JP4177978B2 - 給紙カセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機などの画像形成装置に備えられた給紙カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機などの画像形成装置において用紙を給紙カセットにセットする際、用紙の幅方向をガイドするためにサイドフェンスを用紙両端部に、用紙の搬送方向をガイドするためにバックフェンスを用紙後端部に設置する。通常、用紙は用紙パック開封後すぐに給紙カセットにセットされるため、幅及び搬送方向とも揃っており、サイドフェンス、バックフェンスの設置は容易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既に片面を印刷した用紙の裏面を使用する場合や、一度用紙パックを開封した後に放置されていた用紙を使用する場合は、幅及び搬送方向ともに端面が揃っていないことがある。用紙の端面が不揃いのまま給紙カセットにセットすると、用紙自身の自重と紙面の摩擦により各々の用紙は自由に移動することができず、無理に揃えようとすると端部を潰したり折り曲げてしまう恐れがある。
【0004】
また、端面が不揃いの用紙をセットすると、サイドフェンスやバックフェンスは規定の位置でガイドすることができず、スキュ−や横ずれなどの問題が発生する。
【0005】
本発明は、用紙の紙面摩擦を軽減し、サイドフェンスの操作により容易に用紙端部を揃えられる機構を有する給紙カセットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、カセット本体に下端部が軸支され、内部に1対のサイドフェンスを有し、サイドフェンスの上端部開口で形成される給紙口が、水平方向に向き給紙が可能となる第一の姿勢と、給紙口が上方に向き用紙のセットが可能となる第二の姿勢とに旋廻する用紙ホルダを備え、サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に開くように揺動する給紙カセットであることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、カセット本体に下端部が軸支され、内部に1対のサイドフェンスを有し、サイドフェンスの上端部開口で形成される給紙口が、水平方向に向き給紙が可能となる第一の姿勢と、給紙口が上方に向き用紙のセットが可能となる第二の姿勢とに旋廻する用紙ホルダを備え、サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に最大に開くようにスプリングにより付勢され、且つ用紙の幅を規制した位置にてロック可能な機構を備えた給紙カセットであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第一の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した斜視図であり、図2は第一の姿勢を示した斜視図である。
【0011】
カセット本体1内に設けられた軸受け部5に取り付けられた用紙ホルダ2は、支軸6を中心に旋廻可能な構造となっている。また、用紙ホルダ2は、その内部にあって幅方向両端部に1対のサイドフェンス3を有している。サイドフェンス3は図1の上方から見た場合にコ字状となっている。1対のサイドフェンス3の上端面で給紙口が形成される。
【0012】
図1は用紙セットのため用紙ホルダ2を、給紙口を上に向けて立てた第二の姿勢を示している。このときスライドガイド4に沿って用紙の幅方向に水平にスライド可能なサイドフェンス3は、シ−ト束Sの幅Wよりも十分広く開いた位置に設置しておく。シ−ト束Sは図1に矢印で示したように用紙ホルダ2の給紙口よりセットされる。
【0013】
ここでセットするシ−ト束Sの積載量は、シ−ト束Sの高さHがサイドフェンス3の内幅hよりも少なくなる積載量とする。用紙ホルダ2にセットされたシ−ト束Sは、サイドフェンス3をスライドすることにより幅が揃えられる。サイドフェンス3のスライド操作でシ−ト束Sの幅を揃えた後、図2に示すように用紙ホルダ2を給紙カセット内に倒し、給紙可能な第一の姿勢とする。
【0014】
底板部7は用紙ホルダ2を倒す際、シ−トが搬送方向にずれないように受ける役割を果たしている。また、面取り部8を用紙ホルダ2の給紙口に設けることにより、用紙のセットがより容易となる。
【0015】
図3は本発明の第二の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した斜視図である。図3に示すように用紙ホルダ2のサイドフェンス3を、用紙ホルダ2の底板部7に設けた支軸9を旋廻支点として、給紙口の幅が最大まで開くように揺動可能とした。サイドフェンス3の給紙方向寄りに設けた揺動ガイドピン10は、サイドフェンス3の旋回動作に合わせてスライドガイド4に円弧状に設けたガイド溝11に沿って移動するので、サイドフェンス3の揺動動作を滑らかに行うことができる。
【0016】
図4は本発明の第三の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した正面図であり、図4の(a)はサイドフェンスが閉じた状態、(b)はサイドフェンスが開いた状態を示している。
【0017】
底板部7を延長した支柱12上に設けられた直線状のガイド溝13に、組み合わせリンク14のピン15を移動させることにより、両側のサイドフェンス3の揺動動作を同時に滑らかに行うことができる。レバー16を上下に操作することにより、サイドフェンス3の開閉を片手で操作することができる。
