JP4175413B2 - 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム - Google Patents

画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4175413B2
JP4175413B2 JP2006239103A JP2006239103A JP4175413B2 JP 4175413 B2 JP4175413 B2 JP 4175413B2 JP 2006239103 A JP2006239103 A JP 2006239103A JP 2006239103 A JP2006239103 A JP 2006239103A JP 4175413 B2 JP4175413 B2 JP 4175413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
similarity
region
small
feature amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006239103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006331460A (ja
Inventor
浩太 岩元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006239103A priority Critical patent/JP4175413B2/ja
Publication of JP2006331460A publication Critical patent/JP2006331460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175413B2 publication Critical patent/JP4175413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/50Extraction of image or video features by performing operations within image blocks; by using histograms, e.g. histogram of oriented gradients [HoG]; by summing image-intensity values; Projection analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/70Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
    • G06V10/74Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
    • G06V10/758Involving statistics of pixels or of feature values, e.g. histogram matching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

本発明は、複数の画像の類似度を算出する画像類似度算出システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラムならびに問合せ画像に類似した画像を検索する画像検索システムに関し、特に、加工処理が施された画像と元画像との類似度を算出する画像類似度算出システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラムならびに加工処理が施された問合せ画像に類似した画像を検索する画像検索システムに関する。
比較している2つの画像の類似度を算出する画像類似度算出方法は、一般に、登録された検索対象の画像群の中から、問合せ画像と類似する画像を検索する画像検索において、問合せ画像と検索対象画像との類似度を算出するために用いられている。
従来の画像検索方法の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている画像検索方法では、画像を複数のブロックに分割し、各ブロックの特徴量を算出する。さらに、各ブロックについて取得された特徴量に応じて各ブロックにラベルを付与し、ラベルを所定の順序で並べてラベル行列を生成する。そして、問合せ画像と検索対象画像の画像類似度を、それぞれの画像から得られるラベル列の類似度として算出し、検索においては画像類似度が閾値を超える検索対象画像を検索結果として出力する。
また、問合せ画像と部分的に類似した画像の検索を行う画像検索方法が、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載されている画像検索方法では、問合せ画像を入力するとともに、問合せ画像内の検索の対象とする領域を問合せ領域として入力する。そして、問合せ画像をブロック分割し、各ブロックと問合せ領域とが重なる面積に応じて設定した重みで各ブロックの特徴量を重み付けして特徴量を算出する。検索対象の画像に対しても同様に特徴量を算出し、双方の特徴量を比較して画像類似度を算出する。検索においては、画像類似度が高い画像を検索結果として出力する。
また、ユーザの検索の意図を反映した画像検索方法が、特許文献3に記載されている。特許文献3に記載されている画像検索方法では、問合せ画像および検索対象の画像を複数の領域に分け、ユーザが各分割領域に異なる重みを設定する。問合せ画像と検索対象の画像との間で各分割領域ごとに特徴量を比較して得られる類似度に対して、各分割領域に設定された重みを作用させることで画像類似度を算出する。ユーザが検索の際に重要視したい領域を指定できるため、ユーザの検索の意図を反映した画像検索を行うことができる。
特開平11−312248号公報(段落0012−0013、図9、図13) 特開2000−163576号公報(段落0017−0020、図7、図8) 特開2001−134765号公報(段落0028−0031、図11)
しかし、特許文献1に記載されている方法では、問合せ画像と検索対象の画像の同一性を前提としている。このため、画像にテロップ重畳、画像の一部の切り抜き・切り出しなどの各種加工処理が施されて画像の絵柄が部分的に変化した画像と、加工前の元画像との間の画像類似度は低い値として算出される。よって、加工処理が施された画像から元画像を判定や検索するのに十分な性能が得られないという問題点がある。
また、特許文献2に記載されている方法では、部分的に絵柄の異なる加工画像に対応できるものの、検索の対象とする領域をあらかじめ指定する必要がある。特許文献3に記載されている方法でも、同様に、画像の領域ごとに重み値を設定することにより、検索の際に重要視したい領域をユーザが指定する必要がある。このため、加工処理が施された画像から、加工前の元画像を判定したり検索したりする目的で画像類似度を算出するために、ユーザがあらかじめ加工処理の施されてない領域を指定する必要がある。よって、ユーザに大きな負担になるという問題点がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、領域を指定するという負担をユーザに課すことなく、加工処理が施されて部分的に絵柄の変化した画像から加工前の元画像を精度よく判定したり検索したりするために、加工処理が施された画像と加工前の元画像との間の画像類似度を高い値として算出することができる画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による画像類似度算出システムは、問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出システムであって、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記参照画像を分割した小領域ごとの特徴量と前記問合せ画像の小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像との類似度を算出する画像類似度算出部とを備えたことを特徴とする。
本発明による他の態様の画像類似度算出システムにおいて、前記画像類似度算出部は、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする。
本発明によるさらに他の態様の画像類似度算出システムにおいて、前記画像類似度算出部は、前記問合せ画像と前記参照画像の前記画像類似度を算出する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする。
本発明によるさらに他の態様の画像類似度算出システムにおいて、前記画像類似度算出部は、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較する際、および、前記問合せ画像と前記参照画像の前記画像類似度を算出する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする。
本発明による画像類似度算出システムの好ましい一態様は、例えば、領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて画像の領域ごとの重み値を算出する局所領域重み値算出手段と、問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を算出する小領域類似度算出手段と、算出された小領域ごとの類似度に領域ごとの重み値を作用させて問合せ画像と参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段とを備えた構成である。このような構成を採用し、画像の領域ごとの加工確率を考慮して画像類似度を算出することにより、画像の類似度の判定において加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができるため、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度を高い値として算出することができる。
本発明による画像類似度算出システムの好ましい一態様は、例えば、領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて画像間の一致を判定するしきい値を算出する一致判定しきい値算出手段と、問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を算出する小領域類似度算出手段と、算出された小領域ごとの類似度から画像全体の類似度を算出したのち一致を判定するしきい値を用いて画像全体の類似度を修正して問合せ画像と参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段とを備えた構成である。このような構成を採用し、画像に加工処理が施される確率モデルにもとづいて画像間の類似度の確率分布を推定することにより、比較する2つの画像が一致するか否かを判定する最適なしきい値を算出し、前記しきい値を用いて画像間の類似度を修正することにより、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度を高い値として算出することができ、全く無関係の2つの画像間の画像類似度を低い値として算出することができ、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を算出することができる。
本発明による画像検索システムの好ましい一態様は、例えば、入力として与えられる学習画像または機器特性から画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出する加工確率モデル推定手段と、局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出する局所領域重み値算出手段と、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像を小領域に分割する画像分割手段と、分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出する小領域特徴量抽出手段と、事前に登録された複数の参照画像からなる参照画像群におけるそれぞれの参照画像の小領域特徴量を記憶する参照画像群小領域特徴量記憶部と、参照画像群小領域特徴量記憶部に記憶された各参照画像の小領域特徴量と、問合せ画像小領域特徴量とを比較して、各参照画像に対する小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出する小領域類似度算出手段と、小領域類似度算出手段が算出した各参照画像に対する小領域類似度に局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして問合せ画像と参照画像群の各参照画像との画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、画像類似度算出手段が算出した各参照画像に対する画像類似度にもとづいて、参照画像群の中から問合せ画像に対する検索結果を出力する検索結果出力手段とを備えた構成である。このような構成を採用し、画像の領域ごとの加工確率を考慮して画像類似度を算出することにより、画像の類似度の判定において加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができるため、加工処理が施された画像と類似度が高い参照画像を抽出することができる。
本発明の第1の効果は、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度を高い値として算出することができることにある。その理由は、画像に加工処理が施される確率モデルを考慮しながら画像類似度を算出することにより、画像類似度の算出において加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができるためである。
本発明の第2の効果は、加工処理が施された画像から元画像を精度よく検索することができることにある。その理由は、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度を高い値として算出できる第1の効果を有する画像類似度の算出方法を利用して画像の検索を行うためである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第1の実施の形態は、機能上、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部12と、加工確率モデル推定手段(加工確率算出手段の一例)13と、局所領域重み値算出手段14とを備えている。
特徴量抽出部11は、機能上、画像分割手段111と、小領域特徴量抽出手段112とを含む。
画像分割手段111は、加工処理が施された問合せ画像が入力されると、問合せ画像を小領域に分割し、小領域に分割された問合せ画像を小領域特徴量抽出手段112に出力する。加工処理とは、画像の絵柄を部分的に変化させる処理のことをいう。加工処理の例として、画像に対するテロップ・字幕やキャラクターなどの重畳オブジェクトのオーバーレイ、画像の一部の切り抜き・切り出し、画像の一部に対するモザイク処理・ぼかし処理などがある。小領域に分割する方法は任意である。小領域に分割する方法の例として、画像を同一の大きさの矩形に分割する方法、画像を不均一な大きさの矩形に分割する方法、画像を円形や三角形などの矩形以外の任意の形状・任意の大きさに分割する方法などがあるが、これらの分割方法に限ったものではない。また、小領域の一部が重複するように分割してもよい。また、画像全体を小領域に分割する必要もなく、画像の一部のみを小領域に分割してもよい。
小領域特徴量抽出手段112は、画像分割手段111から入力される小領域に分割された問合せ画像から各小領域の特徴量を抽出し、抽出された問合せ画像の小領域特徴量を小領域類似度算出手段121に出力する。抽出する小領域特徴量の例として、色情報、エッジ情報、テクスチャ情報、形状情報、動き情報などがあるが、これらに限ったものではない。
色情報の小領域特徴量の例として、各小領域内の全画素値の平均値、最頻値、メディアン値などの代表値や、画素値の出現ヒストグラムなどがある。画素値とはRGB表色空間、HSV表色空間、YUV表色空間、YIQ表色空間、YCbCr表色空間、L*a*b*表色空間、XYZ表色空間などの各種表色空間系の座標値のことである。また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structureなどの色情報に関する特徴量を用いてもよい。
エッジ情報の小領域特徴量の例として、各小領域の大局的なエッジパターンを、複数あるエッジパターンの中の最も合致するパターンとして記述する特徴量(以後、エッジ要素特徴量と呼ぶ。)を用いてもよいし、各章領域内の局所的なエッジパターンの出現ヒストグラムを用いてもよい。また、ISO/IEC 15938−3に規定されているEdge Histogramを用いてもよい。テクスチャ情報の特徴量の例としては、ISO/IEC 15938−3に規定されているHomogeneous TextureやTexture Browsingなどがある。形状情報の特徴量の例としては、ISO/IEC 15938−3に規定されているRegion Shape、Contour Shape、Shape 3Dなどがある。
また、問合せ画像が動画像のフレーム画像である場合は、小領域特徴量として動き情報を用いてもよい。動き情報の特徴量の例としては、ISO/IEC 15938−3に規定されているParametric MotionやMotion Activityなどがある。
加工確率モデル推定手段13は、入力として与えられる加工処理が施された学習画像または加工処理を施す機器の特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段14に出力する。局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
学習画像とは、加工確率モデル推定手段13が局所領域加工確率を算出するための元になる1つまたは複数の加工処理が施された画像である。例えば、本発明が、映像編集装置に適用される場合には、加工処理が施された任意の映像を構成するフレーム画像を学習画像として用いることができる。また、学習画像は1種類に限られず、例えば、ニュース番組として使用されるニュース画像、スポーツ番組として使用されるスポーツ画像、バラエティ番組として使用されるバラエティ画像など、画面においてテロップ挿入などの加工処理が施される場所に特徴があると想定される種別ごとに分類されていてもよい。例えば、スポーツ画像については、画面における周辺部分に加工処理が施される可能性が高いと想定され、バラエティ番組画像については、画面における中央部分に加工処理が施される可能性が高いと想定される場合などに、スポーツ画像用の学習画像と、バラエティ番組画像用の学習画像とを使い分ければよい。この場合には、加工確率モデル推定手段13は、種別毎の局所領域加工確率を算出する。なお、ユーザが問合せ画像の種別を指定することにより、問合せ画像の種別に対応した局所領域加工確率を使用することができる。
