JP4173843B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4173843B2
JP4173843B2 JP2004222587A JP2004222587A JP4173843B2 JP 4173843 B2 JP4173843 B2 JP 4173843B2 JP 2004222587 A JP2004222587 A JP 2004222587A JP 2004222587 A JP2004222587 A JP 2004222587A JP 4173843 B2 JP4173843 B2 JP 4173843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
output voltage
voltage
image
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004222587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005181974A (ja
Inventor
利充 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004222587A priority Critical patent/JP4173843B2/ja
Publication of JP2005181974A publication Critical patent/JP2005181974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4173843B2 publication Critical patent/JP4173843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラム等の像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に転写した後、中間転写体上のトナー像を記録用紙等の記録媒体に転写して画像形成を行う中間転写体を用いた画像形成装置、又は感光体ドラム等の像担持体に形成されたトナー像を搬送転写体によって搬送される記録用紙等の記録媒体に直接転写して画像形成を行う搬送転写体を有する画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真プロセスを用いたフルカラー画像形成装置として、中間転写体の一つである中間転写ベルトの搬送方向(移動方向)に沿って複数の画像形成ユニットを配置した所謂タンデム型のカラー画像形成装置が知られている。カラー画像形成装置においては、画像形成ユニットにおいて各色毎のトナー像を順次中間転写ベルトに重ね合わせて転写してカラートナー像とした(1次転写)後、2次転写位置において、カラートナー像を記録用紙に転写するようにしている。そして、この種の画像形成装置では、画像安定性を確保するため、例えば、電源投入時及び所定枚数印字毎に中間転写ベルト上に転写された画像の濃度を濃度(ID)センサで検出して、この検出結果に応じて適正な画像濃度が得られるように現像バイアス電圧の補正等各種補正制御を含む画像濃度補正を行っている。また、画像濃度補正の前後のタイミングで、各色の位置ずれを補正するレジストレーション補正も同一の濃度センサを用いて行っている。
ところで、1次転写においては、1次転写ローラの設定条件及び転写状況によってその転写性が異なり、転写性の相違が前述の補正制御に大きく影響する。言い換えると、画像形成を行うと、トナーの成分である酸化チタン、シリカ、及び紙粉等が中間転写ベルトに付着し、これによって中間転写ベルト表面が劣化して、転写性が変化してしまう。加えて、転写性は、1次転写ローラに加える圧力によっても変化し、1次転写ローラに加える圧力が高いほうが転写性は良好となるが、一方、圧力を高くすると、色ずれが生じてしまい、この点からは圧力を高くすることは好ましくない。
このような状況下において、中間転写ベルトが経年変化によって劣化すると、転写性が変化して画像濃度の補正の際に中間転写体に補正用の画像が良好に転写されず、この結果、過剰な現像バイアス及び露光出力が画像濃度を補正するために設定されることになってしまう。このような事態を防止するため、1次転写条件を変更して補正用の画像が良好に転写されるようにしているものの、1次転写条件を補正できる範囲には限度がある関係上、中間転写ベルトの劣化が進むと画像濃度補正が良好に作用しなくなって、品質の高い画像の形成が困難となる。このような事態を回避するため、中間転写ベルトの寿命を検知してその交換等を促すことが行われている。
例えば、中間転写ベルト上にマークを付して、このマークを濃度検知センサで検知し、濃度検知センサによってマークを検出した後、中間転写ベルトの使用状態を検知するようにしたものがあり、また、ここでは、マークの有無によって中間転写ベルトの新旧を判別するようにしている。そして、マークが無い場合には、表面性データのみ検出して、予めメモリ内に格納されている表面性データと新たに検出した表面性データを比較し、差が有るか否か判定して、差が無い場合は、同一のユニット(中間転写ベルト)と判断する。(特許文献1参照)。
一方、中間転写ベルト等の中間転写体ユニットが交換された際、最適な画像形成条件を設定するため、中間転写体ユニットのステー上に中間転写体ユニットの組立て条件を記憶したメモリを設けて、このメモリに記憶された中間転写体ユニットの組立て条件情報を装置本体側の制御装置に取り込んで画像形成条件の変更を行って、交換された中間転写体ユニットの最適な画像形成条件を設定するようにしたものがあり、ここでは、メモリに中間転写体ユニットの動作時間及び動作回数を記憶して、制御装置がメモリに記憶された中間転写体ユニットの動作時間及び動作回数情報を取り込んで中間転写体ユニットの寿命を検知することも行われている(特許文献2参照)。
特開2002−351269公報(段落(0028)〜段落(0044)、第3図及び第5図) 特開平11−344875号公報(段落(0039)〜段落(0046)、第2図〜第3図)
