JP4172219B2 - 写真撮影装置、写真撮影プリント装置、プリント紙ユニット、及び写真撮影装置の制御方法 - Google Patents

写真撮影装置、写真撮影プリント装置、プリント紙ユニット、及び写真撮影装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮影するとともに、被写体を撮影する際の背景を構成する部材を備えた写真撮影装置、その写真撮影装置を備えた写真撮影プリント装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばプリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる写真撮影プリント装置が人気を呼んでいる。この写真撮影プリント装置には、白地や青地のカーテンを背景にして撮影を行い、撮影した画像からクロマキーと呼ばれる画像抽出技術により、例えば人物領域を抽出し、予め装置内に蓄積された電子背景データと合成して合成画像を作成するようなものがある。
【0003】
また、写真撮影プリント装置には、背景として多種の絵柄を印刷したカーテンを交換可能に配置し、ユーザがカーテンを希望位置に引き出し、また、そのカーテンをユーザが自信に絡ませるなどして撮影できるようにしたカーテン機能を有するものもある。さらに、カーテン機能として、カーテンレールを楕円状の閉じたレールで構成し、カーテンの選択のしやすさ、カーテンの裏面絵柄の活用を想定してものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の写真撮影プリント装置においては、背景となるカーテンを手動又は自動で取り替えて撮影する、背景となるカーテンをユーザに絡ませて撮影する、均一背景での撮影結果を電子背景と合成するなどのバリエーションにとどまっており、背景を立体的に構成し、ユーザの要望に応じて背景の立体的な形状を変形し、その立体的な背景を用いて撮影を行うといった発想はなかった。
【0005】
本発明は、この点に着目してなされたものであり、その目的は、ユーザの要望に応じて背景の立体的形状を変形し、その立体的な背景を用いて撮影を行うことができる写真撮影装置、その写真撮影装置を備えた写真撮影プリント装置などを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の写真撮影装置は、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により前記被写体を撮影するときの背景となる壁面を構成するための壁面構成手段とを含む写真撮影装置であって、上記の課題を解決するために、前記壁面構成手段は、ユーザの操作に基づいて立体形状が変形し、かつ、変形された立体形状を保持できる壁面を有することを特徴としている。
【0007】
上記の構成では、壁面構成手段を備えることにより、撮影手段による撮影の背景となる壁面の立体形状をユーザの操作に基づいて変形することができ、さらに変形された立体形状を壁面構成手段自体で保持することができる。
【0008】
これにより、ユーザは、撮影前に壁面の立体形状を好みの形状に設定しておいて撮影することで、ユーザの設定した立体形状を有する背景を用いて撮影することができる。
【0009】
したがって、上記の構成では、立体形状を好みの形状に設定した背景を用いた撮影による、立体感のある背景を有する画像の撮影が可能になる。また、この写真撮影装置を、例えばプリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる写真撮影プリント装置に用いることにより、撮影前に背景の立体形状を好みの形状に設定するという新たな遊びの形態を提供することができるようになる。
【0010】
その結果、得られる撮影画像の多様性、操作の娯楽性を向上させることができ、ユーザの満足度の向上を図ることができるようになる。
【0011】
本発明の請求項2に記載の写真撮影装置は、請求項1に記載の写真撮影装置において、前記壁面構成手段は、少なくとも先端面が前記壁面を構成できるように配置され、かつ、長手方向の位置が個別に変更可能に設けられている複数の柱状部材を備えており、前記各柱状部材の長手方向の位置が個別に変更されることにより、前記壁面の立体形状の変形が可能である。
【0012】
上記の構成では、壁面構成手段が複数の柱状部材を備えている。この柱状部材は、円柱、三角柱、四角柱、多角柱などの様々な形状のものを利用できる。
【0013】
この柱状部材は、少なくとも先端面が壁面を構成できるように配置されている。この先端面は平面や曲面、あるいは円錐、三角錐、四角錐、多角錘などの錘面であってもよい。また、柱状部材の配置としては、例えば、各柱状部材の先端面を撮影手段側に向け、各先端面がマトリクスの交点に位置するような配置が考えられる。
【0014】
また、各柱状部材は、長手方向の位置が個別に変更可能に設けられており、この位置を個別に変更することにより壁面の立体形状の変形が可能になっている。したがって、各柱状部材の先端面により形成される凹凸により壁面の立体形状を形成することができる。
【0015】
これにより、比較的簡単な構成で壁面の立体形状の変形を実現することができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、前記各柱状部材は、外力によって移動することで長手方向の位置が変更可能に設けられていてもよい。
【0017】
上記の構成では、ユーザが柱状部材を引き出したり、押し込んだりすることによって柱状部材の長手方向の位置を容易に変更することができる。また、上記の構成では、ユーザが実際に壁面に触れて壁面の立体形状を変形することができる。
【0018】
本発明の請求項4に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、前記壁面構成手段は、前記各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、前記各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、を備えていてもよい。
【0019】
上記の構成では、入力受付手段により受け付けたユーザの入力に基づいて制御手段により移動手段を制御し、柱状部材を長手方向に移動させることができる。これにより、柱状部材の長手方向の移動による壁面の立体形状の変形を自動化することができる。また、この写真撮影装置を、例えばプリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる写真撮影プリント装置に用いる場合には、上記の構成により、落書き感覚の操作によって壁面の立体形状の変形を行うことができるようになり、操作の娯楽性を向上させることができる。
【0020】
本発明の請求項5に記載の写真撮影装置は、請求項4に記載の写真撮影装置において、前記入力受付手段は、前記各柱状部材の位置又は移動量の入力を受け付け、前記制御手段は、前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御してもよい。
【0021】
上記の構成では、ユーザが各柱状部材の位置又は移動量を入力することにより、その入力値に応じた壁面の立体形状を実現することができる。
【0022】
なお、本発明の請求項11に記載の写真撮影装置の制御方法は、請求項4又は5に記載の写真撮影装置の制御方法であって、前記入力受付手段により、前記各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付ステップと、前記制御手段により、前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する移動制御ステップと、を含んで構成することができる。
【0023】
本発明の請求項6に記載の写真撮影装置は、請求項4に記載の写真撮影装置において、前記各柱状部材の長手方向の位置の組合せを複数通り記憶する記憶手段を備え、前記入力受付手段は、前記複数通りの組合せから1つの組合せを選択するための入力を受け付け、前記制御手段は、前記入力受付手段にて受け付けた入力により選択された組合せに基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御してもよい。
【0024】
上記の構成では、記憶手段が、各柱状部材の長手方向の位置の組合せを複数通り記憶している。この各組合せは、壁面の1つの立体形状に対応している。したがって、予め設定した壁面の立体形状を上記組合せとして記憶しておくことができるようになる。このため、ユーザは、上記複数通りの組合せの中から1つの組合せを選択することによって、容易に、予め設定されている壁面の立体形状を実現することができる。
【0025】
本発明の請求項7に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、前記壁面構成手段は、前記各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、物体を撮影して画像データを生成する画像データ生成手段と、前記物体の形状を前記壁面に反映すべく、前記画像データ生成手段の生成した画像データに基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、を備えていてもよい。
【0026】
上記の構成では、画像データ生成手段にて物体を撮影して画像データを生成し、生成した画像データに基づいて制御手段により移動手段を制御し、柱状部材を長手方向に移動させることで、上記物体の形状を壁面に反映させることができる。これにより、例えばユーザの顔やユーザの持ち込んだぬいぐるみなどの形状を壁面に反映させることができるようになり、壁面の多様な形状を形成することができる。
【0027】
本発明の請求項8に記載の写真撮影装置は、請求項1に記載の写真撮影装置において、前記壁面構成手段は、前記壁面を構成する第1面を有する、立体的に変形可能な面状部材と、前記面状部材における前記第1面とは反対の面である第2面に対向し、かつ、前記第2面とは離間して配置され、前記第2面が接触することにより当該接触部分において前記第2面と接合して前記面状部材の変形を保持可能な保持部材と、を備えていてもよい。
【0028】
上記の構成では、面状部材を第1面側から押すなどすることにより、面状部材が立体的に変形し、面状部材の第2面が保持部材と接触することにより、その接触部分において第2面と保持部材とが接合されて、面状部材の変形が保持される。これにより、比較的簡単な構成で壁面の立体形状の変形を実現することができる。
【0029】
また、上記の構成では、面状部材を殴る、蹴るといったユーザの動作によっても壁面の立体形状の変形が可能になる。これにより、壁面の立体形状を変形させるためのユーザによる操作を多様化することができ、娯楽性を向上させることができる。
【0030】
本発明の請求項9に記載の写真撮影プリント装置は、請求項1から8の何れか1項に記載の写真撮影装置と、前記撮影手段にて撮影した撮影画像を含む画像をプリント紙にプリントするプリント手段とを備えることを特徴としている。このように、上記写真撮影装置にプリント手段を備えることによって写真撮影プリント装置を構成することができる。
【0031】
本発明の請求項10に記載のプリント紙ユニットは、請求項9に記載の写真撮影プリント装置に用いられるプリント紙ユニットであって、画像がプリントされるプリント紙と、前記プリント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、前記写真撮影プリント装置に備えられた識別情報読み取り手段によって、前記識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その内容が確認された上で前記プリント手段により前記プリント紙に画像がプリントされることを特徴としている。
【0032】
上記の構成によれば、識別情報読み取り手段で読み取った識別情報に基づいて、装着されたプリント紙が、当該写真撮影プリント装置において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリント手段を動作可能とすることが可能となる。すなわち、写真撮影プリント装置において指定されているプリント紙以外は使用できないように設定することが可能となる。
【0033】
また、識別情報に用紙枚数情報を含ませることによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、ユーザの利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。
【0034】
また、識別情報に用紙種類情報を含ませることによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について図1から図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0036】
図1は、本実施形態の写真撮影プリント装置1の外観を示す図面であり、図1(a)は写真撮影プリント装置1を上方からみた図面、図1(b)は写真撮影プリント装置1の背面を示す図面、図1(c)は写真撮影プリント装置1の側面を示す図面、図1(d)は写真撮影プリント装置1の撮影室内の正面を示す図面である。
【0037】
なお、ここでは、写真撮影プリント装置1として、プリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる装置を想定している。写真撮影プリント装置1は、本体2と、撮影室3とに大別される。
【0038】
本体2の撮影室3側の面(正面)には、被写体としてのユーザ及びその背景を撮影するためのカメラ11(撮影手段)、被写体や背景を照明するための前面照明装置12・12、ユーザに対する写真撮影プリント装置1の操作情報を表示する撮影画面用ディスプレイ13、ユーザからの入力を受け付ける撮影画面用入力スイッチ19などが備えられている。
【0039】
なお、カメラ11は、様々な方向から被写体及び背景を撮影できるように、取り付け位置や角度が調節できるようになっている。また、カメラ11には、カメラ11にて撮影した撮影画像を表示する液晶モニタ11a(図3参照)が備えられている。
【0040】
また、ここでは撮影画面用ディスプレイ13と撮影画面用入力スイッチ19とが別々の構成である場合を想定しているが、撮影画面用ディスプレイ13に撮影画面用入力スイッチの機能をもたせたタッチパネル一体型ディスプレイとしてもよい。
【0041】
本体2の撮影室3とは反対の面(背面)には、撮影室3内でのカメラ11による撮影後に、その撮影画像に対してユーザが落書きを行うための落書面14・14が備えられている。落書面14・14は撮影画像を表示し、ユーザは、落書面14・14に表示された撮影画像に対して、図示しないペンなどによって落書きを施すことができる。なお、落書面14・14はタッチパネルと一体型に構成されており、上記ペンなどによる入力を受け付けることができるものである。
【0042】
本体2における撮影室3への一方の出入口付近の面(側面)には、写真撮影プリント装置1の利用料金の支払いを受け付けるコイン投入部15、写真撮影プリント装置1によって撮影した画像をプリントした写真シールを排出してユーザに提供するための写真シール排出口16などが備えられている。
【0043】
撮影室3は、その内部にユーザが入って写真撮影プリント装置1を操作するとともに、カメラ11によって被写体であるユーザ及びその背景の写真撮影を行うための撮影空間を構成している。撮影室3は、幕17を備えており、この幕17と本体2とによって外部と仕切られた空間が撮影空間となる。
【0044】
撮影室3には、カメラ11により被写体としてのユーザを撮影するときの背景となる壁面18aを構成するための壁面構成部18(壁面構成手段、背景形状変更手段)が備えられている。ここで、この壁面構成部18について図2に基づいて説明する。
【0045】
図2は、壁面構成部18の機能を説明するための図面であり、図2(a)は図1(a)に、図2(b)は図1(c)にそれぞれ対応する図面であって、図2(c)はカメラ11からみた撮影室3を示す図面である。
【0046】
壁面構成部18は、被写体としてのユーザの背景となる位置、つまり、ユーザを介してカメラ11と対向する位置に備えられている。この壁面構成部18の壁面18aは、本体2の正面に対向し、本体2の正面とほぼ平行な面となっている。
【0047】
壁面構成部18は、ユーザの操作に基づいて立体形状が変形し、かつ、変形された立体形状を保持できる壁面18aを有している。より具体的には、壁面構成部18は、少なくとも先端面Eが壁面18aを構成できるように配置され、かつ、長手方向dの位置が個別に変更可能に設けられている多数の柱状部材18b…を備えている。そして、各柱状部材18bの長手方向dの位置が個別に変更されることにより、壁面18aの立体形状(凹凸形状)の変形が可能となっている。このように、壁面18aの立体形状とは、壁面18aにより立体的に表現される形状を指す。
【0048】
柱状部材18b…の配置は、それぞれの先端面Eをカメラ11に向け、各先端面Eがマトリクスの交点に位置するような配置となっている。つまり、柱状部材18b…は、それぞれの先端面Eが、本体2の正面に対向し、本体2の正面とほぼ平行に行列状に配列するように配置されている。
【0049】
各柱状部材18bは、円柱、三角柱、四角柱、多角柱などの様々な形状のものを利用できるが、ここでは、先端面Eが正方形(例えば、1辺の長さが10cm程度)である四角柱としている。先端面Eが四角形であることにより、先端面Eにより背景をほぼ隙間なく埋め尽くすことができる。また、先端面Eが正方形であることにより、先端面Eの凹凸により表現される立体形状における縦の解像度と横の解像度とを等しくすることができる。各柱状部材18bの先端面Eは、平面や曲面、あるいは円錐、三角錐、四角錐、多角錘などの錘面であってもよい。
【0050】
したがって、壁面構成部18は、イメージとして、針の高さが自由に変更できる剣山のようなものであり、針の間隔で定まる解像度で立体形状が表現可能なものである。
【0051】
なお、柱状部材18b…の一部又は全部に発光機能をもたせることにより、壁面18aが発光するようにすることで、発光する背景を構成するようにしてもよい。
【0052】
壁面構成部18は、各柱状部材18bを長手方向dに移動させる駆動部18c(移動手段)を備えている。駆動部18cは、後述するように、撮影画面用入力スイッチ19(入力受付手段)にて受け付けた入力に基づく制御装置21(制御手段)による制御によって、各柱状部材18bの長手方向dを移動させる。駆動部18cは、空気圧シリンダや油圧シリンダなど、一軸方向に移動可能な手段を、柱状部材18b…に1対1に対応させて設けることにより実現することができる。これにより、柱状部材18b…の長手方向dの移動による壁面18aの立体形状の変形を自動化することができる。
【0053】
次に、写真撮影プリント装置1の制御系について図3に基づいて説明する。図3は、写真撮影プリント装置1の制御系のブロック構成を示すブロック図である。なお、すでに説明した構成に関してはその説明で用いた符号を付記し、一部のものについては説明を省略する。
【0054】
本体2内部には、写真撮影プリント装置1の各部を制御する制御装置21が設けられている。制御装置21は、写真撮影プリント装置1の各部の動作を統括的に制御するものである。この制御装置21は、例えばパーソナルコンピュータ(パソコン)などのコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムを制御装置21に実行させることによって行われる。このプログラムは、例えばCD−ROMなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、この制御装置21がインターネットなどの通信ネットワークに接続された構成とする場合、この通信ネットワークを介して上記プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
【0055】
記憶装置22は、上記したハードディスクなどの不揮発性の記憶装置によって構成されるものである。図3では、記憶装置22を制御装置21とは別に図示しているが、制御装置21に含まれていてもよい。この記憶装置22に記憶される内容としては、上記した制御プログラム、OS(Operating System)プログラム、及びその他各種プログラム、カメラ11における動作設定値、撮影環境の設定値、撮影した画像及び編集した画像の画像データなどが挙げられる。
【0056】
課金処理部23は、コイン投入部15を介してユーザから徴収するコインに基づく課金に関する処理を行う。この課金処理部23による課金状況に応じて、制御装置21が該当ユーザに対する写真撮影プリント装置1の動作を制御する。
【0057】
電源装置24は、制御装置21、その他写真撮影プリント装置1の各部に対して電力を供給する。
【0058】
IDタグリーダ/ライタ25(識別情報読み取り手段)は、IDタグ26(識別媒体)に記録されている各種識別情報を読み出して制御装置21に出力する。IDタグ26は、メモリ機能を有するICチップなどによって構成されるものである。上記識別情報としては、固有ID、シール紙Sの枚数、シール紙Sの種類、及びインク固有の色情報(インクフィルム(図示せず)がセットとなっている場合)などが挙げられる。
【0059】
制御装置21は、IDタグリーダ/ライタ25で読み取った識別情報に基づいて、装着されたシール紙S及びインクフィルムが、当該写真撮影プリント装置1において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ27を動作可能とする。すなわち、写真撮影プリント装置1において指定されているシール紙S及びインクフィルム以外は使用できないように設定されていることになる。なお、IDタグ26及びシール紙S(プリント紙)を含んでプリント紙ユニットが構成される。
【0060】
また、IDタグ26に記録されているシール紙Sの枚数情報に基づいて、シール紙Sを使用するごとに枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの枚数を把握することが可能となる。よって、残りの枚数が少なくなってきた際に、これを警告するような構成としておけば、ユーザの利用中にシール紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。なお、枚数をカウントダウンする際には、IDタグ26に記録されているシール紙Sの枚数情報も書き換えるようにする。これにより、シール紙Sを使い切った場合には、IDタグ26に記録されている枚数情報も0となり、このIDタグ26を無効にすることが可能となる。
【0061】
IDタグ26としては、無線によりデータ通信を行うことが可能な非接触型IDタグと、端子が設けられた接触型IDタグとがあり、IDタグリーダ/ライタ25としては、これらのどちらか一方あるいは両方に対応したものとなる。
【0062】
IDタグリーダ/ライタ25及びプリンタ27を含んでプリント装置が構成されており、このプリント装置に対して、プリントすべき画像の出力媒体となるシール紙S、及びIDタグ26が1組となってセットされるようになっている。
【0063】
プリンタ27(プリント手段)は、カメラ11で撮影された画像や、さらにこの画像に落書きが施された画像等の出力すべきプリント画像データが制御装置21から送られてくると、そのプリント画像データに基づく画像をシール紙Sにプリントするものである。シール紙Sとしては、剥離紙をはがすことによりシールとして貼り付けられるものがよく用いられる。なお、シール紙Sの代わりに、シール状ではない通常の用紙を用いてもよい。
【0064】
なお、ここではIDタグリーダ/ライタ25やプリンタ27を含めた写真撮影プリント装置1について説明しているが、これらを備えない単なる写真撮影装置も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0065】
ユーザの操作により、各柱状部材18bの長手方向dの位置を個別に変更し、壁面18aの立体形状を変形させる場合の各部の動作について説明する。まず、制御装置21は、記憶装置22に記憶されている情報に基づいて撮影画面用ディスプレイ13に壁面構成部18の操作情報(背景操作情報)を表示する。ユーザは、撮影画面用ディスプレイ13に表示された背景操作情報に基づいて、撮影画面用入力スイッチ19(入力受付手段)により各柱状部材18bの長手方向dの位置を定めるための操作入力(背景操作入力)を行う。制御装置21(制御手段)は、撮影画面用入力スイッチ19にて受け付けた背景操作入力に基づいて、駆動部18cによる各柱状部材18bの長手方向dの移動を制御する。
【0066】
図4は、背景操作情報を表示しているときの撮影画面用ディスプレイ13での表示内容を示す図面である。この表示には、柱状部材18b…を実際の配置に則して平面的に表示する平面表示領域13a、壁面18aの立体形状を3次元的に表示する3次元表示領域13b、背景操作入力を受け付ける制限時間をカウントダウン表示する制限時間表示領域13c、指定した柱状部材18bの位置を初期値に戻すための「消しゴム」ボタン13d、1回前の操作を取り消すための「やりなおし」ボタン13e、全てを初期状態に戻すための「はじめからやりなおし」ボタン13f、指定した柱状部材18bを引き出すための「引っ張る」ボタン13g、指定した柱状部材18bを押し込めるための「へこます」ボタン13h、及び背景操作を終了するための「終了」ボタン13iが含まれている。3次元表示領域13bの表示は、カメラ11などによって壁面構成部18を撮影した画像又は映像であってもよい。
【0067】
なお、図4に示した撮影画面用ディスプレイ13の表示に基づいて撮影画面用入力スイッチ19により入力を行う場合には、撮影画面用入力スイッチ19に含まれる「矢印スイッチ」をユーザが押すことによりカーソル(図示せず)を移動させて撮影画面用ディスプレイ13に表示されているボタン等を選択し、撮影画面用入力スイッチ19に含まれている「決定スイッチ」をユーザが押すことにより選択されたボタンが押されることになる。なお、撮影画面用ディスプレイ13がタッチパネル一体型ディスプレイである場合には、撮影画面用ディスプレイ13の表示面を直接押すことで表示されているボタンを押すことができる。
【0068】
ある柱状部材18bを本体2側に引き出したい場合には、ユーザは、「引っ張る」ボタン13gを押し、続いて対象となる柱状部材18bの平面表示領域13aでの位置を押す。これにより、対象となった柱状部材18bが所定の単位移動量だけ本体2側に移動する。なお、さらに対象となった柱状部材18bを移動させたい場合には、対象となる柱状部材18bの平面表示領域13aでの位置を複数回押せばよい。ここでは、撮影画面用入力スイッチ19により各柱状部材18bの移動量を入力するようになっているが、各柱状部材18bの長手方向dの位置(座標)を直接指定して入力できるようになっていてもよい。
【0069】
また、移動した柱状部材18bに対応する平面表示領域13aの部分は、初期状態の位置を示す表示(図4では片側斜線)より突出したことを示す表示(図4では両側斜線)に変化する。つまり、平面表示領域13aでは、柱状部材18b…の長手方向dの位置を表示色や表示階調に対応付けて表示する。また、3次元表示領域13bの表示にも柱状部材18b…の移動が反映される。
【0070】
逆に、ある柱状部材18bを押し込めたい場合には、ユーザは、「へこます」ボタン13hを押し、続いて対象となる柱状部材18bの平面表示領域13aでの位置を押す。これにより、対象となった柱状部材18bが単位移動量分本体2側とは反対側に移動し、平面表示領域13aや3次元表示領域13bの表示に反映される。
【0071】
このように、撮影画面用入力スイッチ19は、各柱状部材18bの移動量又は位置の入力を受け付け、制御装置21は、撮影画面用入力スイッチ19にて受け付けた入力に基づいて、駆動部18cによる各柱状部材18bの長手方向dの移動を制御する。これにより、ユーザが各柱状部材18bの移動量又は位置を入力することにより、その入力値に応じた壁面18aの立体形状を実現することができる。このように、写真撮影プリント装置1では、落書き感覚の操作によって壁面18aの立体形状の変形を行うことができるようになり、操作の娯楽性を向上させることができる。
【0072】
なお、上記では、ユーザが各柱状部材18bの長手方向dの位置を1つずつ設定していく場合について説明したが、予め定められた、つまり「できあい」の立体形状をユーザが選択するようになっていてもよい。そのためには、記憶装置22(記憶手段)に、各柱状部材18bの長手方向dの位置の組合せを複数通り記憶させておく。そのためには、例えば、柱状部材18b…の位置を(x,y)座標とし、各柱状部材18bの長手方向dの位置をz座標とした3次元座標として記憶すればよい。この各組合せ(座標情報)は、壁面18aの1つの立体形状に対応することになる。これにより、予め設定した壁面18aの立体形状を上記座標情報として記憶装置22に記憶しておくことができるようになる。
【0073】
そして、制御装置21は、記憶装置22に記憶されている座標情報に基づいて撮影画面用ディスプレイ13の平面表示領域13aや3次元表示領域13bに壁面18aの立体形状を表示し、ユーザに1つの座標情報を選択させる。撮影画面用入力スイッチ19は、上記複数通りの組合せから1つの組合せを選択するためのユーザによる入力を背景操作入力として受け付ける。
【0074】
そして、制御装置21は、撮影画面用入力スイッチ19にて受け付けた背景操作入力により選択された座標情報に基づいて、駆動部18cによる各柱状部材18bの長手方向dの移動を制御する。
【0075】
この場合、ユーザは、上記複数通りの座標情報の中から1つの座標情報を選択することによって、容易に、予め設定されている壁面18aの立体形状を実現することができるようになる。
【0076】
なお、写真撮影プリント装置1は、ユーザが各柱状部材18bの長手方向dの位置を1つずつ設定していく上記背景操作(マニュアル操作)と、ユーザが予め定められた立体形状を選択する上記背景操作(オート操作)との一方を実行できてもよく、両方を実行できてもよい。両方を実行できる場合には、何れの操作を行うかをユーザに選択させることができる。また、オート操作により形成された壁面18aの立体形状を、その後、マニュアル操作によってアレンジできるようにすることもできる。ここでは、写真撮影プリント装置1は、マニュアル操作とオート操作との両方を実行でき、何れの操作を行うかをユーザに選択させるとともに、オート操作を選択した場合には、マニュアル操作によるアレンジも可能であるものとする。
【0077】
次に、写真撮影プリント装置1における処理の流れ(ゲームの流れ)について図5に基づいて説明する。ユーザが写真撮影プリント装置1を利用する際には、まずコイン投入部15に所定金額のコインを投入する。課金処理部23は、所定金額分のコインが投入されたことを確認し(ステップS1)、写真撮影プリント装置1によるゲームを開始する。
【0078】
ゲームが開始されると、まず、背景を決定する処理を行う。この処理では、まず、マニュアル操作又はオート操作、つまり壁面18aの立体形状を最初から作成するか、予め設定されたものから選択するかをユーザに選択させる(ステップS2)。
【0079】
ユーザがマニュアル操作を選択した場合には、制御装置21が撮影画面用ディスプレイ13に図4のような背景操作情報を表示し、撮影画面用入力スイッチ19により各柱状部材18bを操作するための入力を受け付ける(ステップS3)。このとき、ユーザは、撮影画面用ディスプレイ13の表示に基づいて各柱状部材18bの長手方向dの位置を操作し、壁面18aの立体形状を作成する。そして、ユーザにより各柱状部材18bの長手方向dの位置が操作されるたびに、つまりリアルタイムで、実際に柱状部材18bを移動させるとともに、撮影画面用ディスプレイ13の平面表示領域13aや3次元表示領域13bにおける壁面18aの立体形状の表示を更新し、ユーザに確認させる(ステップS4)。したがって、ユーザは壁面18aの立体形状を立体的に意識しながら背景操作を進めることができる。このステップS3及びS4は、背景操作の終了、つまり、ユーザにより背景操作を終了するための「終了」ボタン13iが押されるか、背景操作の制限時間がオーバするまで繰り返される(ステップS5)。
【0080】
ステップS2において、ユーザがオート操作を選択した場合には、制御装置21が撮影画面用ディスプレイ13に予め設定された壁面18aの立体形状の一覧を表示し、撮影画面用入力スイッチ19によりその選択を受け付ける(ステップS6)。そして、選択した壁面18aの立体形状に対してアレンジを施すか否かをユーザに選択させ(ステップS7)、アレンジを施す場合にはステップS3へ、アレンジを施さない場合には、ステップS5へ進む。
【0081】
なお、上記ステップS3及びS6は、撮影画面用入力スイッチ19により、各柱状部材18bの長手方向dの位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付ステップであり、上記ステップS4は、撮影画面用入力スイッチ19にて受け付けた入力に基づいて、駆動部18cによる各柱状部材18bの長手方向dの移動を制御する移動制御ステップである。
【0082】
上記ステップS2からS7により、壁面18aの立体形状が決定され、カメラ11による撮影の背景が決まる。その後、カメラ11による撮影処理(ステップS8)が行われる。撮影処理では、ユーザは、自ら作成又は選択した背景の前でカメラ11に向かってポーズをとるなどし、撮影画面用ディスプレイ13に表示されるライブビューを見ながら背景と自分の位置を調節・決定した後、撮影開始ボタンを押す。撮影開始ボタンが押されると、撮影画面用ディスプレイ13に「5」、「4」、「3」、「2」、「1」とカウントダウンが表示され、写真撮影が行われる。
【0083】
なお、カメラ11による撮影の際には、壁面18aに直交する方向から撮影するより、壁面18aに対して傾斜した方向から撮影した方が、壁面18aの立体形状をより強調することができる。また、前面照明装置12・12の一方のみを発光させることにより、壁面18aの立体形状による陰影をつけて立体形状を強調することもできる。
【0084】
そして、落書面14・14による落書処理(ステップS9)が行われる。落書処理では、ユーザは撮影室3から本体2の背面側に移動し、落書面14・14に表示された撮影画像に対して、ペン、スタンプ、ブラシなどを用いて絵柄などを書き込んでいく。
【0085】
そして、シール分割数選択処理(ステップS10)及びプリント処理(ステップS11)が行われる。シール分割数選択処理では、シール紙にプリントする画像の大きさや配置をユーザが決定し、プリントを開始する。プリント開始後、ユーザは、写真シール排出口16付近の写真シール排出待ち位置に移動し、落書きを施した撮影画像のプリントされた写真シールが排出されてくるのを待つ。写真シールが排出されることで、写真撮影プリント装置1による全ての接客処理が終了する。
【0086】
次に、上記オート操作においてユーザが選択するための予め定められた立体形状(サンプル形状)の例について説明する。図6及び図7は、それぞれ上記サンプル形状の例を示す図面であり、図6(a)から図6(c)、図7(a)から図7(c)は、それぞれ図2(a)から図2(c)に対応する図面である。
【0087】
サンプル形状としては、例えば「岩山」、「椅子」、「踏み台」、「津波」、「洞窟」、「パンダ」などの形状や、任意の文字を立体的に表す形状などが考えられる。
【0088】
図6は、サンプル形状として「踏み台」の形状が選択された場合を示している。この場合、壁面構成部18の下部に位置する柱状部材18b…が、初期位置(図6において片側斜線を付した柱状部材18b…の位置)より突出した形状になり、この突出した柱状部材18b…(図6において両側斜線を付した柱状部材18b…)により「踏み台」の形状が表現される。この場合、ユーザは、突出した柱状部材18b…にて形成された「踏み台」の上に登ったり、座ったり、寝そべったりして撮影を楽しむことができる。このように、柱状部材18b…はユーザを支える役割をも担うことができる。
【0089】
図7は、サンプル形状として「洞窟」の形状が選択された場合を示している。この場合、壁面構成部18の上部及び両端に位置する柱状部材18b…が、初期位置(図7において片側斜線を付した柱状部材18b…の位置)より突出した形状になり、この上部において突出した柱状部材18b…(図7において両側斜線を付した柱状部材18b…)により「洞窟」の天井部分が表現され、両端において突出した柱状部材18b…(図7において両側斜線を付した柱状部材18b…)により「洞窟」の壁が表現される。ユーザは、突出した柱状部材18b…にて形成された「洞窟」にもたれるなどして撮影を楽しむことができる。このように、柱状部材18b…はユーザを支える役割をも担うことができる。
【0090】
さらに、図示しないが、サンプル形状として「パンダ」の形状が選択された場合には、パンダの輪郭部分に相当する柱状部材18b…が突出するとともに、目の部分や体の特徴部分に相当する柱状部材18b…が適宜凹凸感を表現するように突出量が調整される。なお、「パンダ」のようにある程度複雑な形状を表現するためには、各柱状部材18bの先端面Eの面積を小さくし、柱状部材18b…の数を多くして形状を表現するための解像度を高くすることが望ましい。
【0091】
なお、上記では、駆動部18cにより柱状部材18b…が移動されて長手方向dの位置が変更される構成について説明したが、各柱状部材18bは、ユーザによって加えられる外力によって長手方向dに移動することで、長手方向dの位置が変更可能に設けられていてもよい。この場合、ユーザが各柱状部材18bを直接引き出したり、押し込んだりすることによって柱状部材18b…の長手方向dの位置を変更することができる。
【0092】
このように、ユーザが各柱状部材18bを直接引き出したり、押し込んだりすることで壁面18aの立体形状を変形する場合、直感的な操作で形状を変形することができるので、操作がわかりやすく、かつ、ユーザが実際に壁面18aに触れて自らの手で形状を作り上げる達成感を盛り上げることができる。
【0093】