加工処理が施された学習画像が入力として与えられる場合は、学習画像において加工処理が施された領域を特定し、局所領域加工確率を計測する。加工処理が施された領域を特定する方法としては、人手によって行ってもよいし、例えば特開2003−179888号公報に記載されているような画像情報と文字情報とを分離する方法(以下、テロップ検出方法という。)などの加工処理を自動的に検出する方法を用いてもよい。加工処理を施す機器の特性が入力として与えられる場合は、当該機器が画像に対して施す加工パターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報に基づいて、局所領域加工確率を計測する方法がある。
機器特性の一例として、加工処理を施す機器が画像に対して施す加工のパターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報がある。例えば、本発明が、映像編集装置に適用される場合には、ある映像編集装置を用いたときに画面における特定の1つまたは複数の領域に加工処理が施される可能性が高いと想定され、他の映像編集装置を用いたときに画面における別の特定の1つまたは複数の領域に加工処理が施される可能性が高いと想定される場合に、それらの領域を加工処理が施される領域として示す情報を、加工のパターンを示す情報として使用することができる。また、例えば、スポーツ画像については、画面における周辺領域に加工処理が施される可能性が高いと想定され、バラエティ番組画像については、画面における中央領域に加工処理が施される可能性が比較的高いと想定される場合などに、それらの領域を加工処理が施される領域として示す情報を加工のパターンを示す情報として使用することができる。つまり、本来的な意味での機器の特性だけでなく、一の機器(例えばテロップ挿入装置)が用いられる場合でも画像の種別に応じて加工のパターンを変えるときには、それぞれの加工パターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報は、機器特性に含まれる。
局所領域重み値算出手段14は、加工確率モデル推定手段13から入力される局所領域加工確率にもとづいて、画像の各局所領域から抽出される特徴量が画像全体の類似度の算出にどの程度有効であるかを数値化した重み値を局所領域重み値として算出し、算出された局所領域重み値を画像類似度算出手段122に出力する。局所領域重み値は、当該局所領域の局所領域加工確率が低いほど、高い値に設定するのが有効である。局所領域重み値の算出方法の一例として、
局所領域重み値=1−局所領域加工確率
とする方法があるが、これに限ったものではなく、局所領域重み値を、局所領域加工確率が高い場合には低い値、局所領域加工確率が低い場合には高い値とするなど、画像類似度算出処理において、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができる他の算出方法を用いてもよい。
局所領域は、加工確率モデル推定手段13における局所領域と同様に、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
画像類似度算出部12は、機能上、小領域類似度算出手段121と、画像類似度算出手段122とを含む。
小領域類似度算出手段121は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域の特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量とを比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段122に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合は、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。
画像分割方法が異なるために、問合せ画像の小領域と参照画像の小領域とが対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段122は、小領域類似度算出手段121から入力される小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段14から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをする。さらに、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を画像類似度として算出し、算出された画像類似度を出力する。画像類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段14から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段121から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
なお、画像類似度算出システムは、コンピュータで実現可能であり、画像類似度算出システムを構成する各構成要素、すなわち、特徴量抽出部11、画像類似度算出部12、加工確率モデル推定手段13および局所領域重み値算出手段14は、コンピュータの処理装置(CPU)に上述した機能を実現させるためのプログラムとして実現可能である。画像類似度算出システムを構成する各構成要素がコンピュータで実現可能であること、およびプログラムとして実現可能であることは、第1の実施の形態に限らず、後述する他の実施の形態でも同様である。
次に、図1のブロック図および図2のフローチャートを参照して、第1の実施の形態の動作について説明する。
学習画像または機器特性が入力として与えられると(ステップA1)、加工確率モデル推定手段13は、入力された学習画像または機器特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出する(ステップA2)。
図3は、加工確率モデル推定手段13による局所領域加工確率の算出の仕方を説明する説明図である。図3に示す例では、画像データに対応する画像の領域は16個の局所領域に分けられている。加工確率モデル推定手段13は、複数の学習画像のそれぞれの局所領域について加工処理が施されている場合には「1」とし、施されていない場合には「0」として、局所領域ごとに平均をとるなどの処理によって、局所領域ごとに加工処理が施される確率を算出する。すなわち、局所領域加工確率を示す確率モデルを推定する。なお、ここで説明した確率モデルの推定方法は一例であり、他の方法を用いてもよい。
そして、加工確率モデル推定手段13は、算出した局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段14に出力する。次に、局所領域重み値算出手段14は、局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出する(ステップA3)。
また、加工処理が施された問合せ画像が入力として与えられると(ステップA4)、画像分割手段111は、入力された問合せ画像を小領域に分割し、小領域に分割された画像を小領域特徴量抽出手段112に出力する(ステップA5)。小領域特徴量抽出手段112は、小領域に分割された画像の各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、抽出された問い合わせ画像小領域特徴量を小領域類似度算出手段121に出力する(ステップA6)。次いで、参照画像の小領域特徴量が入力として与えられると(ステップA7)、小領域類似度算出手段121は、入力された参照画像の小領域特徴量と問合せ画像小領域特徴量を比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段122に出力する(ステップA8)。次いで、画像類似度算出手段122は、小領域類似度に対して、ステップA3において局所領域重み値算出手段14で算出された局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして問合せ画像と参照画像の画像類似度を算出する(ステップA9)。このようにして、局所領域重み値を用いることから、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができる。最後に、画像類似度算出手段122は、算出された画像類似度を出力する(ステップA10)。
本発明の第1の実施の形態では、画像の分割された小領域ごとの類似度に対して、画像に加工処理の施される確率モデルを考慮して算出した重み付けを施して画像類似度を算出している。このため、画像類似度の算出において加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除し、問合せ画像の加工前の状態と参照画像との類似度を正しく測定ができ、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度を高い値として算出することができる。また、本発明の第1の実施の形態では、問合せ画像から加工処理が施された領域を検出する処理を必要とせず、また学習画像または機器特性から局所領域重み値を算出しているため、あらかじめ別処理において局所領域重み値を求めておくことができ、画像類似度の算出を高速に行うことができる。
また、この実施の形態では、画像類似度算出手段122が、加工確率モデル推定手段13が推定した画像に加工処理が施される確率モデル、具体的には、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率モデルを考慮して画像類似度を算出したが、小領域類似度算出手段121が、確率モデルを考慮しながら、入力された参照画像の小領域特徴量と問合せ画像小領域特徴量を比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出するようにしてもよい。例えば、加工処理が施される確率が高い小領域に対して小領域類似度を低めに調整する等の処理を施すようにしてもよい。なお、小領域類似度算出手段121が、確率モデルを考慮しながら小領域類似度を算出してもよいことは、以下の実施の形態でも同様である。
なお、加工確率モデル推定手段13は、問合わせ画像の入力のそれぞれに対応したタイミングで局所領域加工確率を算出するという必要はない。例えば、本発明が適用される装置またはシステムの設置時や、その後の定期的な時期等に局所領域加工確率の算出処理を行えばよい。そして、加工確率モデル推定手段13は、算出結果を保持し、問合わせ画像が入力されると、保持している局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段14に出力する。また、このことは、以下の各実施の形態における加工確率モデル推定手段についても同様である。
従って、あらかじめ局所領域加工確率を算出し、算出された局所領域加工確率をROM等の記憶手段に格納してもよい。図4は、加工確率モデル推定手段13に代えて、局所領域加工確率を記憶する記憶手段が設けられている第1の実施の形態の変形例を示すブロック図である。
図4に示す構成において、加工確率モデル記憶手段139は、局所領域加工確率を記憶している。局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。局所領域加工確率として、全ての画像に対して共通に使用する値を記憶しておいてもよいし、ニュース画像、スポーツ画像、バラエティ画像など、使用される画像の種別ごとに異なる値を記憶しておいてもよい。後者の場合において、ユーザが問合せ画像の種別を指定することにより、問合せ画像の種別に対応した局所領域加工確率を使用することができる。
図5は、加工確率モデル記憶手段139に記憶される局所領域加工確率の一例を示す説明図である。この例では、ニュース画像、スポーツ画像、バラエティ画像の各種別に応じて、画像の分割された局所領域ごとに加工処理が施される確率が記憶されている。ニュース画像やスポーツ画像では、画像の左上、右上、下部に加工処理が施される確率が高いため、該当する局所領域の局所領域加工確率の値が高くなっている。またバラエティ画像では、画像の中央部に加工処理が施される確率も高くなっている。
なお、図4に示す加工確率モデル記憶手段139以外の各ブロックの構成および動作は、図1に示された各ブロックの構成および動作と同じである。このような変形例によれば、演算機能を持つ加工確率モデル推定手段13を備える必要がなくなる。
また、局所領域加工確率をフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶手段に記憶させ、局所領域加工確率が変更可能になるように構成してもよい。図6は、加工確率モデル推定手段13に代えて、局所領域加工確率を記憶する書き換え可能な記憶手段が設けられている第1の実施の形態の他の変形例を示すブロック図である。
図6に示す構成において、加工確率モデル推定手段13は、随時追加で入力される加工処理が施された学習画像または加工処理を施す機器の特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を加工確率モデル更新手段149に出力する。なお、加工確率モデル推定手段13には、例えば、定期的に、または、加工確率モデルが大きく変わる可能性がある何らかの事象が生じたときなどに学習画像または加工処理を施す機器の特性が入力される。
加工確率モデル更新手段149は、加工確率モデル記憶手段139にあらかじめ記憶されている局所領域加工確率を読み込み、加工確率モデル記憶手段139から読み込んだ局所領域加工確率と、加工確率モデル推定手段13から入力される局所領域加工確率とを用いて、局所領域加工確率を更新し、更新した局所領域加工確率を加工確率モデル記憶手段139に記憶させる。 また、加工確率モデル更新手段149は、加工確率モデル記憶手段139から読み込んだ新たな局所領域加工確率を、そのまま加工確率モデル記憶手段139に記憶させることによって、局所領域加工確率を更新するようにしてもよい。
なお、図6に示す加工確率モデル更新手段149および加工確率モデル記憶手段139以外の各ブロックの構成および動作は、図1に示された各ブロックの構成および動作と同じである。このような変形例によれば、加工確率モデル記憶手段139に記憶されている局所領域加工確率を、適切な内容に維持することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図7のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第2の実施の形態は、図1に示された第1の実施の形態における画像類似度算出部12が、画像類似度算出部22に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26を有する点が第1の実施の形態とは異なる。なお、この実施の形態のように参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26を有する画像類似度算出システムは、画像検索システムを実現する。
参照画像群小領域特徴量記憶部25は、事前に登録された複数の参照画像の小領域特徴量を記憶している。参照画像群小領域特徴量記憶部25に記憶されている各参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、画像分割手段111において分割される問合せ画像の小領域と対応しているのが望ましいが、問合せ画像の小領域とは異なる形状や大きさに分割されたものでもよい。
画像類似度算出部22は、機能上、小領域類似度算出手段221と、画像類似度算出手段222とを含む。
小領域類似度算出手段221は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段222に出力する。
小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合は、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合は、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合は、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段222は、小領域類似度算出手段221から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段14から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を画像類似度として算出する。そして、算出された参照画像群の各参照画像に対する画像類似度を検索結果出力手段26に出力する。
画像類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。局所領域重み値算出手段14から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段121から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
検索結果出力手段26は、画像類似度算出手段222から入力される参照画像群の各参照画像に対する画像類似度にもとづいて、参照画像群の中から問合せ画像に対する検索結果を出力する。検索として、参照画像群の全参照画像の中から、最も画像類似度が大きい値を持つ参照画像を出力する方法がある。また参照画像群の各参照画像に対する画像類似度と、あらかじめ設定した閾値を比較し、画像類似度が閾値以上である参照画像を全て出力してもよい。
次に、図2のブロック図および図7のフローチャートを参照して、第2の実施の形態の動作について説明する。
学習画像または機器特性が入力として与えられると(ステップB1)、加工確率モデル推定手段13は、入力された学習画像または機器特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段14に出力する(ステップB2)。局所領域重み値算出手段14は、局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出する(ステップB3)。
加工処理が施された問合せ画像が入力として与えられると(ステップB4)、画像分割手段111は、入力された問合せ画像を小領域に分割し、小領域分割された画像を小領域特徴量抽出手段112に出力する(ステップB5)。小領域特徴量抽出手段112は、小領域分割された画像の各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、抽出された問い合わせ画像小領域特徴量を小領域類似度算出手段221に出力する(ステップB6)。次に、参照画像群小領域特徴量記憶部25から、1画像分の参照画像の小領域特徴量を読み込む(ステップB7)。
小領域類似度算出手段221は、読み込まれた1画像分の参照画像の小領域特徴量と問合せ画像小領域特徴量を比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段222に出力する(ステップB8)。次に、画像類似度算出手段222は、小領域類似度に対して、ステップB3において局所領域重み値算出手段14で算出された局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして読み込まれた1画像分の参照画像と問合せ画像の画像類似度を算出する(ステップB9)。次に、参照画像群小領域特徴量記憶部25に記憶されている全ての参照画像に対する画像類似度を算出したか否かを調べる(ステップB10)。画像類似度を算出していない参照画像が残っている場合には、ステップB7へ戻る。全ての参照画像に対する画像類似度が算出されている場合には、ステップB11へ進む。最後に、検索結果出力手段26は、全ての参照画像に対する画像類似度にもとづいて、参照画像群の中から問合せ画像に対する検索結果を出力する(ステップB11)。
本発明の第2の実施の形態では、本発明の第1の実施の形態の効果を有する画像類似度の算出方法を利用して画像の検索を行う。従って、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除して算出した画像類似度を用いて画像の検索を行うため、加工処理が施された画像から元画像を精度よく検索することができる。また、第1の実施の形態と同様に、問合せ画像から加工領域を検出する処理を必要とせず、あらかじめ局所領域重み値を求めておくことができるため、画像検索を高速に行うことができる。
なお、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態についての各変形例を適用することができる。すなわち、加工確率モデル推定手段13に代えて加工確率モデル記憶手段139を設けてもよいし、加工確率モデル更新手段149と加工確率モデル記憶手段139とを設けてもよい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図9のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第3の実施の形態は、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部32と、加工領域検出手段(加工確率算出手段の一例)33と、局所領域重み値算出手段34とを備えている。特徴量抽出部11は、第1の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
加工領域検出手段33は、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像に対して、テロップ検出方法などの加工領域を自動的に検出する方法により、問合せ画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段34に出力する。局所領域加工確率の確率値は、任意の値であってもよいし、1、0の2値であってもよい。また、局所領域は、画像分割手段111で分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
局所領域重み値算出手段34は、加工領域検出手段33から入力される局所領域加工確率にもとづいて、画像の各局所領域から抽出される特徴量が画像全体の類似度の算出にどの程度有効であるかを数値化した重み値を局所領域重み値として算出する。そして、算出された局所領域重み値を画像類似度算出手段322に出力する。局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。局所領域重み値の算出方法の一例として、
局所領域重み値=1−局所領域加工確率
とする方法があるが、これに限ったものではなく、画像類似度算出処理において、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができる他の算出方法を用いてもよい。また、加工領域検出手段33から入力される局所領域加工確率が1、0の2値の確率値として与えられる場合には、複数の局所領域を統合した領域を新たな局所領域とし、局所領域重み値を統合後の局所領域内に含まれる局所領域加工確率がである統合前の局所領域の面積の割合として求める方法がある。
画像類似度算出部32は、機能上、小領域類似度算出手段321と、画像類似度算出手段322とを含む。
小領域類似度算出手段321は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段322に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。
色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。またISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。問合せ画像の小領域と参照画像の小領域が画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段322は、小領域類似度算出手段321から入力される小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段34から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を画像類似度として算出し、算出された画像類似度を出力する。画像類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段34から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段321から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除して画像類似度を算出するが、局所領域重み値を問合せ画像から直接算出した局所領域加工確率にもとづいて算出している。学習画像または機器特性から学習的に局所領域重み値を平均値として求める第1の実施の形態とは異なり、問合せ画像ごとに局所領域重み値を算出するため、加工処理が施された画像と元画像間の画像類似度をより高い値として算出することができる。また本実施の形態では、学習画像または機器特性の入力を必要としない。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。図10のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第4の実施の形態は、図9に示された第3の実施の形態における画像類似度算出部32が、画像類似度算出部42に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26を有する点で第3の実施の形態とは異なる。参照画像群小領域特徴量記憶部25および検索結果出力手段26は、第2の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
画像類似度算出部42は、機能上、小領域類似度算出手段421と、画像類似度算出手段422とを含む。
小領域類似度算出手段421は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段422に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。
色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段422は、小領域類似度算出手段421から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段34から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を画像類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する画像類似度を検索結果出力手段26に出力する。
画像類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。局所領域重み値算出手段34から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段421から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
検索結果出力手段26は、第2の実施の形態の場合と同様に、検索結果を出力する。
第4の実施の形態では、第3の実施の形態の効果を有する画像類似度の算出方法を利用して画像の検索を行う。また、第2の実施の形態とは異なり、問合せ画像ごとに局所領域重み値を算出するため、加工処理が施された画像から元画像をより高精度に検索することができる。また、第3の実施の形態と同様に、本実施の形態では学習画像または機器特性の入力を必要としない。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。図11のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第5の実施の形態は、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部52と、加工確率モデル推定手段53と、一致判定閾値算出手段54とを備えている。特徴量抽出部11は、本発明の第1の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
加工確率モデル推定手段(加工確率算出手段の一例)53は、入力として与えられる加工処理が施された学習画像、または加工処理を施す機器の特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率、または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、算出された局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布を一致判定閾値算出手段54に出力する。
機器特性の一例として、加工処理を施す機器が画像に対して施す加工のパターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報がある。局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
加工処理が施された学習画像が入力として与えられる場合には、学習画像において加工処理が施された領域を特定し、局所領域加工確率を計測する。加工処理が施された領域を特定する方法として、人手によって行ってもよいし、テロップ検出方法などの加工処理を自動的に検出する方法を用いてもよい。加工処理を施す機器の特性が入力として与えられる場合には、当該機器が画像に対して施す加工パターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報にもとづいて、局所領域加工確率を計測する方法がある。
一致判定閾値算出手段54は、加工確率モデル推定手段53から入力される局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて、後述する画像類似度算出手段522で求められる画像全体の類似度に対して、比較している2つの画像が一致するか否かを判定する最適な閾値を一致判定閾値として算出し、算出された一致判定閾値を画像類似度算出手段522に出力する。最適な閾値の算出方法として、局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて加工処理が施され部分的に絵柄の変化した加工画像と元の画像間で、画像類似度算出手段522において画像の小領域ごとの類似度から求められる画像全体の類似度の生起確率分布を推定し、推定された画像全体の類似度の生起確率分布にもとづいて加工画像と元画像を不一致と判定する確率が十分に小さいと判断できる閾値に設定する方法がある。画像全体の類似度の生起確率分布を推定する際に、加工処理による絵柄の変化の影響の他に、画像の再エンコードに起因するノイズ発生による特徴量の変動の影響も考慮してもよい。
画像類似度算出部52は、機能上、小領域類似度算出手段521と、画像類似度算出手段522とを含む。
小領域類似度算出手段521は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段522に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。
色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。またISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。問合せ画像の小領域と参照画像の小領域が画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段522は、小領域類似度算出手段521から入力される小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段54から入力される一致判定閾値を用いて修正し、修正された類似度を画像類似度として出力する。画像全体の類似度の算出方法として、小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
次に、図11のブロック図および図12のフローチャートを参照して、第5の実施の形態の動作について説明する。
学習画像または機器特性が入力として与えられると(ステップC1)、加工確率モデル推定手段53は、入力された学習画像または機器特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、算出された局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布を一致判定閾値算出手段54に出力する(ステップC2)。次に、一致判定閾値算出手段54は、局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出する(ステップC3)。
加工処理が施された問合せ画像が入力として与えられると(ステップC4)、画像分割手段111は、入力された問合せ画像を小領域に分割し、小領域分割された画像を小領域特徴量抽出手段112に出力する(ステップC5)。小領域特徴量抽出手段112は、小領域分割された画像の各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、抽出された問い合わせ画像小領域特徴量を小領域類似度算出手段521に出力する(ステップC6)。次に、参照画像の小領域特徴量が入力として与えられる(ステップC7)。小領域類似度算出手段521は、入力された参照画像の小領域特徴量と問合せ画像小領域特徴量を比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段522に出力する(ステップC8)。画像類似度算出手段522は、小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、ステップC3において一致判定閾値算出手段54で算出された一致判定閾値を用いて画像全体の類似度を修正して問合せ画像と参照画像の画像類似度を算出する(ステップC9)。最後に、画像類似度算出手段522は、算出された画像類似度を出力する(ステップC10)。
第5の実施の形態では、画像に加工処理が施される確率モデルにもとづいて、比較する2つの画像が一致するか否かを判定する最適な閾値を算出し、この閾値にもとづいて画像間の類似度を修正して画像類似度を算出する。画像が一致するか否かを判定する閾値にもとづいて類似度を修正するため、本実施の形態は、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を算出することができる。また、第5の実施の形態では、問合せ画像から加工処理が施された領域を検出する処理を必要とせず、また学習画像または機器特性から一致判定閾値を算出しているため、あらかじめ別処理において一致判定閾値を求めておくことができ、画像類似度の算出を高速に行うことができる。
なお、第5の実施の形態でも、第1の実施の形態についての各変形例を適用することができる。すなわち、加工確率モデル推定手段53に代えて加工確率モデル記憶手段を設けてもよいし、加工確率モデル更新手段と加工確率モデル記憶手段とを設けてもよい。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について図面を参照して説明する。図13のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第6の実施の形態は、図11示された第5実施の形態における画像類似度算出部52が、画像類似度算出部62に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26を有する点で第5実施の形態とは異なる。参照画像群小領域特徴量記憶部25および検索結果出力手段26は、第2の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
画像類似度算出部62は、機能上、小領域類似度算出手段621と画像類似度算出手段622とを含む。
小領域類似度算出手段621は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段622に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。
例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段622は、小領域類似度算出手段621から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段54から入力される一致判定閾値を用いて修正する。修正された参照画像群の各参照画像に対する類似度を画像類似度として検索結果出力手段26に出力する。画像全体の類似度の算出方法として、小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度に修正する方法がある。
検索結果出力手段26は、第2の実施の形態の場合と同様に、検索結果を出力する。
次に、図13のブロック図および図14のフローチャートを参照して、第6の実施の形態の動作について説明する。
学習画像または機器特性が入力として与えられると(ステップD1)、加工確率モデル推定手段53は、入力された学習画像または機器特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、算出された局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布を一致判定閾値算出手段54に出力する(ステップD2)。一致判定閾値算出手段54は、局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出する(ステップD3)。
加工処理が施された問合せ画像が入力として与えられると(ステップD4)、画像分割手段111は、入力された問合せ画像を小領域に分割し、小領域分割された画像を小領域特徴量抽出手段112に出力する(ステップD5)。小領域特徴量抽出手段112は、小領域分割された画像の各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、抽出された問い合わせ画像小領域特徴量を小領域類似度算出手段621に出力する(ステップD6)。次に、参照画像群小領域特徴量記憶部25から、1画像分の参照画像の小領域特徴量を読み込む(ステップD7)。小領域類似度算出手段621は、読み込まれた1画像分の参照画像の小領域特徴量と問合せ画像小領域特徴量を比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段622に出力する(ステップD8)。
画像類似度算出手段622は、小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、ステップD3において一致判定閾値算出手段54で算出された一致判定閾値を用いて画像全体の類似度を修正して読み込まれた1が増分の参照画像と問合せ画像の画像類似度を算出する(ステップD9)。次に、参照画像群小領域特徴量記憶部25に記憶されている全ての参照画像に対する画像類似度を算出したか否かを調べる(ステップD10)。画像類似度を算出していない参照画像が残っている場合には、ステップD7へ戻る。全ての参照画像に対する画像類似度が算出されている場合には、ステップD11へ進む。最後に、検索結果出力手段26は、全ての参照画像に対する画像類似度にもとづいて、参照画像群の中から問合せ画像に対する検索結果を出力する(ステップD11)。
第6の実施の形態では、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を算出する第5の実施の形態を利用して、画像の検索を行う。このため、本実施の形態では、加工処理が施された問合せ画像の元画像が参照画像群の中に複数登録されている場合においても、加工済みの問合せ画像の元画像であると判定される全ての画像を正確に検索することができる。また、第5の実施の形態と同様に、問合せ画像から加工領域を検出する処理を必要とせず、あらかじめ一致判定閾値を求めておくことができるため、画像検索を高速に行うことができる。
なお、第6の実施の形態でも、第1の実施の形態についての各変形例を適用することができる。すなわち、加工確率モデル推定手段53に代えて加工確率モデル記憶手段を設けてもよいし、加工確率モデル更新手段と加工確率モデル記憶手段とを設けてもよい。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について図面を参照して説明する。図15のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第7の実施の形態は、機能上、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部72と、加工領域検出手段73と、一致判定閾値算出手段74とを備えている。特徴量抽出部11は、本発明の第1の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
加工領域検出手段73は、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像に対して、テロップ検出方法などの加工領域を自動的に検出する方法により、問合せ画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率、または問合せ画像に加工処理が施された局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、算出された局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布を一致判定閾値算出手段74に出力する。局所領域加工確率の確率値は、任意の値であってもよいし、1,0の2値であってもよい。また、局所領域は、画像分割手段111で分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
一致判定閾値算出手段74は、加工領域検出手段73から入力される局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて、後述する画像類似度算出手段722で求められる画像全体の類似度に対して、比較している2つの画像が一致するか否かを判定する最適な閾値を一致判定閾値として算出し、算出された一致判定閾値を画像類似度算出手段722に出力する。最適な閾値の算出方法として、局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて加工処理が施され部分的に絵柄の変化した加工画像と元の画像間で、画像類似度算出手段522において画像の小領域ごとの類似度から求められる画像全体の類似度の生起確率分布を推定し、推定された画像全体の類似度の生起確率分布にもとづいて加工画像と元画像を不一致と判定する確率が十分に小さいと判断できる閾値に設定する方法がある。画像全体の類似度の生起確率分布を推定する際に、加工処理による絵柄の変化の影響の他に、画像の再エンコードに起因するノイズ発生による特徴量の変動の影響も考慮してもよい。
画像類似度算出部72は、機能上、小領域類似度算出手段721と、画像類似度算出手段722とを含む。
小領域類似度算出手段721は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段722に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に定められる。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。問合せ画像の小領域と参照画像の小領域が画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段722は、小領域類似度算出手段721から入力される小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段74から入力される一致判定閾値を用いて修正し、修正された類似度を画像類似度として出力する。画像全体の類似度の算出方法として、小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
第7の実施の形態では、第5の実施の形態と同様に、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を算出するが、一致判定閾値を問合せ画像から直接算出した局所領域加工確率にもとづいて算出している。学習画像または機器特性から学習的に一致判定閾値を平均値として求める第5の実施の形態とは異なり、問合せ画像ごとに一致判定値を算出するため、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度をより正確に求めることができる。また本実施の形態では、学習画像または機器特性の入力を必要としない。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態について図面を参照して説明する。図16のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第8の実施の形態は、図15示された第7実施の形態における画像類似度算出部72が、画像類似度算出部82に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26を有する点で異なる。参照画像群小領域特徴量記憶部25および検索結果出力手段26は、本発明の第2の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
画像類似度算出部82は、機能上、小領域類似度算出手段821と、画像類似度算出手段822とを含む。
小領域類似度算出手段821は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段822に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段822は、小領域類似度算出手段821から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段74から出力される一致判定閾値を用いて修正する。修正された参照画像群の各参照画像に対する類似度を画像類似度として検索結果出力手段26に出力する。画像全体の類似度の算出方法として、小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
検索結果出力手段26は、第2の実施の形態の場合と同様に、検索結果を出力する。
第8の実施の形態では、第7の実施の形態の効果を有する画像類似度の算出方法を利用して画像の検索を行う。第6の実施の形態とは異なり、問合せ画像ごとに一致判定閾値を算出するため、参照画像群の中から加工処理が施された問合せ画像の全ての元画像をより正確に検索することができる。また、第7の実施の形態と同様に、本実施の形態では学習画像または機器特性の入力を必要としない。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態について図面を参照して説明する。図17のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第9の実施の形態は、機能上、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部92と、加工確率モデル推定手段93と、局所領域重み値算出手段94と、一致判定閾値算出手段95とを備えている。特徴量抽出部11は、本発明の第1の実施の形態において備えられていたものと同じものである。局所領域重み値算出手段94と一致判定閾値算出手段95とを、1つの重み値および一致判定閾値算出手段として構成してもよい。
加工確率モデル推定手段93は、入力として与えられる加工処理が施された学習画像または加工処理を施す機器の特性から、画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段94に出力する。
機器特性の一例として、加工処理を施す機器が画像に対して施す加工のパターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報がある。局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
加工処理が施された学習画像が入力として与えられる場合には、学習画像において加工処理が施された領域を特定し、局所領域加工確率を計測する。加工処理が施された領域を特定する方法として、人手によって行ってもよいし、テロップ検出方法などの加工処理を自動的に検出する方法を用いてもよい。加工処理を施す機器の特性が入力として与えられる場合には、当該機器が画像に対して施す加工パターンおよび各加工パターンの使用頻度の情報にもとづいて、局所領域加工確率を計測する方法がある。
局所領域重み値算出手段94は、加工確率モデル推定手段93から入力される局所領域加工確率にもとづいて、画像の各局所領域から抽出される特徴量が画像全体の類似度の算出にどの程度有効であるかを数値化した重み値を局所領域重み値として算出し、算出された局所領域重み値を画像類似度算出手段922および一致判定閾値算出手段95に出力する。局所領域重み値は、当該局所領域の局所領域加工確率が低いほど、高い値に設定するのが有効である。局所領域重み値の算出方法の一例として、
局所領域重み値=1−局所領域加工確率
とする方法があるが、これに限ったものではなく、画像類似度算出処理において、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができる他の算出方法を用いてもよい。
局所領域は、加工確率モデル推定手段93における局所領域と同様に、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
一致判定閾値算出手段95は、局所領域重み値算出手段94から入力される局所領域重み値にもとづいて、後述する画像類似度算出手段922で求められる画像全体の類似度に対して、比較している2つの画像が一致するか否かを判定する最適な閾値を一致判定閾値として算出し、算出された一致判定閾値を画像類似度算出手段922に出力する。画像類似度算出手段922は、局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値により小領域ごとの類似度を重み付けして、加工処理の影響を排除したうえで画像全体の類似度を算出しているので、一致判定閾値を画像類似度算出手段922は、一致判定閾値を局所領域重み値を考慮して算出する。最適な閾値の算出方法として、加工処理が施された画像と元の画像間で、画像類似度算出手段922において局所領域重み値を作用させて加工処理の影響を排除して求められる画像全体の類似度の推定値を、局所領域重み値にもとづいて算出し、推定された画像全体の類似度にもとづいて、加工画像と元画像を不一致と判定する可能性が十分に低いと判断できる閾値に設定する方法がある。またこの際に、画像の再エンコードに起因するノイズ発生による特徴量の変動の影響も考慮してもよい。
画像類似度算出部92は、機能上、小領域類似度算出手段921と、画像類似度算出手段922とを含む。
小領域類似度算出手段921は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段922に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。問合せ画像の小領域と参照画像の小領域が画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段922は、小領域類似度算出手段921から入力される小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段94から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段95から入力される一致判定閾値を用いて修正し、修正された類似度を画像類似度として出力する。画像全体の類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段94から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段921から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度を持つ小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。また、画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
第9の実施の形態は、第1の実施の形態および第5の実施の形態の効果を併せ持ち、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を、加工処理の施される確率の高い領域の影響を排除して算出できる。本実施の形態では、局所領域重み値算出手段94において算出される局所領域重み値が一致判定閾値算出手段95へ供給される。この構成により、一致判定閾値算出手段95は、一致判定閾値を算出する際に参照する局所領域重み値を、加工確率モデル推定手段93から出力される局所領域加工確率から再度算出する必要がないため、演算量を抑えることができる。また、第9の実施の形態では、問合せ画像から加工処理が施された領域を検出する処理を必要とせず、また学習画像または機器特性から局所領域重み値および一致判定閾値を算出しているため、あらかじめ別処理において局所領域重み値および一致判定閾値を求めておくことができ、画像類似度の算出を高速に行うことができる。
なお、第9の実施の形態でも、第1の実施の形態についての各変形例を適用することができる。すなわち、加工確率モデル推定手段93に代えて加工確率モデル記憶手段を設けてもよいし、加工確率モデル更新手段と加工確率モデル記憶手段とを設けてもよい。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態について図面を参照して説明する。 図18のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第10の実施の形態は、図17に示された第9の実施の形態における画像類似度算出部92が、画像類似度算出部1020に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26とを有する点で第9の実施の形態とは異なる。参照画像群小領域特徴量記憶部25および検索結果出力手段26は、第2の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
画像類似度算出部1020は、機能上、小領域類似度算出手段1021と、画像類似度算出手段1022とを含む。
小領域類似度算出手段1021は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段1022に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1,0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段1022は、小領域類似度算出手段1021から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段94から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段95から入力される一致判定閾値を用いて修正する。修正された参照画像群の各参照画像に対する類似度を画像類似度として検索結果出力手段26に出力する。画像全体の類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段94から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段1021から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。また、画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
検索結果出力手段26は、第2の実施の形態の場合と同様に、検索結果を出力する。
第10の実施の形態では、第9の実施の形態の効果を有する画像類似度の算出方法を用いて画像の検索を行う。また、第9の実施の形態と同様に、問合せ画像から加工領域を検出する処理を必要とせず、あらかじめ局所領域重み値および一致判定閾値を求めておくことができるため、画像検索を高速に行うことができる。
なお、第10の実施の形態でも、第1の実施の形態についての各変形例を適用することができる。すなわち、加工確率モデル推定手段93に代えて加工確率モデル記憶手段を設けてもよいし、加工確率モデル更新手段と加工確率モデル記憶手段とを設けてもよい。
(第11の実施の形態)
本発明の第11の実施の形態について図面を参照して説明する。図19のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第11の実施の形態は、機能上、特徴量抽出部11と、画像類似度算出部1120と、加工領域検出手段113と、局所領域重み値算出手段114と、一致判定閾値算出手段115とを備えている。特徴量抽出部11は、本発明の第1の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
加工領域検出手段113は、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像に対して、テロップ検出方法などの加工領域を自動的に検出する方法により、問合せ画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率を局所領域加工確率として算出し、算出された局所領域加工確率を局所領域重み値算出手段114に出力する。局所領域加工確率の確率値は、任意の値であってもよいし、1,0の2値であってもよい。また、局所領域は、画像分割手段111で分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。
局所領域重み値算出手段114は、加工領域検出手段113から入力される局所領域加工確率にもとづいて、画像の各局所領域から抽出される特徴量が画像全体の類似度の算出にどの程度有効であるかを数値化した重み値を局所領域重み値として算出し、算出された局所領域重み値を画像類似度算出手段1122および一致判定閾値算出手段115に出力する。
局所領域は、画像分割手段111において分割される小領域と対応するのが望ましいが、画像分割手段111において分割される小領域を更に小さい複数の領域に分割したものでもよいし、画像の各画素を局所領域としてもよい。また、画像分割手段111における小領域分割方法とは異なる任意の形状や大きさに分割した領域を局所領域としてもよい。局所領域重み値の算出方法の一例として、
局所領域重み値=1−局所領域加工確率
とする方法があるが、これに限ったものではなく、画像類似度算出処理において、加工処理が施された確率の高い領域の影響を排除することができる他の算出方法を用いてもよい。
また、加工領域検出手段113から入力される局所領域加工確率が1,0の2値の確率値として与えられる場合には、複数の局所領域を統合した領域を新たな局所領域とし、局所領域重み値を統合後の局所領域内に含まれる局所領域加工確率である統合前の局所領域の面積の割合として求める方法がある。
一致判定閾値算出手段115は、局所領域重み値算出手段114から入力される局所領域重み値にもとづいて、後述する画像類似度算出手段1122で求められる画像全体の類似度に対して、比較している2つの画像が一致するか否かを判定する最適な閾値を一致判定閾値として算出し、算出された一致判定閾値を画像類似度算出手段1122に出力する。画像類似度算出手段1122は、局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値により小領域ごとの類似度を重み付けして、加工処理の影響を排除したうえで画像全体の類似度を算出しているので、一致判定閾値算出手段115は、一致判定閾値を局所領域重み値を考慮して算出する。最適な閾値の算出方法として、加工処理が施された画像と元の画像間で、画像類似度算出手段1122において局所領域重み値を作用させて加工処理の影響を排除して求められる画像全体の類似度の推定値を、局所領域重み値にもとづいて算出し、推定された画像全体の類似度にもとづいて、加工画像と元画像を不一致と判定する可能性が十分に低いと判断できる閾値に設定する方法がある。またこの際に、画像の再エンコードに起因するノイズ発生による特徴量の変動の影響も考慮してもよい。
画像類似度算出部1120は、機能上、小領域類似度算出手段1121と、画像類似度算出手段1122とを含む。
小領域類似度算出手段1121は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量と、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、算出された小領域類似度を画像類似度算出手段1122に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、入力として与えられる参照画像の小領域特徴量に関する小領域は、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と対応しているのが望ましい。対応する小領域を直接比較することができるためである。問合せ画像の小領域と参照画像の小領域が画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段1122は、小領域類似度算出手段1121から入力される小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段114から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段115から入力される一致判定閾値を用いて修正し、修正された類似度を画像類似度として出力する。画像類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段114から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段1121から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度を持つ小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。また、画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度をに修正する方法がある。
第11の実施の形態では、第9の実施の形態と同様に、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度を加工処理が施される確率の高い領域の影響を排除して算出するが、局所領域重み値および一致判定閾値を問合せ画像から直接算出した局所領域加工確率にもとづいて算出している。学習画像または機器特性から学習的に局所領域重み値および一致判定閾値を平均値として求める第9の実施の形態とは異なり、問合せ画像ごとに局所領域重み値および一致判定値を算出するため、加工処理が施された問合せ画像が参照画像から生成されたものか否かを判定するのに適した画像類似度をより正確に求めることができる。また、本実施の形態では、学習画像または機器特性の入力を必要としない。また、第9の実施の形態と同様に、局所領域重み値算出手段114において算出される局所領域重み値が一致判定閾値算出手段115へ供給されるため、一致判定閾値算出手段115は、一致判定閾値を算出する際に参照する局所領域重み値を、加工確率モデル推定手段113から出力される局所領域加工確率から再度算出する必要がないため、演算量を抑えることができる。
(第12の実施の形態)
本発明の第12の実施の形態について図面を参照して説明する。図20のブロック図に示すように、本発明の画像類似度算出システムの第12の実施の形態は、図19に示された第11の実施の形態における画像類似度算出部112が、画像類似度算出部1220に置き換わり、また、参照画像群小領域特徴量記憶部25と検索結果出力手段26とを有する点で第11の実施の形態とは異なる。参照画像群小領域特徴量記憶部25は、本発明の第2の実施の形態において備えられていたものと同じものである。
画像類似度算出部1220は、機能上、小領域類似度算出手段1221と、画像類似度算出手段1222とを含む。
小領域類似度算出手段1221は、参照画像群小領域特徴量記憶部25から複数の参照画像の小領域特徴量を1画像分ずつ読み込み、読み込んだ各参照画像の小領域特徴量と、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量を比較し、小領域ごとに特徴量の類似度を小領域類似度として算出する。算出された参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度を画像類似度算出手段1222に出力する。小領域類似度の算出方法は、使用する小領域特徴量に応じて任意に求めてよい。例えば、小領域の色の平均値、最頻度値、メディアン値などの代表値を小領域特徴量として用いた場合には、使用している表色空間における距離値や相関値にもとづいて類似度を算出する方法がある。色やエッジ要素の出現ヒストグラムを小領域特徴量として用いる場合には、ヒストグラム間の類似度を算出する方法がある。
また、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Region Shape、Contour Shape、Shape 3D、Parametric Motion、Motion Activityなどを小領域特徴量として用いた場合には、ISO/IEC 15938−3で推奨されている距離(類似度)計算法に従って類似度を算出することができる。
また、類似度を1、0の2値判定結果としてもよい。例えば、エッジ要素特徴量を小領域特徴量として用いる場合には、エッジ要素が一致する場合には類似度を1、一致しない場合には類似度を0とする方法がある。ここで、小領域特徴量抽出手段112から入力される問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域と、参照画像群小領域特徴量記憶部25から読み込んだ参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、画像分割方法が異なるために対応していない場合には、どちらかの画像の小領域特徴量から、もう一方の画像の小領域に対応した特徴量を補完したうえで、類似度を算出すればよい。例えば、参照画像の小領域特徴量に関する小領域が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、参照画像の複数の小領域特徴量の平均値を算出することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。また、参照画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法が、問合せ画像の小領域特徴量に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、問合せ画像の各小領域と重複する参照画像の複数の小領域の小領域特徴量を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、問合せ画像の小領域に対応した特徴量を生成することができる。
画像類似度算出手段1222は、小領域類似度算出手段1221から入力される参照画像群の各参照画像に対する小領域類似度に対して、局所領域重み値算出手段114から入力される局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをし、求められた重み付けされた小領域類似度から画像全体の類似度を算出し、算出された画像全体の類似度を一致判定閾値算出手段115から出力される一致判定閾値を用いて修正する。修正された参照画像群の各参照画像に対する類似度を画像類似度として検索結果出力手段26に出力する。画像全体の類似度の算出方法として、重み付けされた小領域類似度の全小領域の総和として求める方法や、平均値として求める方法などがある。
局所領域重み値算出手段114から入力される局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度算出手段1221から入力される小領域類似度を持つ小領域と対応する場合には、局所領域重み値を直接小領域ごとの重み値として用いることができる。小領域類似度を持つ小領域と、局所領域重み値を持つ局所領域が対応していない場合には、局所領域重み値を用いて小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を補完すればよい。例えば、局所領域重み値を持つ局所領域が、小領域類似度を持つ小領域をより小さい複数の領域に分割したものであるならば、複数の局所領域重み値の平均値を算出することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。
また、局所領域重み値に関する局所領域分割方法が、小領域類似度に関する小領域分割方法と全く異なる形状や大きさの分割方法である場合には、小領域と重複する複数の局所領域の重み値を、重複する面積に比例した重み付けをして総和することで、小領域類似度を持つ小領域に対応した重み値を生成することができる。また、画像全体の類似度を一致判定閾値を用いて修正する方法として、画像全体の類似度が一致判定閾値以上であれば類似度を1に、画像全体の類似度が一致判定閾値未満であれば類似度を0に修正する方法がある。
検索結果出力手段26は、第2の実施の形態の場合と同様に、検索結果を出力する。
第12の実施の形態では、第11の実施の形態の効果を有する画像類似度の算出方法を利用して画像の検索を行う。第1の実施の形態等とは異なり、問合せ画像ごとに局所領域重み値および一致判定閾値を算出するため、参照画像群の中から加工処理が施された問合せ画像の全ての元画像をより正確に検索することができる。また、第11の実施の形態と同様に、本実施の形態では学習画像または機器特性の入力を必要としない。
本発明は、複数の画像の類似度を算出する画像類似度算出システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラムならびに問い合わせ画像に類似した画像を検索する画像検索システム等の用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートある。 局所領域加工確率の算出の仕方を説明する説明図である。 第1の実施の形態の変形例を示すブロック図である。 加工確率モデル記憶手段に記憶される局所領域加工確率の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態の他の変形例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートある。 本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の動作を示すフローチャートある。 本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態の動作を示すフローチャートある。 本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第9の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第10の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第11の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第12の実施の形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 特徴量抽出部
111 画像分割手段
112 小領域特徴量抽出手段
12 画像類似度算出部
121 小領域類似度算出手段
122 画像類似度算出手段
13 加工確率モデル推定手段
139 加工確率モデル記憶手段
14 局所領域重み値算出手段
22 画像類似度算出部
221 小領域類似度算出手段
222 画像類似度算出手段
25 参照画像群小領域特徴量記憶部
26 検索結果出力手段
32 画像類似度算出部
321 小領域類似度算出手段
322 画像類似度算出手段
33 加工領域検出手段
34 局所領域重み値算出手段
42 画像類似度算出部
421 小領域類似度算出手段
422 画像類似度算出手段
52 画像類似度算出部
521 小領域類似度算出手段
522 画像類似度算出手段
53 加工確率モデル推定手段
54 一致判定閾値算出手段
62 画像類似度算出部
621 小領域類似度算出手
622 画像類似度算出手段
72 画像類似度算出部
721 小領域類似度算出手段
722 画像類似度算出手段
73 加工領域検出手段
74 一致判定閾値算出手段
82 画像類似度算出部
821 小領域類似度算出手段
822 画像類似度算出手段
92 画像類似度算出部
921 小領域類似度算出手段
922 画像類似度算出手段
93 加工確率モデル推定手段
94 局所領域重み値算出手段
95 一致判定閾値算出手段
1020 画像類似度算出部
1021 小領域類似度算出手段
1022 画像類似度算出手段
1120 画像類似度算出部
1121 小領域類似度算出手段
1122 画像類似度算出手段
113 加工領域検出手段
114 局所領域重み値算出手段
115 一致判定閾値算出手段
1220 画像類似度算出部
1221 小領域類似度算出手段
1222 画像類似度算出手段

Claims (32)

  1. 合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出システムであって、
    前記問合せ画像分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記参照画像を分割した小領域ごとの特徴量と前記問合せ画像の小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像との類似度を算出する画像類似度算出部とを備えたことを特徴とする画像類似度算出システム。
  2. 記画像類似度算出部は、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする請求項1記載の画像類似度算出システム。
  3. 前記画像類似度算出部は、前記問合せ画像と前記参照画像の前記画像類似度を算出する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする請求項1記載の画像類似度算出システム。
  4. 記画像類似度算出部は、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較する際、および、前記問合せ画像と前記参照画像の前記画像類似度を算出する際に前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを用いることを特徴とする請求項1記載の画像類似度算出システム。
  5. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出システムであって、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出部とを備えたことを特徴とする画像類似度算出システム。
  6. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出システムであって、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較して画像全体の類似度を算出したのち、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出部とを備えたことを特徴とする画像類似度算出システム。
  7. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出システムであって、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と、前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して画像全体の類似度を算出したのち、前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出部とを備えたことを特徴とする画像類似度算出システム。
  8. 前記局所領域が、前記問合せ画像または前記参照画像における小領域と対応するように分割された領域である請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  9. 前記問合せ画像または前記参照画像における小領域が、画像を同一の大きさの矩形に分割した領域である請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  10. 前記問合せ画像または前記参照画像における小領域が、領域の一部が重複するように分割した領域である請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  11. 前記問合せ画像または前記参照画像における小領域が、画像の一部のみを分割して得られた領域である請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  12. 前記特徴量が、色情報、エッジ情報、テクスチャ情報、形状情報、動き情報のうちの少なくとも1つの情報による特徴量である請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  13. 前記特徴量が、RGB表色空間、HSV表色空間、YUV表色空間、YIQ表色空間、YCbCr表色空間、L*a*b*表色空間、XYZ表色空間のいずれかの表色空間系により規定される色座標の平均値、最頻値、メディアン値、国際標準規格ISO/IEC 15938−3に規定されているDominant Color、Color Layout、Scalable Color、Color Structure、Edge Histogram、Homogeneous Texture、Texture Browsing、Contour Shape、Shape 3Dのうちの少なくとも1つの特徴量である請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  14. 前記加工処理が、画像に対するテロップの重畳処理、画像に対する字幕の重畳処理、画像に対するキャラクターの重畳処理、画像に対するオブジェクトの重畳処理、画像の一部の切り抜き処理、画像の一部の切り出し処理、画像の一部に対するモザイク処理、画像の一部に対するぼかし処理のうちの少なくとも1つの処理である請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システム。
  15. 請求項1から7のいずれか1項に記載された画像類似度算出システムと、
    前記画像類似度算出システムにより算出される画像類似度を用いて画像を検索する画像検索手段とを備えたことを特徴とする画像検索システム。
  16. 複数の参照画像の中から問合せ画像と類似する画像を出力する画像検索システムにおいて、
    請求項1〜12のうちのいずれか1項に記載の画像類似度算出システムと、
    前記画像類似度算出システムにより算出される画像類似度にもとづいて、複数の参照画像の中から問合せ画像と類似する参照画像を出力する画像出力手段とを備えたことを特徴とする画像検索システム。
  17. 合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    特徴量抽出部が、前記問合せ画像分割された小領域ごとの特徴量を抽出し、
    画像類似度算出部が、前記参照画像を分割した小領域ごとの特徴量と前記問合せ画像の小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像との類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  18. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    特徴量抽出部が、前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出し、
    画像類似度算出部が、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  19. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    特徴量抽出部が、前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出し、
    画像類似度算出部が、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較して画像全体の類似度を算出したのち、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  20. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    特徴量抽出部が、前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出し、
    画像類似度算出部が、前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と、前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して画像全体の類似度を算出したのち、前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  21. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    加工確率モデル推定手段が、入力として与えられる学習画像または機器特性から画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出し、
    局所領域重み値算出手段が、前記局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出し、
    画像分割手段が、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像を小領域に分割し、
    小領域特徴量抽出手段が、前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、
    画像類似度算出手段が、入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、前記小領域類似度に前記局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  22. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    加工領域検出手段が、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像から画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率を局所領域加工確率として算出し、
    局所領域重み値算出手段が、前記局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出し、
    画像分割手段が、前記問合せ画像を小領域に分割し、
    小領域特徴量抽出手段が、前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、
    小領域類似度算出手段が、入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、
    画像類似度算出手段が、前記小領域類似度に前記局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  23. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    加工確率モデル推定手段が、入力として与えられる学習画像または機器特性から画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、
    一致判定閾値算出手段が、前記局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出し、
    画像分割手段が、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像を小領域に分割し、
    小領域特徴量抽出手段が、前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、
    小領域類似度算出手段が、入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、
    画像類似度算出手段が、前記小領域類似度から画像全体の類似度を算出し前記一致判定閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  24. 計算機を用いて、入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出方法であって、
    加工領域検出手段が、入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像から画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施された局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出し、
    一致判定閾値算出手段が、前記局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出し、
    画像分割手段が、前記問合せ画像を小領域に分割し、
    小領域特徴量抽出手段が、前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出し、
    小領域類似度算出手段が、入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出し、
    画像類似度算出手段が、前記小領域類似度から画像全体の類似度を算出し前記一致判定閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出することを特徴とする画像類似度算出方法。
  25. 合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記問合せ画像分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記参照画像を分割した小領域ごとの特徴量と前記問合せ画像の小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重みを作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  26. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して、前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  27. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを比較して画像全体の類似度を算出したのち、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  28. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記問合せ画像を分割し、この分割された小領域ごとの特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記問合せ画像の分割された小領域ごとの特徴量と、前記参照画像の分割された小領域ごとの特徴量とを、局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像の領域ごとの重み値を作用させて比較して画像全体の類似度を算出したのち、前記局所領域ごとに画像に加工処理が施される確率にもとづいて算出された画像間の一致を判定する閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  29. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    入力として与えられる学習画像または機器特性から画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率を局所領域加工確率として算出する加工確率モデル推定手段と、
    前記局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出する局所領域重み値算出手段と、
    入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像を小領域に分割する画像分割手段と、
    前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出する小領域特徴量抽出手段と、
    入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出する処理と、前記小領域類似度に前記局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  30. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像から画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率を局所領域加工確率として算出する加工領域検出手段と、
    前記局所領域加工確率にもとづいて画像の局所領域ごとの重み値を局所領域重み値として算出する局所領域重み値算出手段と、
    前記問合せ画像を小領域に分割する画像分割手段と、
    前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出する小領域特徴量抽出手段と、
    入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出する小領域類似度算出手段と、
    前記小領域類似度に前記局所領域重み値から求められる小領域ごとの重み値を用いて重み付けをして前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  31. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    入力として与えられる学習画像または機器特性から画像の局所領域ごとに加工処理が施される確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施される局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出する加工確率モデル推定手段と、
    前記局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出する一致判定閾値算出手段と、
    入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像を小領域に分割する画像分割手段と、
    前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出する小領域特徴量抽出手段と、
    入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出する小領域類似度算出手段と、
    前記小領域類似度から画像全体の類似度を算出し前記一致判定閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
  32. 入力された問合せ画像と参照画像との類似度を算出する画像類似度算出プログラムであって、
    コンピュータを、
    入力として与えられる加工処理が施された問合せ画像から画像の局所領域ごとに加工処理が施された確率である局所領域加工確率または画像に加工処理が施された局所領域数の確率分布である加工局所領域数確率分布を算出する加工領域検出手段と、
    前記局所領域加工確率または加工局所領域数確率分布にもとづいて画像間の一致を判定する閾値を一致判定閾値として算出する一致判定閾値算出手段と、
    前記問合せ画像を小領域に分割する画像分割手段と、
    前記分割された小領域から各小領域の特徴量を問合せ画像小領域特徴量として抽出する小領域特徴量抽出手段と、
    入力として与えられる参照画像の事前に用意された小領域特徴量である参照画像小領域特徴量と前記問合せ画像小領域特徴量とを比較して小領域ごとの特徴量の類似度を小領域類似度として算出する小領域類似度算出手段と、
    前記小領域類似度から画像全体の類似度を算出し前記一致判定閾値を用いて前記類似度を修正して前記問合せ画像と前記参照画像の画像類似度を算出する画像類似度算出手段として機能させるための画像類似度算出プログラム。
JP2006239103A 2004-03-03 2006-09-04 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム Expired - Fee Related JP4175413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239103A JP4175413B2 (ja) 2004-03-03 2006-09-04 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004059736 2004-03-03
JP2006239103A JP4175413B2 (ja) 2004-03-03 2006-09-04 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006515313A Division JP3899523B2 (ja) 2004-03-03 2005-03-02 画像類似度算出システムおよび画像検索システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006331460A JP2006331460A (ja) 2006-12-07
JP4175413B2 true JP4175413B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=34917987

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006515313A Expired - Fee Related JP3899523B2 (ja) 2004-03-03 2005-03-02 画像類似度算出システムおよび画像検索システム
JP2006239103A Expired - Fee Related JP4175413B2 (ja) 2004-03-03 2006-09-04 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006515313A Expired - Fee Related JP3899523B2 (ja) 2004-03-03 2005-03-02 画像類似度算出システムおよび画像検索システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7991232B2 (ja)
EP (1) EP1722331B1 (ja)
JP (2) JP3899523B2 (ja)
KR (1) KR100750424B1 (ja)
CN (1) CN100583148C (ja)
DE (1) DE602005025088D1 (ja)
WO (1) WO2005086092A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210045011A (ko) 2019-10-16 2021-04-26 한국생산기술연구원 인공지능 기반 이미지 변조 분류 장치 및 방법

Families Citing this family (84)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750424B1 (ko) * 2004-03-03 2007-08-21 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 화상 유사도 산출 시스템, 화상 검색 시스템, 화상 유사도산출 방법 및 화상 유사도 산출용 프로그램
WO2006131967A1 (ja) * 2005-06-08 2006-12-14 Fujitsu Limited 画像処理装置
CN100433016C (zh) * 2006-09-08 2008-11-12 北京工业大学 基于信息突变的图像检索方法
US8990681B2 (en) 2007-01-24 2015-03-24 Bluebeam Software, Inc. Method for aligning a modified document and an original document for comparison and difference highlighting
KR100824829B1 (ko) 2007-01-24 2008-04-23 조선대학교산학협력단 알지비 컬러 이미지 특징정보 추출에 메디언 필터링을이용한 이미지 검색 방법
US7907794B2 (en) * 2007-01-24 2011-03-15 Bluebeam Software, Inc. Method for aligning a modified document and an original document for comparison and difference highlighting
US7995857B2 (en) * 2007-09-03 2011-08-09 Himax Technologies Limited Method and apparatus utilizing step-wise gain control for image processing
JP4457140B2 (ja) * 2007-10-02 2010-04-28 シャープ株式会社 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP5408128B2 (ja) * 2008-05-15 2014-02-05 株式会社ニコン 画像処理装置、画像処理方法、処理装置、およびプログラム
JP5169648B2 (ja) * 2008-09-04 2013-03-27 富士ゼロックス株式会社 原画像探索装置及び原画像探索プログラム
US20100085371A1 (en) * 2008-10-02 2010-04-08 Microsoft Corporation Optimal 2d texturing from multiple images
US8406573B2 (en) * 2008-12-22 2013-03-26 Microsoft Corporation Interactively ranking image search results using color layout relevance
KR101033296B1 (ko) * 2009-03-30 2011-05-09 한국전자통신연구원 방송통신시스템에서 시공간적 특징정보 추출 및 비교판별 장치 및 방법
US8224157B2 (en) * 2009-03-30 2012-07-17 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for extracting spatio-temporal feature and detecting video copy based on the same in broadcasting communication system
KR101029437B1 (ko) 2009-04-01 2011-04-14 엔에이치엔(주) 동영상 중복 검출 방법 및 시스템
KR101355258B1 (ko) * 2009-06-16 2014-01-27 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 이미지 시그니처 매칭 장치
CN102122389A (zh) * 2010-01-12 2011-07-13 阿里巴巴集团控股有限公司 一种图像相似性判断的方法及装置
CN102883651B (zh) * 2010-01-28 2016-04-27 宾夕法尼亚州研究基金会 可应用于支气管镜引导的基于图像的全局配准系统和方法
JP5556262B2 (ja) * 2010-03-15 2014-07-23 オムロン株式会社 画像属性判別装置、属性判別支援装置、画像属性判別方法、属性判別支援装置の制御方法、および、制御プログラム
US9311708B2 (en) * 2014-04-23 2016-04-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Collaborative alignment of images
EP2407928A1 (en) * 2010-07-16 2012-01-18 STMicroelectronics (Grenoble 2) SAS Fidelity measurement of digital images
JP5238767B2 (ja) * 2010-07-26 2013-07-17 株式会社東芝 視差画像生成方法及び装置
CN102376088A (zh) * 2010-08-24 2012-03-14 康博公司 用于在计算上量化图像间相似性的系统
US8792728B2 (en) * 2010-09-27 2014-07-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Near-duplicate image detection
US8493402B2 (en) * 2011-01-06 2013-07-23 Intel Corporation System, method and computer program product for color processing of point-of-interest color
US9092520B2 (en) * 2011-06-20 2015-07-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Near-duplicate video retrieval
JP5558431B2 (ja) * 2011-08-15 2014-07-23 株式会社東芝 画像処理装置、方法及びプログラム
US8929687B2 (en) * 2011-08-29 2015-01-06 Dst Technologies, Inc. System and method for candidate sorting and clustering
JP5896661B2 (ja) * 2011-09-14 2016-03-30 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
WO2013049159A2 (en) * 2011-09-26 2013-04-04 Carnegie Mellon University Quantitative comparison of image data using a linear optimal transportation
US8831358B1 (en) 2011-11-21 2014-09-09 Google Inc. Evaluating image similarity
US20140250110A1 (en) * 2011-11-25 2014-09-04 Linjun Yang Image attractiveness based indexing and searching
EP2608062A1 (en) * 2011-12-23 2013-06-26 Thomson Licensing Method of automatic management of images in a collection of images and corresponding device
US9111140B2 (en) 2012-01-10 2015-08-18 Dst Technologies, Inc. Identification and separation of form and feature elements from handwritten and other user supplied elements
WO2013118218A1 (ja) * 2012-02-09 2013-08-15 パナソニック株式会社 画像認識装置、画像認識方法、プログラムおよび集積回路
CN102663431B (zh) * 2012-04-17 2013-12-25 北京博研新创数码科技有限公司 一种基于区域加权的图像匹配计算方法
US8923626B1 (en) 2012-06-25 2014-12-30 Google Inc. Image retrieval
US10540566B2 (en) * 2012-06-29 2020-01-21 Nec Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program
KR101343554B1 (ko) * 2012-07-06 2013-12-20 인텔렉추얼디스커버리 주식회사 영상 검색방법 및 장치
CN102866871B (zh) * 2012-08-03 2015-10-07 甲壳虫(上海)网络科技有限公司 图像动态显示方法
US9058660B2 (en) * 2012-11-21 2015-06-16 Gravity Jack, Inc. Feature searching based on feature quality information
US9460157B2 (en) 2012-12-28 2016-10-04 Wal-Mart Stores, Inc. Ranking search results based on color
US9305118B2 (en) 2012-12-28 2016-04-05 Wal-Mart Stores, Inc. Selecting search result images based on color
US9460214B2 (en) 2012-12-28 2016-10-04 Wal-Mart Stores, Inc. Ranking search results based on color
CN102999751A (zh) * 2013-01-06 2013-03-27 山东神思电子技术股份有限公司 一种基于sift特征的眉毛识别方法
CN103440646B (zh) * 2013-08-19 2016-08-10 成都品果科技有限公司 用于颜色分布和纹理分布图像检索的相似度获取方法
CN103577537B (zh) * 2013-09-24 2016-08-17 上海交通大学 面向图像分享网站图片的多重配对相似度确定方法
WO2015136714A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 オムロン株式会社 画像識別装置、画像センサ、画像識別方法
US20150269456A1 (en) * 2014-03-21 2015-09-24 Bicdroid Inc Methods and systems for determining a perceptual similarity between images
CN104065932B (zh) * 2014-06-30 2019-08-13 东南大学 一种基于修正加权二部图的无重叠视域目标匹配方法
US9508151B2 (en) * 2014-07-10 2016-11-29 Ditto Labs, Inc. Systems, methods, and devices for image matching and object recognition in images using image regions
CN105447842B (zh) * 2014-07-11 2019-05-21 阿里巴巴集团控股有限公司 一种图像匹配的方法及装置
JP6027065B2 (ja) * 2014-08-21 2016-11-16 富士フイルム株式会社 類似画像検索装置、類似画像検索装置の作動方法、および類似画像検索プログラム
TWI571753B (zh) * 2014-11-07 2017-02-21 財團法人資訊工業策進會 用於產生一影像之一互動索引碼圖之電子計算裝置、其方法及其電腦程式產品
CN104504055B (zh) * 2014-12-19 2017-12-26 常州飞寻视讯信息科技有限公司 基于图像相似度的商品相似计算方法及商品推荐系统
US10311329B2 (en) 2015-01-30 2019-06-04 International Business Machines Corporation Social connection via real-time image comparison
CN104657081B (zh) * 2015-03-19 2018-04-27 上海创功通讯技术有限公司 移动终端及其图片的处理方法
CN104915955A (zh) * 2015-05-27 2015-09-16 上海交通大学 基于图像分割的图片搜索方法
CN105204850B (zh) * 2015-08-31 2019-05-17 深圳市金立通信设备有限公司 一种图片处理方法及终端
JP2017134598A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 キヤノン株式会社 画像検索装置、画像検索方法及びプログラム
JP6840957B2 (ja) 2016-09-01 2021-03-10 株式会社リコー 画像類似度算出装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体
US10489676B2 (en) 2016-11-03 2019-11-26 Adobe Inc. Image patch matching using probabilistic sampling based on an oracle
EP3539051A1 (en) * 2016-11-14 2019-09-18 Kodak Alaris Inc. System and method of character recognition using fully convolutional neural networks
US10628890B2 (en) * 2017-02-23 2020-04-21 International Business Machines Corporation Visual analytics based vehicle insurance anti-fraud detection
CN107516105B (zh) * 2017-07-20 2020-06-16 阿里巴巴集团控股有限公司 图像处理方法及装置
CN109389015A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 丽宝大数据股份有限公司 脸部相似度评估方法与电子装置
CN107862710A (zh) * 2017-11-28 2018-03-30 奕响(大连)科技有限公司 一种基于转换线条的图片相似判定方法
US11037019B2 (en) 2018-02-27 2021-06-15 Adobe Inc. Generating modified digital images by identifying digital image patch matches utilizing a Gaussian mixture model
CN108845998B (zh) * 2018-04-03 2022-04-29 南昌奇眸科技有限公司 一种商标图像检索匹配方法
CN108537788B (zh) * 2018-04-06 2021-02-02 中国人民解放军92942部队 迷彩伪装效果评测方法及装置、计算机设备及存储介质
US10762680B1 (en) 2019-03-25 2020-09-01 Adobe Inc. Generating deterministic digital image matching patches utilizing a parallel wavefront search approach and hashed random number
JP7385241B2 (ja) * 2019-06-19 2023-11-22 国立大学法人 東京大学 画像抽出装置、画像抽出システム、画像抽出方法及び画像抽出プログラム
CN110348519A (zh) * 2019-07-12 2019-10-18 深圳众赢维融科技有限公司 金融产品欺诈团伙的识别方法和装置
CN110633387A (zh) * 2019-09-29 2019-12-31 四川乐为科技有限公司 基于局部信息的图像检索方法
CN110765356A (zh) * 2019-10-23 2020-02-07 绍兴柯桥浙工大创新研究院发展有限公司 一种根据用户习惯检索排序的工业设计人机数据查询系统
US11449974B2 (en) 2019-11-08 2022-09-20 Adobe Inc. Generating modified digital images utilizing nearest neighbor fields from patch matching operations of alternate digital images
CN111079793A (zh) * 2019-11-21 2020-04-28 北京云聚智慧科技有限公司 图标相似度的确定方法和电子设备
CN111274345A (zh) * 2020-01-21 2020-06-12 成都智库二八六一信息技术有限公司 一种基于网格划分和取值的相似区域检索方法和系统
CN111571598A (zh) * 2020-05-29 2020-08-25 杭州申昊科技股份有限公司 一种防爆巡检机器人的智能巡检方法
US11645733B2 (en) 2020-06-16 2023-05-09 Bank Of America Corporation System and method for providing artificial intelligence architectures to people with disabilities
JP7417504B2 (ja) 2020-10-23 2024-01-18 株式会社日立ソリューションズ 類似画像差分抽出装置、類似画像差分抽出方法、プログラム及び記録媒体
CN113379990B (zh) * 2021-05-19 2022-07-12 深圳市安星数字系统有限公司 监控保护装置及系统
CN113705367A (zh) * 2021-08-07 2021-11-26 北京惠朗时代科技有限公司 基于特征与长宽比检测的公式图像区域识别方法及系统
CN114429649B (zh) * 2022-04-07 2022-06-24 青岛美迪康数字工程有限公司 目标图像识别方法及装置

Family Cites Families (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03282683A (ja) * 1990-03-30 1991-12-12 Hitachi Ltd ノイズ量に自動的に適応するパターン検出方法および装置
EP0488723B1 (en) * 1990-11-30 1997-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Movement vector detection apparatus
JP3302472B2 (ja) 1993-10-22 2002-07-15 キヤノン株式会社 画像振れ補正装置および方法
US5614945A (en) * 1993-10-19 1997-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system modifying image shake correction based on superimposed images
US5515453A (en) * 1994-01-21 1996-05-07 Beacon System, Inc. Apparatus and method for image processing in symbolic space
JPH0898133A (ja) 1994-09-28 1996-04-12 Toshiba Corp 映像音声記録装置及び記録再生装置
US5745601A (en) * 1995-07-31 1998-04-28 Neopath, Inc. Robustness of classification measurement apparatus and method
US5963670A (en) * 1996-02-12 1999-10-05 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for classifying and identifying images
JP3053164B2 (ja) 1996-03-15 2000-06-19 株式会社プラスミック 画像認識方法
JP3386102B2 (ja) 1996-10-04 2003-03-17 日本電信電話株式会社 映像検索方法および装置
US6092059A (en) * 1996-12-27 2000-07-18 Cognex Corporation Automatic classifier for real time inspection and classification
US6118888A (en) * 1997-02-28 2000-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi-modal interface apparatus and method
JP3747589B2 (ja) * 1997-09-17 2006-02-22 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体
US6163622A (en) * 1997-12-18 2000-12-19 U.S. Philips Corporation Image retrieval system
JP3576025B2 (ja) 1998-03-02 2004-10-13 富士写真フイルム株式会社 主要被写体抽出方法および装置
US6529630B1 (en) * 1998-03-02 2003-03-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and device for extracting principal image subjects
JP3952592B2 (ja) 1998-04-30 2007-08-01 キヤノン株式会社 画像検索装置及び方法
US6285995B1 (en) * 1998-06-22 2001-09-04 U.S. Philips Corporation Image retrieval system using a query image
US6564206B1 (en) * 1998-10-05 2003-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Information search apparatus and method, and storage medium
US7099507B2 (en) * 1998-11-05 2006-08-29 Ricoh Company, Ltd Method and system for extracting title from document image
JP2000259847A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Ricoh Co Ltd 情報検索方法、装置および記録媒体
JP2000163576A (ja) 1998-11-25 2000-06-16 Hitachi Ltd 画像検索方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体
CN1207664C (zh) * 1999-07-27 2005-06-22 国际商业机器公司 对语音识别结果中的错误进行校正的方法和语音识别系统
US6741756B1 (en) * 1999-09-30 2004-05-25 Microsoft Corp. System and method for estimating the orientation of an object
JP2001134765A (ja) 1999-11-09 2001-05-18 Canon Inc 画像検索方法及び装置
US6999636B1 (en) * 1999-11-09 2006-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Image search method and apparatus
US6782395B2 (en) * 1999-12-03 2004-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Method and devices for indexing and seeking digital images taking into account the definition of regions of interest
JP2001245269A (ja) 2000-02-25 2001-09-07 Sony Corp コミュニケーション・データ作成装置及び作成方法、コミュニケーション・データ再生装置及び再生方法、並びに、プログラム記憶媒体
JP2002044573A (ja) 2000-07-21 2002-02-08 Sony Corp 情報信号処理装置および情報信号処理方法
JP2002074265A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Mitsubishi Electric Corp テロップパターン認識装置
JP2002304415A (ja) 2001-04-04 2002-10-18 Omron Corp 画像検索装置
US7006250B2 (en) * 2001-09-27 2006-02-28 Lexmark International, Inc. Method of setting laser power and developer bias in an electrophotographic machine based on an estimated intermediate belt reflectivity
JP4000844B2 (ja) 2001-12-11 2007-10-31 日本電気株式会社 コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの配信サーバ及び表示端末、コンテンツ配信プログラム
JP2003179884A (ja) 2001-12-11 2003-06-27 Sony Corp プルダウン信号検出装置、プルダウン信号検出方法、高解像度化画像処理装置、高解像度化画像処理方法、画像符号化装置および画像符号化方法
JP2003216649A (ja) 2002-01-25 2003-07-31 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 画像検索装置及び画像検索プログラム
JP4161659B2 (ja) 2002-02-27 2008-10-08 日本電気株式会社 画像認識システム及びその認識方法並びにプログラム
CA2421468A1 (en) * 2002-03-14 2003-09-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing device and ultrasonic diagnostic device
US7215827B2 (en) * 2002-03-15 2007-05-08 Hitachi Kokusai Electric Inc. Object detection method using an image-pickup device with easy detection masking region setting and object detection apparatus using the method
JP2004005484A (ja) 2002-03-15 2004-01-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 物体検出方法及び物体検出装置
US6879954B2 (en) * 2002-04-22 2005-04-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pattern matching for large vocabulary speech recognition systems
JP4095336B2 (ja) 2002-05-13 2008-06-04 日本放送協会 原画像復元装置、及び原画像復元プログラム
GB2396001B (en) * 2002-10-09 2005-10-26 Canon Kk Gaze tracking system
US7359572B2 (en) * 2003-03-26 2008-04-15 Microsoft Corporation Automatic analysis and adjustment of digital images with exposure problems
US20040228505A1 (en) * 2003-04-14 2004-11-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image characteristic portion extraction method, computer readable medium, and data collection and processing device
US7286710B2 (en) * 2003-10-01 2007-10-23 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Coding of a syntax element contained in a pre-coded video signal
CN1871622B (zh) * 2003-10-21 2010-07-14 日本电气株式会社 图像比较系统和图像比较方法
US20060020597A1 (en) * 2003-11-26 2006-01-26 Yesvideo, Inc. Use of image similarity in summarizing a collection of visual images
KR100750424B1 (ko) * 2004-03-03 2007-08-21 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 화상 유사도 산출 시스템, 화상 검색 시스템, 화상 유사도산출 방법 및 화상 유사도 산출용 프로그램
JP2006119723A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法
JP4559935B2 (ja) * 2005-08-25 2010-10-13 株式会社東芝 画像記憶装置及び方法
KR100734849B1 (ko) * 2005-11-26 2007-07-03 한국전자통신연구원 얼굴 인식 방법 및 그 장치
JP2008146603A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Canon Inc 文書検索装置、文書検索方法、プログラム及び記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210045011A (ko) 2019-10-16 2021-04-26 한국생산기술연구원 인공지능 기반 이미지 변조 분류 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006331460A (ja) 2006-12-07
KR100750424B1 (ko) 2007-08-21
WO2005086092A1 (ja) 2005-09-15
CN1926575A (zh) 2007-03-07
EP1722331A4 (en) 2008-01-16
DE602005025088D1 (de) 2011-01-13
US7991232B2 (en) 2011-08-02
JPWO2005086092A1 (ja) 2007-08-09
EP1722331A1 (en) 2006-11-15
JP3899523B2 (ja) 2007-03-28
CN100583148C (zh) 2010-01-20
EP1722331B1 (en) 2010-12-01
KR20060030112A (ko) 2006-04-07
US20080152225A1 (en) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4175413B2 (ja) 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム
US7627148B2 (en) Image data processing apparatus and method, and image data processing program
US6453069B1 (en) Method of extracting image from input image using reference image
CN109033955B (zh) 一种人脸跟踪方法和系统
CN110390260B (zh) 图片扫描件处理方法、装置、计算机设备及存储介质
US20040075645A1 (en) Gaze tracking system
CN110458790B (zh) 一种图像检测方法、装置及计算机存储介质
EP1438696A2 (en) Method and apparatus for discriminating between different regions of an image
CN109255300B (zh) 票据信息提取方法、装置、计算机设备及存储介质
WO2006081018A1 (en) Object-of-interest image capture
US8718401B2 (en) Image processing device, method and program
CN106815587B (zh) 图像处理方法及装置
CN107578424B (zh) 一种基于时空分类的动态背景差分检测方法、系统及装置
WO2006018886A1 (ja) 画像検索方法及び画像検索装置
CN114494775A (zh) 视频切分方法、装置、设备及存储介质
US20020076108A1 (en) Region extraction apparatus, region extraction method and computer readable recording medium
JP4632830B2 (ja) 画像検索方法及び画像検索装置
JP4396328B2 (ja) 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム
CN112966757A (zh) 训练样本的扩展方法、装置、存储介质及设备
JP4349160B2 (ja) 画像類似度算出システム、画像検索システム、画像類似度算出方法および画像類似度算出用プログラム
JPH10320566A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びその方法を記憶した記憶媒体
JP6778625B2 (ja) 画像検索システム、画像検索方法及び画像検索プログラム
JP4941299B2 (ja) 画像識別システム及び方法
JP5158974B2 (ja) 注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置
EP1638038B1 (en) Method of determining an image descriptor, image comparison method, image search method and associated devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4175413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees