JP4177768B2 - 情報公開支援システム、情報公開支援方法、サーバ装置およびそのプログラム - Google Patents

情報公開支援システム、情報公開支援方法、サーバ装置およびそのプログラム Download PDF

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Description

この発明は、種々の情報の公開を支援する情報公開支援システムと情報公開支援方法、および上記システムで使用されるサーバ装置とそのプログラムに関する。
昨今、牛海綿状脳症(BSE)の発覚、鳥インフルエンザウイルスの人体への感染、食品業者のずさんな製造管理による食中毒の発生、違法な農薬が使用された野菜の販売、食品表示に関する不祥事等が相次いだことから、安心して食べられる食材や食品を求める消費者が増えてきている。また、アレルギーを持つ体質の人は食品へのリスクが高いことがしばしば有り、アレルゲンを含む食品の摂取が生命に関わる人もいる。このような人々にとっては食品の原材料を知ることが大変重要であり、アレルゲンを含まない食材や食品が必要不可欠である。
一方、近年になり環境汚染物質排出・移動登録制度(以下、PRTR法)などの、情報公開を目的とする種々の法律が策定された。このような制度に従い、人々の健康や生態系に有害な虞のある特定の化学物質の排出量や移動量などの情報がインターネットなどで公開され始めている。これらの情報を、利用者は例えば食品を購入する際の判断材料にすることができる。このように、情報を公開するという事柄には、情報を公開すべき立場にある者(以下、公開者と称する)と、情報公開の対象となる者(すなわち情報を受け取る立場にある者、以下、対象者と称する)との2つの立場がある。
ところで、リスク情報に対する捉え方は、専門家と一般の人々とでは大きく異なる(例えば、非特許文献1を参照)。また、化学物質のリスクに関する情報公開は、ダイオキシン騒動に代表されるように社会的影響も大きく不必要な混乱を招く恐れもあるために、公開者は慎重にならざるを得ない。リスクという情報は非常に不確かであり、確かな結論とともに提供できる情報は少なく、また対象者が真に欲する情報は公開されないことが多い。不確実な情報には人々は大きな不安を感じるため、混乱も起こりやすい(例えば、非特許文献2を参照)。
安全が自然科学的知見から証明されるものであるのに対して、安心は人々がそれぞれに解釈・判断するものであるため、或る人にとっては安心できる情報でも、別の人にとっては必ずしも安心できるとは限らない。このように、一人一人の対象者にとって安心できる情報は異なり、またリスク情報の計算方法やアプローチは専門家の各専門分野により異なるのが現状である。対象者に有用な情報を公開しなければならない立場にある組織機関は、検討を重ねたうえで情報を公開しているが、対象者のニーズに見合った情報が公開されているとは必ずしも言い難いことが多い。
対象者のニーズを把握するために、質問紙法などによるアンケート調査を行なうことも考えられる。しかしながらこのような社会調査にはそれなりの知識が必要とされ、経験を積んだ者でなければ結果を出すだけに留まり、その結果を活用することまでは難しい。
Flynn,J., Slovic,P., & Merts,C.K.Decidedly different : Expert and public views of risks from a radioactive waste repository. Risk Analysis,Vol.13,pp.643-648,1993
Slovic,P. Perception of risk, Science, Vol.236, pp.280-285,1987
既存の技術では、公開者にとっては、公開される情報の対象者がどのような人々であるか、どのような情報を欲しているのかなどといった事柄を理解することが難しい。よって現状では、公開者は公開すべき情報を主観的判断により取捨選択せざるを得ず、対象者および公開者の双方にとって不便であることから何らかの対策が切望されている。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、情報の受け側の立場に立った情報を公開者が簡易かつ効果的に公開できるようにし、これにより有用な情報公開に資する情報公開支援システム、情報公開支援方法、サーバ装置およびそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、サーバ装置と、このサーバ装置に通信ネットワークを介して接続可能な端末装置とを具備する情報公開支援システムにあって、前記端末装置から、収集した複数の回答者のアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する。
一方、前記サーバ装置には、前記アンケートごとに算出される複数の回答者による回答傾向を蓄積する回答傾向データベースと、前記回答傾向データベースに順次蓄積される回答傾向ごとに前記回答者を特徴づける属性を対応付けて記憶する属性データベースと、前記属性ごとに前記情報要求傾向データを対応付けて記憶する情報要求傾向データベースとを備える。
そしてサーバ装置において、前記端末装置から送信されたアンケートの回答から当該アンケートに対する前記複数の回答者の回答傾向を統計的に算出し、前記回答傾向データベースに登録する。また、新規アンケートに対して算出された新規回答傾向に該当する属性を前記属性データベースを検索して取得し、属性が取得できた場合にはこの取得された属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから抽出する。そして、この抽出された情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信するようにしたものである。
