 清掃具の別の実施形態を示す縦断側面図である。 図17で説明した清掃具の縦断正面図である。 清掃具の適用対象である電気かみそりの別例を示す縦断正面図である。
符号の説明
2 ヘッド部
12 外刃ホルダー
18 内刃
19 外刃
25 開口
26 シャッター
27 ばね
44 分離洗浄部
45 洗浄部
46 分離洗浄部の前壁
47 分離洗浄部の後壁
48 分離洗浄部の左右側壁
50 清掃体
52 洗浄部の前壁
57 区分壁
60 通水口
61 通水口
62 堤壁
66 操作体
70 分離洗浄部の排水口
84 洗浄部の排水口
P1 分離洗浄部の中心軸線
P2 洗浄部の中心軸線
R 毛屑室

Claims (13)

  1. ヘッド部(2)に内刃(18)と、外刃ホルダー(12)で支持される外刃(19)を備えている電気かみそりの清掃具であって、
    清掃具は、外刃ホルダー(12)が装着された状態のヘッド部(2)に着脱自在に装着される洗浄部(45)と、ヘッド部(2)に装着した洗浄部(45)を分離不能に係合保持する保持構造(85)を備えており、
    洗浄部(45)は、洗浄液を貯留できるよう容器状に形成されていて、洗浄部(45)に貯留した洗浄液に内刃(18)と外刃(19)とを浸漬した状態で同時に洗浄する電気かみそりの清掃具。
  2. 洗浄部(45)の前壁(52)に、洗浄液を導入する通水口(61)が開口され、洗浄部(45)の内奥に排水口(84)が開口してある請求項1記載の電気かみそりの清掃具。
  3. 洗浄部(45)が、外刃ホルダー(12)の外面を覆う状態で容器状に形成されており、
    外刃ホルダー(12)を保持構造(85)で係合保持して、洗浄部(45)がヘッド部(2)に分離不能に装着保持してある請求項1または2記載の電気かみそりの清掃具。
  4. 洗浄部(45)に隣接して、外刃ホルダー(12)を取り外した状態のヘッド部(2)に着脱自在に装着される分離洗浄部(44)が設けられており、
    分離洗浄部(44)と洗浄部(45)とは、お互いの装着開口が逆向きに開口する状態で配置されており、
    分離洗浄部(44)の内部に、内刃(18)に外接する清掃体(50)が設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の電気かみそりの清掃具。
  5. 分離洗浄部(44)を外刃ホルダー(12)が取り外されたヘッド部(2)に装着した状態において、洗浄部(45)に外刃ホルダー(12)を嵌め込み装着して、分離洗浄部(44)内の内刃(18)を洗浄できる請求項4記載の電気かみそりの清掃具。
  6. 分離洗浄部(44)と洗浄部(45)とが区分壁(57)を共有する状態で一体に形成されており、
    分離洗浄部(44)の前壁(46)に、分離洗浄部(44)に連通する通水口(60)と、洗浄部(45)に連通する通水口(61)とが形成してある請求項4または5記載の電気かみそりの清掃具。
  7. 分離洗浄部(44)の前壁(46)に、前記両通水口(60・61)の周囲を囲む堤壁(62)が形成してある請求項6記載の電気かみそりの清掃具。
  8. 洗浄部(45)が、外刃ホルダー(12)の外形形状に沿う区分壁(57)を含んで構成されており、
    区分壁(57)が分離洗浄部(44)の内部空間に臨む状態で、洗浄部(45)が分離洗浄部(44)と一体に形成されており、
    分離洗浄部(44)の後壁(47)と前記区分壁(57)とに挟まれる内奥部分と、洗浄部(45)に臨む区分壁(57)の一方の内隅部分とのそれぞれに排水口(70・84)が開口してある請求項6または7記載の電気かみそりの清掃具。
  9. 分離洗浄部(44)の排水口(70)からの排水が洗浄部(45)の外へ向かって排出され、洗浄部(45)の排水口(84)からの排水が分離洗浄部(44)の洗浄空間の外へ向かって排出されるよう、各排水口(70・84)が形成してある請求項8記載の電気かみそりの清掃具。
  10. 分離洗浄部(44)の排水口(70)が分離洗浄部(44)の後壁(47)に開口され、
    洗浄部(45)の排水口(84)の流下経路が、分離洗浄部(44)の左右の周囲壁に沿って設けてある請求項8または9記載の電気かみそりの清掃具。
  11. 分離洗浄部(44)の中心軸線(P1)に対して、洗浄部(45)の中心軸線(P2)が前傾させてある請求項4から10のいずれかに記載の電気かみそりの清掃具。
  12. 外刃ホルダー(12)を洗浄部(45)に装着した状態において、通水口(61)と対向する外刃ホルダー(12)の周囲壁に開口(25)が設けられており、
    通水口(12)および開口(25)を介して毛屑室(R)の内部へ洗浄液を直接導入できる請求項11記載の電気かみそりの清掃具。
  13. ヘッド部(2)に、前記開口(25)を開閉するシャッター(26)が設けられて、ばね(27)で閉じ勝手に移動付勢されており、
    外刃ホルダー(12)を洗浄部(45)に嵌め込み装着する過程で、前記シャッター(26)をばね(27)の付勢力に抗して開放操作する操作体(66)が洗浄部(45)に設けてある請求項12記載の電気かみそりの清掃具。
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