JP4175679B2 - 圧電素子製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式のプリンタ等に用いられるインクジェットヘッドであって、電圧を印加したとき、圧電効果により変形する圧電素子を用いてインクに圧力変動(正圧を加圧すること、又は負圧を与えることをいう。以下、同じ。)を与え、これにより当該インクを吐出させて記録を行うインクジェットヘッドの製造方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
先ず、従来の圧電素子を用いたインクジェットヘッドの構成について、図5を用いて説明する。
【0003】
図5に示すように、従来の圧電素子を用いたインクジェットヘッドは、インク溜め104から供給されるインクIを、プレート部103の図5中紙面に垂直な方向に複数列形成されているインク室101内において圧電素子105により加圧し、これによりインクノズル102からインクIを吐出させて記録を行っていた。
【0004】
次に、圧電素子105の細部構成について、図5中X−X断面を示す図6を用いて説明する。
【0005】
図6(a)に示すように、圧電素子105の第1従来例としては、図6(a)に示す方向に分極されている圧電体層107と圧電体層109の間であって、夫々のインク室101に対応する位置に圧電素子105の駆動時に正に帯電される電極111を形成すると共に、圧電体層109の圧電体層107の反対側の表面全体に圧電素子105の駆動時に負に帯電される共通電極113を形成し、これらの電極111及び電極113を用いて圧電体層107及び圧電体層109の分極方向に平行に電界を印加し、これにより、当該圧電素子105に対して、いわゆるユニモルフモード(圧電体層109が層方向に縮むと共に、圧電体層107には電界が印加されないので当該圧電体層107は変形しないことから、全体として電極111が存在している領域の圧電素子105が下方向にインク室101内に突出するように撓み変形するモード)の変形を発生させ、インク室101内に圧電素子105を凹ませるように変形させてインクを加圧しこれを吐出させる方法がある。
【0006】
また、ユニモルフモード以外の変形モードによりインクを加圧する方法としては、例えば、図6(b)に示すように、図6(b)に示す方向に分極されている複数の圧電体層が積層された圧電素子205内の夫々の圧電体層の間のインク室201に対応する位置に第1電極211を形成すると共に、さらに当該圧電体層の間のインク室201以外の位置に第2電極213を形成し、第1電極211には正の電圧を印加し、更に第2電極213には負の電圧を印加して、当該圧電素子205に対して、いわゆるシェアモード(厚み滑りモードとも呼ばれ、圧電素子の分極方向に垂直に電界を印加した場合に発生する変形モードである。)の変形を発生させ、旋断変形により圧電素子205がインク室201内に凹むように変形させてインクを加圧しこれを吐出させる方法がある。
【0007】
ここで、図6に示すいずれのモードの圧電素子についても、それを製造する際には、圧電体層と夫々の形状の電極を積層した後、これを真空プレスし、更に焼成することにより各圧電体層を焼固めて夫々の圧電素子を形成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の圧電素子の製造方法によると、電極を圧電体層間に形成してから焼成していたので、当該焼成による圧電体層の縮み変形により焼成前に比して電極の位置が移動し、これにより、例えば、インク室の位置に適合すべき電極の位置がずれたり、また、圧電素子の層方向の位置によって電極の間隔が異なったりすることがあり、結果としてインク室の位置と対応すべき電極の位置とを高精度で合わせることができないという問題点があった。
【0009】
そして、この問題点により、圧電素子を小型化したときに精度よくインク室と電極の位置合せをすることができず、従って、圧電素子の小型化、すなわち、インク室の間隔を縮めてインクジェットヘッドを高解像度化することができないという問題点があった。
【0010】
そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、インクジェットヘッドを小型化し、これを高解像度化することが可能な圧電素子の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定される第1圧電体層の前記インク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する共通電極形成工程と、前記第1圧電体層の前記共通電極が形成された面に積層して第2圧電体層を形成する積層工程と、前記第1圧電体層、前記共通電極及び前記第2圧電体層を焼成し、前記第1圧電体層に相当する第1焼成圧電体層及び前記第2圧電体層に相当する第2焼成圧電体層を形成する焼成工程と、前記焼成工程後に少なくとも前記第2焼成圧電体層を当該第2焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、前記分極工程後に、前記第1焼成圧電体層及び前記第2焼成圧電体層を含む積層体を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、前記接着工程後に、前記第2焼成圧電体層の外側の表面の前記インク室に対応する位置に個別電極を形成する個別電極生成工程と、を備える。
【0012】
請求項1に記載の発明の作用によれば、共通電極形成工程において、第1圧電体層のインク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する。
【0013】
次に、積層工程において、第1圧電体層の共通電極が形成された面に積層して第2圧電体層を形成する。
【0014】
更に、焼成工程において、第1圧電体層、共通電極及び第2圧電体層を焼成し、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層を形成する。
【0015】
そして、焼成工程後に、分極工程において、少なくとも第2焼成圧電体層を当該第2焼成圧電体層の厚み方向に分極させる。
【0016】
そして、分極工程後に、接着工程において、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層を含む積層体をインク室が形成されているプレート部に接着して固定する。
そして、接着工程後に、個別電極生成工程において、第2焼成圧電体層の外側の表面の前記インク室に対応する位置に個別電極を形成する。
【0017】
よって、焼成後の少なくとも第2焼成圧電体層の表面に個別電極を形成するので、個別電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室の位置に正確に適合させて個別電極を形成できる。
また、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層をプレート部に固定した後に個別電極を形成するので、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層のプレート部への固定時には個別電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、個別電極の形成時においては、正確にインク室に対応させて当該個別電極を形成することができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定され且つ弾性変形可能な材料からなる弾性材料層の前記インク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する共通電極形成工程と、前記弾性材料層の前記共通電極が形成された面に積層して圧電体層を形成する積層工程と、前記弾性材料層、前記共通電極及び前記圧電体層を焼成し、前記圧電体層に相当する焼成圧電体層を形成する焼成工程と、前記焼成工程後に前記焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、前記分極工程後に、前記弾性材料層及び前記焼成圧電体層を含む積層体を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、前記接着工程後に、前記焼成圧電体層の外側の表面の前記インク室に対応する位置に個別電極を形成する個別電極生成工程と、を備える
【0019】
請求項2に記載の発明の作用によれば、共通電極形成工程において、インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定され且つ弾性変形可能な材料からなる弾性材料層のインク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する。
そして、積層工程において、弾性材料層の共通電極が形成された面に積層して圧電体層を形成する。
そして、焼成工程において、弾性材料層、共通電極及び圧電体層を焼成し、圧電体層に相当する焼成圧電体層を形成する。
そして、分極工程において、焼成工程後に、焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる。
そして、接着工程において、分極工程後に、弾性材料層及び焼成圧電体層を含む積層体をインク室が形成されているプレート部に接着して固定する。
最後に、個別電極生成工程において、接着工程後に、焼成圧電体層の外側の表面のインク室に対応する位置に個別電極を形成する。
【0020】
よって、焼成後の焼成圧電体層の表面に個別電極を形成するので、個別電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室の位置に正確に適合させて個別電極を形成できる。