このような手段により、複数の回答者の属性がアンケートの回答結果に基づいて算出され、その属性に応じた情報の要求傾向が情報公開者に返送される。従って情報を公開すべき立場にある組織や機関に所属する公開者は、対象者の求める情報の傾向を的確に把握することが可能となる。すなわち公開者は、対象者がどのような情報を欲しているのかを、その対象となる領域に関して用意されるアンケートの回答から例えば統計的手法(多変量解析など)により把握することができるようになる。これにより公開者は、アンケート調査手法に関する知識を持たなくとも、システムにアンケート回答を与えることにより対象者である群(市区町村民都道府県民、国民、消費者など)の属性および情報要求傾向を瞬時に把握することができる。従って情報の受け手の立場にたった情報公開を実施することができ、有用な情報公開に資することが可能になる。
また本発明では、前記検索手段において前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合には、当該検索手段により前記一定の基準とは異なる基準のもとで前記新規回答傾向に相当する第二の属性を前記属性データベースを検索して取得するようにし、前記登録手段より、当該新規回答傾向に該当する新規属性を生成して追加用の属性データベースに追加登録するようにした。
このような手段により、算出された回答傾向に該当する属性がデータベースに存在していない場合、その回答傾向に対する属性が新規に設定され、追加用の属性データベースに新規に登録される。さらに、属性データベースが別の基準のもとで検索されるため、回答傾向に基づくいわば第二の特徴が捉えられ、第二の属性が抽出される。従って、ほぼ全ての回答傾向から回答者の属性を抽出することが可能になる。
また本発明では、前記サーバ装置に、前記アンケートの対象領域ごとに複数の質問項目を対応付けて記憶する質問項目データベースをさらに設ける。そして、サーバ装置において、対象領域を指定した質問項目の取得要求を端末装置から受け付け、取得要求により指定された対象領域に該当する質問項目を前記質問項目データベースから読み出して端末装置に返送するようにしている。
これにより公開者は、返送された質問項目を用いてアンケート用紙を作成したり、またWWW(World Wide Web)上にアンケートを公開するためのHTML(HyperText Markup Language)データを作成したりすることができる。質問項目は、例えば食に関する領域、、または環境問題に関する領域などのように、複数の領域ごとに予め用意される。これにより公開者は、公開しようとする情報に適したアンケートを行なうことが可能になる。また、公開者が新しい領域に関しての情報公開を検討する際にも、新たにアンケートを作成する手間を省くことができる。特に、質問項目データベースに、対象領域ごとに分類されるリスク情報に則した質問項目を記憶するようにすることで、リスク情報の公開に資することが可能になる。
さらに本発明では、前記回答傾向データベースの内容と、前記属性データベースの内容と、前記情報要求傾向データベースの内容とを、前記アンケートの結果や、例えば通信ネットワークを利用した公開調査などの結果を利用して随時更新するようにしている。これにより、時代や状況に応じて変化する情報要求傾向を反映することができる。しかもデータベースの更新処理はサーバ装置側において、定期的かつ自動的に実施できるため、システム管理者に負担をかけることなくメンテナンスを容易に実施することができる。
本発明によれば、情報の受け手の立場に立った情報を公開者が簡易かつ効果的に公開できるようになり、これにより有用な情報公開に資する情報公開支援システム、情報公開支援方法、サーバ装置およびそのプログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる情報公開支援システムの第1の実施形態を示す概略構成図である。この情報公開支援システムは、複数の利用者端末TM1〜TMnを通信ネットワークNWを介してセンタサーバCSVに接続可能としたものである。利用者端末TM1〜TMnは、人々の安心に関わる情報を公開すべき組織や機関などに所属する公開者(あるいは情報公開を予定する者)により操作される。
通信ネットワークNWは、例えばインターネットに代表されるコンピュータ・ネットワークと、上記利用者端末TM1〜TMnをこのコンピュータ・ネットワークに接続するための各種加入者ネットワークとから構成される。加入者ネットワークは、PSTN(Public Switched Telephone Network)やISDN(Integrated Service Digital Network)等の有線加入者ネットワーク、移動通信ネットワーク、CATV(Cable Television)ネットワーク等の公衆ネットワークを含み、さらにLAN(Local Area Network)等の企業内通信ネットワークも含む。
利用者端末TM1〜TMnは、例えば固定電話機、パーソナル・コンピュータ、携帯電話機やPDA等の移動通信端末、及びテレビジョン端末からなり、いずれも上記センタサーバCSVとの間で通信するために必要なインターネットアクセス機能とブラウザ機能を有する。センタサーバCSVは例えばWWWサーバである。