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置においては、中間転写ベルトにマークを付して、このマークを濃度検知センサで検知した結果に応じて中間転写ベルトの使用状態を検知するようにしているものの、単にマークを濃度検知センサで検知した結果で中間転写ベルトが寿命に達したか否かを判定することは極めて困難であり、特に、画像パターン及び転写条件等の印刷条件、トナー成分、記録用紙、及び中間転写ベルトの材質(材料)によって中間転写ベルトの劣化度合いは大きく異なり、単にマークの濃度を検知した結果を用いたのみでは中間転写ベルトの劣化状態を正確に把握することは困難である。
さらに、特許文献1では、中間転写体が交換された場合に、出荷時に中間転写体に現像されたトナーマークを濃度センサで測定して、新品かどうかを判別しているため、中間転写体の生産工程でトナーマークを中間転写体上に現像する工程が必要となるばかりでなく、トナーマークを乱すことなく中間転写体を梱包することが必要であり、生産コストが高くなってしまう。
一方、特許文献2に記載された画像形成装置においては、中間転写体ユニット側に設けたメモリに中間転写体ユニットの動作時間及び動作回数を記憶して、本体側制御装置がメモリに記憶された中間転写体ユニットの動作時間及び動作回数情報(つまり、使用履歴)を取り込んで中間転写体ユニットの寿命を検知するようにしているものの、一般にメモリ素子が高価であり、しかも本体側制御装置と中間転写体ユニット側に設けられたメモリとを配線しなければならず、その分コスト高となるばかりでなく配線によって画像形成装置の構成が複雑となってしまうという課題がある。
いずれにしても、従来の画像形成装置では、安価にしかも簡単な構成で中間転写ベルト等の中間転写体の劣化状況を正確に把握することが難しく、このため、常に安定した画像を得ることが難しいという課題がある。そして、このような不具合は、中間転写体を用いず、感光体ドラムに形成されたトナー像を、搬送転写体によって搬送される記録用紙に直接転写して画像形成を行う画像形成装置においても発生する(中間転写体及び搬送転写体は転写体と総称される)。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、中間転写体又は搬送転写体が交換されたか否かを安価な手法で簡単にしかも正確に把握して、交換前と遜色の無い安定した画像を得ることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、像担持体に形成されたトナー像を直接的又は間接的に記録媒体に転写する転写体と、前記記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着するための定着装置とを有する画像形成装置において、前記転写体の表面状態を予め定めた条件下で検出して対応した電圧を出力するセンサと、前記転写体を交換した状態で得られる光センサ出力電圧のレベル値の下限値を示す第1の電圧値と、前記転写体の使用枚数に対応して低下してゆく前記光センサ出力電圧との関係から求めた第2の電圧値とが設定され、前記光センサ出力電圧が、前記第1の電圧値以上で前記第2の電圧値未満、または、前記第1と第2の電圧値以上であり、かつ、前記光センサ出力電圧と前回検出した光センサ出力電圧との偏差が予め規定された電圧値以上である状態で、前記転写体が交換された判定する判定手段とを有することを特徴とするものである。
そして、本発明では、前記判定手段によって前記転写体が交換されたと判定されると、前記転写体を交換する前における転写条件が前記転写体の使用初期の転写条件と異なる際、前記転写条件を前記転写体の使用初期の転写条件に変更し、かつ画像濃度補正を行う制御手段を有している。
本発明では、前記定着装置の定着ローラの温度を検知する定着温度センサを有し、前記判定手段は、電源がオンされて定着温度センサで検知した定着温度が予め規定された温度未満の際、前記転写体が交換されたか否かの判別を行うようにしており、さらに、前記判定手段は、前記定着温度が前記予め規定された温度以上でかつ、予め定めた所定枚数の画像形成を含む所定の条件を満足すると、前記転写体が交換されたか否かの判別を行うようにしてもよい。
さらに、本発明では、前記判定手段は、前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第1の電圧値以上であると、前記転写体を用いて印字された印字枚数の累積値が所定の累積閾値以上であるか否かを判定し、該累積値が予め定めた累積閾値未満であってさらに前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第2の電圧値未満である際、現在の光センサ出力電圧のレベル値と前回検出した光センサ出力電圧のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、前記転写体が交換されたと判定するようにしてもよく、前記判定手段は、前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第1の電圧値以上であると、前記転写体を用いて印字された印字枚数の累積値が所定の累積閾値以上であるか否かを判定し、該累積値が予め定めた累積閾値以上であると、前記光センサ出力電圧が、前記第2の電圧値よりも低い前記転写体の使用枚数に対応して低下する前記光センサ出力電圧と使用枚数との関係を示す第3の電圧値未満である際、現在の光センサ出力電圧のレベル値と前回の光センサ出力電圧のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、前記転写体が交換されたと判定するようにしてもよい。
本発明では、前記第2の電圧値は、前記転写体の使用初期における前記光センサ出力電圧のレベル値と前記転写体が寿命となった際の前記光センサ出力電圧のレベル値とに応じて設定される。そして、前記第2の電圧値は前記転写体毎の設定寿命に応じて可変される。そして、前記転写体は、所定の方向に沿って駆動制御されており、前記センサは、前記転写体の表面状態の検出を前記所定の方向に沿って行うようにすることが望ましい。そして、この際、前記判定手段は、前記センサで得られた電圧を所定の期間で平均した平均値を前記光センサ出力電圧として用いる。なお、前記転写体は、例えば、前記像担持体に形成されたトナー像が転写された後該トナー像を前記記録媒体に転写する中間転写体又は前記記録媒体を搬送しつつ前記像担持体に形成されたトナー像を前記記録媒体に直接転写する搬送転写体である。
