JP4175382B2 - 印刷装置、印刷材量判断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関し、特に、印刷装置に装着される印刷材収容容器内の印刷材の量を検出する方法に関する。
インクジェット式の印刷装置に装着される印刷材収容容器には、残存する印刷材の量を検出するためのセンサを備えているものがある。センサには、例えば、電圧を印加すると伸縮する性質を有する圧電素子が用いられる。圧電素子は、電圧の印加後に残留振動を生じ、この残留振動により出力信号を出力する。このような圧電素子を有するセンサを用いて印刷材量の検出を行う場合、印刷装置は、圧電素子に電圧を印加し、出力信号に含まれる圧電素子の振動周波数を測定することにより、印刷材収容容器内に印刷材が所定量以上残存するか否かを判断する。
従来、圧電素子に印加する電圧の周波数を、センサと印刷材収容容器内に収容されている印刷材との共振周波数とすることにより、圧電素子の振動の振幅を大きくし、振動周波数の測定精度を向上している。
特開2003−39707号公報
印刷材収容容器のセンサには製造過程において製造誤差が生じている。しかしながら、センサを駆動する駆動信号は一定であるため、印刷材収容容器内に同量の印刷材が残存していても、センサから出力される出力信号は異なる。そのため、センサの製造誤差に応じて、圧電素子の振動の振幅が小さくなることがあり、圧電素子の振動周波数を安定して精度良く測定することが困難である。この結果、印刷材収容容器に収容されている印刷材量を精度良く検出できないという問題が生じる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷材収容容器に収容されている印刷材量の判断の精度向上を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、印刷材収容容器に収容されている印刷材の量を判断する印刷装置を提供する。
本発明の印刷装置は、収容されている印刷材の量を検出するための圧電素子と前記圧電素子の固有振動数に関する周波数情報が記憶されているメモリとを備える印刷材収容容器が着脱可能に装着され、
前記メモリから、前記周波数情報を取得する取得手段と、
前記周波数情報に基づき、前記圧電素子の駆動に用いられる、第1の周波数を有する第1の駆動信号および前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する第2の駆動信号のうち、前記圧電素子の振動の振幅を増大させる駆動信号を、排他的に前記圧電素子に供給する供給手段と、
前記駆動信号の供給停止後に、前記圧電素子の振動に伴い出力される応答信号を検出する検出手段と、
前記応答信号に含まれる前記圧電素子の振動周波数を測定する測定手段と、
前記振動周波数に基づき、前記印刷材収容容器に収容されている前記印刷材の量を判断する判断手段と、を備え
前記供給手段は、
前記第1の駆動信号を生成する第1の駆動信号生成手段と、
前記第2の駆動信号を生成する第2の駆動信号生成手段と、
前記周波数情報に基づき、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号のいずれか一方の駆動信号を前記圧電素子に供給する駆動信号として選択し、前記選択された駆動信号を前記圧電素子に供給する供給制御手段と、を備えることを要旨とする。
本発明の印刷装置によれば、異なる周波数を有する第1の駆動信号および第2の駆動信号のうち、前記圧電素子の振動の振幅を増大させる駆動信号を排他的に圧電素子に供給できる。従って、印刷材収容容器ごとに駆動信号を生成する必要なく、圧電素子の振動を有効に励起する駆動信号を圧電素子に対して供給できるため、応答信号の検出精度を向上でき、印刷材量判断の精度を向上できる。また、本発明の印刷装置によれば、第1の駆動信号と第2の駆動信号を個別に生成できるため、選択された駆動信号をその都度生成し直すことなく、圧電素子に供給できる。従って、処理時間を短縮できる。
本発明の印刷装置において、
前記印刷材収容容器は、前記印刷装置に電気的に接続するための第1の端子を備えており、
前記印刷装置は、更に、
前記第1の端子に接続するための第2の端子を備え、
前記供給手段は、更に、
前記第1の駆動信号出力手段と前記第2の端子とを電気的に接続する第1の接続部と、
前記第2の駆動信号出力手段と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の接続部と、を備え、
前記供給制御手段は、前記選択された駆動信号に基づき、前記第1の接続部および前記第2の接続部のいずれか一方を接続状態とし、他方を非接続状態としてもよい。
本発明の印刷装置によれば、第1の接続部および第2の接続部の接続を制御することにより、第1の駆動信号および第2の駆動信号の一方のみを圧電素子に供給できる。従って、本発明の印刷装置を用いることにより、簡易な構成で、選択された駆動信号を圧電素子に供給できる。
本発明の印刷装置において、更に、
前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号を同時に出力させる出力制御手段を備えてもよい。
本発明の印刷装置によれば、第1の駆動信号と第2の駆動信号とを同時に出力できるため、処理時間を短縮できる。
本発明の印刷装置において、
前記供給制御手段は、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号の出力に先立ち、前記第1の接続部および前記第2の接続部の接続状態を制御してもよい。
本発明の印刷装置によれば、駆動信号の出力前に第1の接続部および第2の接続部を制御できるため、高い精度で、選択手段により選択された駆動信号のみを圧電素子に供給できるとともに、選択手段により選択されなかった駆動信号が圧電素子に供給されることを回避できる。
本発明の印刷装置において、
前記第1の駆動信号の周波数は、前記印刷材収容容器に前記印刷材が所定量以上存在する場合に、前記圧電素子に供給される駆動信号に応答して前記圧電素子から出力される応答信号に含まれる前記圧電素子の振動周波数が取りうる周波数範囲の最小値から中間値までの範囲に含まれ、
前記第2の駆動信号の周波数は、前記印刷材収容容器に前記印刷材が所定量以上存在する場合に、前記圧電素子に供給される駆動信号に応答して前記圧電素子から出力される応答信号に含まれる前記圧電素子の振動周波数が取りうる周波数範囲の中間値から最大値までの範囲に含まれ、
前記供給手段は、前記周波数情報により規定される前記固有振動数が周波数範囲の最小値から中間値までの範囲に含まれる場合には、前記第1の駆動信号を前記圧電素子に供給し、前記周波数情報により規定される前記固有振動数が周波数範囲の中間値から最大値までの範囲に含まれる場合には、前記第2の駆動信号を前記圧電素子に供給してもよい。
本発明の印刷装置によれば、前記圧電素子の振動周波数が取りうる周波数範囲に含まれる2種類の駆動信号を用いることにより、センサの製造誤差を許容しながら圧電素子の振動を有効に励起できる。従って、本発明の印刷装置を用いることにより、印刷材量の判断精度を向上できる。
本発明において、上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略したりして適用することができる。また、本発明は、上述した印刷装置としての構成の他に、印刷装置による印刷材量検出方法、印刷装置に印刷材残量を判断させるためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体等としても構成できる。いずれの構成においても、上述した各態様を適宜適用可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクや、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ハードディスク等種々の媒体を利用することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき、図面を参照しながら説明する。
A.実施例:
A1.システム構成:
実施例の印刷システムの概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、印刷システムの概略構成を示す説明図である。印刷システムは、プリンタ20、コンピュータ90を備える。プリンタ20は、コネクタ80を介してコンピュータ90と接続されている。
プリンタ20は、副走査送り機構、主走査送り機構、ヘッド制御機構、および、各機構を制御する主制御部40を備える。副走査送り機構は、紙送りモータ22およびプラテン26を備える。副走査送り機構は、紙送りモータの回転をプラテンに伝達することによって用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモータ32、プーリ38、キャリッジモータ32とプーリ38との間に張設された駆動ベルト36、および、プラテン26の軸と並行に設けられた摺動軸34を備える。摺動軸34は、駆動ベルト36に固定されたキャリッジ30を摺動可能に保持している。キャリッジモータ32の回転は、駆動ベルト36を介してキャリッジ30に伝達される。キャリッジ30は、摺動軸34に沿ってプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動する。ヘッド制御機構は、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60を備える。ヘッド制御機構は、印刷ヘッドを駆動して用紙P上にインクを吐出させる。プリンタ20は、更に、ユーザによるプリンタの種々の設定や、プリンタのステータスの確認に利用される操作部70を備える。
印刷ヘッドユニット60は、印刷ヘッド69とカートリッジ装着部を備える。カートリッジ装着部には、6つのインクカートリッジ100a〜100fが装着される。印刷ヘッドユニット60は、更に、サブ制御部50を備える。
印刷ヘッド69は、複数のノズルと、複数の圧電素子とを含み、各圧電素子に印加される電圧に応じて、各ノズルからインク滴を吐出し、用紙P上にドットを形成する。本実施例では、圧電素子にはピエゾ素子を利用する。
各インクカートリッジ100a〜100fには、それぞれ圧電素子を用いたセンサが備えられている。プリンタ20は、このセンサの圧電素子に駆動信号を供給する。プリンタ20は、駆動信号の供給停止後に、圧電素子に生じる残留振動に伴って圧電素子から出力される応答信号に含まれる圧電素子の振動周波数測定することにより、インクカートリッジに収容されているインク量を判断する。以降、本実施例では、インクカートリッジを単に「カートリッジ」と呼ぶ。
A2.プリンタの回路構成:
プリンタ20の回路構成について、図2、図3を用いて説明する。図2は、本実施例における主制御部40の電気的構成を示す説明図である。図3は、本実施例におけるサブ制御部50およびカートリッジの電気的構成を示す説明図である。
主制御部40は、CPU41、メモリ42、クロック信号を生成する発振器43、周辺機器と信号の授受を行う周辺機器入出力部(PIO)44、第1の駆動信号生成回路45、第2の駆動信号生成回路46、駆動バッファ47および分配出力器48を備える。これらは、バス49を介して接続されている。また、バス49は、コネクタ80とも接続されており、主制御部40は、バス49およびコネクタ80を介してコンピュータ90と接続されている。このように接続されることにより、以上の各構成要素は相互にデータの授受が可能となる。
駆動バッファ47は、印刷ヘッド69にドットのオン/オフ信号を供給するバッファとして使用される。分配出力器48は、第1の駆動信号生成回路45から供給される駆動信号を所定のタイミングで印刷ヘッド69に分配する。
第1の駆動信号生成回路45は、分配出力器48を介して印刷ヘッド69に供給されるヘッド駆動信号PSと、サブ制御部50を介してカートリッジ100a〜100fのセンサ110の圧電素子112に供給される第1のセンサ駆動信号DS1とを生成する。本実施例では、以降、「駆動信号」とはセンサ駆動信号を指す。第1の駆動信号生成回路45は、第1の駆動信号DS1を、サブ制御部50を介してセンサ110へ供給する。
第2の駆動信号生成回路46は、サブ制御部50を介してカートリッジ100a〜100fのセンサ110の圧電素子112に供給される第2の駆動信号DS2を生成する。第2の駆動信号生成回路46は、第2の駆動信号DS2を、サブ制御部50を介してセンサ110へ供給する。第2の駆動信号DS2の周波数は、第1の駆動信号の周波数よりも高い。
サブ制御部50は、主制御部40と協働して、カートリッジ100a〜100fに関連する処理を実行する回路である。図3には、カートリッジ100a〜100fに関連する処理のうち、インク残量判断処理に必要な部分を選択的に示している。サブ制御部50は、図3に示すように、計算機51と、4つのスイッチSW1〜SW4と、増幅部52とを備える。
計算機51は、CPU511、メモリ513、インターフェース514、および、サブ制御部50内の構成要素およびカートリッジ100a〜100fと信号の授受を行うための入出力部(SIO)515を備える。主制御部40の上記各構成要素は、バス519を介して接続されている。計算機51は、インターフェース514を介して主制御部40と信号の授受を行う。計算機51は、SIO515を介して4つのスイッチSW1〜SW4を制御する。また、計算機51は、SIO515を介して増幅部52からの出力を受信する。
第1のスイッチSW1は、1チャネルのアナログスイッチである。第1のスイッチSW1の一方の端子は主制御部40の第1の駆動信号生成回路45に接続されており、他方の端子は、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4に接続されている。第1のスイッチSW1は、センサ110に第1の駆動信号DS1を供給する際にオン状態に設定され、センサ110に第2の駆動信号DS2を供給する際およびセンサ110からの応答信号RSを検出する際にオフ状態に設定される。
第2のスイッチSW2は、1チャネルのアナログスイッチである。第2のスイッチSW2の一方の端子は主制御部40の第2の駆動信号生成回路46に接続されており、他方の端子は、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4に接続されている。第2のスイッチSW2は、センサ110に第2の駆動信号DS2を供給する際にオン状態に設定され、センサ110に第1の駆動信号DS1を供給する際およびセンサ110からの応答信号RSを検出する際にオフ状態に設定される。
第3のスイッチSW3は、6チャネルのアナログスイッチである。第3のスイッチSW3の一方の側の1つの端子は第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2および第4のスイッチSW4に接続されており、他方の側の6つの端子は、6つのカートリッジ100a〜100fのそれぞれのセンサ110の一方の電極に接続されている。なお、各センサ110の他方の電極は接地されている。第3のスイッチSW3を順次切り換えることにより、6つのカートリッジ100a〜100fが順次選択される。
第4のスイッチSW4は、1チャネルのアナログのスイッチである。第4のスイッチSW4の一方の端子は第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2および第3のスイッチSW3と接続されており、他方の端子は、増幅部52と接続されている。第4のスイッチSW4は、センサ110に第1の駆動信号DS1、第2の駆動信号DS2を供給する際にオフ状態に設定され、センサ110からの応答信号RSを検出する際にオン状態に設定される。
増幅部52は、オペアンプを含んでおり、応答信号RSと基準電圧Vrefとを比較して、応答信号RSの電圧が基準電圧Vref以上である場合にはハイ信号を出力し、応答信号RSの電圧が基準電圧Vref未満である場合にはロー信号を出力するコンパレータとして機能する。従って、増幅部52からの出力信号QCは、ハイ信号とロー信号のみからなるデジタル信号となる。
CPU41は、周波数測定処理において、増幅部52から出力された出力信号QCをカウントして、圧電素子112の振動周波数を測定し、この振動周波数に基づき、インクカートリッジに収容されているインク量を判断する。こうすることにより、CPU41はインク量の判断結果をコンピュータ90のディスプレイに表示でき、ユーザにインク量の判断結果について通知できる。ノイズ、インク量の判断処理については、後述する。
A3.インクカートリッジおよびセンサの詳細構成:
インクカートリッジおよびセンサの詳細構成について、図4および図5を用いて説明する。図4は、インクカートリッジの構成を例示する正面図(図4(a))および側面図(図4(b))である。図5(a)および図5(b)は、インクカートリッジに設けられたセンサ周辺部の断面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、カートリッジ100aの筐体102はインクを収容する複数の収容室を備える。主収容室MRMは、収容室全体の容積の大部分を占める。第1の副収容室SRM1は、底面においてインク供給口104と連通している。第2の副収容室SRM2は、底面近傍において主収容室MRMと連通している。
図5(a)および図5(b)は、図4(b)のA−A断面で切断したセンサ周辺部を、上方から見た断面図である。図5(a)および図5(b)に示すように、センサ110は、圧電素子112とセンサアタッチメント113とを備える。圧電素子112は、圧電部114と、圧電部114を挟む2つの電極115、116を備え、センサアタッチメント113に設置されている。圧電部114は、強誘電体であり、例えば、PZT(Pb(ZrxTi1−x)O3)で形成されている。センサアタッチメント113内には、ブリッジ流路BRが略コの字形状に形成されている。センサアタッチメント113は、ブリッジ流路BRと圧電素子112との間が薄膜状に形成されている。このように構成することにより、ブリッジ流路BRを含む圧電素子112の周辺部分は圧電素子112と共に振動する。
カートリッジ100aに収容されているインクは、図4(a)、(b)および図5(a)、(b)において、実線矢印で示すように流動する。具体的には、主収容室MRMに収容されているインクは、底面近傍から第2の副収容室SRM2に流入する。第2の副収容室SRM2に流入したインクは、第2の側面孔76、センサアタッチメント113のブリッジ流路BRおよび第1の側面孔75を通って、第1の副収容室SRM1に流入する。第1の副収容室SRM1に流入したインクは、インク供給口104を通って、印刷ヘッドユニット60に供給される。
図5(a)は、カートリッジ100aにインクが所定量以上存在する状態(本実施例では、以降、「インク有り時」と言う)を示す。インク有り時は、図5(a)に示すように、センサ110の一部であるセンサアタッチメント113内に形成されたブリッジ流路BR内にインクが充填されている状態である。換言すれば、インク有り時とは、カートリッジ100aにおいてセンサ110が設置されている位置(インク検出位置)にインクが存在しており、センサアタッチメント113の、ブリッジ流路BRと圧電素子112とに挟まれている薄膜状の部分(インク検出領域)にインクが接触している状態である。
一方、図5(b)は、カートリッジ100aにインクが所定量未満しか存在しない状態(本実施例では、以降、「インク無し時」と言う)を示す。インク無し時には、ブリッジ流路BR内にインクが充填されていない状態である。換言すれば、インク無し時とは、インク検出位置にインクが存在せず、インク検出領域にインクが接触していない状態である。
A4.駆動信号について:
ここで、振動周波数の検出精度を向上させるための駆動信号について説明する。既述の通り、プリンタ20は、カートリッジに設けられている圧電素子に駆動信号を供給し、圧電素子から出力される応答信号の周波数を測定することによりカートリッジに収容されているインクの量を判断している。このため、応答信号の振動周波数の検出精度を向上する観点からは、応答信号の振幅を大きくすることが望まれる。従って、応答信号の振動周波数の検出精度を向上するためには、駆動信号の周波数を圧電素子112の固有振動数に揃えることが好ましい。圧電素子の固有振動数と同じ周波数の駆動信号を圧電素子に供給することにより、圧電素子は共振し、振幅の大きい応答信号を出力するからである。
しかしながら、製造過程においてカートリッジ・センサには製造誤差が生じる。従って、一般的に、カートリッジにおいて、インク有り時の固有振動数fF、インク無し時の固有振動数fEはそれぞれ目標とするインク有り時の固有振動数H1、インク無し時の固有振動数H2と誤差がある。この誤差について、図6を用いて説明する。図6は、本実施例におけるカートリッジの固有振動数の誤差範囲を例示する説明図である。図6(a)は、インク有り時における圧電素子の固有振動数の誤差範囲を示しており、図6(b)は、インク無し時における圧電素子の固有振動数の誤差範囲を示している。
図6(a)に示すように、インク有り時の固有振動数fFの誤差範囲ER1は「HFmin(KHz)〜HFmax(KHz)」である。一方、図6(b)に示すように、インク無し時の固有振動数fEの誤差範囲ER2は「HEmin(KHz)〜HEmax(KHz)」である。
誤差範囲ER1の中間振動数Hmを駆動信号の周波数に設定した場合のインク無し時の応答信号の周波数について説明する。中間振動数Hmと同じ値の周波数の駆動信号を圧電素子に供給した場合、インク無し時の処理対象カートリッジの圧電素子の固有振動数fEが以下に示す(式1)の範囲内に含まれていれば、充分な精度を見込める。本実施例では、以降、(式1)により表される範囲を検出可能範囲DRと呼ぶ。
(駆動信号周波数F*3)−α%≦固有振動数fE≦(駆動信号周波数F*3)+α% …(式1)
(式1)における数値αは、製造過程における製造試験に基づき算出される誤差許容率であり、本実施例ではα=8である。すなわち、処理対象カートリッジの固有振動数fEが検出可能範囲DR(DRmin(KHz)〜DRmax(KHz))に含まれていれば、圧電素子の残留振動は有効に励起され、応答信号の振幅を増幅できる。しかしながら、処理対象カートリッジの固有振動数fEが、DRmaxより高い場合(図6(b)におけるハッチング範囲)には、固有振動数fEは検出可能範囲DRに含まれないため、圧電素子の残留振動は有効に励起されず、応答信号の検出精度が低下する。
また、駆動信号の周波数を処理対象カートリッジの圧電素子の固有振動数に揃えるためには、インク量判断処理の度に処理対象カートリッジごとに周波数の異なる駆動信号を生成する必要があり、処理時間がかかる。
そこで、本実施例のプリンタは、周波数の異なる2種類の駆動信号を生成する2つの回路、第1の駆動信号生成回路45および第2の駆動信号生成回路46を備え、同時に2種類の駆動信号を出力するとともに、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2を切り替えて、第1の駆動信号DS1および第2の駆動信号DS2のうち、圧電素子の固有振動数に近い周波数の駆動信号のみを圧電素子に供給する。こうすることにより、処理対象カートリッジごとに周波数の異なる駆動信号を選択して生成する必要なく、圧電素子の残留振動を有効に励起する駆動信号を圧電素子に対して供給できる。その結果、応答信号の検出精度を向上でき、インク量の判断精度を向上できる。
本実施例では、誤差範囲ER1に含まれ、誤差範囲ER1の中間振動数Hm(KHz)より低い周波数の任意の周波数を第1の駆動信号DS1の周波数F1とし、誤差範囲ER1に含まれ、誤差範囲ER1の中間振動数Hm(KHz)より高い周波数の任意の周波数を第2の駆動信号DS2の周波数F2とする。
第1の駆動信号生成回路45が生成する駆動信号について、図7(a)を用いて、第2の駆動信号生成回路46が生成する駆動信号について、図7(b)を用いて説明する。図7(a)は、第1の駆動信号DS1のパルス波形を例示する波形図である。図7(b)は、第2の駆動信号DS2のパルス波形を例示する波形図である。以下では、図7(a)に示す部分パルス波形S1を例に駆動信号について説明する。CPU41は、メモリ42に記憶されている駆動信号生成用パラメータを取得する。メモリ42には、第1の駆動信号DS1を生成するための第1パラメータと第2の駆動信号DS2を生成するための第2パラメータとが記憶されている。CPU41は、第1の駆動信号DS1を生成するために、メモリ42から第1パラメータを取得し、取得した第1パラメータに基づき、更新周期τごとの出力電圧を求める。更新周期τは、例えば0.1μs(クロック周波数=10MHz)〜0.05KHz(クロック周波数=20KHz)である。駆動信号生成用パラメータには、駆動電圧Vh、駆動電圧Vhと基準電圧Vrefの関係を規定する比率、基準電圧Vrefを維持する時間d1,基準電圧Vrefから最大電圧VHまで一定の傾きで上昇させる時間d2,最大電圧VHを維持する時間d3,最大電圧VHから最小電圧VLまで一定の傾きで下降させる時間d4,最小電圧VLを維持する時間d5,最小電圧VLから基準電圧Vrefまで一定の傾きで上昇させる時間d6,基準電圧Vrefを維持する時間d7、および、周期T(=1/駆動信号周波数F)が含まれる。
本実施例では、基準電圧Vrefは駆動電圧Vhの50%であり、従って、駆動電圧Vhと基準電圧Vrefの関係を規定する比率として値「0.5」がメモリ42に記憶されている。
次に、CPU41は、第1パラメータに基づいて、基準電圧Vref、最大電圧VH、最小電圧VLを算出する。CPU41は、前述の時間d1〜d7を用いて、更新周期τごとの出力電圧を定める。そして、CPU41は、求められた更新周期τごとの出力電圧に基づき、更新周期τごとのDAC値を算出する。
CPU41は、取得した第1パラメータ、算出されたDAC値を用いて出力すべき電圧を第1の駆動信号生成回路45に指示する。第1の駆動信号生成回路45は、CPU41からの指示に応じて図7(a)に示す第1の駆動信号DS1を出力する。
CPU41は、同様に、第2パラメータに基づいて更新周期τごとのDAC値を算出し、第2パラメータおよび算出されたDAC値を用いて出力すべき電圧を第2の駆動信号生成回路46に指示する。第2の駆動信号生成回路46は、CPU41からの指示に応じて図7(b)に示す第2の駆動信号DS2を出力する。
以上説明したように、第1の駆動信号生成回路45は、図7(a)に示す第1の駆動信号DS1を生成し、第2の駆動信号生成回路46は、図7(b)に示す第2の駆動信号DS2を生成する。CPU41は、第1の駆動信号生成回路45および第2の駆動信号生成回路46を制御して、第1の駆動信号DS1と第2の駆動信号DS2を同時に出力させる。
A5.駆動信号の選択:
第1の駆動信号DS1および第2の駆動信号DS2のうち、圧電素子に供給すべき駆動信号を選択する駆動信号選択処理について説明する。駆動信号選択処理はCPU41により実行される。前述のように、インク有り時の固有振動数fFの誤差範囲ER1は「HFmin(KHz)〜HFmax(KHz)」であり、インク無し時の固有振動数fEの誤差範囲ER2は「HEmin(KHz)〜HEmax(KHz)」であり、以下の(式2)を用いて誤差範囲ER1、誤差範囲ER2および固有振動数fEから固有振動数fFが算出される。製造過程の試験においてインク無し時の固有振動数fEを測定する。
fF=(fE―HEmin)*(HFmax−HFmin)/(HEmax−HEmin)+HFmin …(式2)
メモリ130には、予め、周波数情報135として、製造試験において測定されたインク無し時の圧電素子の固有振動数fEが記憶されている。CPU41はサブ制御部50を介して処理対象カートリッジのメモリ130から固有振動数fEを取得し、上記(式2)を利用して固有振動数fFを算出する。CPU41は、算出された固有振動数fFが中間振動数Hmよりも低い場合には、圧電素子に供給すべき駆動信号として第1の駆動信号DS1を選択し、算出された固有振動数fFが中間振動数Hmよりも高い場合には、圧電素子に供給すべき駆動信号として第2の駆動信号DS2を選択する。CPU41は、第2の駆動信号DS2を処理対象カートリッジの圧電素子に供給する駆動信号として選択し、選択結果を計算機51に通知する。
計算機51は、CPU41から通知された選択結果に応じて第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2の接続を制御する。例えば、CPU41から通知された選択結果が第2の駆動信号である場合、計算機51は、第1の駆動信号生成回路45に接続されている第1のスイッチSW1を非接続状態とし第2の駆動信号生成回路46に接続されている第2のスイッチSW2を接続状態とする。こうすれば、CPU41により選択された第2の駆動信号DS2のみを圧電素子に供給できる。
A6.インク量判断処理:
プリンタ20の主制御部40およびサブ制御部50が協働して実行するインク量判断処理について、図8〜図9を用いて説明する。図8は、本実施例におけるインク量判断処理を説明するフローチャートである。図9は、本実施例における周波数測定処理を説明するタイミングチャートである。
インク量判断処理は、カートリッジに収容されているインクの量が所定量以上であるか所定量未満であるかを、カートリッジごとに判断する処理である。インク量判断処理は、例えば、プリンタ20の電源投入時に実行される。
主制御部40のCPU41は、インク量判断処理を開始すると、6つのカートリッジ100a〜100fの中から、インク量判断処理の処理対象となるカートリッジを選択する(ステップS101)。
主制御部40は、処理対象カートリッジに備えられているメモリ130から圧電素子112の固有振動数に関する周波数情報135を取得する(ステップS102)。具体的には、主制御部40は、サブ制御部50に処理対象カートリッジのメモリ130に格納されている周波数情報135を取得させるコマンドを、サブ制御部50の計算機51に対して送信する。計算機51のCPU511はコマンドの指示に従って、周波数情報135を取得してサブ制御部50に対して送信する。
主制御部40は、取得した周波数情報135に基づき、第1の駆動信号および第2の駆動信号のうち、圧電素子112に供給する駆動信号を選択する駆動信号選択処理を行う(ステップS103)。駆動信号選択処理は既述の通りである。本実施例では、駆動信号選択処理により第2の駆動信号が選択される。
主制御部40は、駆動信号を生成して圧電素子に対して出力し、周波数測定処理を実行する(ステップS105)。この際、主制御部40のCPU41は、第1の駆動信号生成回路45と第2の駆動信号生成回路46を制御して、第1の駆動信号と第2の駆動信号を同時に出力させる。周波数測定処理について、図9に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。図9に示すクロック信号CLK、測定コマンドCMおよびスイッチ制御信号SSは、周波数測定処理において、主制御部40のPIO45からサブ制御部50の計算機51に送信される信号である。測定コマンドCMには、周波数測定処理の実行を指示する命令と共に、処理対象カートリッジを指定する情報が含まれる。第1の駆動信号DS1は、既述のように、主制御部40の第1の駆動信号生成回路45からサブ制御部50を介して、処理対象カートリッジの圧電素子112に対して出力される信号である。第2の駆動信号DS2は、主制御部40の第2の駆動信号生成回路46からサブ制御部50を介して、処理対象カートリッジの圧電素子112に対して出力される信号である。応答信号RSは、駆動信号DSが供給された後に、圧電素子の残留振動に伴って生じる信号である。
サブ制御部50の計算機51は、スイッチ制御信号SSの第1パルスP1を受信したタイミングで、先に受信している測定コマンドCMに従って第3のスイッチSW3を制御し、処理対象カートリッジの圧電素子112をサブ制御部50と接続状態にする。更に、計算機51は、駆動信号選択処理によって選択された駆動信号のみを圧電素子に供給するために、スイッチ制御信号の第1パルスP1を受信したタイミングで、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2のいずれか一方を接続状態に、他方を非接続状態にする。本実施例では、第2の駆動信号が選択されているため、第2の駆動信号を出力する第2の駆動信号生成回路46と接続されている第2のスイッチSW2を接続状態にし、第1の駆動信号を出力する第1の駆動信号生成回路45と接続されている第1のスイッチSW1を非接続状態にする。こうすることにより、第1の駆動信号生成回路45と処理対象カートリッジの圧電素子112とが電気的に切断され、第2の駆動信号生成回路46と処理対象カートリッジの圧電素子112とが電気的に接続され、選択された第2の駆動信号DS2のみを圧電素子112に印加可能となる。例えば、駆動信号選択処理において第1の駆動信号DS1が選択された場合には、第1パルスP1を受信したタイミングで第1のスイッチSW1が接続状態、第2のスイッチSW2が非接続状態とされているため、第2パルスP2を受信したタイミングで第1のスイッチSW1を非接続状態とする。更に、計算機51は、第3のスイッチSW3を非接続状態にする。こうすることにより、増幅部52は、第1の駆動信号生成回路45、第2の駆動信号生成回路46および圧電素子112と電気的に切り離され、第1の駆動信号DS1および第2の駆動信号DS2が増幅部52に印加されない。
図9に示すように、第1の駆動信号生成回路45から第1の駆動信号DS1(波形パルスW1)、第2の駆動信号生成回路46から第2の駆動信号DS2(波形パルスW2)が同時に出力される。本実施例では、駆動信号選択処理により圧電素子に供給すべき駆動信号として第2の駆動信号DS2が選択されており、駆動信号の出力に先立ち、第1のスイッチSW1が非接続状態かつ第2のスイッチSW2が接続状態とされているため、出力された第1および第2の駆動信号のうち、第2の駆動信号DS2のみが処理対象カートリッジの圧電素子112に印加される。駆動信号の印加が終了するタイミングで、主制御部40は、スイッチ制御信号SSに第2パルスP2を発生させる。サブ制御部50の計算機51は、スイッチ制御信号SSの第2パルスP2を受信したタイミングで、第2のスイッチSW2を非接続状態とする。例えば、駆動信号選択処理において第1の駆動信号DS1が選択された場合には、第1パルスP1を受信したタイミングで第1のスイッチSW1が接続状態、第2のスイッチSW2が非接続状態とされているため、第2パルスP2を受信したタイミングで第1のスイッチSW1を非接続状態とする。第1のスイッチSW1もしくは第2のスイッチSW2を接続状態とするタイミングから第1のスイッチSW1もしくは第2のスイッチSW2を非接続状態とするまでの期間を駆動電圧印加期間T1と呼ぶ。
駆動電圧印加期間T1終了後、駆動信号によって振動を励起された圧電素子112は、振動に伴う歪みに応じて、応答信号RSを出力する。主制御部40は、第2パルスP2の発生後、スイッチ制御信号SSに第3パルスP3を発生させる。サブ制御部50の計算機51は、スイッチ制御信号SSの第3パルスP3を受信したタイミングで、第4のスイッチSW4を接続状態にする。この結果、圧電素子112からの応答信号RSは、増幅部52に入力される。
増幅部52は、既述のとおりコンパレータとして機能し、応答信号RSの波形に応じたデジタル信号である出力信号QCを計算機51に出力する。サブ制御部50の計算機51は、出力信号QCに基づき応答信号RSの振動周波数VFを算出し、主制御部40に送信する。
主制御部40は、振動周波数VFを取得すると、振動周波数VFに基づき処理対象カートリッジのインク量を判定する(ステップS105)。主制御部40は、振動周波数VFが上述した固有振動数H1に近似している場合には、処理対象カートリッジのインク量は所定量以上であると判断する(ステップS106)。主制御部40は、振動周波数VFが上述した固有振動数H2に近似している場合には、処理対象カートリッジのインク量は所定量未満であると判断する(ステップS107)。
主制御部40は、インク量の判定結果をコンピュータ90に送信する。こうすることにより、コンピュータ90は、受信したインク量の判定結果をユーザに通知できる。
以上説明した実施例の印刷システムによれば、処理対象カートリッジの圧電素子の固有振動数に基づいて、同時に出力された複数の駆動信号のうち圧電素子の振動を有効に励起する1の駆動信号を選択し、同時に出力された周波数の異なる複数の駆動信号のうち選択された駆動信号のみを圧電素子に供給できる。従って、圧電素子の残留振動の振幅は有効に励起されるため、応答信号の検出精度を向上でき、インク量判断の判断精度を向上できる。
本実施例の印刷システムによれば、周波数の異なる複数の駆動信号を生成する回路を個別に設け、各回路に接続されているアナログスイッチの接続状態を制御することにより、簡易な構成で、圧電素子の振動を有効に励起する駆動信号のみを圧電素子に供給できる。
また、本実施例の印刷システムによれば、異なる周波数を有する複数の駆動信号を生成する回路を個別に設けているため、駆動信号のパルス波形を書き換える必要が無くなり、印刷装置の処理負荷を軽減できる。
B.第2実施例
上述の第1実施例では、第1の駆動信号と第2の駆動信号を生成する駆動信号生成回路が個別に設けられている。第2実施例では、1の駆動信号生成回路を用いて、2種類の駆動信号を生成して圧電素子に供給する。
B1.プリンタの回路構成:
プリンタ20の回路構成について、図10、図11を用いて説明する。図10は、第2実施例における主制御部40の電気的構成を示す説明図である。図11は、第2実施例におけるサブ制御部50およびカートリッジの電気的構成を示す説明図である。
主制御部40の回路構成において、駆動信号生成回路45a以外の構成は第1実施例と同様であるため、説明を省略する。駆動信号生成回路45aは、分配出力器48を介して印刷ヘッド69に供給されるヘッド駆動信号PSと、サブ制御部50を介してカートリッジ100a〜100fのセンサ110の圧電素子112に供給される第1のセンサ駆動信号DS1および第2のセンサ駆動信号DS2を生成する。本実施例では、以降、「駆動信号」とはセンサ駆動信号を指す。駆動信号生成回路45aは、第1の駆動信号DS1および第2の駆動信号DS2のうち、CPU41により選択された駆動信号を、サブ制御部50を介してセンサ110へ供給する。
サブ制御部50は、主制御部40と協働して、カートリッジ100a〜100fに関連する処理を実行する回路である。図11には、カートリッジ100a〜100fに関連する処理のうち、インク残量判断処理に必要な部分を選択的に示している。サブ制御部50において、第1のスイッチSW1a以外の構成は第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
第1のスイッチSW1aは、1チャネルのアナログスイッチである。第1のスイッチSW1の一方の端子は主制御部40の駆動信号生成回路45aに接続されており、他方の端子は、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4に接続されている。第1のスイッチSW1aは、センサ110に第1の駆動信号DS1または第2の駆動信号DS2を供給する際にオン状態に設定され、センサ110からの応答信号RSを検出する際にオフ状態に設定される。
以上説明した回路構成により、プリンタ20は次のように駆動信号を生成・出力する。CPU41は、インクカートリッジ100aのメモリ130に記憶されている周波数情報135を取得し、周波数情報135に基づいて、第1の駆動信号DS1および第2の駆動信号DS2のいずれか一方を、インクカートリッジの圧電素子112に対して供給する駆動信号として選択する。主制御部40のメモリ42には、予め、第1の駆動信号DS1と第2の駆動信号DS2とを生成するための駆動信号生成用パラメータ(例えば、更新周期τごとのDAC値)が記憶されている。CPU41は、選択された駆動信号DSを生成するための駆動信号生成用パラメータをメモリ42から取得し、取得した駆動信号生成用パラメータを利用して駆動信号生成回路45aに対して駆動信号を生成・出力させる指示を行う。駆動信号生成回路45aは、CPU41からの指示に従って駆動信号を生成し出力する。
以上説明した第2実施例の印刷システムによれば、1の駆動信号生成回路を用いて簡易に2種類の駆動信号を生成できる。従って、周波数の異なる複数の駆動信号を全て出力することなく、圧電素子の残留振動を有効に励起できるため、印刷装置の処理負荷を軽減できる。
C.変形例:
(1)上述した第一実施例では、印刷ヘッドに供給されるヘッド駆動信号PSの生成時には、第1の駆動信号生成回路45のみを用いてヘッド駆動信号の生成を行っているが、例えば、第1の駆動信号生成回路45と第2の駆動信号生成回路46とを両方用いて、複数種類のヘッド駆動信号の生成を行っても良い。この場合、第1の駆動信号生成回路と第2の駆動信号生成回路とによって、複数種類のヘッド駆動信号生成を並行して行い、複数種類のヘッド駆動信号をヘッドに並行して供給し、駆動バッファ47から供給されるドットのオン/オフ信号によってヘッド駆動信号を選択してヘッドに印加して画像印刷することとしてもよい。かかる変形例に拠れば、複数種類のヘッド駆動信号を用いて印刷動作を行うことで、ヘッド駆動信号の種類に応じた多種サイズのインク滴の吐出が可能となって、印刷画像の階調数を増やす事が可能であり、階調数増による印刷画像の画像品質が向上される。一方、センサ動作時には、第1の駆動信号生成回路45と第2の駆動信号生成回路46とを両方用いて複数種類のセンサ駆動信号を生成することで、インクカートリッジのセンサの圧電素子の固有振動数に応じたセンサ駆動信号によるインク量の検出が可能である。複数の駆動信号生成回路を、印刷動作時と検査動作時とでそれぞれ使用することで有効利用し、画質向上とインク量の検出の精度を向上できる。
(2)上述した実施例では、周波数情報135としてカートリッジに備えられている圧電素子のインク無し時の固有振動数fEが記憶されているとしたが、例えば、インク無し時の固有振動数fEにかえてインク有り時の固有振動数fFが記憶されていてもよい。また、例えば、周波数情報135として、第1の駆動信号および第2の駆動信号のいずれかを示す情報が含まれていても良い。
(3)上述の実施例では、周波数の異なる2種類の駆動信号を同時に出力しているが、例えば、周波数の異なる3種類以上の駆動信号を同時に出力してもよい。駆動信号を生成する回路を増設することにより、簡易な構成で実現可能である。
(4)上述した実施例では、第1の駆動信号と第2の駆動信号とを同時に出力しているが、例えば、第1の駆動信号と第2の駆動信号とを、順次、出力してもよい。
(5)上述した第1実施例では、第1の駆動信号と第2の駆動信号の双方を出力しているが、例えば、2つの駆動信号生成回路(第1の駆動信号生成回路45と第2の駆動信号生成回路46)を備えたうえで、周波数情報に基づき選択された1の駆動信号のみを出力してもよい。この場合、選択された駆動信号を生成する駆動信号生成回路に対してのみ、駆動信号の生成および出力指示を行うことにより、簡易に実行可能である。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成をとることができることは言うまでもない。
第1実施例における印刷システムの概略構成を示す説明図。 第1実施例における主制御部の電気的構成を示す説明図。 第1実施例におけるサブ制御部およびカートリッジの電気的構成を示す説明図。 第1実施例におけるインクカートリッジの構成を例示する模式図。 第1実施例におけるセンサ周辺部を例示する模式図。 第1実施例におけるカートリッジの固有振動数の誤差範囲を例示する説明図。 第1実施例における駆動信号を説明する説明図。 第1実施例におけるインク量判断処理を説明するフローチャート。 第1実施例における周波数測定処理を説明するタイミングチャート。 第2実施例における主制御部の電気的構成を示す説明図。 第2実施例におけるサブ制御部およびカートリッジの電気的構成を示す説明図。
符号の説明
20…プリンタ
22…モータ
26…プラテン
30…キャリッジ
32…キャリッジモータ
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
40…主制御部
41…CPU
42…メモリ
43…発振器
45…第1の駆動信号生成回路
45a…駆動信号生成回路
46…第2の駆動信号生成回路
47…駆動バッファ
48…分配出力器
49…バス
50…サブ制御部
51…計算機
52…増幅部
60…印刷ヘッドユニット
69…印刷ヘッド
70…操作部
75…第1の側面孔
76…第2の側面孔
80…コネクタ
90…コンピュータ
100a…カートリッジ
102…筐体
104…インク供給口
110…センサ
112…圧電素子
113…センサアタッチメント
114…圧電部
115…電極
130…メモリ
135…周波数情報
511…CPU
513…メモリ
514…インターフェース
519…バス

Claims (5)

  1. 収容されている印刷材の量を検出するための圧電素子と前記圧電素子の固有振動数に関する周波数情報が記憶されているメモリとを備える印刷材収容容器が着脱可能に装着される印刷装置であって、
    前記メモリから、前記周波数情報を取得する取得手段と、
    前記周波数情報に基づき、前記圧電素子の駆動に用いられる、第1の周波数を有する第1の駆動信号および前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する第2の駆動信号のうち、前記圧電素子の振動の振幅を増大させる駆動信号を、排他的に前記圧電素子に供給する供給手段と、
    前記駆動信号の供給停止後に、前記圧電素子の振動に伴い出力される応答信号を検出する検出手段と、
    前記応答信号に含まれる前記圧電素子の振動周波数を測定する測定手段と、
    前記振動周波数に基づき、前記印刷材収容容器に収容されている前記印刷材の量を判断する判断手段と、を備え
    前記供給手段は、
    前記第1の駆動信号を生成する第1の駆動信号生成手段と、
    前記第2の駆動信号を生成する第2の駆動信号生成手段と、
    前記周波数情報に基づき、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号のいずれか一方の駆動信号を前記圧電素子に供給する駆動信号として選択し、前記選択された駆動信号を前記圧電素子に供給する供給制御手段と、を備える、印刷装置。
  2. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記印刷材収容容器は、前記印刷装置に電気的に接続するための第1の端子を備えており、
    前記印刷装置は、更に、
    前記第1の端子に接続するための第2の端子を備え、
    前記供給手段は、更に、
    前記第1の駆動信号出力手段と前記第2の端子とを電気的に接続する第1の接続部と、
    前記第2の駆動信号出力手段と前記第2の端子とを電気的に接続する第2の接続部と、を備え、
    前記供給制御手段は、前記選択された駆動信号に基づき、前記第1の接続部および前記第2の接続部のいずれか一方を接続状態とし、他方を非接続状態とする、印刷装置。
  3. 請求項記載の印刷装置であって、更に、
    前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号を同時に出力させる出力制御手段を備える、印刷装置。
  4. 請求項または請求項記載の印刷装置であって、
    前記供給制御手段は、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号の出力に先立ち、前記第1の接続部および前記第2の接続部の接続を制御する、印刷装置。
  5. 収容されている印刷材の量を検出するための圧電素子と前記圧電素子の固有振動数に関する周波数情報が記憶されているメモリとを備える印刷材収容容器が着脱可能に装着される印刷装置により実行される印刷材量判断方法であって、
    前記メモリから、前記周波数情報を取得し、
    前記周波数情報に基づき、前記圧電素子の駆動に用いられる、第1の周波数を有する第1の駆動信号および前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する第2の駆動信号のうち、前記圧電素子の振動の振幅を増大させる駆動信号を、排他的に前記圧電素子に供給し、
    前記駆動信号の供給停止後に、前記圧電素子の振動に伴い出力される応答信号を検出し、
    前記応答信号に含まれる前記圧電素子の振動周波数を測定し、
    前記振動周波数に基づき、前記印刷材収容容器に収容されている前記印刷材の量を判断し、
    前記圧電素子への前記駆動信号の供給は、
    前記第1の駆動信号を生成し、
    前記第2の駆動信号を生成し、
    前記周波数情報に基づき、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号のいずれか一方の駆動信号を前記圧電素子に供給する駆動信号として選択し、前記選択された駆動信号を前記圧電素子に供給する、印刷材量判断方法。
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