図2は図1のセンタサーバCSVの機能構成を示すブロック図である。図2においてセンタサーバCSVは、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)10を備える。このCPU10には、バス11を介してプログラムメモリ12と、データメモリ13と、通信インタフェース14がそれぞれ接続される。
通信インタフェース(通信I/F)14は、CPU10の制御の下、利用者端末TM1〜TMnとの間で通信ネットワークNWにより規定される通信プロトコルに従い通信を行う。
データメモリ13は記憶媒体として例えばハードディスク、フラッシュメモリ、RAMを使用したもので、質問項目データベース(質問項目DB)13aと、質問回答傾向データベース(質問回答傾向DB)13bと、属性データベース(属性DB)13cと、情報要求傾向データベース(情報要求傾向DB)13dと、追加属性データベース(追加属性DB)13eとを備える。
質問項目DB13aには、対象者が関心を持つと想定される、例えば食に関する領域や環境問題などの領域ごとに複数の質問項目が対応付けられ、予め格納される。これらの質問項目を用いて、対象者の感心を具体的に把握するためのアンケートが作成される。アンケートの回答者は、すなわち情報を公開すべき対象者である。
質問回答傾向データベース13bには、アンケートが実施されるごとに当該アンケートにつき算出される回答傾向が蓄積される。回答傾向とは、質問項目ごとに、複数のアンケート回答者の回答の結果が示す割合を示すデータである。
属性データベース13cには、質問回答傾向データベース13bに蓄積される回答傾向ごとに、その回答傾向を示す回答者を特徴づける属性が対応付けて記憶される。特に、この属性データベース13cには、単に人々の人口統計データ(性別、年齢など)だけでなく、例えば個々人の情報収集傾向やアレルギーの有無、知識量、社会的な立場、経験、価値観・世界観なども区別し得る属性情報が格納される。属性情報は、例えば「情報収集傾向が高い。特に、食品アレルギーに関する関心が高い」などというかたちで定義される。このような属性は、アンケートに示される質問項目およびその回答結果により把握することができる。
このような情報を属性データベース13cに蓄積することにより対象者を幅広く捉えることができ、既存の技術では捉えることの難しかった対象者の特徴を細かく捉え、例えば地域ごとに異なる関心などを比較することも可能となる。
情報要求傾向DB13dには、属性データベース13cに格納される属性ごとに、要求の度合いが高いと想定される情報の傾向を示す情報要求傾向データが対応付けて記憶される。追加属性データベース(属性DB)13eは、新たに生成された属性を登録するためのデータベースである。
プログラムメモリ12には、この発明を実施するためのプログラムとして、質問項目読み出しプログラム12aと、算出処理プログラム12bと、登録処理プログラム12cと、抽出処理プログラム12dとが格納される。
質問項目読み出しプログラム12aは、情報公開の対象とする領域を指定した質問項目の取得要求を利用者端末から受け付け、この取得要求において指定される対象領域に該当する質問項目を質問項目データベース13aから読み出す。この読み出された質問項目は、要求元の利用者端末に返送される。利用者端末のユーザ(すなわち公開者)は、返送された質問項目を用いて紙ベースのアンケート用紙、あるいはネットワーク上に公開すべきアンケートデータを生成する。
算出処理プログラム12bは、実施されたアンケートの回答結果が利用者端末などから与えられると、このアンケートに対する複数の回答者の回答傾向を、例えば多変量解析などの統計的手法により算出する。その結果は、登録処理プログラム12cに渡される。
登録処理プログラム12cは、算出処理プログラム12bにより算出された回答傾向を質問回答傾向データベース13bに登録し、記憶させる。すなわち、アンケートが実施される毎に、回答者の回答傾向が算出されて順次質問回答傾向データベース13bに蓄積される。
抽出処理プログラム12dは、アンケートの回答者の要求する情報の傾向を示す情報要求傾向データを、当該アンケートの回答傾向に基づいて抽出する。この抽出された情報要求傾向データは、通信ネットワークNWを介して要求元の利用者端末に送信される。
すなわち抽出処理プログラム12dは、検索処理ルーチン12eと、情報要求傾向取得ルーチン12fとを備える。検索処理ルーチン12eにおいては、アンケートの実施ごとに、算出された(すなわち新規な)回答傾向に該当する属性が、一定の基準のもとで属性データベース13cを検索することにより取得される。情報要求傾向取得ルーチン12fにおいては、検索処理ルーチン12eにより新規回答傾向に該当する属性が取得された場合に、当該取得された属性に対応する情報要求傾向データが、情報要求傾向データベース13dから取得される。次に、以上のように構成された情報公開支援システムの動作を説明する。
図3は、図2のセンタサーバCSVにより実施される処理の基本的手順を示すフローチャートである。図3においてセンタサーバCSVは、端末装置から与えられるアンケートの回答を用いて質問回答傾向を解析する(ステップSA)。次にセンタサーバCSVは、属性データベース13cの内容を参照し、解析の結果得られた質問回答傾向とのマッチング処理を行う(ステップSB)。そしてセンタサーバCSVは、得られた属性と情報要求傾向データベース13dの内容とのマッチング処理を実施し、アンケートごとに回答者の情報要求傾向を抽出する(ステップSC)。