また、弾性材料層及び焼成圧電体層をプレート部に固定した後に個別電極を形成するので、弾性材料層及び焼成圧電体層のプレート部への固定時には個別電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、個別電極の形成時においては、正確にインク室に対応させて当該個別電極を形成することができる。
【0021】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定される圧電体層を焼成し、焼成圧電体層を形成する焼成工程と、前記焼成工程後、前記焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、前記分極工程後、当該焼成圧電体層を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、前記接着工程後、前記焼成圧電体層の表面の少なくとも一方の前記インク室に対応する位置に第1電極を形成する第1電極形成工程と、前記接着工程後、前記焼成圧電体層の表面の少なくとも一方の前記周縁部に対応する位置に第2電極を形成する第2電極形成工程と、を備える。
【0022】
請求項3に記載の発明の作用によれば、焼成工程において、圧電体層を焼成し、焼成圧電体層を形成する。
【0023】
次に、焼成後、分極工程において、焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる。
【0024】
そして、接着工程において、分極工程後、焼成圧電体層をインク室が形成されているプレート部に接着して固定する。
そして、第1電極形成工程において、接着工程後、焼成圧電体層の表面の少なくとも一方のインク室に対応する位置に第1電極を形成する。
【0025】
更に、第2電極形成工程において、接着工程後、焼成圧電体層の表面の少なくとも一方の周縁部に対応する位置に第2電極を形成する。
【0026】
よって、焼成後の焼成圧電体層の表面に第1電極及び第2電極を形成するので、第1電極及び第2電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室及び周縁部の位置に正確に適合させて第1電極及び第2電極を形成できる。
また、焼成圧電体層をプレート部に固定した後に第1電極及び第2電極を形成するので、焼成圧電体層のプレート部への固定時には第1電極又は第2電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、第1電極及び第2電極の形成時においては、正確にインク室及び周縁部に対応させて各電極を形成することができる。
【0027】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の圧電素子製造方法において、前記第1電極形成工程において前記第1電極は前記焼成圧電体層の前記インク室に面していない側の表面の当該インク室に対応する位置に形され、前記第2電極形成工程において、前記第2電極は前記焼成圧電体層の前記インク室に面していない側の表面の前記周縁部に対応する位置に形されるように構成される。
【0028】
請求項4に記載の発明の作用によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、第1電極形成工程において第1電極は焼成圧電体層のインク室に面していない側の表面の当該インク室に対応する位置に形成される。
そして、第2電極形成工程において、第2電極は焼成圧電体層のインク室に面していない側の表面の周縁部に対応する位置に形成される。
【0029】
よって、焼成圧電体層をプレート部に固定した後に第1電極及び第2電極を形成するので、焼成圧電体層のプレート部への固定時には第1電極又は第2電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、第1電極及び第2電極の形成時においては、正確にインク室及び周縁部に対応させて各電極を形成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明をインクジェットプリンタに搭載されるインクジェットヘッドに適用した場合の実施の形態である。
【0031】
(I)プリンタの構成
始めに、本発明が適用されるインクジェットプリンタの概要構成について図1を用いて説明する。なお、図1は、当該インクジェットプリンタの駆動部近辺の透視斜視図である。
【0032】
図1に示すように、実施形態のプリンタSにおいては、一対のフレーム1(図1には一方のフレーム1のみを示す。)間に、軸2を介して記録用紙を搬送するためのプラテン3が回転可能に取り付けられており、当該プラテン3はモータ4により回転駆動される。そして、当該プラテン3に対向して本発明のインクジェットヘッド5が配置されている。このインクジェットヘッド5は、インク供給装置6と共にキャリッジ7上に載置されている。そして、当該キャリッジ7はプラテン3の軸線と平行に配置された2本のガイドロッド8により当該ガイドロッド8の方向に移動可能に支持されている。また、当該キャリッジ7には、一対のプーリ9間に掛け渡されたタイミングベルト10が固定されている。更に、一方のプーリ9(図1中、向かって右側のプーリ9)はモータ11の駆動軸に固定されている。これにより、モータ11を介して向かって右側のプーリ9が回転することによりタイミングベルト10が送られてキャリッジ7がプラテン3に沿ってその軸方向に往復動することとなる。
