JP4175716B2 - 食器洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器の洗浄及びすすぎを実施する業務用または家庭用の食器洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば業務用の食器洗浄装置においては、図7に示すように、先ず、すすぎ水タンクから洗浄水タンクに、例えば60℃の洗浄水を溜める給湯運転を実施する(ステップS100)。次に、洗浄待機状態となり(ステップS101)、この間に使用者が食器を洗浄室内へ導入する。その後、洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄水ノズルから洗浄室内へ噴射させて、洗浄室内の食器を洗浄する洗浄運転を実施する(ステップS102)。
【0003】
この洗浄運転終了後、食器洗浄装置を所定時間休止し(ステップS103)、その後すすぎ運転を実施する。(ステップS104)。このすすぎ運転は、すすぎ水タンクからのすすぎ水をすすぎ水ノズルを介して洗浄室内へ噴射させ、洗浄後の食器をすすぐ。このすすぎ運転終了後、高温(約80℃)のすすぎ水の余熱で食器を乾燥させ、その後終了ブザーを出力して(ステップS105)、食器の洗浄を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の食器洗浄装置では、すすぎ水タンク内におけるすすぎ水の温度が低くても、そのまますすぎ運転を実施可能な構成であるため、食器のすすぎが不完全となって、すすぎ後の食器が非衛生的な場合があった。
【0005】
上述の事情を考慮して、請求項1に記載の発明の目的は、不適切な温度のすすぎ水によるすすぎ運転の実施を極力回避できる食器洗浄装置を提供することにあり、請求項2に記載の発明の目的は、常に適切な温度のすすぎ水ですすぎ運転を実施できる食器洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、食器を洗浄する洗浄運転と、洗浄後の食器をすすぐすすぎ運転とが順次実施される食器洗浄装置において、上記洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、上記すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に、警報を出力することを特徴とするものである。
【0009】
請求項に記載の発明は、食器を洗浄する洗浄運転と、洗浄後の食器をすすぐすすぎ運転とが順次実施される食器洗浄装置において、上記洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、上記すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に、警報を出力し、且つ、上記洗浄運転及び上記すすぎ運転を実施させず待機させることを特徴とするものである。
【0014】
請求項に記載の発明には、次の作用がある。
【0015】
洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に警報が出力されることから、このまますすぎ運転を実施すると、食器のすすぎが非衛生的となることを容易に認識でき、上記警報に基づく何らかの対処によって、不適切な温度のすすぎ水によるすすぎ運転の実施を極力回避できる。
【0016】
また、洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に警報を出力することから、洗浄運転中のすすぎ水の温度上昇を見込んで警報の出力を判断するので、洗浄運転開始時にすすぎ水温度が基準温度よりも低い場合にも警報の頻繁な出力を抑制でき、効率的な運転を実現できる。
【0017】
請求項に記載の発明には、次の作用がある。
【0018】
洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に、警報を出力し、且つ、洗浄運転及びすすぎ運転を実施させず待機させることから、常に適切な温度のすすぎ水ですすぎ運転を実施できるので、食器を衛生的にすすぐことができる。
【0019】
また、洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に警報を出力し、且つ、洗浄運転及びすすぎ運転を実施させず待機させることから、洗浄運転中のすすぎ水の温度上昇を見込んで、警報の出力と洗浄運転及びすすぎ運転の運転開始とを判断するので、洗浄運転開始時にすすぎ水温度が基準温度よりも低い場合にも洗浄運転を実施でき、効率的な運転を実現できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0021】
[A]第一の実施の形態(図1〜図3)
図1は、本発明に係る食器洗浄装置の第一の実施の形態を示す構成図である。
【0022】
この図1に示す食器洗浄装置10は、食器を収納可能な洗浄室11の下方に、洗浄水を貯溜する洗浄水タンク12と、すすぎ水を貯溜するすすぎ水タンク13とが配置されている。洗浄水タンク12内に洗浄水タンクヒータ28(図2)が設置されて、洗浄水が約60℃に加熱され維持される。また、すすぎ水タンク13内にすすぎ水タンクヒータ31(図2)が設置されて、すすぎ水が約80℃に加熱され維持される。
【0023】
洗浄水タンク12の近傍には洗浄水ポンプ14が配置される。この洗浄水ポンプ14の稼動により、洗浄水タンク12内の洗浄水は洗浄水導水管14Aを経て、洗浄室11内の上下方向に配置された洗浄水ノズル15へ導かれ、この洗浄水ノズル15から洗浄室11内へ噴射可能とされる。
【0024】
また、すすぎ水タンク13の近傍にはすすぎ水ポンプ16が配置される。このすすぎ水ポンプ16の稼動により、すすぎ水タンク13内の洗浄水はすすぎ水導水管16Aを経て、洗浄室11内の上下に配置されたすすぎ水ノズル17から噴射可能とされる。
【0025】
上記洗浄水ノズル15及びすすぎ水ノズル17は、水平方向に回転可能に設けられる。洗浄水ノズル15からの洗浄水の噴射時とすすぎ水ノズル17からのすすぎ水の噴射時には、これらの洗浄水ノズル15、すすぎ水ノズル17が回転し、これにより、洗浄室11内の棚(不図示)に載置された食器が良好に洗浄され、すすがれる。
【0026】
洗浄室11の下方には集水パン19が設置されている。この集水パン19は、洗浄水ノズル15から噴射されて食器を洗浄した洗浄水と、すすぎ水ノズル17から噴射されて食器をすすいだすすぎ水とを集め、これらを洗浄水タンク12内へ導く。また、食器洗浄装置10には、洗浄室11を外部に開口する食器の搬入出口が設けられ、この搬入出口はドア9により開閉される。また、符号7はオーバーフロー管である。
【0027】
上述の食器洗浄装置10には、洗浄運転及びすすぎ運転などを制御する図2に示す制御装置8が設けられている。この制御装置8は、マイクロコンピュータ20、入出力表示器21、洗浄水温度センサ22、すすぎ水温度センサ23、ドアスイッチ24、フロートスイッチ25、洗浄水ポンプ制御部26、洗浄水タンクヒータ制御部27、すすぎ水ポンプ制御部29、すすぎ水タンクヒータ制御部30及び給湯弁制御部32を有して構成される。
【0028】
入出力表示器21には、スタートスイッチと、洗浄運転またはすすぎ運転の時間設定、洗浄水またはすすぎ水の温度設定をそれぞれ行う設定スイッチと、設定データを表示する表示器とを備えている。洗浄水温度センサ22は、洗浄水タンク12(図1)内に設けられていて、洗浄水の温度を検知する。また、すすぎ水温度センサ23は、すすぎ水タンク13(図1)内に設けられて、すすぎ水の温度を検知する。ドアスイッチ24は、ドア9(図1)が閉じられるとONになり、フロートスイッチ25は、すすぎ水タンク13に設けられて、その水位が一定レベル以上あるときONになる。
【0029】
マイクロコンピュータ20は、洗浄運転開始時に洗浄ポンプ制御部26に指令して、入出力表示器21で設定された洗浄運転設定時間だけ洗浄水ポンプ14を稼動して洗浄運転を実施させる。マイクロコンピュータ20は、すすぎ運転開始時にすすぎ水ポンプ制御部29に指令して、入出力表示器21で設定されたすすぎ運転設定時間だけすすぎ水ポンプ16を稼動してすすぎ運転を実施させる。
【0030】
マイクロコンピュータ20は、洗浄水温度センサ22の出力と、予め入出力表示器21で設定・記憶されている洗浄水設定温度とを比較して、洗浄水タンクヒータ制御部27に洗浄水タンクヒータ28のON、OFFを指令し、洗浄水温度の制御を行う。また、マイクロコンピュータ20は、すすぎ水温度センサ23の出力と、予め入出力表示器21で設定・記憶されているすすぎ水設定温度とを比較して、すすぎ水タンクヒータ制御部30にすすぎ水タンクヒータ31のON、OFFを指令し、すすぎ水の温度制御を行う。更に、マイクロコンピュータ20は、フロートスイッチ25ですすぎ水タンク13内の水位が低下したら、給湯弁制御部32に指令し、給湯弁33を開いてすすぎ水タンク13内へ湯を供給する。
【0031】
更に、前記入出力表示器21には終了ブザー34が設置されると共に、警告ブザー35及び警告灯36が設置される。マイクロコンピュータ20は、洗浄運転及びすすぎ運転が終了した後の所定時間経過後に、終了ブザー34を鳴らして食器の洗浄終了を知らせる。
