JP4179005B2 - 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4179005B2
JP4179005B2 JP2003069643A JP2003069643A JP4179005B2 JP 4179005 B2 JP4179005 B2 JP 4179005B2 JP 2003069643 A JP2003069643 A JP 2003069643A JP 2003069643 A JP2003069643 A JP 2003069643A JP 4179005 B2 JP4179005 B2 JP 4179005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
engine
fuel
exhaust gas
fuel ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003069643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004278384A (ja
Inventor
大介 柴田
久 大木
正晃 山口
正明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003069643A priority Critical patent/JP4179005B2/ja
Publication of JP2004278384A publication Critical patent/JP2004278384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179005B2 publication Critical patent/JP4179005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気を浄化する装置に関し、特に、機関排気通路に設けられるNOx触媒の機能を再生することのできる装置に関する。
【0002】
また、本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒を管理するNOx触媒の管理方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンや希薄燃焼を行うガソリンエンジンでは、高い空燃比(リーン雰囲気)の混合気を燃焼に供して機関運転を行う運転領域が、全運転領域の大部分を占める。この種のエンジン(内燃機関)では一般に、リーン雰囲気の混合気を燃焼に供して機関運転が行われている条件下で、排気中の窒素酸化物(NOx)を効率的に吸蔵するNOx触媒がその排気通路に備えられる。
【0004】
NOx触媒は、酸化雰囲気の排気中ではNOxを吸蔵し、還元雰囲気の排気中ではNOxを放出する特性を有する。ちなみに排気中に放出されたNOxは、排気中に炭化水素(HC)等の還元成分が存在していれば、それら還元成分と速やかに反応して窒素(N2)に還元される。
【0005】
そこで、このようなNOx触媒を排気通路に備えた内燃機関では、NOx触媒に流入する排気を、酸化雰囲気と還元雰囲気に適宜切り替えることにより、排気中のNOxを効率的に還元(浄化)する。
【0006】
ところで、内燃機関の燃料には硫黄成分が含まれているのが通常であり、排気中にはNOxの他、このような燃料中の硫黄成分を起源とする硫黄成分も存在する。排気中に存在する硫黄成分は、NOxに比べてより高い効率でNOx触媒と結合し、しかも、同触媒に吸蔵されているNOxを放出するために十分な条件下(排気中の還元成分濃度が所定値を上回る条件下)にあっても当該触媒から容易には放出されない。このため、機関運転の継続に伴い、排気中の硫黄成分が徐々にNOx触媒に蓄積されていくといった所謂硫黄被毒が生じることとなる。
【0007】
硫黄被毒が進行すると、NOx触媒によるNOxの吸蔵量の限界値や、NOxの吸蔵効率が減少し、結果としてNOxの浄化効率が低下することになる。
【0008】
NOx触媒に蓄積した硫黄成分は、通常の還元剤供給制御で達成される条件よりも、排気中の還元成分濃度や、NOx触媒の温度をさらに高くする条件を成立させることで当該触媒から離脱することが知られている。
【0009】
このため、NOx触媒のように、機関運転の継続に伴い硫黄成分が徐々に蓄積する性質を有する触媒を排気通路に備えたエンジンでは、NOx触媒上流における排気中の還元成分濃度を高め、且つ、NOx触媒を高温状態(例えば690℃程度)にする制御(以下、硫黄処理(S処理)制御という)を実行することにより、NOx触媒に蓄積する硫黄成分を放出させるのが一般的である。
【0010】
