JP4172114B2 - 動画像印刷方法 - Google Patents

動画像印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4172114B2
JP4172114B2 JP27063399A JP27063399A JP4172114B2 JP 4172114 B2 JP4172114 B2 JP 4172114B2 JP 27063399 A JP27063399 A JP 27063399A JP 27063399 A JP27063399 A JP 27063399A JP 4172114 B2 JP4172114 B2 JP 4172114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
print
image data
command
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27063399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001094911A (ja
Inventor
平 正 年 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP27063399A priority Critical patent/JP4172114B2/ja
Publication of JP2001094911A publication Critical patent/JP2001094911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4172114B2 publication Critical patent/JP4172114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば差分信号等のフレーム間の相関を含む動画データを印刷コマンドを付加してホスト機器側から送出してプリンタにより印刷する動画像印刷システム,このシステムに用いられる動画像プリンタ並びに動画像印刷方法及び動画像印刷プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)やワードプロセッサ等の各種電子機器(以下、ホスト機器とする)の発達に伴い、出力装置としてのプリンタの需要が拡大すると共に、高性能化も試みられている。例えばワードプロセッサ等により作成されたテキストデータやコンピュータ等を用いて作成されたりダウンロードされたりした静止画の画像データをプリンタに出力し、このプリンタが受信した印刷データに基づいてプリントを行なうことは広く知られている。
【0003】
ところで、近年、コンピュータ等のメモリの大容量化と動画像メディアソースの拡充とにより、パソコンのような実用的な機器においても、動画デジタルデータを処理することができるようになってきている。このような動画データを処理可能なパソコン等にあっては、家庭用のビデオカメラ等により撮影した映像を例えばメモリスティックのようなフレキシブル記憶手段に記憶させてパソコン内にデータとして取り込み、パソコンのキーボードやマウス,ジョイ・スティック等の入力操作手段を用いて加工・編集することも可能であり、その中の1つの方法として動画デジタルデータの特定のフレームを静止画画面に変換してプリンタに転送し、この静止画データをプリントすることも行なわれていた。
【0004】
したがって、従来の動画像の印刷は、プリンタサイドから見ると動画像の印刷ではなく、ホスト側の機器から送られてきた通常の静止画像の印刷であり、動画像を静止画像として処理可能か否かの機能はパソコン側の機能に依存していた。また、このような高機能のパソコンを用いない限り動画デジタルデータの印刷は行なえないことになる。また、動画データに基づいて、静止画像を連続的印刷する場合においても、動画データの中からホスト側の機器により変換された静止画データをプリンタ側のメモリに連続的に送り出して順次印刷していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の動画像を印刷するプリンタにおいては、パソコン等のホスト側機器に動画/静止画変換処理機能が設けられていない限り、動画デジタルデータを静止画としてプリントすることはできなかった。従来のプリンタにおいて、動画デジタルデータを静止画デジタルデータに変換して印刷することの困難性は、動画デジタルデータと静止画デジタルデータとの信号の構成が基本的に異なること、静止画データに比べて動画データのデータ量が膨大であること、連続する多数のフレームにより構成されている動画データにおいて所望フレームを特定することが難しいこと、の3つに起因している。
【0006】
すなわち、動画デジタル信号は、1水平走査期間で表示される1フレーム分の静止画デジタル信号を単に集合させたものではなく、クリアな画像を連続的に安定させて表示するために、フレーム間の相関を差分信号としてヘッダ情報に書き込んだり、フレーム内の動き補償やフレーム間の動き予測等の動き補正情報を書き込んだりしている。
【0007】
また、動画データは情報量が膨大であるためアナログデータからデジタルデータに変換する際に、例えば圧縮処理等のデータの加工が加えられており、このため動画データは一連のフレームの連続の中で、圧縮に関するフレーム間データの相関等の情報も符号の中に記述されている。したがって、動画デジタルデータの任意のフレームの画像を単純に切り出しただけでは静止画データを得ることはできないという問題があった。
【0008】
また、もしも動画デジタルデータを直接プリンタ側に取り込んで印刷するとしても、動画デジタルデータは多数のフレームにより構成されているため、動画デジタルデータを受信して多数のフレームの画像を記憶させておくためには、膨大な容量のメモリを必要とすると共に、その画像を動画データとしてそのまま記憶させておくか、それとも静止画データに変換して記憶させておくかについて選択しなくてはならないという問題もあった。
【0009】
さらに、動画像フレームデータの膨大さとも関連して、静止画データとしてプリンタ内で記憶させている場合、どの動画フレームに相当する静止画データをどのように出力させるか、または、動画データとしてフレームメモリ等に記憶させておいた場合、どのフレームの画像データを選択して静止画データに変換して出力すれば良いのかを特定することは難しく、何れかの方法によりどのフレームを選択させるのかを決定しなければならないという問題もあった。
【0010】
本発明は上記従来の問題を解決するために為されたものであり、ユーザが動画データを静止画として印刷したい場合に、連続するフレームの所望の範囲や枚数を指定するだけで、ホスト機器およびプリンタを含む印刷システム内で動画像を静止画像として印刷するためのコマンドを作成することにより、所望のフレームの動画データを静止画として印刷することのできる動画像印刷システム、このシステムに用いられる動画像プリンタ、動画像プリント方法及び動画像印刷プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0011】
また、コマンドを用いることにより印刷したい動画デジタルデータをホスト機器側、プリンタ側の何れであっても記憶容量の大きなメモリ手段を有する側に最も効率の良い形態により記憶することができると共に、所望のフレームの動画データを最適かつ迅速に静止画データに変換して円滑に印刷することのできる動画像印刷システム、動画像プリンタ、動画像プリント方法及び動画像印刷プログラムを記録した記録媒体を提供することをも目的としている。
【0012】
さらに、動画データから所望の静止画を得るための所定の手順を記憶した動画像印刷プログラムを例えばROMチップ等により更新可能にすることにより、既存のハードウェア資源を無駄にすることなく動画データを印刷することを可能にした、動画像印刷プログラムを記録した記録媒体を提供することをも目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の基本構成に係る動画像印刷システムは、フレーム間の相関を記述した動画データを含む画像データを作成または供給するホスト機器と、ホスト機器より出力された前記画像データを入力して解釈部により解釈することにより生成された印刷データに従って印刷機構が印刷を実行するプリンタと、を備え、前記ホスト機器および前記プリンタの少なくとも一方には、前記画像データが前記動画データである場合に、連続するフレームを含む前記動画データが所定の印刷手順により、前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定し、所望形式,所望枚数で印刷されるためのコマンドを生成してヘッダ情報としてこの動画データに付加する機能が設けられると共に、前記ホスト機器側より前記プリンタ側に送られてきた画像データが動画データであるときに、前記コマンドを解釈することにより印刷すべきデータが動画データであることを判別し、判別された動画データを静止画データに変換し、変換された静止画データを解釈された前記コマンドに従って前記印刷機構で印刷させることを特徴としている。
【0014】
上記第1の構成による動画像印刷システムによれば、最初の印刷の指定に基づくコマンドはホスト機器側で生成されるが、その後のコマンドのやり取りや動画データの静止画データへの変換や静止画データの展開等については、CPUやMPU等の処理装置の能力や記憶手段のメモリ容量等に余力のある方で行なうことができ、印刷データの処理能力にフレキシビリティを与えることができる。
【0015】
上記第1の構成による動画像印刷システムにおいて、前記ホスト機器は、前記画像データが前記動画データである場合に、連続するフレームを含む前記動画データが所定の印刷手順により、前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定し、所望形式,所望枚数で印刷されるためのコマンドを生成してヘッダ情報としてこの動画データに付加する機能を備え、前記プリンタは、入力された画像データが動画データであるときに前記コマンドを解釈することにより動画データが入力されたことを判別し、判別された動画データを静止画データに変換し、変換された静止画データを解釈された前記コマンドに従って前記印刷機構で印刷させるようにしても良い。
【0016】
このように第1の構成よる動画像印刷システムにおいて、ホスト機器側が動画像印刷の処理について主導権を持つように構成することにより、ホスト機器側から送出される動画データにはユーザによる所望印刷形式や枚数等の指定をコマンドとして付しておくだけで、プリンタ側で送られてきた画像データが動画データであることをコマンドに従い把握して静止画データに変換して展開した後、所望形式で所望枚数だけ印刷することができる。
【0017】
また、上記ホスト機器側主導の動画像印刷システムにおいては、前記ホスト機器は、ユーザの入力により前記動画データを所定の印刷手順により、前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定し、所望形式,所望枚数で印刷されるためのコマンドを生成するコマンド生成手段を備え、前記プリンタは、フレーム間の相関を含む動画データを入力可能な受信手段と、受信手段を介して入力された画像データが前記コマンド生成手段により生成されたコマンドを含む動画データであるときこのコマンドを解釈するコマンド解釈手段と、入力されたデータが前記コマンド解釈手段により動画データであると解釈されたときにこの動画データに付加されたコマンドに従って動画データを静止画データに変換する動画/静止画変換手段と、前記動画/静止画変換手段により動画データから変換された静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力する展開手段と、前記展開手段により展開されたデータを記憶する印刷データ記憶手段と、を備えるように構成しても良い。
【0018】
このようにホスト機器側が主導の動画像印刷システムによれば、ホスト機器側の構成はコマンド生成手段を設けておくくらいで、通常の印刷システムとハードウェア上の差異はあまり無いが、プリンタ側の構成としては動画データを静止画データとして所望の形式により印刷すべきコマンドであることを解釈する解釈手段や、動画データを静止画データに変換する手段等を設ける必要があり、ハードウェア的な変更を要することになる。しかしながら、後述する動画像印刷プログラムを記録したROM等の記録媒体によりソフトウェア的な変更を加えるだけでも適切に対処することはできる。
【0019】
また、上記のホスト機器側の主導によるハードウェア構成において、前記コマンド解釈手段により入力されたデータが動画データであると解釈された後、前記コマンドに従い前記コマンド解釈手段が出力する動画データをフレーム単位で記憶し、記憶したフレーム単位の動画データを前記動画/静止画変換手段に出力する動画記憶手段を、付加的構成としてさらに備えるようにしても良い。
【0020】
また、上記のホスト機器側の主導によるハードウェア構成において、前記印刷データ記憶手段は動画データから変換・展開されて記憶されている複数の印刷情報を動画データのフレームに対応させて順次にビットマップデータまたは中間データの形式で記憶する手段を付加的構成として設けるようにしても良い。
【0021】
以上のような2つの付加的な構成を設けることにより、記憶手段の記憶容量を大幅に増加させて情報量の大きい動画データに対処することができ、従来のプリンタの構成に記憶容量を追加するだけで動画像印刷システムのプリンタとしても充分対応させることが可能となる。
【0022】
また、上記第1の構成による動画像印刷システムにおいて、前記ホスト機器は前記画像データが前記動画データである場合に、連続するフレームを含む前記動画データを所定の印刷手順により、前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定し、所望形式,所望枚数で印刷するための印刷指示を入力し、前記プリンタ側からの要求に従って静止画転送要求が入力されたところで動画データの中から指定されたフレームの静止画データを取り出して前記プリンタに送出すると共に、前記プリンタは、前記ホスト機器より受信した前記印刷指示を解釈してレイアウト情報を作成しこのレイアウト情報に基づいて必要なフレーム番号を演算して前記ホスト機器側にフレーム番号に相当する静止画データを要求すると共に、指定した静止画データを受信して前記印刷機構により印刷させるように構成しても良い。
【0023】
このように、第1の基本構成においてプリンタ側が動画像印刷の主導権を持つように構成することにより、プリンタがホスト機器の持つ能力を最大限に利用しつつ、動画データから静止画データへの変換や、静止画データを所望形式に合わせて展開してからプリンタ側に送ることができ、プリンタ側のハードウェア構成を軽くすることが可能となる。
【0024】
上記第1の基本構成においてプリンタが主導権を有するハード構成としては、前記ホスト機器が、ユーザからの入力により前記動画データをプリンタにより印刷するためのコマンドを生成すると共にプリンタからのコマンド入力に基づいてコマンドを解釈して前記動画データにおける所定のフレームの静止画データを前記プリンタ側に送出するコマンド生成解釈手段と、前記コマンド生成解釈手段により解釈された前記プリンタからの印刷指令に基づいて、動画データを静止画データに変換する動画/静止画変換手段と、動画データを記憶する動画記憶部と動画データより変換されたフレーム単位の静止画データを記憶するフレームメモリを含む画像データ記憶手段とを備え、前記プリンタが、フレーム間の相関を含む動画データを入力可能な受信手段と、この受信手段を介して入力された前記ホスト側機器からの画像データに含まれるコマンドを解釈すると共にこのコマンドに基づいて前記レイアウト情報を生成しこのレイアウト情報に基づいて必要なフレーム番号を計算してそのコマンドを生成して前記ホスト機器側に出力するコマンド解釈生成手段と、を備えるものがある。
【0025】
このように、プリンタが主導の動画像印刷システムのハードウェア構成によれば、ホスト機器側に動画・静止画データ変換手段やフレームメモリ等を搭載させることによりプリンタ側のハードウェア構成を軽くすることができる。
【0026】
また、プリンタ側が主導する動画像印刷システムにおいては、更に付加的な構成として、前記プリンタが、前記コマンド解釈生成手段により解釈された前記ホスト機器側からのコマンドに基づき提供される前記レイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、入力されたデータが前記コマンド解釈生成手段により動画データであると解釈された後、前記コマンドに従い前記ホスト機器側より展開されて送られてきた動画データの指定されたフレームの静止画データを記憶するイメージメモリと、を更に備えるようにしても良い。
【0027】
