JP4173267B2 - 画像読取センサおよび電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、前記センサチップの配設方向に延在してセンサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサに関するものであり、また上記画像読取センサを搭載して成る電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は、ファクシミリ装置やOCR(光学式文字読取装置)等の電子機器にに搭載されている従来の画像読取ユニット(画像読取装置)を示しており、この画像読取ユニットAは、図11の紙面と直交する方向に延在するベースフレームBに、原稿面ガラスC、光源D、結像レンズEおよび画像読取センサF等を設置することによって構成されている。
【0003】
上記画像読取センサFは、図11および図12に示す如く、センサ基板Gと補強部材Hとを具備しており、長尺のセンサ基板Gの表面には、複数個のセンサチップSが直線状に配列して搭載されている。
【0004】
また、センサ基板Gの裏面には、該センサ基板Gの反り変形に対する強度を向上させる目的で、センサチップSの配列方向に延在するプレート状の補強部材Hが接着剤Iによって固定されている。
【0005】
この画像読取ユニットAでは、原稿面ガラスC上を搬送される原稿Oを光源Dによって照射し、原稿Oからの反射光を結像レンズEを介して画像読取センサFのセンサチップSに集光させることで、原稿Oにおける書画像情報の走査・読取りを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した画像読取センサFにおいて、センサ基板Gは一般に樹脂材料から形成されており、またセンサ基板Gを補強するための補強部材Hは、十分な強度を得るべくアルミニウム等の金属材料から形成されている。
【0007】
このため、環境温度が変化した場合、裏面に補強部材Hを接着したセンサ基板Gは、補強部材Hとの熱膨張係数の相違によって反り変形を生じることとなり、もってセンサチップSの損傷や焦点ずれ等を招いてしまう不都合があった。
【0008】
本発明は上記実状に鑑みて、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止し得る画像読取センサおよび電子機器の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に関わる画像読取センサは、表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサであって、ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに当接するとともに、センサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様でベースに移動自在に設置される補強部材とを具備している。
【0011】
請求項の発明に関わる画像読取センサは、表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサであって、ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材とを具備している。
【0013】
請求項の発明に関わる電子機器は、表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、センサチップの配設方向に延在してセンサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサを搭載した電子機器であって、ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに当接するとともに、センサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様で前記ベースに移動自在に設置される補強部材とを具備している。
【0014】
請求項の発明に関わる電子機器は、表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、センサチップの配設方向に延在してセンサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサを搭載した電子機器であって、ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材とを具備している。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したファクシミリ装置(電子機器)を示すものであり、本実施例におけるファクシミリ装置1は、ボディー1Aの内部に画像読取ユニット(画像読取装置)2を収容している。
【0016】
本実施例における画像読取ユニット2は、図1の紙面と直交する方向に延在するベースフレーム(ベース)3を備えており、該ベースフレーム3の上部には原稿面ガラス4が取り付けられ、内部にはベースフレーム3の長手方向に延在する光源4と結像レンズ5とが設置されている。
【0017】
さらに、上記ベースフレーム3の内部には、結像レンズ6の下方域に画像読取センサ10が取り付けられている。
この画像読取センサ10は、後述する如くセンサチップ13を搭載するセンサ基板11と、該センサ基板11を補強する補強部材12とを具備しており、複数の締結ネジ14を用いてベースフレーム3に取り付けられている。
【0018】
上述した構成のファクシミリ装置1では、画像読取ユニット2の原稿面ガラス4上を原稿搬送ローラRにより搬送される原稿Oを光源5で照射し、原稿Oからの反射光を結像レンズ6を介して画像読取センサ10のセンサチップ13に集光させることで、原稿Oにおける書画像情報の走査・読取りを行なっている。
【0019】
図2および図3に示す如く、本実施例における画像読取センサ10は、長尺のプレート状を呈するセンサ基板11と、同じく長尺のプレート状を呈する補強部材12とを具備しており、この補強部材12はセンサ基板11と略同一の平面形状を呈している。
【0020】
因みに、上記センサ基板11はエポキシ樹脂等の樹脂材料から形成されている一方、補強部材12は上記センサ基板11を補強する目的からアルミニウム等の金属材料によって形成されている。
【0021】
センサ基板11の表面11aには、複数のセンサチップ14がセンサ基板11の長手方向に沿って直線状に配列して搭載されている。