【0032】
またマイクロコンピュータ20は、洗浄運転開始前の後述の洗浄待機状態下で、入出力表示器21のスタートスイッチ(図示せず)をON操作した時に、すすぎ水温度センサ23にて検出されたすすぎ水タンク13内のすすぎ水温度を取り込み、この検出すすぎ水温度が、基準温度としての前記すすぎ水設定温度(約80℃)よりも低い場合に警告ブザー35を鳴らし、警告灯36を点灯させて、その後洗浄運転及びすすぎ運転を順次実施させる。また、上記検出すすぎ水温度がすすぎ水設定温度以上の場合に、マイクロコンピュータ20は、警告ブザー35が鳴り警告灯36が点灯している場合に限り、これらの警告ブザー35及び警告灯36を停止させて、その後洗浄及びすすぎ運転を順次実施させる。
【0033】
次に、図3を参照してマイクロコンピュータ20による食器洗浄装置10の主要な洗浄・すすぎ動作を説明する。
【0034】
マイクロコンピュータ20は、入出力表示器21の電源スイッチ37が使用者によりON操作されると、給湯運転を実施する(ステップS10)。この給湯運転では、マイクロコンピュータ20は、すすぎ水ポンプ制御部29を介してすすぎ水ポンプ16を運転させ、すすぎ水タンク13内のすすぎ水をすすぎ水ノズル17から噴射させ、集水パン19を経て洗浄水タンク12内に貯溜する。
【0035】
この給湯運転終了後、マイクロコンピュータ20は、食器洗浄装置10を洗浄待機状態とする(ステップS11)。この間に食器洗浄装置10の使用者によってドア9が開けられ、洗浄室11内の棚に食器が搬入され、ドア9が閉じられる。
【0036】
入出力表示器21のスタートスイッチ(図示せず)が使用者によりON操作されると、マイクロコンピュータ20は、すすぎ水温度センサ23にて検出されたすすぎ水タンク13内のすすぎ水の温度を取り込み、この検出すすぎ水温度とすすぎ水設定温度とを比較する(ステップS12)。
【0037】
このステップS12において、すすぎ水検出温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、マイクロコンピュータ20は、入出力表示器21の警告ブザー35を鳴らし、警告灯36を点灯させて、現時点のすすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低いことを使用者に警告する(ステップS13)。
【0038】
また、ステップS12において、検出すすぎ水温度がすすぎ水設定温度以上の場合で、警告ブザー35が鳴り警告灯36が点灯しているときには、この警告ブザー35を停止させ、警告灯36を消灯させる(ステップS14)。
【0039】
マイクロコンピュータ20は、ステップS13またはS14の後に、洗浄水ポンプ制御部26を介して洗浄水ポンプ14を稼動させ、洗浄水ノズル15を水平方向に回転さながら、洗浄水タンク12内の洗浄水を洗浄水ノズル15から洗浄室11内へ噴射させて、洗浄室11内の食器を洗浄する(ステップS15)。マイクロコンピュータ20は、この洗浄運転を、予め設定された洗浄運転設定時間実施する。
【0040】
マイクロコンピュータ20は、洗浄運転終了後、約4〜5秒間食器洗浄装置10を休止させる(ステップS16)。
【0041】
この休止後、マイクロコンピュータ20は、すすぎ水ポンプ制御部29を介してすすぎ水ポンプ16を稼動させ、すすぎ水ポンプ16を水平方向に回転させながら、すすぎ水タンク13内のすすぎ水をすすぎ水ノズル17から洗浄室11内へ噴射させて、洗浄室11内で洗浄水の付着した食器をすすぐ(ステップS17)。マイクロコンピュータ20は、このすすぎ運転を予め設定されたすすぎ運転設定時間実施する。
【0042】
尚、このすすぎ運転は、ステップS13の後に実施される場合には、すすぎ水の温度がすすぎ水設定温度よりも低く、警告ブザー35が鳴り、警告灯36が点灯している状態下で実施される場合もある。
【0043】
マイクロコンピュータ20は、上記すすぎ運転終了後、約5秒間終了ブザー34を鳴らし、食器の洗浄及びすすぎが終了したことを使用者に知らせる(ステップS18)。この間に、すすぎ水の高温の余熱によって、すすぎ終了後の食器は乾燥され、その後、使用者により洗浄室11内から搬出される。マイクロコンピュータ20は、ステップS18終了後、食器洗浄装置10をステップS11の洗浄待機状態とする。
【0044】
従って、上記実施の形態の食器洗浄装置10によれば、次の効果▲1▼を奏する。
【0045】
