JP4172067B2 - 吐水具等の位置調節装置 - Google Patents

吐水具等の位置調節装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吐水具等を移動可能にしてその移動位置を調節することができる位置調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば吐水具等の位置調節装置として図に示すものがある。
【0003】
このものは、吐水管100の先端部にガイドスリーブ101が螺着されており、そのガイドスリーブ101に筒状ナット102が螺着されている。また、ガイドスリーブ101には、先端部に吐水口部材104を備えたパイプ部103が摺動自在に嵌合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものは、パイプ部103をガイドスリーブ101から引き出して伸長させたり、押し込んで縮めて所定の位置に固定する場合は、一度筒状ナット102を回してガイドスリーブ101から緩めてから伸縮させて、再度筒状ナット102を回してガイドスリーブ101に固く締め付けて螺着しなければならなかった。
【0005】
従って、パイプ部103を伸縮させて任意の位置で固定しようとすると、その動作が複雑で面倒であり、かつ時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消し、簡単な動作で吐水具等を伸縮させて任意の位置で保持させることができる吐水具等の位置調節装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、基端が固定された内筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段と、を備え、前記抵抗手段は、径方向に拡縮自在なガイド部材と、該ガイド部材を軸芯方向に付勢する弾性部材とからなることを特徴としている。
【0008】
従って、内筒部材との摩擦抵抗によって外筒部材を内筒部材の外周上を移動させるので、外筒部材を動かすだけの簡単な動作で内筒部材の任意の位置に外筒部材を保持することができ、使い勝手が大幅に向上する。
【0009】
抵抗手段は、径方向に拡縮自在なガイド部材と、該ガイド部材を軸芯方向に付勢するばね等の弾性部材とから構成しているので、簡単な構造で内筒部材の任意の位置に外筒部材を確実に保持することができる。
【0010】
基端が固定された内筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段と、を備え前記抵抗手段は、前記内筒部材の少なくとも外周部に設けた磁性体と、該磁性体に吸着する磁石とから構成してもよく、この場合も簡単な構造で内筒部材の任意の位置に外筒部材を確実に保持することができる。
【0011】
また、抵抗手段は、内筒部材外周部の任意の位置のみに摩擦抵抗を作用させる操作手段を備えていることにも特徴を有する。
【0012】
従って、内筒部材外周部の任意の位置まで外筒部材を移動させる際は、外筒部材に摩擦抵抗が作用しないので外筒部材を楽に移動させることができ、特に、比較的力の弱い子供や高齢者にとっては、外筒部材を非常に楽な動作で伸縮させることができ、かつ任意の位置で外筒部材をより強固に保持することができるので、使い勝手性が更に向上する。
【0013】
また、操作手段は、外筒部材の移動時にガイド部材を弾性部材による付勢力に抗して拡径し、内筒部材外周部の任意の位置にてガイド部材の拡径を解除するようにしたので、外筒部材を楽に移動させることができるとともに任意の位置でより強固に保持することができ、操作性が向上する。
【0014】
更に、操作手段は、ガイド部材の径方向に拡縮させるために一部削除したスリット部に設けた受け部と、受け部に係合する係合部を有する操作部材とから構成したので、簡単な構造で外筒部材を楽に移動させることができるとともに任意の位置でより強固に保持することができる。
【0015】
また、操作手段は、外筒部材の移動時に磁性体と磁石との吸着を解除し、内筒部材外周部の任意の位置にて磁石に励磁して磁石を磁性体に吸着させるようにしてもよく、この場合も同様に、外筒部材を楽に移動させることができるとともに任意の位置でより強固に保持することができるので、使い勝手性が更に向上する。
【0016】
また、内筒部材は、カウンター等の取り付け部材に固定される支持部材の先端部に固定されるとともに、外筒部材の先端部には吐水口部材が設けられ、該吐水口部材に内筒部材及び支持部材の内部を介して湯水供給管が連通接続されてなることを特徴としている。
【0017】
従って、外筒部材の先端部に設けられた吐水口部材は、任意の位置に伸縮できるとともに回動自在なので、台所や洗面台等で使用する場合には、必要に応じて吐水位置や吐水方向を変えることができ、洗浄等の作業能率が非常に向上する。
【0018】
また、吐水口部材は外筒部材の先端部に着脱自在に設けられるとともに、湯水供給管はフレキシブル管にて構成しているので、吐水口部材を外筒部材から単独で引き出して使用することができ、広範囲での洗浄等の作業が能率よく行え、使い勝手性が更に向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を洗面台のカウンターに設置した吐水具に適用した第一実施例を示す一部切り欠き断面図であり、取り付け部材の例である洗面台のカウンターBに吐水具Aが設置されている。図2は、その要部を示す拡大断面図である。
【0020】
吐水具Aは、カウンターBに配設した支持部材32の先端部に設けられており、内筒部材1と、内筒部材1の外周面1a上を移動する外筒部材2と、内筒部材1と外筒部材2との間に内装される抵抗手段3と、外筒部材2の先端部に着脱自在に設けられる吐水口部材の例であるシャワーヘッド4及びシャワーヘッド4の基端部に連結される湯水供給管20とから構成している。
【0021】
そして、外筒部材2は、先端部にシャワーヘッド4が着脱自在に設けられると共に後端部に雌ねじ2bを設けたカバー体2aと、カバー体2aの雌ねじ2bに螺合する雄ねじ2dを設けると共にその反対側の開放部に雌ねじ2eを設けたガイドスリーブ2cと、ガイドスリーブ2cの雌ねじ2eに螺合する雄ねじ2hを設けたストッパー体2gとを備えている。
【0022】
また、抵抗手段3は、図1及び図2に示すように、ストッパー体2gに設けたストッパー部2iとガイドスリーブ2cに設けたガイド規制部2fとの間に介在されており、合成樹脂製のガイド5と割りリング状のばね6とから構成している。ガイド5は、図2に示すように、径方向に拡縮するように軸線方向にスリット5aを設けていると共に外周に設けた溝5bに弾性部材であるばね6を嵌合させている。このようにして、ばね6の適度な弾性力によりガイド5を内筒部材1に対して内筒部材1の軸芯方向に適度な付勢力にて付勢している。
【0023】
支持部材32は、カウンターBに固定した保持装置31と、保持装置31内を上下方向に昇降する支持管30bを基端部に連結したホルダー30とから構成されており、支持管30bが保持装置31の図示しない保持手段により高さ調整可能に保持されるようになっている。
【0024】
また、シャワーヘッド4の基端部に連結したフレキシブル管からなる湯水供給管20は、内筒部材1及びホルダー30の内部を通してカウンターB下方の空間にたるみを持たせて垂らすとともにカウンターBに設置した図示しない湯水混合栓の混合水出口に連結している。
【0025】
以上の構成において、内筒部材1の基端部に設けた雄ねじ1bをホルダー30の先端部に設けた雌ねじ30aに螺合すると共に、内筒部材1に対して抵抗手段3と共に外筒部材2を外装しており、図1においては、内筒部材1の雄ねじ1a末端に設けた環状のフランジ部1cにストッパー体2gのストッパー部2iが当接して、外筒部材2の左方向への移動を規制した状態である。図1から外筒部材2を手で右方向に動かすと、抵抗手段3がストッパー体2gのストッパー部2iに押されて内筒部材1外周面1aとの適度な摩擦抵抗を受けながら移動し、任意の位置にて手を離すと、抵抗手段3の内筒部材1軸芯方向への適度な付勢力によりその位置に外筒部材2及び外筒部材2の先端部に設けられるシャワーヘッド4が確実に保持されることになる。尚、16は内筒部材1の先端部に設けたストッパー部であり、外筒部材2を右方向に動かしていくとガイド規制部2fがこのストッパー部16に当たり、外筒部材2が内筒部材1から抜け出ないようになっている。また、外筒部材2が内筒部材1上を移動する際のガイドや、外筒部材2と内筒部材1との間に水等が浸入するのを防止する役目も果たす。
【0026】
以上のように構成することにより、使用者は、シャワーヘッド4の最適な位置にてシャワーヘッド4の図示しない吐水口からの吐水により、給水・洗浄等の作業を容易に行うことができる。
【0027】
また、外筒部材2は、図において左右方向に移動自在なだけでなく、内筒部材1の周方向に対しても回動自在なので、必要に応じて吐水方向を変えることができ、給水・洗浄等の作業を効率良く行うことができる。更に、シャワーヘッド4は外筒部材2の先端部に着脱自在に設けられるとともに、湯水供給管20はフレキシブル管にて構成しているので、シャワーヘッド4を外筒部材2から単独で引き出して使用することができ、広範囲での洗浄等の作業が能率よく行え、使い勝手性を更に向上させることができる。
【0028】
図3は、第二実施例を示す一部切り欠き断面図であり、図4は、その要部を示す拡大断面図である。前述した実施例と同様の構成は同一の符号にて示し、その説明は省略する。
【0029】
この実施例は、抵抗手段3に操作手段7を設けたものであり、図3及び図4に示すように、ストッパー体2gに設けたストッパー部2iとガイドスリーブ2cに設けたガイド規制部2fとの間に操作部材であるボタン8を内装している。
【0030】
ボタン8は、上部に手で押圧する押圧部8aと、その下部に形成した押圧部8aより大径のフランジ部8bと、その下部に楔状に形成した係合部8cとから構成されており、押圧部8aをガイドスリーブ2cに開設した開口11を挿通して突出させると共に、フランジ部8bをガイドスリーブ2c内周面から内方に向けて垂設した一対のガイド部9、9間に上下動自在に介在させている。
【0031】
また、係合部8cは、ガイド5のスリット5a部から突出形成した受け部10に係合させている。尚、開口11は押圧部8aが挿通できる大きさで、かつフランジ部8bより小さい大きさとして、ボタン8がガイドスリーブ2cから抜け出ないようにしている。また、カバー体2aとガイドスリーブ2cの固定は、カバー体2a後端部の一部とガイドスリーブ2c先端部の一部とを合わせた状態で、下方側からビス12により固定するようにしている。これは図3において、シャワーヘッド4の図示しない吐水口が下方を向き、ボタン8が上方に位置するようにするためである。
【0032】
以上の構成において、ボタン8を押すと、楔状の係合部8cが受け部10のスリット5aを押し開くように作用し、ガイド5がばね6の弾性力に坑して拡径し内筒部材1に対して付勢力が働かない状態となる。このボタン8を押したままの状態で、図3から外筒部材2を右方向に動かすと、ガイド5が内筒部材1外周面1aとの摩擦抵抗を受けないので、外筒部材2はスムースに移動し、使用者が設定したい位置にて手を離すと、再びばね6の弾性力によりガイド5が縮径して受け部10がボタン8を押し上げ、ガイド5が内筒部材1に対して適度な付勢力が働くので、その位置に外筒部材2及び外筒部材2の先端部に設けられるシャワーヘッド4がより強固に保持されることになる。
【0033】
このように構成すれば、外筒部材2を移動させるときは外筒部材2に摩擦抵抗が作用しないので、外筒部材2を楽に移動させることができ、特に、比較的力の弱い子供や高齢者にとっては、外筒部材2を非常に楽な動作で伸縮させることができ、かつ任意の位置で確実に保持することができるので、使い勝手性が更に向上する。
【0034】
図5は、抵抗手段の変形例を示す一部切り欠き断面図であり、前述した実施例と同様の構成は同一の符号にて示し、その説明は省略する。
【0035】
即ち、抵抗手段13は、内筒部材1の外周面1aに形成したステンレス等の磁性体14と、磁性体14に適度な吸着力により吸着する磁石15とから構成されている。また、外筒部材2をカバー体2aと、ストッパー体を一体に形成したガイドスリーブ2jとの2部材で構成している。
【0036】
そして、磁石15をガイドスリーブ2jに一体に設けたストッパー部2kとガイド規制部2fとの間に内装している。尚、磁性体14を内筒部材1の外周面1aに形成したが、内筒部材1自体を磁性体で形成するようにしてもよい。
【0037】
以上の構成において、図5から外筒部材2を手で右方向に動かすと、磁石15がガイドスリーブ2jのストッパー部2kに押されて内筒部材1外周面1aに形成した磁性体14との適度な摩擦抵抗を受けながら移動し、任意の位置にて手を離すと、磁石15の磁性体14への適度な吸着力によりその位置に外筒部材2及び外筒部材2の先端部に設けられるシャワーヘッド4が確実に保持されることになる。
【0038】
以上の構成によれば、使用者は、シャワーヘッド4の最適な位置にてシャワーヘッド4の図示しない吐水口からの吐水により、給水・洗浄等の作業を容易に行うことができ、また、外筒部材2は内筒部材1の周方向に対しても回動自在なので、必要に応じて吐水方向を変えることができ、給水・洗浄等の作業を更に効率良く行うことができる。
【0039】
図6は、第三実施例を示す一部切り欠き断面図であり、前述した実施例と同様の構成は同一の符号にて示し、その説明は省略する。
【0040】
この実施例も、抵抗手段23に操作手段17を備えたものであり、図6に示すように、操作手段17は外筒部材2に設けられたボタン18と、スイッチ部19とから構成されている。
【0041】
ボタン18は、外筒部材2のガイドスリーブ2jに開設した開口21に挿入した端子部18bと、開口21よりも大きな外郭を持った操作部18aとから構成されている。また、スイッチ部19は、ガイドスリーブ2jのストッパー部2kとガイド規制部2fとの間に内装されており、スイッチ部19から導出されたリード線20が、ホルダー30内部を通ってカウンターB下方部の図示しない電源に接続されている。尚、端子部18bはガイドスリーブ2jの周方向において、開口21よりも大きな図示しない鍔部を設けており、ボタン18がガイドスリーブ2jから抜け出ないようになっている。また、前述した実施例と同様に、カバー体2aとガイドスリーブ2jの固定は、カバー体2a後端部の一部とガイドスリーブ2j先端部の一部とを合わせた状態で、下方側からビス22により固定するようにしている。
【0042】
一方、抵抗手段13は、内筒部材1の外周面1aに形成したステンレス等の磁性体14と、磁性体14に励磁により吸着する電磁石25とから構成されている。そして、電磁石25をガイドスリーブ2jのストッパー部2kとガイド規制部2fとの間に内装している。また、電磁石25はスイッチ部19に接続されている。尚、磁性体14を内筒部材1の外周面1aに形成したが、内筒部材1自体を磁性体で形成するようにしてもよい。
【0043】
以上の構成において、ボタン18の操作部18aはガイドスリーブ2j外周上を軸線方向にスライドできるようになっており、ボタン18をシャワーヘッド4方向にスライドさせると、ボタン18の端子部18bとスイッチ部19に内設した図示しない端子部とが離れて非通電状態となって電磁石25が非励磁状態となり、電磁石25が磁性体14に吸着しない状態となる。そして、ボタン18を逆方向にスライドさせると、ボタン18の端子部18bとスイッチ部19に内設した図示しない端子部とが一致して通電状態となって電磁石25が励磁状態となり、電磁石25が磁性体14に吸着するようになる。
【0044】
図6において、ボタン18はシャワーヘッド4方向にスライドさせた非通電状態で、電磁石25が磁性体14に吸着していない状態である。この状態で操作部18aを押したまま外筒部材2を右方向に動かすと、電磁石25が磁性体14との摩擦抵抗を受けないので、外筒部材2はスムースに移動し、使用者が設定したい位置にてボタン18を逆方向にスライドさせると、通電状態となり電磁石25が励磁されて磁性体14に電磁石25が吸着されるので、その位置に外筒部材2及び外筒部材2の先端部に設けられるシャワーヘッド4がより強固に保持されることになる。
【0045】
このように構成すれば、外筒部材2を移動させるときは外筒部材2に摩擦抵抗が作用しないので、簡単な操作で外筒部材2を楽に移動させることができ、特に、比較的力の弱い子供や高齢者にとっては、外筒部材2を非常に楽な動作で伸縮させることができ、かつ任意の位置で確実に保持することができるので、使い勝手性が更に向上する。
【0046】
図7は、第四実施例を示す一部切り欠き断面図であり、図8は、その要部を示す拡大断面図である。前述した実施例と同様の構成は同一の符号にて示し、その説明は省略する。
【0047】
この実施例は、外筒部材2のストッパー体2gにガイド55を一体に形成したものであり、このガイド55とばね6とで抵抗手段33を構成している。
【0048】
ガイド55は、径方向に拡縮するように軸線方向にスリット28を数個設け、外周に設けた溝29に弾性部材であるばね6を嵌合させている。このようにして、ばね6の適度な弾性力によりガイド55を内筒部材1に対して内筒部材1の軸芯方向に適度な付勢力にて付勢している。
【0049】
尚、26は内筒部材1の先端部に設けたストッパー部であり、外筒部材2を右方向に動かしていくとガイド55の先端部がこのストッパー部26に当たり、外筒部材2が内筒部材1から抜け出ないようになっている。また、外筒部材2が内筒部材1上を移動する際のガイドや湯水供給管20が移動する際のガイドとしての役目を果たす。また、外筒部材2と内筒部材1との間や内筒部材1内に水等が浸入するのを防止する役目も果たす。
【0050】
また、27は排水孔であり、ストッパー部26までの外筒部材2内に浸入した水等や、万が一、外筒部材2と内筒部材1との間に浸入してきた水等を排出するようにしている。
【0051】
以上のような構成においても、使用者は、シャワーヘッド4の最適な位置にてシャワーヘッド4の図示しない吐水口からの吐水により、給水・洗浄等の作業を容易に行うことができる。
【0052】
