JP2003219328A - 画像印刷装置および方法、印刷媒体、プログラム、並びに印刷媒体ユニット - Google Patents

画像印刷装置および方法、印刷媒体、プログラム、並びに印刷媒体ユニット

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JP2003219328A
JP2003219328A JP2002012022A JP2002012022A JP2003219328A JP 2003219328 A JP2003219328 A JP 2003219328A JP 2002012022 A JP2002012022 A JP 2002012022A JP 2002012022 A JP2002012022 A JP 2002012022A JP 2003219328 A JP2003219328 A JP 2003219328A
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JP
Japan
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image
pen
stamp
user
editing
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Pending
Application number
JP2002012022A
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English (en)
Inventor
Naohito Shiki
尚仁 志岐
Koki Imai
弘毅 今井
Hiroaki Onishi
宏明 大西
Shuichi Kawamoto
修一 河本
Takeshi Ishibashi
武志 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で複雑な編集作業を行うことがで
きるようにする。 【解決手段】 編集用入力モニタ18に表示される編集
画面には、編集対象画像が編集対象画像表示部111に
表示され、様々な入力ツールで落書きするときに選択さ
れるペンボタン122乃至128、および、図示せぬス
タンプボタンの入力ツールを表示させるときに選択され
るモード切替ボタン121が配置されている。ユーザ
は、ペンボタン122乃至128、もしくは図示せぬス
タンプボタンのいずれかを選択することにより、編集対
象画像表示部111に表示されている所定の画像に対し
て、好みの落書きを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像印刷装置およ
び方法、印刷媒体、プログラム、並びに印刷媒体ユニッ
トに関し、特に、例えば、撮影した画像を、娯楽性を持
って編集することができるようにした画像印刷装置およ
び方法、印刷媒体、プログラム、並びに印刷媒体ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラでユーザを撮影し、これを
予め用意されたフレーム画像と合成してシールシートや
シール紙などに印刷して提供する、例えば、写真シール
自動販売機(プリントクラブ(商標)など)に代表され
る画像印刷装置が知られている。
【0003】そして、この画像印刷装置には、ユーザ
が、撮影された画像上に付属のペンで任意の文字や図形
などを編集(いわゆる落書き)することができるように
なされているものも存在する。
【0004】また最近では、撮影された画像上に、より
複雑な編集を行うことができるようにするため、画像印
刷装置に様々な落書き機能が追加されている。これによ
り、ユーザは、撮影された画像上に、より複雑な編集を
行うことができるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、様々な
落書き機能を編集画面に表示させることによって、ユー
ザの操作が煩雑になる課題があった。
【0006】従って、ユーザの間では、このような画像
印刷装置に対して、様々な落書き機能の追加を期待して
いる反面、複雑な編集作業を簡単な操作で行えるように
することを望んでいる。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、撮影した画像に対して、簡単な操作で、複
雑な編集作業を行うことができるようにするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像印刷装置
は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影
された被写体の画像、および、画像を編集するための複
数のペンツールもしくはスタンプツールの表示を制御す
る表示制御手段と、表示制御手段により表示が制御され
ている複数のペンツールもしくはスタンプツールのう
ち、ユーザによる操作に基づいて、所定の入力ツールを
選択する選択手段と、選択手段により選択された所定の
入力ツールにより、表示制御手段により表示が制御され
ている画像を編集する編集手段とを備え、ペンツールお
よびスタンプツールは、所定の模様画像を描画するツー
ルであり、編集手段は、表示制御手段により表示が制御
されている画像上に、ユーザによるスタンプツールの操
作に基づいて、所定の模様画像の色もしくは形状を変化
させて描画することを特徴とする。
【0009】撮影手段は、例えば、いわゆるディジタル
カメラなどの撮影装置により構成され、表示制御手段
は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display),CRT(Catho
de RayTube)などにより構成され、選択手段は、例え
ば、画像印刷装置の動作を制御するCPU、表示プロセッ
サ、およびタッチパネルにより構成され、編集手段は、
例えば、画像印刷装置の動作を制御するCPUなどにより
構成される。
【0010】ペンツールは、例えば、図14のペンボタ
ン122乃至128により構成され、スタンプツール
は、例えば、図30のスタンプボタン172乃至177
により構成される。
【0011】ユーザは、表示制御手段により表示が制御
されているペンボタン122乃至128、もしくはスタ
ンプボタン172乃至177のいずれかを選択し、表示
が制御されている撮影された画像に対して、好みの文字
や図形などを書き込む(編集する)。
【0012】所定の模様画像は、例えば、テクスチャ、
色、文字、もしくはデザインである。
【0013】例えば、図33に示すように、ユーザによ
る表示画面へのペンの押圧時間に応じて、スタンプ(デ
ザイン)の向きを変化させたり、また例えば、図34に
示すように、ユーザによるペンの移動に応じて、スタン
プの向きおよび色を変化させたりする。
【0014】画像印刷装置の動作を制御するCPUは、ユ
ーザの選択操作に基づいて、プログラム記憶部に記憶さ
れている所定の画像処理プログラムをRAMにロードして
実行し、ユーザにより選択された所定のテクスチャ画像
およびマスク画像を配置する。
【0015】本発明の画像印刷装置においては、被写体
が撮影され、撮影された被写体の画像、および、画像を
編集するための複数のペンツールもしくはスタンプツー
ルの表示が制御され、表示が制御されている複数のペン
ツールもしくはスタンプツールのうち、ユーザによる操
作に基づいて、所定の入力ツールが選択され、選択され
た所定の入力ツールにより、表示が制御されている画像
が編集される。そして、ペンツールおよびスタンプツー
ルにより、所定の模様画像が描画され、編集手段によ
り、表示が制御されている画像上に、ユーザによるスタ
ンプツールの操作に基づいて、所定の模様画像の色もし
くは形状が変化されて描画される。
【0016】以上のように構成することにより、撮影し
た画像に対して、簡単な操作で、複雑な編集作業を行う
ことができる。これにより、画像印刷装置は、ユーザに
対して娯楽性に富んだシールシートを提供することがで
きる。
【0017】表示制御手段は、撮影手段により撮影され
た被写体の画像と、画像を編集するための複数のペンツ
ールもしくはスタンプツールが同一画面上に表示される
ように制御するようにすることができる。
【0018】本発明の画像印刷装置には、編集手段によ
り編集された画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段
と、印刷手段により画像が印刷された印刷媒体を排出す
る排出手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0019】印刷手段は、例えば、プリンタなどにより
構成され、排出手段は、例えば、印刷されたシールを取
り出すための取り出し口などにより構成される。
【0020】排出される印刷媒体は、例えば、シールシ
ートにより構成される。
【0021】編集手段には、ユーザによるスタンプツー
ルの操作に基づいて、複数の所定の模様画像を配置させ
ることができる。
【0022】例えば、図36に示すように、ユーザによ
る表示画面へのペンの押圧時間に応じて、ペン先を中心
として、ランダムに複数のスタンプを配置させる。
【0023】本発明の画像印刷装置には、ユーザによる
ペンツールもしくはスタンプツールの操作に基づいて作
成された自作画像を登録する登録手段をさらに備えるよ
うにすることができ、編集手段には、表示制御手段によ
り表示が制御されている画像上に、登録手段により登録
された自作画像を配置もしくは描画させることができ
る。
【0024】登録手段は、例えば、表示プロセッサ、お
よびタッチパネルにより構成される。
【0025】ユーザは、ペンツールもしくはスタンプツ
ールを用いて所望の絵や文字などを描画し、登録するだ
けでなく、記録媒体に記録させることもできる。また、
描画した絵や文字の他、撮影手段により撮影された画像
をスタンプとして登録することもできる。
【0026】本発明の画像印刷装置には、表示制御手段
により表示が制御されている画像のうち、編集手段によ
り編集可能な領域を検出する検出手段をさらに備えるよ
うにすることができる。
【0027】検出手段は、例えば、画像印刷装置の動作
を制御するCPU、表示プロセッサ、およびタッチパネル
により構成される。
【0028】本発明の画像印刷装置の場合、撮影された
画像の明るさが所定の閾値以上(例えば、白色)の画素
を検出して、その範囲にのみ編集することが許可されて
いる。そのため、編集範囲を変更する場合には、ユーザ
が、検出手段により編集可能な領域を検出させる。
【0029】本発明の画像印刷装置には、被写体の撮影
距離が変更された場合における明度を補正する補正手段
をさらに備えるようにすることができる。
【0030】補正手段は、例えば、画像印刷装置の動作
を制御するCPU、RAM、およびプログラム記憶部により構
成される。すなわち、CPUは、プログラム記憶部に記憶
されているズーム値補正処理プログラムをRAMにロード
して実行する。
【0031】これにより、撮影される画像全体が暗くな
る影響を補正することができる。
【0032】本発明の画像印刷方法は、被写体を撮影す
る撮影ステップと、撮影ステップの処理により撮影され
た被写体の画像、および、画像を編集するための複数の
ペンツールもしくはスタンプツールの表示を制御する表
示制御ステップと、表示制御ステップの処理により表示
が制御されている複数のペンツールもしくはスタンプツ
ールのうち、ユーザによる操作に基づいて、所定の入力
ツールを選択する選択ステップと、選択ステップの処理
により選択された所定の入力ツールにより、表示制御ス
テップの処理により表示が制御されている画像を編集す
る編集ステップとを含み、 ペンツールおよびス
タンプツールは、所定の模様画像を描画するツールであ
り、編集ステップの処理による編集は、表示制御ステッ
プの処理により表示が制御されている画像上に、ユーザ
によるスタンプツールの操作に基づいて、所定の模様画
像の色もしくは形状を変化させて描画することを特徴と
する。
【0033】本発明の画像印刷方法においては、被写体
が撮影され、撮影された被写体の画像、および、画像を
編集するための複数のペンツールもしくはスタンプツー
ルの表示が制御され、表示が制御されている複数のペン
ツールもしくはスタンプツールのうち、ユーザによる操
作に基づいて、所定の入力ツールが選択され、選択され
た所定の入力ツールにより、表示が制御されている画像
が編集される。そして、ペンツールおよびスタンプツー
ルにより、所定の模様画像が描画され、編集手段によ
り、表示が制御されている画像上に、ユーザによるスタ
ンプツールの操作に基づいて、所定の模様画像の色もし
くは形状が変化されて描画される。
【0034】以上のように構成することにより、撮影し
た画像に対して、簡単な操作で、複雑な編集作業を行う
ことができる。これにより、画像印刷装置は、ユーザに
対して娯楽性に富んだシールシートを提供することがで
きる。
【0035】本発明の印刷媒体は、上述した画像印刷方
法により印刷されていることを特徴とする。
【0036】印刷媒体は、例えば、所定の枚数のシール
からなるシールシートとされる。このシールシートは、
それぞれが等しい大きさのシールからなるシートとする
こともできるし、様々な大きさのシールからなるシート
とすることもできる。当然、1枚の大きなシールであっ
てもよい。なお、印刷媒体は、シールシートに限定され
るものではなく、紙であってもよいし、例えば、テレホ
ンカードなどのカード、Tシャツなどの布地、熱転写シ
ール、または大型ポスタなどであってもよい。
【0037】本発明のプログラムは、被写体を撮影する
撮影ステップと、撮影ステップの処理により撮影された
被写体の画像、および、画像を編集するための複数のペ
ンツールもしくはスタンプツールの表示を制御する表示
制御ステップと、表示制御ステップの処理により表示が
制御されている複数のペンツールもしくはスタンプツー
ルのうち、ユーザによる操作に基づいて、所定の入力ツ
ールを選択する選択ステップと、選択ステップの処理に
より選択された所定の入力ツールにより、表示制御ステ
ップの処理により表示が制御されている画像を編集する
編集ステップとを含む処理をコンピュータに実行させ、
ペンツールおよびスタンプツールは、所定の模様画像を
描画するツールであり、編集ステップの処理による編集
は、表示制御ステップの処理により表示が制御されてい
る画像上に、ユーザによるスタンプツールの操作に基づ
いて、所定の模様画像の色もしくは形状を変化させて描
画することを特徴とする。
【0038】プログラムは、所定の記録媒体に記録され
て、例えば、ドライブなどにより読み出され、画像印刷
装置にインストールされる。記録媒体は、フレキシブル
ディスクなどよりなる磁気ディスク、CD-ROM(Compact D
isk Read OnlyMemory)、DVD-ROM(Digital Versatile Di
sk)などよりなる光ディスク、MD(Mini Disk)(商標)な
どよりなる光磁気ディスク、または半導体メモリなどよ
り構成される。
【0039】本発明の画像印刷装置のプログラムにおい
ては、被写体が撮影され、撮影された被写体の画像、お
よび、画像を編集するための複数のペンツールもしくは
スタンプツールの表示が制御され、表示が制御されてい
る複数のペンツールもしくはスタンプツールのうち、ユ
ーザによる操作に基づいて、所定の入力ツールが選択さ
れ、選択された所定の入力ツールにより、表示が制御さ
れている画像が編集される。そして、ペンツールおよび
スタンプツールにより、所定の模様画像が描画され、編
集手段により、表示が制御されている画像上に、ユーザ
によるスタンプツールの操作に基づいて、所定の模様画
像の色もしくは形状が変化されて描画される。
【0040】以上のように構成することにより、撮影し
た画像に対して、簡単な操作で、複雑な編集作業を行う
ことができる。これにより、画像印刷装置は、ユーザに
対して娯楽性に富んだシールシートを提供することがで
きる。
【0041】本発明の印刷媒体ユニットは、被写体を撮
影する撮影手段と、撮影手段により撮影された被写体の
画像、および、画像を編集するための複数のペンツール
もしくはスタンプツールの表示を制御する表示制御手段
と、表示制御手段により表示が制御されている複数のペ
ンツールもしくはスタンプツールのうち、ユーザによる
操作に基づいて、所定の入力ツールを選択する選択手段
と、選択手段により選択された所定の入力ツールによ
り、表示制御手段により表示が制御されている画像を編
集する編集手段とを備え、ペンツールおよびスタンプツ
ールは、所定の模様画像を描画するツールであり、編集
手段は、表示制御手段により表示が制御されている画像
上に、ユーザによるスタンプツールの操作に基づいて、
所定の模様画像の色もしくは形状を変化させて描画する
画像印刷装置において使用される印刷媒体ユニットであ
って、印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する
記憶手段を備え、記憶手段により記憶されている識別情
報が画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされ
ることを特徴とする。
【0042】記憶手段は、例えば、ICタグ、ICカード等
のメモリにより構成され、識別情報としての固有のIDを
記憶する。
【0043】このように、識別情報が認証されたときに
のみ印刷媒体ユニットが使用可能とされることにより、
本発明の画像印刷装置に対してのみ生産されたユニット
のみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使
用されることを抑制することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した、例え
ば、写真シール自動販売機に代表される画像印刷装置1
の構成例を示す斜視図である。
【0045】画像印刷装置1の筐体11の面11−1の
左上方には、硬貨投入口12が設けられており、ユーザ
が、画像印刷装置1を利用するとき、所定の金額を投入
することができるようになされている。また、面11−
1の右上方には、撮影案内用スピーカ13が設けられて
おり、ユーザに対して、各種の音声ガイダンスなどを出
力し、撮影方法(シール作成の進行方法)を案内するよ
うになされている。
【0046】面11−1の中央上方にある、所定の角度
だけ斜め上方を向いた面11−2には、例えば、CRT(Ca
thode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などよ
りなる撮影用モニタ14が設置されている。撮影用モニ
タ14は、撮影方法を案内する画面や、後述するように
撮影装置31により撮影された被写体の画像を表示す
る。
【0047】面11−2の右側には、所定の角度だけ斜
め上方を向いた面11−3Rがあり、その面には、操作
パネル15が設置されている。操作パネル15は、ユー
ザにより操作される各種の操作ボタンよりなり、例え
ば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ32のズームを
調整するときなどに操作される。操作パネル15には、
例えば、撮影用モニタ14に表示される各種の選択項目
に対して、その項目を決定するときに操作される「○ボ
タン」、決定した項目をキャンセルするときに操作され
る「×ボタン」、撮影用モニタ14に表示されるカーソ
ルなどを移動するときに操作される「+ボタン」、およ
び「−ボタン」などが配置され、そのほか、撮影の開始
を指示するときに操作される「撮影スタートボタン」な
どが適宜配置される。
【0048】また、面11−2の左右には、設置面
(床)に対してほぼ垂直な面11−4L,11−4Rが
設けられており、それぞれの面には、照明装置16−1
L,16−1Rが配置される。照明装置16−1L,1
6−1Rは、内部に発光体(フラッシュ)を有してお
り、ユーザから操作パネル15が操作されることによ
り、撮影の開始が指示され、CCDカメラ32が取り込む
画像を静止画像として記憶するとき(キャプチャすると
き)、そのタイミングに合わせて、被写体を照射する。
【0049】また、筐体11の上面の面11−5L,1
1−5Rにも、面11−4L,11−4Rと同様に照明
装置16−2L,16−2Rがそれぞれ配置されてい
る。照明装置16−2L,16−2Rは、内部に発光体
を有しており、照明装置16−1L,16−1Rが被写
体を照射するタイミングで、発光体を発光させる。照明
装置16−2L,16−2Rから照射された光(フラッ
シュ)は、フラッシュ反射板17で反射され、被写体を
照射する。すなわち、フラッシュ反射板17は、筐体1
1の正面にいるユーザ(被写体)を照射する方向に傾斜
して取り付けられる。
【0050】筐体11の上方には、左右方向中間部にお
いて撮影装置31が設置されている。この撮影装置31
の所定の角度だけ斜め下方向を向いた面には、CCDカメ
ラ32、および小型のLCDなどよりなる取り込み画像表
示部33が配置されている。CCDカメラ32は、被写体
の画像を取り込み、取り込まれた画像(動画像)は、取
り込み画像表示部33に表示される。取り込み画像表示
部33がCCDカメラ32の近傍に設けられているため、
ユーザは、取り込み画像表示部33に表示されている自
分の画像を確認しながら、視線をほぼCCDカメラ32に
向けた状態で撮影することができる。
【0051】CCDカメラ32は、CCDカメラ制御部86
(図3)の制御の基、ユーザにより選択される「全身」
のモードまたは「アップ」のモードに応じて、設置位置
が移動され、さらに、「正面」のモードでの撮影時には
設置角度がほぼ0度に設定され、「見上げ」のモードで
の撮影時には設置角度がほぼ30度に設定される。
【0052】筐体11の左側面である面11−6には、
CRTやLCDなどよりなる編集入力用モニタ18、編集案内
用スピーカ19、タッチペン20、およびシール取り出
し口21が設けられている。
【0053】CCDカメラ32で撮影され、編集する画像
として選択され、保存された画像は、ユーザが撮影処理
を終了した後、編集入力用モニタ18に表示される。編
集入力用モニタ18には、タッチパネル97(図3)が
積層されており、ユーザは、編集入力用モニタ18に表
示されている画像に対して、タッチペン20を操作する
ことにより、編集対象の画像(以下、適宜、編集対象画
像と称する)に任意の文字や図形などを書き込む(入力
する)ことができる。
【0054】すなわち、ユーザは、筐体11の正面(面
11−1)前方の場所(以下、適宜撮影空間と称する)
で自分自身を撮影したのち、面11−6の前方の場所
(以下、適宜編集空間と称する)へ移動して、撮影した
自分自身の画像を編集する。
【0055】編集入力用モニタ18は、編集対象画像と
ともに、様々な編集ツールの選択ボタンなどを表示す
る。そして、編集入力用モニタ18は、ユーザによりタ
ッチペン20で書き込みがなされたとき、その入力に応
じて生成した編集済みの画像を表示する。
【0056】編集案内用スピーカ19は、ユーザに対し
て、編集の入力方法を説明するなどの音声ガイダンスを
出力する。
【0057】タッチペン20は、編集入力用モニタ18
に積層されるタッチパネル97の位置検出方式(例え
ば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、画像
編集に使用されないとき、同図に示されるように面11
−6に設置されている突起部に引っかけられる。
【0058】シール取り出し口21は、所定の数および
所定の大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像
が印刷されたシールシートを排出する。
【0059】図2は、図1の画像印刷装置1の配置例を
示す図である。
【0060】筐体11の正面(面11−1)と対向する
位置には、所定距離だけ離間して背景パネル51が設置
され、ユーザは、筐体11と背景パネル51の間の空間
を撮影空間として、自分自身の画像を撮影する。筐体1
1の上面には、カーテンフレーム41が水平方向に設置
されており、カーテンフレーム41には、撮影空間の内
部が外部から見えないように、カーテンレール41aを
介して、所定長さだけ下方へ伸びるカーテン42が取り
付けられている。このカーテン42は、上下方向に長く
形成されているが、そのほぼ上半分42aは撮影空間に
居るユーザが外部から見えないように非透明とされ、ほ
ぼ下半分42bはユーザが撮影空間に居ることを外部か
ら確認することができるように半透明とされている。
【0061】また、筐体11の面11−6には、カーテ
ンフレーム61が、編集入力用モニタ18を囲うように
設置されており、カーテンフレーム61には、カーテン
レール61aを介して、所定長さだけ下方へ伸びるカー
テン62が取り付けられている。このカーテン62は、
編集入力用モニタ18の前に居るユーザが外部から見え
ないように、かつ、編集入力用モニタ18に表示されて
いる画像が外部から見えないようになされている。
【0062】図1および図2に示したように、撮影空間
と編集空間とを異なる位置に設けることにより、次に順
番待ちをしているユーザがいる場合、そのユーザは、そ
れまで撮影空間で撮影をしていたユーザと入れ替わりに
撮影空間に入場し、撮影を開始することができる。その
ため、撮影の待ち時間を短縮することができ、それとと
もに、編集する時間を長く設定することができる。
【0063】図3は、図1の画像印刷装置1の内部の構
成例を示すブロック図である。図1において説明した部
分についてはその説明を省略する。
【0064】CPU(Central Processing Unit)81は、
ROM(Read Only Memory)82に記憶されているプログ
ラム、または、プログラム記憶部84からRAM(Random
Access Memory)83にロードしたプログラムに従って
画像印刷装置1の全体の動作をバス94を介して制御す
る。RAM83にはまた、CPU81が各種の処理を実行する
上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0065】プログラム記憶部84は、ハードディスク
やそのドライブからなり、CPU81が実行する様々なプ
ログラムなどを記憶したり、後述するように、ユーザに
よって作画された文字や図形(後述する手作りスタン
プ)などを記憶する。ドライブ85は、フレキシブルデ
ィスクやハードディスクなどの磁気ディスクや、CD-RO
M,DVDなどの光ディスクなどの記録媒体に記憶されてい
るプログラムを読み出し、バス94を介してプログラム
記憶部84などに供給する。例えば、ドライブ85から
は、被写体の画像と合成する新たなフレーム画像、もし
くは編集画像(手作りスタンプ)などが供給される。
【0066】撮影装置31の内部には、上述したCCDカ
メラ32および取り込み画像表示部33の他に、CCDカ
メラ制御部86が配置されている。CCDカメラ制御部8
6は、ユーザが操作パネル15を操作することにより入
力したCCDカメラ32の調節要求に応じて、CCDカメラ3
2のズーム率、および取り込む光量などを制御する。
【0067】キープ画像記憶部87は、ユーザが撮影
し、編集する画像として選択した画像を所定の枚数だけ
記憶する。例えば、キープ画像記憶部87は、キープ画
像(編集対象画像)を6枚まで記憶する。
【0068】硬貨処理部88は、硬貨投入口21から投
入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予め
設定されている所定の金額が投入されたと判定したと
き、それをCPU81に通知する。
【0069】プリンタ89は、シールシートユニット9
1に予め保存してあるシールシート92を取得し、複数
のシールが所定の位置、および大きさに配置されてなる
シールシート92に、編集済みの画像を印刷する。プリ
ンタ89により印刷されたシールシート92は、シール
取り出し口21に排出され、ユーザに提供される。
【0070】IDタグリーダライタ90は、シールシート
ユニット91に付されているIDタグ93に記憶されてい
る識別情報を接触、または非接触により読み出し、CPU
81に出力する。CPU81は、IDタグリーダライタ90
から供給された識別情報に基づいて、装着されているシ
ールシートユニット91が、画像印刷装置1において利
用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユ
ニットであると判定したときにのみ、プリンタ89等を
動作可能にする。
【0071】すなわち、CPU81により、画像印刷装置
1において利用可能とされるシールシートユニット91
の識別情報が管理されている。これにより、画像印刷装
置1に対応していない(純正のものでない)シールシー
トが利用されるのを抑制することができる。また、IDタ
グ93により、シールシート92の残量等も管理され
る。なお、シールシートユニットが純正のものであるか
否かを、シールシートユニットにプリントされているバ
ーコード、シールシートとセットで利用されるICカード
などにより確認させるようにしてもよいし、あるいは、
シールシートユニットの寸法、形状などにより、機械的
に装填不可とすることで確認させるようにしてもよい。
【0072】シールシートユニット91は、画像印刷装
置1から着脱可能になっており、内部にシールシート9
2を装填し、また、IDタグリーダライタ90がIDを読み
取り可能な所定の位置に、IDタグ93が付されている。
シールシートユニット91に付されているIDタグ93に
は、個々のシールシートユニット92を識別する識別情
報等を管理するIDが書き込まれている。なお、IDタグ9
3は、シールシート92と一体にし、分離不可とするよ
うにしてもよい。
【0073】音声出力制御部95は、CPU81からの制
御に基づいて撮影案内用スピーカ13を制御し、撮影方
法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例えば、静
止画像を取り込むときのシャッター音などの効果音を出
力する。一方、音声出力制御部98は、編集案内用スピ
ーカ19を制御し、編集方法などを説明する各種の音声
ガイダンスや、画像に書き込まれるときに発生される効
果音などを出力する。このように、撮影案内用スピーカ
13と編集案内用スピーカ19には、必要に応じてそれ
ぞれ異なる音声が出力される。
【0074】表示プロセッサ96は、撮影処理が終了
し、ユーザが画像編集を開始するとき、キープ画像記憶
部87からバス94を介して転送されてくるキープ画像
を内蔵するメモリ96Aに記憶する。そして、表示プロ
セッサ96は、タッチパネル97において編集入力がさ
れたとき、編集対象画像上における、その入力位置を検
出し、編集対象画像に反映させて編集入力用モニタ18
に表示させる。なお、図3においては、編集入力用モニ
タ18とタッチパネル97は別の位置に示されている
が、実際には積層して配置されている。
【0075】次に、上述した画像印刷装置1の撮影処理
について説明する。
【0076】CPU81は、プログラム記憶部84に記憶
されている表示制御プログラムをRAM83にロードして
実行し、例えば、図4に示されるような、撮影の進行方
法などのデモンストレーション画面(以下、デモ画面と
称する)を、撮影用モニタ14に表示させる。
【0077】CPU81は、硬貨処理部88からの出力に
基づいて、所定の代金(シールシートの作成代金)が投
入されると、撮影モード、カメラアングル、またはズー
ム調整などの設定画面を撮影用モニタ14に順次表示さ
せるとともに、プログラム記憶部84に記憶されている
撮影処理プログラムをRAM83にロードして実行し、取
り込み画像表示部33に、CCDカメラ32が撮影してい
る動画像を表示させる。
【0078】図5は、撮影用モニタ14に表示されるモ
ード選択画面を示す図である。同図に示されるように、
モード選択画面には、「撮影モードを+/−ボタンで選
択してね」といったメッセージとともに、「お気楽撮
影」のモードおよび「カメラフリー撮影」のモードの機
能説明が表示されている。ユーザは、このモード選択画
面において、操作パネル15の「+ボタン」を操作する
ことにより、「お気楽撮影」のモードを選択することが
でき、「−ボタン」を操作することにより、「カメラフ
リー撮影」のモードを選択することができる。
【0079】例えば、図5に示すモード選択画面におい
て、ユーザにより、操作パネル15の「+ボタン」が操
作されると、CPU81は、撮影用モニタ14に、例え
ば、図6に示されるようなカメラアングル選択画面を表
示させる。
【0080】図6に示すカメラアングル選択画面には、
「カメラアングルを+/−ボタンで選択してね」といっ
たメッセージが表示されている。ユーザは、このカメラ
アングル選択画面において、操作パネル15の「+ボタ
ン」を操作することにより、「アップ(よこなが)」の
モードを選択することができ、「−ボタン」を操作する
ことにより、「全身(たてなが)」のモードを選択する
ことができる。
【0081】図6に示すカメラアングル選択画面におい
て、ユーザにより、操作パネル15の「+ボタン」もし
くは「−ボタン」が操作されると、CPU81は、撮影用
モニタ14に、例えば、図7に示されるようなカメラア
ングル選択画面を表示させる。
【0082】図7に示すカメラアングル選択画面には、
「カメラアングルを+/−ボタンで選択してね」といっ
たメッセージが表示されている。ユーザは、このカメラ
アングル選択画面において、操作パネル15の「+ボタ
ン」を操作することにより、ユーザが顔を若干上方を向
いた状態で撮影する「見上げる」のモードを選択するこ
とができ、「−ボタン」を操作することにより、ユーザ
がほぼまっすぐ正面を向いた状態で撮影する「正面」の
モードを選択することができる。
【0083】図7に示すカメラアングル選択画面におい
て、ユーザにより、操作パネル15の「+ボタン」が選
択されると、CCDカメラ制御部86の制御の基、CCDカメ
ラ32の設置角度が、ほぼ30度に設定され、「−ボタ
ン」が選択されると、CCDカメラ32の設置角度は、ほ
ぼ0度に設定される。
【0084】また、図5に示したモード選択画面におい
て、ユーザにより、操作パネル15の「−ボタン」が操
作されると、CPU81は、撮影用モニタ14に、図6に
示したカメラアングル選択画面を表示させ、さらに、ユ
ーザにより、「+ボタン」もしくは「−ボタン」が操作
されると、例えば、図8に示されるようなカメラアング
ル設定画面を表示させる。
【0085】図8に示すカメラアングル設定画面には、
「カメラアングルを+/−ボタンで自由に設定してね」
といったメッセージが表示されている。ユーザは、この
カメラアングル選択画面において、操作パネル15の
「+ボタン」または「−ボタン」を操作することによ
り、例えば、0乃至45度の範囲で自由にCCDカメラ3
2の設置角度を設定することができる。
【0086】このように、ユーザは、「お気楽撮影」の
モードを選択した場合、カメラアングルを選択するだけ
で、CCDカメラ32の設置角度を設定することができ、
「カメラフリー撮影」のモードを選択した場合、CCDカ
メラ32の設置角度を自由に設定することができる。
【0087】以上のようにして撮影モードおよびカメラ
アングルが設定されると、CPU81は、撮影用モニタ1
4に、例えば、図9に示されるようなズーム調整設定画
面を表示させる。
【0088】図9に示すズーム調整設定画面には、「ズ
ームの調整を+/−ボタンでしてね。用意ができたらス
タートボタンを押してね」といったメッセージが表示さ
れている。ユーザは、このズーム調整設定画面におい
て、操作パネル15の「+ボタン」または「−ボタン」
を操作することにより、CCDカメラ32のズーム調整を
行うことができ、さらに、撮影スタートボタンを操作す
ることによって撮影を開始させることができる。
【0089】ここで、CCDカメラ32のズーム調整を行
った場合、機器特性により(すなわち、レンズの最大絞
りが小さくなるので)、撮影される画像全体(背景を含
む)が暗くなる。そこで、ズーム値の補正処理を行うこ
とにより、撮影される画像全体の明るさを保つことがで
きる。
【0090】次に、図10のフローチャートを参照し
て、ズーム値の補正処理について説明する。なお、撮影
条件として、照明などは一定のものとされ、ズーム値Z
は、1乃至5の5段階に調整可能であるとし、Z=1
は、通常(ズームなし)であるとする。
【0091】まず、画像印刷装置1が工場出荷される前
処理として、ズーム値毎に、白(W)、灰(G)、黒
(B)の3枚のパネルが撮影され、取得された撮影画像
A1乃至A5として、撮影されたパネルの中心の点(す
なわち撮影画面の中心)が定められて輝度値W,G,B
が設定される。これにより、ズーム値Z=1の輝度値
は、W(A1),G(A1),B(A1)に設定され、ズーム値Z=2
の輝度値は、W(A2),G(A2),B(A2)に設定され、ズーム
値Z=3の輝度値は、W(A3),G(A3),B(A3)に設定さ
れ、ズーム値Z=4の輝度値は、W(A4),G(A4),B(A4)
に設定され、ズーム値Z=5の輝度値は、W(A5),G(A
5),B(A5)に設定される。
【0092】そして、ズーム値2乃至5と最小ズーム値
(すなわち、ズーム値Z=1)との輝度値W,G,Bの
差分dがそれぞれ算出される。すなわち、ズーム値Z=
2と最小ズーム値との差分は、 d1(W1=W(A1)−W(A2),G1=G(A1)−G(A2),B1=B(A
1)−B(A2)) に設定され、ズーム値Z=3と最小ズーム値との差分
は、 d2(W2=W(A1)−W(A3),G2=G(A1)−G(A3),B2=B(A
1)−B(A3)) に設定され、ズーム値Z=4と最小ズーム値との差分
は、 d3(W3=W(A1)−W(A4),G3=G(A1)−G(A4),B3=B(A
1)−B(A4)) に設定され、ズーム値Z=5と最小ズーム値との差分
は、 d4(W4=W(A1)−W(A5),G4=G(A1)−G(A5),B4=B(A
1)−B(A5)) に設定される。
【0093】以上の設定値より、パネル本来の輝度値を
W=W(A1),G=G(A1),B=B(A1)に定めて、差分d1
=((B,B1),(G,G1),(W,W1))を近似的に結ぶ直線式
(1)を算出する。 y1=α1・x+β1 ・・・(1)
【0094】上記式(1)において、α1,β1は任意
の値とされ、算出される値y1は、ズームすることによ
り暗くなる度合い(明度変位)を示す。同様に、差分d
2乃至d4を近似的に結ぶ直線式(2)乃至式(4)を
それぞれ算出する。なお、α2乃至α4、並びに、β2
乃至β4は任意の値とされる。 y2=α2・x+β2 ・・・(2) y3=α3・x+β3 ・・・(3) y4=α4・x+β4 ・・・(4)
【0095】このように、ズーム値Z=2乃至5毎に、
輝度変位の式(1)乃至式(4)、すなわち輝度調整の
ための変換パラメータが得られ、これらの変換パラメー
タをズーム値補正処理プログラムに設定しておく。これ
により、所定のズーム値が選択されると、そのズーム値
に応じた変換パラメータを用いて、輝度調整の画像処理
が施される。
【0096】ステップS1において、CPU81は、ユー
ザによって操作パネル15の「+ボタン」もしくは「−
ボタン」が操作され、ズーム調整されたか否かを判定
し、ズーム調整が行われるまで判定処理を繰り返す。そ
して、ステップS1において、ズーム調整が行われたと
判定された場合、ステップS2に進み、CPU81は、ユ
ーザからの操作入力に基づいて、ズーム値Zを決定す
る。
【0097】ステップS3において、CPU81は、ユー
ザにより撮影が指示されたか、すなわち、撮影スタート
ボタンが操作されたか否かを判定し、撮影が指示される
まで判定処理を繰り返す。そして、ステップS3におい
て、撮影が指示されたと判定された場合、ステップS4
に進み、CPU81は、ユーザからの操作入力(ズーム
値)を受けてCCDカメラ制御部86を制御するととも
に、操作パネル15からの出力(撮影スタートボタンの
出力信号)に基づいて、必要に応じて、撮影用モニタ1
4にカウントダウンインジケータを表示させる。CPU8
1は、撮影するタイミングとなったとき、照明装置16
−1L,16−1R、および照明装置16−2L,16
−2Rを制御してフラッシュを被写体に照射するととも
に、その瞬間にCCDカメラ32により取り込まれている
画像を、静止画像としてキープ画像記憶部87に一時的
に保存させる。
【0098】ステップS5において、CPU81は、ステ
ップS2の処理で決定されたズーム値Zが最小値(すな
わちZ=1)であるか否かを判定し、最小値ではないと
判定した場合、ステップS6に進み、プログラム記憶部
84に記憶されているズーム値補正処理プログラムをRA
M83にロードして実行し、ステップS2の処理で決定
されたズーム値に応じて変換パラメータを決定する。例
えば、ズーム値Z=2の場合、上記式(1)が変換パラ
メータに決定される。
【0099】ステップS7において、CPU81は、ステ
ップS6の処理で決定された変換パラメータを用いて、
G輝度、R輝度、およびB輝度を変換(補正)する。ス
テップS8において、CPU81は、ステップS7の処理
で変換された輝度値から補正画像を生成し、キープ画像
記憶部87に記憶させ、処理は、終了される。
【0100】以上の処理により、ズーム調整により撮影
される画像全体が暗くなる影響を補正することができ
る。
【0101】なお、ズーム値毎に撮影画像をR,G,B
成分に分解して、各色成分を、白黒明暗の状態に変換し
て、上述したような、輝度変位の直線式を算出するよう
にしてもよい。
【0102】CPU81は、キープ画像記憶部87に保存
された静止画像の確認画面を撮影用モニタ14に表示さ
せる。これにより、例えば、図11に示されるような画
像確認画面が表示される。同図に示されるように、画像
確認画面には、「これでいいかな?○/×ボタンを押し
てね。」といったメッセージが表示されており、ユーザ
は、表示されている画像をキープ画像として保存するか
否かを、操作パネル15の「○ボタン」または「×ボタ
ン」を操作することによって選択することができる。
【0103】CPU81は、操作パネル15からの出力
(キープ画像として保存するか否かを選択する出力信
号)に基づいて、キープ画像として保存することが指示
された場合、一時的に保存されている画像をそのままキ
ープ画像記憶部87に記憶させ、キープ画像として保存
することが指示されていない場合、キープ画像記憶部8
7に一時的に保存されている画像を消去する。また、必
要に応じて、ユーザによってキープ画像として記憶され
た画像の明るさが調整されると、そのレベルの明るさで
キープ画像がキープ画像記憶部87に保存される。
【0104】CPU81は、残り撮影可能枚数が「0枚」
となった、またはユーザによって「撮影終了ボタン」が
操作されると、シールシートの分割数の選択画面(図示
せぬ)を撮影用モニタ14に表示させる。そして、シー
ルシートが選択されたとき、CPU81は、編集処理の案
内画面(図示せぬ)を撮影用モニタ14に表示させ、ユ
ーザに対して、編集処理の実行を促す。これにより、ユ
ーザは、編集空間に移動して、キープ画像の編集処理を
開始することができる。
【0105】なお、このとき、CPU81は、表示プロセ
ッサ96の動作状態を確認し、編集空間において編集処
理を行っている他のユーザがいるか否か、もしくは、プ
リンタ89の動作状態を確認し、編集済みの画像をシー
ルシートに印刷している途中であるか否かを判定し、編
集処理を行っている他のユーザがいる、もしくは印中で
あると判定した場合、すなわち、直ちに編集処理を行う
ことができない場合、ユーザに対して、キープ画像の撮
り直しを行わせたり、所定のゲームを行わせたりするよ
うにしてもよい。これにより、ユーザは、キープ画像の
撮り直しを行ったり、あるいは、所定のゲームを行った
りすることで、編集処理までの時間を退屈せずに待つこ
とができる。
【0106】次に、画像印刷装置1の編集処理について
詳しく説明する。以下、編集処理を適宜、落書きと称す
ることにする。
【0107】まず、図12のフローチャートを参照し
て、編集画面の表示処理について説明する。
【0108】ユーザの撮影処理が終了すると、ステップ
S11において、CPU81は、ユーザによって、好みの
分割数のシールシートが選択されるまで待機し、シール
シートが選択されたと判定した場合、ステップS12に
おいて、CPU81は、キープ画像記憶部87に記憶され
ているキープ画像を表示プロセッサ96に転送させる。
ステップS13において、表示プロセッサ96は、キー
プ画像記憶部87より転送されてきたキープ画像を内蔵
メモリ96Aに記憶するとともに、編集入力用モニタ1
8に、例えば、図13に示されるような初期画面を表示
させる。
【0109】図13に示す初期画面には、「ペン/スタ
ンプ、どちらのボタンを表示する?」といったメッセー
ジを示すダイアログボックス101、「ペン」の入力ツ
ールを表示するときに選択されるペンボタン102、
「スタンプ」の入力ツールを表示するときに選択される
スタンプボタン103、および、編集処理を行う時間と
して予め設定されている制限時間を示す制限時間表示部
104が表示されている。
【0110】ユーザは、図13に示す初期画面におい
て、タッチペン20を用いて、ペンボタン102もしく
はスタンプボタン103を選択することにより、「ペン
入力モード」もしくは「スタンプ入力モード」のモード
で編集処理を行うことができる。
【0111】そこで、図13に示す初期画面において、
ユーザによりタッチペン20が用いられ、ペンボタン1
02が選択(押下)されると、ステップS14におい
て、CPU81は、ペンボタン102が選択されたか否か
を判断し、ペンボタン102が選択されたと判断した場
合、ステップS15において、CPU81は、表示プロセ
ッサ96を介して、編集入力用モニタ18に、図14に
示されるような「ペン入力モード」の編集画面を表示さ
せる。
【0112】ステップS14において、CPU81は、ペ
ンボタン102が選択されない(スタンプボタン103
が選択された)と判断した場合、ステップS16におい
て、CPU81は、表示プロセッサ96を介して、編集入
力用モニタ18に、「スタンプ入力モード」の編集画面
を表示させる。なお、「スタンプ入力モード」の編集画
面は、図14に示される「ペン入力モード」の編集画面
のペンボタン122乃至128をスタンプボタン171
乃至177(後述する図30)に代えたものであり、そ
の他は同様なので図示を省略する。
【0113】図14に示す編集画面には、ユーザにより
編集対象画像として選択された画像を表示するための編
集対象画像表示部111、内蔵メモリ96Aに保存され
ているキープ画像をサムネイル表示するための編集対象
画像選択部112、スタンプ入力モード」の編集画面に
切り替えるときに選択されるモード切替ボタン121、
様々な入力ツール(書き込みツール)で落書きするとき
に選択されるペンボタン122乃至128、落書き範囲
を設定するときに選択されるブラシボタン129、落書
き範囲の閾値を設定する場合に選択される設定ボタン1
30乃至134、画像方向を切り替える(いまの場合、
画像を縦にする)ときに選択される画像方向切替ボタン
135、入力した落書きの一部を消去するときに選択さ
れる消しゴムボタン136、入力した落書きをやり直す
(取り消す)ときに選択されるやり直しボタン137、
何も落書きされていない画像に戻すとき選択されるやり
直しボタン138、および、落書き(編集処理)を終了
するときに選択される終了ボタン139が配置されてい
る。
【0114】図14に示す編集画面において、編集対象
画像選択部112には、内蔵メモリ96Aに保存されて
いるキープ画像のサムネイルが表示される。また、編集
対象画像表示部111には、内蔵メモリ96Aに保存さ
れているキープ画像のうち、最初に保存された画像が表
示されており、ユーザは、図14に示す編集画面におい
て、タッチペン20を用いて、編集対象画像選択部11
2のサムネイルのうちいずれかを選択することにより、
編集対象画像表示部111に表示されている画像の表示
を編集したい画像の表示に変え、その画像を編集するこ
とができる。
【0115】そこで、ユーザが、タッチペン20を用い
て、編集対象画像選択部112のサムネイルのうちいず
れかを選択すると、ステップS17において、CPU81
は、編集対象画像選択部112のサムネイルが選択され
たか否かを判断し、選択されたと判断した場合、ステッ
プS18において、表示プロセッサ96は、ステップS
17で選択されたサムネイルの画像を、編集入力用モニ
タ18の編集対象画像表示部111に表示させる。
【0116】ユーザが、編集対象画像表示部111に表
示されている画像を編集したい場合、編集対象画像選択
部112のサムネイルは選択されないので、ステップS
17において、編集対象画像選択部112のサムネイル
が選択されないと判断され、編集対象画像表示部111
に表示されている画像の表示はそのままであり、変わら
ない。
【0117】なお、ユーザは、編集対象画像表示部11
1に表示されている画像の編集中にも、タッチペン20
を用いて、編集対象画像選択部112のサムネイルを選
択し、編集する画像を変更するようにもできる。
【0118】次に、ユーザは、上述したように編集対象
画像表示部111に表示された所定の画像に対して、好
みの落書きを行うために、図14に示す編集画面におい
て、タッチペン20を用いて、ペンボタン122乃至1
28のいずれかを選択する。
【0119】例えば、図14に示す編集画面において、
ユーザによりタッチペン20が用いられ、「にじみペ
ン」と名前が付されたペンボタン122が選択される
と、CPU81は、表示プロセッサ96を介して、編集入
力用モニタ18に、例えば、図15に示されるような
「にじみペン」に関するパレット151を表示させる。
【0120】図14に示す編集画面には、「ペンを動か
す速さで太くなったり細くなったりするよ!」といった
メッセージとともに、所定のテクスチャ(デザイン)も
しくは色を選択させるためのパレット151が表示され
ている。ユーザは、この編集画面において、タッチペン
20を用いて、パレット151に表示されている所望の
テクスチャもしくは色を選択することができる。
【0121】CPU81は、ユーザによってパレット15
1の中から所定のテクスチャもしくは色が選択される
と、もしくは、パレット151の下方に配置されている
閉じるボタン152が選択されると、このパレット15
1を閉じて、例えば、図16に示されるような編集画面
に切り替える。
【0122】図16に示す編集画面には、図15に示し
たパレット151が1行のパレット161に切り替えら
れるとともに、ペンの太さを選択するときに選択される
ペン太さパレット162、および、図15に示したパレ
ット151(全てのテクスチャおよび色)を表示すると
きに選択される全表示ボタン163が配置される。な
お、ペンの太さは、デフォルトで一番細いものが選択さ
れているようにしてもよい。
【0123】ユーザは、図16に示す編集画面におい
て、タッチペン20を用いて、所望のテクスチャもしく
は色をパレット161の中から選択するか、パレット1
61に所望のテクスチャもしくは色が表示されていない
ときには、スクロールボタン161L,161R、また
は全表示ボタン163を操作して所望のテクスチャもし
くは色を表示させて選択する。そして、さらにユーザ
は、所定のペンの太さをペン太さパレット162の中か
ら選択することによって、編集対象画像表示部111に
表示されている画像に対して、好みの文字や図形を書き
込む(落書きする)ことができる。
【0124】図17は、各ペンがユーザによって選択さ
れた場合に、編集対象画像表示部111に描画される線
(文字や図形など)の形状を示す図である。
【0125】図17(A)は、「にじみペン」と名前が
付されたペンボタン122が選択された場合に描画され
る線の形状を示す図である。
【0126】図17(B)は、「クレヨンペン」と名前
が付されたペンボタン123が選択された場合に描画さ
れる線の形状を示す図である。
【0127】図17(C)は、「ふちどり」と名前が付
されたペンボタン124が選択された場合に描画される
線の形状を示す図である。
【0128】図17(D)は、「ふち付マーカ」と名前
が付されたペンボタン125が選択された場合に描画さ
れる線の形状を示す図である。
【0129】図17(E)は、「立体ペン」と名前が付
されたペンボタン126が選択された場合に描画される
線の形状を示す図である。
【0130】図17(F)は、「ぶよぶよ」と名前が付
されたペンボタン127が選択された場合に描画される
線の形状を示す図である。
【0131】図17(G)は、「もこもこ」と名前が付
されたペンボタン128が選択された場合に描画される
線の形状を示す図である。
【0132】次に、図18のフローチャートを参照し
て、「にじみペン」の描画処理について説明する。
【0133】ステップS21において、CPU81は、ユ
ーザによって、「にじみペン」と名前が付されたペンボ
タン122が選択されたか否かを判定し、ペンボタン1
22が選択されるまで判定処理を繰り返す。ステップS
21において、ペンボタン122が選択されたと判定さ
れた場合、ステップS22に進み、CPU81は、「にじ
みペン」に対応する画像処理プログラムをプログラム記
憶部84からRAM83にロードして実行し、描画レイヤ
の初期化を行う。
【0134】ステップS23において、CPU81は、ユ
ーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画像
を選択する。そして、CPU81は、図19に示されるよ
うに、ユーザにより選択された所定のテクスチャ画像を
配置させ、その上に、「にじみペン」用のマスク画像を
配置させる。
【0135】ステップS24において、CPU81は、
「にじみペン」の軌跡情報および軌跡領域を初期化し、
ステップS25において、ペン先領域の初期設定を行
う。ステップS26において、CPU81は、編集入力用
モニタ18上のタッチペン20の位置を確認する。
【0136】ステップS27において、CPU81は、タ
ッチペン20が編集入力用モニタ18上に接触(押圧)
しているか否かを判定し、タッチペン20が接触してい
ると判定した場合、ステップS28に進み、タッチペン
20が編集入力用モニタ18上を移動したか否かを判定
する。
【0137】ステップS28において、タッチペン20
が移動したと判定された場合、ステップS29に進み、
CPU81は、タッチペン20の編集入力用モニタ18上
の移動量を測定する。ステップS30において、CPU8
1は、ステップS29の処理で測定されたタッチペン2
0の移動量に応じてペン先領域を縮小する。
【0138】ステップS28において、タッチペン20
が編集入力用モニタ18上を移動していないと判定され
た場合、ステップS31に進み、CPU81は、ペン先領
域を所定の比率で拡大する。なお、この比率は予め任意
に設定されている。
【0139】ステップS32において、CPU81は、軌
跡領域にペン先領域を合成し、さらに、ステップS33
において、描画レイヤに軌跡領域を合成した後、ステッ
プS26に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0140】ステップS27において、タッチペン20
が編集入力用モニタ18上に接触していない、すなわ
ち、タッチペン20が編集入力用モニタ18から離れた
と判定された場合、ステップS34に進み、CPU81
は、描画レイヤを確定する。これにより、単位時間当り
のタッチペン20の移動量に応じて、ペンをにじませた
ような線が形成される。
【0141】ステップS35において、CPU81は、
「にじみペン」と名前が付されたペンボタン122を継
続して使用するか否か、すなわち、再び、ユーザによ
り、タッチペン20が編集入力用モニタ18上に接触さ
れたか否かを判定し、ペンボタン122を継続して使用
すると判定した場合、ステップS24に戻り、上述した
それ以降の処理を繰り返す。そして、ステップS35に
おいて、ペンボタン122を継続して使用しない、すな
わち、例えば、ユーザにより他のペンが選択されるか、
後述するスタンプが選択されるか、編集作業が終了され
るか、もしくは制限時間が経過したと判定された場合、
処理は終了される。
【0142】次に、「クレヨンペン」の描画処理につい
て説明する。
【0143】CPU81は、ユーザによって、「クレヨン
ペン」と名前が付されたペンボタン123が選択される
と、「クレヨンペン」に対応する画像処理プログラムを
プログラム記憶部84からRAM83にロードして実行
し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81は、
ユーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画
像を選択し、図20に示されるように、「クレヨンペ
ン」用のマスク画像を配置させる。ユーザが、編集入力
用モニタ18上にタッチペン20を押圧しながら移動さ
せると、CPU81は、軌跡領域を描画レイヤに合成す
る。これにより、ユーザにより選択されたテクスチャも
しくは色で、いわゆるクレヨンで描かれたような、かす
れたような線が形成される。
【0144】次に、「ふちどりペン」の描画処理につい
て説明する。
【0145】CPU81は、ユーザによって、「ふちど
り」と名前が付されたペンボタン124が選択される
と、「ふちどりペン」に対応する画像処理プログラムを
プログラム記憶部84からRAM83にロードして実行
し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81は、
ユーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画
像を選択し、図21に示されるように、「ふちどりペ
ン」用のマスク画像を配置させる。ユーザが、編集入力
用モニタ18上にタッチペン20を押圧しながら移動さ
せると、CPU81は、ペンの移動領域の中央に、白色(R
GB=254:254:254)が塗られ、その周囲に、ユーザに
より選択されたテクスチャもしくは色が塗られた軌跡領
域を描画レイヤに合成する。これにより、ふちどり線が
形成される。なお、ペンの移動領域における座標がRGB
=254:254:254(すなわち、白色)の場合には、ふち
を付けないようにして塗りつぶされ、線の重なり時に、
白色部分が1つの面積になるような画像処理が施され
る。
【0146】次に、図22のフローチャートを参照し
て、「ふち付マーカ」の描画処理について説明する。
【0147】ステップS51において、CPU81は、ユ
ーザによって、「ふち付マーカ」と名前が付されたペン
ボタン125が選択されたか否かを判定し、ペンボタン
125が選択されるまで判定処理を繰り返す。ステップ
S51において、ペンボタン125が選択されたと判定
されたと判定された場合、ステップS52に進み、CPU
81は、「ふち付マーカ」に対応する画像処理プログラ
ムをプログラム記憶部84からRAM83にロードして実
行し、描画レイヤの初期化を行う。
【0148】ステップS53において、CPU81は、ユ
ーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画像
を選択する。そして、CPU81は、図23に示されるよ
うに、ユーザにより選択された所定のテクスチャ画像を
配置させ、その上に、「ふち付マーカ」用のマスク画像
を配置させ、さらにその上に、既描画レイヤを配置させ
る。
【0149】ステップS54において、CPU81は、
「ふち付マーカ」の軌跡情報および軌跡領域を初期化
し、ステップS55において、ペン先領域の初期設定を
行う。ステップS56において、CPU81は、編集入力
用モニタ18上のタッチペン20の位置を確認する。
【0150】ステップS57において、CPU81は、タ
ッチペン20が編集入力用モニタ18上に接触(押圧)
しているか否かを判定し、タッチペン20が接触してい
ると判定した場合、ステップS58に進み、ペン先領域
が軌跡領域と交わるか否かを判定する。
【0151】ステップS58において、ペン先領域が軌
跡領域と交わる(例えば、「あ」といった文字のように
軌跡領域が交わる)と判定された場合、ステップS59
に進み、CPU81は、図24に示されるように、軌跡領
域の交わる部分を外側領域A、透明領域B、および中央
領域Cの3つの領域に分ける。
【0152】ステップS60において、CPU81は、透
明領域Bに対して中央領域Cを作画(描画)し、ステッ
プS61において、外側領域Aに対して透明領域Bまた
は中央領域Cを作画する。なお、中央領域Cに対しては
何も作画されない。
【0153】ステップS58において、ペン先領域が軌
跡領域と交わらないと判定された場合、ステップS62
に進み、CPU81は、描画レイヤにペン先領域を合成す
る。ステップS63において、CPU81は、暫定した軌
跡情報の画像にペンの移動領域を合成し、ステップS5
6に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0154】ステップS57において、タッチペン20
が編集入力用モニタ18上に接触していない、すなわ
ち、タッチペン20が編集入力用モニタ18から離れた
と判定された場合、ステップS64に進み、CPU81
は、描画レイヤを確定する。これにより、ペンの移動領
域の中央に、ユーザにより選択されたテクスチャもしく
は色(すなわち内柄)が塗られ、その周囲に、落書き画
像が透けるように透明部分が塗られ、さらにその周囲
に、ユーザにより選択されたテクチャもしくは色(すな
わち外柄)が塗られて、ふち付き線が形成される。
【0155】ステップS65において、CPU81は、
「ふち付マーカ」と名前が付されたペンボタン125を
継続して使用するか否かを判定し、ペンボタン125を
継続して使用すると判定した場合、ステップS54に戻
り、上述したそれ以降の処理を繰り返す。そして、ステ
ップS65において、ペンボタン125を継続して使用
しないと判定された場合、処理は終了される。
【0156】次に、図25および図26のフローチャー
トを参照して、「立体ペン」の描画処理について説明す
る。
【0157】ステップS81において、CPU81は、ユ
ーザによって、「立体ペン」と名前が付されたペンボタ
ン126が選択されたか否かを判定し、ペンボタン12
6が選択されるまで判定処理を繰り返す。ステップS8
1において、ペンボタン126が選択されたと判定され
た場合、ステップS82に進み、CPU81は、「立体ペ
ン」に対応する画像処理プログラムをプログラム記憶部
84からRAM83にロードして実行し、描画レイヤの初
期化を行うとともに、ステップS83において、高さ情
報の初期化を行う。
【0158】ステップS84において、CPU81は、ユ
ーザにより選択されたペンのペン先領域高さ情報、テク
スチャ(すなわち、立体化される画像)、光源、および
視点を選択し、図27に示されるように、ユーザにより
選択された所定のテクスチャ画像を配置させ、その上
に、「立体ぺン」用のマスク画像を配置させ、さらにそ
の上に、高さレイヤを配置させる。なお、この高さレイ
ヤは、0乃至255の輝度値を持つ画像として作成さ
れ、それがペン形状として利用される。
【0159】ステップS85において、CPU81は、ス
テップS84の処理で選択されたペン先領域の高さ情報
を設定する。ステップS86において、CPU81は、ペ
ンの移動領域の初期設定を行い、ステップS87におい
て、フラグPoffを0に設定する。ステップS88におい
て、CPU81は、編集入力用モニタ18上のタッチペン
20の位置を確認し、ステップS89において、タッチ
ペン20が編集入力用モニタ18上に接触(押圧)して
いるか否かを判定する。
【0160】ステップS89において、タッチペン20
が接触していると判定された場合、ステップS90に進
み、CPU81は、フラグPoffを1に設定する。ステップ
S91において、CPU81は、ペン先領域と高さ情報フ
ァイルとの対応点毎の高さを比較し、ステップS92に
おいて、比較結果に基づいて高さ情報ファイルを更新す
る。ステップS93において、CPU81は、暫定した軌
跡情報の画像にペンの移動領域を合成し、ステップS8
8に戻り、上述したそれ以降の処理を繰り返す。
【0161】ステップS89において、タッチペン20
が編集入力用モニタ18上に接触していない、すなわ
ち、タッチペン20が編集入力用モニタ18から離れた
と判定された場合、ステップS94に進み、CPU81
は、フラグPoffが1であるか否かを判定し、フラグPoff
が1ではないと判定した場合、ステップS88に戻り、
上述したそれ以降の処理を繰り返す。
【0162】ステップS94において、フラグPoffが1
であると判定された場合、ステップS95に進み、CPU
81は、フラグPoffを0に設定する。ステップS96に
おいて、CPU81は、移動領域対応の各点に対する高さ
を想定した状態で隣接する3点による三角形を作成す
る。ステップS97において、CPU81は、三角形の各
点に対して、構成される三角形の面の法線ベクトルを算
出する。
【0163】ステップS98において、CPU81は、算
出された法線ベクトル、光源の位置、および視点情報か
ら輝度を算出する。ステップS99において、CPU81
は、移動領域R,G,B値を、輝度を考慮したテクスチ
ャの画像として算出する。ステップS100において、
CPU81は、描画レイヤとペンの移動領域を合成した
後、ステップS101において、描画レイヤを確定す
る。これにより、立体感を持った線が形成される。
【0164】ステップS102において、CPU81は、
「立体ペン」と名前が付されたペンボタン126を継続
して使用するか否かを判定し、ペンボタン126を継続
して使用すると判定した場合、ステップS87に戻り、
上述したそれ以降の処理を繰り返す。そして、ステップ
S102において、ペンボタン126を継続して使用し
ないと判定された場合、処理は終了される。
【0165】次に、「ぶよぶよペン」の描画処理につい
て説明する。
【0166】CPU81は、ユーザによって、「ぶよぶ
よ」と名前が付されたペンボタン127が選択される
と、「ぶよぶよペン」に対応する画像処理プログラムを
プログラム記憶部84からRAM83にロードして実行
し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81は、
ユーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画
像を選択し、図28に示されるように、「ぶよぶよペ
ン」用のマスク画像を配置させ、その上に、高さレイヤ
を配置させる。ユーザが、編集入力用モニタ18上にタ
ッチペン20を押圧しながら移動させると、CPU81
は、マスク画像の高さおよび太さのサイズを変更し、さ
らに同じ太さでも位置をずらすようにして、軌跡領域を
描画レイヤに合成する。すなわち、アルゴリズムは、
「立体ペン」と同じだが、ペンの移動が発生する毎にマ
スク画像の高さおよび太さのサイズが変更するようにな
されている。
【0167】次に、「もこもこペン」の描画処理につい
て説明する。
【0168】CPU81は、ユーザによって、「もこも
こ」と名前が付されたペンボタン128が選択される
と、「もこもこペン」に対応する画像処理プログラムを
プログラム記憶部84からRAM83にロードして実行
し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81は、
ユーザにより指定されたペンの太さおよびテクスチャ画
像を選択し、図29に示されるように、ユーザにより選
択された所定のテクスチャ画像を配置させ、その上に、
「もこもこペン」用のマスク画像(明るさを持たせた画
像)を配置させる。ユーザが、編集入力用モニタ18上
にタッチペン20を押圧しながら移動させると、CPU8
1は、軌跡領域を描画レイヤに合成する。これにより、
擬似立体を表現したような線が形成される。なお、立体
ペンが選択された場合よりやわらかな感じを持った線が
形成されるが、重ね処理は施されないため、交差部分は
分断される。
【0169】図13に示した初期画面に戻って、ユーザ
によりタッチペン20が用いられ、スタンプボタン10
3が選択(押下)されると、もしくは、図14に示した
編集画面において、モード切替ボタン121が選択され
ると、CPU81は、表示プロセッサ96を介して、編集
入力用モニタ18に、「スタンプ入力モード」の編集画
面(図示せず)を表示させ、さらに、この編集画面にお
いて、ユーザにより、「スタンプ」と名前が付されたス
タンプボタン172が選択されると、例えば、図30に
示されるような「スタンプ」に関するパレット181を
表示させる。
【0170】図30に示す編集画面には、「ノーマルや
半透明のスタンプがあるよ!」といったメッセージとと
もに、所定のデザイン(スタンプ)を選択させるための
パレット181、「ペン入力モード」の編集画面に切り
替えるときに選択されるモード切替ボタン171、様々
な入力ツール(書き込みツール)で落書きするときに選
択されるスタンプボタン172乃至177が表示されて
いる。同図に示されるように、この編集画面の構成は、
基本的に、図14に示した編集画面と同様の構成とさ
れ、「スタンプ入力モード」に関わる入力ツールのみが
変更されている。ユーザは、この編集画面において、タ
ッチペン20を用いて、パレット181に表示されてい
る所定のデザインを選択することができる。
【0171】CPU81は、ユーザによってパレット18
1の中から所定のデザインが選択されると、もしくは、
パレット181の下方に配置されている閉じるボタン1
82が選択されると、このパレット181を閉じて、編
集対象画像表示部111を全表示させるとともに、図1
6に示したような、1行のパレット161、ペンの太さ
を選択するときに選択されるペン太さパレット162な
どを表示させる。
【0172】ユーザは、タッチペン20を用いて、スタ
ンプボタン172乃至177のいずれかを選択すること
により、編集対象画像表示部111に表示されている所
定の画像に対して、好みのデザインを書き込んだり、も
しくは、後述するように、自分で作成したデザイン(ス
タンプ)を登録することができる。
【0173】次に、図31のフローチャートを参照し
て、「ふうせんスタンプ」の描画処理について説明す
る。
【0174】ステップS121において、CPU81は、
ユーザによって、「ふうせんスタンプ」と名前が付され
たスタンプボタン173が選択されたか否かを判定し、
スタンプボタン173が選択されるまで判定処理を繰り
返す。ステップS121において、スタンプボタン17
3が選択されたと判定された場合、ステップS122に
進み、CPU81は、「ふうせんスタンプ」に対応する画
像処理プログラムをプログラム記憶部84からRAM83
にロードして実行し、描画レイヤの初期化を行う。
【0175】ステップS123において、CPU81は、
拡大縮小の比率、スタンプ画像の大きさ、および限定領
域から、その限定領域を超えない拡大回数T(例えば、
5回)を設定する。
【0176】ステップS124において、CPU81は、
ユーザにより選択されたスタンプのデザイン、およびそ
のデザインに応じたマスク画像を選択する。ステップS
125において、CPU81は、編集入力用モニタ18上
のタッチペン20による描画位置を設定する。ステップ
S126において、CPU81は、ステップS123の処
理で選択されたデザインおよびマスク画像を合成する。
【0177】ステップS127において、CPU81は、
描画レイヤ、およびデザインとマスク画像の合成画像を
さらに合成する。ステップS128において、CPU81
は、ユーザが編集入力用モニタ18上にタッチペン20
を押圧しながら静止している時間を計測する、ステップ
S129において、CPU81は、ステップS128の処
理で計測された経過時間による拡大率もしくは縮小率を
決定する。
【0178】ステップS130において、CPU81は、
ステップS128の処理で決定された拡大率もしくは縮
小率に基づいて、デザインおよびマスク画像の拡大また
は縮小処理を行う。
【0179】例えば、押圧している経過時間t、拡大縮
小の切り替えが行われる時間(拡大回数)T、および、
自然数n(=0,1,2,・・・)であるとして、 2nT≦t≦(2n+1)T の場合、拡大処理が行われ、 (2n+1)T<t≦2(n+1) の場合、縮小処理が行われる。
【0180】すなわち、図32に示されるように、CPU
81は、経過時間に応じて、スタンプのサイズを徐々に
大きくし、所定の閾値を超えると、スタンプのサイズを
徐々に小さくする。
【0181】ステップS131において、CPU81は、
タッチペン20が編集入力用モニタ18上に接触してい
るか否かを判定し、タッチペン20が接触していると判
定した場合、ステップS129に戻り、上述したそれ以
降の処理を繰り返す。
【0182】ステップS131において、タッチペン2
0が編集入力用モニタ18上に接触していないと判定さ
れた場合、ステップS132に進み、CPU81は、描画
レイヤを確定し、処理は終了される。
【0183】次に、「回転スタンプ」の描画処理につい
て説明する。
【0184】CPU81は、ユーザによって、「回転スタ
ンプ」と名前が付されたスタンプボタン174が選択さ
れると、「回転スタンプ」に対応する画像処理プログラ
ムをプログラム記憶部84からRAM83にロードして実
行し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81
は、ユーザにより指定されたスタンプのデザインおよび
マスク画像を選択し、それらを合成するとともに、さら
に描画レイヤおよびデザインとマスク画像の合成画像を
合成する。ユーザが、編集入力用モニタ18上にタッチ
ペン20を押圧しながら静止させる時間に応じて、CPU
81は、図33に示されるように、スタンプの向きを変
化させる。
【0185】次に、「七色スタンプ」の描画処理につい
て説明する。
【0186】CPU81は、ユーザによって、「七色スタ
ンプ」と名前が付されたスタンプボタン175が選択さ
れると、「七色スタンプ」に対応する画像処理プログラ
ムをプログラム記憶部84からRAM83にロードして実
行し、描画レイヤの初期化を行う。そして、CPU81
は、ユーザにより指定されたスタンプのデザインおよび
マスク画像を選択し、それらを合成するとともに、さら
に描画レイヤおよびデザインとマスク画像の合成画像を
合成する。ユーザが、編集入力用モニタ18上にタッチ
ペン20を押圧しながら移動させると、CPU81は、図
34に示されるように、スタンプの向きを変化させると
ともに、ペンの軌跡に応じてスタンプの色をランダムに
変化させる。
【0187】例えば、経過時間t1の場合、スタンプの
向きが回転されずに(すなわち、0度のままで)デザイ
ンが赤色に設定され、経過時間t2の場合、スタンプの
向きが−90度回転されるとともにデザインが紫色に設
定され、経過時間t3の場合、スタンプの向きが正向き
から−180度回転されるとともにデザインが青色に設
定され、さらに経過時間t4の場合、スタンプの向きが
−270度回転されるとともにデザインが水色に設定さ
れる。
【0188】次に、図35のフローチャートを参照し
て、「いっぱいスタンプ」の描画処理について説明す
る。
【0189】ステップS151において、CPU81は、
ユーザによって、「いっぱいスタンプ」と名前が付され
たスタンプボタン177が選択されたか否かを判定し、
スタンプボタン177が選択されるまで判定処理を繰り
返す。ステップS151において、スタンプボタン17
7が選択されたと判定された場合、ステップS152に
進み、CPU81は、「いっぱいスタンプ」に対応する画
像処理プログラムをプログラム記憶部84からRAM83
にロードして実行し、描画レイヤの初期化を行う。
【0190】ステップS153において、CPU81は、
ペン先を中心とした所定幅の配置領域(正方形)を限定
領域として設定する。ステップS154において、CPU
81は、ユーザにより選択されたスタンプのデザイン、
およびそのデザインに応じたマスク画像を選択する。ス
テップS155において、CPU81は、編集入力用モニ
タ18上のタッチペン20による描画位置を設定する。
【0191】ステップS156において、CPU81は、
配置領域の初期設定を行い、ステップS157におい
て、配置領域内のランダムな点、すなわちスタンプの配
置位置を決定する。ステップS158において、CPU8
1は、ステップS154の処理で選択されたデザインお
よびマスク画像を合成する。
【0192】ステップS159において、CPU81は、
描画レイヤ、およびデザインとマスク画像の合成画像を
さらに合成する。ステップS160において、CPU81
は、ユーザが編集入力用モニタ18上にタッチペン20
を押圧しながら静止している時間に応じて配置領域を決
定する。
【0193】ステップS161において、CPU81は、
限定領域を超えない範囲で、ステップS157の処理で
決定された配置位置に、ステップS159の処理で合成
されたデザインおよびマスク画像を配置する。すなわ
ち、図36に示されるように、CPU81は、経過時間に
応じて、スタンプの数を増加させるとともに、そのスタ
ンプをランダムな位置に配置する。
【0194】ステップS162において、CPU81は、
タッチペン20が編集入力用モニタ18上に接触してい
るか否かを判定し、タッチペン20が接触していると判
定した場合、ステップS157に戻り、上述したそれ以
降の処理を繰り返す。
【0195】ステップS162において、タッチペン2
0が編集入力用モニタ18上に接触していないと判定さ
れた場合、ステップS163に進み、CPU81は、描画
レイヤを確定し、処理は終了される。
【0196】図37は、「手作りスタンプ」と名前が付
されたスタンプボタン176が選択された場合に表示さ
れる編集画面を示す図である。
【0197】図37に示す編集画面には、スタンプ作成
表示部191が表示され、その表示部内に、ユーザが手
作りスタンプを作成(描画)するためのスタンプ作成部
192、ユーザによって書き込まれたスタンプを登録す
るときに選択されるスタンプ登録ボタン193、およ
び、図30に示した編集画面に戻るときに選択される戻
るボタン194が表示されている。この編集画面の構成
は、基本的に、図14に示した編集画面と同様の構成と
される。
【0198】ユーザが、例えば、スタンプ作成部192
に、所望の絵や文字などを描画し、スタンプ登録ボタン
193を選択することにより、いま作成されたスタンプ
(以下、適宜、手作りスタンプと称する)を、スタンプ
ボタン172乃至177のいずれか、もしくは全てに登
録することができる。なお、ユーザによって描画される
絵や文字の他、先に撮影された画像を手作りスタンプと
して登録することも可能である。
【0199】また、所定数以上のスタンプが登録されて
いる場合には、既に登録されているスタンプのうち、最
も古いスタンプが削除され、新しい手作りスタンプが登
録される。また、ユーザが、手作りスタンプを作成し、
登録ボタン193を選択せずに、戻るボタン194を選
択した場合には、そのユーザが編集中に限って手作りス
タンプを使用することができる。
【0200】さらに、作成された手作りスタンプのデー
タを、例えば、ユーザが自ら用意したメモリカードやフ
レキシブルディスクなどの記録媒体に記録させるように
してもよい。すなわち、例えば、ユーザが、ドライブ8
5にメモリカードもしくはフレキシブルディスクなどを
装着し、手作りスタンプのデータを記録させるための操
作を行うと、CPU81は、ユーザからの操作入力を受け
て、ドライブ85に装着されている記録媒体に、手作り
スタンプのデータを記録する。勿論、記録媒体に記録さ
れている手作りスタンプのデータを、ドライブ85を介
して読み出し、スタンプボタン172乃至177のいず
れか、もしくは全てに登録させることも可能である。
【0201】なお、手作りスタンプは、スタンプボタン
172乃至177のいずれかもしくは全てに登録させる
他、別途、手作りスタンプパレットを表示させるように
してもよい。
【0202】本発明を適用した画像印刷装置1において
は、撮影された画像の明るさ(RGBの値)が所定の閾値
以上(例えば、白色)の画素を検出して、その範囲にの
み落書きすることができるように設定されている。
【0203】しかしながら、落書き範囲を正しく検出す
ることができない場合や、検出された落書き範囲以外に
もユーザが落書きしたい場合などがある。そこで、必要
に応じて、CPU81は、例えば、図14に示した編集画
面における編集開始時に、ユーザに対して、「落書きし
たい範囲を変更する場合は背景ブラシを選択してね」と
いったメッセージを表示させ、ブラシボタン129、お
よび、描画範囲を設定するための設定ボタン130乃至
135のいずれかを選択させるようにする。
【0204】そして、ユーザが、「背景ブラシ」と名前
が付されたブラシボタン129を選択すると、CPU81
は、表示プロセッサを介して編集入力用モニタ18に、
例えば、図38に示すような、「ボタンで指定した範囲
に塗れるよ!」といったメッセージを表示させ、ユーザ
に対して、落書き範囲(閾値)の選択を促す。
【0205】次に、図39のフローチャートを参照し
て、背景落書き処理について説明する。
【0206】ステップS181において、CPU81は、
ユーザによって背景ブラシボタン129が選択されたか
否かを判定し、背景ブラシボタン129が選択されるま
で判定処理を繰り返す。そして、ステップS181にお
いて、背景ブラシボタン129が選択されたと判定され
た場合、ステップS182に進み、CPU81は、プログ
ラム記憶部84に記憶されている背景検出プログラムを
RAM83にロードして実行し、描画レイヤの初期化を行
うとともに、ステップS183において、落書き許可フ
ラグをONに初期化する。
【0207】ステップS184において、CPU81は、
ユーザによって所望の閾値が選択されたか否か、すなわ
ち落書き範囲を設定するための設定ボタン130乃至1
34のいずれかが選択されたか否かを判定し、所望の閾
値が選択されるまで判定処理を繰り返す。ステップS1
84において、所望の閾値が選択された場合、ステップ
S185に進み、CPU81は、落書き許可フラグをOFFに
初期化する。
【0208】ステップS186において、CPU81は、
撮像データをRGB毎の領域に分解する。ステップS18
7において、CPU81は、ステップS184の処理で選
択された落書き範囲に応じたR,G,B値の閾値もしく
は描画許可範囲をそれぞれ取得する。
【0209】例えば、ステップS184において、「ど
こでもブラシ」と名前が付された設定ボタン130が選
択された場合、全ての領域に対して落書き可能とされる
ため、R,G,B値の描画許可範囲は、いずれも0乃至
255が取得される。
【0210】また例えば、ステップS184において、
「かなり広め」と名前が付された設定ボタン131が選
択された場合、Bの値bに対して、B値の閾値はb≧1
10、R値の描画許可範囲はr∈[b−30,b+5]、
G値の描画許可範囲はg∈[b−5,b+10]が取得さ
れる。
【0211】また例えば、ステップS184において、
「落書き範囲広め」と名前が付された設定ボタン132
が選択された場合、B値の閾値はb≧140、R値の描
画許可範囲はr∈[b−30,b+5]、G値の描画許可
範囲はg∈[b−5,b+10]が取得される。
【0212】また例えば、ステップS184において、
「背景のみOK」と名前が付された設定ボタン133が選
択された場合、B値の閾値はb≧170、R値の描画許
可範囲はr∈[b−30,b+5]、G値の描画許可範囲
はg∈[b−5,b+10]が取得される。
【0213】さらにまた例えば、ステップS184にお
いて、「落書き範囲狭め」と名前が付された設定ボタン
134が選択された場合、B値の閾値はb≧110、R
値の描画許可範囲はr∈[b−30,b+5]、G値の描
画許可範囲はg∈[b−5,b+10]が取得される。
【0214】ステップS188において、CPU81は、
ステップS187の処理で取得された描画許可範囲と撮
像データの各画素のR成分を比較する。ステップS18
9において、CPU81は、ステップS187の処理で取
得された描画許可範囲と撮像データの各画素のG成分を
比較する。ステップS190において、CPU81は、ス
テップS187の処理で取得された閾値と撮像データの
各画素のB成分を比較する。
【0215】ステップS191において、CPU81は、
ステップS188乃至190の比較結果に基づいて、B
成分が閾値を超え、かつ、R成分およびG成分がそれぞ
れ描画許可範囲内である領域を検出し、その領域の許可
フラグをONに設定する。
【0216】なお、ステップS184において、「どこ
でもブラシ」と名前が付された設定ボタン130が選択
された場合には、撮像データの全ての領域が検出される
ことになるため、ステップS188乃至S190の処理
を省略するようにしてもよい。この場合、ステップS1
91において、撮像データの全ての領域の許可フラグが
ONに設定される。
【0217】ステップS192において、CPU81は、
ユーザによってタッチペン20が用いられ落書きが入力
されたか否かを判定し、落書きが入力されるまで判定処
理を繰り返す。ステップS192において、落書きが入
力されたと判定された場合、ステップS193に進み、
CPU81は、落書きフラグがONに設定されている領域の
み、描画レイヤに、テクスチャおよびマスク画像(ペン
による落書き)、もしくはデザインおよびマスク画像
(スタンプによる落書き)を合成する。一方、落書きフ
ラグがOFFに設定されている領域には、落書きが許可さ
れないため、ユーザがタッチペン20を用いてその領域
に落書きしたとしても、その落書きは実際には表示され
ない。
【0218】ステップS194において、CPU81は、
修正領域が指定されたか否か、すなわち、ユーザによ
り、消しゴムボタン136が操作され、落書きされた領
域のうち、修正したい所定の領域が指定されたか否かを
判定する。
【0219】ステップS194において、修正領域が指
定されたと判定された場合、ステップS195に進み、
CPU81は、修正領域に対応する描画レイヤの値を透明
化する。これにより、指定された領域の落書きが消去さ
れる。
【0220】ステップS194において、修正領域が指
定されていないと判定された場合、ステップS195の
処理はスキップされ、ステップS196に進む。ステッ
プS196において、CPU81は、描画レイヤを確定
し、ステップS197において、落書きが終了されたか
否か、すなわち、制限時間が経過したか、もしくは撮影
終了ボタン165が操作されたか否かを判定し、落書き
が終了されていないと判定した場合、ステップS192
に戻り、上述したそれ以降の処理を繰り返す。ステップ
S197において、落書きが終了されたと判定された場
合、処理は終了される。
【0221】このように、背景落書き処理は、所定の明
るさを持つ領域にのみ落書きが許可され、落書きが許可
された領域にユーザが選択したテクスチャもしくはスタ
ンプなどで落書きすることができる。さらに、落書きが
許可された領域全てに、一括して、所定のテクスチャを
塗ることも可能である。
【0222】例えば、図38に示した編集画面におい
て、ユーザが、背景ブラシボタン129を選択し、「背
景のみOK」と名前が付された設定ボタン133を選択す
ると、CPU81は、図39を用いて説明した背景落書き
処理を実行し、背景のみ(撮影された画像以外の部分)
を検出する。そして、ユーザが、所望のテクスチャもし
くは色を選択した後でボタン201を選択すると、図4
0に示されるように、落書き範囲として設定された背景
にのみ、一括して、所定のテクスチャが塗られる。
【0223】なお、編集開始時や落書き範囲選択時に、
落書き可能な領域のみ通常に表示させ、落書き不可の領
域を薄く表示させたり、もしくは、マスク表示させるこ
とにより、不用意に落書きされてしまうことを防止する
ことができる。
【0224】また、表示プロセッサ96は、編集対象画
像として選択された画像を、2つのフレームバッファに
記憶させ、入力された編集データを一方のフレームバッ
ファに記憶されている画像に反映させておくことによ
り、ユーザが誤って落書きした場合にも、やり直しボタ
ン137もしくは138を選択することでその編集を取
り消すことができる。そして編集が取り消されたとき、
他方のフレームバッファ(編集が反映されていない)に
記憶されている画像の対応する部分のデータが、編集デ
ータを反映させる画像に反映されて、その編集が取り消
される。
【0225】図41は、上述した画像印刷装置1により
作成される印刷媒体(シールシート)92の例を示す図
である。
【0226】図41(A)は、例えば、ユーザにより6
分割のシールシートが選択された場合の印刷媒体を示す
図である。この例のシールシートには、ユーザによって
落書きされた1種類の画像が印刷されている。
【0227】図41(B)は、例えば、ユーザにより混
合分割のシールシートが選択された場合の印刷媒体を示
す図である。この例のシールシートには、ユーザによっ
て落書きされた2種類の画像が印刷されている。
【0228】以上のように、様々な入力ツール(ペンや
スタンプなど)を提供することにより、ユーザは、撮影
した画像に複雑な書き込みを行うことができ、娯楽性に
富んだシールシートを得ることができる。
【0229】以上において、印刷媒体は、シールシート
に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙
や、ポスター用の紙などに印刷するようにしてもよい。
また、撮影し編集した画像データを、ユーザが自ら用意
したフレキシブルディスクなどの記録媒体に記録させる
ことができるようにしてもよい。なお、そのような印刷
媒体や記録媒体の場合も、この画像印刷装置1において
利用可能とされる識別情報により管理されている。
【0230】また、以上においては、撮影空間と編集空
間とを異なる位置に設けるようにしたが、勿論、撮影空
間と編集空間を兼用させるようにしてもよい。この場
合、撮影空間に設置されている撮影用モニタ14を編集
入力用モニタとして使用させるようにしてもよいし、も
しくは、撮影用モニタ14の近傍に編集入力用モニタを
別途配置するようにしてもよい。
【0231】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、撮影し
た画像に対して、簡単に、かつ、迅速に、より複雑な編
集作業を行うことができる。これにより、ユーザは、娯
楽性に富んだシールシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像印刷装置の斜視図を示す
図である。
【図2】図1の画像印刷装置の配置の例を示す図であ
る。
【図3】図1の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】撮影用モニタに表示されるデモ画面を示す図で
ある。
【図5】撮影用モニタに表示される撮影モード選択画面
を示す図である。
【図6】撮影用モニタに表示されるカメラアングル選択
画面を示す図である。
【図7】撮影用モニタに表示される他の例のカメラアン
グル選択画面を示す図である。
【図8】撮影用モニタに表示される他の例のカメラアン
グル選択画面を示す図である。
【図9】撮影用モニタに表示されるズーム調整設定画面
を示す図である。
【図10】ズーム値の補正処理を説明するフローチャー
トである。
【図11】撮影用モニタに表示される画像確認画面を示
す図である。
【図12】編集画面の表示処理を説明するフローチャー
トである。
【図13】編集入力用モニタに表示される初期画面を示
す図である。
【図14】編集入力用モニタに表示されるペンモードに
関する編集画面を示す図である。
【図15】編集入力用モニタに表示されるにじみペンに
関する編集画面を示す図である。
【図16】編集入力用モニタに表示される他の例のにじ
みペンに関する編集画面を示す図である。
【図17】各ペンの線の形状を示す図である。
【図18】にじみペンの描画処理を説明するフローチャ
ートである。
【図19】にじみペン選択時のマスク画像の配置を示す
図である。
【図20】クレヨンペン選択時のマスク画像の配置を示
す図である。
【図21】ふちどりペン選択時のマスク画像の配置を示
す図である。
【図22】ふち付マーカの描画処理を説明するフローチ
ャートである。
【図23】ふち付マーカ選択時のマスク画像の配置を示
す図である。
【図24】ふちつきペンで描画される線が交わる例を説
明する図である。
【図25】立体ペンの描画処理を説明するフローチャー
トである。
【図26】図25に続くフローチャートである。
【図27】立体ペン選択時のマスク画像の配置を示す図
である。
【図28】ぶよぶよペン選択時のマスク画像の配置を示
す図である。
【図29】もこもこペン選択時のマスク画像の配置を示
す図である。
【図30】編集入力用モニタに表示されるスタンプモー
ドに関する編集画面を示す図である。
【図31】ふうせんスタンプの描画処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図32】ふうせんスタンプを説明する図である。
【図33】回転スタンプを説明する図である。
【図34】七色スタンプを説明する図である。
【図35】いっぱいスタンプの描画処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図36】いっぱいスタンプを説明する図である。
【図37】編集入力用モニタに表示される手作りスタン
プに関する編集画面を示す図である。
【図38】編集入力用モニタに表示される背景ブラシに
関する編集画面を示す図である。
【図39】背景落書き処理を説明するフローチャートで
ある。
【図40】編集入力用モニタに表示される背景ブラシに
関する編集画面を示す図である。
【図41】本発明を適用した画像印刷装置により作成さ
れる印刷媒体の例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置 13 撮影案内用スピーカ 14 撮影用モニタ 15 操作パネル 18 編集入力用モニタ 19 編集案内用スピーカ 20 タッチペン 21 シール取り出し口 31 撮影装置 32 CCDカメラ 81 CPU 82 ROM 83 RAM 84 プログラム記憶部 85 ドライブ 89 プリンタ 90 ID タグリーダライタ 91 シールシートユニット 92 シールシート 93 IDタグ 96 表示プロセッサ 97 タッチパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/243 5/243 5/91 G07F 17/26 // G07F 17/26 H04N 5/91 H N (72)発明者 大西 宏明 京都市右京区西京極野田町7 (72)発明者 河本 修一 亀岡市本梅町東加舎ホソー12番地 (72)発明者 石橋 武志 京都市下京区大宮通高辻下ル高辻大宮町 123番地 モンテベルデ壬生702号 Fターム(参考) 2C087 AB01 BA03 BB03 BB04 BB20 BD05 CB20 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD02 CD03 CD05 5C022 AA13 AB15 AB66 AC42 5C052 AA12 AB04 DD02 EE02 EE03 FA02 FA03 FA04 FB01 FC06 FD06 5C053 FA04 FA05 FA08 FA14 FA23 JA16 LA01 LA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像、およ
    び、前記画像を編集するための複数のペンツールもしく
    はスタンプツールの表示を制御する表示制御手段と、 前記表示制御手段により表示が制御されている前記複数
    のペンツールもしくはスタンプツールのうち、ユーザに
    よる操作に基づいて、所定の入力ツールを選択する選択
    手段と、 前記選択手段により選択された前記所定の入力ツールに
    より、前記表示制御手段により表示が制御されている前
    記画像を編集する編集手段とを備え、 前記ペンツールおよび前記スタンプツールは、所定の模
    様画像を描画するツールであり、 前記編集手段は、前記表示制御手段により表示が制御さ
    れている前記画像上に、前記ユーザによる前記スタンプ
    ツールの操作に基づいて、前記所定の模様画像の色もし
    くは形状を変化させて描画することを特徴とする画像印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記撮影手段によ
    り撮影された前記被写体の画像と、前記画像を編集する
    ための複数のペンツールもしくはスタンプツールが同一
    画面上に表示されるように制御することを特徴とする請
    求項1に記載の画像印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記編集手段により編集された前記画像
    を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により前記画像が印刷された前記印刷媒体
    を排出する排出手段とをさらに備えることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記編集手段は、前記ユーザによる前記
    スタンプツールの操作に基づいて、複数の前記所定の模
    様画像を配置することを特徴とする請求項1,2または
    3に記載の画像印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記ユーザによる前記ペンツールもしく
    は前記スタンプツールの操作に基づいて作成された自作
    画像を登録する登録手段をさらに備え、 前記編集手段は、前記表示制御手段により表示が制御さ
    れている前記画像上に、前記登録手段により登録された
    前記自作画像を配置もしくは描画することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の画像印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段により表示が制御され
    ている前記画像のうち、前記編集手段により編集可能な
    領域を検出する検出手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の画像印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記被写体の撮影距離が変更された場合
    における明度を補正する補正手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像印刷
    装置。
  8. 【請求項8】 被写体を撮影する撮影ステップと、 前記撮影ステップの処理により撮影された前記被写体の
    画像、および、前記画像を編集するための複数のペンツ
    ールもしくはスタンプツールの表示を制御する表示制御
    ステップと、 前記表示制御ステップの処理により表示が制御されてい
    る前記複数のペンツールもしくはスタンプツールのう
    ち、ユーザによる操作に基づいて、所定の入力ツールを
    選択する選択ステップと、 前記選択ステップの処理により選択された前記所定の入
    力ツールにより、前記表示制御ステップの処理により表
    示が制御されている前記画像を編集する編集ステップと
    を含み、 前記ペンツールおよび前記スタンプツールは、所定の模
    様画像を描画するツールであり、 前記編集ステップの処理による編集は、前記表示制御ス
    テップの処理により表示が制御されている前記画像上
    に、前記ユーザによる前記スタンプツールの操作に基づ
    いて、前記所定の模様画像の色もしくは形状を変化させ
    て描画することを特徴とする画像印刷方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像印刷方法により印
    刷されることを特徴とする印刷媒体。
  10. 【請求項10】 被写体を撮影する撮影ステップと、 前記撮影ステップの処理により撮影された前記被写体の
    画像、および、前記画像を編集するための複数のペンツ
    ールもしくはスタンプツールの表示を制御する表示制御
    ステップと、 前記表示制御ステップの処理により表示が制御されてい
    る前記複数のペンツールもしくはスタンプツールのう
    ち、ユーザによる操作に基づいて、所定の入力ツールを
    選択する選択ステップと、 前記選択ステップの処理により選択された前記所定の入
    力ツールにより、前記表示制御ステップの処理により表
    示が制御されている前記画像を編集する編集ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させ、 前記ペンツールおよび前記スタンプツールは、所定の模
    様画像を描画するツールであり、 前記編集ステップの処理による編集は、前記表示制御ス
    テップの処理により表示が制御されている前記画像上
    に、前記ユーザによる前記スタンプツールの操作に基づ
    いて、前記所定の模様画像の色もしくは形状を変化させ
    て描画することを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 被写体を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像、およ
    び、前記画像を編集するための複数のペンツールもしく
    はスタンプツールの表示を制御する表示制御手段と、 前記表示制御手段により表示が制御されている前記複数
    のペンツールもしくはスタンプツールのうち、ユーザに
    よる操作に基づいて、所定の入力ツールを選択する選択
    手段と、 前記選択手段により選択された前記所定の入力ツールに
    より、前記表示制御手段により表示が制御されている前
    記画像を編集する編集手段とを備え、 前記ペンツールおよび前記スタンプツールは、所定の模
    様画像を描画するツールであり、 前記編集手段は、前記表示制御手段により表示が制御さ
    れている前記画像上に、前記ユーザによる前記スタンプ
    ツールの操作に基づいて、前記所定の模様画像の色もし
    くは形状を変化させて描画する画像印刷装置において使
    用される印刷媒体ユニットであって、 前記印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する記
    憶手段を備え、 前記記憶手段により記憶されている前記識別情報が前記
    画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされるこ
    とを特徴とする印刷媒体ユニット。
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