JP5023680B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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排気弁の開弁時期を調整可能な排気可変動弁機構と、
排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記排気弁の開弁時期を下死点前の領域で遅角させる排気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第1負荷領域に属していることを判断する第1負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、かつ、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与える第1指令手段と、
を備えることを特徴とする。
吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記吸気弁遅角手段による遅角により硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる負荷領域に属していることを判断する負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記吸気弁遅角手段に吸気弁閉弁時期遅角の指令を与える指令手段と、
を備えることを特徴とする。
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
前記吸気弁遅角手段に前記吸気弁閉弁時期遅角の指令が与えられる状況下で、前記EGR制御手段に、排気ガス再循環量増量の指令を与えるEGR増加指令手段と、
を備えることを特徴とする。
排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記スワールの強化と排気ガス再循環量の増量とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる負荷領域に属していることを判断する負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記スワール強化手段にスワール強化の指令を与え、かつ、前記EGR制御手段に排気ガス再循環量増量の指令を与える指令手段と、
を備えることを特徴とする。
吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記第1負荷領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角と前記吸気弁遅角手段による遅角とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第2負荷領域に属していることを判断する第2負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記第2負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与え、かつ、前記吸気弁遅角手段に吸気弁閉弁時期遅角の指令を与える第2指令手段と、
を備えることを特徴とする。
吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
機関回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
前記第1指令手段は、内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域のうち所定の高回転領域に属している状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記吸気弁遅角手段に対する吸気弁閉弁時期遅角の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする。
燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
内燃機関の運転状態が、前記第1負荷領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角と前記スワール強化と前記排気ガス再循環量の増加とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第2負荷領域であることを判断する第2負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記第2負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与え、前記スワール強化手段にスワール強化の指令を与え、かつ、前記EGR制御手段に排気ガス再循環量増量の指令を与える第2指令手段と、
を備えることを特徴とする。
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
機関回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
前記第1指令手段は、内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域のうち所定の高回転領域に属している状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする。
燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
高地か否かを判断する高地判断手段と、を備え、
前記第1指令手段は、高地と判断される状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする。
燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
高地か否かを判断する高地判断手段と、を備え、
前記指令手段は、高地と判断される状況下では、前記吸気弁遅角手段に対する吸気弁閉弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、ターボチャージャ12を備える4気筒式のディーゼル機関である。
排気浄化触媒46は、排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵することができる。排気浄化触媒46のNOx吸蔵能力は、NOxの吸蔵量が増えるに従って低下する。排気浄化触媒46は、排気空燃比をリッチにすることでNOxを放出し(放出されたNOxは還元されてN2となる)、NOx吸蔵能力を回復する。このため、本実施形態のシステムは、排気浄化触媒46へのNOx吸蔵量がある程度の量に達すると、空燃比を一時的にリッチ状態とする制御(リッチスパイク制御)を実行する。
図5は、本実施形態においてECU60が実行する処理の内容を説明するためのフローチャートである。図5に示すルーチンでは、先ず、排気浄化触媒46の硫黄被毒再生要求が生じているか否かが判断される(ステップ100)。ECU60は、例えば前回の再生処理実行時からの走行距離や時間が所定値に達した場合に、硫黄被毒再生要求の発生を判断する。本ステップ100において、その要求が生じていないと判断された場合は、そのまま今回の処理サイクルが終了される。
2.現在の温度(例えば300℃)と、第2目標温度(例えば550℃)との差ΔTが算出される。
