JP4178127B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は炊飯器に関し、特にはごはんを美味に仕上げるための蒸らし工程の改良に関するものである。
従来の炊飯器では、誘導加熱手段を内鍋底部に集中させて配置し、側面部は保温用のヒーターを配置するのが一般的であるが、特許文献1及び特許文献2に示すように、側面部まで誘導加熱手段を設けて内鍋側面を加熱できるようにしたものもある。これらは、吸水工程での均一な吸水、沸騰までの上下均一な加熱、蒸らし中の内鍋側面への結露の防止などを目的としたものである。
また、蒸らし中に内鍋内に高温の蒸気を噴出させて、蒸らし効果を高める目的で特許文献3に示すものが知られている。
特開2003−144320号公報
特開2003−310425号公報 特許第3518539号公報
上記従来の技術では、吸水、沸騰までの加熱を上下均一化することを主としているため、蒸らし工程中に側面誘導加熱手段を積極的に間欠加熱する思想がない。
また、特許文献1及び特許文献2に示すものは、蒸らし時にも側面誘導加熱手段で加熱することが記載されているが、ごはんの少量時に内鍋側面の結露を防止する程度の微量の加熱である。ましてや、底部に誘導加熱手段を集中させて、側面には保温用の加熱量の少ないヒーターしか有していない一般的な炊飯器では、さらに微量の側面加熱しかできない。このため、蒸らし中はごはんを高温に維持し、底部のごはんの余剰な蒸気を追い出すため、底部の加熱を中心に行うことになるが、焦げができやすい問題があった。また、底部に対して側面上部は温度が低く、高温を維持できないために、上部のごはんの蒸らし効果が不十分になる問題があった。
さらに、特許文献3に示すものは、蒸らし時に上部から高温の蒸気を噴出するので、上部を高温に維持した蒸らしが可能になるが、底部に余剰な蒸気が残るのに加え、上部にも外部から余剰な蒸気が供給されてべとついたごはんになりやすい問題があった。
また蒸気を噴出させるために別容器に水を入れる手間が問題であった。
上記従来の課題を解決するため、本発明では、本体と、本体内に着脱自在に収納される内鍋と、内鍋と本体の上部を覆うフタと、内鍋の底部を誘導加熱する底誘導加熱手段と、内鍋の側面部を誘導加熱する側面誘導加熱手段と、底誘導加熱手段、側面誘導加熱手段の加熱を個別に制御する制御部を有する炊飯器において、蒸らし工程時に底誘導加熱手段で内鍋の底部を加熱して内鍋底部のごはんの余剰蒸気を追い出す動作と、側面誘導加熱手段で前記底誘導加熱手段に比べて長い時間内鍋の側面を加する動作を間欠的に繰り返し、前記内鍋底部から追い出された余剰蒸気を前記側面誘導加熱手段で加熱された内鍋の側面で高温化し、該高温化した蒸気によって内鍋上層のごはんを高温に維持する高温化制御手段を制御部に設けたものである。
上記本発明の構成によれば、蒸らし工程中に高温化制御手段の働きにより底誘導加熱手段で内鍋底部を加熱して底部のごはんの余剰蒸気を追い出し、追い出されて内鍋内部にこもった蒸気を側面誘導加熱手段により内鍋側面を加熱してごはんの表面温度より高温の蒸気にし、この高温蒸気によってごはんの表面を加熱する。この動作を蒸らし中に間欠的に繰り返すことにより、底部の余剰な蒸気が追い出され、表面も高温に維持されて上下均一で十分な蒸らし効果が得られるものである。
また、これによって底部の加熱のみで蒸らし中の温度を維持する方式に比べて底部の焦げが生じにくく、かつ、表面までふっくらと仕上げることができるものである。
さらに、別容器で外部から蒸気を供給する方式のように、余剰な蒸気でべとつくことがなく、別容器に水を入れる手間も必要ないものである。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の炊飯器の断面図、図2は同炊飯器の回路構成図である。
図中、1は本体、2は内鍋、3はフタ、4はシールパッキン、5は蒸気口、6は底誘導加熱手段、7は側面誘導加熱手段、8は操作部、9は制御部、10は温度センサ、11は高温化制御手段である。
次にその具体的構成について説明する。
本体1内には内鍋2が着脱自在に挿入され、本体1の上面には本体1と内鍋2の上部開口を覆うフタ3を開閉自在に設けている。
フタ3には内鍋2の上端と密接するシールパッキン4と、シールパッキン4で閉塞される内鍋2内の空間と外部を結ぶ唯一の通路となる蒸気口5が設けてある。
本体1内の下部と側部には、底誘導加熱手段6と側面誘導加熱手段7が設けられ、これらと対向する内鍋2の部位を誘導加熱する。
また、本体1の前面上部には操作部8が設けられ、この操作部8の操作によって制御部9は底誘導加熱手段6、側面誘導加熱手段7の加熱を制御して自動的に火加減する。
さらに、本体1内の下部には温度センサ10が設けられ、内鍋2の底部に当接して制御部9に内鍋2底部の温度情報を入力している。制御部9には高温化制御手段11が設けられ、蒸らし工程中に動作する。
次に実際の使用手順に添って炊飯から蒸らし工程までの動作を図3に従って説明する。
使用者は内鍋2に所望量の洗米した米と水加減した適量の水を入れ、本体1内に収納し、フタ3を閉める。
次に、操作部8の操作によって、炊飯が開始される。炊飯はいわゆる「始めチョロチョロ中パッパ」の言い伝えの如く、火加減が重要であり、制御部9に設けられた炊飯プログラムに従って温度センサ10の温度情報を基に炊飯量に応じて底誘導加熱手段6と側面誘導加熱手段7が適宜切り替えられながら内鍋2が加熱(a)される。
やがて、内鍋2内が沸騰し、米が水を吸って内部の水がなくなると、内鍋2の底部の温度が急上昇する。この温度の急上昇を温度センサ10の温度情報で制御部9が捉えると、蒸らし工程に移行する。
米を十分にαでんぷん化したごはんに変化させるには98℃以上の温度を20分以上保つ必要があり、また、蒸らし工程中には温度が下がらないように加熱を行う必要がある。すなわち、沸騰から水が無くなるまでの時間と蒸らし工程において、この条件を十分に満足させる必要がある。
従来の炊飯器では、図4に示すように底誘導加熱手段6で内鍋2底部を加熱(d)し、底部に残る余剰な蒸気を上部に追い出すとともに、この蒸気が通過することによって上部の米の温度を保つようにしていた。
しかし、この方式では底部が焦げるため、間欠的に数回微量な加熱しかできなかった。このため上部に追い出された蒸気は次の間欠加熱までの間に温度が下がり、ごはん表面に結露してべとつかせ、上部の温度が維持できないために、ごはんの粒の芯までふっくらとしない問題があった。
これに対して本発明では、蒸らし工程に入ると、制御部9の高温化制御手段11が動作する。この動作を一例の加熱電力、加熱時間を示して説明する。
まず、底誘導加熱手段6で1000W−10秒間の加熱(b)を行い、内鍋2底部のごはんの余剰な蒸気を追い出す。追い出された蒸気は上部のごはんの間を通って内鍋2の上部空間に達する。この空間はフタ3によって覆われ、シールパッキン4で閉塞されているので、蒸気口5のみが唯一の蒸気が外気へ逃げる道となっている。蒸気口5は小さな穴であるので、内鍋2内部の圧力が高まった分だけ蒸気を外気に噴出するが、内鍋2とフタ3で閉塞された空間にも多量の蒸気を残している。
高温化制御手段11は、先の底誘導加熱手段6の通電から30秒経過すると側面誘導加熱手段7で800W−30秒間の加熱(c)を行い、内鍋2の側面部を加熱する。このとき内鍋2の側面部には水もごはんもないので、加熱されて例えば130℃になる。こもった蒸気は温度が下がってごはん表面に結露する前にこの内鍋2の側面に触れて高温化し、高温化した蒸気によって上層のごはんが高温を維持する。以降、蒸らし工程中は温度センサ10の温度情報を基に前記底誘導加熱手段6と側面誘導加熱手段7の加熱が間欠的に行われ、蒸らし工程中常に高温が維持される。
やがて、既定の時間が来ると蒸らしを終了するが、本実施例ではごはんの完全αでんぷん化に必要な規定時間となって高温化制御手段11の加熱動作を終了して数分経過してから蒸らしを終了したことを使用者に知らせる表示、報知をするようにしている。これは高温化した蒸気が内鍋2内にこもった状態で、使用者がフタ3を開けたときの危険を防ぐためである。
以上、一連の動作によって、底部の余剰な蒸気が追い出され、底部がべとつくことがなく、また、上部が高温蒸気によって加熱され、温度低下によるごはん芯部の硬さのないふっくらしたごはんを得ることができる。
また、内鍋2内にこもった蒸気の結露により上部のごはんがべとつくこともなく、底部のごはんが焦げ付くこともない。
以上のように本発明では、内鍋2の底部を誘導加熱する底誘導加熱手段6と、内鍋2の側面部を誘導加熱する側面誘導加熱手段7を個別に制御する制御部9を設け、蒸らし工程時に底誘導加熱手段6で内鍋2の底部を加熱して内鍋2底部のごはんの余剰蒸気を追い出す動作と、側面誘導加熱手段7で前記底誘導加熱手段6に比べて長い時間内鍋2の側面を加する動作を間欠的に繰り返し、前記内鍋2底部から追い出された余剰蒸気を前記側面誘導加熱手段7で加熱された内鍋2の側面で高温化し、該高温化した蒸気によって内鍋2上層のごはんを高温に維持する高温化制御手段11を制御部9に設けたので、内鍋2底部の余剰な蒸気は上部に追い出され、表面も高温に維持されて上下均一で十分な蒸らし効果が得られるものである。


また、これによって底部の加熱のみで蒸らし中の温度を維持する方式に比べて底部の焦げが生じにくく、かつ、表面までふっくらと仕上げることができるものである。
さらに、別容器で外部から蒸気を供給する方式のように、余剰な蒸気でべとつくことがなく、別容器に水を入れる手間も必要ないものである。
なお、本実施例では蒸気口5を穴としたが、調圧のための機構を設けたり、穴を閉塞する機構を設けて、内鍋2の底部から出て内鍋2内にこもった蒸気が外気に少しでも逃げにくくすると、さらに効果的である。
本発明の炊飯器の断面図である。 同炊飯器の回路構成図である。 同炊飯器の炊飯から蒸らし工程までの動作説明図である。 従来の炊飯器の炊飯から蒸らし工程までの動作説明図である。
符号の説明
1 本体
2 内鍋
3 フタ
4 シールパッキン
5 蒸気口
6 底誘導加熱手段
7 側面誘導加熱手段
8 操作部
9 制御部
10 温度センサ
11 高温化制御手段

Claims (1)

  1. 本体と、本体内に着脱自在に収納される内鍋と、内鍋と本体の上部を覆うフタと、内鍋の底部を誘導加熱する底誘導加熱手段と、内鍋の側面部を誘導加熱する側面誘導加熱手段と、底誘導加熱手段、側面誘導加熱手段の加熱を個別に制御する制御部を有する炊飯器において、蒸らし工程時に底誘導加熱手段で内鍋の底部を加熱して内鍋底部のごはんの余剰蒸気を追い出す動作と、側面誘導加熱手段で前記底誘導加熱手段に比べて長い時間内鍋の側面を加する動作を間欠的に繰り返し、前記内鍋底部から追い出された余剰蒸気を前記側面誘導加熱手段で加熱された内鍋の側面で高温化し、該高温化した蒸気によって内鍋上層のごはんを高温に維持する高温化制御手段を制御部に設けたことを特徴とする炊飯器。
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