JP4175790B2 - ヒンジコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話器、PDA(Personal Digital Assistants:個人用デジタルアシスタント)、ノート型パーソナルコンピュータなどの折り畳み機能をもつ電子機器のヒンジ部に取り付けるヒンジコネクタに属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器としては、例えば、図30に示す従来技術1における折り畳み式の携帯電話器や、図31に示す従来技術2における折り畳み式の携帯電話器がある。なお、図30及び図31に示した折り畳み式の携帯電話器では、いずれも外蓋を外した状態を示している。
【0003】
以下、図30に示す従来技術1及び図31に示す従来技術2を同時に説明することにする。このような種類の電子機器では、キーボードを実装したキーボード側筐体201,201′に搭載されている基板203,203′と、LCDを実装したLCD側の筐体205,205′の基板207,207′とを接続するために、フラットケーブルとしてFPC(フラット・プリンテッド・サーキット)209,209′を採用している。
【0004】
従来技術1,2における電子機器では、FPC209,209′の固定するためにFPC209,209′の両端部の接続をコネクタ210,210′のみで行っている。FPC209,209′は、巻かれた状態で筐体205,205′のヒンジ部211,211′に収めている。
【0005】
また、その他の従来技術としては、特許掲載公報第2729581号、並びに特許掲載公報特許第2926212号公報に、電子機器に採用するヒンジコネクタが開示されている。
【0006】
また、従来のヒンジコネクタでは、屈曲性のストレスを防ぐために、片面にのみ回路を形成した薄く屈曲性をもつフレキシブルなFPC209,209′を使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術1,2における電子機器では、FPC209,209′を固定するために、FPC209,209′の両端部の接続をコネクタ210,210′のみで行っているために、電子機器の折り畳み開放を繰り返すたびにFPC209,209′にストレスが加わり、コネクタ210,210′との嵌合が外れたり、FPC209,209′の導体が断線するという問題がある。
【0008】
また、FPC209,209′は、筐体205,205′の隙間からヒンジ部211,211′に位置している部分が見えてしまうという外観上の問題や、FPC209,209′を巻いた状態で筐体205,205′のヒンジ部211,211′に収める必要があるため、機器の組み立てが難しいという問題がある。
【0009】
さらに、特許掲載公報第2729581号、並びに特許掲載公報特許第2926212号公報におけるヒンジコネクタの構造では、ヒンジコネクタ及び基板側のコネクタが各々筐体及び基板に固定されているため、実装ずれや寸法公差による嵌合部の位置ずれが起きた場合、コネクタを嵌合できなかったり、嵌合しても半田付け部やヒンジ回転部にストレスが発生する虞がある。
【0010】
また、従来のヒンジコネクタでは、屈曲性のストレスを防ぐために、片面にのみ回路を設けた薄く屈曲性のよいFPC209,209′を使用しているが、機器の小形化、機能追加などにより、少ないスペースに多くの信号線を通す必要がある。このため、片面に回路を設けたFPC209,209′では、仕様を満足できず、限られたスペースに多芯数の信号線を通すためには、両面に回路を形成したFPCを採用する必要があるが、FPCが厚い寸法になってしまうので、屈曲性が劣るという問題がある。
【0011】
それ故に本発明の課題は、折り畳み開放を繰り返してもストレスが係らない構造とし、FPCの位置ずれを回避し、小形化を図ることができ、電子機器内で外部からFPCを隠すことができるヒンジコネクタを提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の課題は、屈曲性に優れており、たるみを防ぐことができるヒンジコネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、第1のヒンジ部を有する第1の筐体と、第2のヒンジ部を有する第2の筐体とが前記第1及び前記第2のヒンジ部によって相互に回動可能にヒンジ結合されている電子機器に取り付けられるものであって、前記第1の筐体に実装される第1の回路基板と前記第2の筐体に実装される第2の回路基板とを相互に接続しかつ前記第1及び第2のヒンジ部の共通な一軸の一軸周りに回動可能に前記第1及び前記第2のヒンジ部に取り付けるヒンジコネクタにおいて、第1の部材と、該第1の部材と共通な前記一軸周りで回動可能に前記第1の部材に組み付けた第2の部材と、前記第1及び前記第2の部材の内部に導入した中間部分が屈曲性をもってスパイラル状に巻かれて配置されているとともに両端部が前記第1及び前記第2の部材から外へ突出しているフラットケーブルとを有し、前記第1の部材は、前記第2の部材に回動可能に係合する第1の回動ガイド部と、前記フラットケーブルの前記中間部分を収納する第1の収納部と、前記フラットケーブルを保持する第1の保持部とを有し、前記第2の部材は、前記第1の回動ガイド部に回動可能に係合する第2の回動ガイド部と、前記フラットケーブルの前記中間部分を収納する第2の収納部と、前記フラットケーブルを保持する第2の保持部とを有し、