3.排気浄化触媒46をΔTだけ昇温させるのに必要な燃料添加量が算出される。ECU60は、排気浄化触媒46の現在温度や吸入空気量Gaとの関係で、ΔTの昇温に必要な燃料添加量を定めたマップを記憶している。ここでは、そのマップを参照することで必要な燃料添加量が算出される。
4.算出された燃料添加量が、排気系に噴射されるように、燃料添加弁44が駆動される。
1.ステップ112において算出された量の燃料が添加されることにより排気浄化触媒46に生ずる上昇温度が推定される。
2.推定した上昇温度に基づいて、上昇後の温度を被毒再生温度に抑えるために必要な排気弁の開弁時期VEOが計算される。
3.ステップ112で算出された量の燃料が添加されるように燃料添加弁44が駆動されると共に、上記2の処理で計算された開弁時期VEOが実現されるようにVVT56が駆動される。
[実施の形態2の構成]
次に、図1と共に図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態のシステムは、図1に示す構成において、ECU60に、後述する図7に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。但し、本実施形態において、VVT56は、吸気弁の閉弁時期VICを変化させる機能を有しているものとする。
図4に示すB領域は、上述した通り、単に排気系燃料添加を行うだけでは硫黄被毒再生条件を満たすことができない領域である。上述した実施の形態1では、B領域で被毒再生要求が生じた場合に、排気弁開弁時期VEOを遅らせて排気ガスの温度上昇を抑制することで、排気浄化触媒46を過熱させることなく、スライトリッチの空燃比条件を充足させている。
図7は、本実施形態においてECU60が実行するルーチンのフローチャートである。図7に示すルーチンは、ステップ110に続く処理が、ステップ112〜116からステップ122〜126に置き換えられている点を除いて、図5に示すルーチンと同様である。以下、図7において、図5に示すステップと同一のステップについては、共通する符号を付してその説明を省略又は簡略する。
[実施の形態3の構成]
次に、図1と共に図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態のシステムは、図1に示す構成において、ECU60に、後述する図8に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。但し、本実施形態において、内燃機関10は、個々の気筒に2つずつ吸気弁を備えており、VVT56は、それら2つの吸気弁の閉弁時期VICをそれぞれ独立に変化させることができるものとする。
上述した実施の形態2のシステムは、吸気弁閉弁時期VICの遅角と、EGR量の増量とで、燃料の供給量を抑えつつ排気空燃比をリッチ化することを可能としている。また、その結果として、被毒再生条件を充足できる領域を、A領域から、A領域及びB領域に拡大している。
図8は、本実施形態においてECU60が実行するルーチンのフローチャートである。図8に示すルーチンは、ステップ122に続く処理がステップ124からステップ134に置き換えられている点を除き、図7に示すルーチンと同様である。尚、図8において、図7に示すステップと同一のステップについては、共通する符号を付してその説明を省略又は簡略する。
[実施の形態4の構成]
次に、図1と共に図9及び図10を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。本実施形態のシステムは、図1に示す構成において、ECU60に、後述する図10に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。但し、本実施形態において、VVT56は、排気弁開弁時期VEOを可変とする機能と、吸気弁閉弁時期VICを可変とする機能の双方を有しているものとする。
上述した通り、実施の形態1のシステムは、排気弁開弁時期VEOを下死点前の領域で遅角させることによりB領域での被毒再生条件の成立を可能としている(以下、「第1の手法」と称す)。また、実施の形態2のシステムは、吸気弁閉弁時期VICを下死点後の領域で遅角させることによりB領域での被毒再生条件の成立を可能としている(以下、「第2の手法」と称す)。
図10は、上記の機能を実現するためにECU60が実行するルーチンのフローチャートである。図10に示すルーチン中、ステップ100〜110、及びステップ112〜116は、図5に示すそれらのステップと同様である。また、図10に示すステップ122〜126は、図7に示すそれらのステップと同様である。
[実施の形態5の構成]
次に、図1及び図10と共に図11及び図12を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。本実施形態のシステムは、実施の形態4のシステムと同様のハードウェア構成を有しており、ECU60に、後述する図12に示す一連の処理を実行させることにより実現することができる。
上述した実施の形態4のシステムは、B領域で被毒再生要求が生じた場合に、排気弁開弁時期VEOを遅角する第1の手法、又は吸気弁閉弁時期VICを遅角する第2の手法を用いることで被毒再生条件の成立を図ることとしている。ところで、第1の手法は、排気ガス温度上昇を抑制することにより多量の燃料添加を可能として、過熱の防止と十分なリッチ化とを両立させている。他方、第2の手法は、実圧縮比を下げることにより、少ない燃料供給量での大きなリッチ化を可能として、過熱の防止と十分なリッチ化とを両立させている。
図12は、上記の機能を実現するために、本実施形態において、ECU60が実行する一連の処理の内容を説明するための図である。本実施形態において、ECU60は、ステップ106の処理において、B領域の判定が否定された場合に、ステップ150以降の処理を実行する。ステップ106に至るまでの処理、並びにステップ106でB領域の判定が肯定された場合の処理は、図10に示す処理と同様であるため、ここではそれらの説明は省略する。
[実施の形態6の構成]
次に、図1と共に図13を参照して、本発明の実施の形態6について説明する。本実施形態のシステムは、図1に示す構成に対して気圧センサを追加すると共に、ECU60に、後述する図13に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。但し、本実施形態において、内燃機関10は、実施の形態3の場合と同様に、個々の気筒に2つの吸気弁を備えているものとする。また、VVT56は、実施の形態1の場合と同様に排気弁開弁時期VEOを変化させる機能を有し、かつ、実施の形態3の場合と同様に、2つの吸気弁の開弁期間を独立に制御することで、筒内にスワールを発生させる機能を有しているものとする。
本実施形態のシステムは、通常の走行状態では、実施の形態1のシステムと同様に、B領域で被毒再生要求が生じた場合に、排気弁開弁時期VEOを遅角させて燃料添加を行うことで被毒再生条件の成立を図る。他方、このシステムは、高地において同様の要求が生じた場合は、スワールを強化してEGR量を増やすことにより被毒再生条件の成立を図る。
図13は、上記の機能を実現するためにECU60が実行するルーチンのフローチャートである。図13に示すルーチン中、ステップ100〜110、及びステップ112〜116は、図5に示すそれらのステップと同様である。また、図13に示すステップ122、134及び126は、図8に示すそれらのステップと同様である。
30 EGR通路