【0033】
上記の構成により、プラテン3が回転して記録用紙を送ることに同期してキャリッジ7がインクを吐出しつつプラテン3の軸方向に移動し、当該記録用紙上に所定の画像等が形成されるのである。
【0034】
(II)インクジェットヘッドの細部構成及び動作
次に、インクジェットヘッド5の細部構成及び動作について、図2を用いて説明する。なお、図2(a)はユニモルフモードにより撓み変形するインクジェットヘッド5のガイドロッド8に垂直な面の断面図であり、図2(b)は図2(a)におけるX−X’断面の正面図である。
【0035】
図2に示すように、インクジェットヘッド5は、インク供給装置6から供給されるインクIを一時的に貯留するインク溜め17及び図2の紙面に垂直な方向に複数列のインク室15が形成されているプレート部としてのキャビティプレート16と、インク室15のインク溜め17と反対の面を塞ぐ形で夫々のインク室15に対応してインク吐出口19が形成されているノズルプレート20と、本発明に係る圧電素子18と、当該圧電素子18内に形成されている電極に対して所定の極性の電圧を印加する駆動部25と、駆動部25を制御してインクIを吐出させ、記録すべき記録情報に対応した記録を行う制御部26とにより構成されている。
【0036】
また、圧電素子18は、PZT(ジルコンチタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3))等の圧電材料よりなる圧電体層21及び22と、個別電極23及び共通電極24とが積層されて構成されている。この構成において、共通電極24は複数のインク室15及び夫々のインク室の側壁面を構成する周縁部16aに跨るようにシート状に形成されている。そして、圧電体層22の圧電体層21の反対側の表面には、インク室15に対応する位置に夫々個別電極23が形成されている。このとき、個別電極23は、溝状のインク室15の形状に対応して図2の紙面に垂直な方向に延在するように形成されている。
【0037】
そして、この構成を有する圧電素子18によりインク室15内のインクIを加圧するタイミングにおいては、制御部26の制御のもと、駆動部25により個別電極23に対して正の電圧が印加され、共通電極24に対しては負の電圧が印加される。これにより、圧電体層21及び22が、インク室15内に突出するようにユニモルフモードで変形する。そして、この変形によりインクIが加圧され、インクIがインク吐出口19から吐出されることとなる。
【0038】
ここで、上記ユニモルフモードとは、圧電体の分極方向に垂直な面の一方に弾性体を固定すると共に、当該圧電体に分極方向と同方向又は反対方向の電界を印加することにより、圧電体が分極方向(すなわち、面方向)に伸縮し、弾性体がこれを拘束しようとするために生じる撓み変形のモードである。因みに、圧電体に分極方向と同方向の電界を印加すると弾性体側へ膨らむように撓み変形し、分極方向と反対方向に電界を印加すると逆に圧電体側へ膨らむように撓み変形が生じる。なお、本実施形態においては、圧電体層22が上記「圧電体層」として機能し、圧電体層21が「弾性体」として機能する。
【0039】
(III)インクジェットヘッドの製造方法の実施形態
次に、図2に示す実施形態のインクジェットヘッド5を製造するための製造方法の実施形態について、図3を用いて説明する。なお、図3はインクジェットヘッド5を製造する製造工程の主要部を示すものである。
【0040】
図3に示すように、インクジェットヘッド5の製造に際しては、始めに、圧電体層21の表面全体に共通電極24をスクリーン印刷技術等により形成し、これに圧電体層22を積層する(ステップS1)。
【0041】
次に、積層された圧電体層21及び22並びに共通電極24を真空プレスし、更に焼成することにより圧電体層21及び22を焼固め、次に、当該圧電体層21及び22を所定方向(図2参照)に分極させる(ステップS2)。
【0042】
なお、本実施形態においては、圧電素子18はユニモルフモードにより動作するので、圧電体層21は必ずしも分極されている必要はない。
【0043】
次に、分極させた圧電体層21及び22に対してインク室15が予め形成されているキャビティプレート16を接着剤等により接着する(ステップS3)。
【0044】
そして最後に、各インク室15に対応する位置に帯状の個別電極23をスパッタ法又は蒸着法等を用いて形成し圧電素子18を完成させる(ステップS4)。
【0045】
この後、完成した圧電素子18に対してノズルプレート20、駆動部25等を接続してインクジェットヘッド5が完成する。
【0046】
なお、本実施形態では圧電素子18はPZT等の圧電材料よりなる圧電体層21及び22から構成されているが、圧電体層21については、弾性変形可能な材料であれば、他のもの、例えば樹脂層や金属層でも代用可能である。但し、焼成による圧電体層22の縮み変形を考慮し、焼成後の圧電素子18に歪みを生じさせないようにするためには、圧電体層22と同材料の圧電体層であることが好ましい。
【0047】
以上説明した実施形態のインクジェットヘッド5及びその製造方法によれば、焼成後の圧電体層22の表面に個別電極23が形成されるので、圧電素子18の製造時における焼成による圧電体層の縮み変形の影響を受けることなく個別電極23を形成でき、インク室15の位置に正確に適合させて個別電極23を形成できる。
【0048】
また、キャビティプレート16に形成されたインク室15内にインクIを貯留し、記録情報に基づいた所定の電圧により駆動される圧電素子18により当該インクIを加圧してインク吐出口19により吐出させ、記録を行うので、インク室15の位置に正確に適合した個別電極23を備えるインクジェットヘッド5が得られると共に、インク室15の位置と個別電極23の位置とを正確に合せることができるので、圧電素子18を小型化してインクジェットヘッド5を高解像度化することができる。
【0049】
特に、本実施形態においては、個別電極23の形成を圧電素子18のキャビティプレート16への接着後に行うので、当該接着時においては、個別電極23の配列を考慮する必要が無いぶん、圧電素子18とキャビティプレート16との位置決めを比較的簡易に行うことができる。また、個別電極23の形成時においても、キャビティプレート16に形成されたインク室15の配列を実際に参照しながら電極パターンを形成することが可能となる。
【0050】
更に、記録用紙を搬送しつつ、これに対応して搬送方向と直交する方向にインクジェットヘッド5を移動させ、駆動部25を制御して記録を行うので、高解像度化したインクジェットヘッド5を用いて記録情報の記録ができる。
【0051】
(IV)インクジェットヘッドの変形形態
次に、インクジェットヘッドの変形形態について、図4を用いて説明する。
【0052】
上記の実施形態におけるインクジェットヘッド5はユニモルフモードにより変形する圧電素子18を備えたインクジェットヘッド5について説明したが、これ以外に、本発明は、シェアモードにより変形する圧電素子を備えたインクジェットヘッドについても適用することができる。
【0053】
すなわち、図4に示すように、変形形態のインクジェットヘッド5’は、一層の圧電体層30のインク室15の反対側の表面のインク室15に対応する夫々の位置に帯状の第1電極31を夫々備えると共に、周縁部16aに対応する夫々の位置に第2電極32が形成された圧電素子18’を備えている。このとき、第1電極31及び第2電極32は、溝状のインク室15及び周縁部16aの形状に対応して図4の紙面に垂直な方向に延在するように形成されている。
【0054】
そして、この構成を有する圧電素子18’によりインク室15内のインクIを加圧するタイミングにおいては、制御部34の制御のもと、駆動部33により第1電極31に対して夫々正の電圧が印加され、第2電極32に対しては夫々負の電圧が印加される。これにより、圧電体層30が、インク室15内に突出するようにシェアモードで変形する。そして、この変形によりインクIが加圧され、インク吐出口19から吐出されることとなる。
【0055】
ここで、上記シェアモードとは、分極している圧電体に対してその分極方向に垂直に電界を印加したときに当該圧電体に生じる変形のモードであり、分極方向に平行な方向に圧電体が厚み滑りを起こすことにより生じる変形のモードである。
【0056】
一方、上記インクジェットヘッド5’の製造方法については、始めに、圧電体層30を焼固め、次に、当該圧電体層30を所定方向(図4参照)に分極させる。
【0057】
そして、分極させた圧電体層30に対してインク室15が予め形成されているキャビティプレート16を接着剤等により接着する。
【0058】
その後、各インク室15に対応する位置に帯状の第1電極31をスパッタ法又は蒸着法等を用いて形成すると共に、周縁部16aに対応する位置に帯状の第2電極32をスパッタ法又は蒸着法等を用いて形成し、圧電素子18’を完成させる。
【0059】
この後、完成した圧電素子18’に対してノズルプレート20、駆動部33等を接続してインクジェットヘッド5’が完成する。
【0060】
この変形形態のインクジェットヘッド5’及びその製造方法によれば、焼成後の圧電体層30の表面に第1電極31及び第2電極32を形成するので、圧電素子18’の製造時に焼成による縮み変形の影響を受けることなく第1電極31及び第2電極32を形成でき、インク室15又は周縁部16bの位置に正確に適合させて第1電極31及び第2電極32を形成できる。
【0061】
なお、上述の実施形態及び変形形態においては圧電素子18(18’)を焼成した後、キャビティプレート16に接着してから圧電素子表面への電極(個別電極23又は第1電極31及び第2電極32)の形成を行っているが、圧電素子18(18’)の焼成後であればキャビティプレート16への接着前に電極形成を行ってもよい。その場合、電極パターンを精密に形成しておけば、その電極パターンを参照して圧電素子18(18’)のキャビティプレート16への接着が行えるので高精度な位置決めができる。
【0062】
また、図2に示す実施形態において、圧電素子18のキャビティプレート16側(インク室15に面する側)にも電極を形成することができるため、上記図2に示した実施形態におけるユニモルフモードで変形する圧電素子18を、バイモルフモードで変形する圧電素子にすることもでき、その場合、圧電素子全体の変形量を大きくすることができる。
【0063】
更に、図4に示す変形形態におけるシェアモ−ドで変形する圧電素子18’を、圧電素子の両面に夫々電極が形成された圧電素子とすることもでき、夫々の電極により印加される電界が効率よく圧電素子に作用するようになり、同じく変形量を大きくすることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、焼成後の少なくとも第2焼成圧電体層の表面に個別電極を形成するので、個別電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室の位置に正確に適合させて個別電極を形成できる。
【0065】
従って、インク室及び圧電素子自体を小型化してもインク室の位置と個別電極の位置を精度よく一致させることができるので、ユニモルフモードを用いたインクジェットヘッドを高解像度化することができる。
また、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層をプレート部に固定した後に個別電極を形成するので、第1焼成圧電体層及び第2焼成圧電体層のプレート部への固定時には個別電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、個別電極の形成時においては、正確にインク室に対応させて当該個別電極を形成することができる。
【0066】
請求項2に記載の発明によれば、焼成後の焼成圧電体層の表面に個別電極を形成するので、個別電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室の位置に正確に適合させて個別電極を形成できる。
従って、インク室及び圧電素子自体を小型化してもインク室の位置と個別電極の位置を精度よく一致させることができるので、ユニモルフモードを用いたインクジェットヘッドを高解像度化することができる。
【0067】
また、弾性材料層及び焼成圧電体層をプレート部に固定した後に個別電極を形成するので、弾性材料層及び焼成圧電体層のプレート部への固定時には個別電極の位置を考慮する 必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、個別電極の形成時においては、正確にインク室に対応させて当該個別電極を形成することができる。
【0068】
請求項3に記載の発明によれば、焼成後の焼成圧電体層の表面に第1電極及び第2電極を形成するので、第1電極及び第2電極の形成時に焼成による縮み変形の影響を受けることがなく、インク室及び周縁部の位置に正確に適合させて第1電極及び第2電極を形成できる。
【0069】
従って、インク室及び圧電素子自体を小型化してもインク室又は周縁部の位置と第1電極又は第2電極の位置を精度よく一致させることができるので、シェアモードを用いたインクジェットヘッドを高解像度化することができる。
また、焼成圧電体層をプレート部に固定した後に第1電極及び第2電極を形成するので、焼成圧電体層のプレート部への固定時には第1電極又は第2電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、第1電極及び第2電極の形成時においては、正確にインク室及び周縁部に対応させて各電極を形成することができる。
【0070
0071】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、焼成圧電体層をプレート部に固定した後に第1電極及び第2電極を形成するので、焼成圧電体層のプレート部への固定時には第1電極又は第2電極の位置を考慮する必要がなく、自由度を向上させて固定できると共に、第1電極及び第2電極の形成時においては、正確にインク室及び周縁部に対応させて各電極を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のプリンタの構成を示す透視斜視図である。
【図2】 実施形態のインクジェットヘッドの構成を示す図であり、(a)はインクジェットヘッドの構成を示す側面図であり、(b)はインクジェットヘッドの構成を示す正面図である。
【図3】 インクジェットヘッド製造方法の実施形態を示す図である。
【図4】 変形形態のインクジェットヘッドの構成を示す正面図である。
【図5】 従来のインクジェットヘッドの構成を示す側面図である。
【図6】 従来のインクジェットヘッドの構成を示す正面図であり、(a)は第1従来例のインクジェットヘッドの構成を示す正面図であり、(b)は第2従来例のインクジェットヘッドの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1…フレーム
2…軸
3…プラテン
4、11…モータ
5、5’…インクジェットヘッド
6…インク供給装置
7…キャリッジ
8…ガイドロッド
9…プーリ
10…タイミングベルト
15、101…インク室
16…キャビティプレート
16a…周縁部
17、104…インク溜め
18、18’、105、205…圧電素子
19、102…インク吐出口
20…ノズルプレート
21、22、30…圧電体層
23…個別電極
24…共通電極
25、33…駆動部
26、34…制御部
31、211…第1電極
32、213…第2電極
103…プレート部
111、113…電極
I…インク

Claims (4)

  1. インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、
    前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定される第1圧電体層の前記インク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する共通電極形成工程と、
    前記第1圧電体層の前記共通電極が形成された面に積層して第2圧電体層を形成する積層工程と、
    前記第1圧電体層、前記共通電極及び前記第2圧電体層を焼成し、前記第1圧電体層に相当する第1焼成圧電体層及び前記第2圧電体層に相当する第2焼成圧電体層を形成する焼成工程と、
    前記焼成工程後に少なくとも前記第2焼成圧電体層を当該第2焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、
    前記分極工程後に、前記第1焼成圧電体層及び前記第2焼成圧電体層を含む積層体を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、
    前記接着工程後に、前記第2焼成圧電体層の外側の表面の前記インク室に対応する位置に個別電極を形成する個別電極生成工程と、
    を備えることを特徴とする圧電素子製造方法。
  2. インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、
    前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定され且つ弾性変形可能な材料からなる弾性材料層の前記インク室と反対側の表面全体に共通電極を形成する共通電極形成工程と、
    前記弾性材料層の前記共通電極が形成された面に積層して圧電体層を形成する積層工程と、
    前記弾性材料層、前記共通電極及び前記圧電体層を焼成し、前記圧電体層に相当する焼成圧電体層を形成する焼成工程と、
    前記焼成工程後に前記焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、
    前記分極工程後に、前記弾性材料層及び前記焼成圧電体層を含む積層体を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、
    前記接着工程後に、前記焼成圧電体層の外側の表面の前記インク室に対応する位置に個別電極を形成する個別電極生成工程と、
    を備えることを特徴とする圧電素子製造方法。
  3. インク室内に貯留されているインクに圧力変動を与えることにより当該インクを吐出させて記録情報の記録を行うインクジェットヘッドにおける前記圧力変動を与える圧電素子の製造方法であって、
    前記インク室の壁面の一部を形成するように当該インク室及び当該インク室の周縁部に固定される圧電体層を焼成し、焼成圧電体層を形成する焼成工程と、
    前記焼成工程後、前記焼成圧電体層を当該焼成圧電体層の厚み方向に分極させる分極工程と、
    前記分極工程後、当該焼成圧電体層を前記インク室が形成されているプレート部に接着して固定する接着工程と、
    前記接着工程後、前記焼成圧電体層の表面の少なくとも一方の前記インク室に対応する位置に第1電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記接着工程後、前記焼成圧電体層の表面の少なくとも一方の前記周縁部に対応する位置に第2電極を形成する第2電極形成工程と、
    を備えることを特徴とする圧電素子製造方法。
  4. 請求項3に記載の圧電素子製造方法において、
    前記第1電極形成工程において前記第1電極は前記焼成圧電体層の前記インク室に面していない側の表面の当該インク室に対応する位置に形され
    前記第2電極形成工程において、前記第2電極は前記焼成圧電体層の前記インク室に面していない側の表面の前記周縁部に対応する位置に形されることを特徴とする圧電素子製造方法。
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