JP4179357B2 - 液体収容体 - Google Patents

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Description

本発明は、液体消費装置において用いられる液体を収容する液体収容体に関する。
液体を消費する液体消費装置において、液体消費量を管理するための技術が知られている。液体消費装置として、例えば、1または複数のインクカートリッジが装着され、インクを用いて印刷処理を実行する印刷装置が知られている。この印刷装置におけるインク残量を管理する技術として、インクカートリッジに収容されているインク量が所定インク量以下であるか否かについて圧電素子センサを用いる技術が知られている。
圧電素子センサを用いる技術では、インクカートリッジに収容されているインク量が所定量以下である場合に圧電素子センサから出力される検出信号の周波数(Empty周波数)と、インクカートリッジに収容されているインク量が所定量より多い場合に圧電素子センサから出力される検出信号の周波数(Full周波数)の違いに基づいて、インクカートリッジに収容されているインク量が所定インク量以下であるか否かが判断される(例えば、特許文献1)。
特開2003−39707号公報
しかしながら、圧電素子センサを用いる技術では、振動系にインクが含まれない場合における振動系の固有振動数と、振動系にインクが含まれる場合における振動系の固有振動数との差異を利用しており、両固有振動数は異なっている。したがって、一方の固有振動数に合わせた周波数の駆動信号では他方の固有振動周波数(共振周波数)を検出することができず、Empty周波数の検出信号とFull周波数の検出信号とをそれぞれ検出するためには、Empty周波数の駆動信号とFull周波数の検出信号をそれぞれ用いる必要があった。
振動系にインクが含まれない場合、振動系にインクが含まれる場合のいずれか一方についてのみ検出することによって、インクカートリッジに収容されているインク量が所定量以下であるか否かを判定する対応も考えられるが、判定精度が低いという問題がある。例えば、ノイズ等に起因して、Full周波数の検出信号を用いた場合に、インクカートリッジに収容されているインク量が所定量以下であるにもかかわらずFull周波数の検出信号が得られてしまうことがある。この場合には、空撃ちが実行されて印刷ヘッドを痛めるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、単一の駆動信号を用いて、液体収容体における液体量が所定量以下であるか否かを判定することができる液体収容体を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の態様は、液体収容体を提供する。本発明の第1の態様に係る液体収容体は、液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部における液体量が所定量より多い場合には、前記液体収容部における液体量が所定量以下である場合に出力する検出信号の周波数の約1/奇数の周波数の検出信号を出力する検出部とを備える。
本発明の第1の態様に係る液体収容体によれば、液体収容部における液体量が所定量より多い場合には、液体収容部における液体量が所定量以下である場合に出力する検出信号の周波数の約1/奇数の周波数の検出信号を出力する検出部を備えるので、単一の駆動信号を用いて、液体収容体における液体量が所定量以下であるか否かを判定することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、前記液体収容部における液体量が所定量より多い場合における前記検出信号の周波数f1は、前記液体収容部における液体量が所定量以下である場合における前記周波数f2に対して以下の式(A)を満たしても良い。
0.75*f2(1−0.25/B)/B≦f1≦1.25*f2(1−0.25/B)/B(式A)
0.25/B:波形マージン、B:3以上の奇数。
この構成を備える場合には、周波数f1の駆動信号を用いることで、液体収容部における液体量が所定量より多いか、液体収容部における液体量が所定量以下であるかを判定することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、
前記検出部は
前記液体収容部と連通し、前記液体収容部における液体量が所定量よりも多い場合には前記液体によって満たされ、前記液体収容部における液体量が所定量以下の場合には前記液体によって満たされない連通路と、前記連通路に配置され、検出した振動に応じて検出信号を出力する振動検出器とを備え、
前記連通路に液体が満たされている場合における前記連通路および前記振動検出器によって形成される振動部の固有振動周波数は、前記連通路に液体が満たされていない場合の固有振動周波数の約1/奇数であっても良い。
この構成を備える場合には、連通路に液体が満たされている場合における連通路および振動検出器によって形成される振動部の固有振動周波数を、連通路に液体が満たされていない場合の振動部の固有振動周波数の約1/奇数であるから、単一の駆動信号を用いて、液体収容体における液体量が所定量以下であるか否かを判定することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、前記連通路に液体が満たされている場合における前記固有振動周波数f1は、前記連通路に液体が満たされていない場合における前記固有振動周波数f2に対して以下の式Aを有していてもも良い。
0.75*f2(1−0.25/B)/B≦f1≦1.25*f2(1−0.25/B)/B(式A)
0.25/B:波形マージン、B:3以上の奇数。
この構成を備える場合には、周波数f1の駆動信号を用いることで、液体収容部における液体量が所定量より多いか、液体収容部における液体量が所定量以下であるかを判定することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、
前記固有振動周波数f1は式1により定義され、
Figure 0004179357
前記固有振動周波数f2は式2により定義され、
Figure 0004179357
なお、Ms:前記連通路のイナータンス、Mact:前記振動検出器のイナータンス、Cact:前記振動検出器のコンプライアンスであり、
前記連通路および前記振動検出器は前記式Aを満たすように構成されていても良い。この構成を備える場合には、液体収容体の連通路の振動特性を、単一の駆動信号を用いて、液体収容体における液体量が所定量以下であるか否かを判定することができる特性とすることができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、前記液体収容部は第1の収容部と第2の収容部とを有し、前記第1の収容部と第2の収容部とは前記連通路を介して接続されていても良い。この場合には、第2の収容部における容量を調整することによって、液体収容部における液体量が所定量以下となった後に利用可能な液体量を変更することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、前記連通路は、前記第1の収容部と連通される第1の連通路と、前記第2の収容部と連通される第2の連通路と、前記第1および第2の連通路と連通されると共に前記振動検出器が配置される第3の連通路とを備えても良い。この構成を備えることによって、第3の連通路に対する気泡の進入を抑制することが可能となり、誤検出を低減することができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、