また、センサ基板11における左右の側縁には、それぞれ中央部と両端部との3箇所に取付用の丸孔11oが形成されている。
【0022】
一方、補強部材12における左右の縁部には、センサ基板11と補強部材12とを整合させて重ねた状態において、センサ基板11における個々の丸孔11oと対応する位置に、それぞれ取付用の長孔12oが形成されており、個々の長孔12oは補強部材12の長手方向に沿って延びている。
【0023】
上述したセンサ基板11と補強部材12とは、該補強部材12の上にセンサ基板11を整合させて重ねた状態で、センサ基板11の丸孔11oと補強部材12の長孔12oとに挿通した6本の締結ネジ14によって、ベースフレーム3に取り付けられている。
【0024】
上記ベースフレーム3に取り付けられた状態において、センサ基板11は、6本の締結ネジ14によって、ベースフレーム3の所定位置に固定設置されることとなる。
【0025】
一方、補強部材12は、長孔12oに締結ネジ14が挿通していることから、6本の締結ネジ14をガイドとして、自身の長手方向に沿った膨張収縮を許容する態様で、ベースフレーム3に対して移動することができる。
【0026】
ここで、6本の締結ネジ14は、センサ基板11を補強部材12と確実に当接させる一方、補強部材13の移動を妨げることのない適宜な締結力で、センサ基板11と補強部材12とをベースフレーム3に取り付けている。
【0027】
上述の如く、センサ基板11を補強部材12と重ねてベースフレーム3に固定することで、センサ基板11の反り変形に対する強度が向上することとなる。
言い換えれば、センサ基板11の裏面11bを補強部材12の表面12aに当接させ、センサ基板11を平坦な補強部材12に倣わせることにより、センサ基板11は平坦な状態に維持されることとなる。
【0028】
一方、環境温度が変化した場合、上述した如く補強部材12はセンサ基板11とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材12との熱膨張係数の相違に起因して、センサ基板11に不用意な反り変形が生じることはない。
【0029】
この結果、本実施例における画像読取センサ10では、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することができる。
【0030】
また、上述した画像読取センサ10を搭載したファクシミリ装置1(図1参照)においても、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することが可能となる。
【0031】
図4および図5に示した画像読取センサ20は、センサチップ23を搭載するセンサ基板21と、2個の補強部材22とを具備しており、複数の締結ネジ24を用いてベースフレーム3に取り付けられている。
【0032】
ここで、本実施例における画像読取センサ20は、2個の補強部材22を用いている構成と、これら補強部材22をセンサチップ23を挟んでセンサ基板21の上に重ねている構成以外は、図2および図3に示した画像読取センサ10と基本的に変わるところはなく、上記画像読取センサ10と同等の作用効果を奏するものである。
【0033】
よって、画像読取センサ20の構成要素において、画像読取センサ10の構成要素と同一の作用を成すものには、図4〜図5において図2〜図3の番号に10を加算した20番台の番号を附すことで、本実施例における画像読取センサ20の説明は省略する。
【0034】
図6〜図8に示した画像読取センサ30は、長尺のプレート状を呈するセンサ基板31と、該センサ基板31の長手方向に延びる2個の補強部材32とを具備している。
【0035】
各々の補強部材32は、断面コ字状を呈する長尺のチャンネル材であって、センサ基板31における左右の側縁に、該センサ基板31の長手方向に沿って移動自在に嵌合するものである。
【0036】
因みに、上記センサ基板31はエポキシ樹脂等の樹脂材料から形成されている一方、補強部材32は上記センサ基板31を補強する目的からアルミニウム等の金属材料によって形成されている。
【0037】
センサ基板31の表面31aには、複数のセンサチップ34がセンサ基板31の長手方向に沿って直線状に配列して搭載されている。
また、センサ基板31における左右の側縁には、それぞれ中央部と両端部との3箇所に取付用の丸孔31oが形成されている。
【0038】
一方、各々の補強部材32には、センサ基板31の側縁に補強部材32を嵌合させた状態において、センサ基板31における個々の丸孔31oと対応する位置に、それぞれ取付用の長孔32oが形成されており、個々の長孔32oは補強部材32の長手方向に沿って延びている。
【0039】
上述したセンサ基板31と補強部材32とは、センサ基板31の側縁に補強部材32を嵌合させて、センサ基板31の表面31aと裏面31bとの両面に補強部材32を当接させた状態で、センサ基板31の丸孔31oと補強部材32の長孔32oとを挿通した6本の締結ネジ34により、ベースフレーム3に取り付けられている。
【0040】
上記ベースフレーム3に取り付けられた状態において、センサ基板31は、6本の締結ネジ34によって、ベースフレーム3の所定位置に固定設置されることとなる。
【0041】
一方、各々の補強部材32は、長孔32oに締結ネジ34が挿通していることから、それぞれ3本の締結ネジ34をガイドとして、自身の長手方向に沿った膨張収縮を許容する態様で、ベースフレーム3に対して移動することができる。
【0042】
上述の如く、センサ基板31を左右の側縁に補強部材32を嵌合させた状態でベースフレーム3に固定することで、センサ基板31の反り変形に対する強度が向上することとなる。
【0043】
一方、環境温度が変化した場合、上述した如く個々の補強部材32はセンサ基板31とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材32との熱膨張係数の相違に起因して、センサ基板31に不用意な反り変形が生じることはない。
【0044】
この結果、本実施例における画像読取センサ30では、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することができる。
【0045】
また、画像読取センサ30を搭載したファクシミリ装置は、画像読取センサの構成以外、図1に示したファクシミリ装置1と基本的に変わるところはなく、もって本実施例における画像読取センサ30を搭載したファクシミリ装置においても、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することができる。
【0046】
図9および図10に示す画像読取センサ40は、長尺のプレート状を呈するセンサ基板41と、該センサ基板41の表面41aに固定設置される左右の補強部材42Uと、上記センサ基板41の裏面41bに固定設置される左右の補強部材42Lとを具備している。
【0047】
上記補強部材42Uは、センサ基板41の長手方向に延びる狭幅のプレート材であって、上記センサ基板41の表面41aにおける左右の側縁に整合して固定される。
【0048】
一方、上記補強部材42Lは、センサ基板41の長手方向に延びる狭幅のプレート材であって、上記補強部材42Uと同一形状を呈し、上記センサ基板41の裏面41bにおける左右の側縁に整合して固定される。
【0049】
因みに、上記センサ基板41はフェノール樹脂等の樹脂材料から形成されている一方、上記補強部材42Uおよび補強部材42Lは、上記センサ基板41を補強する目的からアルミニウム等の金属材料によって形成されている。
【0050】
センサ基板41の表面41aには、複数のセンサチップ43がセンサ基板41の長手方向に沿って直線状に配列して搭載されている。
また、センサ基板41における左右の側縁には、それぞれ中央部と両端部との3箇所に取付用の丸孔41oが形成されている。
【0051】
一方、左右の補強部材42Uには、センサ基板41の側縁に整合させて重ねた状態において、センサ基板41における個々の丸孔41oと対応する位置に、それぞれ取付用の丸孔42Uoが形成されている。
【0052】
また、左右の補強部材42Lには、センサ基板41の側縁に整合させて重ねた状態において、センサ基板41における個々の丸孔41oと対応する位置に、それぞれ取付用の丸孔42Loが形成されている。
【0053】
上述したセンサ基板41と補強部材42Uおよび補強部材42Lとは、センサ基板41の表面41aと裏面41bとに、補強部材42Uと補強部材42Lとを整合させた状態において、補強部材42Uの丸孔42Uo、センサ基板41の丸孔41o、および補強部材42Lの丸孔42Loを挿通した6本の締結ネジ44によって、ベースフレーム3に取り付けられている。
【0054】
上記ベースフレーム3に取り付けられた状態において、センサ基板41は、6本の締結ネジ44によって、ベースフレーム3の所定位置に固定設置されることとなる。
【0055】
また、左右の補強部材42Uおよび補強部材42Lは、6本の締結ネジ44によって、センサ基板41の表面41aおよび裏面41bに、それぞれ固定設置されることとなる。
【0056】
上述の如く、センサ基板41の表面41aと裏面41bとに、補強部材42Uと補強部材42Lとを固定したことによって、センサ基板41の反り変形に対する強度が向上することとなる。
【0057】
一方、環境温度が変化した場合、センサ基板41を挟んで対を成す同一形状の補強部材42Uと補強部材42Lとが、センサ基板41の表面41aと裏面41bとにおいて等しく膨張収縮するため、補強部材42Uおよび補強部材42Lとの熱膨張係数の相違に起因して、センサ基板41に不用意な反り変形が生じることはない。
【0058】
この結果、本実施例における画像読取センサ40では、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することができる。
【0059】
また、画像読取センサ40を搭載したファクシミリ装置は、画像読取センサの構成以外、図1に示したファクシミリ装置1と基本的に変わるところはなく、もって本実施例における画像読取センサ40を搭載したファクシミリ装置においても、環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止することができる。
【0060】
なお、図9および図10に示した実施例の画像読取センサ40において、左右の補強部材42Uと左右の補強部材42Lとを、それぞれ接着剤を用いてセンサ基板41の表面41aと裏面41bとに固定設置しても良い。
【0061】
また、図9および図10に示した実施例の画像読取センサ40において、左右の補強部材42Uと左右の補強部材42Lとを、センサ基板41の長手方向に沿って移動自在に構成することも可能であり、このように構成することで図6〜図8に示した実施例の画像読取センサ30と同様の作用効果が得られる。
【0062】
一方、図6〜図8に示した実施例の画像読取センサ30において、左右の補強部材32をセンサ基板31の側縁に固定設置することも可能であり、このように構成することで図9および図10に示した実施例の画像読取センサ40と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】
また、画像読取センサを搭載した電子機器としてファクシミリ装置を例示したが、OCR(光学式文字読取装置)や複写機等、画像読取センサを搭載した種々の電子機器に対しても、本発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上、詳述した如く、請求項1の発明に関わる画像読取センサは、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面または裏面の一方面に当接するとともにセンサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様でベースに移動自在に設置される補強部材とを具備している。
上述した画像読取センサによれば、環境温度が変化した場合、補強部材はセンサ基板とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材との熱膨張係数の相違に基づくセンサ基板の反り変形を生じることがなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【0065】
請求項2の発明に関わる画像読取センサは、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに当接するとともにセンサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様でベースに移動自在に設置される補強部材とを具備している。
上述した画像読取センサによれば、環境温度が変化した場合、補強部材はセンサ基板とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材との熱膨張係数の相違に基づくセンサ基板の反り変形を生じることがなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【0066】
請求項3の発明に関わる画像読取センサは、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材とを具備している。
上述した画像読取センサによれば、環境温度が変化した場合、上下一対の補強部材がセンサ基板の表面と裏面とで等しく膨張収縮するため、センサ基板に反り変形が生じることはなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【0067】
請求項4の発明に関わる電子機器は、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面または裏面の一方面に当接するとともにセンサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様でベースに移動自在に設置される補強部材とを具備した画像読取センサを搭載している。
上述した電子機器によれば、環境温度が変化した場合、画像読取センサの補強部材はセンサ基板とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材との熱膨張係数の相違に基づくセンサ基板の反り変形を生じることがなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【0068】
請求項5の発明に関わる電子機器は、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに当接するとともにセンサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様でベースに移動自在に設置される補強部材とを具備した画像読取センサを搭載している。
上述した電子機器によれば、環境温度が変化した場合、画像読取センサの補強部材はセンサ基板とは独立して自由に膨張収縮し得るので、補強部材との熱膨張係数の相違に基づくセンサ基板の反り変形を生じることがなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【0069】
請求項6の発明に関わる電子機器は、画像読取装置のベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材とを具備した画像読取センサを搭載している。
上述した電子機器によれば、環境温度が変化した場合、画像読取センサにおける上下一対の補強部材がセンサ基板の表面と裏面とで等しく膨張収縮するため、センサ基板に反り変形が生じることはなく、もって環境温度の変化に伴うセンサチップの損傷や焦点ずれの発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる電子機器の実施例を示す概念図。
【図2】本発明に関わる画像読取センサの実施例を示す分解斜視図。
【図3】図2に示した画像読取センサを示す断面側面図。
【図4】本発明に関わる画像読取センサの実施例を示す分解斜視図。
【図5】図4に示した画像読取センサを示す断面側面図。
【図6】本発明に関わる画像読取センサの実施例を示す外観斜視図。
【図7】本発明に関わる画像読取センサの実施例を示す分解斜視図。
【図8】図6および図7に示した画像読取センサを示す断面側面図。
【図9】本発明に関わる画像読取センサの実施例を示す分解斜視図。
【図10】図9に示した画像読取センサを示す断面側面図。
【図11】従来の画像読取センサを搭載した画像読取ユニットを示す概念図。
【図12】従来の画像読取センサを示す外観斜視図。
【符号の説明】
1…電子機器、
2…画像読取装置(画像読取ユニット)、
3…ベースフレーム(ベース)、
10,20,30,40…画像読取センサ、
11,21,31,41…センサ基板、
12,22,32,42…補強部材、
13,23,33,43…センサチップ。

Claims (4)

  1. 表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、前記センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサであって、
    前記ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、
    前記センサ基板の表面と裏面とに当接するとともに、前記センサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様で前記ベースに移動自在に設置される補強部材と、
    を具備して成ることを特徴とする画像読取センサ。
  2. 表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、前記センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサであって、
    前記ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、
    前記センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材と、
    を具備して成ることを特徴とする画像読取センサ。
  3. 表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、前記センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサを搭載した電子機器であって、
    前記ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、
    前記センサ基板の表面と裏面とに当接するとともに、前記センサチップの配設方向に沿った膨張収縮を許容する態様で前記ベースに移動自在に設置される補強部材と、
    を具備した画像読取センサを搭載して成ることを特徴とする電子機器。
  4. 表面に複数のセンサチップを直線状に配設したセンサ基板と、前記センサチップの配設方向に延在して前記センサ基板の反り変形を抑える補強部材とを備え、画像読取装置のベースに取付けられる画像読取センサを搭載した電子機器であって、
    前記ベースの所定位置に固定設置されるセンサ基板と、
    前記センサ基板の表面と裏面とに固定設置される上下一対の補強部材と、
    を具備した画像読取センサを搭載して成ることを特徴とする電子機器。
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