この場合、背景操作処理中は、撮影画面用ディスプレイ13に「直接背景を見ながら手で背景を押したり引いたりしてね!そうすれば背景の形を変えられるよ。」などのメッセージを表示してもよい。また、「形状を整える」といったボタンを撮影画面用ディスプレイ13に表示して、このボタンをユーザが押すことで、ユーザが形成した壁面18aの立体形状の凹凸をなだらかにする機能をもたせてもよい。この機能を実現するためには、各柱状部材18bの位置を認識する手段を設けてユーザの設定した各柱状部材18bの位置を制御装置21で認識するとともに、制御装置21においてその位置を再設定し、駆動部18cを制御して各柱状部材18bを再設定した位置に移動させればよい。制御装置21における上記再設定は、例えばグレースケール画像を滑らかにするための一般的な画像処理の手法を適用することができる。
【0094】
また、上記では、撮影画面用入力スイッチ19からの入力に基づいて制御装置21が駆動部18cを制御し、柱状部材18b…の位置が変更される構成について説明したが、撮影画面用入力スイッチ19からの入力の代わりに、カメラ11からの入力に基づいて制御装置21が駆動部18cを制御することも考えられる。つまり、制御装置21により、カメラ11にて撮影した撮影画像データを取得し、そのカラー画像をグレースケール画像データに変換し、このグレースケールの明るさの値に応じて壁面18aを凹凸させることが考えられる。例えば、撮影画像データの画素と、柱状部材18b…とを対応付けておき、画素の明るさの値に比例するように柱状部材18b…を突出させるようにする。
【0095】
そのためには、カメラ11(画像データ生成手段)により、物体を撮影して画像データを生成し、制御装置21(制御手段)により、上記物体の形状を壁面18aに反映すべく、カメラ11の生成した画像データに基づいて、駆動部18cによる各柱状部材18bの長手方向dの移動を制御するように構成すればよい。
【0096】
これにより、例えばユーザの顔やユーザの持ち込んだぬいぐるみをカメラ11にて撮影し、撮影したユーザの顔やぬいぐるみの形状を壁面18aの立体形状として表現させることができる。したがって、上記サンプル形状にとどまらない様々な形状を容易に壁面18aに形成することができる。例えば、口を大きく開けたユーザの顔をカメラ11にて撮影し、その形状を壁面18aの立体形状とし、その前にユーザが立つことで、ユーザがユーザ自身に食べられそうになっているような写真を撮影することもできる。
【0097】
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態の写真撮影プリント装置101は、第1の実施形態における写真撮影プリント装置1の壁面構成部18の構成が異なっている点以外は、写真撮影プリント装置1と同一の構成である。したがって、ここでは壁面構成部18の代わりに写真撮影プリント装置101に設けられている壁面構成部110について説明する。
【0098】
図8は、壁面構成部110の構成を説明するための図面であり、図8(a)から図8(c)はそれぞれ実施形態1における図2(a)から図2(c)に対応する図面である。なお、図8(a)から図8(c)では、実施形態1にて説明した構成要素と同一の構成要素に、同一符号を用いている。
【0099】
壁面構成部110(壁面構成手段)は、壁面110aを構成する第1面Aを有する面状部材111と、この面状部材111における第1面Aとは反対の面、つまり、カメラ11側とは反対側の面である第2面Bに対向し、かつ、前記第2面Bとは離間して配置された保持部材112とを備えている。
【0100】
面状部材111の第1面Aを構成する第1層111aは、層方向に伸縮自在、かつ、弾力性を有して伸縮した場合に復元力を生じる素材(例えば、トランポリン(登録商標)に用いられるようなゴム状素材など)からなり、外力によって容易にへこますことができる。
【0101】
面状部材111の第2面Bを構成する第2層111bは、後述する保持部材112の第1層112aと着脱自在の素材(例えば、マジックテープ(登録商標)のフック状テープ又はパイル状テープなど)であり、第1層111aの第1面Aとは反対側の面に貼り付けられている。なお、第2層111bも第1層111aとともに伸縮自在になっている。
【0102】
これにより、壁面110aにユーザが外力を加えることにより、面状部材111を容易にへこますことができ、壁面110aを立体的に変形することができる。
【0103】
保持部材112は、表面層112a及び基材112bを備えている。表面層112aは、上記面状部材111の第2層111bとペアであり、第2層111bと着脱自在の素材(例えば、マジックテープ(登録商標)のパイル状テープ又はフック状テープなど)である。したがって、表面層112aは、面状部材111の第2層111bが接触することにより、その接触部分において第2層111bと接合する。
【0104】
基材112bは、ユーザによる外力が加わったとしても容易に変形しない素材(例えば、鉄板など)からなり、撮影室3に固定されている。基材112bの面状部材111側の面には、上記表面層112aが貼り付けられている。したがって、変形した面状部材111の第2層111bが表面層112aに接合した場合、復元力によって面状部材111が平面状態に戻ろうとする力に反して基材112bにより面状部材111の変形を保持することができる。
【0105】
この壁面構成部110では、ユーザが背景としての壁面110aに外力を加えることにより、その外力が加えられた壁面110aの部分が変形して陥没したように見えるとともに、その変形が保持されることになる。したがって、比較的簡単な構成で壁面110aの立体形状の変形を実現することができる。なお、壁面110aの立体形状とは、壁面110aにより立体的に表現される形状を指す。
【0106】
また、壁面構成部110では、壁面110aを「押す」、「殴る」、「蹴る」といったユーザの動作によっても壁面110aの立体形状の変形が可能になる。これにより、壁面110aの立体形状を変形させるためのユーザによる操作を多様化することができ、娯楽性を向上させることができる。また、ユーザの「殴る」、「蹴る」といった動作を受け止めることができることで、ユーザのストレスを発散させる効果も期待できる。
【0107】
なお、一旦接合された面状部材111の第2層111bと保持部材112の表面層112aとは、面状部材111を手前に引っ張ることによって剥離できるようになっている。また、面状部材111と保持部材112との間を走査可能な棒状の部材を設け、撮影終了後に、上記棒状の部材を走査させることにより、第2層111bと表面層112aとの接合を解除し、面状部材111をもとの平面状態に自動的に復帰させるようにしてもよい。
【0108】
壁面構成部110では、もともと平面状態にある壁面110aをへこますことしかできず、実施形態1の壁面構成部18のように壁面18aを突出させることはできず形状の自由度は低下することになるが、背景をよりリアルに「陥没」させるといった新たな形状を実現できる。
【0109】
ここでは、壁面構成部110を撮影室3の一面のみに設けた構成について説明したが、壁面構成部110を他の位置にも設けてもよい。例えば、撮影室3の出入口、機械操作面、照明面、天井面などを除く撮影室3の前面に壁面構成部110を設けてもよい。
【0110】
以上のように、写真撮影プリント装置1・101は、被写体を撮影するカメラ11と、カメラ11により被写体を撮影するときの背景となる壁面18a・110aを構成するための壁面構成部18・110とを含んでおり、この壁面構成部18・110は、ユーザの操作に基づいて立体形状が変形し、かつ、変形された立体形状を保持できる壁面18a・110aを有している。
【0111】
これにより、ユーザは、撮影前に壁面18a・110aの立体形状を好みの形状に設定しておいて撮影することで、ユーザの設定した立体形状を有する背景を用いて撮影することができる。したがって、立体形状を好みの形状に設定した背景を用いた撮影による、立体感のある背景を有する画像の撮影が可能になる。また、この写真撮影プリント装置1を、プリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる装置に用いることにより、撮影前に背景の立体形状を好みの形状に設定するという新たな遊びの形態を提供することができるようになる。その結果、得られる撮影画像の多様性、操作の娯楽性を向上させることができ、ユーザの満足度の向上を図ることができるようになる。
【0112】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0113】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の写真撮影装置は、壁面構成手段が、ユーザの操作に基づいて立体形状が変形し、かつ、変形された立体形状を保持できる壁面を有する構成である。
【0114】
これにより、ユーザは、撮影前に壁面の立体形状を好みの形状に設定しておいて撮影することで、ユーザの設定した立体形状を有する背景を用いて撮影することができる。
【0115】
したがって、上記の構成では、立体形状を好みの形状に設定した背景を用いた撮影による、立体感のある背景を有する画像の撮影が可能になる。また、この写真撮影装置を、例えばプリント倶楽部(登録商標)の名称で知られる写真撮影プリント装置に用いることにより、撮影前に背景の立体形状を好みの形状に設定するという新たな遊びの形態を提供することができるようになる。
【0116】
その結果、得られる撮影画像の多様性、操作の娯楽性を向上させることができ、ユーザの満足度の向上を図ることができるようになる。
【0117】
本発明の請求項2に記載の写真撮影装置は、請求項1に記載の写真撮影装置において、壁面構成手段は、少なくとも先端面が壁面を構成できるように配置され、かつ、長手方向の位置が個別に変更可能に設けられている複数の柱状部材を備えており、各柱状部材の長手方向の位置が個別に変更されることにより、壁面の立体形状の変形が可能である。
【0118】
したがって、各柱状部材の先端面により形成される凹凸により壁面の立体形状を形成することができる。これにより、比較的簡単な構成で壁面の立体形状の変形を実現することができる。
【0119】
本発明の請求項3に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、各柱状部材は、外力によって移動することで長手方向の位置が変更可能に設けられていてもよい。
【0120】
上記の構成では、ユーザが柱状部材を引き出したり、押し込んだりすることによって柱状部材の長手方向の位置を容易に変更することができる。また、上記の構成では、ユーザが実際に壁面に触れて壁面の立体形状を変形することができる。
【0121】
本発明の請求項4に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、壁面構成手段は、各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付手段と、入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、移動手段による各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、を備えていてもよい。
【0122】
これにより、柱状部材の長手方向の移動による壁面の立体形状の変形を自動化することができるとともに、落書き感覚の操作によって壁面の立体形状の変形を行うことができるようになり、操作の娯楽性を向上させることができる。
【0123】
本発明の請求項5に記載の写真撮影装置は、請求項4に記載の写真撮影装置において、入力受付手段は、各柱状部材の位置又は移動量の入力を受け付け、制御手段は、入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、移動手段による各柱状部材の長手方向の移動を制御してもよい。
【0124】
上記の構成では、ユーザが各柱状部材の位置又は移動量を入力することにより、その入力値に応じた壁面の立体形状を実現することができる。
【0125】
なお、本発明の請求項11に記載の写真撮影装置の制御方法は、請求項4又は5に記載の写真撮影装置の制御方法であって、入力受付手段により、各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付ステップと、制御手段により、入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、移動手段による各柱状部材の長手方向の移動を制御する移動制御ステップと、を含んで構成することができる。
【0126】
本発明の請求項6に記載の写真撮影装置は、請求項4に記載の写真撮影装置において、各柱状部材の長手方向の位置の組合せを複数通り記憶する記憶手段を備え、入力受付手段は、複数通りの組合せから1つの組合せを選択するための入力を受け付け、制御手段は、入力受付手段にて受け付けた入力により選択された組合せに基づいて、移動手段による各柱状部材の長手方向の移動を制御してもよい。
【0127】
これにより、ユーザは、上記複数通りの組合せの中から1つの組合せを選択することによって、容易に、予め設定されている壁面の立体形状を実現することができる。
【0128】
本発明の請求項7に記載の写真撮影装置は、請求項2に記載の写真撮影装置において、壁面構成手段は、各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、物体を撮影して画像データを生成する画像データ生成手段と、物体の形状を壁面に反映すべく、画像データ生成手段の生成した画像データに基づいて、移動手段による各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、を備えていてもよい。
【0129】
これにより、例えばユーザの顔やユーザの持ち込んだぬいぐるみなどの形状を壁面に反映させることができるようになり、壁面の多様な形状を形成することができる。
【0130】
本発明の請求項8に記載の写真撮影装置は、請求項1に記載の写真撮影装置において、壁面構成手段は、壁面を構成する第1面を有する、立体的に変形可能な面状部材と、面状部材における第1面とは反対の面である第2面に対向し、かつ、第2面とは離間して配置され、第2面が接触することにより当該接触部分において第2面と接合して面状部材の変形を保持可能な保持部材と、を備えていてもよい。
【0131】
これにより、比較的簡単な構成で壁面の立体形状の変形を実現することができる。また、上記の構成では、面状部材を殴る、蹴るといったユーザの動作によっても壁面の立体形状の変形が可能になり、壁面の立体形状を変形させるためのユーザによる操作を多様化することができ、娯楽性を向上させることができる。
【0132】
本発明の請求項9に記載の写真撮影プリント装置は、請求項1から8の何れか1項に記載の写真撮影装置と、撮影手段にて撮影した撮影画像を含む画像をプリント紙にプリントするプリント手段とを備えることを特徴としている。このように、上記写真撮影装置にプリント手段を備えることによって写真撮影プリント装置を構成することができる。
【0133】
本発明の請求項10に記載のプリント紙ユニットは、請求項9に記載の写真撮影プリント装置に用いられるプリント紙ユニットであって、画像がプリントされるプリント紙と、プリント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、写真撮影プリント装置に備えられた識別情報読み取り手段によって、識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その内容が確認された上でプリント手段によりプリント紙に画像がプリントされることを特徴としている。
【0134】
上記の構成によれば、写真撮影プリント装置において指定されているプリント紙以外は使用できないように設定することが可能となる。また、識別情報に用紙枚数情報を含ませることによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。さらに、識別情報に用紙種類情報を含ませることによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における写真撮影プリント装置の外観を示す図面であり、(a)は写真撮影プリント装置を上方からみた図面、(b)は写真撮影プリント装置の背面を示す図面、(c)は写真撮影プリント装置の側面を示す図面、(d)は写真撮影プリント装置の撮影室内の正面を示す図面である。
【図2】図1の写真撮影プリント装置における壁面構成部の機能を説明するための図面であり、(a)及び(b)は図1(a)及び図1(c)にそれぞれ対応する図面であって、(c)はカメラからみた撮影室を示す図面である。
【図3】図1の写真撮影プリント装置における制御系のブロック構成を示すブロック図である。
【図4】図1の写真撮影プリント装置における撮影画面用ディスプレイで、背景操作情報を表示しているときの表示内容を示す図面である。
【図5】図1の写真撮影プリント装置における処理の流れ(ゲームの流れ)を示すフローチャートである。
【図6】図1の写真撮影プリント装置に予め設定されている壁面のサンプル形状の例を示す図面であり、(a)から(c)はそれぞれ図2(a)から図2(c)に対応する図面である。
【図7】図1の写真撮影プリント装置に予め設定されている壁面のサンプル形状の他の例を示す図面であり、(a)から(c)はそれぞれ図2(a)から図2(c)に対応する図面である。
【図8】本発明の第2の実施形態における写真撮影プリント装置の外観を示す図面であり、(a)から(c)はそれぞれ図2(a)から図2(c)に対応する図面である。
【符号の説明】
1 写真撮影プリント装置
2 本体
3 撮影室
11 カメラ(撮影手段)
12 前面照明装置
13 撮影画面用ディスプレイ
14 落書面
15 コイン投入部
16 写真シール排出口
17 幕
18 壁面構成部(壁面構成手段)
18a 壁面
18b 柱状部材
18c 駆動部(移動手段)
19 撮影画面用入力スイッチ(入力受付手段)
21 制御装置(制御手段)
22 記憶装置(記憶手段)
23 課金処理部
24 電源装置
25 IDタグリーダ/ライタ(識別情報読み取り手段)
26 IDタグ(識別媒体)
27 プリンタ(プリント手段)
S シール紙(プリント紙)
101 写真撮影プリント装置
110 壁面構成部(壁面構成手段)

Claims (11)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により前記被写体を撮影するときの背景となる壁面を構成するための壁面構成手段とを含む写真撮影装置において、
    前記壁面構成手段は、ユーザの操作に基づいて立体形状が変形し、かつ、変形された立体形状を保持できる壁面を有することを特徴とする写真撮影装置。
  2. 前記壁面構成手段は、少なくとも先端面が前記壁面を構成できるように配置され、かつ、長手方向の位置が個別に変更可能に設けられている複数の柱状部材を備えており、
    前記各柱状部材の長手方向の位置が個別に変更されることにより、前記壁面の立体形状の変形が可能であることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
  3. 前記各柱状部材は、外力によって移動することで長手方向の位置が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の写真撮影装置。
  4. 前記壁面構成手段は、前記各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、
    前記各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の写真撮影装置。
  5. 前記入力受付手段は、前記各柱状部材の位置又は移動量の入力を受け付け、
    前記制御手段は、前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御することを特徴とする請求項4に記載の写真撮影装置。
  6. 前記各柱状部材の長手方向の位置の組合せを複数通り記憶する記憶手段を備え、
    前記入力受付手段は、前記複数通りの組合せから1つの組合せを選択するための入力を受け付け、
    前記制御手段は、前記入力受付手段にて受け付けた入力により選択された組合せに基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御することを特徴とする請求項4に記載の写真撮影装置。
  7. 前記壁面構成手段は、前記各柱状部材を長手方向に移動させる移動手段を備え、
    物体を撮影して画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記物体の形状を前記壁面に反映すべく、前記画像データ生成手段の生成した画像データに基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の写真撮影装置。
  8. 前記壁面構成手段は、前記壁面を構成する第1面を有する、立体的に変形可能な面状部材と、
    前記面状部材における前記第1面とは反対の面である第2面に対向し、かつ、前記第2面とは離間して配置され、前記第2面が接触することにより当該接触部分において前記第2面と接合して前記面状部材の変形を保持可能な保持部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の写真撮影装置と、
    前記撮影手段にて撮影した撮影画像を含む画像をプリント紙にプリントするプリント手段とを備えることを特徴とする写真撮影プリント装置。
  10. 請求項9に記載の写真撮影プリント装置に用いられるプリント紙ユニットであって、
    画像がプリントされるプリント紙と、前記プリント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、
    前記写真撮影プリント装置に備えられた識別情報読み取り手段によって、前記識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その内容が確認された上で前記プリント手段により前記プリント紙に画像がプリントされることを特徴とするプリント紙ユニット。
  11. 請求項4又は5に記載の写真撮影装置の制御方法において、
    前記入力受付手段により、前記各柱状部材の長手方向の位置を定めるためのユーザからの入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記制御手段により、前記入力受付手段にて受け付けた入力に基づいて、前記移動手段による前記各柱状部材の長手方向の移動を制御する移動制御ステップと、
    を含むことを特徴とする写真撮影装置の制御方法。
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