図4は、図3のステップSAの詳細な処理手順を示すフローチャートである。図4においてアンケートの質問結果が入力されると(ステップA1)、センタサーバCSVは回答回答傾向の解析処理を開始する(ステップA2)。解析が正常に完了すると(ステップA3でYes)、解析結果が例えば端末装置のモニタ画面などに出力され(ステップA4)、質問回答傾向データベース13bに質問回答傾向が登録される(ステップA5)。そののち、全ての結果が出力される(ステップA6)。
解析が正常に完了しなければ(ステップA3でNo)その原因が調査され、回答数が統計的に充分であるか、または回答の入力形式が所定のフォーマットに従っているかなどが判定される(ステップA7,A8)。回答数が充分でなければ、「データ不足で解析できません」というメッセージがモニタ画面に表示され、その旨が公開者に通知される。入力フォーマットが不正であれば、「データ入力が不適で解析できません」というメッセージがモニタ画面に表示され、その旨が公開者に通知される。いずれの要因でもなければ、「解析できません」というメッセージがモニタ画面に表示され、何らかのエラーが生じたことが公開者に通知される。
図5は、図3のステップSBの詳細な処理手順を示すフローチャートである。図5において処理が開始されると、まず回答傾向の解析結果の有無が調べられ(ステップB1)、無ければその旨を示すメッセージが出力されて処理が完了する(ステップB6)。解析結果が有れば、その結果をキーとして属性データベース13cが検索される(ステップB3)。回答傾向に該当する属性が属性データベース13cに有れば(ステップB4でYes)、その属性が読み出されて次のルーチンに渡される(ステップB6)。
一方、回答傾向に該当する属性が属性データベース13cに無ければ(ステップB4でNo)、この回答傾向に該当する新たな属性が生成され、追加属性データベース13eに登録される(ステップB7)。次に、回答傾向の算出処理に当初用いられた基準とは異なる基準で算出された第二の回答傾向に該当する属性の有無が判定される(ステップB8)。該当する属性が有れば、この第二の回答傾向に該当する属性が第二属性として出力される(ステップB9)。第二の回答傾向に対しても該当する属性が見つからなければ、「属性が特定できないため分析できません」というメッセージが出力される(ステップB10)。
図6は、図3のステップSCの詳細な処理手順を示すフローチャートである。図6において、センタサーバCSVは、まず回答傾向に該当する属性が出力されているか否かを判定し(ステップC1)、出力されていればその属性をキーとして情報要求傾向データベース13dを検索する。その結果、属性に該当する情報要求傾向が得られれば、そのデータを情報要求傾向データとして出力し、要求元の端末装置に返送する(ステップC3)。
一方、ステップC1で属性が出力されていなければ、センタサーバCSVはその旨のメッセージを出力し(ステップC5)、次いで回答傾向の出力の有無を判定する(ステップC6)。回答傾向が出力されている場合に限り、その結果が出力される(ステップC7)。
図7は、図1のシステムにおける情報要求傾向データの抽出に係わる処理の第1の例を示す模式図である。図7において、情報公開担当者は、質問項目データベース13aから質問項目を取得し、質問紙を作成する。質問項目は対象となる領域毎に用意され、よって公開しようとする情報に適したアンケート分析を行なうことが可能となる。
公開者は、情報公開の対象者に対して無作為抽出によるアンケート調査を行う。アンケートにより得られた回答を用いて回答傾向が解析され、当該アンケートに関わる回答者の回答傾向が算出される。この回答傾向は質問回答傾向データベース13bに保存された後、属性データベース13cに格納されている該当属性タイプを抽出するために用いられる。ここで、新規アンケートに対する解析の結果得られた回答傾向が既存の回答傾向と一致する場合、属性データベース13cの検索処理(マッチング処理)を瞬時に開始することができ、結果を迅速に提供することが可能になる。
属性データベース13cに格納される属性のうち、タイプXに該当する属性が回答傾向にマッチすると判断されると、この属性タイプXに該当する情報要求傾向パターンXが情報要求傾向データベース13dから取得され、情報公開担当者の端末装置に向け返送される。
図8は、図3のフローチャートの各手順において用いられる情報を示す模式図である。図8において、公開者は「食に関する領域」や「生活環境における領域」などといった対象領域を指定し、質問項目を入手する。これにより作成されたアンケートの結果がシステムに入力されると、そのアンケートに対する複数の回答者の回答傾向が算出される。図8の回答傾向によれば、例えばアンケートの問1には2を回答する回答者が最も多い(52%)ことが示される。また、問2に対しては、1を回答する回答者が際立って多い(85%)ことが示される。このような回答傾向から、回答者の属性を判定することができる。この属性に基づいて、回答者の欲する情報の傾向が検索され、その結果が公開者の端末装置に返送される。
図9は、図1のシステムにおける情報要求傾向データの抽出に係わる処理の第2の例を示す模式図である。図9においては、算出された回答傾向に該当する属性が属性データベース13cに格納されていない場合、その回答傾向に対する属性をX(Xは任意)とし、新たに追加属性データベース13eに蓄積するようになっている。さらに属性データベース13cから、回答傾向に基づいて抽出される第二の特徴を捉え、この第二の特徴に相当する第二属性を抽出するようになっている。このような構成により、ほぼ全ての回答傾向から該当する属性を抽出することが可能となる。
以上述べたように本実施形態では、予め用意される質問項目に則したアンケートの結果を解析し、回答者の回答傾向を得る。この回答傾向から回答者の属性を算出し、この属性に基づいて情報公開の対象者の情報要求傾向を抽出するようにしている。これにより、社会的影響が特に大きいと懸念されるリスク情報も含めた情報公開に対して、市区町村民、あるいは都道府県民、あるいは国民などといった幅広い属性に応じた情報要求傾向を把握することができる。従って公開者は、特定された一部のターゲットユーザではなく、広く一般に向けてどのような情報を公開すれば良いのかという情報を簡易かつ効果的に得ることが可能になる。
すなわち本実施形態によれば、人々の安心に関わる情報を公開しようとしている組織、機関に所属している公開者は、情報を公開する対象となる人々(対象者)がどのように特徴付けられる人々(属性)であり、どのような情報を欲するのかということ(情報要求傾向)を、特別な社会調査手法を用いることなく、領域毎に区分された質問項目によるアンケート調査の回答をシステムに与えるだけで把握することができる。これにより、既存の技術では一様に捉えざるを得なかった対象者に対し、その要求傾向に沿った情報を公開することが可能になる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明に係わる情報公開支援システムの第2の実施形態を示す概略構成図である。なお図10において図1と共通する部分には同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、通信ネットワークNWにデータベース更新サーバDSV1〜DSVmが設けられることが特徴的である。
図11は、図10のデータベース更新サーバDSVの機能構成を示すブロック図である。図11においてデータベース更新サーバDSVは、CPU20を備える。このCPU20には、バス21を介してプログラムメモリ22と、データメモリ23と、通信インタフェース24がそれぞれ接続される。通信インタフェース(通信I/F)24は、CPU20の制御の下、利用者端末TM1〜TMnとの間で通信ネットワークNWにより規定される通信プロトコルに従い通信を行う。
データメモリ23は記憶媒体として例えばハードディスク、フラッシュメモリ、RAMを使用したもので、新規情報要求傾向データベース(新規情報要求傾向DB)23aと、新属性データベース(新属性DB)23bと、新回答傾向データベース(新回答傾向DB)23cとを備える。
プログラムメモリ12には、この発明を実施するためのプログラムとして、更新処理制御プログラム22aが格納される。更新処理制御プログラム22aは、アンケートの実施の結果、新規に得られた情報要求傾向と、属性と、回答傾向とを、新規情報要求傾向データベース23a、新属性データベース23b、新回答傾向データベース23cとにそれぞれ格納する。そして更新処理制御プログラム22aは、新規情報要求傾向データベース23a、新属性データベース23b、新回答傾向データベース23cに一定量のデータが蓄積されると、その内容に基づいて図2の情報要求傾向データベース13d、属性データベース13c、質問回答傾向データベース13bの内容を更新する。
図12は、図10のシステムにおけるデータベース更新に係わる処理の一例を示す模式図である。図12において、質問項目データベース13aに存在する質問項目に基づくアンケートの結果に基づき得られた新規の情報は、新規情報要求傾向データベース23a、新属性データベース23b、新回答傾向データベース23cにそれぞれ蓄積される。そして、これらのデータベースに蓄積される情報に基づいて、質問回答傾向データベース13b、属性データベース13c、情報要求傾向データベース13dに蓄積される情報が随時更新される。このような処理により、時代や状況に応じて変化する情報要求傾向が各データベースの内容に反映される。さらに、データベースの更新処理は定期的かつ自動的に実施されるため、システム管理者や情報公開担当者に負担をかけずにメンテナンスが容易である。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係わる情報公開支援システムの第1の実施形態を示す概略構成図。 図1のセンタサーバCSVの機能構成を示すブロック図。 図2のセンタサーバCSVにより実施される処理の基本的手順を示すフローチャート。 図3のステップSAの詳細な処理手順を示すフローチャート。 図3のステップSBの詳細な処理手順を示すフローチャート。 図3のステップSCの詳細な処理手順を示すフローチャート。 図1のシステムにおける情報要求傾向データの抽出に係わる処理の第1の例を示す模式図。 図3のフローチャートの各手順において用いられる情報を示す模式図。 図1のシステムにおける情報要求傾向データの抽出に係わる処理の第2の例を示す模式図。 本発明に係わる情報公開支援システムの第2の実施形態を示す概略構成図。 図10のデータベース更新サーバDSVの機能構成を示すブロック図。 図10のシステムにおけるデータベース更新に係わる処理の一例を示す模式図。
符号の説明
NW…通信ネットワーク、CSV…センタサーバ、DSV1〜DSVm…データベース更新サーバ、TM1〜TMn…利用者端末TM、10…中央処理ユニット(CPU)、11…バス、12…プログラムメモリ、12a…質問項目読み出しプログラム、12b…算出処理プログラム、12c…登録処理プログラム、12d…抽出処理プログラム、12e…検索処理ルーチン、12f…情報要求傾向取得ルーチン、13…データメモリ、13a…質問項目データベース、13b…質問回答傾向データベース、13c…属性データベース、13d…情報要求傾向データベース、13e…追加属性データベース、14…通信インタフェース、20…中央処理ユニット(CPU)、21…バス、22…プログラムメモリ、22a…更新処理制御プログラム、23…データメモリ、23a…新規情報要求傾向データベース、23b…新属性データベース、23c…新回答傾向データベース、24…通信インタフェース

Claims (15)

  1. サーバ装置と、このサーバ装置に通信ネットワークを介して接続可能な端末装置とを具備し、
    前記端末装置は、
    収集された複数の回答者のアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する手段と、
    前記サーバ装置から返送される情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して受信する手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置から送信されたアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して受信する手段と、
    前記受信されたアンケートの回答から当該アンケートに対する前記複数の回答者の回答傾向を統計的に算出する算出手段と、
    前記回答者の要求する情報の傾向を示す情報要求傾向データを前記算出手段により算出された回答傾向に基づいて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信する手段と
    前記算出手段により前記アンケートごとに算出される複数の回答者による回答傾向を順次蓄積する回答傾向データベースと、
    前記回答傾向データベースに順次蓄積される回答傾向ごとに前記回答者を特徴づける属性を対応付けて記憶する属性データベースと、
    前記属性ごとに前記情報要求傾向データを対応付けて記憶する情報要求傾向データベースと、
    前記算出手段により新規アンケートに対して算出された新規回答傾向を前記回答傾向データベースに登録する登録手段とを備え、
    前記抽出手段は、
    一定の基準のもとで前記新規回答傾向に該当する属性を、前記属性データベースを検索して取得する検索手段と、
    前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性が取得された場合に、当該取得された属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得する取得手段とを備え、
    前記検索手段は、前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、前記一定の基準とは異なる基準のもとで前記新規回答傾向に相当する第二の属性を前記属性データベースを検索して取得し、
    前記登録手段は、前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、当該新規回答傾向に該当する新規属性を生成して追加用の属性データベースに追加登録し、
    前記取得手段は、前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、前記検索手段が取得した第二の属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得することを特徴とする情報公開支援システム。
  2. 前記サーバ装置は、さらに、
    前記アンケートの対象領域ごとに複数の質問項目を対応付けて記憶する質問項目データベースと、
    前記端末装置からの前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を受け付ける手段と、
    前記取得要求により指定された対象領域に該当する質問項目を前記質問項目データベースから読み出す手段と、
    前記読み出された質問項目を前記要求元の端末装置に返送する手段とを備え、
    前記端末装置は、さらに
    前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を前記サーバ装置に送信する手段と、
    前記サーバ装置から返送される質問項目を受信する手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報公開支援システム。
  3. 前記質問項目データベースは、前記対象領域ごとに分類されるリスク情報に則した質問項目を記憶することを特徴とする請求項に記載の情報公開支援システム。
  4. さらに、前記回答傾向データベースの内容と、前記属性データベースの内容と、前記情報要求傾向データベースの内容とを、前記アンケートの結果に応じて更新する更新手段を具備することを特徴とする請求項に記載の情報公開支援システム。
  5. 端末装置とサーバ装置との間で通信ネットワークを介して通信を行うことにより、公開すべき情報の傾向を抽出する情報公開支援方法であって、
    前記端末装置が、収集された複数の回答者のアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信するステップと、
    前記端末装置が、前記サーバ装置から返送される情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して受信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記端末装置から送信されたアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して受信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記受信したアンケートの回答から当該アンケートに対する前記複数の回答者の回答傾向を統計的に算出する算出ステップと、
    前記サーバ装置が、前記回答者の要求する情報の傾向を示す情報要求傾向データを前記算出ステップで算出した回答傾向に基づいて抽出する抽出ステップと、
    前記サーバ装置が、この抽出ステップで抽出した情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信ステップと、
    前記サーバ装置が、前記算出ステップで前記アンケートごとに算出した複数の回答者による回答傾向を順次蓄積する回答傾向データベースに、当該算出ステップで新規アンケートに対して算出した新規回答傾向を登録する登録ステップとを備え、
    前記抽出ステップは、
    前記サーバ装置が、前記回答傾向データベースに順次蓄積される回答傾向ごとに前記回答者を特徴づける属性を対応付けて記憶する属性データベースを検索して、一定の基準のもとで前記新規回答傾向に該当する属性を取得する検索ステップと、
    この検索ステップで前記新規回答傾向に該当する属性を取得できれば、前記サーバ装置が、前記属性ごとに前記情報要求傾向データを対応付けて記憶する情報要求傾向データベースから当該取得した属性に対応する情報要求傾向データを取得する取得ステップとを備え、
    前記検索ステップは、
    前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記サーバ装置が、前記一定の基準とは異なる基準のもとで前記新規回答傾向に相当する第二の属性を前記属性データベースを検索して取得するステップを備え、
    前記登録ステップは、
    前記検索ステップで前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記サーバ装置が、当該新規回答傾向に該当する新規属性を生成して追加用の属性データベースに追加登録するステップを備え、
    前記取得ステップは、
    前記検索ステップで前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記サーバ装置が、前記第二の属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得するステップを備えることを特徴とする情報公開支援方法。
  6. さらに、
    前記端末装置が、前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記端末装置からの前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を受け付けるステップと、
    前記アンケートの対象領域ごとに複数の質問項目を対応付けて記憶する質問項目データベースから、前記取得要求により指定された対象領域に該当する質問項目を、前記サーバ装置が読み出すステップと、
    前記サーバ装置が、前記読み出した質問項目を前記要求元の端末装置に返送するステップと、
    前記端末装置が、前記サーバ装置から返送される質問項目を受信するステップとを備えることを特徴とする請求項5に記載の情報公開支援方法。
  7. 前記質問項目データベースは、前記対象領域ごとに分類されるリスク情報に則した質問項目を記憶することを特徴とする請求項6に記載の情報公開支援方法。
  8. さらに、前記回答傾向データベースの内容と、前記属性データベースの内容と、前記情報要求傾向データベースの内容とを、前記アンケートの結果に応じて前記サーバ装置が更新する更新ステップを具備することを特徴とする請求項5に記載の情報公開支援方法。
  9. 端末装置に通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置において、
    前記端末装置から送信されたアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して受信する手段と、
    前記受信されたアンケートの回答から当該アンケートに対する前記複数の回答者の回答傾向を統計的に算出する算出手段と、
    前記回答者の要求する情報の傾向を示す情報要求傾向データを前記算出手段により算出された回答傾向に基づいて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信する手段と
    前記算出手段により前記アンケートごとに算出される複数の回答者による回答傾向を順次蓄積する回答傾向データベースと、
    前記回答傾向データベースに順次蓄積される回答傾向ごとに前記回答者を特徴づける属性を対応付けて記憶する属性データベースと、
    前記属性ごとに前記情報要求傾向データを対応付けて記憶する情報要求傾向データベースと、
    前記算出手段により新規アンケートに対して算出された新規回答傾向を前記回答傾向データベースに登録する登録手段とを備え、
    前記抽出手段は、
    一定の基準のもとで前記新規回答傾向に該当する属性を、前記属性データベースを検索して取得する検索手段と、
    前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性が取得された場合に、当該取得された属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得する取得手段とを備え、
    前記検索手段は、前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、前記一定の基準とは異なる基準のもとで前記新規回答傾向に相当する第二の属性を前記属性データベースを検索して取得し、
    前記登録手段は、前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、当該新規回答傾向に該当する新規属性を生成して追加用の属性データベースに追加登録し、
    前記取得手段は、前記検索手段により前記新規回答傾向に該当する属性を取得できない場合に、前記検索手段が取得した第二の属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得することを特徴とするサーバ装置。
  10. さらに、前記アンケートの対象領域ごとに複数の質問項目を対応付けて記憶する質問項目データベースと、
    前記端末装置からの前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を受け付ける手段と、
    前記取得要求により指定された対象領域に該当する質問項目を前記質問項目データベースから読み出す手段と、
    前記読み出された質問項目を前記要求元の端末装置に返送する手段とを備えることを特徴とする請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 前記質問項目データベースは、前記対象領域ごとに分類されるリスク情報に則した質問項目を記憶することを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。
  12. さらに、前記回答傾向データベースの内容と、前記属性データベースの内容と、前記情報要求傾向データベースの内容とを、前記アンケートの結果に応じて更新する更新手段を具備することを特徴とする請求項9に記載のサーバ装置。
  13. 端末装置に通信ネットワークを介して接続可能でコンピュータにより情報の抽出に係わる処理を実行するサーバ装置で使用するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記端末装置から送信されたアンケートの回答を前記通信ネットワークを介して受信する処理と、
    前記受信したアンケートの回答から当該アンケートに対する前記複数の回答者の回答傾向を統計的に算出する算出処理と、
    前記回答者の要求する情報の傾向を示す情報要求傾向データを前記算出処理で算出した回答傾向に基づいて抽出する抽出処理と、
    この抽出処理で抽出した情報要求傾向データを前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信処理と、
    前記算出処理で前記アンケートごとに算出した複数の回答者による回答傾向を順次蓄積する回答傾向データベースに、当該算出処理で新規アンケートに対して算出した新規回答傾向を登録する登録処理とを実行させる命令を含み、
    前記抽出処理は、
    前記コンピュータが、前記回答傾向データベースに順次蓄積される回答傾向ごとに前記回答者を特徴づける属性を対応付けて記憶する属性データベースを検索して、一定の基準のもとで前記新規回答傾向に該当する属性を取得する検索手順と、
    この検索手順で前記新規回答傾向に該当する属性を取得できれば、前記コンピュータが、前記属性ごとに前記情報要求傾向データを対応付けて記憶する情報要求傾向データベースから当該取得した属性に対応する情報要求傾向データを取得する取得手順とを含み、
    前記検索処理は、
    前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記コンピュータが、前記一定の基準とは異なる基準のもとで前記新規回答傾向に相当する第二の属性を前記属性データベースを検索して取得する手順を含み、
    前記登録処理は、
    前記検索手順で前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記コンピュータが、当該新規回答傾向に該当する新規属性を生成して追加用の属性データベースに追加登録する手順を含み、
    前記取得手順は、
    前記検索処理で前記新規回答傾向に該当する属性を取得できなければ、前記コンピュータが、前記第二の属性に対応する情報要求傾向データを前記情報要求傾向データベースから取得する手順を含むことを特徴とするプログラム。
  14. さらに、前記コンピュータに、
    前記端末装置からの前記対象領域を指定した質問項目の取得要求を受け付ける処理と、
    前記アンケートの対象領域ごとに複数の質問項目を対応付けて記憶する質問項目データベースから、前記取得要求により指定された対象領域に該当する質問項目を、前記コンピュータが読み出す処理と、
    前記コンピュータが、前記読み出した質問項目を前記要求元の端末装置に返送する処理とを実行させる命令を含むことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. さらに、前記コンピュータに、
    前記回答傾向データベースの内容と、前記属性データベースの内容と、前記情報要求傾向データベースの内容とを、前記アンケートの結果に応じて更新する処理を実行させる命令を含むことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
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