▲1▼制御装置8のマイクロコンピュータ20は、ステップS15の洗浄運転開始前に、すすぎ水温度センサ23にて検出された検出すすぎ水温度がすすぎ設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力することから、このままステップS17のすすぎ運転を実施すると、食器のすすぎが非衛生的になることを使用者に容易に認識させることができ、また、上記警報に基づく何らかの対処(例えば、すすぎ水タンクヒータ31の強制的加熱など)によって、不適切な温度のすすぎ水によるすすぎ運転(ステップS17)の実施を極力回避できる。
[B]第二の実施の形態(図4)
図4は、本発明に係る食器洗浄装置の第二の実施の形態における制御措置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。この第二の実施の形態において、前記第一の実施の形態と同様な部分は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0046】
この第二の実施の形態の食器洗浄装置40(図1)では、制御装置41(図2)のマイクロコンピュータ42(図2)は、図4に示すステップS12において、検出すすぎ水温度が基準温度としてのすすぎ水設定温度よりも低い場合に、入出力表示器21の警告ブザー35を鳴らし、警告灯36を点灯させて、すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低いことを使用者に警告すると共に、その直後にステップS15の洗浄運転を実施させず、食器洗浄装置40をステップS11の洗浄待機状態とする(ステップS23)。
【0047】
また、マイクロコンピュータ42は、ステップS12において、検出すすぎ水温度がすすぎ水設定温度以上の場合には、ステップS23において既に警告が出力されている(警告ブザー35が鳴り、警告灯36が点灯する)場合に限りこの警告を停止させ、引き続き(又は上記警告が出力されていないときには直接)、ステップS15の洗浄運転を実施させる(ステップS24)。
【0048】
尚、この実施の形態では、ステップS17においては、常に、すすぎ水設定温度以上の温度のすすぎ水を用いてすすぎ運転が実施される。
【0049】
従って、上記実施の形態の食器洗浄装置40によれば、次の効果▲2▼を奏する。
【0050】
▲2▼制御装置41のマイクロコンピュータ42は、ステップS15の洗浄運転の開始前に、すすぎ水温度センサ23にて検出された検出すすぎ水の温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力し、且つ、ステップS15の洗浄運転を実施させず食器洗浄装置10を待機させる(ステップS11)ことから、常に適切な温度のすすぎ水でステップS17のすすぎ運転を実施できるので、食器を衛生的にすすぐことができる。
【0051】
[C]第三の実施の形態(図5)
図5は、本発明に係る食器洗浄装置の第三の実施の形態における制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。この第三の実施の形態において、前記第一の実施の形態と同様な部分は、同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0052】
この第三の実施の形態の食器洗浄装置50(図1)では、制御装置51(図2)のマイクロコンピュータ52(図2)は、図5に示すステップS11の洗浄待機状態下で、入出力表示器21のスタートスイッチ(不図示)が使用者によりON操作されたとき、すすぎ水温度センサ23にて検出されたすすぎ水タンク13内のすすぎ水の温度を取り込み、入出力表示器21にて設定された洗浄運転設定時間とステップS16の休止時間とすすぎ水タンクヒータ31の発熱量とを考慮して、ステップS17のすすぎ運転開始時におけるすすぎ水タンク13内のすすぎ水温度を算出して予想する(ステップS31)。
【0053】
次に、マイクロコンピュータ52は、ステップS31で算出された予想すすぎ水温度と基準温度としてのすすぎ水設定温度とを比較する(ステップS32)。
【0054】
マイクロコンピュータ52は、ステップS31で算出された予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、入出力表示器21の警告ブザー35を鳴らし、警告灯36を点灯させて、すすぎ運転開始時のすすぎ水温度が、すすぎ水設定温度よりも低いと予想したことを使用者に警告する(ステップS33)。
【0055】
また、マイクロコンピュータ52は、ステップS31で算出された予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度以上の場合で、既に警告ブザー35が鳴り警告灯36が点灯しているときには、これらの警告ブザー35を停止させ、警告灯36を消灯させる(ステップS34)。