前記固有振動周波数f1は式3により定義され、
Figure 0004179357
前記固有振動周波数f2は式2により定義され、
Figure 0004179357
なお、Ms1:前記第1の連通路のイナータンス、Ms2:前記第2の連通路のイナータンス、Ms3:前記第3の連通路のイナータンス、Mact:前記振動検出器のイナータンス、Cact:前記振動検出器のコンプライアンスであり、
前記第1から第3の連通路および前記振動検出器は前記式Aを満たすように構成されていても良い。この構成を備える場合には、液体収容体の連通路の振動特性を、単一の駆動信号を用いて、液体収容体における液体量が所定量以下であるか否かを判定することができる特性とすることができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体はさらに、前記振動検出器に対して駆動信号を入力し、検出信号を出力するための入出力端子を備え、
前記振動検出器は、前記駆動信号の入力を受けて前記振動部を共振させると共に、前記振動部の共振に伴う前記固有振動周波数を有する検出信号を出力しても良い。この場合には、入出力端子を介して駆動信号の入力および検出信号の出力を行うことができる。
本発明の第1の態様に係る液体収容体において、前記液体は印刷に用いられる印刷用インクであり、前記液体収容部はインク収容部であり、前記液体収容体はインクカートリッジであっても良い。この場合には、インクカートリッジにおけるインク量を判定することができる。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様に係るインクカートリッジが着脱可能に装着される印刷装置を提供する。本発明の第2の態様に係る印刷装置は、前記インクカートリッジを搭載するための搭載部と、前記インクカートリッジに対して前記駆動信号を出力するための駆動信号出力部と、前記インクカートリッジからの検出信号に基づいて、前記インク収容部における印刷インク量が所定量より多いか否かを判定する判定部と、前記インクカートリッジに収容されている印刷用インクを用いて印刷処理を実行する印刷部とを備える。
本発明の第2の態様に係る印刷装置によれば、1の駆動信号を用いて、インクカートリッジに格納されているインク量が所定量以下であるか、所定量よりも多いかを判定することができる。
以下、本発明に係る液体収容体について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・液体収容体の構成
以下、本実施例では、液体収容体として、インクを収容するインクカートリッジを例にとって説明する。図1〜図4を参照して本実施例に係るインクカートリッジに収容について説明する。図1は第1の実施例に係るインクカートリッジの側面図である。図2は第1の実施例に係るインクカートリッジの正面図である。図3は第2の実施例に係るインクカートリッジの側面図である。図4は第2の実施例に係るインクカートリッジの正面図である。
図1および図2を参照して第1の実施例に係るインクカートリッジCAの構成について説明する。図1および図2において破線で示される用に、第1の実施例に係るインクカートリッジCAは、検出部10、第1のインク収容部201a、第2のインク収容部201b、基板20を備えている。
第1の実施例に係るインクカートリッジCAでは、検出部10はインクカートリッジCAの側面に配置されている。検出部10は、第1のインク収容部201aと第2のインク収容部201bとを連通する連通路11、連通路11がインクで満たされているか、あるいは、連通路にインクが存在しないかを検出する検出器12を備えている。すなわち、検出部10は、連通路11がインクで満たされているか、あるいは、連通路11にインクが存在しないかを検出することによって、インクカートリッジCAにおけるインク量が所定量以下であるか否かを検出する。
連通路11は毛細管力を発生する細い通路になっており、第1のインク収容部201aまたは第2のインク収容部201bに混入してしまった気泡が、連通路11へ侵入する事態を抑制または防止することができる。これによって、第1のインク収容部201aに未だ十分なインクが残存するにもかかわらず、検出器12付近に気泡が存在するために、検出器12が誤ってインクエンドの検出してしまう事態を抑制または防止することができる。一方、第1のインク収容部201aのインクがなくなると、連通路11に大量に気泡が侵入するため、検出器12によって本来検出されるべきインクエンドが検出される。
第1のインク収容部201aにインクが存在すれば、連通路11はインクで満たされており、第1のインク収容部201aにインクが存在しない場合、厳密には、第2のインク収容部201bにのみインクが存在する場合には、連通路11はインクで満たされない。したがって、本実施例において、所定量は、第2のインク収容部201bにおけるインク収容量であると言うことができる。なお、連通路11にインクが存在するかしないかの判断手法については後述する。
検出器12は、インクに直接触れるように配置されていてもよく、あるいは、例えば、検出特性を改善することができる部材を介してインクに対して間接的に配置されていても良い。検出器12としては、例えば、電圧の印加によって歪曲する圧電素子(ピエゾ素子)が用いられる。検出器12は、基板20の端子と電気的に接続されている。
第1のインク収容部201aは、主たるインク収容部であり、そのインク収容量は、第2のインク収容部201bのインク収容量も多い。第1のインク収容部201aには、第2のインク収容部201bへのインク供給を促すために内圧を調整する内圧調整機構が備えられていても良い。
第2のインク収容部201bは、副たるインク収容部であり、既述のように、所定量のインクを収容する。したがって、第2のインク収容部201bのインク収容量を適宜調整することによって、インク量が所定量以下であると判断された後、いわゆるインクエンド検出後に印刷可能なページ数(ラスタデータ量)を決定することができる。この場合、インクエンド判定後においても、第2のインク収容部201bには所定量のインクが残存するので、空撃ちを防止することができる。
第2のインク収容部201bは、印刷装置が備えるインク供給口へインクを供給するためのインク供給部202と連通している。すなわち、インクカートリッジCA内のインクは、第1のインク収容部201aから、連通路11、第2のインク収容部201b、インク供給部202を経て、印刷装置に供給される。
基板20には、複数の端子21〜26が配置されている。端子21〜26は後述するように、印刷装置のキャリッジ回路の端子と接触することで制御回路と電気的に接続される。基板20は、例えば、第1カートリッジアウト検出端子21、基準電位端子22、第2カートリッジアウト検出端子23、第1検出器駆動端子24、第2検出器駆動端子25、データ端子26を複数の端子として備えている。
図3および図4を参照して第2の実施例に係るインクカートリッジCA’の構成について説明する。図3および図4において破線で示される用に、第2の実施例に係るインクカートリッジCA’は、検出部10、インク収容部201、基板20を備えている。
第2の実施例に係るインクカートリッジCA’の基本的な構成は、第1の実施例に係るインクカートリッジCAの構成と同様であるから、同様の構成には第1の実施例において用いた符号と同一の符号を付し、以下では相違点を中心に説明する。
第2のインクカートリッジCA’は、第1の実施例に係るインクカートリッジCAと異なり、副インク収容部201bを備えていない。
第2の実施例に係るインクカートリッジCA’では、連通路11は、インク収容部201とインク供給部202とを連通している。第2の実施例に係るインクカートリッジCA’では、インク収容部201に収容されているインクは、連通路11、インク供給部202を介して、印刷装置に供給される。
第2の実施例に係るインクカートリッジCA’では、検出部10はインクカートリッジCA’の底面近傍に配置されており、検出器12は、連通路11の上側面に配置されている。
検出部10の構成:
図5〜図9を参照して本実施例に係るインクカートリッジCAに用いられる検出部の詳細な構成について説明する。図5は本実施例に用いられる検出器12の平面図である。図6は図5中の6−6線にて切断された本実施例に用いられる検出器12の断面図である。図7は検出器12の連通路を詳細に示す説明図である。図8は本実施例に用いられる検出器12を構成するキャビティ形成板の平面図である。図9は本実施例に用いられる検出器12を構成する接続流路形成板の平面図である。
検出部10は、検出器12、振動板14、キャビティ形成板15、接続流路形成板16、バッファ部17を備えている。図6において、バッファ部17の上側面上に接続流路形成板16が配置され、接続流路形成板16の上側面上にキャビティ形成板15が配置され、キャビティ形成板15の上側面上に振動板14が配置され、振動板14の上側面上に検出器12が配置されている。これら各構成部材は、例えば、接着剤によって相互に接合されている。
検出部10は、インクが流動する空間または流路として、キャビティ形成板15にキャビティ151、接続流路形成板16に第1接続流路161および第2接続流路162、バッファ部17に供給側バッファ室171、排出側バッファ室172、バッファ供給路173、バッファ排出路174、インク供給部175およびインク排出部176をそれぞれ備えている。キャビティ151、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174は、本実施例における連通路11を形成する。本実施例における連通路11は、連通路11および検出器12を含む振動系の振動特性を規定する一つの構成要素として作用する空間であり、これら各流路は、後述するイナータンス、コンプライアンスによって定義される振動系の振動特性に影響を及ぼす。
検出器12は、上側電極121、圧電素子体122、下側電極123を備えている。圧電素子体122は、上側電極121と下側電極123によって挟持されている。下側電極123の表面積は、圧電素子体122の表面積よりも大きく、圧電素子体122の表面積は、上側電極121の表面積よりも大きい。
圧電素子体122は、電圧の印加によって変形(電歪)し、外力に応じて電圧(逆起電力)を出力する受動素子である。圧電素子体122としては、例えば、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PZTL)、鉛を使用しない鉛レス圧電膜を用いることができる。
圧電素子体122を備える検出器12は、振動系に対して励起振動を与える励振器、および振動系における振動周波数を検出する振動検出器の双方の役目を担う。具体的には、検出器12は、矩形波駆動信号の印加によって電歪された後、駆動信号の印加が停止されることによって励起振動を開始する。検出器12により振動系に与えられる励起振動数、すなわち、検出器12に対して印加する駆動信号の周波数を、後述する検出器12を含む振動系の固有振動数に合わせることによって、振動系には共振が生じる。検出器12は、発生した共振振動によって変形し、すなわち、振動を検出し、検出した振動に応じて変動する電圧値、すなわち、共振周波数信号、を検出結果信号として出力する。
検出器12における電歪領域は、表面積の小さな電極によって決定されるので、本実施例においては、上側電極121によって決定される。なお、上側電極121の大きさは、圧電素子体122を全て覆う大きさであっても良く、あるいは、キャビティ151の中心から第1および第2接続流路161、162の中心までを覆う大きさであっても良いが、上側電極121と下側電極123との短絡を防止するために、上側電極121は圧電素子体122よりも小さいことが望ましい。
上側電極121は、第1電極131と電気的に接続され、下側電極123は第2電極132と電気的に接続されている。図5から明らかなように、下側電極123は、第1電極131とは電気的に絶縁されている。第1電極131および第2電極132は、基板20の第1検出器駆動端子24および第2検出器駆動端子25とそれぞれ接続されている。すなわち、外部装置、例えば、印刷装置から、第1検出器駆動端子24または第2検出器駆動端子25に駆動信号が入力されることによって、検出器12は駆動される。
振動板14は、検出器12の各構成要素を搭載するための基板であると共に、振動系に与える検出器12の特性を調整するために用いられる。すなわち、検出器12と振動板14とによって実現される剛性を変化させることによって、検出器12の周波数を高く、または低くすることができる。
キャビティ形成板15は、キャビティ151を区画形成するための部材であり、金属製または樹脂製の板材によって形成されている。キャビティ形成板15によって形成されるキャビティ151は、図5および図8に示すように、直方体形状を有し、幅2L、奥行きD、高さ(厚さ)H1の寸法を有している。キャビティ151は、インクカートリッジCAに所定量よりも多いインクが存在する場合にインクを溜め、インクカートリッジCAに所定量以下のインクが存在する場合にインクが空になる空間である。キャビティ151は、検出器12による励振を直接受ける空間であり、その固有振動数は、インクが存在する場合と存在しない場合とでは異なる。したがって、インクが存在する場合と存在しない場合とにおける、固有振動数の違いを利用することによって、インクカートリッジCAに収容されているインク量が所定量以下であるか否かを判定することができる。
接続流路形成板16は、キャビティ形成板15とバッファ部17とを接続するための第1接続流路161および第2接続流路162を形成するための部材であり、金属製または樹脂製の板材によって形成されている。第1接続流路161および第2接続流路162は、図6および図9に示すように、円柱形状を有し、半径r2、高さ(厚さ)H2の寸法を有している。第1接続流路161および第2接続流路162は、主に、両バッファ室171、172に流入した気泡のキャビティ151への流動を抑制、防止するために設けられている。したがって、第1接続流路161および第2接続流路162は、気泡の流動を抑制するために十分狭小な流路断面を有する流路となっている。
バッファ部17は、第1のインク収容部201aにおけるインクの揺動等に起因するインクエンド(インク量が所定値以下)の誤検出を抑制、防止するための緩衝部として機能する。バッファ部17の供給側バッファ室171は、インク供給部175を通じて第1のインク収容部201aと連通されており、バッファ供給路173を通じて第1接続流路161およびキャビティ151と連通されている。バッファ部17の排出側バッファ室172は、インク排出部176を通じて第2のインク収容部201bと連通されており、バッファ排出路174を通じて第2接続流路162およびキャビティ151と連通されている。
検出部10がインクカートリッジCAの側面下方に配置され、第1のインク収容部201a(またはインク収容部201)のインク量が所定量よりも多い場合には、連通路11はインクで満たされている。一方、検出部10がインクカートリッジCAの側面下方に配置され、第1のインク収容部201a(またはインク収容部201)のインク量が所定量以下である場合には、連通路11は空となる。
検出部10がインクカートリッジCA’の底面において図6に示す天地状態で配置されている場合には、供給側バッファ室171の液面は、第1のインク収容部201a(またはインク収容部201)における液面と連動して変化する。したがって、第1のインク収容部201a(またはインク収容部201)における液面がキャビティ151よりも低くなると、キャビティ151はインクで満たされなくなる。少なくとも、第1のインク収容部201a(またはインク収容部201)における液面が、インク供給部175よりも低くなると、連通路11にはインクが存在しなくなる。
・振動系の特性:
既述のように、キャビティ151、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174は、本実施例における連通路11を形成する。本実施例では、インクで満たされている連通路11を含む振動系の振動特性とインクが存在しない連通路11を含む振動系の振動特性とが、以下に説明する関係を有するように、振動系が設計、構成されている。この振動系の特性について図10〜図12を参照して説明する。図10は本実施例における振動系の音響回路を電気回路に倣って示す等価回路を示す説明図である。図11は駆動信号の波形と3倍波波形との関係を示す説明図である。図12は波形マージンを説明するための説明図である。
本実施例における振動系は、連通路11および検出器12によって形成されている。音響回路は電気回路に倣って考えることが可能であり、電気的な等価回路として表すことができる。図10において、連通路11のイナータンスMs3、Mhoおよび検出器12のイナータンスMactは電気回路におけるコイルに相当し、インクのコンプライアンスCiおよび検出器12のコンプライアンスCactは電気回路におけるコンデンサに相当する。また、供給側バッファ室171および排出側バッファ室172は電気回路におけるグランドに相当する。
図10に示す回路構成を備える振動系では、電気回路におけるLC共振回路と同様にして、イナータンスMと音響コンプライアンスCをパラメータとする共振周波数、すなわち、固有振動周波数を求めることができる。なお、連通路11においては、イナータンスMは連通路11の形状によって、コンプライアンスCは連通路11を満たすインクによってもたらされる特性となる。
なお、バッファ(グランド)として機能するためには、バッファ機能部のコンプライアンスが検出器12のコンプライアンスCactの10倍以上であって、バッファ機能部のイナータンスが連通路11のイナータンスMs3、Mhoの1/10以下であることが要求される。前者は検出器12の振動によってバッファ機能部における内圧が上昇しないための条件であり、後者は余計な振動を発生させないための条件である。また、厳密には、連通路11において流動抵抗が発生するが、振動系の振動シミュレーションに与える影響は微少であるため省略する。
検出器12のコンプライアンスCactは有限要素法(FEM)を用いて算出される。検出器12のイナータンスMactは、以下の近似式を用いて近似値として得ることができる。
Figure 0004179357
ここで、fは検出器12の固有振動周波数であり、有限要素法、または実測によって求めることができる。
インクのコンプライアンスCiは次の式で求めることができる。
Ci=C×Vi
ここで、Cはインクの圧縮率、Viは連通路11全体に存在するインクの体積である。インク成分の大部分が水であるため、インクの圧縮率として、水の圧縮率、4.5e-10/Paを用いることができる。また、温度が圧縮率に与える影響は微少であることから、水の圧縮率として室温(25℃)の値を用いている。
連通路11のイナータンスMsは、連通路11の形状によって異なる簡易式によって求められる。本実施例では、キャビティ151が直方体形状を有し、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174は円柱形状を有する。なお、連通路11におけるコンプライアンスは、振動系の振動シミュレーションに与える影響は微少であるため省略する。
キャビティ151、すなわち、直方体形状の空間のイナータンスMs3は以下の式により求められる。
Figure 0004179357
ここで、ρはインクの粘度、H1はキャビティ151の高さ、Lはキャビティ151の1/2長さ、Dはキャビティ151の奥行きである。
一方、円柱形状の第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174のイナータンスMhoについては以下の式より求められる。なお、イナータンスMhoは、第1接続流路161および第2接続流路162のイナータンスMs1、およびバッファ供給路173およびバッファ排出路174のイナータンスMs2の和である。なお、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174の形状が直方体形状の場合には、キャビティ151に対して適用する上記式が用いられてイナータンスが求められるこというまでもない。また、キャビティ151が円柱形状の場合には、第1接続流路161等に用いられる以下の式を用いてイナータンスが求められることはいうまでもない。
Figure 0004179357
ここで、ρはインクの粘度、Hは各流路の高さ(長さ)、rは各流路の断面半径である。高さHは、第1接続流路161および第2接続流路162についてはH2、バッファ供給路173およびバッファ排出路174についてはH3となる。半径rは、第1接続流路161および第2接続流路162についてはr2、バッファ供給路173およびバッファ排出路174についてはr3となる。
図10に示す等価回路を用いる場合、第1接続流路161のイナータンスと第2接続流路162のイナータンス、バッファ供給路173のイナータンスとバッファ排出路174のイナータンスは、それぞれ略等しい方が、検出部10に余計な振動挙動が発生しないことがシミュレーション結果から明らかになった。そこで、本実施例では、キャビティ151の中心軸に対称となるように連通路11が構成されている。すなわち、キャビティ151、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174によって形成される空間は、キャビティ151の中心軸に対して対称となるよう形成されている。
連通路11にインクが存在する場合、すなわち、インクカートリッジCAに所定量よりも多くのインクが存在する場合における検出部10の固有振動周波数(以下、「Full周波数f1」という。)は、上記各式により求められたイナータンスM、コンプライアンスCを用いて次のように表される。
Figure 0004179357
一方、連通路11にインクが存在しない場合、すなわち、インクカートリッジCAのインク量が所定量以下の場合における検出部10の固有振動周波数(以下、「Empty周波数f2」という。)は、上記各式により求められたイナータンスM、コンプライアンスCを用いて次のように表される。具体的には、インクに依存する項、すなわち、連通路11に関連する項が「0」となり、検出器12に関連する項のみが残る。
Figure 0004179357
ここで、Full周波数f1とEmpty周波数f2との間に、f1=f2/B(式1A)の関係がある場合には、Full周波数f1に対応する駆動信号によって、インクカートリッジCAにおけるインク量が所定量より多い場合の検出結果信号(Full検出結果信号)およびインク量が所定量以下の場合の検出結果信号(Empty検出結果信号)を、インクカートリッジCA内のインク量に応じてそれぞれ得ることができる。すなわち、1種類の駆動信号周波数によって、Full周波数f1およびEmpty周波数f2の固有振動を励起することができる。
上記関係式において、Bは3以上の任意の奇数値である。Bが3以上の奇数値の場合、例えば、B=3の場合、図11に示すように、Full周波数の駆動信号の立ち上がり、立ち下がりに対して1倍波の検出結果信号(Fullの場合)と3倍波の検出結果信号(Emptyの場合)の立ち上がり、立ち下がりの位相が一致し、有効な共振を得ることができる。一方、Bが偶数値の場合には、駆動信号の立ち下がりに、偶数倍波の立ち上がりが対応してしまい、有効な共振を得ることができず、むしろ、振動が急速に減衰してしまう。以上のように、Full周波数f1とEmpty周波数f2との間に、f1=f2/Bの関係がある場合には、1種類の駆動信号周波数によって、Full周波数f1およびEmpty周波数f2の固有振動を励起することができる。
さらに、検出部10に対して印加される所定周波数の駆動信号に対して、振動系のFull周波数f1(インク量が所定量より多い場合の固有振動数)が、駆動信号周波数の0.75倍〜1.25倍の範囲にあれば、十分なFull検出結果信号を得られることが出願人によって見いだされている。すなわち、Full周波数f1を固有振動数とする振動系に対して、Full周波数f1の駆動信号周波数を与えれば、駆動信号周波数、ここではFull周波数f1、の0.75倍〜1.25倍の範囲でノイズ等の外乱成分に対して十分な判定精度を有する検出結果信号を得ることができる。
したがって、上記Full周波数f1とEmpty周波数f2との間の関係式は、以下のように拡張することができる。
0.75*f2/B≦f1≦1.25*f2/B (式2A)
すなわち、Full周波数f1の駆動信号に対して、十分な検出結果信号を提供可能な振動系のFull時の固有振動数Fは、0.75*f1≦F≦1.25*f1(式3A)の範囲にあり、また、振動系の固有振動数Fは通常、駆動信号周波数と一致するように設計されている。したがって、上記(式1A)を(式3A)に当てはめれば、式2Aを得ることができる。
ここで、検出部10に対して所定周波数の駆動信号が印加された場合に、検出部10から十分なFull検出結果信号を得られる範囲と十分なEmpty検出結果信号を得られる範囲とは異なる。すなわち、Full周波数f1の検出結果信号を用いた場合に、Empty周波数f2に対応する十分な検出結果信号を得ることができるEmpty周波数f2の検出可能範囲は、Full周波数f1のB倍に対して±25/B%の範囲である。
Empty周波数f2の検出可能範囲がこの範囲となるのは、例えば、B=3の場合、図12に示すように、Empty周波数f2の各周期に対してFull周波数f1のずれを均等に割り当てることになるからである。すなわち、Empty検出結果信号の周期が(25/3)%、すなわち、約8%ずれている場合、Full検出結果信号の1周期Tに対応するタイミング(Empty周波数周期の3周期後)では、25%だけずれることとなるからである。このように、Full周波数f1では±25%のレンジを有していた検出可能範囲は、Empty周波数f2では、±25/Bとなる。Full周波数f1の検出可能範囲とEmpty周波数f2の検出可能範囲の相違はは出願人によって実験的に知見されている。
本実施例では更に、Empty周波数f2は、Full周波数f1のB倍に対して25/B%だけ高く設計されている。Empty周波数f2をこのように設計する理由は、インクカートリッジCAを使用して、連通路11のインクがなくなったときに、振動板14の表面にインクが若干付着しているために、Empty周波数f2が、設計時よりも僅かに低く検出されるからである。また、このような設計にすることで、インク付着の程度によるEmpty周波数f2の低下の程度が最大であった時でも、Empty周波数f2は検出可能範囲内になることが実験で確認されている。つまり、Empty周波数f2を、Full周波数f1のB倍に対する検出可能範囲±25/B%のうち最大値に設計しておくことで、インクカートリッジCA使用中のEmpty周波数f2の低周波数側へのずれを考慮しても確実に検出が可能となる。本実施例では、0.25/BをEmpty周波数f2における波形マージンと呼んでいる。
本実施例における振動系は、以上説明した点を考慮して、Full周波数f1とEmpty周波数f2とが以下の式(A)を満たすように、設計、構成されている。すなわち、所定の振動特性を有する検出器12に対して、連通路11を構成するキャビティ151、第1接続流路161、第2接続流路162、バッファ供給路173およびバッファ排出路174の三次元寸法が、以下の式(A)を満たすように決定されている。なお、以下の式Aは、Empty周波数f2から波形マージンが減じられているので、Full周波数f1はEmpty周波数f2の約奇数分の1倍ということができる。
0.75*f2(1−0.25/B)/B≦f1≦1.25*f2(1−0.25/B)/B(式A)
以上の条件を満たすように振動系、すなわち、検出器12および連通路11における振動特性を設定することによって、1種類の駆動信号、すなわち、Full周波数f1の駆動信号によってインクカートリッジCAにインクが所定量よりも多く残っているか、および、インクカートリッジCAのインク量が所定量以下であるかを検出することができる。より詳細には、検出部10に対してFull駆動信号を印加することによって、インクカートリッジCAのインク量が所定量よりも多い場合にはFull周波数f1を、インクカートリッジCAのインク量が所定量以下の場合にはEmpty周波数f2を検出結果信号として得ることができる。
・印刷装置:
図13を参照して、本実施例に係るインクカートリッジCAに対して、インク量を検出するための駆動信号を印加する印刷装置の構成について簡単に説明する。図13は、上記実施例に係るインクカートリッジCAが装着されて用いられる印刷装置30の概略構成図である。
本実施例では、液体消費装置として印刷装置30を例にとって説明する。印刷装置30は、主走査送り機構と、副走査送り機構と、印刷ヘッド駆動機構と、これら各機構を駆動制御すると共に液体としてのインク消費量を管理するための各種プログラム機能を実行するための制御回路40を備えている。
主走査送り機構は、キャリッジ31を駆動するキャリッジモータ32と、プラテン33の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ32との間に無端の駆動ベルト35を張設するプーリ36と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置センサ(図示しない)とを備えている。主走査送り機構は、キャリッジモータ32によってキャリッジ31をプラテン33の軸方向(主走査方向)に往復動させる。
キャリッジ31は、ホルダ310と、印刷ヘッドIH1〜IH4と、後述するキャリッジ回路3070を備えている。ホルダ310は、印刷ヘッドIH1〜IH4の上面に配置され、複数のインクカートリッジCA1〜CA4を装着可能に構成されている。図13に示す例では、ホルダ310には、4つのインクカートリッジCA1〜CA4が装着され、例えば、ブラック、イエロ、マゼンタ、シアンの4色のインクを収容したインクカートリッジCA1〜CA4が1つずつ装着される。印刷ヘッドIH1〜IH4とインクカートリッジCA1〜CA4とは、それぞれ、インク供給部202、図示しないインク供給針によって連通され、インクカートリッジCA1〜CA4内のインクは、インク供給部202、インク供給針を介して印刷ヘッドIH1〜IH4に供給される。
副走査送り機構は、紙送りモータ37と、ギヤトレイン38を備えている。副走査送り機構は、紙送りモータ37の回転をギヤトレイン38を介してプラテン33に伝達することで、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する。
ヘッド駆動機構は、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動し、インクの吐出量、タイミングを制御して、印刷媒体上に所望のドットパターンを形成する。インク駆動機構としては、例えば、電圧の印加により歪みを生じるピエゾ素子の変形を利用する駆動機構、電圧の印加により発熱するヒータを利用してインク内に発生する気泡を利用する駆動機構が用いられる。
制御回路40は、キャリッジモータ32、紙送りモータ37、キャリッジ回路3070および操作パネル39と信号線を介して接続されている。制御回路40はまた、メモリカードスロット395、入出力端子396と信号線を介して接続されており、入出力端子396を介してコンピュータまたはディジタルスチルカメラと接続され得る。制御回路40は、コンピュータ、操作パネル390からの指示に従い、あるいは、制御回路40に格納されている各種プログラムに従って、キャリッジモータ32、紙送りモータ37、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動する。
操作パネル39は、表示パネル391、操作キー392を備えている。表示パネル391は、所定の解像度のドットマトリクス表示によって画像またはインク量に関する情報を含む各種情報を表示するカラー表示パネルである。表示パネル391には、各インクカートリッジCA1〜CA4に残存するインク量がそれぞれ棒グラフ状に表示され、また、印刷装置30の印刷に関する各種機能を実行するためのユーザインタフェース(ソフトキー)が表示される。操作キー392は、所望の画像データの選択入力、また、各種機能の選択・実行入力を制御回路40に対して入力するために用いられる。なお、表示パネル391が、入力パネルとしても機能する場合には、表示パネル391を介して各種入力が行われても良い。
図14および図45を参照して基板20に備えられている各端子21〜26並びに、基板20の端子21〜26と、キャリッジ回路3070との接続の態様について説明する。図14は本実施例に係るインクカートリッジがキャリッジに装着された状態を模式的に示す説明図である。図15は本実施例における基板上の各端子の回路構成を示す説明図である。
キャリッジ回路3070には、基板20の各端子21〜26と接触する接触ピン3071〜3076が備えられている。接触ピン3071〜3076は、制御回路40の各端子401〜406と電気的に接続されている。接触ピン3071〜3076は、例えば、第1カートリッジアウト検出ピン3071、基準電位ピン3072、第2カートリッジアウト検出ピン3073、第1インクエンドセンサ駆動ピン3074、第2インクエンドセンサ駆動ピン3075、データピン3076である。制御回路40の各端子401〜406は、例えば、第1カートリッジアウト検出端子401、基準電位端子402、第2カートリッジアウト検出端子403、第1インクエンドセンサ駆動端子404、第2インクエンドセンサ駆動端子405、データ端子406である。
接触ピン3071〜3076の先端は、インクカートリッジCAの非装着時には、インクカートリッジCAの基板20の各端子21〜26との接触位置よりもキャリッジ回路3070から離間した位置に配置されている。したがって、インクカートリッジCAがキャリッジ31のホルダ310に装着されると、基板20の各端子21〜26に対してキャリッジ回路3070の接触ピン3071〜3076が付勢され各端子21〜26と各接触ピン3071〜3076とが電気的に接続される。
基板20において、第1カートリッジアウト検出端子21と第2カートリッジアウト検出端子23は、基準電位端子22と直接接続されている。第1インクエンドセンサ駆動端子24と第2インクエンドセンサ駆動端子25は、検出器12と接続されている。データ端子26はメモリ60と接続されている。
第1インクエンドセンサ駆動端子404および第2インクエンドセンサ駆動端子405のいずれか一方には、第1のインク収容部201aのインク量が所定値以下であるか否かを判断する際に、検出器12を駆動するための駆動電圧が入力される。
制御回路40は、検出器12に対して駆動電圧を供給した後、駆動電圧を供給したライン、例えば、第1インクエンドセンサ駆動端子404、第1インクエンドセンサ駆動ピン3074および第1インクエンドセンサ駆動端子24と駆動電圧源とを電気的に切り離す。この結果、検出器12に充電された電荷が放電され、検出器12が振動する。駆動電圧を供給したラインには、検出器12により励起された振動系の固有振動周波数を有する検出結果信号(逆起電圧信号)が、第1のインク収容部201a内部のインク量に応じて現れる。
制御回路40は、入力された検出結果信号の周波数、すなわち、振動系の固有振動周波数を測定することで、インク残量を判定する。既述の通り、検出結果信号の周波数は、検出器12、連通路11およびインクを含む振動系、検出器12の周囲の構造体(筐体やインク)の固有振動数を表し、第1のインク収容部201aに残存するインク量に応じて変化する。したがって、検出結果信号の周波数が、第1のインク収容部201aに十分にインクが残存している場合の固有振動数と同等の周波数であるか、第1のインク収容部201aにインクが所定量以下しか残存していない場合の固有振動数の同等の周波数であるかに基づいて、インクカートリッジCAに十分な量のインクが残存しているか否かを判定することができる。
本実施例において用いられる駆動信号は、既述の通り、インクカートリッジCAに格納されているインク量が所定値より多い場合、すなわち、連通路11がインクによって満たされている場合における振動系の固有振動周波数に対応する周波数を有している。また、本実施例におけるインクカートリッジCAの振動系は、連通路11がインクによって満たされている場合における振動系の固有振動周波数(Full周波数)は、連通路11がインクによって満たされていない場合における振動系の固有振動周波数(Empty周波数)の約1/奇数値となるように形成されている。すなわち、既述の式(A)を満たすように、形成されている。
したがって、インクカートリッジCAの第1インクエンドセンサ駆動端子24または第2インクエンドセンサ駆動端子25に対して、Full周波数に対応する駆動信号を入力し、駆動信号の印加を停止すれば、Full周波数またはEmpty周波数のいずれかが検出結果信号として得られる。すなわち、インクカートリッジCAに格納されているインク量が所定値より多い場合には、Full周波数の検出結果信号が、インクカートリッジCAに格納されているインク量が所定値以下の場合には、Empty周波数の検出結果信号が得られる。
以上説明したように、本実施例に係るインクカートリッジCAは、連通路11がインクによって満たされている場合における振動系の固有振動周波数(Full周波数)が、連通路11がインクによって満たされていない場合における振動系の固有振動周波数(Empty周波数)の約1/奇数値となるように形成されている、振動系を備えている。したがって、Full周波数に対応するFull駆動信号を用いて、インクカートリッジCAに格納されているインク量が所定値以下であるか、所定値より多いかを判定することができる。
また、本実施例に係るインクカートリッジCAは、波形マージンαを考慮しているので、インクカートリッジCA毎に製品誤差(公差)があっても、インクカートリッジCAに格納されているインク量が所定値以下であるか、所定値より多いかを、有効に判定することができる検出結果信号を得ることができる。
・その他の実施例:
(1)上記各実施例では、バッファ17とキャビティ151とが第1接続流路161および第2接続流路162を介して接続されているが、第1接続流路161および第2接続流路162とは異なる手段によって、キャビティ151に対するバッファ17からの気泡の進入を抑制することができる場合には、第1接続流路161および第2接続流路162は備えられなくても良い。
(2)上記各実施例では、バッファ17にバッファ供給路173およびバッファ排出路174が備えられ、これら通路のイナータンスMが考慮されているが、これら通路の径が大きい場合、あるいは、これら通路の高さ(厚み)が極めて小さい場合には、これら通路のイナータンスMは無視しても良い。
(3)上記実施例における連通路11の構成は例示に過ぎず、第1接続流路161および第2接続流路162に加えて、更に多くの円柱形状の通路(円筒部)を備えても良い。この場合、追加された通路がFull周波数f1に影響を与えるか否かは、通路の断面積とキャビティ151の面積との比によって決まる。一般的に、追加された通路の断面積がキャビティ151の面積の4倍以上であれば、追加された通路における振動は無視することができる。
(4)上記実施例では、説明を簡単にするため、印刷装置30は、1のインクカートリッジCAに対応する端子401〜406のみが備えられているが、複数のインクカートリッジCAが装着される場合には、インクカートリッジの数と同数の端子401〜406が備えられることは言うまでもない。
(5)上記実施例においては、印刷装置30を例にとって説明したが、図16に示すように、印刷装置30おいて実行されるインク量管理を、接続ケーブルCVを介して印刷装置30と接続されているパーソナルコンピュータPCにおいて実行しても良い。この場合には、インク量管理は、ハードディスクドライブ(HDD)に格納されているプリンタドライバによって実行され、インク残量表示は、パーソナルコンピュータPCに接続されている表示装置DS上にプリンタドライバによって提供される表示画面の一部として表示される。また、本実施例に係るインク量管理は、プリンタドライバ、プリンタドライバを記録したコンピュータ読み取り可能媒体、例えば、CDROM、DVDROM、の態様によっても実現され得る。
(6)上記実施例では、制御回路40によってインクエンドが判定されているが、センサインクエンド判定回路としてインクカートリッジCAに備えられていても良い。
(7)また、上記実施例では、インクカートリッジCA、および、これを装着する印刷装置30に、本発明を適用しているが、液体を消費する装置、例えば、カートリッジに格納されている塗料、積層材量を噴霧・噴射する液体噴霧装置に対しても適用可能である。この場合にも、液体が消費され、消費された液体量を管理することによる利点を活かすことができる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
第1の実施例に係るインクカートリッジの側面図である。 第1の実施例に係るインクカートリッジの正面図である。 第2の実施例に係るインクカートリッジの側面図である。 第2の実施例に係るインクカートリッジの正面図である。 本実施例に用いられる検出器の平面図である。 図5中の6−6線にて切断された本実施例に用いられる検出器の断面図である。 本実施例に用いられる検出器の連通路を詳細に示す説明図である。 本実施例に用いられる検出器を構成するキャビティ形成板の平面図である。 本実施例に用いられる検出器を構成する接続流路形成板の平面図である。 本実施例における振動系の音響回路を電気回路に倣って示す等価回路を示す説明図である。 駆動信号の波形と3倍波波形との関係を示す説明図である。 波形マージンを説明するための説明図である。 第1または第2の実施例に係るインクカートリッジが装着されて用いられる印刷装置の概略構成図である。 本実施例に係るインクカートリッジがキャリッジに装着された状態を模式的に示す説明図である。 本実施例における基板上の各端子の回路構成を示す説明図である。 パーソナルコンピュータとプリンタとが接続されるシステム構成例を示す説明図である。
符号の説明
10…検出部
11…連通路
12…検出器
121…上側電極
122…圧電素子体
123…下側電極
131…第1電極
132…第2電極
14…振動板
15…キャビティ形成板
16…接続流路形成板
161…第1接続流路
162…第2接続流路
17…バッファ部
171…供給側バッファ室
172…排出側バッファ室
173…バッファ供給路
174…バッファ排出路
175…インク供給部
176…インク排出部
201…インク収容部
201a…第1のインク収容部
201b…第2のインク収容部
202…インク供給部
203…連通路
20…基板
21…第1カートリッジアウト検出端子
22…基準電位端子
23…第2カートリッジアウト検出端子
24…第1インクエンドセンサ駆動端子
25…第2インクエンドセンサ駆動端子
26…データ端子
30…印刷装置
31…キャリッジ
310…ホルダ
32…キャリッジモータ
33…プラテン
34…摺動軸
35…駆動ベルト
36…プーリ
37…紙送りモータ
38…ギヤトレイン
39…操作パネル
391…表示パネル
392…操作キー
395…メモリカードスロット
396…入出力端子
40…制御回路
401…第1カートリッジアウト検出端子
402…基準電位端子
403…第2カートリッジアウト検出端子
404…第1インクエンドセンサ駆動端子
405…第2インクエンドセンサ駆動端子
406…データ端子
3070…キャリッジ回路
3071…第1カートリッジアウト検出ピン
3072…基準電位ピン
3073…第2カートリッジアウト検出ピン
3074…第1インクエンドセンサ駆動ピン
3075…第2インクエンドセンサ駆動ピン
3076…データピン
60…メモリ
IH1〜IH4…印刷ヘッド
CA、CA’、CA1〜CA4…インクカートリッジ

Claims (10)

  1. 液体収容体であって、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部における液体量が所定量より多い場合には、前記液体収容部における液体量が所定量以下である場合に出力する検出信号の周波数の約1/奇数の周波数の検出信号を出力する検出部とを備え、
    前記液体収容部における液体量が所定量より多い場合における前記検出信号の周波数f1は、前記液体収容部における液体量が所定量以下である場合における前記周波数f2に対して以下の式Aを有する液体収容体
    0.75*f2(1−0.25/B)/B≦f1≦1.25*f2(1−0.25/B)/B(式A)
    0.25/B:波形マージン、B:3以上の奇数。
  2. 液体収容体であって、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部における液体量が所定量より多い場合には、前記液体収容部における液体量が所定量以下である場合に出力する検出信号の周波数の約1/奇数の周波数の検出信号を出力する検出部とを備え、
    前記検出部は
    前記液体収容部と連通し、前記液体収容部における液体量が所定量よりも多い場合には前記液体によって満たされ、前記液体収容部における液体量が所定量以下の場合には前記液体によって満たされない連通路と、
    前記連通路に配置され、検出した振動に応じて検出信号を出力する振動検出器とを備え、
    前記連通路に液体が満たされている場合における前記検出部の固有振動周波数は、前記連通路に液体が満たされていない場合の固有振動周波数の約1/奇数である液体収容体。
  3. 請求項2に記載の液体収容体において、
    前記連通路に液体が満たされている場合における前記固有振動周波数f1は、前記連通路に液体が満たされていない場合における前記固有振動周波数f2に対して以下の式(A)を満たす液体収容体
    0.75*f2(1−0.25/B)/B≦f1≦1.25*f2(1−0.25/B)/B(式A)
    0.25/B:波形マージン、B:3以上の奇数。
  4. 請求項3に記載の液体収容体において、
    前記固有振動周波数f1は式1により定義され、
    Figure 0004179357
    前記固有振動周波数f2は式2により定義され、
    Figure 0004179357
    なお、Ms:前記連通路のイナータンス、Mact:前記振動検出器のイナータンス、Cact:前記振動検出器のコンプライアンスであり、
    前記連通路および前記振動検出器は前記式Aを満たすように構成されている液体収容体。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の液体収容体において、
    前記液体収容部は第1の収容部と第2の収容部とを有し、
    前記第1の収容部と第2の収容部とは前記連通路を介して接続されている液体収容体。
  6. 請求項5に記載の液体収容体において、
    前記連通路は、前記第1の収容部と連通される第1の連通路と、前記第2の収容部と連通される第2の連通路と、前記第1および第2の連通路と連通されると共に前記振動検出器が配置される第3の連通路とを備える液体収容体。
  7. 請求項6に記載の液体収容体において、
    前記固有振動周波数f1は式3により定義され、
    Figure 0004179357
    前記固有振動周波数f2は式2により定義され、
    Figure 0004179357
    なお、Ms1:前記第1の連通路のイナータンス、Ms2:前記第2の連通路のイナータンス、Ms3:前記第3の連通路のイナータンス、Mact:前記振動検出器のイナータンス、Cact:前記振動検出器のコンプライアンスであり、
    前記第1から第3の連通路および前記振動検出器は前記式Aを満たすように構成されている液体収容体。
  8. 請求項2から請求項7のいずれかに記載の液体収容体はさらに、
    前記振動検出器に対して駆動信号を入力し、検出信号を出力するための入出力端子と備え、
    前記振動検出器は、前記駆動信号の入力を受けて前記振動部を共振させると共に、前記振動部の振動に伴う前記固有振動周波数を有する検出信号を出力する液体収容体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の液体収容体において、
    前記液体は印刷に用いられる印刷用インクであり、
    前記液体収容部はインク収容部であり、前記液体収容体はインクカートリッジである液体収容体。
  10. 請求項9に記載のインクカートリッジが着脱可能に装着される印刷装置であって、
    前記インクカートリッジを搭載するための搭載部と、
    前記インクカートリッジに対して前記駆動信号を出力するための駆動信号出力部と、
    前記インクカートリッジからの検出信号に基づいて、前記インク収容部における印刷インク量が所定量より多いか否かを判定する判定部と、
    前記インクカートリッジに収容されている印刷用インクを用いて印刷処理を実行する印刷部とを備える印刷装置。
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