また、ガイド55をストッパー体2gに一体形成したことにより、前述した第一実施例のようなガイドスリーブ2cが不要となり、部品点数が削減でき、コストの低減やがたつきの防止を図ることができる。
【0053】
上述した内容はあくまで本発明の各実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。例えば、シャワーヘッドと外筒部材とを一体的に形成するとともに、湯水供給管を除いて内筒部材及びホルダー内を直接湯水の通水路とすることもできる。この場合、内筒部材と外筒部材の間の適所にシールパッキンを配設して通水路から外部への水漏れを防止するようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す一部切り欠き断面図。
【図2】本発明の要部を示す拡大断面図。
【図3】本発明の第二実施例を示す一部切り欠き断面図。
【図4】第二実施例の要部を示す拡大断面図。
【図5】抵抗手段の変形例を示す一部切り欠き断面図。
【図6】本発明の第三実施例を示す一部切り欠き断面図。
【図7】本発明の第四実施例を示す一部切り欠き断面図。
【図8】第四実施例の要部を示す拡大断面図。
【図9】従来技術を示す一部切り欠き断面図。
【符号の説明】
A…吐水具
B…カウンター
1…内筒部材
1a…外周面
1b、2d、2h…雄ねじ
1c…フランジ部
2…外筒部材
2a…カバー体
2b、2e、30a…雌ねじ
2c、2j…ガイドスリーブ
2f…ガイド規制部
2g…ストッパー体
2i、2k…ストッパー部
3、13、23、33…抵抗手段
4…シャワーヘッド(吐水口部材)
5、55…ガイド(ガイド部材)
5a、28…スリット
5b、29…溝
6…ばね(弾性部材)
7、17…操作手段
8、18…ボタン(操作部材)
8a…押圧部
8b…フランジ部
8c…係合部
9…ガイド部
10…受け部
11、21…開口
12、22…ビス
14…磁性体
15…磁石
16、26…ストッパー部
18a…操作部
18b…端子部
19…スイッチ部
20…湯水供給管
24…リード線
25…電磁石
27…排水孔
30…ホルダー
30b…支持管
31…保持装置
32…支持部材

Claims (8)

  1. 基端が固定された内筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段と、を備え、前記抵抗手段は、径方向に拡縮自在なガイド部材と、該ガイド部材を軸芯方向に付勢する弾性部材とからなることを特徴とする吐水具等の位置調節装置。
  2. 基端が固定された内筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段と、を備え前記抵抗手段は、前記内筒部材の少なくとも外周部に設けた磁性体と、該磁性体に吸着する磁石とからなることを特徴とする吐水具等の位置調節装置。
  3. 前記抵抗手段は、前記内筒部材外周部の任意の位置のみに摩擦抵抗を作用させる操作手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の吐水具等の位置調節装置。
  4. 前記操作手段は、前記外筒部材の移動時に前記ガイド部材を前記弾性部材による付勢力に抗して拡径し、前記内筒部材外周部の任意の位置にてガイド部材の拡径を解除することを特徴とする請求項3記載の吐水具等の位置調節装置
  5. 前記操作手段は、前記ガイド部材の径方向に拡縮させるために一部削除したスリット部に設けた受け部と、該受け部に係合する係合部を有する操作部材とからなることを特徴とする請求項4記載の吐水具等の位置調節装置。
  6. 前記操作手段は、前記外筒部材の移動時に前記磁性体と前記磁石との吸着を解除し、前記内筒部材外周部の任意の位置にて磁石に励磁して磁石を磁性体に吸着させることを特徴とする請求項3記載の吐水具等の位置調節装置
  7. 前記内筒部材は、カウンター等の取り付け部材に固定される支持部材の先端部に固定されるとともに、前記外筒部材の先端部には吐水口部材が設けられ、該吐水口部材に内筒部材及び支持部材の内部を介して湯水供給管が連通接続されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに1項に記載の吐水具等の位置調節装置
  8. 前記吐水口部材は、前記外筒部材の先端部に着脱自在に設けられるとともに、前記湯水供給管がフレキシブル管にて構成されてなることを特徴とする請求項7記載の吐水具等の位置調節装置。
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