このように、プリンタ主導型の動画像印刷システムにおけるプリンタを構成することにより、コマンド解釈生成手段を用いてユーザが印刷したい動画データの箇所を指定してプリンタ側から印刷を指示することができるようになる。コマンド解釈生成手段で生成されてホスト機器側に出力されたコマンドは、ホスト機器側に設けられたコマンド生成解釈手段において解釈されてホスト機器側に記憶されている動画データに対してコマンドに基づく所定の処理を行なうことができ、プリンタ側からホスト機器側に動画データを取りに行くことができる。
【0028】
また、プリンタ側が主導する動画像印刷システムにおいては、更に付加的な構成としての前記画像データ記憶手段を構成する前記フレームメモリは、動画データから変換・展開されて記憶されている複数の印刷情報を動画データのフレームに対応させて順次にビットマップデータまたは中間データの形式で記憶するようにしても良い。
【0029】
このように構成することにより、プリンタ側の記憶容量も充分に確保することができ、メモリ容量が多量に必要とする動画データの印刷に際して円滑な印刷動作を担保することが可能となる。
【0030】
また、第1の基本構成による動画像印刷システムにおいて、コマンドの一般的な定義としては、連続するフレームを有する前記動画データにおける印刷開始箇所と、印刷終了箇所と、印刷選択枚数と、の指定を少なくとも含み、前記ホスト機器側から入力された印刷箇所の指定に基づいてホスト機器と前記プリンタとの間で必要なコマンドの生成と解釈とが交互にやり取りされることにより印刷が実行されるように構成すれば良い。
【0031】
さらに、コマンドの具体的な内容としては、前記動画データの印刷開始フレーム番号,印刷終了フレーム番号,印刷間隔フレーム数を指定するコマンドを少なくとも含むようにしても良い。
【0032】
また、前記コマンドは、前記動画データの印刷開始時間,印刷終了時間,前記開始時間から終了時間までの間の印刷枚数を指定するコマンドを少なくとも含むようにしても良い。
【0033】
以上のように定義されるコマンドを使用することにより、動画像印刷システムは、ユーザが動画データの始点と終点および印刷したい枚数等の指定を入力すれば、上記コマンドにより指定内容がそのまま反映されてホスト機器とプリンタ間でコマンドのやり取りが行なわれ、更に動画データが静止画データに変換されると共に必要なフレームに対応する静止画データがプリンタ側に出力されてあたかも静止画を直接指定したかのような画像をプリンタより出力することが可能となる。
【0034】
また、本発明の第2の構成に係る動画像プリンタは、フレーム間の相関を記述した動画データを含む画像データを作成または供給するホスト機器より、印刷実行のためのコマンドを伴って出力された前記画像データを入力する受信部と、入力された前記画像データを解釈する解釈部と、印刷データを記憶する印刷データ記憶部と、この印刷データ記憶部より出力された印刷データに従い印刷を実行する印刷機構と、を備える動画像プリンタにおいて、前記画像データが前記動画データである場合に、連続するフレームを含む前記動画データが所定の印刷手順により、前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定し、所望形式,所望枚数で印刷されるためのコマンドを生成してヘッダ情報としてこの動画データに付加する機能を備え、前記ホスト機器側よりプリンタ側に送られてきた画像データが動画データであるときに前記コマンドを解釈することにより動画データが入力されたことを判別し、判別された動画データを静止画データに変換し、変換された静止画データを解釈された前記コマンドに従って前記印刷機構で印刷させることを特徴としている。
【0035】
上記第2の構成に係る動画像プリンタは、入力された前記画像データが動画データであるときに前記コマンドを前記解釈部により解釈することにより動画データが入力されたことを判別し、判別された動画データを静止画データに変換し、変換された静止画データを解釈された前記コマンドに従って前記印刷機構で印刷させるようにしても良い。
【0036】
また、第2の構成に係る動画像プリンタは、前記ホスト機器側からのコマンドを解釈するコマンド解釈生成手段と、このコマンド解釈生成手段により解釈された前記ホスト機器側からのコマンドに基づき提供されるレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、入力されたデータが前記コマンド解釈生成手段により動画データであると解釈された後、前記コマンドに従い前記ホスト機器側より展開されて送られてきた動画データの指定されたフレームの静止画データを記憶するイメージメモリと、をさらに備えるようにしても良い。
【0037】
また、第2の構成に係る動画像プリンタは、前記動画データから変換・展開されて記憶されている複数の印刷情報を動画データのフレームに対応させて順次にビットマップデータまたは中間データの形式で記憶するフレームメモリを含む画像データ記憶手段を備えるようにしても良い。
【0038】
以上のように、第2の構成に係る動画像プリンタによれば、基本的な命令を伝えるためのコマンドさえ確立しておけば、既存の印刷システムを用いて動画像の印刷が可能となり、既に社会で用いられているハードウェア資源を無駄にすることなく、今まで不可能であった動画像データを所望の静止画図像として印刷することができ、社会的なニーズに広く対応することが可能となる。
【0039】
次に、本発明の第3の構成としての動画像印刷方法は、動画像印刷システムにおけるホスト機器の指定部よりフレーム間データの相関記述された動画データの印刷範囲および印刷画像の形態や枚数指定するステップと、前記指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始箇所,印刷終了箇所,印刷フレームの飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドを前記ホスト機器のコマンド生成部において生成するステップと、前記動画像印刷コマンドを前記ホスト機器およびプリンタ間で互いに送受させ合うと共に、前記プリンタが前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定した、前記コマンドに従い印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換するステップと、変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに前記プリンタが展開するステップと、前記ステップで展開されたデータを前記プリンタの記憶部に記憶するステップと、前記記憶部に記憶したデータを前記プリンタの印刷部が印刷するステップと、を備えることを特徴としている。
【0040】
また、上記第3の構成に係る動画像印刷方法において、ホスト機器側主導で印刷を行なうために、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定をホスト機器側の指定部より入力するステップと、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成するステップと、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタのそれぞれのインターフェイス部間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈するステップと、解釈されたコマンドに従って印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換するステップと、変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力するステップと、展開されたデータを記憶するステップと、を備えるようにしても良い。
【0041】
また、上記第3の構成に係る動画像印刷方法において、プリンタ主導で印刷を行なうために、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力するステップと、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成するステップと、前記動画像印刷コマンドをホスト機器のインターフェイス部からプリンタのインターフェイス部へと送信して、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈し、このコマンドをレイアウト情報として記憶するステップと、記憶されたレイアウト情報に基づいてプリンタ側で必要なフレーム番号を計算しホスト側に対してフレーム番号に対応する静止画データを要求するコマンドを生成するステップと、生成された静止画要求コマンドをホスト機器側に送信し、ホスト機器側で要求されたフレームの動画データを静止画データに変換してプリンタ側に出力するステップと、ホスト機器側から送られてきた静止画データを受信してイメージメモリ上にレイアウトし、イメージメモリ上に印刷すべき印刷データが揃った時点でイメージデータを印刷機構に送るステップと、を備えるようにしても良い。
【0042】
このように、本発明の第3の構成に係る動画像プリント方法により、既存の印刷システムを用いてこの動画像プリント方法を適用すれば、広く社会に普及している印刷システムを動画像印刷システムに転用することができ、既存のハードウェア資源を有効に活用することが可能となる。
【0043】
次に、本発明の第4の構成に係る動画像印刷プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体はホスト機器とプリンタ間におけるコマンドを伴う印刷データを送受することにより印刷を行な印刷システムに用いられる動画像印刷プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力させる手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始箇所,印刷終了箇所,印刷フレームの飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドを生成させる手順と、前記動画像印刷コマンドを動画像印刷システムにおけるホスト機器およびプリンタ間で互いに送受させ合うと共に、前記プリンタが前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定した、前記コマンドに従い印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換させる手順と、変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力させる手順と、展開されたデータを記憶させる手順と、を前記動画像印刷システムに実行させることを特徴としている。
【0044】
また、上記第4の構成に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体は、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定をホスト機器側の指定部より入力する手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成する手順と、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタのそれぞれのインターフェイス部間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈する手順と、解釈されたコマンドに従って印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換する手順と、変換された静止画データを所定のレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力する手順と、展開されたデータを記憶する手順と、を備えるようにしても良い。
【0045】
さらに、第4の構成に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体は、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力する手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成する手順と、前記動画像印刷コマンドをホスト機器のインターフェイス部からプリンタのインターフェイス部へと送信して、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈し、このコマンドをレイアウト情報として記憶する手順と、記憶されたレイアウト情報に基づいてプリンタ側で必要なフレーム番号を計算しホスト側に対してフレーム番号に対応する静止画データを要求するコマンドを生成する手順と、生成された静止画要求コマンドをホスト機器側に送信し、ホスト機器側で要求されたフレームの動画データを静止画データに変換してプリンタ側に出力する手順と、ホスト機器側から送られてきた静止画データを受信してイメージメモリ上にレイアウトし、イメージメモリ上に印刷すべき印刷データが揃った時点でイメージデータを印刷機構に送る手順と、を備えるようにしても良い。
【0046】
このように、第4の構成に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体によれば、既存の印刷システムの例えばホスト機器側にフレキシブルディスクやコンパクトディスクを用いてこの動画像印刷プログラムを読み込ませ、かつ、RONMチップ等によりプリンタ側の印刷プログラムを更新することにより、広く社会に普及している既存の印刷システムであっても動画像印刷システムとして活用することができ、既存のハードウェア資源を有効に活用することが可能となる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る動画像印刷システム動画像プリンタ,動画像印刷方法及び動画像印刷プログラムを記録した記録媒体の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0048】
(第1実施形態)
図1は本発明の基本概念としての第1実施形態に係る動画像プリンタの構成を示すブロック構成図である。図1において、動画像印刷システム1は、動画像データの生成や供給を行なう例えばパーソナルコンピュータ(以下、PC)等のホスト機器2と、ホスト機器2より供給された動画データを印刷するプリンタ10とを備えている。ホスト機器2は、動画データを表示する表示手段3と、表示手段3に表示された連続するフレームよりなる動画データのうちからユーザが印刷したい範囲を指定するための動画印刷画像指定手段4と、動画データを記憶しておく動画記憶手段5と、動画印刷画像指定手段4により指定された動画データに関して所定のコマンドを生成すると共にプリンタ10側からの要求コマンドにより動画データを要求された場合にプリンタ10のコマンドを解釈するコマンド生成解釈手段6と、プリンタ10とのデータの出入力を行なうインターフェース(以下、I/F部)7と、を備えている。
【0049】
また、プリンタ10はI/F部7との間でコマンドやデータのやり取りをするI/F部11と、ホスト機器2から送られてきたコマンドを解釈して動画データを所定の形式で印刷すると共に例えばプリンタ主導型の印刷システムにおいてはホスト機器2に対して動画データ要求コマンドを生成するためのコマンド解釈生成手段12と、コマンド解釈生成手段12により解釈された動画データを静止画データに変換する動画/静止画変換手段13と、動画データをフレーム単位で記憶可能なフレームメモリ14と、動画/静止画変換手段13により変換された印刷すべき動画データのフレームに対応する静止画をビットマップデータまたは中間データに展開する展開手段15と、展開された静止画データを展開した状態のままで記憶するイメージメモリ16と、イメージメモリ16より供給された静止画データを印刷するプリンタエンジン等の印刷機構17と、より構成されている。
【0050】
この第1実施形態に係る動画像印刷システムは、本発明の最も基本的な概念を含むものであり、動画データの印刷手順等に関するコマンドを付して動画データを印刷する印刷システムにおけるホスト機器2とプリンタ10とが分担する役割については、何れが主導するかを限定していない実施形態である。したがって、この第1実施形態に係る動画印刷システムは、ホスト機器2とプリンタ10との間でコマンドを用いることにより、従来不可能であった動画像の印刷が可能となった点に特徴を有し、既存の印刷システムを用いていても、動画印刷用のコマンドを一方で生成して他方でこれを解釈して動画データの中から指定されたフレームに対応するデータを静止画データに変換して印刷を行なうことができる。
【0051】
(第2実施形態)
次に、上記第1実施形態よりも具体的な構成としての第2実施形態に係る動画像プリンタについて、図2および図3を参照しながら詳細に説明する。図2は第2実施形態に係る動画印刷システムの構成例を示すブロック図、図3は第2実施形態の動画印刷システムの動作を説明するためのタイムチャートである。図2においては、図1の構成要素と同一または相当する構成要素については同一符号を用いることにとする。この第2実施形態に係る動画印刷システムは、ホスト機器側が主導して動画の印刷を行なう例を示している。