特許文献1に記載された装置は、エンジンの燃焼状態に影響が及ばない範囲(運転領域)で、機関燃焼に供される混合気の空燃比を低くする前処理を行いながら、排気通路のNOx触媒上流に噴霧状態の還元剤を直接添加することによって硫黄を放出させる。このようにして、空燃比の調整(前処理)と、還元剤の添加とを併用すれば、還元剤の消費を抑えた効率的なS処理制御を行える。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−161045号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、空燃比の低下(リッチ化)を伴う前処理の実行は、機関の燃焼状態、ひいては排気特性に影響を及ぼしやすい。例えば、機関負荷や機関回転数が相当に高い領域や相当に低い領域で、空燃比を低くした場合、排気中のスモーク発生量が増大する。このため、前処理の実行は、空燃比を低くしてもエンジンの燃焼状態が悪化しない特定の条件下に限られる。
【0013】
このため、例えばS処理制御の実行中、前処理の実行条件が成立しなくなる場合もある。そのような場合には、一旦S処理制御を中断し、前処理の実行条件が復帰するまで待機せざるを得ない。
【0014】
しかし、S処理制御(前処理)の中断と再開とが繰り返されると、その度に、排気中の還元成分量を段階的に増大させるといった工程が繰り返され、還元剤を浪費することになる。
【0015】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、内燃機関の排気通路においてNOxを還元する触媒の機能を利用し排気を浄化する装置であって、そのNOx触媒に蓄積した硫黄を効率的に処理することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、
(1)内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒と、該NOx触媒に蓄積した硫黄成分を放出させる処理を行う硫黄放出処理手段と、機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比が、当該機関の運転条件に対応する値として、前記硫黄放出処理の実行に適合する領域にあるか、適合しない領域にあるかを判断する判断手段と、前記硫黄放出処理の要求があるときに、前記機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比が前記硫黄放出処理の実行に適合する領域にある場合、及び前記硫黄放出処理の実行に適合する領域から適合しない領域に移行したのち所定時間内である場合に、前記前記硫黄を放出させる処理を許可する許可手段と、を備えることを要旨とする。
【0017】
同構成によれば、NOx触媒の機能を長期に亘って保持する上で必要となる硫黄放出処理を行うにあたり、硫黄放出処理に要する還元成分の量を抑制し、又は、硫黄放出処理の実行に伴う排気特性の悪化を抑制することができる。
(2)また、前記機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比は、当該機関の運転条件に対応する値としては、機関燃焼に供される燃料の供給量が多いほど、又は機関回転数が大きいほど、高い値に設定されるのが好ましい。
(3)また、他の発明は、内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒を管理するNOx触媒の管理方法であって、排気の空燃比が所定値以下に保持されている条件下で、前記NOx触媒に流入する排気に還元剤を供給することにより、NOx触媒に蓄積した硫黄成分を放出させる処理の実行中、前記排気の空燃比が所定値より高くなった場合であっても、所定時間内は前記還元剤の供給を継続することを要旨とする。
【0018】
このような方法によれば、NOx触媒の機能を長期に亘って保持する上で必要となる硫黄放出処理を行うにあたり、硫黄放出処理に要する還元成分の量を抑制し、又は、硫黄放出処理の実行に伴う排気特性の悪化を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、ディーゼルエンジンの排気浄化装置として具体化した一実施の形態について説明する。
【0020】
〔エンジンの構造及び機能〕
図1において、内燃機関(以下、エンジンという)1は、燃料供給系10、燃焼室20、吸気通路30及び排気通路40等を主要部として構成される直列4気筒のディーゼルエンジンである。
【0021】
先ず、燃料供給系10は、サプライポンプ11、コモンレール12、燃料噴射弁13、燃料添加弁14、機関燃料通路P1及び添加燃料通路P2等を備えて構成される。サプライポンプ11は、燃料タンク(図示略)から汲み上げた燃料を高圧にし、機関燃料通路P1を介してコモンレール12に供給する。コモンレール12は、サプライポンプ11から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各燃料噴射弁13に分配する。燃料噴射弁13は、その内部に電磁ソレノイド(図示略)を備えた電磁弁であり、適宜開弁して燃焼室20内に燃料を噴射供給する。他方、サプライポンプ11は、燃料タンクから汲み上げた燃料の一部を添加燃料通路P2を介して燃料添加弁14に供給する。燃料添加弁14は、その内部に電磁ソレノイド(図示略)を備えた電磁弁であり、還元剤として機能する燃料を、適宜のタイミングで、適宜の量、排気通路40の触媒ケーシング41上流に添加する。
【0022】
吸気通路30に設けられたスロットル弁31は、その開度を無段階に調節することのできる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を変更し、同吸入空気の供給量(流量)を調整する機能を有する。
【0023】
また、排気通路40の燃料添加弁14下流には、触媒ケーシング41が設けられている。触媒ケーシング41の内部には、多孔質材料を主成分とする周知のウォールフロー型パティキュレートフィルタが収容されている。パティキュレートフィルタの表面には、周知の吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒という)が担持されている。NOx触媒は、NOx吸蔵剤と貴金属触媒とによって構成される。
【0024】
また、エンジン1の各部位には、各種センサが取り付けられており、当該部位の環境条件や、エンジン1の運転状態に関する信号を出力する。例えば、排気通路40の触媒ケーシング41上流に設けられた酸素濃度センサ60は、排気中の酸素濃度に応じ連続的に変化する検出信号を出力する。酸素濃度センサ60の検出信号は、機関燃焼に供される混合気の空燃比の他、燃料添加弁14を通じて排気中に供給される還元成分の量を併せて反映し、排気中の酸化成分(酸素(O2)等)と還元成分(炭化水素(HC)等)の量を直接的に示す指標となる。このように、酸素濃度センサ60又は酸素濃度センサ75の検出信号に基づいて算出される排気中の酸化成分と還元成分の成分比率を、便宜上、排気の空燃比(A/FEHT)という。ちなみに、燃料添加弁14を通じて還元剤が多くなるほど、機関燃焼に供される混合気の空燃比A/Fに対し排気の空燃比が相対的に低くなる(リッチ化する)。一方、燃料添加弁14を通じて供給される還元剤の量が「0」である場合、機関燃焼に供される混合気の空燃比と排気の空燃比とは略等しくなる。酸素濃度センサ60は、電子制御ユニット(ECU)50と電気的に接続されている。
【0025】
ECU50は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びバックアップRAM、タイマーカウンタ95等からなる論理演算回路を備える。このように構成されたECU50は、例えば燃料噴射弁13の開閉弁動作に関する制御等、エンジン1の運転状態に関する各種制御を実行する。
【0026】
なお、ECU50は、燃料添加弁14やNOx触媒等と併せて、エンジン1の排気浄化装置を構成する。
【0027】
〔NOx触媒の機能〕
上述したように、NOx触媒はNOx吸蔵剤と貴金属触媒とによって構成される。
【0028】
NOx吸蔵剤は、排気中の酸素濃度が高い状態ではNOxを吸蔵(保持)し、排気中の酸素濃度が低い状態(還元成分の濃度が高い状態)ではNOxを放出する特性を有する。また、排気中にNOxが放出されたとき、排気中にHCやCO等が存在していれば、貴金属触媒がこれらHCやCOの酸化反応を促すことで、NOxを酸化成分、HCやCOを還元成分とする酸化還元反応が両者間で起こる。すなわち、HCやCOはCO2やH2Oに酸化され、NOxはN2に還元される。
【0029】
一方、NOx吸蔵剤は排気中の酸素濃度が高い状態にあるときでも所定の限界量のNOxを吸蔵すると、それ以上NOxを吸蔵しなくなる。エンジン1では、燃料添加を通じて排気通路40の触媒ケーシング41上流に断続的に還元成分が供給され、排気中の還元成分の濃度が高まる。NOx触媒(NOx吸蔵剤)のNOx吸蔵量が限界量に達する前に、この還元成分がNOx触媒に吸蔵されたNOxを周期的に放出および還元浄化することになり、NOx吸蔵剤のNOx吸蔵能力を回復させることになる。
【0030】
〔S処理制御の概要〕
機関運転の継続に伴い、燃料に含まれる硫黄成分を起源とする硫黄成分が、NOx触媒に蓄積する(所謂硫黄被毒が生じる)。NOx触媒に蓄積する硫黄成分を除去するための処理として、ECU50は、硫黄処理(S処理)制御を実行する。S処理制御は、燃料添加弁14の駆動制御や、エンジン1の燃焼状態の制御等を通じ、NOx触媒の晒される排気の空燃比A/FEHTと、NOx触媒の温度との関係によって定義づけられる特定条件を成立させるものである。
【0031】
図2は、S処理制御の実行中に観測される排気の空燃比A/FEHT(図2(a))と、NOx触媒の温度(図2(b))とを、同一時間軸上に示すタイムチャートの一例である。
【0032】
S処理制御の実行要求があると(時刻t1)、ECU50は、燃料添加を通じて供給される噴霧状態の燃料がNOx触媒に対して効率的に作用するように、排気の空燃比A/FEHTを所定の目標値(以下、空燃比前処理値という)αまで低下させる(リッチ化する)前処理を行う。この前処理としては、例えばスロットル弁31を絞り、燃焼室20に導入される空気を減量する制御を行えばよい。また、燃料噴射弁13を通じた燃料噴射のタイミングや量の制御を前処理として行うこともできる。例えば、機関出力を得るために圧縮上死点近傍で主たる燃料噴射を行う他、これと異なるタイミングで副燃料噴射を行うことで、排気の空燃比A/FEHTを低下させる(リッチ化する)ことができる(図2(a))。なお、前処理が実行されると、排気の空燃比A/FEHTがリッチ化されるばかりでなく、排気中の未燃燃料成分が触媒ケーシング41内で反応し、NOx触媒の床温が所定値(例えば500℃程度)T1まで上昇する(図2(b))。
【0033】
前処理によって排気の空燃比A/FEHTが空燃比前処理値αに達した後(時刻t2)、実際に硫黄を放出させる処理(S放出処理)が開始される(時刻t3)。S放出処理の開始に伴い、燃料添加弁14を通じて断続的な燃料添加が実行される。これにより、排気の空燃比A/FEHTがリッチ(A/FEHT=β)とリーン(A/FEHT=α)との間で変動を繰り返すようになる(図2(a))。また、添加燃料が触媒ケーシング41内で酸化する際に発生する反応熱により、NOx触媒の床温TCATは所定値(例えば700℃程度)T2まで上昇し、その後は、概ね一定の値を保持する(図2(b))。
【0034】
NOx触媒に蓄積されている硫黄成分の放出され易さは、主に触媒温度(TCAT)と、NOx触媒が晒されている排気の空燃比A/FEHTとに関係している。一般には、排気の空燃比A/Fが低くなる(リッチ化される)ほど、又は触媒温度TCATが高くなるほど、硫黄成分は効率的に放出されるようになる。
【0035】
〔S処理制御に含まれる処理内容〕
次に、S処理制御(S放出処理及び前処理)に含まれる処理内容について、説明する。
【0036】
ECU50は、S放出処理を実行する必要性を認識した場合、前処理において排気の空燃比A/FEHTの目標値となる空燃比前処理値αを、エンジン1の運転条件(燃料噴射量Qやエンジン回転数NE等)に応じて決定する。燃料添加を通じたS放出処理を効率的に行うといった観点から、空燃比前処理値αはできるだけ低い値(リッチ寄りの値)に設定されている方が好ましい。しかし、例えばエンジン1の負荷(燃料噴射量Q)が高くなるほど、又はエンジン回転数NEが高くなるほど、空燃比A/Fのリッチ化に必要な燃料の量(燃料噴射量Q)は増大する。また、燃料噴射量Qが高くなるほど、又はエンジン回転数NEが高くなるほど、空燃比A/Fを高める(リッチ化する)ことによる排気中のスモーク発生の懸念が大きくなる(エンジン1の燃焼状態が不安定になり易くなる)。
【0037】
このため、空燃比前処理値αは、燃費の悪化やスモークの発生を抑制する観点と、燃料添加を通じたS放出処理を効率的に行うといった観点とを併せ考量し、運転条件に応じた最適値を選択するのが好ましい。例えば、燃料噴射量Qが多くなるほど、又はエンジン回転数NEが高くなるほど、空燃比前処理値αを大きな値(リーン寄りの値)にすればよい。
【0038】
本実施の形態において、ECU50は、エンジン1の運転条件に基づいて空燃比前処理値αを規定できるように、例えば図3に示すマップ上の座標に対応するデータを利用する。
【0039】
図3に示すように、マップ上に設定される複数の運転領域には、適合領域A,B,C,D,Eと不適合領域Fとが含まれる。マップ上には、各適合領域A〜Eに対応する空燃比前処理値A/FEHTが設定されている。エンジン1の運転条件が適合領域A〜Eにある場合、ECU50は前処理及びS放出処理の実行を原則的に許可する。
【0040】
ECU50は、エンジン1の運転条件が属する運転領域(又はマップ上の座標)に応じ、S放出処理(燃料添加)によって排気通路40に供給される燃料の総量を調整する。例えば、ECU50は、エンジン1の運転条件が適合領域A,B,C,D,Eの何れかに属している場合、燃料噴射量Q又はエンジン回転数NEが低くなるほど、燃料添加によって排気通路40に供給される燃料の総量が小さくなるようにS放出処理の実行時間を短くする。一方、燃料噴射量Qが多くなるほど、又はエンジン回転数NEが高くなるほど、燃料添加によって排気通路40に供給される燃料の総量が大きくなるようにS放出処理の実行時間を長くする(図4(a)参照)。硫黄成分をNOx触媒から放出させる上で同等の効果を得るために、空燃比前処理値αが高いほど(リーン寄りであるほど)、より多量の燃料を排気通路40に添加することが必要になるからである(図4(b)参照)。
【0041】
一方、エンジン1の運転条件が不適合領域Fにある場合、ECU50は前処理及びS放出処理の実行を原則的に禁止する。
【0042】
つまり、エンジン1に採用される制御構造においては、NOx触媒に流入する排気の空燃比A/FEHTがある程度リッチ側(空燃比前処理値α)に保持され、またその温度がある程度高い値に保持されていることを、S放出処理を実行するための前提条件としている。ところが、図3に示すマップ上の座標が不適合領域Fにある場合、例えば以下の不具合が発生する。
(1)S放出処理を実行してNOx触媒から有意な量の硫黄成分を放出させることができるように、空燃比A/Fをリッチ化した場合、エンジン1の燃焼状態が不安定となり、スモークの発生する懸念が生じる(高負荷又は高回転領域における不具合)。
(2)前処理又はS放出処理に伴う燃料の消費量が大きすぎる(高負荷又は高回転領域における不具合)。
(3)添加燃料が排気通路40の壁面に付着し、NOx触媒に到達しない(低負荷又は低回転領域における不具合)。
【0043】
このような事情から、図3に示すマップ上の座標が不適合領域Fにある場合、前処理の実行及びS放出処理の実行を原則的に禁止する。また、S放出処理の実行中にエンジン1の運転条件が適合領域A〜Eから外れた場合にも、原則的に前処理及びS放出処理の実行を禁止する。
【0044】
しかし、エンジン1の運転条件が不適合領域Fのうち所定の領域(以下、準適合領域という)にある場合であって、且つ、所定の条件(以下、許可条件という)が成立する場合、所定時間(以下、条件付き許可時間という)に限れば、前処理又はS放出処理を実行しても、上記(1)〜(3)の不具合が生じないか、又は排気浄化の効果として上記(1)〜(3)の不具合を相殺する効果を期待できることが、発明者らによって確認されている。
【0045】
例えば、機関燃焼に供される混合気の空燃比A/Fをリッチ側に移行する(前処理を実行する)と、燃焼状態が不安定になり、排気中のスモーク発生量が増大する。しかし、触媒ケーシング41に収容されたパティキュレートは、所定量のスモークを吸収することができる。このため、ECU50は、マップ上における不適合領域Fの一部(適合領域Eとの境界に相当する部分)を準不適合領域F′とする。そして、エンジン1の運転条件が適合領域Eから準不適合領域F′に移行した場合、短時間(条件付き許可時間)に限り、前処理及びS放出処理を継続する制御構造を採用する。ただし、エンジン1の負荷(燃料噴射量Q)が比較的高い条件下やエンジン回転数NEが比較的高い条件下では、排気流速が高くなる傾向があり、発生したスモークが速やかに触媒ケーシング41に移送されるため、条件付き許可時間を比較的長い時間に設定する。これに対し、エンジン1の負荷(燃料噴射量Q)が比較的低い条件下やエンジン回転数NEが比較的低い条件下では、排気流速が低くなる傾向があり、前処理を長く継続すると、発生したスモークが触媒ケーシング41の上流において排気通路40の壁面に付着しやすくなる。このため、条件付き許可時間は比較的短い時間に設定する。
【0046】
〔S放出処理の具体的な手順〕
図5は、本実施の形態にかかるS放出処理の具体的な手順(ルーチン)を示すフローチャートである。本ルーチンは、エンジン1の始動後、ECU50を通じて所定時間毎に繰り返し実行される。
【0047】
本ルーチンに処理が移行すると、ECU50は先ずステップS101において、エンジン1の運転状態を反映する各種情報(例えば燃料噴射量Qやエンジン回転数NE等)を取得する。
【0048】
続くステップS102においては、現在、S放出処理の要求があるか、言い換えればNOx触媒に所定量を上回る硫黄成分が蓄積しているか否かを判断する。同ステップS102における判断が肯定である場合、ECU50はステップS103に移行し、その判断が否定である場合、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。なお、現時点でS放出処理が行われておらず、その必要性も認められないような状況のみならず、現時点までS放出処理が行われ、既に十分な量の硫黄成分がNOx触媒から放出されたような状況にあっても、ステップS102において否定の判断がなされる。
【0049】
ステップS103においてECU50は、エンジン1の運転条件が適合領域A〜E(図3参照)に属するか否かを判断する。ここで、S放出処理の要求が生じると、本ルーチンを通じて実行されるS放出処理とは別途に前処理が実行され、エンジン1の運転条件が適合領域に誘導される。ここで、ステップS103における判断が肯定である場合、ECU50はステップS201に進み、S放出処理(燃料添加を通じた排気通路40への断続的な燃料の供給)を開始又は継続する。
【0050】
一方、ステップS103における判断が否定である場合、エンジン1の運転条件が準適合領域F′に属し(S104)、且つ、所定の許可条件が成立した場合(S105)に限り、条件付き許可時間CT1内を限度として燃料添加を継続する(S109)。ここで、前回のルーチンにおいてエンジン1の運転条件が適合領域A〜E又は準適合領域F′に属していたこと等を、許可条件としておくのがよい。また、ステップS106において設定及び変更される条件付き許可時間CT1は、例えば燃料噴射量Q、ンジン回転数NE、又は排気の空燃比A/FEHT等に基づいて決定するのが好ましい。
【0051】
なお、ECU50は、ステップS200において時間計測用カウンタのカウント値(最新値)CTを「1」づつインクリメントし、ステップS202,S303,S401において同カウンタのカウント値を「0」にリセットするといった操作を行う。この結果、エンジン1の運転条件が準適合領域F′に移行した後、燃料添加の継続時間(カウント値CT)が条件付き許可時間CT1を上回った場合(S107)、燃料添加が中止される(S301,S302)。
【0052】
このようにして、本実施の形態にかかるエンジン1の排気浄化装置は、NOx触媒に蓄積した硫黄成分を適宜放出させ、同触媒の排気浄化機能を管理する(回復させる)。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態にかかるエンジン1の排気浄化装置は、S放出処理の実行中、エンジン1の運転条件が適合領域から不適合領域に移行した場合、特定の条件が成立する場合(エンジン1の運転条件が準適合領域F′に属し、且つ、許可条件が成立し、且つ、条件付き許可時間CT1内である場合)に限り、S放出処理を継続する。燃料(還元剤)の消費量を節約する観点、排気特性を良好な状態に保持する観点、さらにNOx触媒の機能を長期に亘って維持する観点から総体的に判断した場合、エンジン1の運転条件が適合領域から外れたからといって、その度にS放出処理を中断するよりも、特定の条件下であれば、同処理を継続した方が有利であるからである。
【0054】
なお、本実施の形態において、マップ(図3)上の適合領域、不適合領域及び準不適合領域は、エンジン1の運転条件(燃料噴射量Q及びエンジン回転数NE)に基づいて規定したものといえるが、エンジン1の運転条件によって決定づけられるパラメータ(NOx触媒に流入する排気の状態:本実施の形態では排気の空燃比)によって規定されたものであるともいえる。
【0055】
〔変形例〕
本実施の形態では、S放出処理の要求に応じ、前処理の積極的に行って排気の空燃比A/FEHTを空燃比前処理値αに合致させ、S放出処理を実行するようにした。しかし、前処理の実行の有無に関わらず、排気の空燃比A/FEHTが空燃比前処理値αに合致する期間を受動的に選択してS放出処理を行うこともできる。
【0056】
また、マップ上の各領域A,B,C,D,E,F,F′に対応する排気の空燃比A/FEHTの目標値αの代替パラメータとして、排気中の酸化成分(例えば酸素)の量、還元成分の量(例えばHC濃度)、機関燃焼に供される空燃比A/F、燃料噴射量Q、エンジン回転数NE、NOx触媒に流入する排気の温度又はNOx触媒の床温等の目標値を採用しても、本実施の形態に準ずる効果が得られる。
【0057】
また、本実施の形態のように、エンジン1の運転条件が準不適合領域にある場合、(A)前処理及びS放出処理の両方を継続する、といった制御構造に準じ、(B)前処理を中断しS放出処理のみを継続する、(3)前処理のみを継続しS放出処理は中断する、といった制御構造も採用することもできる。また、これら(A)、(B)、(C)のうち何れかの処理を状況(マップ上の座標)に応じて適宜選択する制御構造を採用することもできる。
【0058】
また、本実施の形態では、前処理やS放出処理の実行時に、燃料噴射量Q又はエンジン回転数NEが高いほど、又は、空燃比前処理値αが高いほど(リーン寄りであるほど)、燃料添加によって排気通路40に供給される燃料の総量が大きくなるようにS放出処理の実行時間を長くする制御構造を採用した(図4(a),図4(b)参照)。これに対し、燃料添加によって排気通路40に供給される燃料の総量が大きくなるように時間当たり燃料添加量を増大する制御構造を採用することもできる。
【0059】
また、排気中のNOxを還元する特性と排気中の硫黄成分を堆積させる特性とを有するものであれば、他の物質も、本実施の形態で説明したNOx触媒の代替物となり得る。
【0060】
また、ディーゼルエンジンばかりでなく、概ねA/F=20を上回るリーンな空燃比A/Fを採用して運転される他の内燃機関にも、本発明を適用することができる。
【0061】
追記として、上記実施の形態から把握される請求項に記載した発明以外の技術思想をその作用効果とともに記す。
(I)内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒を備えて、該NOx触媒に蓄積した硫黄成分を放出させる硫黄放出処理を行う機能を有する排気浄化装置であって、前記硫黄放出処理の要求がある場合において、前記硫黄放出処理の実行に適合する条件であって、当該機関の運転条件、及び前記NOx触媒に流入する排気の状態のうち少なくとも一方によって規定される適合条件が成立した場合と、前記適合条件が成立しない場合であって且つ特定の条件が成立した場合とに、前記NOx触媒に流入する排気中の還元成分量を増大する還元成分増大手段を備える排気浄化装置。
【0062】
ここで、還元成分量とは、少なくとも、排気中の還元成分の濃度を意味する場合と、絶対量を意味する場合とがある。
【0063】
前記還元成分増大手段の機能に基づいて、前記硫黄放出処理を行う場合、
・NOx触媒に流入する排気の状態、例えば排気の空燃比や排気の温度等が所定の範囲にある条件下で、効率的な硫黄放出処理が行われる。
・また、NOx触媒に流入する排気の状態を、効率的な硫黄放出処理を行うに適した状態にするには、燃焼に供される混合気の性状、例えば空燃比を所定範囲に制御するのが好ましい。
・ここで、上記効率的な硫黄放出処理を行うに適した状態は、硫黄放出処理に要する還元成分の量を抑制すること、又は、硫黄放出処理の実行に伴う排気特性の悪化を招かないこと、等の観点から規定される。
・つまり、原則的には、NOx触媒に流入する排気の状態が、効率的な硫黄放出処理を行うに適した状態にあるときに限り、硫黄放出処理を行うのが好ましい。
・しかし、例えば硫黄放出処理の実行中、NOx触媒に流入する排気の状態が、効率的な硫黄放出処理を行うに適した状態から外れた場合であっても、所定の条件下、所定の時間内であれば、その処理を中断せずに継続した方が、長期的な観点から(総体的な観点から)硫黄放出処理の効率を高めることになる。
・すなわち、上記構成によれば、硫黄放出処理に要する還元成分の量を抑制し、又は、硫黄放出処理の実行に伴う排気特性の悪化を抑制することができる。
(II)なお、上記構成に基づく効果をより顕著なものとするために、当該機関の燃焼に供される混合気の空燃比を制御する制御手段を備えるのが好ましい。
【0064】
同構成によれば、空燃比制御手段を通じて前記適合条件を積極的に成立させることができる。
(III)また、前記適合条件は、排気の空燃比、機関燃焼に供される混合気の空燃比、機関燃焼に供される燃料の供給量、機関回転数及び排気の温度のうち、少なくとも一のパラメータに基づいて規定されるのが好ましい。
(IV)また、排気の空燃比が所定値以下であることを前記適合条件とするのが好ましい。
(V)また、排気の空燃比が高いほど、前記還元成分増大手段によって増大する排気中の還元成分量を多くするのが好ましい。この場合、とくに前記排気中の還元成分量が増大される時間を長くするのが好ましい。
(VI)また、前記適合条件が成立する場合、機関回転数が高いほど、又は機関燃焼に供される燃料の供給量が多いほど、前記排気中の還元成分量を増大する時間が長くなるようにするのが好ましい。
(VII)また、前記NOx触媒に流入する排気の状態が前記適合条件から外れた後、所定時間内であることが、前記特定の条件に含まれるのが好ましい。
(VIII)また、前記所定時間は、機関回転数、機関燃焼に供される燃料の供給量、機関燃焼に供される混合気の空燃比、及び排気の空燃比のうち、少なくとも一のパラメータに基づいて設定されるのが好ましい。
(IX)また、前記所定時間は、機関回転数が高いほど、機関燃焼に供される燃料の供給量が多いほど、又は排気の空燃比が高いほど、長く設定されるのが好ましい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の装置又は方法によれば、硫黄放出処理に要する還元成分の量を抑制し、又は、硫黄放出処理の実行に伴う排気特性の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかるディーゼルエンジンシを示す概略構成図。
【図2】 S処理制御中に観測される排気の空燃比とNOx触媒の温度とを、同一時間軸上に示すタイムチャート。
【図3】 S放出処理の実行を許可する運転条件及び禁止する運転条件等を規定するマップ。
【図4】 エンジン回転数又は空燃比前処理値と、硫黄放出処理に必要な燃料添加量との関係を示すグラフ。
【図5】 S放出処理の具体的な手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン
10 燃料供給系
11 サプライポンプ
12 コモンレール
13 燃料噴射弁
14 燃料添加弁(還元成分増大手段の主な構成要素)
20 燃焼室
30 吸気通路
31 スロットル弁
40 排気通路
41 触媒ケーシング
50 電子制御ユニット(ECU)
60,61 酸素濃度センサ
P1 機関燃料通路
P2 添加燃料通路

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒と、
    該NOx触媒に蓄積した硫黄成分を放出させる処理を行う硫黄放出処理手段と、
    機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比が、当該機関の運転条件に対応する値として、前記硫黄放出処理の実行に適合する領域にあるか、適合しない領域にあるかを判断する判断手段と、
    前記硫黄放出処理の要求があるときに、前記機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比が前記硫黄放出処理の実行に適合する領域にある場合、及び前記硫黄放出処理の実行に適合する領域から適合しない領域に移行したのち所定時間内である場合に、前記硫黄を放出させる処理を許可する許可手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記機関燃焼に供される混合気の空燃比又は排気の空燃比は、当該機関の運転条件に対応する値としては、機関燃焼に供される燃料の供給量が多いほど、又は機関回転数が大きいほど、高い値に設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 内燃機関の排気通路に設けられ排気中のNOxを還元するNOx触媒を管理するNOx触媒の管理方法であって、
    排気の空燃比が所定値以下に保持されている条件下で、前記NOx触媒に流入する排気に還元剤を供給することにより、NOx触媒に蓄積した硫黄成分を放出させる処理の実行中、前記排気の空燃比が所定値より高くなった場合であっても、所定時間内は前記還元剤の供給を継続する
    ことを特徴とするNOx触媒の管理方法。
JP2003069643A 2003-03-14 2003-03-14 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法 Expired - Lifetime JP4179005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003069643A JP4179005B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003069643A JP4179005B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004278384A JP2004278384A (ja) 2004-10-07
JP4179005B2 true JP4179005B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=33286615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003069643A Expired - Lifetime JP4179005B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4179005B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5023680B2 (ja) * 2006-12-06 2012-09-12 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004278384A (ja) 2004-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7454900B2 (en) Catalyst recovery method
JP3929296B2 (ja) 内燃機関
US7716918B2 (en) Method of exhaust gas purification and exhaust gas purification system
JP4720054B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US6792751B2 (en) Exhaust gas purification device and method for diesel engine
JP3815289B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2005048715A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4572709B2 (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP3649130B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2005291100A (ja) エンジンの排ガス浄化装置
JP4428904B2 (ja) 酸素濃度検出装置及び酸素濃度の検出方法
JP3800080B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
EP1515014B1 (en) Exhaust purifying apparatus of internal combustion engine
JP3826824B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置及び触媒機能の管理方法
JP4179005B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置及びNOx触媒の管理方法
JPWO2003069146A1 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置及び高圧燃料の噴射供給方法
JP4155065B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4276910B2 (ja) NOx触媒の管理方法
JP4193553B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2009167957A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP3997768B2 (ja) 内燃機関
JP2005291057A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2006274985A (ja) 排気後処理装置
JP2002161733A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP3624812B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4179005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term