以上のように、本発明の画像形成装置は、転写体の表面状態を検出して検出信号を得て、検出信号と第1及び第2の電圧値とに基づいて転写体が交換されたか否かを判定するようにしたので、つまり、第1及び第2の電圧値という二つの判別値を用いて、転写体が交換されたか否かを判定しているから、安価な手法で簡単に転写体の劣化状況を精度よく把握することができ、転写体が交換されたと判定されると、転写条件を転写体の使用初期の状態に変更して、かつ画像濃度補正を行うようにしたので、転写体交換前と遜色の無い安定した画像を得ることができるという効果がある。
そして、本発明では、検出信号のレベル値が第1の電圧値以上で第2の電圧値未満である際、現在の検出信号のレベル値と前回の検出信号のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、転写体は交換されたと判定するようにしたので、さらに転写体の劣化状況を精度よく正確に把握することができ、転写体が交換されたと判定されると、転写条件を転写体の使用初期の状態に変更して、かつ画像濃度補正を行うようにしたので、転写体交換前と遜色の無い安定した画像を得ることができるという効果がある。
本発明では、転写体を用いて印字された印字枚数の累積値が所定の累積閾値以上であると、第2の電圧値よりも低い第3の電圧値を用いて検出信号のレベル値が第3の電圧値未満である際、現在の検出信号のレベル値と前回の検出信号のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、前記転写体は交換されたと判定するようにしてもよい。
また、本発明では、上記の予め規定された電圧値を、転写体の使用初期における検出信号のレベル値と転写体が寿命となった際の前記検出信号のレベル値とに応じて設定して、しかも、第2の電圧値を転写体毎の設定寿命に応じて可変とするようにしたので、転写体の初期のばらつき及び濃度センサ個々の感度ばらつき等の画像形成装置装置個々の差異を考慮することができ、この結果、例えば、転写体の設定寿命の初期においては平均的な第2の電圧値を用い、転写体が交換される可能性が高くなると予想される時期においては、個々の画像形成装置のばらつきを考慮した値に第2の電圧値を変更するようにすれば、転写体が交換されたかどうかをより精度良く検出することができる。このため、転写体の劣化状況を正確に把握して、転写体が交換されたと判定された際には、転写条件を転写体の使用初期の状態に変更して、かつ画像濃度補正を行うようにした結果、転写体交換前と遜色の無い安定した画像を得ることができるという効果がある。
本発明では、転写体の表面状態を、転写体の駆動方向に沿って検出するようにしたので、転写体に生じた傷等の局所的な表面状態のばらつきの影響を緩和して、表面状態の検出ができる結果、転写体の交換時期を適切に判定できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は画像形成装置として用いられるタンデム型カラープリンタの一例を概略的に示す断面図であり、図示のプリンタ11においては、例えば、外部コンピュータ(図示せず)から送られる原稿画像データの色情報に応じてフルカラー画像出力とモノクロ画像出力とのいずれかを選択する。プリンタ11のハウジング(筐体:図示せず)内には中間転写体である中間転写ベルト12が配置され、中間転写ベルト12は駆動ローラ13、従動ローラ14、バックアップローラ15に張架されて、駆動ローラ13の駆動によって実線矢印で示す方向に回転駆動される。
この中間転写ベルト12の表面はトナーに含まれる成分等の付着及び記録用紙との摩擦等が要因となって、使用につれて初期状態から変化する(経年的変化によって中間転写ベルトの表面の光を照射した際、表面からの光の反射量が変化する(少なくなる))。
中間転写ベルト12に沿って、中間転写ベルト12の搬送方向上流側から順次4つの画像形成ユニット21〜24が配置され、図示の例では、上流側から順に、マゼンタ(M)用画像形成ユニット21、シアン(C)用画像形成ユニット22、イエロー(Y)用画像形成ユニット23、及びブラック(B)用画像形成ユニット24が中間転写ベルト12に沿って配列されている(なお、図1においては、画像形成ユニット21〜24が備える感光体ドラム(像担持体)21a〜24aのみが示されている)。
画像形成を行う際には、各感光体ドラム21a〜24aの表面が一様に帯電され、外部コンピュータから原稿画像データが入力されると、原稿画像データに応じて感光体ドラム21a〜24aが露光されて静電潜像が形成される。そして、現像器(図示せず)によって静電潜像が現像されて、感光体ドラム21a〜24a上にそれぞれMトナー像、Cトナー像、Yトナー像、及びBトナー像が形成される。
感光体ドラム21a〜24aにはそれぞれ中間転写ベルト12を挟んで1次転写ローラ31a〜34aが対向しており、感光体ドラム21a〜24a上の各色トナー像は1次転写ローラ31a〜34aによって中間転写ベルト12に順次転写されて、中間転写ベルト12上にカラートナー像が形成される。なお、感光体ドラム24aの下流側には、駆動ローラ13に対向して検出センサと兼用して使用される濃度(ID)センサ(例えば、スタンレー電気製、品番:KUA0003P)16が配置され、このIDセンサ16によって中間転写ベルト12上に形成される画像濃度補正用トナー像の画像濃度又は各色の色ズレを補正するためのレジストレーション補正用トナー像の位置情報が必要に応じて検出される。
画像形成が行われていない状況においては、後述する補正モード(画像濃度補正モード及びレジストレーション補正モードであり、これら補正モードは連続して行われる。なお、中間転写ベルト12の表面状態が影響するのは主に画像濃度補正モードであるので、以降画像濃度補正モードに関して説明する)となると、濃度センサ16は中間転写ベルト12の表面に形成された各色のトナー像濃度を計測することになり、中間転写ベルト12(例えば、明るい茶色)にトナー中に含まれる酸化チタン(白色)等が付着して中間転写ベルト12の色が変化すると(つまり、均一な表面状態から荒れた表面状態となって色が濁ると)、濃度センサ16からの出力が低下する(検出信号である出力電圧が低下する)。そして、画像濃度が薄い場合には、中間転写ベルト12の表面からの反射の影響を受けるため、画像濃度補正の際には、中間転写ベルト12の表面状態を検出して、この表面状態を示す検出信号は画像濃度補正に用いられるとともに、プリンタのメモリ(図示せず)に記憶される。この実施例では、画像濃度補正の際に中間転写ベルト12の表面状態を示す検出信号を中間転写ベルト12が交換されたか否かの判断に用いられる。