32 EGR弁
44 燃料添加弁
46 排気浄化触媒
48 入ガス温度センサ
50 空燃比センサ
52 出ガス温度センサ
55 回転数センサ
56 可変動弁機構(VVT)
60 ECU(Electronic Control Unit)
VEO 排気弁開弁時期
VIC 吸気弁閉弁時期
Claims (10)
- 排気弁の開弁時期を調整可能な排気可変動弁機構と、
排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記排気弁の開弁時期を下死点前の領域で遅角させる排気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第1負荷領域に属していることを判断する第1負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、かつ、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与える第1指令手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記吸気弁遅角手段による遅角により硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる負荷領域に属していることを判断する負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記吸気弁遅角手段に吸気弁閉弁時期遅角の指令を与える指令手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
前記吸気弁遅角手段に前記吸気弁閉弁時期遅角の指令が与えられる状況下で、前記EGR制御手段に、排気ガス再循環量増量の指令を与えるEGR増加指令手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気ガス中のNOxを浄化し、かつ、硫黄被毒することでNOx浄化能力が低下するNOx触媒と、
排気ガスの空燃比が硫黄被毒再生可能となる所定空燃比となるように、前記NOx触媒に燃料を供給する燃料供給手段と、
燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
内燃機関の運転状態が、前記燃料供給手段による燃料供給のみで硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となるA領域に属していることを判断するA領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が、前記A領域より高負荷側にあり、前記スワールの強化と排気ガス再循環量の増量とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる負荷領域に属していることを判断する負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記A領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与える通常被毒再生指令手段と、
内燃機関の運転状態が前記負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記スワール強化手段にスワール強化の指令を与え、かつ、前記EGR制御手段に排気ガス再循環量増量の指令を与える指令手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
内燃機関の運転状態が、前記第1負荷領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角と前記吸気弁遅角手段による遅角とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第2負荷領域に属していることを判断する第2負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記第2負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与え、かつ、前記吸気弁遅角手段に吸気弁閉弁時期遅角の指令を与える第2指令手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 吸気弁の閉弁時期を調整可能な吸気可変動弁機構と、
前記吸気弁の閉弁時期を下死点後の領域で遅角させる吸気弁遅角手段と、
機関回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
前記第1指令手段は、内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域のうち所定の高回転領域に属している状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記吸気弁遅角手段に対する吸気弁閉弁時期遅角の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする請求項1又は5に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
内燃機関の運転状態が、前記第1負荷領域より高負荷側にあり、前記燃料供給手段による燃料供給と前記排気弁遅角手段による遅角と前記スワール強化と前記排気ガス再循環量の増加とにより硫黄被毒再生条件を満たすことが可能となる第2負荷領域であることを判断する第2負荷領域判断手段と、
内燃機関の運転状態が前記第2負荷領域に属している状況下で前記NOx触媒の硫黄被毒再生要求が生じた場合に、前記燃料供給手段に燃料供給の指令を与え、前記排気弁遅角手段に排気弁開弁時期遅角の指令を与え、前記スワール強化手段にスワール強化の指令を与え、かつ、前記EGR制御手段に排気ガス再循環量増量の指令を与える第2指令手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
機関回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
前記第1指令手段は、内燃機関の運転状態が前記第1負荷領域のうち所定の高回転領域に属している状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする請求項1又は7に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
高地か否かを判断する高地判断手段と、を備え、
前記第1指令手段は、高地と判断される状況下では、前記燃料供給手段に対する燃料供給の指令及び前記排気弁遅角手段に対する排気弁開弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 燃焼室内のスワールを強化するスワール強化手段と、
排気ガス再循環量を制御するEGR制御手段と、
高地か否かを判断する高地判断手段と、を備え、
前記指令手段は、高地と判断される状況下では、前記吸気弁遅角手段に対する吸気弁閉弁時期遅角の指令を、前記スワール強化手段に対するスワール強化の指令及び前記EGR制御手段に対する排気ガス再循環量増量の指令に切り替える指令切り換え手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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