JP4177535B2 - 搬送コンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、常に、清浄環境下で取り扱われるべき搬送対象物を、あるクリーンルームから、空気が浄化されていない通常環境を通過して、他のクリーンルームへ運ぶのに適した搬送コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本来、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の微細加工製品は、一つのクリーンルーム内で製造されるべきであるが、これらを収納したケースを、あるクリーンルームから、離れた他のクリーンルームに運ぶ必要がある場合がある。
このような場合には、従来は、搬送対象物の清浄度を保つために、ビニール等で密封し、また、振動による破損を避けるために、搬送対象物の間に発泡スチロールなどの緩衝材を入れてクッションとし、通常の車によって搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の技術のように、ビニール等で密封し、緩衝材を入れて搬送する方法では、大量の緩衝材を必要とし、それでもなお、外部からの振動に対して搬送対象物が損傷を受ける危険性があった。
また、搬送対象物をビニール等で密封したり、緩衝材を入れるのに手間がかかり、梱包に時間が掛かり過ぎるという欠点があった。
しかも、このようにしても、清浄度が完全に保てると言う保証はなく、さらに、コンテナ自身から発生する塵等による製品への影響が無視できない、という問題があった。
【0004】
本発明の課題は、一つのクリーンルームと、離れた他のクリーンルームとの間で高い清浄度を保ちながら、搬送対象物を、損傷の恐れなく、取り扱いが簡単で、短時間で運べる搬送コンテナを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定するものではない。
すなわち、請求項1の発明は、搬送対象物を収納したケースが受渡しされるべきクリーンルームの側に設けられたドアに対応して、そのドアとの間を密閉状態に保ちながら前記クリーンルーム側のドアと同時に開閉することができるドアを備え、クリーンルーム外で前記ケースを搬送するためのコンテナであって、前記ケース(9,9c)を載置する複数の棚板(29,49,59)と、前記棚板(29,49,59)を支持する支持柱(21,51)と、前記棚板(29,49,59)の下面側に配置され、前記ケース(9,9c)の上面(9t)を押圧して支持する支持具(23,50a)と、前記棚板(29,59)の下面と前記ケース(9,9c)の上面(9t)との間に設けられ、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第1の衝撃緩和手段(33,50a)と、前記棚板(29,49,59)の上面に設けられて前記ケース(9,9c)の下面に当接し、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第2の衝撃緩和手段(30,50b)と、前記コンテナの筐体(10,60)と前記支持柱(21,51)との間に組み込まれ、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第3の衝撃緩和手段(20,53)と、前記コンテナ内の空気をろ過するろ過手段(13)と、前記ろ過手段(13)を通過して前記コンテナ内の空気を循環させる循環手段(11)と、を含むことを特徴とする搬送コンテナである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の搬送コンテナにおいて、前記支持柱(21)に対する前記棚板(29)のうちの最下段以外の棚板及び支持具(23)は、その固定位置が上下可変であり、前記第1の衝撃緩和手段(33)は、前記支持具(23)に組み込んだことを特徴とする搬送コンテナである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1に記載の搬送コンテナにおいて、前記支持柱(51)に対する前記棚板(49,59)のうちの最下段以外の棚板(59)は、その固定位置が上下可変であり、前記棚板(59)の下面の少なくとも前記ケース(9c)に当接する部分に衝撃緩和用のクッション材(50a)を貼りつけ、前記クッション材(50a)前記第1の衝撃緩和手段及び前記支持具を兼ねることを特徴とする搬送コンテナである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3に記載の搬送コンテナにおいて、前記棚板(49,59)のうちの最下段以外の棚板(59)は、長手方向の一辺の両端部付近で前記支持柱(51)に対して上下位置可変に固定し、かつ、最上段及び最下段を除く棚板(59)は、前記支持柱(51)に対してヒンジ機構(52)を介して傾斜自由に結合されていることを特徴とする搬送コンテナである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の搬送コンテナ(以下、コンテナという)の実施形態について、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による搬送コンテナの実施形態の下半分を、正面のドア及び筐体の前面を取り除き、筐体内部が見えるようにして示した正面図である。
図2は、図1の実施形態の正面ドアを外した状態で主要部のみを示した斜視図である。
図1及び図2において、搬送対象物収納ケース(以下、ケースという)の外観や、コンテナ内の配置状態は、それぞれ一例を示した。また、図2では、ケース載置用の棚(以下、テーブルという)の一部を切り欠いてある。
【0010】
図1に示すように、本実施形態のコンテナは、コンテナ筐体(以下、筐体という)10の下部に送風機11と、バッテリ12が収納されている。
送風機11は、図中の左側が空気を吹き出す前面であり、右側が空気を吸い込む後面である。フィルタ13は、送風機11の前面近くに配置されている。
送風機11が作動すると、送風機11から吹き出した空気は、フィルタ13を通過することにより、清浄度が高められて、筐体10内を矢印clに示すように循環する。
【0011】
バッテリ12は、送風機11を駆動する電源となるが、コンテナを自走させる場合は、図示しないコンテナ走行用モータの電源を兼ねてもよい。
また、バッテリ12は、図1では、筐体10内の下部に収容してあるが、筐体10外に、例えば、筐体10底面の下側(外部)に取り付けてもよい。
内部仕切り板(以下、仕切り板という)3は、送風機11とバッテリ12を収納する下部空間1と、ケース9a、9a・・・9a(又は9b、9b・・・9b)を収納するケース収納空間2を仕切り、支持柱21、21の下部を支持する。なお、5は、筐体10の下部に取り付けられたキャスタである。
【0012】
一対の支持柱21、21は、それぞれの下端がエアクッション20を介して仕切り板3上面の両端部の中央付近に取り付けられている。エアクッション20、20は、市販の製品でよく、特に詳しくは図示しない。
なお、エアクッション20、20の代わりに、支持柱21、21と筐体10との間、及び、筐体10とキャスタ5との間に、後述する図12のような衝撃吸収構造を採用してもよい。
【0013】
支持具23、23・・・23は、支持柱21、21によって支持される支持梁25、25・・・25に固定したアーム24、24・・・24によって支持される。
テーブル29、29・・・29は、支持梁25、25・・・25に載る形態で支持柱21、21によって支持される。
【0014】
図3は、支持柱21とテーブル29、29、及び、支持具23、23・・・を取り付けた支持梁25、25との結合状態を、主要部の一例を縦に切断して示した断面図である。
図4は、支持柱21を構成する単位支持柱21aと支持具23、アーム24、支持梁25との結合状態の一例を示す斜視図である。
【0015】
支持梁25、25・・・25の両端には、それぞれ支持柱21aに対して梁を上下方向にスライド自由に結合するためのカラー(以下、梁カラーという)26、26が固定されている。梁カラー26は、円筒状であり、内部を単位支持柱21aが貫通している。この梁カラー26は、その下端を上下位置調整用のナット26aによって支持される。
ナット26aは、ローレット付きであり、単位支持柱21aの雄ねじ部にねじ結合しているので、このナット26aを回すことによって、梁カラー26を任意の高さに調整することができる。
梁カラー26の固定は、ローレット付ナット26bを上から締めつけることによって行われる。
【0016】
テーブル29の上面には、クッションマット30が貼りつけられている。また、テーブル29の両端部の中央の上側に、段付のカラー(以下、テーブルカラーという)28、28が固定されている。
テーブルカラー28は、テーブル29を支持梁25の上に載せたとき、テーブルカラー28の段から下の部分で形成される内側の窪みが、丁度、ローレット付ナット26bに嵌合するようになっている。テーブルカラー28の段から上の部分の内側は、単位支持柱21aの上にねじ結合で継ぎ足される単位支持柱21bの下端部に嵌合し、単位支持柱21bの支持を補強する。
【0017】
図5及び図6は、支持具23の一例を示す正面図及び側面図である。
図5の支持具23aは、ケース上面9tとケース押さえ用の治具(以下、押しコマという)34の間隔の狭い場合に使用される。図5中のAは、正面図であり、Bは側面図である。
【0018】
図6の支持具23bは、ケース上面9tと押しコマ34の間隔の広い場合に使用される。図6中のCは、正面図であり、Dは側面図である。
同一のテーブル29の上に高さの異なるケースを載置しなければならないことがあるので、高さの大きいケースに対しては支持具23aを、高さの低いケースに対しては支持具23bという具合に適宜使い分けられる。
【0019】
図1のコンテナに使用される支持具23(23a又は23b)は、図4〜図6に示すように、支持具の全体をアーム24の先端部に固定するローレット付のナット31、ねじ部を回すためのローレット部が設けられているねじ32、スプリング33、押しコマ34で構成されている。
【0020】
ねじ32a(又は32b)のねじ部は、アーム24及びナット31にねじ結合し、アーム24に対して上下に移動可能である。スプリング33は、ねじ32a(又は32b)と押しコマ34との間を押し広げるように、押しコマ34を付勢する。
テーブル29の上に載置されるケース9(9a、9b)は、テーブル29と支持具23(23a又は23b)の間に支持されるが、クッションマット30が下から当接し、支持具にスプリング33が組み込まれているので、外部からの衝撃力を緩和するのに有効である。
【0021】
図7は、図1に示すコンテナとクリーンルームとの間で、ケースの受渡しを行う状況の一例を示す説明図(斜視図)である。
図8は、ケース受渡しに関与する機構の一例を示す説明図(図7の矢印Xの方向から見た図)である。
図9は、ケース搬入搬出用として、コンテナと、クリーンルーム内にあるエアーシャワー室の双方に設けられたドアのロック機構の一例を示す説明図(図8の矢印Y方向から見た部分断面図)である。
なお、図9の図中の右側の円Fの内側は、左側の2点鎖線で囲んだ部分Eの省略した部分を補足し拡大して示したものである。
【0022】
本実施形態のコンテナ40から、クリーンルーム内でのみ取り扱いを要求される製品を入れたケースを、クリーンルーム側に渡す場合について、図7〜図9を参照して説明する。
まず、コンテナ40は、クリーンルームの外の塵の多い環境(以下、通常環境という)から、クリーンルーム内に設けられ、入り口にエアーシャワードア142のあるエアーシャワー室140に導入される。
【0023】
エアーシャワー室140には、図示しないセンサが設置してあって、エアーシャワードア142を通過したコンテナ40の進入を検知すると、エアーシャワー143、143・・・143によって、既定時間のエアー洗浄を行い、自動的に粒径の大きい塵を除去する。
洗浄後に、コンテナ40は、エアーシャワー室140の床に仕込まれたスライド機構により、クリーンルームドア148に近づき、コンテナ用密封パッキンによって、コンテナ40に付着している塵がクリーンルーム内に入らないようにする。
【0024】
スライド機構は、シリンダ141と、シリンダ141によって動かされる移動部145によつて構成されている。
コンテナ用密封パッキンは、2組あり、対向するドアとドアの周縁部を密着させるパッキン151、152と、対向するドア近傍の壁面を密着させるパッキン156、157とが設けられている。
【0025】
パッキン151とパッキン156は、コンテナ40側に取り付けられており、パッキン152とパッキン157は、エアーシャワー室140側に取り付けられている。
なお、図2のドア8に相当するコンテナ側のドア48は、コンテナ40の外側に開くドアであり、エアーシャワー室140側のドア148は、クリーンルームの内側に開くドアである。
【0026】
図9に示すように、コンテナ側のドア48とクリーンルーム側のドア148とが、重なるようにして、両者が近づくと、コンテナ側のパッキン151とクリーンルーム側のパッキン152とは互いに接触し、コンテナ側のパッキン156とクリーンルーム側のパッキン157とは互いに接触する。
パッキン151、152は、ドア48とドア148の周囲の外側全体に渡って設けられており、パッキン156、157は、ドア48とドア148の周囲の内側全体に渡って設けられているために、パッキン151、152と、パッキン156、157との組み合わせで、それぞれが一つの密閉構造として働く。
【0027】
パッキン151と152とが密着することにより、コンテナ40の内外の雰囲気が遮断される。
また、パッキン156と157とが密着することにより、コンテナ内及びクリーンルーム内の雰囲気は、通常環境でコンテナ40外の雰囲気に触れたドア48とドア148の大部分の領域から遮断される。
【0028】
スライド機構のシリンダ141と移動部145は、ドア48とドア148を接近させるためのものである。
エアーシャワー室140に導入されたコンテナ40は、その車部(図1のコンテナのキャスタに相当)45が所定位置で移動部145上に乗り、シリンダ141の駆動により、クリーンルーム側に移動させられる。
図8の図中の点線で示した各部の位置は、コンテナ40がクリーンルーム側に移動した後の状況を示している。
【0029】
その後に、パッキン151と152とが密着して、パッキン156と157とが密着した状態で、ドア48とドア148を一体的に固定し、双方のドアを同時に開いてコンテナ40内のケースを取り出す。
両者のドア固定のためのロック機構は、ドア148に固定されたロック部115と、ドア48に固定された嵌合部49とで構成されている。
【0030】
ロック部115には、嵌合部115aがあり、嵌合部115aは、ドア48に固定の嵌合部49に嵌合することができる。
ドア48とドア148は、クリーンルーム側からの操作により、嵌合部115aと嵌合部49が嵌合されロックされる。
【0031】
本発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、図10は、クリーンルーム内で加工製作される製品を収めたケース9c、9c・・・9cを、コンテナ内に収納する際に、外部からの衝撃を緩和する支持方法として、図1のコンテナとは異なる方法をとっている。図10は、そのようなコンテナの概略の構造を示す説明図(左側面図)である。その他にも、真空吸着などによって、ドア48とドア148とを接合させてもよい。
【0032】
図11は、図10のコンテナの内部の空気の高清浄度を保つ方法を示す説明図(左側面図)である。なお、図11の実線の矢印は、コンテナ内に外部の空気を取り入れて清浄化する場合の内部空気の動きを示している。また、点線の矢印は、コンテナが密閉状態で内部空気を循環させる場合を示している。どちらの方法を採用するかは、コンテナを使用する環境により適宜選択すればよい。
【0033】
図12は、図8のコンテナの回転棚板59と支持柱51の結合状況、及び、支持柱51に対する外部からの衝撃を緩和するための機構などについて、関係する部分を拡大して示した説明図(左側面図)である。
回転棚板59は、図1のコンテナのテーブル29と支持具23の両方の機能を兼ねたものである。
【0034】
回転棚板59の上下両面には、クッションマット50a、50bが貼りつけられている。
回転棚板59は、ヒンジ構造(蝶番)52、52によって、カラー53に回転自在に固定されている。カラー53は、支持柱51の任意の高さで固定することができる。ケース9c、9c・・・9cは、最下段の固定棚板49と最上段の回転棚板の間に、ケース9c、回転棚板59、ケース9c、回転棚板59・・・の繰り返しによって、サンドイッチ状に積み上げられ、各クッションマットで外部衝撃を緩和して支持し、収納することができる。
【0035】
支持柱51の下端部は、筐体60の内側の底部60aに固定されている支持柱受け具59と、互いに上下方向にスライド自由な嵌め合わせになっており、支持柱51は、スプリング53によって、筐体60の底部から浮いた構造となっている。また、キャスタ55と筐体60の底部60bとの間に、ゴムなどの緩衝材54が挿入してある。
そこで、スプリング53と緩衝材54によって、外部から支持柱を介してケース9c、9c・・・9cに伝わる衝撃を十分小さくすることができる。
【0036】
【発明の効果】
求項1によれば、製品を収納したケース等が受渡しされるべきクリーンルーム側に設けられたドアとの間を密閉状態に保ちながら、そのクリーンルーム側ドアと同時に開閉することができるドアを有しているので、ケース等の受渡しの際に、環境の清浄度を全く低下させることなく、また、密着して支持する支持構造、及び、外部からの衝撃を緩和する第1〜第3の衝撃緩和手段が設けられているので、搬送中にケース内の品物に損傷を与えない、という効果がある。
また、コンテナ内部の空気をろ過するろ過手段と、ろ過手段を通してコンテナ内の空気を循環させる循環手段とを備えているので、前記ケース内を、極めて高い清浄度に保ちながら搬送することができる、という効果がある。
【0037】
請求項2によれば、棚板及び支持具は、支持柱に対する固定位置が上下可変となっているので、ケースの収納効率、作業効率を高めることができ、また、第1の衝撃緩和手段を前記支持具に組み込んでいるので、請求項1の効果を具体的に実現することができる。
【0038】
請求項3によれば、支持柱に対する棚板は、その固定位置が上下可変であり、また、第1の衝撃緩和手段として前記棚板の下面に衝撃緩和用のクッション材を貼りつけてあるので、請求項2と同様、請求項1の効果を具体的に実現することができる。
【0039】
請求項4によれば、前記コンテナにおいて、支持柱に対して上下位置可変に固定し、かつ、最上段及び最下段を除く棚板をヒンジ機構を介して傾斜自由にしてあるので、さらに効率よくケース等を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送コンテナの実施形態を前面切除で示した正面図である。
【図2】図1の実施形態の正面ドアを外した状態の主要部を示す斜視図である。
【図3】支持柱とテーブル及び支持梁の結合状態を示す説明図(断面図)である。
【図4】単位支持柱と支持具、アーム、支持梁の結合状態の例を示す斜視図である。
【図5】支持具の一例を示す正面図及び側面図である。
【図6】支持具の一例を示す正面図及び側面図である。
【図7】図1のコンテナの使用状況例を示す説明図(斜視図)である。
【図8】ケース受渡しに関与する機構の一例を示す説明図である。
【図9】ドアのロック機構の例を示す説明図(断面図)である。
【図10】他の実施形態の構造を示す説明図(左側面図)である。
【図11】図10のコンテナの空気浄化手段を示す説明図(左側面図)である。
【図12】図10の衝撃緩和機構の主要部を示す説明図(左側面図)である。
【符号の説明】
1 下部空間
2 ケース収納空間
3 仕切り板
8、48 ドア
9a、9b、9c、9d ケース
10、60 筐体
11 送風機
12 バッテリ
13 フィルタ
20 エアクッション
21、51 支持柱
21a 単位支持柱
23、23a、23b 支持具
24 アーム
25 支持梁
29 テーブル
30、50a、50b クッションマット
33、53 スプリング
34 押しコマ
49 固定棚板
59 回転棚板

Claims (4)

  1. 搬送対象物を収納したケースが受渡しされるべきクリーンルームの側に設けられたドアに対応して、そのドアとの間を密閉状態に保ちながら前記クリーンルーム側のドアと同時に開閉することができるドアを備え、クリーンルーム外で前記ケースを搬送するためのコンテナであって、
    前記ケースを載置する複数の棚板と、
    前記棚板を支持する支持柱と、
    前記棚板の下面側に配置され、前記ケースの上面を押圧して支持する支持具と、
    前記棚板の下面と前記ケースの上面との間に設けられ、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第1の衝撃緩和手段と、
    前記棚板の上面に設けられて前記ケースの下面に当接し、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第2の衝撃緩和手段と、
    前記コンテナの筐体と前記支持柱との間に組み込まれ、前記コンテナの外からの衝撃を緩和する第3の衝撃緩和手段と、
    前記コンテナ内の空気をろ過するろ過手段と、
    前記ろ過手段を通過して前記コンテナ内の空気を循環させる循環手段と、
    を含むことを特徴とする搬送コンテナ。
  2. 請求項1に記載の搬送コンテナにおいて、
    前記支持柱に対する前記棚板のうちの最下段以外の棚板及び支持具は、その固定位置が上下可変であり、
    前記第1の衝撃緩和手段は、前記支持具に組み込んだこと
    を特徴とする搬送コンテナ。
  3. 請求項1に記載の搬送コンテナにおいて、
    前記支持柱に対する前記棚板のうちの最下段以外の棚板は、その固定位置が上下可変であり
    記棚板の下面の少なくとも前記ケースに当接する部分に衝撃緩和用のクッション材を貼りつけ、前記クッション材前記第1の衝撃緩和手段及び前記支持具を兼ねること
    を特徴とする搬送コンテナ。
  4. 請求項3に記載の搬送コンテナにおいて、
    前記棚板のうちの最下段以外の棚板は、長手方向の一辺の両端部付近で前記支持柱に対して上下位置可変に固定し、
    かつ、最上段及び最下段を除く棚板は、前記支持柱に対してヒンジ機構を介して傾斜自由に結合されていること
    を特徴とする搬送コンテナ。
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