なお、中間転写ベルト12は、例えば、補強層としてのPVDF製のベース(例えば、厚さ100μm、体積固有抵抗1010Ω・cm)上に導電性クロロプレンゴム(弾性層、例えば、厚さ500μm:体積固有抵抗1010.5Ω・cm)が形成され、この弾性層上に導電性を有するシリコンゴム及びPTFEが表面層(例えば、厚さ15μm、:体積固有抵抗1012Ω・cm)として形成されたものである。
給紙装置(図示せず)から用紙搬送路(図示せず)を介してレジストローラ対41に記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)が搬送され、レジストローラ対41の上流側に配置されたレジストセンサ42で用紙が検知されると、回動する中間転写ベルト12上に形成されたトナー像とタイミングを合わせて、レジストローラ対41が駆動され、2次転写位置に用紙が搬送される。2次転写位置には2次転写ローラ43が配置され、この2次転写ローラ43はバックアップローラ15と中間転写ベルト12を挟んで対向している。2次転写位置において中間転写ベルト12上のトナー像が用紙に転写された後(2次転写)、用紙は加熱ローラ(定着ローラ)44a及び加圧ローラ44bを備える定着器44に送られて、ここで、用紙上のトナー像が用紙に定着されて、用紙は排紙トレイ(図示せず)に排紙される。
なお、2次転写後、中間転写ベルト12はクリーニングユニット14aによってクリーニングされ、一方、感光体ドラム21a〜24a上に残留したトナーは、図示しないクリーニングブレード等を有するクリーニング装置によって除去され、感光体ドラム21a〜24aの表面に残留した帯電電荷は図示しない除電器によって除電される。また、定着ローラ44aの近傍には温度センサ47が配置され、この温度センサ47によって検出された検出温度が判定制御部45に与えられる。
図1に示すように、IDセンサ16は判定制御部45に接続され、判定制御部(この判定制御部は、例えば、画像形成装置を制御する制御装置である)45は後述するようにして、IDセンサ16から得られた濃度信号に応じて中間転写ベルト12が寿命に達したか否かを判定して、中間転写ベルト12が寿命に達したと判定すると、表示部(この表示部は、例えば、画像形成装置に設けられた操作パネルに配置されたディスプレイである)46にその旨表示する。
ここで、図2を参照して、画像形成装置における濃度センサ16から出力される中間転写ベルト12の表面状態を検出した際の検出信号(出力電圧)と印字枚数との関係を調べたところ、図2に示す基準線Aが得られた。つまり、印字枚数が増加するにつれて出力電圧(V)は低下することになる。なお、基準線Aを求める際には、画像形成装置個々のバラツキを考慮して、複数台の画像形成装置について印字枚数と出力電圧との関係を測定して、基準線Aを求めた(基準線Aを求める際には、出力電圧が下側に大きくかけ離れた測定値(出力電圧)を除外した)。
そして、基準線Aよりも上側に位置する測定値のバラツキを吸収するため、基準線Aに沿って平行な線分を引き、これを判別線B(第2の判別線(第2の電圧値))とした(つまり、判別線Bは出力電圧と中間転写ベルト12の表面の耐久使用による劣化の進行状態との関係を示す関数である)。この判別線Bは、中間転写ベルト12における印字枚数をDとした際、濃度センサ16の出力電圧をV1とすると、今回の実験結果から図示のプリンタにおいては、V1=−9.58×10−6×D+3.75で表される。
例えば、初期の中間転写ベルト12(例えば、新品の中間転写ベルト)を用いた際の出力電圧と中間転写ベルト12が寿命に達した際の出力電圧との差(図2においてXで示す)の1/2〜1/10にシフト量(図2においてYで示し、ここでは、Y=約3/8×Xである。実際には0.7Vプラス方向にシフトしている)を設定し、シフト量だけ基準線Aを上側に平行移動して判別線Bとした。さらに、初期の中間転写ベルト12における出力電圧を基準として画像形成装置間のバラツキを考慮して、横軸に平行な判別線C(第1の判別線(第1の電圧値))を求め、この判別線Cを中間転写ベルト12交換判定の際の下限値(下限閾値)とした。この判別線C(電圧値)は初期の中間転写ベルト12における濃度センサ16の出力電圧のバラツキを加味して決定した。
ここで、図1〜図3を参照して、いま、プリンタのメイン電源スイッチ(図示せず)がオンとなると(MSW ON:ステップS1)、判定制御部45では画像濃度補正モードがオフであるか否かを判定する(ステップS2)。画像濃度補正モードがオフであると(Caribration Off Mode)、判定制御部45では中間転写ベルト12(画像ユニット)の交換なし(ステップS3)を表示部46に表示する。一方、画像濃度補正モードがオフでなければ、判定制御部45は、温度センサ47で検出される定着温度を確認して(ステップS4)、定着温度が80℃未満であると、画像濃度補正(Caribration)を実行する(Caribration実行:ステップS5)。なお、印字枚数が所定の枚数となると、自動的に画像濃度補正命令(Caribration命令)が割り込み(ステップS6)、画像濃度補正が実行される。
ステップS4において、定着温度が80℃以上であると、判定制御部45では表示部46に手動画像濃度補正を行うか否かを表示する(手動Caribration:ステップS7)。そして、手動画像濃度補正を行う旨の指示が操作パネルから入力されると、ステップS5に移行する。一方、手動画像濃度補正の指示がなければ、ステップS3において画像ユニットの交換なしが表示される。なお、定着温度が80℃未満であると、画像濃度補正を行う時間が十分であると判断して、画像濃度補正が実行されることになるが、定着温度が80℃以上であっても、前述のように、手動で画像濃度補正を行うようにしてもよい。
画像濃度補正モードが実行されると、判定制御部45では中間転写ベルト12の表面からの反射を読取ったIDセンサ16の出力電圧が判別線Cで示される電圧値以上であるか否かを判定する(第1の判定:ステップS8)。そして、出力電圧が判別線Cで示される電圧値未満であると、前述のステップS3が実行される。一方、出力電圧が判別線Cで示される電圧値以上であると、出力電圧が判別線Bで示される電圧値(中間転写ベルト12の使用枚数に応じて算出される)未満であるか否かを判定する(第2の判定:ステップS9)。
ステップS9において、出力電圧が判別線Bで示される電圧値未満であると、つまり、出力電圧が判別線Cで示される電圧値以上でかつ判別線Bで示される電圧値未満であると、画像ユニットが交換されたと判断して、いままでの中間転写ベルト12の印字枚数がリセットされる(画像ユニットカウントリセット:ステップS10)。なお、中間転写ベルト12が交換されたと判断した場合には、判定制御部45では、1次転写電圧(電流)を中間転写ベルト12が新品の場合の電圧に設定し直す。そうしないと中間転写体の劣化に応じて1次転写電圧(電流)を高くしているので、初期状態の中間転写ベルト12に対しては1次転写電圧(電流)が高過ぎる場合があり、高過ぎる場合には転写効率がかえって低下し、画像抜け等の不具合が生じることがあるからである。2次転写電圧(電流)に関しても同様である。1次転写電圧(電流)が変わると、画像濃度が変化するため、画像濃度補正を再度実行する。
一方、出力電圧が判別線B以上であると、前回の画像濃度補正実行の際の出力電圧(この値は判定制御部45に保持されている)と現出力電圧とを比較して(第3の判定:ステップS11)、その偏差が1/10〜1/2×X=Z(ここでは、バラツキを考慮して3/8X、つまりZ=0.7Vとした)以上であると、中間転写ベルト12が交換されたと判断してステップS10が実行され、偏差が1/10〜1/2×X=Z未満であると、中間転写ベルト12が交換されていないと判断してステップS3が実行される。ここで、Xは、前述のように、新品の中間転写ベルト12を用いた際の出力電圧と中間転写ベルト12が寿命に達した際の出力電圧との差である。なお、画像ユニットカウントリセットは、カウンタリセット命令が入力された際(ステップS12)においても実行される。
前述の判別線Bは印字枚数を基準として求めたが、例えば、中間転写ベルト12の駆動時間又は画像形成数に応じて求めるようにしてもよい。前回の出力電圧と今回(現)出力電圧との偏差が1/10〜1/2×X以上であると、画像ユニットが交換されたと判定して、印字枚数をリセットするようにしたが、具体的には、この偏差が0.7V以上であると、画像ユニットが交換されたと判定して、印字枚数をリセットする。
図1を参照するとともに、図4及び図5を参照して、一般に、中間転写ベルト12の使用初期においては、中間転写ベルト12の表面状態を検出した結果である濃度センサ16の出力電圧の推移は画像形成枚数の増加に関して不安定であるが、画像形成(印字)を行うに連れて(図4及び図5に示す例では約2万枚印字以降)、濃度センサ16の出力電圧の推移は画像形成枚数の増加に関して安定し、濃度センサ16の出力電圧の推移を印字枚数の増加に関して直線で近似することができる。
図4及び図5に示す例では、印字枚数が中間転写ベルト12の使用初期から5万枚経過した時点で、2万枚印字経過時から5万枚印字経過時までの濃度センサ16の出力電圧から一次方程式で表される近似直線を算出して新たな基準線A2とし、この基準線A2から図4及び図5に示すY2(0.3V)だけプラス方向にシフトした判別線B2を設定した。判別線B2の基準線A2に対するシフト量Y2が0.3Vと実施例1で説明したYよりも少ない理由は、個々の画像形成装置における濃度センサ16の出力電圧のバラツキを加味するだけでよいからである。
なお、中間転写ベルト12の使用初期においては、中間転写ベルト12の表面上のトナー等の成分が局所的に付着して、さらに記録紙との接触等による磨耗も局所的に発生するため、濃度センサ16の出力電圧がばらつくが、画像形成(印字)を繰り返すにつれて徐々に中間転写ベルト12の表面全体が均一な状態になり、濃度センサ16の出力電圧が安定する。
ここで、図1及び図6を参照して、中間転写ベルト12がどのような手順を経て交換されたか否かを判別する手法について説明する。いま、プリンタのメイン電源スイッチ(図示せず)がオンされると(MSW ON:ステップT1)、判定制御部45は定着ローラ44aの温度が80℃以上であるか否かを判定する(定着温度確認:ステップT2)。定着ローラの温度が80℃未満であると、判定制御部45は、後述する画像濃度補正を含む補正動作を実行する(ステップT3)。
ステップT2において、温度センサ47で検出される定着ローラ44aの温度が80℃以上であると、判定制御部45は所定条件が満足されているか否かを判定する(所定条件を満足:ステップT4)。ここで、所定条件とは、例えば、前回の画像濃度補正から規定枚数(例えば、1000枚)の画像形成が実施されたか又は直前に中間転写ベルト12が装置本体に対して脱着されたかどうか等を示している。例えば、画像形成装置が24時間営業の店舗等に設置されていると、常時定着ローラの温度が80℃以上となっており、この際には画像濃度補正及び画像濃度補正を用いた中間転写ベルト12の交換有無の判別が実行できなくなるため、ステップT4が設けられている。なお、ステップT4における判定は連続した画像形成ジョブを中断しないように、連続した画像形成ジョブ毎に行うようにしてもよい。
ステップT4において、所定条件が満足されていないと、判定制御部45は画像形成命令の有無を判断し(ステップT5)、画像形成命令があれば画像形成を実行して(ステップT6)、ステップT2に戻る。また、画像形成命令がないと、判定制御部45では画像形成を行わずにステップT2に戻ることになる。一方、ステップT4において、所定条件が満足されていると、判別制御部45はステップT3に移行する。
ステップT3が行われると、判定制御部45は濃度センサ16から出力される中間転写ベルト12の表面状態を示す検出信号(出力電圧)を読みこむ(ステップT7)。なお、ここでは、中間転写ベルト12の表面状態を検出する際には、中間転写ベルト12の表面の傷及び局所的な濃度ムラの影響を避けるため、規定長さ(例えば、10cm)分の中間転写ベルト12の表面状態を順次検出して、判定制御部45は検出信号の平均値を用いることが望ましい。
また、表面状態を検出した位置と同一の位置において中間転写ベルト12上に前述したようにして画像濃度補正用トナー像を形成し、画像濃度補正用トナー像を検知して得られた画像濃度を表面状態を示す検出結果(平均値)で補正すれば、高精度の画像濃度補正を行うことができることになる。つまり、中間転写ベルト12の表面状態がその全周に亘って均一ではないため、上述のようにして平均値を用いれば、バラツキが相殺されることになって、精度よく画像濃度補正を行うことができることになる。
続いて、判定制御部45では濃度センサ16の出力電圧値が判別線C(図2参照)で示される電圧値以上であるか否かを判定する(第1の判定:ステップT8)。そして、出力電圧値が判別線Cで示される電圧値未満であると、濃度センサ16の出力電圧値が1.1V未満であるか否かの判別を行う(第5の判定:ステップT9)。出力電圧値が所定の規定電圧値(例えば、1.1V)未満であると、判別制御部45は中間転写ベルト12の交換が必要と判断して、中間転写ベルト12を交換するように指示する旨を表示部46に表示する(交換指示:ステップT10)。
一方、出力電圧が1.1V以上であれば、判別制御部45は中間転写ベルト12の交換が必要ではなく、しかも中間転写ベルト12の交換が行われていないと判断して(ステップT11)、画像濃度補正を実行する(ステップT12)。さらに、図示はしないがレジストレーション補正が必要に応じて行われ、判定制御部45はステップT5に移行する。
ステップT8において、濃度センサ16の出力電圧値(平均値)が判別線Cで示される電圧値以上であると、判定制御部45では、現在使用中の中間転写ベルト12の使用が開始されてからの画像形成枚数が規定枚数(例えば、5万枚)に達したか否かを判定する(第4の判定:ステップT13)。この規定枚数は、中間転写ベルト12の材質又は中間転写ベルト12の劣化度合いに応じて変更することができる。
なお、画像形成枚数と中間転写ベルト12の表面の状態を検出した結果である濃度センサ16の出力電圧値との関係を、所定の枚数(例えば、3万枚)に亘って前述のようにして計算した結果から得られる一次関数に応じて±0.3V以内に入る出力電圧値の割合が規定割合(例えば、9割)以上であれば、その時点で第3の判定(ステップT18)を行うようにしてもよい。
ステップT13において、画像形成枚数が5万枚未満であると判定すると、判定制御部45は出力電圧値が判別線Bで示される電圧値(中間転写ベルト12の使用枚数に応じて算出される値)以上であるか否かを判定する(第2の判定:ステップT14)。ステップT14において、出力電圧値が判別線Bで示される電圧値未満であると、つまり、出力電圧値が判別線Cで示される電圧値以上でかつ判別線Bで示される電圧値未満であると、判定制御部45では、中間転写ベルト12が交換されたと判定して(転写ベルト交換有り:ステップT15)、カウンタリセット命令であるステップT16を割り込み処理して、カウンタのリセットを行う。言い換えると、当該中間転写ベルト12の使用下における画像形成枚数を計数していたカウンタをリセットする(転写ベルトカウンタリセット:ステップT17)。
なお、中間転写ベルト12が交換されたと判定した際には、1次転写電圧を中間転写ベルト12が新品の場合の電圧に設定し直した後、判定制御部45はステップT12に移行する。この際にも、レジストレーション補正が必要に応じて行われることになる。
一方、ステップT14において、出力電圧値が判別線B以上であると、判定制御部45では、前回の画像濃度補正実行の際の出力電圧値(この出力電圧値は判定制御部45に保持されている)と現出力電圧とを比較して、その偏差Pが規定偏差閾値Z以上か否かを判定する(第3の判定:ステップT18)。その偏差Pが1/10〜1/2×X=Z(ここでは、バラツキを考慮してZ=3/8X、つまりZ=0.7Vとした)以上であると、判定制御部45は中間転写ベルト12が交換されたと判定して、ステップT15に移行する。
ここでも、1次転写電圧を中間転写ベルト12が新品の場合の電圧に設定し直した後、さらに、ステップT12に移行することになる。ステップT18において、偏差Pが偏差閾値Z未満であると、判定制御部45はステップT11で中間転写ベルト12が交換されていないと判定して、ステップT12に移行する。ここで、Xは、前述したように、新品の中間転写ベルト12を用いた際の出力電圧値と中間転写ベルト12が寿命に達した際の出力電圧値との差である。
ステップT13において、画像形成枚数(累積枚数)が累積枚数閾値(例えば、5万枚)以上であると判定されると、図3及び図4で説明した手法で、判別線Bの代わりに判別線B2を求め(判別線B2の計算:ステップT19)、この判別線B2を用いて、濃度センサ16の出力電圧値が判別線B2で示される電圧値(第3の電圧値)以上であるか否かを判定する(第6の判定:ステップT20)。ステップT20において、出力電圧が判別線B2で示される電圧値未満であると、つまり、出力電圧が判別線Cで示される電圧値以上でかつ判別線B2で示される電圧値未満であると、判定制御部45は、ステップT15において中間転写ベルト12が交換されたと判定して、ステップT17に移行する。
なお、中間転写ベルト12が交換されたと判断した際には、1次転写電圧を中間転写ベルト12が新品の場合の電圧に設定し直した後、ステップT12が行われる。一方、ステップT20において、出力電圧が判別線B2以上であると、判定制御部45はステップT18に移行して、前述したようにして処理を実行することになる。
ところで、前述の判別線B2は印字枚数を基準として求めたが、例えば、中間転写ベルト12の駆動時間又は画像形成数に応じて求めるようにしてもよい。前回の出力電圧と今回(現)出力電圧との偏差が1/10〜1/2×X以上であると、中間転写ベルト12が交換されたと判定して、印字枚数をリセットするようにしたが、具体的には、前述の偏差Pが0.7V以上であると、中間転写ベルト12が交換されたと判定して、印字枚数をリセットする。
なお、上述の実施例1及び2においては、用紙を担持して搬送するタイプの中間転写ベルト又は金属製のドラムにシート状の中間転写体を被せたタイプの中間転写体の交換有無の判別にも用いることができる。
さらに、実施例1及び2では、中間転写体である中間転写体ベルトを有するプリンタについて説明したが、前述したように、中間転写ベルトの表面はトナーに含まれる成分等の付着及び記録用紙との摩擦等が要因となって使用につれて初期状態から変化する。一方、感光体ドラムに形成されたトナー像を、搬送転写体(例えば、搬送転写ベルト)によって搬送される記録用紙に直接転写するようにしたプリンタにおいても、搬送転写ベルトは中間転写ベルトほどではないが、トナーに含まれる成分が付着し、さらに記録用紙との摩擦が生じる点では同様である。そして、記録用紙を主に静電気力で担持して搬送するようにしたタンデム構成のプリンタにおいては、4箇所でトナー像を記録用紙に転写するための転写電界を受ける関係上、紙粉及び記録用紙の成分が中間転写ベルトよりも付着しがちである。そのため、搬送転写ベルトにおいてもその表面状態が初期から変化してゆくのは、中間転写ベルトと同様であるため、実施例1及び2を搬送転写体にも適用することができる。また、実施例1及び2においては、判定制御部45が判定手段及び制御手段として機能することになる。