前記フラットケーブルは、前記第1の保持部に係合する第1の係合部と、前記第2の保持部に係合する第2の係合部とを有し、さらに、前記フラットケーブルは、複数枚の前記フラットケーブルが重ね合わされかつ前記第1及び前記第2の係合部間でスパイラル状に巻かれて前記第1及び前記第2の収納部に収納される複数の前記フラットケーブルのうちの外周側に位置する前記フラットケーブルの長手方向における寸法よりも内周側に位置する前記フラットケーブルの前記長手方向における寸法を短い寸法として、複数枚の前記フラットケーブル同士が前記第1及び前記第2の係合部において接合されており、前記第1及び前記第2の係合部は、前記フラットケーブルの前記長手方向の側辺から突出しており、前記第1及び前記第2の保持部は、前記第1及び前記第2の係合部を含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、前記フラットケーブルを外部へ導出させる切り欠き部分を備えた第1及び第2の閉塞端壁を有し、記第1及び前記第2の部材は、それぞれが前記一軸を含む平面で二体に分割されているヒンジ組立体であり、前記第1及び前記第2の部材がともに、分割された二体のうち少なくとも一方に窪んだ部分を有する前記第1及び前記第2の保持部それぞれ形成されており、分割されている前記ヒンジ組立体を組み立てた状態で前記フラットケーブルの前記第1の係合部を前記第1の部材としての前記ヒンジ組立体によって挟み付け保持しているとともに前記第2の係合部を前記第2の部材としての前記ヒンジ組立体によって挟み付け保持しており、前記第1及び前記第2のヒンジ部に着脱自在に保持されることを特徴とするヒンジコネクタが得られる。
【0014】
【作用】
本発明によると、フラットケーブルの中間部分である屈曲部分を第1及び第2の部材に収納して保持し、第1及び第2の部材を第1及び第2の筐体における第1及び第2のヒンジ部へ収納することにより、フラットケーブルを引き出す部分で、フラットケーブルを保持する。
【0015】
上記構成によって、折り畳み開放を繰り返してもストレスが係らない構造とすることができ、フラットケーブルを引き出すことによってコネクタと相手コネクタの嵌合部分の位置ずれが回避される。
【0016】
また、フラットケーブルで回路を引き出すことによって小形化を図り、小形化したヒンジコネクタを第1及び第2の筐体に設けた第1及び第2のヒンジ部に入れ込むことで外部からフラットケーブルを隠すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る電子機器の第1実施の形態例を説明する。図1乃至図5(A)〜(D)は、本発明に係る第1実施の形態例における電子機器に用いるヒンジコネクタを示している。
【0018】
図1乃至図5(A)〜(D)を参照して電子機器に取り付けられるヒンジコネクタ11は、一対の第1の部材21,22と、第1の部材21,22と共通な一軸周りで回動可能に第1の部材21,22に組み付けられている一対の第2の部材31,32と、第1及び第2の部材21,22,31,32の内部に中間部分を導入したフレキシブルなフラットケーブルとしてFPC(フラット・プリンテッド・サーキット)41とを有している。
【0019】
なお、この第1実施の形態例においては、FPC41の他に、フレキシブルなFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)を採用することも可能である。したがって、FPC41及びFFCは、これらを総称してフラットケーブルと呼ぶことにする。
【0020】
一対の第1の部材21,22の一軸方向における寸法は、一対の第2の部材31,32の一軸方向における寸法よりも短い寸法に設定されている。一対の第1の部材21,22の軸周りにおける外周面の形状は、略円面となっている。
【0021】
図3及び図4によって明らかなように、一対の第2の部材31,32の軸周りにおける外周面の形状は略円面となっている主体部分と、主体部分の外周面から外向きに少し突き出している突出部分31e,32eとを有している。
【0022】
FPC41の一側端部の面上には、第1のコネクタ43が搭載されている。第1のコネクタ43は、FPC41の回路に接続されている。FPC41の他側端部の一面上には、第2のコネクタ44が搭載されている。第2のコネクタ44はFPC41の回路に接続されている。
【0023】
図2に符号41eによって示した部分は、第1のコネクタ43の端子部(図示せず)が半田によって接続される導電部である。また、図2に符号41fによって示した部分は、第2のコネクタ44の端子部(図示せず)が半田によって接続される導電部である。
【0024】
第1のコネクタ43は、図1に示した基板55に実装した相手コネクタ51に嵌合・離脱可能に接続する。第2のコネクタ44は、図示しない基板に実装した相手コネクタに嵌合・離脱可能に接続する。なお、FPC41の両端部は、相手コネクタの種類によって基板間接続用コネクタとを実装する場合もある。
【0025】
第1及び第2の部材21,22,31,32は、それぞれが一軸を含む平面で二体に分割されており、樹脂成形によって作られているヒンジ組立体である。ヒンジ組立体は、組み立てた状態でFPC41に形成されている第1及び第2の係合部41a,42aを挟み付け保持している。第1の係合部41aは、FPC41の長手方向の中間部分の一箇所にかつFPC41の長手方向に平行な対の側辺のそれぞれからFPC41の長手方向を直交する幅方向で外方へ突出している。第2の係合部42aは、FPC41の長手方向の中間部分のもう一箇所にかつFPC41の長手方向に平行な対の側辺のそれぞれからFPC41の長手方向を直交する幅方向で外方へ突出している。
【0026】
FPC41は、長手方向の中間部分において第1及び第2の係合部41a,42a間がスパイラル状に屈曲されて巻かれて第1及び第2の部材21,22,31,32の内部に配置されると共に、両端部が第1及び第2の部材21,22,31,32から外へ突出している。
【0027】
さらに、具体的にヒンジ組立体を説明すると、二体を合わせた構造の組立体からなる第1の部材21,22のそれぞれは、図6(A)〜図6(E)乃至図7(A)〜(E)にも示すように、第2の部材31,32に回動可能に係合する半円形状の第1の回動ガイド部21b,22bを有している。
【0028】
また、第1の部材21,22には、FPC41の第1の係合部41aを保持するように平坦面をもつ第1の保持部21a,22aと、FPC41の中間部分を収納する第1の収納部21c,22cとが形成されている。第1の保持部21a,22aは、第1の部材21,22が組み合わされる合わせ面から少し窪んだ部分となっている。
【0029】
二体の組立体からなる第2の部材31,32のそれぞれは、図8(A)〜図8(E)及び図9(A)〜(E)にも示すように、第1の回動ガイド部21b,22bに回動可能に係合する半円形状の第2の回動ガイド部31b,32bと、FPC41を収納する第2の収納部31c,32cとを有している。
【0030】
また、第2の部材31,32には、FPC41の第2の係合部42aを保持するように平坦面をもつ第2の保持部31a,32aが形成されている。第2の保持部31a,32aは第2の部材31,32が組み合わされる合わせ面から少し窪んだ部分となっている。
【0031】
半円形状の第1の回動ガイド部21b,22bは相互に組み合わされることによってほぼ円形の外周面を有するものとなる。半円形状の第2の回動ガイド部31b,32bは組み合わされることによってほぼ円形の外周面を有するものとなる。
【0032】
第1の回動ガイド部21b,22bは、第2の回動ガイド部31b,32bの内側へ嵌め込まれることによって、第1及び第2の部材21,22,31,32が相互に回動可能になる。
【0034】
FPC41は、第1及び第2の係合部41a,42a間の中間部分が少なくとも一回巻きでスパイラル状に巻かれて第1及び第2の部材21,22,31,32の第1及び第2の収納部21c,22c,31c,32cに配置されると共に、FPC41の両端部が第1及び第2の部材21,22,31,32から外へ突出している。FPC41の第1の係合部41aは、第1の保持部21a,22aに挟まれて係合し、第2の係合部42aは、第2の保持部31a,32aに挟まれて係合する。
【0035】
第1の保持部21a,22aは、第1の係合部41aを含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、FPC41を外部へ導出させる切り欠き部分21h,22h(図6及び図7を参照)を備えた第1の閉塞端壁21g,22gを有する。FPC41の一方側は、第1の保持部21a,22aから、第1の閉塞端壁21g,22gに形成されている切り欠き部分21h,22hを一軸方向に貫通して外部に導出されており、その貫通した向きに延在している。FPC41の貫通部分は第1の閉塞端壁21g,22gにおいて、例えば切り欠き部分21h,22hを封止する樹脂若しくは接着剤などの封止材によって封止されている。
【0036】
第2の保持部31a,32aは、第2の係合部42aを含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、FPC41を外部へ導出させる切り欠き部分31h,32h(図8及び図9を参照)を備えた第2の閉塞端壁31g,32gを有する。FPC41の他方側は、第2の閉塞端壁31g,32gに形成されている切り欠き部分31h,32hを一軸周りで、かつ径方向外向に貫通して外部に導出されるとともに、第2の閉塞端壁31g,32gの切り欠き部分31h,32hに封止されている。即ち、FPC41は、共通の一軸に平行な方向でヒンジコネクタ11から延びている部分と、一軸を直交する方向に曲げられて延在している部分とを有する。
【0037】
図10乃至図13はヒンジコネクタ11を組み立てた後の状態を示している。図10は、図1における正面図であり、図11は、図1における背面図、図12は図1における右側面図、図13は図1における左側面図である。
【0038】
図14乃至図16は、ヒンジコネクタ11を携帯電話器に組み付けた状態における具体例を示している。図17は、図1に示したヒンジコネクタ11を電子機器へ組み立てる前の電子機器における第1の筐体81及び第2の筐体83を分解した状態で示している。以下に説明する電子機器としては、図27及び図28によって説明した従来技術1、2のような携帯電話器を前提として説明する。
【0039】
図14乃至図17を参照して、電子機器において、LCD側基板80を実装する第1の筐体81は、一側の面上で所定間隔をもって突出している一対の第1のヒンジ部81a,81bを有している。キーボード側の基板85を実装する第2の筐体83は、一側の面上で所定間隔をもって突出している一対の第2のヒンジ部83a,83bを有している。
【0040】
一対の第1のヒンジ部81a,81bは、一対の第2のヒンジ部83a,83bの内側で一対の第1のヒンジ部81a,81bにそれぞれが隣接するように位置している。第1の筐体81と第2の筐体83とは、第1及び第2のヒンジ部81a,81b,83a,83bによって相互に回動可能にヒンジ結合されるものである。
【0041】
図3及び図4に示した第1及び第2の部材22,32において、第1及び第2の保持部22a,32a上には、FPC41の第1及び第2の係合部41a,42aを置き、第1及び第2の部材21,31を組み合わせてヒンジコネクタ11を製作しておく。また、第1及び第2のヒンジ部81a,81b,83a,83bの一軸を共通にして合わせる。
【0042】
第1及び第2の筐体81,83は、図18に示すように、ダンパー部材86を第1及び第2のヒンジ部81b,83bの一方に形成されている一軸が共通な穴81fへ嵌合することによって結合される。なお、第2のヒンジ部83bにも形成されている穴は図示を省略した。
【0043】
このヒンジコネクタ11では、第1の回動ガイド部21b,22bを第2の回動ガイド部31a,32bと合わせた状態でFPC41をスパイラル状に巻き付けるように一回転させて、第1及び第2のヒンジ部81a,81b,83a,83bに合わせる。
【0044】
ここで、第1の部材21,22の組合体は、第1及び第2のヒンジ部81a,83aの一方に形成されている一軸が共通な穴81g,83gへ嵌合する。この際、第1部材21,22から外へ延びているFPC41の端部は、第1のヒンジ部81aの近傍に形成されている切り欠き部91へ挿入する。
【0045】
図19乃至図21に示すように、コネクタ43は、FPC41を折り返してLCD側基板80に搭載されている相手コネクタ51に接続し、コネクタ44はキーボード側の基板85に設けられている相手コネクタ(図示せず)に接続される。
【0046】
ヒンジコネクタ11は、図19及び図20に示したように、第1及び第2のヒンジ部81a,81b,83a,83bの穴81f,81g,83gと共通な一軸周りに回動可能に嵌め込まれて、第1の筐体81に実装されるLCD側基板80と第2の筐体83に実装される基板85とを相互に接続する。
【0047】
さらに、図22に示すように、第1の筐体81上には蓋87が取り付けられる。このようなヒンジコネクタは、第1及び第2のヒンジ部81a,81b,83a,83bに着脱自在に保持される。そして、第1の部材21,22は、第1及び第2のヒンジ部81a,83aの穴81g,83gへ嵌め込まれるので固定部分となり、第2の部材31,32が回動部分となる。
【0048】
ところで、この実施の形態例においては、屈曲性のストレスを防ぐために、片面にのみ回路を形成した厚み寸法が薄く、しかも屈曲性をもつFPC41を使用しているが、電子機器の小形化、機能追加などにより、少ないスペースに多くの信号線を通す必要がある。このため、限られたスペースに多芯数の信号線を通すためには、両面に回路を形成したFPC41を採用する必要があるが、FPC41そのものが厚い寸法になってしまうので屈曲性が劣ることから、この対策として以下に説明するFPC41を採用する。 図23は、2枚が重ね合わされているFPC41を示している。図23を参照して、FPC41は、2枚が重ね合わされて一部分が接着剤に接着されて張り合わされているものである。2枚のFPC41A,41B同士は、少なくとも第1及び第2の係合部41a,42aにおいて接着剤によって接合されている。
【0049】
2枚のFPC41A,41Bは、第1及び第2の係合部41a,42aにおいて、これらのFPC41A,41Bの外周側に位置するFPC41Aの長手方向における寸法よりも内周側に位置するFPC41Bの長手方向における寸法が短い寸法となっている。
【0050】
ちなみに、FPC41A,41Bを同じ寸法とした場合には、図24に示すように屈曲時に内周側のFPC41Bが大きくたるむ部分41B−1が発生するが、外周側に位置するFPC41Aの長手方向における寸法よりも内周側に位置するFPC41Bの長手方向における寸法を短い寸法とすることによって、図25に示すように、スパイラル状に巻かれるときには、たるみがなくなる。
【0051】
なお、具体例として2枚のFPC41A,41Bによって説明したが、2枚以上のFPCを採用することも可能であることはいうまでもない。
【0052】
図26乃至図28は、本発明に係る電子機器に用いるヒンジコネクタの第2実施の形態例を示している。図26乃至図28を参照してヒンジコネクタ111は、一対の第1の部材121,122と、第1の部材121,122と共通な一軸周りで回動可能に第1の部材121,122に組み付けられている一対の第2の部材131,132と、第1及び第2の部材121,122,131,132の内部に中間部分を導入したフレキシブルなフラットケーブルとしてのFPC141とを有している。
【0053】
第1の部材121,122の一軸方向における寸法は、第2の部材131,132の一軸方向における寸法よりも短い寸法に設定されている。第1の部材121,122の軸周りにおける外周面の形状は略円面となっている。第2の部材131,132の軸周りにおける外周面の形状は、略円面となっている主体部分と、主体部分の外周面から外向きに少し突き出している突出部分131e,132eとを有している。
【0054】
FPC141の一側端部の面上には、図1に示した第1のコネクタ43と同様な第1のコネクタ43が搭載される。FPC141の他側端部の一面上には、図1に示した第2のコネクタ44と同様な第2のコネクタ44が搭載される。
【0055】
図26乃至図28に符号141eによって示した部分は、第1のコネクタ43の端子部(図示せず)が半田によって接続される導電部である。また、図26乃至図28に符号141fによって示した部分は、第2のコネクタ44の端子部(図示せず)が半田によって接続される導電部である。
【0056】
第1のコネクタ43は、図1に示した基板55と同様な基板に実装した相手コネクタ51に嵌合・離脱可能に接続する。第2のコネクタ44は、図示しない基板に実装した相手コネクタに嵌合・離脱可能に接続する。なお、FPC141の両端部は、相手コネクタの種類によって基板間接続用コネクタとを実装する場合もある。
【0057】
第1及び第2の部材121,122,131,132は、それぞれが一軸を含む一平面方向で二体に分割されており、樹脂成形によって作られているヒンジ組立体である。ヒンジ組立体は、組み立てた状態でFPC141に形成されている第1及び第2の係合部141a,142aを挟み付け保持している。第1の係合部 1 41aは、FPC 1 41の長手方向の中間部分の一箇所にかつFPC 1 41の長手方向に平行な対の側辺のそれぞれからFPC 1 41の長手方向を直交する幅方向で外方へ突出している。第2の係合部142aは、FPC141の長手方向の中間部分のもう一箇所にかつFPC141の長手方向に平行な対の側辺のそれぞれからFPC141の長手方向を直交する幅方向で外方へ突出している。
【0058】
FPC141は、長手方向の中間部分において第1及び第2の係合部141a,142a間がスパイラル状に屈曲されて二回に巻かれて第1及び第2の部材121,122,131,132の内部に配置されると共に、両端部が第1及び第2の部材121,122,131,132から外へ突出している。
【0059】
さらに、具体的にヒンジ組立体を説明すると、二体を合わせた構造の組立体からなる第1の部材121,122のそれぞれは、図27及び図28に示すように、第2の部材131,132に回動可能に係合する半円形状の第1の回動ガイド部121b,122bを有している。
【0060】
また、第1の部材121,122には、FPC141の第1の係合部141aを保持するように平坦面をもつ第1の保持部121a,122aと、FPC141のスパイラル状に屈曲されている部分を収納する第1の収納部121c,122cとが形成されている。第1の保持部121aは、第1の部材121,122が組み合わされる合わせ面から突出しており、第1の保持部122aは、第1の部材121,122が組み合わされる合わせ面から少し窪んだ部分となっている。
【0061】
二体の組立体からなる第2の部材131,132のそれぞれは、第1の回動ガイド部121b,122bに回動可能に係合する半円形状の第2の回動ガイド部131b,132bと、FPC141を収納する第2の収納部131c,132cとを有している。
【0062】
また、第2の部材131,132には、FPC141の第2の係合部142aを保持するように平坦面をもつ第2の保持部131a,132aが形成されている。第2の保持部132aは、第1の部材131,132が組み合わされる合わせ面から少し窪んだ部分となっている。
【0063】
半円形状の第1の回動ガイド部121b,122bは、相互に組み合わされることによって円形の外周面を有するものとなる。半円形状の第2の回動ガイド部131b,132bは組み合わされることによって円形の外周面を有するものとなる。
【0064】
第1の回動ガイド部121b,122bは、第2の回動ガイド部131b,132bの内側へ嵌め込まれることによって、第1及び第2の部材121,122,131,132が相互に回動可能になる。
【0065】
なお、この実施の形態例においては、第1及び第2の部材121,122,131,132の両方に第1及び第2の保持部122a,132aを形成しているが、ヒンジ組立体における一方側の第1の部材122のみに第1の保持部122aを、一方の第2の部材132のみに第2の保持部132aを形成するようにしてもよい。
【0066】
FPC141は、第1及び第2の係合部141a,142a間の中間部分が少なくとも二回巻きでスパイラル状に巻かれて第1及び第2の部材121,122,131,132における第1及び第2の収納部121c,122c,131c,132cに配置されると共に、FPC141の両端部が第1及び第2の部材121,122,131,132から外へ突出している。FPC141の第1の係合部141aは、第1の保持部121a,122aに挟まれて係合し、第2の係合部142aは、第2の保持部131a,132aに挟まれて係合する。
【0067】
第1の保持部121a,122aにおいて一方の第1の保持部122aは、第1の係合部41aを含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、切り欠き部分122hを備えている第1の閉塞端壁122g(図27を参照)を有する。第2の保持部131a,132aにおいて一方の第2の保持部132aは、第2の係合部142aを含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、切欠き部分132hを備えている第2の閉塞端壁132g(図27を参照)を有する。
【0068】
FPC141の一方側は、第1の保持部122aから、第1の閉塞端壁122gに形成されている切り欠き部分122h(図27を参照)を一軸周りで、かつ径方向外向に貫通して外部に導出されている。FPC141の貫通部分は第1の閉塞端壁122gにおいて、例えば切り欠き部分122hを封止する樹脂若しくは接着剤などの封止材によって封止されている。
【0069】
さらに、FPC141の他方側は、第2の保持部132aから、第2の閉塞端壁132gに形成されている切り欠き部分132h(図27を参照)を一軸周りで、かつ径方向外向に貫通して外部に導出されるとともに、第2の閉塞端壁132gの切り欠き部分132hで封止されている。即ち、FPC141は、互いに平行な向きでヒンジコネクタ111から外へ延びている。
【0070】
この実施の形態例におけるヒンジコネクタの組み立ては、第1の部材122における第1の回動ガイド部122bと、第2の部材132における第2の回動ガイド部132bとを嵌め合わせ、第2の保持部132aにFPC141の第2の係合部142aを置く。次に、第1の部材121,122嵌め合わせ、さらに、第2の部材131,132を嵌め合わせることによってヒンジコネクタ111が完成する。
【0071】
このヒンジコネクタでは、図29にも示すように、第1の保持部122a及び第2の保持部132aを、ヒンジコネクタ111の内周の接線付近にすることでFPC141の回転径が大きくなり、FPC141にストレスをかけない状態で、大きな内部の空間部分に収納することが可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子機器によれば、FPCの中間部分である屈曲部分を第1及び第2の部材に収納して保持し、第1及び第2の部材を第1及び第2の筐体に設けた第1及び第2のヒンジ部へ収納することにより、FPCを引き出す第1及び第2の保持部で、FPCを保持することによって、折り畳み開放を繰り返してもストレスが係らない構造となる。
【0073】
また、FPCの両端部が引き出されているので、コネクタと相手コネクタの嵌合部分の位置ずれを回避することができる。
【0074】
さらに、ヒンジコネクタは嵌合部分を持たずに、FPCで回路を引き出すことによって小形化が図られ、小形化したヒンジコネクタを第1及び第2のヒンジ部に嵌め込むことで外部からFPCを見えないように隠すことができる。
【0075】
また、ヒンジコネクタに納められているFPCの部分にのみ接着剤を使わないため、片面FPCと同等の屈曲性を得ることができる。さらに、FPCの外周側よりも内周側を短くすることによって、屈曲時に内周側のFPCが、たるまない構造とすることで、良好な屈曲性を得ることができる。
【0076】
さらに、ヒンジコネクタでは、第1の保持部及び第2の保持部を、内周の接線付近にすることでFPCの回転径が大きくなり、FPCにストレスをかけない状態で、大きな内部の空間部分に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器に用いるヒンジコネクタの第1実施の形態例を相手コネクタとともに示した斜視図である。
【図2】図1に示したヒンジコネクタの背面図である。
【図3】図1に示したヒンジコネクタを分解して示した斜視図である。
【図4】図1に示したヒンジコネクタを分解して示した斜視図である。
【図5】(A)は図1に示したヒンジコネクタにFPCを係合した状態を概略で説明するための説明図、(B)は正面図、(C)は(B)の左側面図、(D)は(B)の右側面図である。
【図6】(A)は図1に示したヒンジコネクタにおける一方の第1の部材を示す平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の左側面図、(D)は(B)の右側面図、(E)は(B)の底面図である。
【図7】(A)は図1に示したヒンジコネクタにおける他方の第1の部材を示す平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の左側面図、(D)は(B)の右側面図、(E)は(B)の底面図である。
【図8】(A)は図1に示したヒンジコネクタにおける一方の第2の部材を示す平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の左側面図、(D)は(B)の右側面図、(E)は(B)の底面図である。
【図9】(A)は図1に示したヒンジコネクタにおける他方の第2の部材を示す平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の左側面図、(D)は(B)の右側面図、(E)は(B)の底面図である。
【図10】図1に示したヒンジコネクタの正面図である。
【図11】図10に示したヒンジコネクタの背面図である。
【図12】図1に示したヒンジコネクタの右側面図である。
【図13】図1に示したヒンジコネクタの左側面図である。
【図14】図1に示したヒンジコネクタを取り付けた電子機器の斜視図である。
【図15】図14に示した電子機器の正面図である。
【図16】図15に示した電子機器の右側面図である。
【図17】図1に示したヒンジコネクタを組み立てる前の電子機器における第1及び第2の筐体の要部を分解して示した斜視図である。
【図18】図17の第1及び第2の筐体を組み立て、ダンパー部材をヒンジ部へ嵌合する前の状態を示した斜視図である。
【図19】図18の状態からから、ヒンジコネクタを組み込む前の状態を示した斜視図でえある。
【図20】図19の状態から、ヒンジコネクタを組み込んだ後の状態を示した斜視図である。
【図21】図1に示したヒンジコネクタと電子機器とを分解して示した斜視図である。
【図22】図21に示したヒンジコネクタと電子機器との組み立て後の状態を示した斜視図である。
【図23】図1に示したヒンジコネクタに採用もするFPCの他の具体例を示した斜視図である。
【図24】図23に示したFPCの第1及び第2の係合部間を同じ寸法のFPCとしてスパイラル状に巻き付けた状態の側面図である。
【図25】図23に示したFPCの第1及び第2の係合部間を異なる寸法のFPCとしてスパイラル状に巻き付けた状態の側面図である。
【図26】本発明に係る電子機器に用いるヒンジコネクタの第2実施の形態例を示す斜視図である。
【図27】図26に示したヒンジコネクタの分解斜視図である。
【図28】図26に示したヒンジコネクタの組立途中の状態を示す分解斜視図である。
【図29】図26に示したヒンジコネクタの断面図である。
【図30】従来技術1における電子機器を示す斜視図である。
【図31】従来技術2における電子機器を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,111 ヒンジコネクタ
21,22,121,122 第1の部材
21a,22a,121a、122a 第1の保持部
21b,22b,121b,122b 第1の回動ガイド部
31,32,131,132 第2の部材
31a,32a,131a,132a 第2の保持部
31b,32b,131b,132b 第2の回動ガイド部
31c,32c,131c,132c 第2の収納部
32a,132a 第2の保持部
41,41A,41B,209,209′ FPC
41a,141a 第1の係合部
42a,142a 第2の係合部
81 第1の筐体
81a,81b 第1のヒンジ部
83 第2の筐体
83a,83b 第2のヒンジ部
201,201′ 筐体
203,203′,207,207′ 基板
205,205′ LCD側筐体
211,211′ ヒンジ部

Claims (4)

  1. 第1のヒンジ部を有する第1の筐体と、第2のヒンジ部を有する第2の筐体とが前記第1及び前記第2のヒンジ部によって相互に回動可能にヒンジ結合されている電子機器に取り付けられるものであって、前記第1の筐体に実装される第1の回路基板と前記第2の筐体に実装される第2の回路基板とを相互に接続しかつ前記第1及び第2のヒンジ部の共通な一軸の一軸周りに回動可能に前記第1及び前記第2のヒンジ部に取り付けるヒンジコネクタにおいて、
    第1の部材と、該第1の部材と共通な前記一軸周りで回動可能に前記第1の部材に組み付けた第2の部材と、前記第1及び前記第2の部材の内部に導入した中間部分が屈曲性をもってスパイラル状に巻かれて配置されているとともに両端部が前記第1及び前記第2の部材から外へ突出しているフラットケーブルとを有し、
    前記第1の部材は、前記第2の部材に回動可能に係合する第1の回動ガイド部と、前記フラットケーブルの前記中間部分を収納する第1の収納部と、前記フラットケーブルを保持する第1の保持部とを有し、
    前記第2の部材は、前記第1の回動ガイド部に回動可能に係合する第2の回動ガイド部と、前記フラットケーブルの前記中間部分を収納する第2の収納部と、前記フラットケーブルを保持する第2の保持部とを有し、
    前記フラットケーブルは、前記第1の保持部に係合する第1の係合部と、前記第2の保持部に係合する第2の係合部とを有し、
    さらに、前記フラットケーブルは、複数枚の前記フラットケーブルが重ね合わされかつ前記第1及び前記第2の係合部間でスパイラル状に巻かれて前記第1及び前記第2の収納部に収納される複数の前記フラットケーブルのうちの外周側に位置する前記フラットケーブルの長手方向における寸法よりも内周側に位置する前記フラットケーブルの前記長手方向における寸法を短い寸法として、複数枚の前記フラットケーブル同士が前記第1及び前記第2の係合部において接合されており、
    前記第1及び前記第2の係合部は、前記フラットケーブルの前記長手方向の側辺から突出しており、
    前記第1及び前記第2の保持部は、前記第1及び前記第2の係合部を含む部分の形状に対応した窪んだ部分を有する形状に形成され、前記フラットケーブルを外部へ導出させる切り欠き部分を備えた第1及び第2の閉塞端壁を有し、
    記第1及び前記第2の部材は、それぞれが前記一軸を含む平面で二体に分割されているヒンジ組立体であり、前記第1及び前記第2の部材がともに、分割された二体のうち少なくとも一方に窪んだ部分を有する前記第1及び前記第2の保持部それぞれ形成されており、分割されている前記ヒンジ組立体を組み立てた状態で前記フラットケーブルの前記第1の係合部を前記第1の部材としての前記ヒンジ組立体によって挟み付け保持しているとともに前記第2の係合部を前記第2の部材としての前記ヒンジ組立体によって挟み付け保持しており、
    前記第1及び前記第2のヒンジ部に着脱自在に保持されることを特徴とするヒンジコネクタ。
  2. 請求項1記載のヒンジコネクタにおいて、前記フラットケーブルの両端部のうちの一方側は、前記第1の保持部から前記第1の閉塞端壁の前記切り欠き部分を前記一軸方向に貫通して外部へ導出されて前記第1の閉塞端壁の前記切り欠き部分で封止材によって封止されており、前記フラットケーブルの両端部のうちの他方側は、前記第2の保持部から前記第2の閉塞端壁の前記切り欠き部分を前記一軸周りでかつ径方向外向に貫通して外部に導出されて前記第2の閉塞端壁の前記切り欠き部分で封止材によって封止されていることを特徴とするヒンジコネクタ。
  3. 請求項1記載のヒンジコネクタにおいて、前記フラットケーブルの両端部のうちの一方側は、前記第1の保持部から前記第1の閉塞端壁の前記切り欠き部分を前記一軸周りでかつ径方向外向に貫通して外部に導出されて前記第1の閉塞端壁の前記切り欠き部分で封止材によって封止されており、前記フラットケーブルの両端部のうちの他 方側は、前記第2の保持部から前記第2の閉塞端壁の前記切り欠き部分を前記一軸周りでかつ径方向外向に貫通して外部に導出されて前記第2の閉塞端壁の前記切り欠き部分で封止材によって封止されていることを特徴とするヒンジコネクタ。
  4. 請求項1記載のヒンジコネクタにおいて、前記第1及び第2の回路基板に実装した相手コネクタのそれぞれに嵌合・離脱可能に接続するよう前記フラットケーブルにおける前記両端部のうちの一方側の端部の一面上に搭載した第1のコネクタと、前記フラットケーブルの前記両端部のうちの他方側の端部の一面上に搭載した第2のコネクタとを有していることを特徴とするヒンジコネクタ。
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