【0056】
従って、この第三の実施の形態の食器洗浄装置50では、次の効果▲3▼及び▲4▼を奏する。
【0057】
▲3▼制御装置51のマイクロコンピュータ42はステップS15の洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間及びステップS16の休止時間等に基づき、ステップS17のすすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力することから、このままステップS17のすすぎ運転を実施すると食器のすすぎが非衛生的になることを使用者に容易に認識させることができ、また、上記警告に基づく何らかの対処(例えば、すすぎ水タンクヒータ31の強制的加熱など)によって、不適切な温度のすすぎ水によるすすぎ運転の実施を極力回避できる。
【0058】
▲4▼制御装置51のマイクロコンピュータ42は、ステップS15の洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間及びステップS16の休止時間等に基づき、ステップS17のすすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力することから、ステップS15の洗浄運転中のすすぎ水の温度上昇を見込んで、上記警報の出力(警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させること)を判断するので、洗浄運転(ステップS15)の開始前における検出すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合にも警報の頻繁な出力を抑制でき、効率的な運転を実現できる。
【0059】
[D]第四の実施の形態(図6)
図6は、本発明に係る食器洗浄装置の第四の実施の形態における制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。この第四の実施の形態において、前記第一及び第三の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0060】
この第の実施の形態の食器洗浄装置60(図1)では、制御装置61(図2)のマイクロコンピュータ62(図2)は、図6に示すステップS32において、予想すすぎ水温度が基準温度としてのすすぎ水設定温度よりも低い場合に、入出力表示器21の警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて、予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低いと予想したことを使用者に警告すると共に、その直後にステップS15の洗浄運転を実施させず、食器洗浄装置60をステップS11の待機状態とする(ステップS43)。
【0061】
また、マイクロコンピュータ62は、ステップS32において、予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度以上の場合には、ステップS43において既に警報が出力されている(警告ブザー35が鳴り警告灯36が点灯する)場合に限りこの警報を停止させ、引き続き(又は上記警報が出力されていないときには直接)、ステップS15の洗浄運転を実施させる(ステップS44)。
【0062】
尚、この第四の実施の形態においても、第二の実施の形態と同様に、ステップS17においては、常に、すすぎ水設定温度以上の温度のすすぎ水を用いてすすぎ運転が実施される。
【0063】
従って、上記実施の形態の食器洗浄装置60によれば、次の効果▲5▼及び▲6▼を奏する。
【0064】
▲5▼制御装置61のマイクロコンピュータ62は、ステップS15の洗浄運転の開始前に洗浄運転設定時間及びステップS16の休止時間等に基づき、ステップS17のすすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力し、且つ、ステップS15の洗浄運転及びステップS17のすすぎ運転を実施させず食器洗浄装置10を待機させる(ステップS11)ことから、常に適切な温度のすすぎ水でステップS17のすすぎ運転を実施できるので、食器を衛生的にすすぐことができる。
【0065】
▲6▼制御装置51のマイクロコンピュータ42は、ステップS15の洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間及びステップS16の休止時間等に基づき、ステップS17のすすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合に、警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させて警報を出力し、且つステップS15の洗浄運転及びステップS17のすすぎ運転を実施させず食器洗浄装置60を待機させる(ステップS11)ことから、ステップS15の洗浄運転中のすすぎ水の温度上昇を見込んで、警報の出力(警告ブザー35を鳴らし警告灯36を点灯させること)を判断するので、洗浄運転(ステップS15)開始前における検出すすぎ水温度がすすぎ水設定温度よりも低い場合にも、ステップS15の洗浄運転を実施でき、効率的な運転を実現できる。
【0066】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】
例えば、第一及び第二の実施の形態において、ステップS12、S13及びS14またはステップS12、S23、及びS24を、ステップS16の食器洗浄装置の休止時に実施しても良い。また、上記第一〜第四の各実施の形態において、すすぎ水温度センサ23によるすすぎ水タンク13内のすすぎ水の温度検出を、入出力表示器21におけるスタートスイッチ(図示せず)のON操作時ではなく、ドア9が閉じられてドアスイッチ24がON操作されたときに実施しても良い。
【0068】
【発明の効果】
求項に記載の食器洗浄装置によれば、洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に警報を出力することから、不適切な温度のすすぎ水によるすすぎ運転の実施を極力回避できる。
【0069】
求項記載の発明に係る食器洗浄装置によれば、洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に警報を出力し、且つ、洗浄運転及びすすぎ運転を実施させず待機させることから、常に適切な温度のすすぎ水ですすぎ運転を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食器洗浄装置の第一の実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1の食器洗浄装置の制御装置を示すブロック図である。
【図3】図2の制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る食器洗浄装置の第二の実施の形態における制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る食器洗浄装置の第三の実施の形態における制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る食器洗浄装置の第四の実施の形態における制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の食器洗浄装置の制御装置が実施する洗浄・すすぎ動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 制御装置
10 食器洗浄装置
12 洗浄水タンク
13 すすぎ水タンク
14 洗浄水ポンプ
16 すすぎ水ポンプ
20 マイクロコンピュータ
23 すすぎ水温度センサ
35 警告ブザー
36 警告灯
40 食器洗浄装置
41 制御装置
42 マイクロコンピュータ
50 食器洗浄装置
51 制御装置
52 マイクロコンピュータ
60 食器洗浄装置
61 制御装置
62 マイクロコンピュータ

Claims (2)

  1. 食器を洗浄する洗浄運転と、洗浄後の食器をすすぐすすぎ運転とが順次実施される食器洗浄装置において、上記洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、上記すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に、警報を出力することを特徴とする食器洗浄装置。
  2. 食器を洗浄する洗浄運転と、洗浄後の食器をすすぐすすぎ運転とが順次実施される食器洗浄装置において、上記洗浄運転の開始前に、洗浄運転設定時間から、上記すすぎ運転の開始時におけるすすぎ水温度を予想し、この予想すすぎ水温度が基準温度よりも低い場合に、警報を出力し、且つ、上記洗浄運転及び上記すすぎ運転を実施させず待機させることを特徴とする食器洗浄装置。
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