複数の判別線(第1及び第2の電圧値)を用いて中間転写体又は搬送転写体が交換されたか否かを判別するようにした結果、中間転写体又は搬送転写体の劣化状況を正確に把握して安定した画像を得ることでき、種々の複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等において中間転写体又は搬送転写体の交換時期の判定に適用できる。
本発明による画像形成装置の一例であるプリンタを概略的に示す図である。 本発明による画像形成装置で用いられる第1及び第2の判別線を示す図である。 本発明による画像形成装置の実施例1において中間転写ベルトが交換されたか否かを判定する際の動作を示すフローチャートである。 規定枚数の画像形成を行った後第2の判別線の変更を行う際の動作の一例を説明するための図である。 規定枚数の画像形成を行った後第2の判別線の変更を行う際の動作の一例を説明するための図である。 本発明による画像形成装置の実施例2において中間転写ベルトが交換されたか否かを判定する際の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 プリンタ
12 中間転写ベルト
13 駆動ローラ
14 従動ローラ
15 バックアップローラ
16 濃度(ID)センサ
21〜24 画像形成ユニット
21a〜24a 感光体ドラム
31a〜34a 1次転写ローラ
41 レジストローラ対
42 レジストセンサ
43 2次転写ローラ
44 定着器
45 判定制御部
46 表示部
47 温度センサ

Claims (11)

  1. 像担持体に形成されたトナー像を直接的又は間接的に記録媒体に転写する転写体と、前記記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着するための定着装置とを有する画像形成装置において、
    前記転写体の表面状態を予め定めた条件下で検出して対応した電圧を出力するセンサと、
    前記転写体を交換した状態で得られる光センサ出力電圧のレベル値の下限値を示す第1の電圧値と、前記転写体の使用枚数に対応して低下してゆく前記光センサ出力電圧との関係から求めた第2の電圧値とが設定され、前記光センサ出力電圧が、前記第1の電圧値以上で前記第2の電圧値未満、または、前記第1と第2の電圧値以上であり、かつ、前記光センサ出力電圧と前回検出した光センサ出力電圧との偏差が予め規定された電圧値以上である状態で、前記転写体が交換された判定する判定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段によって前記転写体が交換されたと判定されると、前記転写体を交換する前における転写条件が前記転写体の使用初期の転写条件と異なる際、前記転写条件を前記転写体の使用初期の転写条件に変更し、かつ画像濃度補正を行う制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記定着装置の定着ローラの温度を検知する定着温度センサを有し、
    前記判定手段は、電源がオンされて前記定着温度センサで検知した定着温度が予め規定された温度未満の際、前記転写体が交換されたか否かの判別を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記定着温度が前記予め規定された温度以上でかつ、予め定めた所定枚数の画像形成を含む所定の条件を満足すると、前記転写体が交換されたか否かの判別を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記判定手段は、前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第1の電圧値以上であると、前記転写体を用いて印字された印字枚数の累積値が所定の累積閾値以上であるか否かを判定し、該累積値が予め定めた累積閾値未満であって、さらに前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第2の電圧値未満である際、現在の光センサ出力電圧のレベル値と前回検出した光センサ出力電圧のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、前記転写体が交換されたと判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記光センサ出力電圧のレベル値が前記第1の電圧値以上であると、前記転写体を用いて印字された印字枚数の累積値が所定の累積閾値以上であるか否かを判定し、該累積値が予め定めた累積閾値以上であると、前記光センサ出力電圧が、前記第2の電圧値よりも低い前記転写体の使用枚数に対応して低下する前記光センサ出力電圧と使用枚数との関係を示す第3の電圧値未満である際、現在の光センサ出力電圧のレベル値と前回の光センサ出力電圧のレベル値とを比較して、その偏差が予め規定された電圧値以上であると、前記転写体が交換されたと判定するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の電圧値は、前記転写体の使用初期における前記光センサ出力電圧のレベル値と前記転写体が寿命となった際の前記光センサ出力電圧のレベル値とに応じて設定されるようにしたことを特徴とする請求項のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の電圧値は、前記転写体毎の設定寿命に応じて可変されるようにしたことを特徴とする請求項1〜7記載の画像形成装置。
  9. 前記転写体は、所定の方向に沿って駆動制御されており、
    前記センサは、前記転写体の表面状態の検出を前記所定の方向に沿って行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  10. 前記判定手段は、前記センサで得られた電圧を所定の期間で平均した平均値を前記光センサ出力電圧として用いるようにしたことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  11. 前記転写体は、前記像担持体に形成されたトナー像が転写された後該トナー像を前記記録媒体に転写する中間転写体、又は前記記録媒体を搬送しつつ前記像担持体に形成されたトナー像を前記記録媒体に直接転写する搬送転写体であることを特徴するする請求項1〜1のいずれか1項記載の画像形成装置。