【0018】
図5は本発明の第四の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した正面図であり、図5の(a)はサイドフェンスが閉じた状態、(b)はサイドフェンスが開いた状態を示している。
【0019】
図では裏側となるため破線で示されているが、底板部7の延長した支柱12に設けた直線状のガイド溝13に、組み合わせリンク14のピン15を移動させることにより、両側のサイドフェンス3の揺動動作を同時に行うことができ、且つ、リンク14の延長上に設けたレバー16とカセット本体1に取り付けたスプリング17により、サイドフェンス3は図5の(b)に示すように常に開いた状態に付勢されている。
【0020】
また、サイドフェンス3が開いた状態で、リンク14上のストッパ−ピン18を、底板部7を延長した支柱12に設けられたロック穴19に嵌めることにより、サイドフェンス3を図5の(a)に示すように閉じた状態に保持することができ、さらに、ストッパ−ピン18をロック穴19から抜くことで、スプリング17の付勢力によりサイドフェンス3を開いた状態にすることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、カセット本体に下端部が軸支され、内部に1対のサイドフェンスを有し、サイドフェンスの上端部開口で形成される給紙口が、水平方向に向き給紙が可能となる第一の姿勢と、給紙口が上方に向き用紙のセットが可能となる第二の姿勢とに旋廻する用紙ホルダを備えたので、既に片面を印刷した用紙や、用紙パック開封後に放置されたため端面が揃っていない用紙をセットする場合でも、第二の姿勢では用紙自身の自重や擦れによる紙面の摩擦が生じにくいので、サイドフェンスの操作により容易に端部を揃えることができる。また揃えた用紙を乱すことなく第一の姿勢に旋廻させ給紙することができる。
【0022】
本発明によれば、サイドフェンスは用紙ホルダに設けたスライドガイドに沿って用紙の幅方向に左右にスライドするので、セットされた用紙の端部を容易に揃えることができる。
【0023】
本発明によれば、サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に開くように揺動するので、最大に開いておけば用紙をセットする際、サイドフェンスの淵に引っ掛けることなく容易にセットができ、また、セットされた用紙の端部を容易に揃えることができる。
【0024】
本発明によれば、サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に最大に開くようにスプリングにより付勢され、且つ用紙の幅を規制した位置にてロック可能な機構を備えたので、ロックを解除することによりスプリングの力でサイドフェンスを最大に開くことができ、用紙のセットが容易にできる。また、セットされた用紙の端部を容易に揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第一の姿勢を示した斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した斜視図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した正面図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態に係る給紙カセットにおける用紙ホルダの第二の姿勢を示した正面図である。
【符号の説明】
1 カセット本体
2 用紙ホルダ
3 サイドフェンス
4 スライドガイド
5 軸受け部
6 支軸
7 底板部
8 面取り部
9 支軸
10 揺動ガイドピン
11 ガイド溝
12 支柱
13 ガイド溝
14 リンク
15 ピン
16 レバー
17 スプリング
18 ストッパ−ピン
19 ロック穴
Claims (2)
- カセット本体に下端部が軸支され、内部に1対のサイドフェンスを有し、サイドフェンスの上端部開口で形成される給紙口が、水平方向に向き給紙が可能となる第一の姿勢と、給紙口が上方に向き用紙のセットが可能となる第二の姿勢とに旋廻する用紙ホルダを備え、
前記サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に開くように揺動することを特徴とする給紙カセット。 - カセット本体に下端部が軸支され、内部に1対のサイドフェンスを有し、サイドフェンスの上端部開口で形成される給紙口が、水平方向に向き給紙が可能となる第一の姿勢と、給紙口が上方に向き用紙のセットが可能となる第二の姿勢とに旋廻する用紙ホルダを備え、
前記サイドフェンスは用紙ホルダの給紙方向後端部付近を旋廻支点とし、給紙口の幅が用紙の幅方向に最大に開くようにスプリングにより付勢され、且つ用紙の幅を規制した位置にてロック可能な機構を備えたことを特徴とする給紙カセット。
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JP2001303130A Expired - Fee Related JP4177978B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 給紙カセット |
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