【0052】
図2において、動画印刷システム1は、種々の印刷動作を制御する中央処理ユニット(以下、CPU―Central Processing Unit―とする)よりなる制御部8と、動画像を表示する表示部3と、動画データの中からユーザが印刷したい箇所を指定する指定部4と、動画像を記憶する動画記憶部5と、制御部8の処理に基づき動画印刷に関するコマンドを生成するコマンド生成部6と、プリンタ用のインターフェース7と、を備えている。
【0053】
また、プリンタ10は、ホストPC2用のI/F部11と、ホスト機器2側より送られてきた動画印刷用のコマンドを解釈するコマンド解釈部12と、プリンタ2内における種々の印刷動作を制御するCPU等よりなる制御部18と、動画/静止画変換手段13と、フレームメモリ14と、イメージメモリ16と、エンジン17と、プリンタ動作の表示または操作を行なうパネル19と、送られてきた動画データを所定のレイアウトに配置するためのレイアウトを記憶するレイアウト記憶部20と、を備えている。なお、この第2実施形態においては第1実施形態の展開手段15は制御部18内に設けられている。
【0054】
次に、第2実施形態に係る動画印刷システムの動作について説明する。まず、ホスト機器2側の動作から説明すると、ユーザは表示部3に表示されたメッセージに従い、指定部4より印刷情報(印刷開始フレーム番号,印刷終了フレーム番号,スキップフレーム等)を入力する。制御部8は、指定された印刷情報をコマンド生成部6によりコマンドに変換して、プリンタI/F部7を介してプリンタ10に送信する。コマンド送信後、制御部8は動画記憶部5より動画データを取り出してコマンド生成部6によりコマンドヘッダを添付後、プリンタI/F部7を介してプリンタ10に送信する。
【0055】
次に、プリンタ10側の動作について説明する。I/F部11を介してホスト機器2より受信したコマンドは、コマンド解釈部12で解釈されて、制御部18を介してレイアウト情報としてレイアウト記憶部20に保存される。続く動画データは制御部18が動画/静止画変換部13に送り、フレームが静止画としてフレームメモリ14上に一旦保持される。制御部18は、レイアウト記憶部20に保持されているレイアウト情報からこのフレームを印刷すべきか否かを判断し、印刷すべきフレームである場合にはイメージメモリ16上にレイアウトする。イメージメモリ16上に印刷すべきデータが揃った時点で、制御部18はイメージメモリ16内に記憶されている印刷データをプリンタエンジン(印刷機構)17に出力して印刷を実行させる。
【0056】
不揮発性メモリ上に蓄えられるコマンドのフォーマットとしては、印刷開始フレーム番号(ないしは時間),印刷終了フレーム番号(ないしは時間),フレーム間枚数(ないしは時間),1ページ中の印刷フレーム数、印刷サイズ、印刷密度、印刷レイアウト情報等が含まれ、パネル19を用いてこれらのコマンドは書き換え可能である。
【0057】
図3には、図2に示された第2実施形態の動作を補充するために、ホスト機器2とプリンタ10との間でのコマンドのやり取りを含むシステム全体のタイムチャートが示されている。図3において、ホストPC2側では、印刷情報が入力され、この印刷情報をコマンドに変換し、このコマンドをプリンタ10側に送信して動作がプリンタ側に移る。プリンタ10側では、コマンドを受信し、印刷開始フレームの指定や印刷終了フレームの指定、また印刷間隔フレーム数の指定等のコマンドに基づいてこれらのコマンドをレイアウト情報に変換してレイアウト記憶部20内に保持する。続いて、ホスト機器2側より動画データのファイルが送られてくると、プリンタ10は動画データファイルを受信して、動画/静止画変換部13を用いて動画/静止画変換を行ない、フレームメモリにフレーム単位で蓄積していく。その一方で、制御部18はレイアウト情報に基づいて変換された静止画データをイメージメモリ16上に展開して、コマンドに基づく印刷情報が全てイメージメモリ16上に展開された時点でエンジン17を介して動画データから変換された静止画データを印刷する。
【0058】
このホスト主導型の第2実施形態に係る動画印刷システムによれば、ホスト機器2側にはコマンド生成部6を設けるだけで、その他の構成はプリンタ10側に新たな構成を付加することにより実現できるので、既存のホストPC2等に変更を加えることなく発明を実施することが可能である。プリンタ10側の構成については、動画/静止画変換部13,フレームメモリ14,レイアウト記憶部20等の構成要素を新たに設ける必要があるが、後述する印刷プログラムを記録する記録媒体としてのROMチップ等を既存のチップと交換して制御プログラムをソフトウェア的に変更してしまえば、容易に発明の実施を行なうことができる。
【0059】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る動画印刷システムについて図4および図5を参照しながら説明する。この第3実施形態に係る動画印刷システムは、プリンタ主導でシステムが構成されている。図4における符号も図1または図2に用いられた符号を対応させて用いることにする。
【0060】
図4において、ホストPC2は、表示部3,指定部4,動画記憶部5,制御部8,コマンド生成・解釈部6,プリンタI/F部7等を有している点では、図2の第2実施形態に係る動画印刷システムと同じであるが、制御部8の制御により動画記憶部5に記憶されている動画データを読み出して静止画データへと変換する動画/静止画変換部21と、静止画データに変換されたフレーム対応の静止画を記憶しておくフレームメモリ22が設けられている点が第2実施形態との相違点である。また、コマンド生成・解釈部6も第2実施形態のコマンド制せ陰部6のように、一方的ホストPC2側からコマンドを生成して送るのみでなく、プリンタ10側からの要求コマンドを解釈する機能を有していなければならないので、コマンド生成・解釈部6となっている。
【0061】
プリンタ10側の構成は、図2の第2実施形態で設けられていた動画/静止画変換部13とフレームメモリ14がホストPC2側に設けられているため、より簡単な構成となっている。また、第2実施形態ではコマンドの解釈のみ行なっていたコマンド解釈部12が、動画要求コマンド等を作成してホストPC2側に要求するため、コマンド解釈・生成部12として構成されている。構成上の差異は以上の点であるが、以下に動作について説明する。
【0062】
第3実施形態に係る動画印刷システムの動作としては、まずホストPC2側では、ユーザが表示部3に表示されたメッセージに従って、指定部4より印刷情報(印刷開始フレーム番号,印刷終了フレーム番号,スキップフレーム数等)を入力する。制御部8は「、指定された情報に基づいてコマンド生成・解釈部6によりコマンドを生成し、プリンタI/F部7を介してプリンタ10側にコマンドを出力する。
【0063】
次に、プリンタ10側では、I/F部11を介してホストPC2側から受信したコマンドをコマンド解釈・生成部12で解釈し、制御部18を介してレイアウト記憶部20に保持する。制御部18は、レイアウト情報に基づいて必要なフレーム番号を計算しホストPC2側に対して、フレーム番号に相当する静止画像を送信するように命じるコマンドをコマンド解釈・生成部12により作成する。
【0064】
このコマンドはプリンタ1からホストPC2側に送られて、ホストPC2のコマンド生成・解釈部6で解釈されて、フレームメモリ22に記憶されている動画データ対応の静止画データがI/F部7および11を介して送信され、プリンタ10側に動画対応データが取り込まれる。
【0065】
指定した静止画をホストPC2から受信すると、プリンタ10はレイアウト記憶部20に記憶されているレイアウト情報に基づいて、イメージメモリ16上に受信した静止画を展開してレイアウトする。イメージメモリ16上に、印刷すべきデータが揃った時点で制御部18イメージメモリ16に記憶されている画像データをエンジン17に送り印刷が実行される。
【0066】
不揮発性メモリ上に蓄えられるコマンドのフォーマットとしては、印刷開始フレーム番号(ないしは時間),印刷終了フレーム番号(ないしは時間),フレーム間枚数(ないしは時間),1ページ中の印刷フレーム数、印刷サイズ、印刷密度、印刷レイアウト情報等が含まれ、パネル19を用いてこれらのコマンドは書き換え可能である点については第2実施形態と同様である。
【0067】
この第3実施形態に係る動画印刷システムの動作について図5のタイムチャートを参照しながら説明する。図5において、ホストPC2側では、印刷情報が入力され、この印刷情報をコマンドに変換し、このコマンドをプリンタ10側に送信して動作がプリンタ側に移る。プリンタ10側では、コマンドを受信し、印刷開始フレームの指定や印刷終了フレームの指定、また印刷間隔フレーム数の指定等のコマンドに基づいてこれらのコマンドをレイアウト情報に変換してレイアウト記憶部20内に保持する。ここまでの操作は第2実施形態と同様である。
【0068】
次に、プリンタ10は静止画データ要求コマンドを作成してホストPC2側にデータ要求を送出し、ホストPC2はこのコマンドを受信すると、動画/静止画変換部21により変換されてフレームメモリ22内に記憶されていた要求フレームデータに相当する静止画データを付加してこのコマンドをプリンタ10側に送り返す。プリンタ10はこのコマンドを付されて送られてきた静止画データを受信し、前記レイアウトに従いイメージメモリ16上に展開して印刷データを蓄積する。印刷データが揃うとイメージメモリ16は蓄積した印刷データをエンジン17に出力して印刷が実行される。
【0069】
以上説明した第3実施形態に係る動画印刷システムによれば、ホストPC2が一方的コマンドを作成してプリンタ10側に印刷指令を出すのみでなく、プリンタ10側でも必要な静止画データをホストPC2側に要求するコマンドを生成していわば静止画データを取りに行くことができ、プリンタ主導による動画データの印刷を可能にできるという効果がある。
【0070】
(第4実施形態)
なお、上述した第1ないし第3実施形態に係る動画印刷システムにおいては、動画データは静止画データと同様にI/F部11に直接供給されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばPCカードに蓄積されている動画データの中から複数のフレームを指定して1枚の用紙に印刷する場合であってもコマンドにより動画データを印刷することは可能である。図6,図7は、このような着想より説明した第4実施形態に係る動画像印刷方法を示している。
【0071】
この第4実施形態に係る動画像印刷方法を行なうためのハードウェア構成としては例えば図2に示される動画印刷システム等が用いられる。図6において、ユーザはまず、対象動画ファイルの指定を行なう。具体的には印刷開始フレーム番号STを指定し、印刷終了フレーム番号ETを指定し、印刷間隔フレーム数DTを指定し、用紙中の印刷フレーム数FTを指定する。印刷対象の指定が行なわれると、例えばホストPC側の制御部が、印刷開始フレーム番号STよりも印刷終了フレーム番号ETの方が大きいか否かを判別し、「ET>ST」でない場合には動画の印刷は行なわれない。
【0072】
「ET>ST」の場合には、PCカード内に蓄積されている動画ファイルが開かれる。次のステップで動画ファイルを開くことができたか否かが判別され、開かれなければ動画の印刷は行なわれないが、開かれた場合にはページレイアウト処理が行なわれる。次に印刷バンド位置の初期化が行なわれ、現在のバンド位置に関するフレーム番号が計算される。次に、フレーム番号の画像をバンドバッファ上に展開した後、バンドバッファをプリンタエンジンに送出して印刷を実行する。次に印刷バンドの位置を更新して、印刷すべき全フレームが印刷されたか否かが判別される
印刷すべき全フレームが印刷されていないと判断された場合には、印刷バンドがページの限界を超えたか否かが判別され、印刷可能範囲内にあれば、再び現在のバンド位置に関するフレーム番号を計算し、それ以降の処理を実行する。印刷バンドがページの限界を超えたものと判別されたときには、再び印刷バンド位置の初期化が行なわれ、それ以降の処理が実行される。
【0073】
上記判断ステップで、印刷すべき全フレームが印刷されたか否かが判別されたときに、全フレームが印刷されたものと判断された場合には、排紙が行なわれてから動画ファイルが閉じられて一連の印刷動作が終了する。
【0074】
上記第4実施形態に係る動画像印刷方法においては、印刷対象を指定する際に上記のような開始,終了,印刷間隔についてフレームを用いることなく、印刷対象の指定に印刷開始時間,印刷終了時間,印刷間隔時間等のように時間を用いるようにしても良く、その場合キャプションとして経過時間を印刷画像に付加することも可能である。この一例を示したのが図7であり、図7においては、5.00sから10.00sまでの秒数が各フレームの下側に付加されている。
【0075】
すなわち、印刷開始時間ST=5s,印刷終了時間ET=10s,1枚の用紙に印刷するフレーム数FT=20枚として、全画像のうちのN=20フレームを印刷することを指定した場合、毎秒30フレームとして印刷されるフレームは、F=ST+INT[{(ET−ST)/(N−1)}×xi×30]/30
(i=0〜19)
により計算されるF秒経過後のフレームである。このようにして、第4実施形態に係る動画像印刷方法によれば、印刷範囲の開始,終了,間隔や印刷枚数若しくは1枚に印刷可能なフレーム数等の印刷対象の指定を行なうことにより、印刷可能な範囲でホスト機器側またはプリンタ側がコマンドを生成して送出し、これを相手側で解釈して印刷を実行することができるので、今まで不可能かと思われていた動画データの印刷が可能となる。
【0076】
(第5実施形態)
次に、図示説明は省略するが、本発明の第5実施形態に係る動画像プリント方法について説明する。第5実施形態に係る動画像プリント方法は、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力するステップと、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始箇所,印刷終了箇所,印刷フレームの飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドを生成するステップと、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタ間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドに従い印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換するステップと、変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力するステップと、展開されたデータを記憶するステップと、を備えている。
【0077】
また、上記第5実施形態に係る動画像プリント方法において、ホスト機器側主導で印刷を行なうために、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定をホスト機器側の指定部より入力するステップと、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成するステップと、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタのそれぞれのインターフェイス部間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈するステップと、解釈されたコマンドに従って印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換するステップと、変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力するステップと、展開されたデータを記憶するステップと、を備えるようにしても良い。
【0078】
また、上記第5実施形態に係る動画像プリント方法において、プリンタ主導で印刷を行なうために、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力するステップと、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成するステップと、前記動画像印刷コマンドをホスト機器のインターフェイス部からプリンタのインターフェイス部へと送信して、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈し、このコマンドをレイアウト情報として記憶するステップと、記憶されたレイアウト情報に基づいてプリンタ側で必要なフレーム番号を計算しホスト側に対してフレーム番号に対応する静止画データを要求するコマンドを生成するステップと、生成された静止画要求コマンドをホスト機器側に送信し、ホスト機器側で要求されたフレームの動画データを静止画データに変換してプリンタ側に出力するステップと、ホスト機器側から送られてきた静止画データを受信してイメージメモリ上にレイアウトし、イメージメモリ上に印刷すべき印刷データが揃った時点でイメージデータを印刷機構に送るステップと、を備えるようにしても良い。
【0079】
このように、本発明の第5実施形態に係る動画像プリント方法により、既存の印刷システムを用いてこの動画像プリント方法を適用すれば、広く社会に普及している印刷システムを動画像印刷システムに転用することができ、既存のハードウェア資源を有効に活用することが可能となる。
【0080】
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体について図8及び図9を用いて説明する。図8,図9は、動画像印刷プログラムを記録した記録媒体が用いられるコンピュータシステム30の一例を示す斜視図及びブロック図である。図8において、コンピュータシステム30は、CPUを含むコンピュータ本体31と、例えばCRT等の表示装置32と、キーボードやマウス等の入力装置33と、印刷を実行するプリンタ34と、を備えている。
【0081】
コンピュータ本体31は、図9に示すように、RAMより構成される内部メモリ35と、内蔵または外付け可能なメモリユニット36と、を備えており、メモリユニット36としてはフレキシブル又はフロッピディスク(FD)ドライブ37,コンパクトディスク(CD)−ROMドライブ38,ハードディスクドライブ(HD)ユニット39が搭載されている。図6に示すように、これらのメモリユニット36に用いられる記録媒体40としては、FDドライブ37のスロットに挿入されて使用されるフレキシブル又はフロッピディスク(FD)41と、CD−ROMドライブ38に用いられるコンパクトディスク(CD)−ROM42等が用いられる。
【0082】
図8及び図9では一般的なコンピュータシステムに用いられる記録媒体40としてのFD41やCD−ROM42を例示したが、本発明は特にプリンタ34の印刷実行プログラムに関するものであるので、上記例示した記録媒体以外でも例えばプリンタ34に内蔵させる不揮発性メモリ21としてのROMチップに本発明の第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録させて、このROMチップを差し替えにより交換するようにしても良い。
【0083】
記録媒体40には、ホスト機器とプリンタ間におけるコマンドを伴う印刷データを送受することにより印刷を行なう印刷システムに用いられるものであって、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力する手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始箇所,印刷終了箇所,印刷フレームの飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドを生成する手順と、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタ間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドに従い印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換する手順と、変換された静止画データを所定のレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力する手順と、展開されたデータを記憶する手順と、が格納されている。
【0084】
また、上記第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体は、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定をホスト機器側の指定部より入力する手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成する手順と、前記動画像印刷コマンドをホスト機器およびプリンタのそれぞれのインターフェイス部間で互いに送受し合うと共に、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈する手順と、解釈されたコマンドに従って印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換する手順と、変換された静止画データを所定のレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに展開して出力する手順と、展開されたデータを記憶する手順と、を格納するようにしても良い。
【0085】
さらに、第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体は、フレーム間の相関を記述した動画データの少なくとも印刷範囲および印刷画像の形態や枚数の指定を入力する手順と、入力された指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始フレームまたは時間,印刷終了フレームまたは時間,印刷フレームまたは時間の飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドをホスト機器側のコマンド生成部により生成する手順と、前記動画像印刷コマンドをホスト機器のインターフェイス部からプリンタのインターフェイス部へと送信して、前記コマンドをプリンタのコマンド解釈部で解釈し、このコマンドをレイアウト情報として記憶する手順と、記憶されたレイアウト情報に基づいてプリンタ側で必要なフレーム番号を計算しホスト側に対してフレーム番号に対応する静止画データを要求するコマンドを生成する手順と、生成された静止画要求コマンドをホスト機器側に送信し、ホスト機器側で要求されたフレームの動画データを静止画データに変換してプリンタ側に出力する手順と、ホスト機器側から送られてきた静止画データを受信してイメージメモリ上にレイアウトし、イメージメモリ上に印刷すべき印刷データが揃った時点でイメージデータを印刷機構に送る手順と、を格納するようにしても良い。
【0086】
このように、第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体によれば、既存の印刷システムの例えばホスト機器側にフレキシブルディスクやコンパクトディスクを用いてこの動画像印刷プログラムを読み込ませ、かつ、ROMチップ等によりプリンタ側の印刷プログラムを更新することにより、広く社会に普及している既存の印刷システムであっても動画像印刷システムとして活用することができ、既存のハードウェア資源を有効に活用することができるという特有の効果がある。
【0087】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る動画像印刷システムによれば、動画データの印刷範囲をコマンドにより指定してプリンタ側に送出し、この動画データを静止画データに変換してプリンタエンジン等の印刷機構に出力することにより動画データを印刷することができるように構成したので、今まで不可能であった動画データの静止画としての印刷がコマンドを用いることにより印刷システム内で可能となる。
【0088】
また、印刷対象を指定するためのコマンドは、ホスト機器主導で行なう場合には動画データのヘッダ情報を利用して送ることもでき、ホスト機器主導でコマンドを送る場合、プリンタ側に動画/静止画変換手段やフレームメモリを設けるだけで動画データを確実に静止画画像として印刷することができ、従来の印刷システムにそれほど大幅な変更を加えることなく、動画データにおける所望のフレームを静止画像として取り出すことが可能となる。
【0089】
また、プリンタ主導で行なう場合には、まず、印刷対象の指定や印刷様式の指定等を行なうことにより、まずコマンドをプリンタに送り、プリンタ側でこのコマンドを解釈してレイアウト情報を生成してこのレイアウト情報に対応させて動画要求コマンドを生成してホスト機器に対してコマンドを送出し、ホスト機器側で動画/静止画変換を行なって要求フレームに対応する静止画データをプリンタ側に送出するようにしているので、プリンタ側にはホスト機器側から送られてきたコマンドをレイアウト情報に変換する機能や動画データを要求する為のコマンドを生成する機能等を付加するだけで動画像の印刷が可能となる。
【0090】