JP2004222587A 2003-07-31 2004-07-29 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4173843B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004222587A JP4173843B2 (ja) 2003-07-31 2004-07-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003283325 2003-07-31
JP2003400444 2003-11-28
JP2004222587A JP4173843B2 (ja) 2003-07-31 2004-07-29 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005181974A JP2005181974A (ja) 2005-07-07
JP4173843B2 true JP4173843B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=34799270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004222587A Expired - Fee Related JP4173843B2 (ja) 2003-07-31 2004-07-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4173843B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI691401B (zh) 2018-04-16 2020-04-21 德商羅姆有限公司 具有經改良機械性能和高耐候性之擠製無光澤箔

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742777B2 (ja) * 2005-09-22 2011-08-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4872403B2 (ja) * 2006-03-20 2012-02-08 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
US7929876B2 (en) 2006-11-27 2011-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2008134333A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP5157659B2 (ja) * 2008-06-06 2013-03-06 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP5024192B2 (ja) * 2008-06-06 2012-09-12 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP7091654B2 (ja) * 2017-12-26 2022-06-28 横河電機株式会社 X線式坪量測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI691401B (zh) 2018-04-16 2020-04-21 德商羅姆有限公司 具有經改良機械性能和高耐候性之擠製無光澤箔

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005181974A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5256873B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5402976B2 (ja) 画像形成装置及び階調補正方法
JP2004220006A (ja) 転写装置及び画像形成装置とベルト移動速度補正方法
US20050220465A1 (en) Image forming apparatus
JP2007102189A (ja) 色ずれ補正装置、色ずれ補正方法、画像形成装置、色ずれ補正プログラム及び記録媒体
KR20120139554A (ko) 벨트의 사행을 억제할 수 있는 화상 형성 장치
JP4173843B2 (ja) 画像形成装置
US8886066B2 (en) Image forming apparatus
JP4591494B2 (ja) 画像形成装置
JP2008020818A (ja) 画像形成装置および画像安定化方法
JP5488450B2 (ja) 画像形成装置
JP2008107398A (ja) 残トナー付着量検知方法、転写出力制御方法、画像形成方法、画像形成装置
JP4997320B2 (ja) 画像形成装置
JP4866037B2 (ja) 画像濃度制御装置及び画像形成装置
JP2005202110A (ja) 画像形成装置
JP2005062826A (ja) ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法
JP2005208207A (ja) 画像形成装置並びに画像形成装置のクリーニング状態測定方法及びクリーニング方法。
JP2005266686A (ja) 画像形成装置
JP2021128213A (ja) 画像形成装置
JP2008175966A (ja) タンデム型カラー画像形成装置
JP2016095390A (ja) 画像形成装置
JP2005242179A (ja) 画像形成装置
US11067921B2 (en) Image forming device, and setting method and non-transitory recording medium therefor
US11092908B2 (en) Image forming apparatus having a first forming mode for a first medium and a second forming mode for a second medium
JP4683965B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080808

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees