JP5423008B2 - センサーユニット及び液体容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体残量等の液体に関する情報を検知するセンサーを備えるセンサーユニット、及びセンサーを備える液体容器に関する。
インクジェットプリンターを始めとする液体噴射装置に噴射する液体を供給するために、液体を収容する液体容器が用いられている。
従来、液体容器内部の液体残量の管理方法としては、液体噴射装置が噴射した液体の量をソフトウェアにより積算して管理する方法や、液体容器に液体残量センサーを設ける方法が知られている。後者の例として、圧電素子を含む液体残量センサーが知られている(特許文献1,2)。このセンサーは、圧電素子が積層された振動板に対向するキャビティの内部に、液体が存在する場合と液体が存在しない場合とで、強制振動後の振動板の残留振動(自由振動)に起因する残留振動信号の共振周波数が変化することを利用して、液体容器内の液体残量を検知する。
上記センサーは、板状のベース部材に載置され、このベース部材が液体の貯留する部分(以下、「センサー収容部」と呼ぶ)に収容されて用いられることがある。この場合、センサー収容部によって振動板(圧電素子)の振動が吸収されないように、センサー収容部に設けた突起(以下、「位置決め部」と呼ぶ)においてベース部材と接するようにして、ベース部材の収容位置を決める構成が採用され得る。
特開2001−146030号公報 特開2006−281550号公報
上述した従来の構成においても、振動板(圧電素子)の振動吸収が十分に抑制されておらず、センサーの検知性能の低下を招いていた。
本発明は、圧電素子により液体に関する情報を検知するセンサーを備えたセンサーユニット及び液体容器において、圧電素子の振動吸収によるセンサー検知性能の低下を抑制することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]センサーユニットであって、圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有し、前記センサーを収容するセンサー収容部と、を備える、センサーユニット。
適用例1のセンサーユニットは、位置決め部の周りに剛性緩和部を備えているので、位置決め部の剛性を弱めることができる。したがって、圧電素子の振動がセンサー収容部に吸収されて減衰することを抑制でき、センサー検知性能の低下を抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載のセンサーユニットにおいて、さらに、前記センサーの少なくとも一部を覆って前記センサー収容部に溶着され、前記センサーの外縁部と前記開口との間を封止するフィルムを備え、前記剛性緩和部は、前記センサー収容部において前記フィルムが溶着された溶着部と、前記位置決め部との間に位置する溝として構成されている、センサーユニット。
このような構成により、比較的簡単に剛性緩和部を構成することができる。また、センサー収容部を軽量にし、かつ、センサー収容部を安価に製作することができる。
[適用例3]適用例2に記載のセンサーユニットにおいて、前記剛性緩和部は、前記溶着部に接する位置に配置されている、センサーユニット。
このような構成により、フィルムを溶着する際に溶着部が変形して拡がった場合であっても、拡がった部分を溝である剛性緩和部に収容することができる。したがって、この溶着部の拡がった部分において、フィルムが溶着される方向とは逆向きとなる応力の発生を抑制でき、フィルムの破損を抑制できる。
[適用例4]適用例1に記載のセンサーユニットにおいて、前記剛性緩和部は、前記開口に沿った縁において前記位置決め部に隣接して形成された切り欠きとして構成されている、センサーユニット。
このような構成により、比較的簡単に剛性緩和部を構成することができる。また、センサー収容部を軽量にすることができ、かつ、センサー収容部を安価に製作することができる。
[適用例5]適用例1に記載のセンサーユニットにおいて、前記剛性緩和部は、エラストマーで構成されている、センサーユニット。
このような構成により、剛性緩和部自体を弱い剛性とすることができ、これにより、位置決め部の剛性を弱めることができる。
[適用例6]適用例5に記載のセンサーユニットにおいて、前記センサー収容部のうち、前記剛性緩和部を除く他の部分を構成する部材は、ポリプロピレンで構成されている、センサーユニット。
このような構成により、剛性緩和部及び位置決め部を除く他の部分の剛性を、剛性緩和部及び位置決め部の剛性に比べて強くすることができる。また、ポリプロピレンは、入手容易で加工し易いので、センサー収容部を安価に製作することができる。
[適用例7]液体容器であって、液体が流動する容器内流路を有する容器本体と、圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有するセンサー収容部と、を備える、液体容器。
適用例7の液体容器は、位置決め部の周りに剛性緩和部を備えているので、位置決め部の剛性を弱めることができる。したがって、圧電素子の振動がセンサー収容部に吸収されて減衰することを抑制でき、センサー検知性能の低下を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1の実施例:
A1.システム構成:
図1は、本発明の第1の実施例におけるセンサーユニットを適用したプリンター20の概略構成を示す説明図である。
プリンター20は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、各機構を制御するための主制御部40と、操作部70と、コネクター80とを備えている。副走査送り機構は、紙送りモーター22とプラテン26とを備えており、紙送りモーターの回転をプラテン26に伝達することによって用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモーター32と、プーリー38と、キャリッジモーター32とプーリー38との間に張設された駆動ベルト36と、プラテン26の軸と並行に設けられた摺動軸34と、を備えている。摺動軸34は、駆動ベルト36に固定されたキャリッジ30を摺動可能に保持している。キャリッジモーター32の回転は、駆動ベルト36を介してキャリッジ30に伝達され、キャリッジ30は、摺動軸34に沿ってプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動する。ヘッド駆動機構は、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60を備えており、印刷ヘッドを駆動して用紙P上にインクを吐出させる。印刷ヘッドユニット60には、後述するように、複数のインクカートリッジ100を脱着自在に装着可能である。操作部70は、ユーザが各種設定を行う際に用いる操作ボタンや、各種メニュー画面を表示するためのディスプレイを備えている。コネクター80は、プリンター20とパーソナルコンピューター90とを接続するために用いられる。
図2は、インクカートリッジ100の概略構成を示す分解斜視図である。インクカートリッジ100がキャリッジ30に装着された状態での上下方向は、図2におけるZ軸方向と一致している。
インクカートリッジ100は、容器本体102と、第1のフィルム104と、第2のフィルム108と、蓋体106とを備えている。これらの部材は、例えば、互いに熱溶着可能な樹脂(例えば、ポリプロピレンやポリエチレン)で形成されている。容器本体102の下面には、液体供給部110が形成されている。液体供給部110の内部には、下面から順にシール部材114と、バネ座112と、閉塞バネ116とが収容されている。シール部材114は、液体供給部110に、印刷ヘッドユニット60のインク供給針(図示省略)が挿入されているときに、液体供給部110の内壁とインク供給針の外壁との間に隙間が生じないようにシールする。バネ座112は、インクカートリッジ100が印刷ヘッドユニット60に装着されていないときに、シール部材114の内壁に当接して液体供給部110を閉塞する。閉塞バネ116は、バネ座112をシール部材114の内壁に当接させる方向に付勢する。インク供給針が液体供給部110に挿入されると、インク供給針の上端がバネ座112を押し上げ、バネ座112とシール部材114との間に隙間が生じ、当該隙間からインク供給針にインクが供給される。
容器本体102の表面(X軸正方向側の面)、裏面(X軸負方向側の面)、正面(Y軸正方向側の面)には、リブ10aを始め様々な形状を有する流路形成部が形成されている。第1のフィルム104および第2のフィルム108は、容器本体102の表面および裏面の全体を覆うように、容器本体102に貼り付けられている。第1のフィルム104および第2のフィルム108は、容器本体102に形成された流路形成部の端面との間に隙間が生じないように緻密に貼り付けられている。これらの流路形成部と第1のフィルム104および第2のフィルム108により、インクカートリッジ100の内部には、複数の小部屋や細い流動路などの液体流路が区画形成される。なお、流路形成部の一部として容器本体102に形成されたバルブ収容部10bと、第2のフィルム108との間には、負圧発生バルブが配置されるが、図の煩雑を避けるため、図示は省略する。蓋体106は、第1のフィルム104を覆うように、容器本体102の裏面側に装着される。
本インクカートリッジ100に形成される液体流路は、一端が大気に連通し、他端が液体供給部110に連通している。すなわち、インクカートリッジ100は、インクがプリンター20に供給されるに従い、液体流路に大気が導入される大気連通型のインクカートリッジ100であるが、液体流路の構成の詳細については、その説明を省略する。
図3は、インクカートリッジ100の正面側の拡大分解斜視図である。容器本体102の正面には、印刷ヘッドユニット60に設けられたホルダ側に係合されるレバー120が設けられている。例えばレバー120の下方位置には、流路形成部の一部であるベース部材収容部134が開口している。ベース部材収容部134の開口部分の周囲には溶着リブ132が形成されている。ベース部材収容部134には、ベース部材収容部134によって形成される液体流路を上流側流路と下流側流路とに仕切る仕切壁136が形成されている。
容器本体102のベース部材収容部134近傍には、センサーベース部材210と、センサーチップ220と、溶着フィルム202と、カバー230と、中継端子240と、回路基板250とが、この順番で装着されている。
図4は、センサーベース部材210の構成を示す図である。センサーベース部材210は、SUS(ステンレス)などの金属で形成された板状部材である。センサーベース部材210は、容器本体102に対向する側の面である第2の面210bと、その反対側の面である第1の面210aを有している。センサーベース部材210には、中央近傍に、第1の面210a側から第2の面210b側に貫通する第1および第2の貫通孔212、214が形成されている。
図5は、センサーベース部材210とセンサーチップ220の構成を示す第1の図である。センサーベース部材210の第1の面210aには、第1および第2の貫通孔212、214(図4)を覆うように、センサーチップ220が接着されている。センサーチップ220には、圧電素子226と、振動板224と、圧電素子226の2つの電極端子228とが、配置されている。
図3に戻って説明する。溶着フィルム202は、センサーベース部材210をベース部材収容部134の開口部に保持し、かつ、ベース部材収容部134を液体流路として緻密に封止する。溶着フィルム202は、センサーベース部材210の第1の面210aの外周縁部に接着されると共に、溶着リブ132に溶着される。この溶着フィルム202によって、センサーベース部材210は、奥行き方向(Y軸方向)において仕切壁136と当接する位置に固定される。
カバー230は、センサーチップ220及び溶着フィルム202を保護するように配置される。中継端子240は、カバー230に収容される。中継端子240は、溶着フィルム202に形成された孔202aを介してセンサーチップ220の電極端子228と電気的に接触する端子242を備えている。回路基板250は、カバー230に装着され、かつ、中継端子240の端子244と電気的に接続される。
図6は、センサーベース部材210とセンサーチップ220の構成を示す第2の図である。図6は、図4におけるA−A断面に対応している。
センサーチップ220は、検出対象のインクを受け入れるセンサーキャビティ222を有している。このセンサーキャビティ222は、センサーベース部材210に面して開口している。センサーキャビティ222の底部(図6上側)は、振動板224で構成されている。より具体的に述べると、センサーチップ220は、貫通孔300aを有するキャビティ板301と、振動板224とを有している。センサーキャビティ222は、貫通孔300aの内壁面と、振動板224のキャビティ板301側の面224a(以下、下面とも呼ぶ)とにより形成されている。センサーキャビティ222は、一方の端部が第1の貫通孔212と連通しており、他方の端部が第2の貫通孔214と連通している。この結果、センサーキャビティ222と第1および第2の貫通孔212、214は、断面が略コの字型のインク流路(以下、センサー流路とも呼ぶ。)を形成している。
さらに、振動板224のキャビティ板301とは反対側の面(以下、上面とも呼ぶ)には圧電素子226と、2つの電極端子228と、補助電極320が配置されている。圧電素子226は、センサーキャビティ222と振動板224を挟んで対向する位置に配置されている。2つの電極端子228は、圧電素子226の両側に配置されている。圧電素子226は、下部電極310と、圧電層312と、上部電極314とを含んでいる。下部電極310は、振動板224の上面に配置されている。圧電層312は、下部電極310の上に積層されている。上部電極314は、圧電層312の上に積層されている。
下部電極310は、一方の電極端子228に電気的に接続されている。上部電極314は、補助電極320に接続されている。この補助電極320は他方の電極端子228に接続されている。補助電極320は、下部電極310と絶縁されている。
圧電素子226は、例えば、センサーキャビティ222内のインクの有無による電気特性(例えば周波数)の違いでインクエンドを判断する機能を果たす。圧電層の材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、または、鉛を使用しない鉛レス圧電膜、等を用いることができる。
センサーチップ220は、キャビティ板301の下面をセンサーベース部材210の上面中央部に接着材でセンサーベース部材210に一体に固着されている。この接着によって、センサーベース部材210とセンサーチップ220間がシールされている。
図7は、第1の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図8は、図7におけるB−B断面を示す断面図である。図9は、図7におけるC−C断面を示す説明図である。ベース部材収容部134には、仕切壁136が配置されている。図7では、図の煩雑を避けるため、センサーチップ220およびセンサーベース部材210を、2点破線を用いて外形構造のみを示し、溶着フィルム202は、破線により図示している。
仕切壁136は、センサーベース部材210における第1の貫通孔212と第2の貫通孔214との間の部分に当接する。これによって、ベース部材収容部134は、上流側流路形成部134aと、下流側流路形成部134bとに仕切られる。
上流側流路形成部134aは、溶着フィルム202およびセンサーベース部材210と共に、上述したセンサー流路の上流側(第1の貫通孔212側)と連通する上流側流路Raを区画形成する。上流側流路Raは、センサーベース部材210が配置される側とは反対側(−Y方向側)にインクの流入口162を備えている。下流側流路形成部134bは、溶着フィルム202およびセンサーベース部材210と共に、センサー流路の下流側(第2の貫通孔214側)と連通する下流側流路Rbを区画形成する。下流側流路Rbは、センサーベース部材210が配置される側とは反対側(−Y方向側)にインクの排出口164を備えている。
ベース部材収容部134の内壁には、内側に突起した4つの位置決め部LO1〜LO4が形成されている。これらの4つの位置決め部LO1〜LO4は、センサーベース部材210と当接して、センサーベース部材210の面方向(X−Z面における任意の方向)の収容位置を定める。なお、上述したように、仕切壁136は、端面においてセンサーベース部材210と当接するので、センサーベース部材210の奥行き方向の収容位置を定める。
ここで、ベース部材収容部134の端面(Y軸正方向の面)において、溶着リブ132の内側(開口側)には、溶着リブ132に沿って溝150が形成されている。この溝150により、4つの位置決め部LO1〜LO4は、いずれも薄肉状に構成されている。センサーベース部材210は、これらの薄肉状の位置決め部LO1〜LO4においてベース部材収容部134と接する。図9の例では、センサーベース部材210は、位置決め部LO1においてベース部材収容部134と接している。
なお、センサーチップ220とセンサーベース部材210とベース部材収容部134と仕切壁136とは、請求項におけるセンサーユニットに相当する。また、インクカートリッジ100は請求項における液体容器に、センサーチップ220とセンサーベース部材210とは請求項におけるセンサーに、ベース部材収容部134と仕切壁136とは請求項におけるセンサー収容部に、それぞれ相当する。
A2.インクエンドの検出方法:
図8に示すように、上流側流路Raに導入されたインクは、第1の貫通孔212を介して、センサーチップ220のセンサーキャビティ222に導かれる。ここで、圧電素子226により振動される振動板224からの振動がインクに伝達され、その残留振動波形の周波数によって、インクの有無が検出される。センサーキャビティ222に、インク以外に空気が混入するエンドポイントでは、残留振動波形の減衰が大きく、インクが充満状態のときと比べて高周波数となる。これを検出することで、インクエンド検出が可能となる。
具体的には、プリンター20から回路基板250を介して圧電素子226に駆動電圧を印加すると、圧電素子226の変形に伴い振動板224が変形する。圧電素子226を強制的に変形させた後、駆動電圧の印加を解除すると、しばらくは、たわみ振動が振動板224に残留する。この残留振動は、振動板224とセンサーキャビティ222内の媒体との自由振動である。従って、例えば、圧電素子226に印加する駆動電圧をパルス波形あるいは矩形波とすることで、駆動電圧を印加した後の振動板224と媒体との共振状態を容易に得ることができる。
この残留振動は、振動板224の振動であり、圧電素子226の変形を伴う。このため、残留振動に伴って圧電素子226は逆起電力を発生する。プリンター20は、回路基板250を介して逆起電力に対応する応答信号を取得することができる。プリンター20の主制御部40は、応答信号の周波数を測定することにより、インクカートリッジ100内のインクの有無を検出することができる。
なお、主制御部40は、検出した「インクの有無」についての情報をパーソナルコンピューター90に送信することができる。パーソナルコンピューター90は、受信したインクの有無についての情報に基づき、プリンター20用のドライバー画面(図示省略)にインク残量についての情報を表示することができる。
上述した振動板224の振動に伴い、センサーベース部材210も振動する。したがって、センサーベース部材210の振動が妨げられると、振動板224の振動が減衰してインクエンドの検出精度が低下する。そこで、本実施例のプリンター20では、ベース部材収容部134に設けた溝150により、振動板224の振動減衰を抑制するように構成されている。
A3.振動板224の振動減衰の抑制:
図10(A)は、図9における領域AR1の拡大図である。図10(A)に示すように、位置決め部LO1を挟んでセンサーベース部材210と反対側には溝150が形成されている。この溝150により位置決め部LO1の剛性は弱められ、センサーベース部材210の振動に伴って位置決め部LO1も大きく振動する。したがって、センサーベース部材210の振動の減衰は抑制される。
溶着リブ132の先端部分には、−Y方向に突出した溶出部133が形成されている。この溶出部133は、溶着フィルム202を溶着リブ132に溶着する際に、溶着リブ132の先端が溶けて拡がり形成されたものである。この溶出部133の先端部分は、溝150の内部に収まっており、位置決め部LO1の上面(Y軸正方向の面)S1よりも深い位置(−Y方向にずれた位置)に達している。
図10(B)は、比較例としての従来における領域AR1に相当する領域AR2の拡大図である。この比較例における容器本体は、ベース部材収容部134に溝150が形成されていない点において第1の実施例の容器本体102と異なり、他の構成は同じである。従来例では、センサーベース部材210の振動はベース部材収容部134に伝わるが、位置決め部LO1(ベース部材収容部134)の剛性が強いため、位置決め部LO1はほとんど振動しない。したがって、センサーベース部材210の振動はベース部材収容部134によって吸収されることとなる。
また、従来例では、溶着リブ132の先端部分に、図10(A)と同様に、溶出部133aが形成されている。ここで、ベース部材収容部134には溝150が形成されていないため、溶出部133aの先端は位置決め部LO1の上面S2に突き当たっている。これにより、溶着フィルム202は、溶出部133aにおいて接着される方向とは逆向き(+Y方向)の応力を受け、破損し易い。
以上説明したように、第1の実施例の容器本体102は、4つの位置決め部LO1〜LO4の内側に溝150を設けることにより、これら4つの位置決め部LO1〜LO4の剛性を弱めるように構成されている。したがって、ベース部材収容部134によるセンサーベース部材210の振動の減衰を抑制することができ、圧電226の振動吸収を抑制してインクエンドの検出性能の低下を抑制できる。また、溝150は溶着リブ132に隣接する位置に形成されているので、溶着フィルム202の溶着の際に生じる溶出部133を溝150に収容することができる。したがって、溶出部133において、溶着方向とは反対方向となる応力をフィルム202に与えることを抑制でき、溶出部133における溶着フィルム202の破損を抑制できる。
B.第2の実施例:
図11(A)は、第2の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図11(B)は、図11(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第2の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150に代えて4つの切り欠きを備えている点で、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図11(A)に示すように、第2の実施例におけるベース部材収容部134には、溶着リブ132の内側に隣接する4つの切り欠き151a〜151dが形成されている。切り欠き151aは、位置決め部LO1の外側において位置決め部LO1に対応する位置に形成されている。同様に、切り欠き151bは位置決め部LO2の外側において位置決め部LO2に対応する位置に、切り欠き151cは位置決め部LO3の外側において位置決め部LO3に対応する位置に、切り欠き151dは位置決め部LO4の外側において位置決め部LO4に対応する位置に、それぞれ形成されている。これら4つの切り欠き151a〜151dの平面(X−Z平面)形状は、それぞれ対応する位置決め部の外縁に沿った方向を長手方向とする長方形である。4つの位置決め部LO1〜LO4は、それぞれ対応する切り欠き151a〜151dによって薄肉状に構成され、剛性が弱められている。
以上の構成を有する第2の実施例の容器本体102は、第1の実施例の容器本体102と同様な効果を有する。
C.第3の実施例:
図12は、第3の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。第3の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150がない点と、4つの位置決め部LO1〜LO4に隣接する位置に切り欠きを備えている点とにおいて、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図12に示すように、第3の実施例の容器本体102は、4つの位置決め部LO1〜LO4に隣接する位置に7つの切り欠き152a〜152gを備えている。2つの切り欠き152a,152bは、上流側流路形成部134aの開口に沿った縁において位置決め部LO1を挟んで形成されている。切り欠き152cは、下流側流路形成部134bの開口に沿った縁において位置決め部LO2に隣接して形成されている。なお、前述の切り欠き152bは、2つの位置決め部LO1,LO2のいずれにも隣接する位置に形成されており、2つ切り欠き152b,152cは、位置決め部LO2を挟んで配置されている。2つの切り欠き152d,152eは、下流側流路形成部134bの開口に沿った縁において位置決め部LO3を挟んで形成されている。切り欠き152fは、下流側流路形成部134bの開口に沿った縁において位置決め部LO4に隣接して形成されている。また、切り欠き152gは、上流側流路形成部134aに沿った縁において位置決め部LO4に隣接して形成されている。これら2つの切り欠き152f,152gは、位置決め部LO4を挟んで配置されている。4つの位置決め部LO1〜LO4は、それぞれ両隣に形成された切り欠きによって薄肉状に構成され、剛性が弱められている。
以上の構成を有する第3の実施例の容器本体102は、第1の実施例の容器本体102と同様な効果を有する。
D.第4の実施例:
図13(A)は、第4の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図13(B)は、図13(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第4の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150に代えて、ベース部材収容部134の他の部分よりも剛性の弱い弱剛性部153を備えている点において、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図13(A)に示すように、第3の実施例の容器本体102は、第1の実施例における溝150に相当する部分に、エラストマーで構成された弱剛性部153を備えている。エラストマーとしては、ゴム(シリコンゴムやブチルゴム等)や、熱可塑性エラストマー(TPE)を採用することができる。
このような構成において、4つの位置決め部LO1〜LO4は、第1の実施例と異なり薄肉状に構成されていない。しかしながら、各位置決め部LO1〜LO4において、センサーベース部材210に当接する側と反対側に剛性の弱い部材が配置されるので、各位置決め部LO1〜LO4の剛性は、弱剛性部153がない構成に比べて弱くなっている。換言すると、弱剛性部153によって、4つの位置決め部LO1〜LO4の剛性は弱められている。
以上の構成を有する第4の実施例の容器本体102は、第1の実施例の容器本体102と同様な効果を有する。
E.第5の実施例:
図14(A)は、第5の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図14(B)は、図14(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第5の実施例のプリンターは、溝150を備えていない点と、位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136を構成する基材が、ベース部材収容部134の他の部分を構成する基材と異なる点と、においてプリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図14(A)に示すように、第5の実施例の容器本体102は、位置決め部LO1を構成する第1の位置決め部材154aと、位置決め部LO2を構成する第2の位置決め部材154bと、位置決め部LO3を構成する第3の位置決め部材154cと、位置決め部LO4を構成する第4の位置決め部材154dと、を備えている。これら4つの位置決め部材154a〜154dと、仕切壁136とは、エラストマーで構成されている。
このような構成において、4つの位置決め部LO1〜LO4は、第1の実施例と異なり薄肉状に構成されていない。しかしながら、各位置決め部LO1〜LO4は、ベース部材収容部134の他の部分よりも剛性の弱い基材によって構成されている。したがって、各位置決め部LO1〜LO4の剛性は、他の部分と同じ基材(ポリプロピレン等)で構成される場合に比べて弱くなっている。また、センサーベース部材210の奥行き方向の位置を定める仕切壁136の剛性も同様にして弱くなっている。
以上の構成を有する第5の実施例の容器本体102は、第1の実施例の容器本体102と同様な効果を有する。
F.第6の実施例:
図15(A)は、第6の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図15(B)は、図15(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第6の実施例のプリンターは、溝150を備えていない点と、上流側流路Ra及び下流側流路Rbに面した部分を構成する基材が、ベース部材収容部134の他の部分を構成する基材と異なる点と、においてプリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図15(A)に示すように、第6の実施例の容器本体102において、ベース部材収容部134は、上流側流路Ra及び下流側流路Rbに面した部分を構成する内側部材140と、内側部材140を囲むように配置された外側部材135とを備えている。内側部材140及び仕切壁136はエラストマーで構成され、外側部材135は熱溶着可能な樹脂(ポリプロピレンやポリエチレン)で構成されている。
このような構成において、4つの位置決め部LO1〜LO4は、第1の実施例と異なり薄肉状に構成されていない。しかしながら、各位置決め部LO1〜LO4は、外側部材135よりも剛性の弱い基材によって構成されている。したがって、各位置決め部LO1〜LO4の剛性は、外側部材135と同じ基材で構成される場合に比べて弱くなっている。また、センサーベース部材210の奥行き方向の位置を定める仕切壁136の剛性も、外側部材135と同じ基材で構成される場合に比べて弱くなっている。
以上の構成を有する第6の実施例の容器本体102は、第1の実施例の容器本体102と同様な効果を有する。
G.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
上述した第2,3の実施例では、4つの位置決め部LO1〜LO4の剛性を弱めるように、切り欠き151a〜151d,152a〜152gを設けていたが、これに代えて、これら切り欠きに相当する部分に、第4の実施例と同様に、弱剛性部を設けることもできる。かかる弱剛性部の基材としては、例えば、エラストマーを採用することができる。また、上述した各実施例を組み合わせることもできる。例えば、ベース部材収容部134が、第1の実施例における溝150と、第3の実施例における切り欠き152a〜152dとをいずれも備える構成とすることもできる。すなわち、一般には、位置決め部の周囲に配置され、位置決め部の剛性を弱めるための部分(剛性緩和部)を備える任意の構成を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に適用することができる。また、位置決め部を含む第1の部分を形成する剛性の弱い部材と、第1の部材を除いた第2の部分を形成する剛性の強い部材とにより、センサー収容部を形成する任意の構成を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に適用することができる。
G2.変形例2:
上述した第5,6の実施例では、4つの位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136は、いずれもエラストマーで構成されていたが、これに代えて、4つの位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136の一部をエラストマーに代えて、ベース部材収容部134の他の部分と同じ基材(ポリプロピレン等)で構成することもできる。
G3.変形例3:
上述した各実施例では、ベース部材収容部134と、仕切壁136とは、容器本体102の一部として形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ベース部材収容部134と、仕切壁136とを一体形成し、容器本体102とは別体として構成することもできる。この場合、ベース部材収容部134と仕切壁136とを一体形成した部材と、センサーチップ220と、センサーベース部材210とは、請求項におけるセンサーユニットに相当する。
G4.変形例4:
上述した第1の実施例では、ベース部材収容部134のうち、開口を形成し、4つの位置決め部LO1〜LO4を備える部分は、他の部分と一体形成されていたが、これに代えて、ベース部材収容部の他の部分とは別の部材として形成することもできる。すなわち、一般には、センサーベース部材に面する開口を形成し、センサーベース部材の外縁部を囲む開口形成部を備えるセンサー収容部を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に採用することができる。
G5.変形例5:
上述した第1の実施例では、溝150は、溶着リブ132の内側に隣接して配置されていたが、これに代えて、溶着リブ132の内側において、溶着リブ132と離して配置することもできる。同様に、第2の実施例では、4つの切り欠き151a〜151dは、溶着リブ132の内側に隣接して配置されていたが、これに代えて、溶着リブ132の内側において、溶着リブ132と離して配置することもできる。
G6.変形例6:
上述した各実施例では、圧電素子226からの応答信号の周波数に基づいて、インクエンドを検出しているが、振幅の大きさに基づいてインクエンドを検出するタイプのセンサーを用いても良い。また、インクエンドセンサーに限らず、インクの温度、抵抗、その他のインクの特性を検出するためのセンサーを用いても良い。すなわち、一般には、インクに関する任意の情報を検知するセンサーを、本発明のセンサーユニット及び液体容器に採用することができる。
G7.変形例7:
上述した各実施例では、1つのインクタンクを1つのインクカートリッジ100等として構成しているが、複数のインクタンクを1つのインクカートリッジ100として構成しても良い。
G8.変形例8:
上述した各実施例では、インクジェット式のプリンター20と、インクカートリッジ100が採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器と、を採用しても良い。ここでいう液体は、溶媒に機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェル状のような流状体を含む。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であっても良い。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置、該液体のための液体容器に本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施例におけるセンサーユニットを適用したプリンター20の概略構成を示す説明図である。 インクカートリッジ100の概略構成を示す分解斜視図である。 インクカートリッジ100の正面側の拡大分解斜視図である。 センサーベース部材210の構成を示す図である。 センサーベース部材210とセンサーチップ220の構成を示す第1の図である。 センサーベース部材210とセンサーチップ220の構成を示す第2の図である。 第1の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。 図7におけるB−B断面を示す断面図である。 図7におけるC−C断面を示す説明図である。 図9における領域AR1の拡大図及び比較例としての従来における領域AR1に相当する領域AR2の拡大図である。 第2の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。 第3の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。 第4の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。 第5の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。 第6の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。
10a…リブ、10b…バルブ収容部、20…プリンター、22…モーター、26…プラテン、30…キャリッジ、32…キャリッジモーター、34…摺動軸、36…駆動ベルト、38…プーリー、40…主制御部、60…印刷ヘッドユニット、70…操作部、80…コネクター、90…パーソナルコンピューター、100…インクカートリッジ、102…容器本体、104…第1のフィルム、106…蓋体、108…第2のフィルム、110…液体供給部、112…バネ座、114…シール部材、116…閉塞バネ、120…レバー、132…溶着リブ、133…溶出部、133a…溶出部、134…ベース部材収容部、134a…上流側流路形成部、134b…下流側流路形成部、135…外側部材、136…仕切壁、140…内側部材、150…溝、153…弱剛性部、154a…第1の位置決め部材、154b…第2の位置決め部材、154c…第3の位置決め部材、154d…第4の位置決め部材、162…流入口、164…排出口、202…溶着フィルム、202a…孔、210…センサーベース部材、210a…第1の面、210b…第2の面、212…第1の貫通孔、214…第2の貫通孔、214側…第2の貫通孔、220…センサーチップ、222…センサーキャビティ、224…振動板、224a…面(下面)、226…圧電素子、228…電極端子、230…カバー、240…中継端子、242,244…端子、250…回路基板、300a…貫通孔、301…キャビティ板、310…下部電極、312…圧電層、314…上部電極、320…補助電極、P…用紙、S2…上面、Ra…上流側流路、Rb…下流側流路、LO1〜LO4…位置決め部、AR1,AR2…領域、AR2…領域

Claims (6)

  1. センサーユニットであって、
    圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、
    前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有し、前記センサーを収容するセンサー収容部と、
    前記センサーの少なくとも一部を覆って前記センサー収容部に溶着され、前記センサーの外縁部と前記開口との間を封止するフィルムと、
    を備え、
    前記剛性緩和部は、前記センサー収容部において前記フィルムが溶着された溶着部と、前記位置決め部との間に位置する溝として構成されている、センサーユニット。
  2. 請求項に記載のセンサーユニットにおいて、
    前記剛性緩和部は、前記溶着部に接する位置に配置されている、センサーユニット。
  3. 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
    前記剛性緩和部は、前記開口に沿った縁において前記位置決め部に隣接して形成された切り欠きとして構成されている、センサーユニット。
  4. 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
    前記剛性緩和部は、エラストマーで構成されている、センサーユニット。
  5. 請求項に記載のセンサーユニットにおいて、
    前記センサー収容部のうち、前記剛性緩和部を除く他の部分を構成する部材は、ポリプロピレンで構成されている、センサーユニット。
  6. 液体容器であって、
    液体が流動する容器内流路を有する容器本体と、
    圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、 前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有するセンサー収容部と、
    前記センサーの少なくとも一部を覆って前記センサー収容部に溶着され、前記センサーの外縁部と前記開口との間を封止するフィルムと、
    を備え、
    前記剛性緩和部は、前記センサー収容部において前記フィルムが溶着された溶着部と、前記位置決め部との間に位置する溝として構成されている、液体容器。
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