また、ホスト機器側には印刷対象の指定に対応してコマンドを生成する機能や動画/静止画変換機能を付加しなくてはならないが、最近のパーソナルコンピュータの演算処理能力の向上と記憶容量の増大により、既存のプリンタに大幅な変更を加えなくともホスト機器側に例えば動画像印刷プログラムを読み込ませると共にプリンタ側の印刷実行プログラムもROMチップ等を交換することなどにより変更するだけで、既存の印刷システムを有効に活用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念としての第1実施形態に係る動画像印刷システムの構成を示すブロック図。
【図2】第2実施形態に係る動画像印刷システムの構成例を示すブロック図。
【図3】第2実施形態の動作を説明するためのタイムチャート。
【図4】第3実施形態に係る動画像印刷システムの構成例を示すブロック図。
【図5】第3実施形態の動作を説明するためのタイムチャート。
【図6】第4実施形態に係る動画像印刷方法の処理の流れを示すフローチャート。
【図7】第4実施形態におけるキャプション印刷例を示す説明図。
【図8】第6実施形態に係る動画像印刷プログラムを記録した記録媒体を実施するコンピュータシステムを示す斜視図。
【図9】第6実施形態を実施するコンピュータシステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 動画印刷システム
2 ホスト機器
3 プリンタ
4 指定部(印刷画像指定手段)
5 動画記憶手段
6 コマンド生成(解釈)手段(部)
8 制御部
10 プリンタ
12 コマンド解釈(生成)手段(部)
13,21 動画/静止画変換手段
14,22 フレームメモリ
16 印刷データ記憶部(イメージメモリ)
17 印刷機構(プリンタエンジン)
20 レイアウト記憶部

Claims (1)

  1. 動画像印刷システムにおけるホスト機器の指定部よりフレーム間データの相関記述された動画データの印刷範囲および印刷画像の形態や枚数指定するステップと、
    前記指定に基づいて、連続するフレームを含む前記動画データにおける印刷開始箇所,印刷終了箇所,印刷フレームの飛び越し指定および印刷出力形式を含む動画像印刷コマンドを前記ホスト機器のコマンド生成部において生成するステップと、
    前記動画像印刷コマンドを前記ホスト機器およびプリンタ間で互いに送受させ合うと共に、前記プリンタが前記動画データの中から複数のフレームを印刷範囲として指定した、前記コマンドに従い印刷すべき動画データから動画特性を除去してフレーム対応の静止画データに変換するステップと、
    変換された静止画データをレイアウト情報に基づいて印刷形式を整えると共に静止画データをビットマップデータまたは中間データに前記プリンタが展開するステップと、
    前記ステップで展開されたデータを前記プリンタの記憶部に記憶するステップと、
    前記記憶部に記憶したデータを前記プリンタの印刷部が印刷するステップと、
    を備えることを特徴とする動画像印刷方法。
JP27063399A 1999-09-24 1999-09-24 動画像印刷方法 Expired - Fee Related JP4172114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27063399A JP4172114B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 動画像印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27063399A JP4172114B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 動画像印刷方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300660A Division JP4232847B2 (ja) 2007-11-20 2007-11-20 動画像印刷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001094911A JP2001094911A (ja) 2001-04-06
JP4172114B2 true JP4172114B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=17488814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27063399A Expired - Fee Related JP4172114B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 動画像印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4172114B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4412159B2 (ja) 2004-01-29 2010-02-10 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、プリンタ及びプリンタの制御方法
JP4757113B2 (ja) * 2006-06-26 2011-08-24 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、情報処理装置、印刷装置、印刷データ生成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001094911A (ja) 2001-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736761B2 (ja) 印刷装置
JP2006228066A (ja) 印刷システム及び文書管理システム
JP6116352B2 (ja) 製本印刷システムおよび情報処理装置およびその制御方法およびプログラム
CN1241386C (zh) 数码相机、图像处理装置、图像处理方法、图像处理系统
JP3997013B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2006237705A (ja) 文書閲覧印刷システム
JP4172114B2 (ja) 動画像印刷方法
JP4035211B2 (ja) 映像制御装置及び制御方法及び記憶媒体
JP4232847B2 (ja) 動画像印刷システム
JP4646703B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2014110597A (ja) 画像処理装置、プレビュー画像表示方法、及びプログラム
JP4081736B2 (ja) 動画像プリンタ、動画像プリント方法、及び、動画像印刷プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4479348B2 (ja) 印刷システム
JP4335852B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびプログラム
JP5264553B2 (ja) 画像処理装置、及びその制御方法,プログラム
JPH0644013A (ja) 印刷データの圧縮方法
JP2008269566A (ja) プリンタドライバプログラム及びそれを有するプリンタシステム
JP2006163774A (ja) 複数画像処理システム
JP5178497B2 (ja) 画像読み取り装置、及び画像読み取り装置の制御方法、並びにプログラム
JP2006024227A (ja) 印刷装置および印刷指示端末、印刷システム、印刷プログラム並びに印刷方法
JPH11212962A (ja) 文書処理装置及び方法並びに記憶媒体
JP2004021452A (ja) 画像出力システム
JP2002152488A (ja) スプールデータ生成装置および方法ならびに記憶媒体
JP4194173B2 (ja) 管理サーバおよびデータ処理装置および出力装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2004096761A (ja) デジタルスチルビデオカメラおよびデジタルスチルビデオカメラの画像データ出力システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071120

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees