JP5423008B2 - センサーユニット及び液体容器 - Google Patents
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A.第1の実施例:
A1.システム構成:
図1は、本発明の第1の実施例におけるセンサーユニットを適用したプリンター20の概略構成を示す説明図である。
図8に示すように、上流側流路Raに導入されたインクは、第1の貫通孔212を介して、センサーチップ220のセンサーキャビティ222に導かれる。ここで、圧電素子226により振動される振動板224からの振動がインクに伝達され、その残留振動波形の周波数によって、インクの有無が検出される。センサーキャビティ222に、インク以外に空気が混入するエンドポイントでは、残留振動波形の減衰が大きく、インクが充満状態のときと比べて高周波数となる。これを検出することで、インクエンド検出が可能となる。
図10(A)は、図9における領域AR1の拡大図である。図10(A)に示すように、位置決め部LO1を挟んでセンサーベース部材210と反対側には溝150が形成されている。この溝150により位置決め部LO1の剛性は弱められ、センサーベース部材210の振動に伴って位置決め部LO1も大きく振動する。したがって、センサーベース部材210の振動の減衰は抑制される。
図11(A)は、第2の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図11(B)は、図11(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第2の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150に代えて4つの切り欠きを備えている点で、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図12は、第3の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。第3の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150がない点と、4つの位置決め部LO1〜LO4に隣接する位置に切り欠きを備えている点とにおいて、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図13(A)は、第4の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図13(B)は、図13(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第4の実施例のプリンターは、ベース部材収容部134において、溝150に代えて、ベース部材収容部134の他の部分よりも剛性の弱い弱剛性部153を備えている点において、プリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図14(A)は、第5の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図14(B)は、図14(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第5の実施例のプリンターは、溝150を備えていない点と、位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136を構成する基材が、ベース部材収容部134の他の部分を構成する基材と異なる点と、においてプリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
図15(A)は、第6の実施例における容器本体102のベース部材収容部134付近の構造を示す説明図である。図15(B)は、図15(A)におけるC−C断面を示す断面図である。第6の実施例のプリンターは、溝150を備えていない点と、上流側流路Ra及び下流側流路Rbに面した部分を構成する基材が、ベース部材収容部134の他の部分を構成する基材と異なる点と、においてプリンター20(図1〜10)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上述した第2,3の実施例では、4つの位置決め部LO1〜LO4の剛性を弱めるように、切り欠き151a〜151d,152a〜152gを設けていたが、これに代えて、これら切り欠きに相当する部分に、第4の実施例と同様に、弱剛性部を設けることもできる。かかる弱剛性部の基材としては、例えば、エラストマーを採用することができる。また、上述した各実施例を組み合わせることもできる。例えば、ベース部材収容部134が、第1の実施例における溝150と、第3の実施例における切り欠き152a〜152dとをいずれも備える構成とすることもできる。すなわち、一般には、位置決め部の周囲に配置され、位置決め部の剛性を弱めるための部分(剛性緩和部)を備える任意の構成を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に適用することができる。また、位置決め部を含む第1の部分を形成する剛性の弱い部材と、第1の部材を除いた第2の部分を形成する剛性の強い部材とにより、センサー収容部を形成する任意の構成を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に適用することができる。
上述した第5,6の実施例では、4つの位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136は、いずれもエラストマーで構成されていたが、これに代えて、4つの位置決め部LO1〜LO4及び仕切壁136の一部をエラストマーに代えて、ベース部材収容部134の他の部分と同じ基材(ポリプロピレン等)で構成することもできる。
上述した各実施例では、ベース部材収容部134と、仕切壁136とは、容器本体102の一部として形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ベース部材収容部134と、仕切壁136とを一体形成し、容器本体102とは別体として構成することもできる。この場合、ベース部材収容部134と仕切壁136とを一体形成した部材と、センサーチップ220と、センサーベース部材210とは、請求項におけるセンサーユニットに相当する。
上述した第1の実施例では、ベース部材収容部134のうち、開口を形成し、4つの位置決め部LO1〜LO4を備える部分は、他の部分と一体形成されていたが、これに代えて、ベース部材収容部の他の部分とは別の部材として形成することもできる。すなわち、一般には、センサーベース部材に面する開口を形成し、センサーベース部材の外縁部を囲む開口形成部を備えるセンサー収容部を、本発明のセンサーユニット及び液体容器に採用することができる。
上述した第1の実施例では、溝150は、溶着リブ132の内側に隣接して配置されていたが、これに代えて、溶着リブ132の内側において、溶着リブ132と離して配置することもできる。同様に、第2の実施例では、4つの切り欠き151a〜151dは、溶着リブ132の内側に隣接して配置されていたが、これに代えて、溶着リブ132の内側において、溶着リブ132と離して配置することもできる。
上述した各実施例では、圧電素子226からの応答信号の周波数に基づいて、インクエンドを検出しているが、振幅の大きさに基づいてインクエンドを検出するタイプのセンサーを用いても良い。また、インクエンドセンサーに限らず、インクの温度、抵抗、その他のインクの特性を検出するためのセンサーを用いても良い。すなわち、一般には、インクに関する任意の情報を検知するセンサーを、本発明のセンサーユニット及び液体容器に採用することができる。
上述した各実施例では、1つのインクタンクを1つのインクカートリッジ100等として構成しているが、複数のインクタンクを1つのインクカートリッジ100として構成しても良い。
上述した各実施例では、インクジェット式のプリンター20と、インクカートリッジ100が採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器と、を採用しても良い。ここでいう液体は、溶媒に機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェル状のような流状体を含む。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であっても良い。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置、該液体のための液体容器に本発明を適用することができる。
Claims (6)
- センサーユニットであって、
圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、
前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有し、前記センサーを収容するセンサー収容部と、
前記センサーの少なくとも一部を覆って前記センサー収容部に溶着され、前記センサーの外縁部と前記開口との間を封止するフィルムと、
を備え、
前記剛性緩和部は、前記センサー収容部において前記フィルムが溶着された溶着部と、前記位置決め部との間に位置する溝として構成されている、センサーユニット。 - 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
前記剛性緩和部は、前記溶着部に接する位置に配置されている、センサーユニット。 - 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
前記剛性緩和部は、前記開口に沿った縁において前記位置決め部に隣接して形成された切り欠きとして構成されている、センサーユニット。 - 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
前記剛性緩和部は、エラストマーで構成されている、センサーユニット。 - 請求項4に記載のセンサーユニットにおいて、
前記センサー収容部のうち、前記剛性緩和部を除く他の部分を構成する部材は、ポリプロピレンで構成されている、センサーユニット。 - 液体容器であって、
液体が流動する容器内流路を有する容器本体と、
圧電素子を有し、前記圧電素子の振動に基づき液体に関する情報を検知するセンサーと、 前記センサーに面する開口と、前記センサーの収容位置を定める位置決め部と、前記位置決め部の周りに形成され、前記位置決め部の剛性を弱めるための剛性緩和部と、を有するセンサー収容部と、
前記センサーの少なくとも一部を覆って前記センサー収容部に溶着され、前記センサーの外縁部と前記開口との間を封止するフィルムと、
を備え、
前記剛性緩和部は、前記センサー収容部において前記フィルムが溶着された溶着部と、前記位置決め部との間に位置する溝として構成されている、液体容器。
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